浦和レッズ6-2大宮アルディージャ
~埼玉スタジアム2002
えー、あの2失点の仕方は不味いなぁ。あの深い位置でチマチマやってる間にプレゼントボールしちゃうとか、相手のリスタート(洒落じゃないよ)に対応が遅れるとか、どっちも気の緩みと集中力の欠如が生んだ自滅パターン。しかも相手は1人少ない状態なんだから・・・大勝の影で薄れているかもしれないけど、今回の失点パターンは猛省ものだと思うよ、本当に。
さあ言うこと言ったから、これからは気分の良い楽しい話をしよう。
得点力の欠如に苦しんでいたレッズにとっては、幸運にも阿波踊りが退場してくれたおかげで、ここぞとばかりの大量6得点という凄まじい結果に。ダービーでここまで相手を粉砕してしまうと、気分の良さを通り越して、逆に敵に同情してしまいそうだが(嘘)
ひとつひとつのゴールに魂が乗っかっていたねぇ。直輝の踏ん張り、エジの執念、高原の意地、原口の巧さ、そして最後なんて敵を嘲笑うかのような鬼のようなショートパスの応酬から暢久ズバッ。うん、凄いね。サッカーの楽しい部分を沢山観せてくれた試合だった。
ただ”栗鼠ゴミ箱ポイ”をオーロラビジョンに映しちゃイカンだろ、埼スタよ・・・
今回のナビスコ予選は、”若手の大会”と称される通りの趣旨に則りながら、レッズにとっては実り多く、価値のある内容に終始したと思う。
決勝トーナメントの組み合わせも、理想的な位置に入った。
まあどこと当たるにしても勝たなくては意味が無いのは当然にしても、毎試合が決勝戦のような”あっち側”に入るよりは、ね。
さて、ナビスコモードは一旦ここまで。
来週からいよいよリーグ戦再開へ!頑張ろう!!
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ヤマザキナビスコ杯予選・第6節 浦和6-2大宮
得点/38分・直輝(浦)、52分・エジミウソンPK(浦)、52分・高原(浦)、57分・エジミウソン(浦)、65分・土岐田(大)、71分・原口(浦)、83分・藤田(大)、89分・暢久(浦)
観衆:36,251人
大阪の方は、毎度遠征の度に安い宿探しで世話になっている地元の旅行代理店で確保してもらってすんなり行ったのだが、山形戦に関しては、レッズが影響しているのかいないのか、既に山形~天童の安い宿がどこも満室で、チケットを買ってから宿を確保するという、俺らの伝統の方法が通用しなかったのだった。
だいたい試合日の一ヶ月前に発売ってのがいけないんだよ~、とブツブツ文句を言っていても宿は見つかるはずもなく、仲間にも「野宿を覚悟せよ。嫌なら自分から動いて探すのだ!」とハッパをかけ、自らもあの糞暑い日曜の午後に自室に籠もって、汗だくになりながらネットを使って宿探しをする羽目になった。
仲間からは安いホテルをキャンセル待ち予約した報がもたらされるが、やはり本予約には至っていない状況が焦りを誘う。途中ヤケを起こして、半ばラ●ホテルみたいな宿を予約する間違いを犯しそうになりながら(爆)四苦八苦すること3時間、幸い、なんとか1室だけ空いている山形駅前の安めのビジネスホテルを確保出来た時には、安堵で椅子から落ちそうになった(笑)。それにしても、チケットより宿の方で苦労するはめになるとは・・・
ちなみに山形は行きも帰りも鈍行予定。山形ってパンチの効いた観光地が無さげで、もちろん山寺とか上杉神社とか有名所はあるにはあるけど、そこ回ってる時間も無いから、帰りも鈍行でじゅうぶん間に合うという結論に。もちろんどこかあれば新幹線確保して、帰る前に観光地に足を伸ばす可能性はあるけど、今のところはそれも未定。ちなみに大阪も行きは鈍行予定(青春18切符)。日本の夏、鈍行の夏。
別に鈍行が好きなわけではなく、時間より金を浮かすことを優先するから、いつも鈍行が優先順位のトップに来るのである。仲間からはいつもこれでブーイングを喰らうのだが・・・
悪夢のJ2降格劇から4ケ月、いよいよ初体験となる未知なる2部リーグ~J2が始まった。
今回は開幕戦となった駒場での水戸ホーリーホックとの試合のお話。
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池田伸康など数名の戦力外選手と、完全移籍要請を断って去って行ったミニラこと中村忠を除けば、福田やペトロ、更に伸二など前年までの主力が全員残留し、レンタルから完全移籍という形で路木と、そしてウルグアイ代表ピクンも残った。
鹿島からは浦和出身の室井市衛と阿部敏行の獲得に成功。とりわけ鹿島でレギュラーを張っておりA代表候補にまで選ばれた阿部の獲得は衝撃的だった。
新監督である斉藤和夫氏には若干の不安を感じたものの、このままJ1に臨んでも上位を狙えるであろう、J2に全く相応しくない贅沢過ぎる選手層の陣容。マスコミ記事も楽に1年でJ1復帰を果たせるであろう楽観的な論評が大半を占めていた。
俺も、長丁場だからある程度は疲れて苦戦する時期もあるだろうが、最終的に秋が終わる頃には、優勝という形でJ1復帰を果たせるものと信じていた。
開幕戦の対戦相手が発表された。
はい?
