ここ数日ずっと考えていたんだけど、クラブが獲得を目指す永井謙佑にナンバー9を用意しているかもしれない事に関して、あまり深く考えない事にした。現状、どちらでも良いという結論に達したのである。
レッズのナンバー9が何を意味するのかは言うまでもないものなのだが、自分が考えるところのナンバー9の扱いというものは、恐らく多くのレッズサポとはちょっと視点がずれているのかもしれない。
偉大なる福田のナンバー9。尊いナンバー9。自分のレプリカのナンバーも福田の9。そして永井(雄一郎)の9だった。9への愛着と拘りは人一倍あると自負している。そしてナンバー9がどういうものかを充分理解している。ここまでは多くのレッズサポも同じ意識だと思う。問題はここから。
では、いつまでナンバー9を空き番号にしなくてはならないのか?というものである。
現在のレッズでは、ナンバー9を付けるに相応しい選手は居ない事になっている。しかしレッズには、ユースからの真の生え抜きとしてのエースFW候補が2人居る。原口とセルヒオ。ただ原口はクライフの14を希望しているらしいから右に置いておいて、そのナンバー9を付けたいと公言しているセルの成長を待つべきなのか?だとすると、今季のセルの成績を見る限りでは、まだまだである。
多くの人が考えるレッズのナンバー9理想像
1.ユース、または学生からの生え抜き
2.先ずはレッズで結果を出す
3.それも福田クラスの活躍度
4.それは無理にしても、永井(雄一郎)クラスの活躍度
生え抜きからナンバー9に相応しい選手が育たなかった場合、では他クラブからエース級のFWを獲得して、ナンバー9を与えるべきなのか?いや、これこそ相当の反発を招く。それが日本人選手なら尚更。だからと言ってナンバー9に相応しい怪物級の外国人FWを獲得する資金も無い(むしろ海外では日本人が考えている程、ナンバー9への拘りは薄い)。
一体、どうするべきなのか?ナンバー9をどうしたいのか?このまま、ナンバー9に相応しい選手が現れるまで、延々と9を空き番号にし続けるのだろうか?それでも良いと考えるサポは居るだろう。しかし自分は、あえてそれに反対したい。あれもダメ、これもダメと考えていては、いつまで経っても何も生まれない。もうそろそろ、ナンバー9を解放してあげたいのだ。
永井謙佑でもセルでも良い。期待先行でその番号を与えるのも、決して悪い事ではないと思うのだ。もちろん本人が頑なに9を拒むのならば話は別だが、そうでないのならば、そろそろ9を解放してあげたい。
その結果、ナンバー9の選手が活躍出来ずに終わった場合、9を汚してしまうという弊害は出る。しかしその部分を無理に考えるのはナンセンスというもので、それを恐れ考えたら、上記に書いたように、永遠にナンバー9を与える選手は現れない事になってしまうだろう。
それとひとつの現実的な話として、ビジネス面でも、ナンバー9を空き番号にし続けるデメリットは大きいという事も付け加えておきたい。収入が激減している今のレッズにおいて、こういう部分を選り好みしている余裕は無いのだ。
それでも、それでも納得がいかないと考える人が多いのであれば・・・
永久欠番にしちゃいなさい。もう、それしかないでしょう?
J1リーグ第23節
浦和レッズ1-1清水エスパルス
~埼玉スタジアム2002
悪くない内容ではあったが、どうもスッキリしない内容でもあり、やはり消化不良気味な内容・・・
先制点のエジのゴールも豪快でしっかり決めたし、岡崎に同点に追い付かれたとはいえ(ただしあそこで岡崎にアクロバティクシュートされるほどフリーにさせたのは、守備陣は猛省しないといけないぞ)、どちらがチャンスを多く作っていたかといえば、それは明らかにレッズの方。それなのに、それなのに、何で、どうしてゴール出来ないんだろうなぁ。
原口も、達也も、キーパーと1対1の超ビッグチャンス。そこで決められないし、入らないし・・・こういうの逃していると、当然のように勝ち越し点は遠のいて行くものなのだろう。深刻かつ恐るべき決定力の欠如だ。だいたい西部も、古巣相手にあんなに頑張ってくれなくても良いのに・・・
前向きに考えれば、今回のチャンスの作り方は良かった。
ただね、レッズの場合はこれを試合事に継続して行くのが難しい。各駅停車的なパス回しもまだまだ消えていないし、それがシュートチャンスを消している弊害も消えていない。だから、遅いから、シュートコースも消されるしブロックされるのだ。
もう夏も終わっていくらか涼しくなってきたのだから、もっとエンジンをかけて、積極性をもっともっと向上させて、どんどんボールを前に中に運ぼうよ。そうすれば、今日の試合みたいにチャンスが増えるのだから。
