当然”契約中の移籍は不可”という契約をしてある訳で、それでも多額の違約金を上積みされて移籍を容認せざるを得ない状況に追い込まれる悪循環。
でもね、これって欧州では至極当然のことで、だからこそ目を付けて獲得した有力選手には、予め長期契約や大型年俸で押さえ込み、他クラブからの引き抜きがあった場合には、多額の違約金で補ってもらって、引き抜かれたクラブはその資金を手元に、新たな選手を獲得する。引き抜いた側もその選手には同じように”保険”をかける。これを繰り返す事で、クラブにも資金が蓄えられては、それを排出する繰り返し。
ある意味で自転車操業みたいなものだが、実際欧州の大型クラブ間ではそれが半ば常識化している。上手くお金が回っているのである。また、獲得した選手がもたらす影響は戦力面のみならず、関連グッズの売り上げなど、多額の金銭獲得も見込めるからこそ、多少大枚叩いてでも獲得する価値があるのだ。
もちろんこのやり方は、一歩間違うと大失敗と大損害の元になる訳で、だからこそクラブのフロントも、日夜厳しい目で失敗しないためのノウハウを学んでいるのである。
シーズン中か否かは別としても、日本は文化的にもこの引き抜きという行為に慣れていないから、表面上”引き抜かれた”とだけ騒いでいて、その後の経過は忘れ去られてしまう場合が多い。
もちろん現状Jリーグでは、一人の選手が引き抜かれただけで戦力に大きな支障を来す場合が大半だから、欧州のようなシステム文化に慣れるのには時期尚早ではあるのだけど、国内だけではなく海外のクラブとお付き合いする事が盛んなプロサッカーの世界では、だんだんとそういう文化にも慣れて行かないと、それこそ欧州のサッカー文化に近づくのは無理なのではないかと思う。秋春制とか、欧州に合わせようとする動きがある中で、こういうしたたかな金銭の扱い方も学び、慣れて行かなければいけないと思うのだ。
現実的に、クラブも引き抜かれる場合を想定した契約の仕方が必要になって来るわけで、反面で戦力ダウンを恐れて、最終的には保有選手を移籍金や違約金も取れずに放出してしまうケースも目立つ。
現状では中東のやり方、ガンバのやり方がどうだの、レッズのやり方がどうだのという話は右に置いておくが、フロントの力量という点を考えたら、Jリーグの各クラブも、中東の引き抜き攻勢から学ぶものは多いと思う。
まあ、場合によってはちょっと高い授業料になってしまうかもしれないが・・
サンフレッチェ広島2-1浦和レッズ
~広島ビッグアーチ
率直に言って、・・・弱いな。
ここ何年もお得意様だったはずの広島にも、10年振りにリーグ戦で負けた。ショックだ・・・。
そういえば今季、自分自身としては初のテレビ観戦だったのだ。いつもは勿論スタジアムか、行けない時はネットラジオなんだけど、今日はBSで放映してくれたからね。その分スタジアムでは見えない細かいプレーも久々に生映像で観られたのは勉強になった気がするけど、反面で悲惨な現実も見てしまった気もして・・・
うーん、何で、こんな事になってしまっているんだろう??
失点パターンもそれはそれは酷いもんで、もちろん槙野のシュートは敵ながら素晴らしかったけど、それ以前にズルズルDFライン後退しては、最後に槙野に寄せていたのがエジ・・・まあエジが守備に回っていた自体は仕方のない事なんだけど、ああいうシュートを半分フリーで打たすような守備では、結局どこからでもやられるって事なんだよね。
だいたいミキッチをドフリーにさせ過ぎで、だからと言って中の守備構えが整っているかと言えばそうでもなく、態勢もチグハグだから、いざ鋭いボールを入れられると身体がそれに付いて行けずに、しっかり跳ね返せない・・・
守備の練習はどうなってんのー?
