浦和レッズ1-2横浜F・マリノス
~埼玉スタジアム2002
当日抽選で、仲間がとんでもない番号を引いてしまった。
ぶったまげた。こんなすごい番号、100回引いても1回出るかどうかのすごい番号。
「こんなすごい番号引いちまって、今日の運を使い果たしてしまったんじゃないのか?これで万一にも試合に負けたら、この番号を引いたせいだからな」
なんて話をしていたのだ。
事実、良い番号を引くと、実に勝率が悪い。
ホントに負けるとは・・・
この試合は、せっかくの連勝の成果を確実のモノとして、上位復帰への足掛かりとするために、絶対に勝たなくてはいけない大事な一戦だったのに。
試合に入り切れていない内に変な形から先制を許したものの、その後は前節同様に球離れ良く素早い攻めでマリノスを圧倒していた。同点弾なんて、良い”お手本”みたいな素晴らしい速攻パスワークから、最後は暢久が芸術的な鋭いクロス、エジがドンピシャ!!
その後も積極的にガツガツ攻め立てては惜しいシーンを連発していた。・・・ここまでは良かったのだ。頭の中には完璧に逆転のイメージが渦巻いていたのだから。
全ては、あの44分の2失点目からおかしくなった。
あれ、まあ一瞬だったしリプレイなんて見ていないから正直どっちかわからないけど、啓太は引っ張られていた・・・のか?どう見ても不自然な感じで後ろにつんのめったから、引っ張られていたとは思うんだけど、そうじゃないとすると啓太の粘り負けって見方も出来るし。何れにしても主審がジャスティスだから、・・・なんて話では済まされないほど悔やまれる失点。
ただ、もっとセーフティにやれば防げた失点だと思う。1失点目も坪井が、2失点目も啓太が、簡単に外に出しておけば・・・まあ結果論だけど。それよりも、クロスが入れられた時点で渡邉に効果的なマークが付いていない。あれは闘莉王が付くべきなのではなかったのか?特に2失点目なんて、なぜ渡邉に、そして横にも1人敵が・・・2人ともドフリーで詰めて来てたじゃないか。あれじゃ敵に、さあ簡単にゴールしてくださいって言っているようなもので、あんな簡単にマークを外していたのでは、どこから失点しても不思議ではない。ゾーンで守るにしても、最終的には個がマーカーとしての固い動きが出来ていないと、失点に繋がる。守備の脆さに関しては、一事が万事なんだよな。
川崎戦ではしっかり組織的な守備が出来ていたはずなのが、どうして相手によってこうも変わってしまうのだろう?攻撃も、前半とはうって変わって後半は悪い時の判断の遅いサッカーになっていたし。
まあ正直、マリノスは川崎とは比べものにならない位にプレスとチェックが激しくて、それにレッズがまんまとやられていたってのも敗因のひとつではあったのだが・・・。
とにかく、こんな事を繰り返しているばかりでは埒があかない。
1試合ごとの内容に、あまりに斑があるようでは組織とは言えない。
勝った負けたで一喜一憂するだけのチームは、去年まででオシマイにしたはず。
シーズンも終盤に差し掛かかろうとしている所、守備でも良い。攻撃でも良い。運動量でも良い。戦術でも戦略でも何でも良い。そろそろ、何か1つでも成果として完成させておかないと・・・。
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J1リーグ第27節 浦和1-2横浜マ
得点/3分・中澤(横マ)、15分・エジミウソン(浦)、44分・渡邉(横マ)
観衆:45,023人
「現役を続行してほしいという気持ちはあるが、それはあくまでレッズでの話。自分としては大将がレッズ以外のユニを着るのは想像出来ないし、想像したくもない。ましてや、もしも来季から敵として戦うような事になれば、悲しいし堪えられない。レッズで現役を続けられないのであれば、引退して、このままレッズの福田として良き思い出のママ終わってほしい。」
そう正直に書いたら、それまで現役続行派が大半を占めていた板上で、自分の意見に同調する声も溢れ出てきた。その上で「引退を望むなんてサポの言葉とは思えない」という人も居れば、「ミスターレッズとして引退してほしいという思いは当然」という意見もあり、それからの板上は侃々諤々の(良い意味で)大荒れとなったものだ。