と、口で言うのは簡単だけど、・・・まあ、あまり難しい事は考えず、パス回している時よりよりカウンター気味の時の方がチャンス作っているんだから、その辺を使い分けられれば、ね。まあフィンケにとっては皮肉な話にもなるが・・・
後は選手の使い分け。岡本は今回はパッとしなかったけど、まだこれから。原口と高橋が躍動しているのが、実に良い。スピラは試合事に安定感が増している。サヌはもう一歩の積極性が出ればゴールに近くなるだろう。これでもうすぐ宇賀神やセルが復帰して来る。後は前半で退いたロビーが心配だが、果たして・・・
あ、冒頭に悪くない内容とは書いたけど、ホームでいつまで経っても勝てないのは、すごく悪いと思うよ。
そりゃ優勝争いしている清水にドローは悪くないけれど、いつまでもホームで勝てない事実は消えていない。
数字が事実を表す通り、だから観客数もパッとしなくなる。今回、有志の方々のおかげでこの観客数が保たれたのかもしれないけれど、だからこそやはりホームで勝利しないといけないよ。一番の起爆剤は、やはり勝利しかないのだから。フィンケもへんてこりんなコメントしているより、もっとホームで勝つ事の重要性を選手に説いてほしいものだ。ただそれ以前に、フィンケ自体がそれをわかっているかどうかなのだが。
まあ一時期ドローにすら持ち込めずに負けていた時期を考えれば、ここ最近はようやくドローで勝ち点を積み重ねる事が出来てきた訳だが、それを単に良くなって来ただけで終わらせしまったら成長しない。ならそれを勝ちに出来るチームにならないと、強くはなれない。厳しいことを書くけど、ネガっているのではない、向上心が優先されるのだ。
苦言。あの村上っていう主審は・・・ああいう何に基準を置いているのか良くわからないジャッジされると困るんだよな。しっかりボールに行っているのにファールとか、思いっきり引っ張られて倒されているのにノーファールとか、それと岡崎のゴールの前に、タッチ割ってなかったか?まああれは副審に言いたいけど。とにかく今日のジャッジは、意味わかんない。
それに輪を掛けてあのポジショニングの悪さ。パスコースや選手の進路を阻み過ぎ。そりゃ「審判は石」という暗黙ルールがあるのがサッカーだけどさ、その石がピッチ上そこら彼処にあるんだぜ?それでまともなゲーム出来るかい?しかも石は石でも、動く石なんだからさ・・・一体何なのさアンタ。
おまけ
そういえば、東川口駅に臨時改札出口が出来ていた。
うーん、もっと早くこれほしかったな。常時4万人、5万人入っていた頃に・・・これからまたそうなってほしいが・・・
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J1リーグ第23節 浦和1-1清水
得点/19分・エジミウソン(浦)、38分・岡崎(清)
観衆:38,909人
FC東京0-1浦和レッズ
~味の素スタジアム
その東京は2面性があったね。とにかくミスが多くて、うちはそれに助けられた面は否めないし、そうかと思えばバー直撃のシュートが2本もありヒヤリ。
最後のロスタイム、また4分かよ!!と誰もが思っただろうし、また悪夢を見ないように、とにかく神経が痛いほどキリキリしたロスタイムだった。実際、誰か敵の選手にドフリーでボールが渡った場面があったような・・・あの瞬間ドキッとしたけど、幸いにして後ろにつんのめってボールを離してくれた(?)おかげで事なきを得たが、とにかく心臓に悪い・・・
うちは・・・うーん、結局PK1点だけ。勝ちは勝ちなんだけど、やはりアグレッシブさを欠いていた感もあり、シュート打つタイミングも1歩遅いかなぁ。必ずブロックされてた。やはりボール持ちすぎは余り良い結果を生まないよ。
もちろん原口などは積極的に斬り込んだからこそ得たPKではあったけど、全体的に見ると、やはり今回の攻撃はシックリ行っていなかったと思うよ。特にエジミウソンは・・・どうしてもボールが納まらないのに、無理にポストプレーやらせているから、そこでブレーキになっていたし、珍しく途中で退いてしまったし・・・
と、後ろ向きな話もあれば、素晴らしいパフォーマンスを披露した選手も多々。A代表を経験して一皮剥けた感のある細貝は、阿部が抜けた穴をしっかり埋めている。あの運動量、もうレッズのひとつの武器だね。細貝があそこまで動いてくれると、柏木も仕事が出来るスペースが出来てくる。今日の細貝と柏木のボランチとしての関係は、かなり良かったと思うよ。
そして何と言ってもスピラ。オースピラ!に刺激されたのか、もうウットリ(別に変な趣味は無いぞ)するような完璧な守備だった。特にあのボールの奪い方、あれ一歩間違うと裏取られて大ピンチになる諸刃の剣ではあるんだけど、それを2度3度ノーミスでボール奪っていたのには身震いした。こちらも代表で、オジェックから何か授かって一皮剥けたか!?