みと?
ほーりー…何?
前にどっかで聞いたような…
水戸ホーリーホック。
JFLから昇格したばかりの、プロ1年生クラブだった。
それを知った途端、見えない穴ぼこに落ちそうになった。
去年までは、鹿島とか、磐田とか、ヴェルディとか…それが、今年は水戸ですか?いや、水戸には失礼を承知で言うが、当時は「何で水戸なんかと…」というのが最初に感じた率直な感想だったのだ。
だいたい去年まで日本のトップリーグのピッチを駆け回っていた選手が、そして日本のトップリーグのスタジアムで威勢良く叫び飛び跳ね、”日本一”とまで称されていたサポーターが、今年はJFLから上がったばかりのクラブと戦う姿なんて、想像出来なかった。
そう、ここに来て、いよいよJ2の悲惨な現実を断片だが痛感し始めていた。
それでもやるしかないと割り切って、今年も駒場のゲートをくぐった。
!?
目を疑った。愕然とした。
看板が少ない!去年まであった数のスポンサー看板が極端に少ない!!
レッズは自身のスポンサーは前年並みに確保していたが、Jリーグ自体の公式スポンサーは、J2では広告効果が期待出来ないという理由で設置されていなかったのだった。
当時の福田が「看板で距離感を掴むので違和感があった」と話しているように、この変わりようにはサポーターもショックを受けた人が少なくないはず。
…なんだか随分と殺風景なスタジアムになってしまったな。
そんな気持ちを象徴させるように、空はどんよりと曇っている。
と、対戦相手の選手を見れば、レッズでは全く使いものにならず去っていたGK本間が、いつの間にか水戸のゴールを守っていた。
昔、聞いたことあるが何処に行ってしまったのか矢野マイケルが、ピッチを走り回っていた。
もはやこのリーグに三浦カズは居ない。井原正巳もゴン中山も居ない。去年まの有力ライバル選手は何処にも存在しない。居るのは、前にどこかで聞いた選手か、聞いたこともない選手ばかり。寂しい…
試合は正直5点は確実に取って楽勝だと思っていた。ところが、レッズはどうも動きが重く、スムーズな攻撃が出来ない。勝って当然という雰囲気が影響してか、逆に緊張してボールが足に付かない様子で凡ミスを連発していた。
やっと阿部の先制点が決まる。喜ぶ。が、直後に「でも相手は水戸だし…」という変な引け目が脳裏を過ぎった。
ピクンの追加点、喜ぶ。が、また脳裏に…
逆に水戸は失うものは無いと言わんばかりの態勢。
田北が至近距離からのシュートを指一本でセーブする。「見たか!」と得意気に叫ぶ自分、が、直後にやはりハッと我に返れば「JFL上がりのチームに何でピンチをを作られているんだ…」と情けない感覚に陥る。
やっと2-0で勝ったものの、歓喜ではなく完全に安堵の勝利だった。
完全に相手を舐めていた。2部リーグを甘く見ていた。
駒場を出た直後、つい大声で「水戸相手にこれじゃ先が思いやられる」と言ってしまったが、周りを見れば同じような言葉を発しているサポーターばかりだった。みんなそれが率直な感想だったのだろうか。
この時点で早くも前途多難を予感させていた。
勝てば「格下に勝って当たり前」
負ければ「格下相手に情けない」
そんな煮え切らない、素直に勝利を喜べない、屈辱と苦悩のシーズンが始まった。
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2000年3月11日/駒場スタジアム
J2リーグ第1節 浦和2-0水戸
得点/30分・阿部(浦)、68分・ピクン(浦)
観衆:18,422人
浦和レッズ1-0ジュビロ磐田
~駒場スタジアム
・・・おや?これと同じような文章を、前に一度書いたような・・・、これか(笑)
これまで何だかんだ言っては期待を裏切られ続けてきたけど、前節で丸刈りにして動きが良くなったことで、もう少し彼を信じてみようと公言してから・・・やっと決めてくれたよ高原。嬉しい以前に、何だかホッとしたよ。
まあ安堵している暇も無く戦いは続くのだから、このゴールに満足していてはまた元の木阿弥になってしまう気がする。彼に求められるのはやはりゴール。どんなに泥臭くたって構わないのだから、とにかく次節もしっかりゴールを決めてもらって、リーグ戦再開までに良い形で繋げたいね。
セルのプレーはかなり効いていたし、高橋は地味ながら所々に顔を出してはチャンスを作り、公式戦デビューを果たした永田は初出場ながら落ち着いたボールさばきを披露。代志也なんて試合事に貫禄が付いてきた。そして啓太と細貝は中盤で幾度も磐田の攻撃の芽を摘んでいた。