中盤ポッカリで、ポゼッションサッカーというのは仮の名、攻撃はパスを繋ぐというよりは回しているだけといういつものパターンは変わらず。変わらないから、相変わらず点が取れない。前を向けないままボールをこねくり回している間に、相手のプレスに負けてはボールを失う連続。結局またセットプレーで闘莉王って、・・・これまで取れなかったゴールが2試合連続で生まれているからって、組織面では実質的に何も変わっていないのだ。
成長、期待、信用、我慢・・・フィンケ体制になってから散々使われているこれらの二文字も、ここまで負けが続くと、だんだん書けなくなって来るよ。実際ここ数試合は成長が観られないのは事実だし、停滞しているというよりは後退している感じさえする。フィンケ采配も何とな~く後手後手だし。
こうなって来ると、選手をあー入れ替えて、こっちに移して・・・何て騒ぎではなく、チームの根本的問題なんだろうけどね。だから、これを立て直すのは容易ではないよ、絶対。
繰り返すけど、成長、期待、信用、我慢・・・・フィンケ体制になってから散々使われているこれらの二文字に加わる新たな二文字↓
【不安】
シーズン中は公に言いたくなかったが、そう言わざるを得ない状況になって来たぞ。
そろそろ我慢が出来なくなってきたサポーターも居るだろうし、我慢をやめてしまったサポーターも居るだろう。
・・・我慢は、したい。そりゃ開幕前はフィンケの事を「小粒」だの「レッズには合わない」だの堂々と不安視したり、何で補強しないんだと噛みついた記事も書いたけど、それでもそうなったのなら我慢するしかないと言い放ったのだから、そうしたいんだよ。ただ、我慢するに見合うだけの道筋も必要なのではないのか。まさか心理上、我慢を止めることを我慢している訳では無い(と思いたい)のだけど、我慢するには「信用」が居る。しかしそれがこのまま行くと、何れは「不安」にかき消されてしまうようで恐いんだよ。
おまけに次はロビーも、そして頼みの闘莉王も出場停止・・・どうすんだ~オイ???
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J1リーグ第23節 広島2-1浦和
得点/26分・槙野(広)、42分・柏木(広)、68分・闘莉王(浦)
観衆:27,113人
浦和レッズ1-4柏レイソル
~埼玉スタジアム2002
正直、これまで負けた清水や名古屋やガンバは元来レッズが苦手としているチームだから、なんて慰めもあったのかもしれないが、しかし柏は違う。17位のチームに4失点、しかもホームでこの様というのは・・・ちょっと違うんでないかい?アリエナイのでは??ねぇ???
・・・まあアリエナイ事を平気で起こすのも、昔からのレッズの得意技ではあるのだが。
なんかポゼッションとかパスサッカーとかコンビネーションサッカーとか言っている以前に、もっと治療しなければいけない部分があるんでないかい?
95年にオジェックがレッズ監督に就任する際の会見で「家を屋根から建てる者はいない」と語ったけど、今のレッズに例えると、その屋根がヘタするとフィンケの求める戦術になってしまっている節もあるようで恐い。
フィンケのサッカーは体力と頭をしっかり使わないと出来ないサッカーであるのだが、先ずはその体力が足りていないし、だから頭がそれに付いて行かない事実があるのは前から指摘しているけど・・・それと同時に、攻め始める体勢からして基本が成っていないから、どうやって攻めようか躊躇している間に好機を逸してしまう。
それにそうやってモタモタしていると敵に漬け込まれて、最後はボールをかっ攫われる。それもそういう位置は大抵自陣での出来事。だから今日の4失点目も・・・。
まあ2失点目も、まさか打って来ないだろうなんて悠長に構えていたのだろうし。敵が打って来ないなんて確証は何処にも無いんだから、しっかり防衛しておかないと、いざミサイルが飛んで来た時には・・・何の話してるんだ俺。
コホン、3失点目、あそこでフランサをフリーにしたらやられるってのは去年からしてもわかっていたはずなんだが・・・
・・・これって、大抵は基本が出来ていれば防げる事故のようなものだと思うんだけどなぁ、フィンケ先生・・・先生~!!