下との勝ち点差を拡げるためにも、そして少しでも上に行くためにも、今回は絶対に勝たなくてはいけない試合だったし、こここで勝ったと負けたでは、大きく違っていた。今後を左右する大事な試合だった。
次はいい加減ホームで勝とう。
と、ホッとして気分良くスタジアムを出たら・・・
京王線人身事故でストップ!!
コラー!!
東京の社長が「早く帰れ」っていうから、休憩せずに早く出てあげたのに、今度は人身事故で足止めとは・・・
おかげでいつもより列が糞詰まり状態。幸いにしてすぐ電車が動き出したようで、まあ、予定より20分くらい遅くなった程度で電車に乗れたから良いものの、最後の最後でとんでもないハプニングが待ち構えていた今回の試合だった。嗚呼アウエーの洗礼・・・
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J1リーグ第22節 F東京0-1浦和
得点/66分・ロビーPK(浦)
観衆:29,959人
もちろん昔から今まで、確固たる統計を取っている訳ではないので確実的な事は言えないが、他クラブから比べても何となく、そんな感じがする。
怪我人が多くなるとサポーターの間では決まって、「レッズは何故フィジカルコーチを置かないのか?」という話になるのだが、そもそもフィジカルコーチ(以下フィジコ)とは、何をする人物なのだろうか?
平たく言えば、選手の体調管理や体力面強化・維持を専門的に扱う役割を担うコーチという事になるのだろう。
しかし中にはそのようなトレーニング的な事だけに留まらず、医師のように治療やリハビリケアまで面倒を見るフィジコも居るようだし、それとは別に精神面でのカウンセリング指導を行うフィジコも居るようだ。
こうして見ると、フィジコの役割というのは実に曖昧な部分が多く、どこからどこまでがフィジコの担当という明確なものが存在していない。唯一共通して言える事は、「フィジカルの強化と管理」という事だけだろう。
さてここで問題になって来るのは、レッズにフィジコを置いた場合に、怪我人が減るかどうかという部分である。
それに対してひとつのこんな意見がある。それは「怪我は運・不運もあるし、フィジコを置いても外的要因による怪我は防げない」というもの。
正論である。確かに選手が如何に注意を払っていようと、フィジコが選手の身体を強化管理しようと、選手がそれ以上の打撃を受ければ、運が悪ければ当然のように身体は壊れてしまう。故にこれに関しては、フィジコは関係ないというのが、その意見の理由である。
ただしフィジコの役割を考えた場合、本当に関係ないと言い切れるだろうか。
言うまでもなくフィジコの基本的な役割のひとつは、選手が怪我をしない為の基礎体力作りである。この中には、怪我をしない為の構えや動き、受け身の指導も含まれていると思われる。そういう専門的な指導を日々受けている選手と、そうでない選手では、長いスパンを考えた場合に、違いが出てくるのではないだろうか?もっと言えば、もともとフィジカルが弱い選手が居たとして、そういう選手をフィジコが指導強化するのとしないのでは、これも違いが出てくるのではないだろうか?