福田は、特別だった。もちろんどんな選手でもレッズのユニを着ている以上はレッズの選手で居てほしいのは当然なのだが、三菱時代からレッズ一筋で戦ってきたミスターは、それ以上に特別な存在だったのだ。もし福田が”移籍”となれば、これまで培ってきた思いが、そこで吹き飛んでしまう。それが恐かった。それは一人のファンとしてのエゴや我が儘かもしれないが、それでも最後までレッズの福田正博で居てほしかったのだ。
天皇杯、駒場での福岡戦がレッズ福田のラストマッチとなったが、途中でピッチを退いて行く姿を西ゴール裏から眺めていた自分も、この時点では暗澹としたさびしさを感じるに留まっていた。
結果的にこの時既に福田は引退を決意しており、それが年明けすぐの引退会見へと繋がるのだったが・・・。
引退試合
2003年6月15日、埼スタで行われた福田の引退試合は、かつて国立で行われたラモスの引退試合を上回る5万人以上の大観衆を集め、ミスターレッズの最後を飾るものとして実に華々しいものだった。
福田は、レッズに在籍した往年の名選手を中心に編成された「レッズ歴代選抜」で先発。ギドや井原のDFラインに支えられて、岡野(当時は神戸)と2トップを組んで、ペトロやバインとコンビネーションを見せながらピッチを走り回る福田の姿を目の当たりにして、「これで最後なのか」と妙にしんみりしてしまった。
パスから飛び出して決定的場面を作る福田を、「浦和レッズ」ゼリッチが懸命のファールで止めてしまう。「コラー!ネド(ゼリッチ)空気読めよ!!」今でも笑い話として語り継がれるゼリッチのKYファール。現役選手として、引退する選手の突破を許すわけにはいかなかったのだろう。
かつて”ドリブル突破日本一”と称された福田をファールでやっと止めるDF。一瞬、福田の全盛期の姿が蘇って、胸が熱くなった。
選抜チームは結果的に1-4で破れたものの、福田は75分からは現役チーム側に入り、80分にCKのセットプレーからヘディングでゴールを決めた。最後の最後で有終のゴールを決める辺りは、数々の記憶に残るゴールを生み出してきた福田らしいゴールだった。そして思った。「ああ、これで本当に最後なんだな・・・」悔いの残らないように、何度も何度も「ゲットゴール福田」を叫んだ。
試合終了のホイッスルの瞬間、「終わっちゃったなぁ・・・」とつぶやいた。
一瞬、何かわからないが、妙な空白感に襲われて、ハッとすると、オランダから駆け付けた伸二によって福田に花束が贈呈されていた。レッズのひとつの歴史が終わって行く瞬間だった。
「ありがとう」福田は最後にそう言い残し、スパイクが宙に上がって行った。
試合終了後もしばらくゴール裏に残り、その浮いているスパイクをボ~っと見ていた記憶がある。
風に吹かれて、スパイクがプランプラン揺れていた。
「本当に、終わっちゃったなぁ・・・」
試合後、仲間の地元である与野本町に向かった。店に入ると、テレビ埼玉で引退試合の再放送がやっていて、それを観ながら仲間と一杯やって10時頃に帰宅。
と、NHKサンデースポーツで引退試合のニュースが流れている。試合前の何人ものサポーターへのインタビュー映像が流れていたが、その中のひとつ、コンコースで「福田!今までありがとう!!」と力強く応えている男性サポのすぐ後ろで、生ビール片手に談笑しているどこかで見た集団が映っている。「??・・・俺達かよ!!」仲間の一人は何故かカメラ目線だし、俺は俺で気付かずに他の仲間と話しているし・・・オイオイ、カメラ映り悪いなぁ、俺・・・
川崎フロンターレ0-2浦和レッズ
~等々力陸上競技場
前節の高原に続き、今度は何故に都築がスタメン落ち?フィンケは何考えているの?なんて疑問から始まった川崎戦。そうでなくても、いくら前節で連敗を止めたとはいえ、それで今度の相手がいきなり難敵川崎だもん。だ、大丈夫・・・だ、よな?と、チームを信じたいが、川崎の破壊力も恐いという、まさに正念場の覚悟で臨んだ戦いは、蓋を開けてみれば・・・!!