あー、ダメな時は何やってもダメだなぁ、もう(やっとゴールは生まれたケド・・・)。
樹海で彷徨っている内に、ヘタすると沼にはまったか。
でもはまっているままだといつまで経ったも勝てないし、底があるなら這い上がって来られるはず。
まさか、その沼が・・・それが底無し沼ではない事を切に祈るのだが・・・
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J1リーグ第22節 浦和1-4柏
得点/23分・大津(柏)、26分・ポポ(柏)、38分・闘莉王(浦)、74分・フランサ(柏)、85分・大津(柏)
観衆:38,740人
ガンバ大阪1-0浦和レッズ
~万博記念競技場
うーん、悪い試合運びはしていなかったけどね。これまでと比べれば、あと1.2歩位の場面は作れていたんだから。それで何がいけないんだろうと言っても、やっている事はこれまでの延長線上にあるものだから、確かにそんなに変わり映えはしないんだけど・・・
ガンバに対してポゼッションで上回っていても、ゴールに向かう為の効果的なパス回しが出来ていなければ、それは単にボールを持たされているだけになってしまう。
とはいえ、一歩踏み込んだ形は所々で出来ていた訳で、じゃあ後はラストパスとフィニッシュの精度、と言いたい所なんだけど、その前に・・・手が詰まるとすぐ外に(サイド)に逃げるのはそろそろ止めにしないかい?それやると必ず中を固められる。これだけはフィンケの言う『より有効的な方法を選んで攻める』にはなっていない。今の戦術で唯一、この外に逃げるのだけは納得行っていない部分なんだよな。
同じポゼッションサッカーのガンバの攻めは、中を狙う時は躊躇せず前に攻める。とにかく相手に守りを固める時間を与えない。これがレッズとガンバの攻撃時の大きな違い。
納得行かないといえば、センターバックはまだ無理だからと、闘莉王を初めから前で使ったのには…ちょっと落胆したよ。フィンケって少しでも怪我のある選手は使わない方針ではなかったのかい?これでは、去年の駒場での京都戦を思い出した。まさかフィンケがゲルトと同じ事を・・・??
うーん、まだ樹海で迷っているんだな。
まあ迷っていても良いけど、やはり遠回りしてでも迷っただけの成果も見せて欲しいんだよ。
梅崎が復帰したのは明るい材料だけど、だからと言って一人の選手が出て来てガラリと変わるようでは組織サッカーとはいえない部分もあるし、難しいね。
でも水曜こそは勝ちたい。ってか、そろそろ勝たないとヤバいって。その前に得点しろって話もあるが・・・
えーと、・・・とにかく、疲れた。
疲れた原因が、青春18切符アホプランによる、電車移動に要した往復時間=23時間・・・というのもあるけど、やはり精神的に、ねぇ・・・
痛い負け方をしたので、今回の大阪遠征は、ザ・ヤケまくり大会。
以下はそのヤケ三昧の一覧である。
千日前に近いちょっとオシャレな串焼屋。ここで喰ったせんまい刺しが安くて美味だったのが救いか。
お馴染み金龍ラーメンに、超ヤケで胡椒ドバドバ、辛ニラとキムチも超大量に入れまくったら、凄い激辛になってとんでもないことに。喰ってる最中に非常に危険な汗とともに、涙が出そうになるし・・・
ここ、行くたびに、キムチがけっこうな辛さであることを忘れる故・・・
翌朝は、グランド花月前の屋台で、ヤケになって朝からタコヤキとビール。しかもここには写っていないが、チューハイも・・・。
仲間は仲間で、朝から明らかに胃にヤバイであろう濃い~焼そば喰ってるし・・・
帰還時、大垣で途中下車して、またスガキヤ(しかも2杯)喰ってるし・・・
なんでやねん。
こうして数年ぶりの大阪遠征が、疲労と悲惨の旅に・・・嗚呼、大阪め・・・
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J1リーグ第21節 ガ大阪1-0浦和
得点/89分・播戸(ガ大)
観衆:20,211人
諦めないシャッチョさん、もとい犬飼会長、またですか・・・
◆Jリーグに“夏休み”…「春冬制」構想が浮上(読売新聞)