これらの選手が力を出せるのも、後ろでベテラン山田と坪井がしっかり守っているからなのだろうけど、何と言っても山岸の神がかり的なスーパーセーブ連発が最大の勝因。今季のナビスコは山岸にだいぶ救われている。06年にセーブ率トップでリーグ優勝の原動力となった力を、今季はナビスコで再現している。
とにかく今日の試合は、選手が90分しっかり動いていた試合だった。足が止まっている選手なんて居なかったし、人もボールも動くサッカーが出来ていた。
若い力を次々投入するフィンケ。その若い力も、今は失う物は無い覚悟でぶつかって行ってるからこそ、それがチームに勢いをもたらしている部分もある。これを本当の組織として融合させるのにはまだまだ時間がかかるけど、少なくとも今日の試合に関しては、近い将来のレッズの姿を確実に垣間見た気がする。そんな素晴らしい試合だった。
でもアレックスが・・・(泣)
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ヤマザキナビスコ杯予選・第5節 浦和1-0磐田
得点/25分・高原(浦)
観衆:17,172人
浦和レッズ2-0アルビレックス新潟
~埼玉スタジアム2002
今日はどうしても外せない仕事があって会社を休めなかったけど、昼から外回りに出た途中に埼スタ行きを強行!スタ到着は前半途中で、後半も(会社に18時に戻られなければいけないんで)途中でスタジアムを抜け出さなければいけなかった。後ろ髪を引かれる思いでスタを後にしたけど、それにしても実に慌ただしい一日だった。しかも帰社したら既にみんな帰っちまって誰もいねーし・・・んだよー、だったら終了まで応援してから帰れば良かったと後悔。腹いせに今から会社のパソコンでブログを更新してやるぜ!!
今度は代志也がゴールという形で結果を出した。そしてセルも追加点。若手が、ユース昇格組が、これまで燻っていた能力を発揮し始めている。実に、嬉しいぞ。
さあ、それに刺激されなきゃ男じゃないぞ、高原。
丸刈りで臨んだだけあって、今日は動き自体は迫力もあって悪くなかった。必死にゴールに迫ろうという気迫が所々で見えた。こういう動きを続けていれば、自ずと結果は付いてくる・・・と思うが。
正直、俺は高原に関しては最近は期待はしなくなっていた。もちろん出れば応援はするけど、自ら望んでレッズに来て、しかもあれだけの高額年俸でありながら、何度も出場を得ていながら、それでも今季未だノーゴールと、ここまで不振を極めている現状では、期待感は下がる一方だった。
でも今日、丸刈りで必死にボールを追っている高原を観て、もう一度彼を信じてみようと思った。そういう高原が観られただけでも、無理して埼スタへ行って良かったと思った。
リーグ戦が再開するまで、ナビスコで、高原の再生を切に願う。
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ヤマザキナビスコ杯予選・第4節 浦和2-0新潟
得点/28分・西澤(浦)、56分・セルヒオ(浦)
観衆:27,446人
あれほど若手を育てるのが下手と言われたレッズから、あれほどユース出身選手が育たないと言われたレッズから、ユース出身の選手が18歳でA代表キャップを得る日が来るなんて・・・
玉田の怪我によって直樹を呼び寄せた岡ちゃん、何故か満面の笑みだったけど、あれは一体何だったんだ(笑)
ピッチに躍り出た直後にファーストタッチ、そしてチリのファールも2度立て続けに受けるなど、いきなり目立った動き出しをしたかと思えば、後半は同僚阿部のゴールのきっかけを作るコーナーを得て、その後もしっかりタメを作る動き(この辺りはフィンケの教えが生きているのか)で攻撃のリズムを作る。そしてロスタイムには本田のゴールをアシストするラストパス!!(瓦斯戦でロビーに出したパスの形が蘇った)、でも時間が時間だし得点差もあるし、あそこで一発ズバッとミドル打っても良かったけど、そこでパス出すのが直輝なんだよなぁ。
・・・と、今日は親バカ的に、徹底的に直輝祭なので、その他の代表論評は知りません(笑)
←阿部にナデナデされ誉められる直輝。微笑ましい・・・
とにかく、良かったよ直輝。そしてA代表デビューおめでとう直輝。
もちろんこれがゴールではなく、ここからが代表選手としてもスタートなのだから、レッズでの成長を含めて、これから先、より素晴らしい選手に成長してもらいたい。今日はその為の新たな一歩を踏み出した直輝と、そしてレッズ選手育成の歴史的な日になった。
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スタジアムではゴール裏住人であります。