前節から、エジミウソンを1トップにして、中盤に厚みを持たせる戦術が功を奏している。1トップをポスト役にして、それを起点に攻める戦術は、かなり使い古されたモダンな領域だとは思うんだけど、まあモダンサッカーのフィンケであるから、こういう戦術を選ぶのも悪くはないのかな。ヘタにチマチマ中盤までボールを繋ぐよりも、この方が手っ取り早いし、そこから先をこれまで培ってきたショートパス戦術で上手く繋いで行くのであれば、それはそれでこれまでの修練が無駄では無かった事になるのだから。ただ、トラップがあまり上手くないエジではボールを懐に収めるのに苦労している感があるから、あまりこれを多用してもどうかとは思うけど、ね。
川崎戦での勝因は、その上記の戦術を含めた、攻守におけるメリハリの良さにあったと思う。1トップ故に無闇にラインを押し上げる事もなく、先ずは人数をかけて自陣でしっかりボールを支配。川崎のスピードと破壊力ある攻撃も、危険なエリアに侵入される前に、中盤の厚みを利用してスペースを狭めて人数をかけて潰してしまう。ボールを奪ったら、素早く1トップのエジへ預ける。そこから素早くサイドを中心にパスを繋いで攻撃に転換・・・ってな具合かな。ただ、その攻撃自体が良く機能しているのかというと、なかなか効果的なフィニッシュに持って行けていないという課題は残るのだが・・・。
川崎の攻撃力は確かに単体では脅威だけど、レッズの守備がしっかり出来ていた事もあって、今節はいつもの恐さが少なかった感じがする。本当に恐さを感じたのは、レッズが2点目を奪って、焦った川崎がいよいよロングボールも多用してガツガツと攻め込んで来ていた残りの時間帯のみ。その前は、組織的にもレッズが完全に上回っていた。それは、レッズがこの試合でイエローを喰らった時間帯が表している。
で、結局は、自分達の約束事を最後まで崩さず、後は少ない得点機会を確実にモノに出来たレッズの、粘りと決定力での勝利でもあるんだよね。
ロビーのファーへの直接FK。あれは、誰か飛び込んでくる事を期待したのかな?それとも狙ったのかな?何れにしても川島も一瞬動けなかったほどに微妙で絶妙なFKだった。ロビーがレッズに来て直接FK決めたのって・・・あったっけ?
そして啓太のゴール、キレイに決まったねぇ。その前からのワンツーも素晴らしかったけど、そこでいつもは宇宙開発してしまう啓太が、今回は緩やかなビームを描くような落ち着いたシュートで貴重な2点目!!やったぜキャプテン!!
ってな具合で、等々力では相性の良いレッズが、難敵川崎に完封勝利という、本当に本当に大きな大きな勝利なのだ!!主審がかなりの糞審パワーを発揮してくれやがった以外は、本当に素晴らしい試合だったよ。
川崎に勝てるのなら、一体あの8連敗は何だったのだ?と疑いたくなる部分もあるのだが、まあそれはそれで連敗から学んだ事もあったのだろうと思いたい。これで、本当に樹海から抜け出せたと信じたいね。
等々力での同志たちの笑顔。あちらこちらから「良い試合だったねぇ」「うれしい~!」・・・うんうん、やっぱ勝利って素晴らしいよ。
とりあえず、良い雰囲気でシルバーウィークを迎えられて、本当に良かった~~~
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J1リーグ第26節 川崎0-2浦和
得点/67分・ロビー(浦)、80分・啓太(浦)
観衆:22,390人
浦和レッズ4-1モンテディオ山形
~埼玉スタジアム2002
この猫、子猫の時から知ってるんだけど、大きくなったよなぁ。この猫はけっこう知ってるサポは多いと思うんだけど、ご存じ、埼スタロードの屋台ゾーンにいつも居る人懐っこい猫。
今日はね、もう猫にも縋る思いで、この猫に「今日こそ勝たせてくれよ~」と、ナデナデコチョコチョして遊んであげたのよ。当の猫は「なによ~、こっちは眠いんだから~」とあんまり相手にしてくれていなかった感じだけど、それでもとにかく猫にでも御利益に肖る切迫の思いで臨んだ試合だったわけ。
で、勝ったよ!やっと、ようやく・・・長かったなぁオイっ!!