『日本サッカー界の懸案となっているJリーグの開催シーズンをめぐり、日本サッカー協会の犬飼基昭会長が、持論とする秋春制(秋に開幕し春に閉幕)移行への暫定措置として、現在の春開幕を維持し、現状より約1か月半遅い1月下旬に終了する「春冬制」を導入する構想を持っていることがわかった。
(中略)「まず夏は試合を休むということを定着させたい」として、暑さでプレーの質が低下したり、日没前から来場する観客が熱中症などを起こしたりすることや、近年頻発する集中豪雨や落雷を回避することに狙いを絞り、夏に約1か月半の中断期間(サマーブレーク)を設ける案とした。
具体的には、現状通り3月上旬に開幕、6月いっぱいで中断。8月下旬に再開し、1月下旬に終了する。これなら「春に新しいことが始まるのは日本の文化」という声にも配慮できるほか、近年シーズンオフにあたる1~2月に公式戦が組まれて調整に苦しんできた日本代表にとっても利点がある。』
春秋制と秋春制の話はこれまで散々やって来たから今回は避けるとして、犬飼会長が提案する春冬制は・・・
開幕する時期と閉幕する時期が逆なだけで、実質的には秋春制と変わらない。
まあ秋春制移行への暫定措置なのだから変わらないのは当たり前ではあるのだが、なんとなく秋春制へ移行させる前に1クッション置いて、春秋制派の目を眩ます思惑があるようにも思えるのだが・・・
個人的に、本当に春冬制を推し進めたいのならば、こんなまどろっこしい事をやっていないで、いっそ始めから秋春制にしてしまった方が手っ取り早いと思う。←と、春秋制派にこういう考えを持たせて、すんなり秋春制に移行させようとする会長の思惑も???いかんいかん。(ちょっと穿ってるかな??)
ちなみにここで過去2回行った春秋制or秋春制アンケートでは、
昨夏に行った第1回目では63票中~春秋制支持が28票、秋春制支持が35票。
今春に行った第2回目では147票中~春秋制支持が98票、秋春制支持が49票。
果たしてここから何が読みとれるかは個人の感想に任せるけど、少なくともまだまだ議論の余地があるね、この問題は。
ちなみにまたアンケートやります。
春冬制の賛否を問います。
よろしければ投票してやってください。
Jリーグに移籍して来た外国人助っ人FWの中で、敵として本気で『怖い』と感じた選手が3人居る。
1人目は第一次柏時代のエジウソン。ピークを過ぎた外国人が大半を占めていた当時のJリーグにおいて、その本物のスピードと個人技は鮮烈だった。
2人目はガンバ時代のエムボマ。アフリカン特有のバネのような身体能力とパワーは、Jリーグの常識を遥かに越えていた。因みにエムボマは顔も怖かった。
そして3人目、この話の主人公・札幌時代のエメルソンである。
若干18歳(後に年齢詐称が発覚)のマルシオ・エメルソン・パッソス=エメルソンがブラジルの名門サンパウロから期限付きで札幌に加入したのは、レッズがJ2を戦うことになった2000年シーズン。
当時J2は、今と比べれば雲泥の差でテレビ放映が少なかった時代に、このエメルソンという若い選手が次々得点を量産している現状を、その大半は新聞や雑誌での報道記事からしか伺い見ることが出来なかった。故にエメルソンの全体像がわからなかった中で、とんでもないFW選手が昇格のライバルのひとつである札幌に在籍していることに、それこそ不気味な不安を抱かされていた。
レッズが札幌とJ2同士として初対戦することになったのは6月4日、駒場での第17節(本来は室蘭での第6節であったが、有珠山噴火の影響で延期された)。
ここまでエメルソンの得点数は、なんと「16」。・・・いくら2部リーグとはいえ、この試合数でこの得点数は、ハッキリ言って洒落になっていない恐るべき数字だった。
試合前から話題はエメルソン一色。「やばい」「そんなに凄い選手なのか」「どうやってうちの守備陣が止めるのか」・・・明らかに不安先行だった。しかし、不安がってはいられなかった。ましてや札幌とはこの時点で首位を争う同士。レッズは首位を守るためにも絶対に負けられない、勝たなくてはいけない状況だったのだ。そこに立ちはだかった唯一であり最大の懸念が、そのエメルソンだったのだ。