それを考えると、フィジコの必要性が出てくる、とも考えられる。
それでもフィジコを置くクラブと、そうでないクラブが存在するのは何故か。
ひとつは専門職を置かずに、監督やアシスタントのコーチがフィジカル面も含めたチーム指導を行うという方針。
もうひとつは・・・やはりフィジコの役割に対してその成果が、今ひとつ不明確な現状があるからだろう。だからこそ不明確なものに対して、お金はかけられないクラブもあるのだと思う。
レッズは果たしてどうなのか?毎年のように怪我人が多発するクラブでありながら、何故フィジコを置こうとしないのか?そしてこれはフィンケだけに限らず、レッズがフィジコを置いた歴史は、明らかに少ない。
一部でドイツ人監督はフィジコを置かないと言われているらしいが、ドイツ人監督でもフィジコを置いているクラブは沢山あるのだから、それは理由にはならない。
ちなみに過去、レッズに存在したフィジコで忘れてはならない人物~フラビオコーチが居るが、彼が行った仕事はフィジコの枠に留まらず、レッズの監督にチッタを斡旋したという、何故フィジコが強化担当の真似事を?というものまである。それで監督をチッタにしてしまったのだから、一体レッズというクラブは、本当に摩訶不思議なクラブである。
浦和レッズ7-0[埼玉県代表]東京国際大学
~駒場スタジアム
東京国際大学の選手と応援団と関係者の皆さん、
ようこそ駒場へ。
大学生というのは、決して侮れないカテゴリーで、現実を見れば年齢的にはJリーガーより上の選手も沢山居るし、それこそ高校生ルーキーでプロになった選手と、現役大学生の選手とでは、身体的には大学生の方が有利な面もあるのだ。過去横浜フリューゲルスや清水が大学相手に延長戦まで縺れ込むような苦戦をしたり、去年も湘南が明治大学に完封負けしている例を見れば、大学生は侮れないのだ。
ましてや去年の松本の悪夢を繰り返さないためにも、とにかく本気モードだったレッズ(ただしロビー以外。ロビー、けっこうお試しプレーやってた)。
・・・と、それだけでは寂しいので、もちろん水輝がボランチで奮闘していた姿、一番走り回った高橋、そしてようやくレッズでは公式戦初ゴールの高崎、見るべき部分は沢山あった。ありすぎて、目が回った。そして林にも、決めて貰いたかった・・・
ただ試合とは別に、最後に阿部が出て来て場内一周の感動・・・
しかし今回は試合に気持ちの比重を置きたいから、ここでは阿部の事は多くは触れないでおく。
ただひとつ、本当に阿部には”世界を揺るがす”選手になってほしい。頑張って来いよ・・・
3回戦の相手は、徳島に決まった模様。
徳島には失礼を承知で言うけど、本当は鳥取に勝ち上がってもらって、岡野に駒場の芝を踏ませてあげたかった。
でも、こればっかりは仕方ないね。徳島には春のプレシーズンマッチのリベンジという事で、絶対に勝とう。
あ、駒場の芝と言えば・・・ちょっと、いやかなり荒れてたなぁ。ボコボコどころかボコンボコンで、前半はかなり選手が足を取られていた。あれじゃ怪我するよ。実際セルが怪我しちゃったし。芝だけは速急にどうにかしてほしい。
←先着900名とかで、なんか貰ったよ。
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天皇杯2回戦 浦和7-0東京国際大学
得点/5分・エジミウソン(浦)、30分・ロビーPK(浦)、39分・セルヒオ(浦)、40+1分・ロビー(浦)、48分・原口(浦)、72分・高崎(浦)、88分・原口(浦)
観衆:9,701人
かつて駒場での当日抽選は、浦和市民サポ以外では電車だとなかなか間に合わない6時開始だったから(埼スタもしばらくは6時開始だったけど)、富士見市民の自分は朝4時に起きて、愛車をぶっ飛ばして浦所バイパスを爆走して駒場に通ったものさ。
着いたら門が開いてなくて、なんて事も良くあったなぁ。開ける人が来ないから、開き待ちしてる人達と勝手に開けたりした事もあったけど・・・
ちなみに自分の駐車場から駒場まで、最短16分台の最高記録が・・・朝4時とはいえ飛ばし過ぎ・・・
今はキックオフ6時間前の抽選になったとはいえ、朝6時抽選時代の午前中の駒場の雰囲気が、懐かしいな。
近所の人が犬の散歩やラジオ体操やってる真横で、サポがゾロゾロ抽選列に並んで真剣な顔して札を引いてる光景。
開場待ちの間に麻雀やってるグループとか、ビラ配ってる人とか・・・
あ~、あのローカルな雰囲気が懐かしい。また味わいたい、古き良き時代の駒場の朝の雰囲気。
5日は久々にそれが味わえるぞ。
まあ朝一ではなく、完全に日が昇った11時抽選だけど。
土日試合日の午前中の駒場、かつては当たり前だったものが、今では実に貴重。
つーか・・・チケット余りまくり。
対戦相手も未定だし、埼玉代表・東京国際大学か、栃木代表・栃木ウーヴァFC・・・栃木ウーヴァ?ウーヴァって何だ??そういうチームがあったのも初めて知ったし・・・
だいたい対戦相手が試合2日前にならないと判明しないというのも変な話だが、どっちが勝ち進んで来ても、相手は中1日でまた試合って、何か変じゃないか?しかもこの糞暑い夏に中1日って、ちょっとアンタ・・・
あ、でも去年の松本の例もあるから、あんまり相手の事ばかり考えていると、また足元すくわれるかも。
阿部は移籍するし、代表組は居ないし、怪我人は沢山居るし、すごいギリギリのメンバー編成になるの確実だな・・・
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