7月18日の大分戦を皮切りに、ナビスコも含めて8連敗。当初上位だった順位は、夏の間に一気に下降線を辿って、しかも下の順位のチームからは次々に突っつかれて・・・気付けば、もしかしたら残留争いに巻き込まれるかもしれない寸前という異常事態。もし今日も同じ結果だったら・・・本当に、本当に危ない所まで来ていたのだから・・・
4得点という割に快勝な内容ではなかったよ、ハッキリ言って。スタメンがオール日本人の山形に押し込まれる時間帯もあったし、、簡単なミスからにボールを獲られる場面も幾度か・・・。
でもアグレッシブに行ったからこそ得た得点でもあった。先制点のセルも、PKを得た場面も、そして細貝だって、オウンゴールを誘った闘莉王だって、とにかく積極的にキープ&ゴー+ラストプレーが出来ていたからこそ生まれたゴールなのだと思う。外側でパスを回していただけては決して生まれないものが、今日の得点パターンだったと思う(もちろんその前の流れを無意味と言っている訳ではないよ)。エジが3発も決定的な場面で決められなかった、原口があそこまで斬り込んでも決められなかった。そういう場面があって何度も何度も頭を抱えた。しかし今日の4得点は、その姿勢という意味では決められなかった場面も共通していて、つまりは全てのアグレッシブさの延長線上にある結果だと思うんだよね。
パスサッカー、コンビネーションサッカー、ポゼッション・・・今季は組織に関連した色々な言葉が並ぶけど、最終的には、とにかくアグレッシブな部分を押し出さないといけないんだよね。そうしなきゃ、そう簡単には得点は奪えないよ。
と、いう事で・・・
ザ・美酒キター!!
こっちも長かったなぁ、オイ!!
だいたいビールの一番美味い時期(夏)に、そのビールの味を落とすような連敗街道だったのだから、今年は本当に美味いビールを味わっていなかったんだよな。
まあ、本当に、良かったよ、勝って・・・
ただ、何故に高原は、先発どころかベンチにも入っていなかったのかというのが気になるのだが・・・
おまけ
・・・試合後・・・モンテの人・・・
これは、一体何なのか・・・
撮影した後に握手しちゃったけど(笑)
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J1リーグ第25節 浦和4-1山形
得点/4分・セルヒオ(浦)、21分・ロビーPK(浦)、25分・古橋(山)、75分・細貝(浦)、86分・オウンゴール(浦)
観衆:41,500人
7月の山形遠征時に体感した山形の皆さんの暖かい歓迎っぷりの御礼に、ここは直前に迫った山形戦に際して、埼玉に来られる山形人の皆さんに対して、埼玉の観光地と名産品とお土産をピックアップ!!
ここを読んだからには、「東京タワーに登ってみたい」「渋谷でお買い物しよう」「ディズニーランドで遊ぼう」などという不届きな(嘘)考えは即行で捨てて、試合後は浦和と埼玉を満喫してから山形へ帰るのだ!!
で、埼玉といえばっ!!
何にも無いな・・・
いや、あの、何も無いのが埼玉県だから・・・
いかん、話が終わってしまう。
ここは無理矢理にも発掘した埼玉の観光地と名産品&お土産ピックアップ!・・・
・・・、
・・・ピックアップするものが、無い・・・
ダメじゃん。
・・・無理矢理ピックアップだ!!リンクを貼っておいたから詳しくはそこへ飛べ!!
■鉄道博物館/(大宮からニューシャトルで鉄道博物館駅下車・徒歩0分)
鉄男や鉄子はここだ!!
■ジョンレノンミュージアム(JR京浜東北線・さいたま新都心駅・徒歩0分/さいたまスーパーアリーナに併設)
ジョンを愛しているなら絶対に訪れろ!!いつかかってくるかわからない魅惑のオノ・ヨーコからの電話を待て!!本気で待ってて新幹線に乗り遅れても保証はしない!!
■川越(東武東上線&JR川越線・川越駅/東武東上線・川越市駅/西武新宿線・本川越駅)
埼玉で数少ない観光地のひとつ、小江戸・川越だ!!NHK連続テレビ小説「つばさ」の舞台だ!!北条家、徳川綱吉、春日局マニアもここへ行け!!そして幻の戦慄の恐怖煎餅「発狂くん」を探し当てて買うのだ(たしか閉店した気もするのだが・・・)!!
■秩父 ・ 長瀞方面(秩父鉄道、西武秩父線)
川越が全国区になる前は、ここしか埼玉の観光地は無かったのだ!!秩父地区で温泉巡りと名物・蕎麦を堪能し、恐怖マニアにとっても日本最大のミステリースポット秩父を楽しめ!!そして長瀞でライン下りを体感して暑さを吹き飛ばせ!!
■狭山茶
日本三大茶のひとつだ!!摘み歌『色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす』、とどめだ!!
■十万石饅頭
うまい、うますぎる!!とにかく、買え!!喰え!!