試合開始とともに、最大の武器である弾丸ドリブルを駆使して突進を試みるエメルソン。ここでレッズサポも恐怖先行のサポートが始まる。エメルソンのドリブルが開始される度に「ギャー!!来た来た!」「速ぇぇぇ!!」「やばいって!潰せ潰せ!!」。挙げ句は自分自身もエメルソンに対して思いつく限りの雑言暴言連発!「レッズをなめんなよゴルァ!!お前なんて仝◯☆〆Φで△◎〒▼♂@でΨ♯〆§●〆Ωだろボゲェ!!!!」・・・今から思うと、とんでもない言葉を吐き散らしていたと思う。でもそうでも言わなければ、簡単には恐怖心は取り除けなかった。それほど恐怖対象だったのだ。
レッズは、縦に速いエメルソンをサイドに追い詰めてはその進撃を制限するような守備体系を敷いていたように記憶している。これが功を奏したのか、エメルソンには評判通りの働きをさせなかった。レッズだって去年までトップリーグで戦っていたプライドがあるし、恐らくエメルソン自身も、これまで日本で対戦して来たチームとは一味違うと感じたと思う。そんな雰囲気がぶつかり合い、そして思うような動きが出来ないエメルソンは、イライラからなのかラフプレーを連発し、75分には2度目の警告を受けて退場してしまった。
あっけないエメルソンとの初顔合わせだった。・・・試合はその前にビジュに先制点をぶち込まれて、結局0-1で負けてしまったのだが・・・。
そんな、レッズがJ2で苦戦した原因の一端を担った憎き恐怖のエメルソンが、よもや翌年レッズに加入することになろうとは、その時は露ほどにも思っていなかった。
昨日の敵は今日の友。加入当初、果たしてJ1で通用するのかが疑問視されていたエメルソンも、J1デビューとなった駒場での広島戦では、途中出場ながら得意の突破を何度も試みては相手のファールを誘発させる衝撃のデビューを飾ったのだった。
それから数シーズン、当初は問題児視されていたエメルソンも日を追う事にレッズに馴染み、始めはボールを持ったら離さなかった彼の独り善がりのスタイルも徐々に解け、周りを使い使われるようになりながら確実に成長を続けていった。そして2005年途中まで、エメルソンはその進化とともに怪物ぶりをいかんなく発揮しては、相手チームに対して常に恐怖と脅威の対象となり続けた。彼自身も得点王やMVPという華々しい成績を残し、レッズに多くの勝利と、そしてついには初タイトルをもたらしてくれた。まさにレッズ躍進の歴史に欠かすことが出来ない選手となった。
残念だったのは、シーズン途中で不可解な形から「別れも告げずに」突然カタールリーグのアル・サドに移籍してしまったことだ。あの時は「オイルマネーに目が眩んだ」「代理人に騙された」「業を煮やしたレッズの方から放出した」などの様々な説が流れたが、今となっては真相は闇の中だ。
ただ、移籍したカタールでは年齢詐称が発覚して逮捕される騒動や、カタール国籍を取得するもユース時代のブラジル代表歴から同国代表入りを断念せざるを得ない状況に陥ったり、念願であった欧州移籍を果たすものの、移籍先のレンヌ(フランス)では不振を極めてわずか半年でカタールに戻るなど、日本を出たエメルソンのその後は、決して華々しいものではなかったように思える。
そんなエメルソンが、今年3月から母国で再出発を果たした。
10年振りにブラジルに復帰した彼の移籍先は名門フラメンゴ。ここで彼は同じく母国リーグに復帰した元インテルの”怪物”アドリアーノと2トップを組み、その輝きを取り戻しつつあるという。
最近発行された某雑誌のインタビューに応えるエメの言葉からは、かつて自身が黄金期を築いた”浦和レッズ”への思いと未練が伺えたが、そんな彼を見ると、やはりどことなく懐かしく恋しい思いに駆られる。
彼が今後どういうサッカー人生を歩んで行くかはわからないが、願わくばもう一度浦和で、と思ってしまうのは、過去に『浦和の、いや、埼玉の敷居を二度と跨ぐな』という決別記事を書いてしまった自分も、ようやく彼を許す気になったからなのだろうか。
・・・いや、良き思い出は、夢は夢のママでこそ・・・
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。