■浦和のウナギ
Mr.さんのご指摘追加(笑)。埼玉県民でさえ有名だとは知らない人が多い、隠れキャラだ!!でも美味い!!ウナギ好きは必ず食せ!!
■東松山やきとん(東武東上線・東松山駅/高坂駅)
日本5大やきとりの街・東松山だ!百軒ものやきとり屋が地区一円に拡がっている。やきとりだけど、埼玉では豚頭部の肉「かしら」が主流だ!これに秘伝の辛子味噌を塗りたぐって喰らえ!!ビールに焼酎に最高だ!!
■彩の国黒豚
埼玉が世界に誇る(ホントかよ)高級ブランド豚だ!打倒・山形牛!!(・・・ゴメン、大きく出過ぎた、ちょっと嘘)。ちなみに、『彩』なのに何故『黒』なんだ?というツッコミはナシだ!でも間違いなく美味い!!とにかく買え!!食せ!!
■サイボクハムのスーパーゴールデンポーク
かるびさんより紹介のあった激美味ハム!!究極の豚肉!スーパーゴールデンというすごいネーミングからしてすごいぞ(笑)!!食せ!!
■酒蔵「力」(浦和駅西口)
謙さんもおすすめ、試合後のレッズサポはここを中心に集う!!ちなみに数年前の新潟戦後、仲間の知り合いの新潟サポをレプリカ着せたままここに連れて行ったけど、熱烈歓迎されてた(笑)。山形サポもきっと・・・
ちなみに「力」はチェーン店。間違っても大宮の「力」は行かないように・・・
■草加せんべい
なんと山形サポである山タロウさんのコメントで思い出した!!そうだった、埼玉には草加煎餅という強い味方があったのだ(苦笑)
■サッカーどら
Keyakiさんオススメの田舎家サッカーどら焼き!!サッカー観戦のお土産としてまさにピッタリだ!!
埼玉県の観光ガイド
埼玉の公式観光情報
goo旅行/埼玉県観光ガイド
・・・なんだオイ、このいい加減でメチャクチャな観光案内は。
改めて見ると、埼玉ってホントになんにもねぇなぁ、オイ。
埼玉の観光担当役員、もっと仕事して埼玉をアピールしろよゴルァ。
ってかレッズが大変なことになってる現状、山形サポを歓迎している余裕も無いのが実状なんだけど、・・・えーと、まあとりあえず、当日は埼玉へようこそってことで。試合は、もちろんレッズが勝つよ。ってか勝たないとマジでヤバイ・・・
あと1勝すれば優勝という試合は近年幾度となく経験したが、レッズとレッズサポーターがそれを初めて体験した試合が2002年ナビスコ杯決勝だった訳だ。
結果から言えばこの試合は、鹿島に0-1で破れて、レッズは悲願の初タイトル獲得をあと一歩で逃す形になったのだが、この敗戦こそがその後のレッズ黄金期のスタートでもあったように思える。
雪辱に燃えるレッズは翌年、同じナビスコ杯で再び決勝まで勝ち進み、昨年と同じ対戦相手である鹿島相手に勝利し、見事初タイトルを獲得するのだから。
さて初タイトル獲得の話はまた別の機会に書くとして、今回はレッズが初めてファイナリストとなった2002年ナビスコ杯決勝について。
初めてのファイナリスト
10月2日、アウェー万博でガンバを3-2という接戦で破り、初の決勝進出を決めた時は、全国のレッズサポーターは狂喜乱舞したことだろう。平日アウェーだったから自分は自宅ラジオでこれを聴いていたが、決まった瞬間、時間も考えずに仲間に電話をかけまくってしまった。しかも決勝の相手は鹿島。これまで何度も苦汁を飲まされて来た宿敵を、いよいよタイトルのかかった試合で叩くチャンスを得たのであるから、これはもうモチベーションが何重にも上がる。
10月5日、駒場での神戸戦当日が決勝チケット発売日という慌ただしさ。何故プラチナ化確実なチケットを試合日に発売するのか?とチケット発売方法に疑問を持ったものだったが、とにかくこれを手に入れなければ始まらない。仲間と手分けして、仲間の一人は駒場で列を確保しながら携帯で、自分ともう一人はOCMプラザ某店(ここ、けっこうな穴場だったのだが、数年前に無くなってしまった(泣))に並んで、無事にチケットを確保したのだった。
試合日まで、新聞やサッカー誌はレッズ決勝進出に関する記事が賑わし、レッズにとっての初タイトルはもちろん、三菱時代からクラブを一筋に支えて来た福田にもいよいよ初タイトルを、との声も日増しに高まっていた。
当時のレッズはオフト就任1年目。前線にはトゥット、エメルソンという強力外国人を擁し、更に永井、田中達也も控えていた。
FWが過密になる中、オフトは福田にバランサーとしての役割を与え、2列目、3列目のポジションでレギュラーに復帰させ、福田もそれを忠実にこなしてチームに活力を与えて居た。
試合前夜、与野本町の仲間の家に集合して一杯やって一眠りしてから、仲間の車で深夜の首都高をすっ飛ばしていざ国立へ。
国立に着くと、既に長蛇の列!当時のナビスコ決勝では抽選なんて存在していなかったから、みんな徹夜体制で並んでいたのだ。
まあ、それは想定内だったから良いのだが、それ以上に、とにかく寒い!!11月初めにしては、やたらこの日は寒かったのだ!ジャンパーの厚着も、ホープ軒のラーメン喰っても、とにかく寒いものは寒い。一眠りしようとしても寒くて寝られない。極寒の夜に「寒い~!死ぬ~!」「ファイナリストって大変だなぁ!」と訳の分からない言葉を朝まで連発し、寒さ凌ぎに彼方此方徘徊しながら耐える。そしてようやく列が動き出したのは10時過ぎだったか・・・
国立に入場してもゴール裏は大混雑で前に後ろに進めず、「こりゃあ通路だな」なんて覚悟していた矢先に携帯が鳴る。「おーい、席確保したってよ」・・・別働隊が最前列に近い陣地を確保してくれたとの報。
陣地に着いて一呼吸してピッチを見渡せば、「これは・・・」それ以上の言葉が続かなかった。一瞬時が止まったかのように、その風景を見渡してしまっていた。スタンドの壁には一円花輪が飾られていて、普段見馴れない超豪華な風景に、ハッと我に返った時には「これが決勝かぁ、すげぇなぁ!!」と興奮を覚えたものである。
こんな素晴らしい舞台で戦える感動。
「あと1つ、あと1つ勝てばタイトルを手に入れられる・・・!!」
2002年11月4日、快晴。やや冷たい風と昼下がりの強い陽射しの中・・・いよいよ運命のキックオフ!!
と、実はこの試合、俺は断片的にしか覚えていない。
応援に熱が入っていた、と言えば聞こえは良いが、正直決勝という緊張感もあってか、普段以上に我を忘れて、試合に入り込んでしまっていたのだろう。
小笠原のシュートが井原の身体に当たってコースが変わり、不運な失点を期した場面。
突破されようかという時に、福田が必死に相手に食らい付いてなぎ倒して、ファールしてしまった場面。
鹿島の組織的守備に動きが封じられて苦悩するエメルソン。
そして、ついにトゥットが抜け出してキーパーと一対一となった場面。「!!」・・・しかしこれを防がれて、自分も頭を抱えた。もしあの時、これを決めていたら・・・
気付けばロスタイムで、レッズの攻めが切られて、主審が笛を・・・その瞬間俺は叫んでしまった。「ああ~!待って審判!まだ笛を吹かないでくれ~~!!」・・・それ虚しく国立に響く試合終了の笛の音・・・終わってしまった・・・
あっという間の90分は、0-1という結果で、レッズはあと1歩の所で初タイトルを逃してしまったのだった。レッズサポも、そして福田も・・・。
対峙する鹿島ゴール裏から「浦和レッズ」コールが聞こえてきたが・・・。
何だか妙に疲れてしまって、「飲まないの?」との問いかけに「疲れた。今日は帰るわ」と、居酒屋に寄らずに陽がある内に帰宅してしまった。
自分の部屋に入ると記念品とナビスコのお菓子を放っぽり投げてバタンキュー。「ああ、くっそぅ~、せっかく決勝まで行ったのに~~~!!!」頭の中で悔しさが渦巻いていた。この時は、来年雪辱を果たしてやろうなんて事にまで頭は切り換えられておらず、ただただ後悔(何の後悔かよくわからんが)と悔しさで一杯だった。
そしてこの月の末、福田に戦力外通告が下されることになる。
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2002年11月4日/国立競技場
ヤマザキナビスコカップ決勝 鹿島1-0浦和
得点/59分・小笠原(鹿)
観衆:56,054人
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。