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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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昨日はペトロの監督就任正式発表、そして今日は先ほどマルシオ・リシャルデス獲得正式発表。あ、堤も復帰だな。とにかく、いよいよ来季に向けたクラブとチームの動きが活発化し、慌ただしくなってきた。

先ずはペトロである。
レッズの英雄の一人であるゼリコ・ペトロヴィッチ。
駒場での別れを、今でも覚えている。我らの誇りである。
そういえば3年前、ペトロがRKCの監督をしていた時代に、こんな記事を書いたのを思い出した。
自分は、ペトロが再びレッズに帰ってきてくれる事を願っていた。
そして、ついにペトロがレッズに帰って来たのだ。感慨深い。そして嬉しい。

9fb643f0.jpgヨーロッパで指導者としての経験を積んだペトロ。

この真剣なまなざし・・・

とは言うものの・・・ペトロが果たして、どのような指導力を発揮するのかは、まったくもって未知数である。世間では、そのようなペトロを監督として迎える事に対して、不安視する声が高い。過去には成績不振で解任された経験もあるのだから、それは尚更であろう。もちろん自分も不安が無いと言えば嘘になる。

ただし自分が抱く不安部分は、指導者としての経験値ではない。経験値というものは、大事なように見えて、実は”水もの”である事が多い。経験値は指導力には大切なものではあるが、時にはその経験値が足かせのように邪魔をして、あらぬ方向へ転んでしまう危険も孕んでいるからだ。フィンケがその例である。

最大の問題は、これも散々指摘されている通り、フロントがどこまでペトロをバックアップ出来るか、今回はこれに懸かっている。
同じく、ペトロより素人であったギドが、レッズ監督として大成功を納めた理由のひとつは、犬飼社長(当時)自身がギドに対して、補強から何から惜しみないバックアップ体制を敷いたからに他ならない。
あの頃は、金銭面にしても人力面にしても、それだけバックアップ出来るだけの力がクラブにあったのである。

さて今である。
今のレッズのフロントには、ぶっちゃけた話をすれば、ペトロを完璧にバックアップするだけの力は、無い。それは、人力面でも、金銭面でも、である。
社長である橋本氏には未だ経営者としての明確な動向が見えない。そして来年の株主総会後には退任が濃厚という有様である。柱谷氏も、GMとしてはまだまだ仕事不足なのは明らかである。
そう、一番の不安材料は、煮え切らないフロントの状況なのである。

このような状況で、ペトロはレッズの監督として成功するのかどうか。
これはもう、『やってみないとわからない』、としか言いようがない。本当にそれしか言えない。
ギドの時代とは明らかに違う状況下で、本当の意味で底に落ちかけたチームの救世主の役目を担ったペトロ。
ペトロは果たして、どのような指導をするのだろうか。フィンケの時とは違い、明確になっていないペトロの指導方法。
フロントはこれまでのスタイルを継承してもらうと言っているが、本来チームのスタイルは監督が決めるもの。そこは結局はペトロがどう考えているかで違ってくるものだと思う。別にパスサッカーに拘らなくても良いし、明確にスタイルを公表する必要もない。それよりも先ずは、勝負にこだわるサッカーをしてほしい。

そしてペトロには、ポジティブに考えられる最大のアドバンテージがある。それは、浦和を知っている、という事である。
これは、監督としてはひじょうに大きな利点であり、何よりもペトロが和を愛してくれているという部分に、大きな希望と期待を持つ事が出来る。
もし、レッズのためにプレーするなら、レッズを愛さなければならない。そして、もし、レッズを愛するなら、100%ファイトしなければならない
ペトロ自身がレッズに残したこの名言を、今度はペトロ自身が再び監督として、このチームに注入してもらおうじゃないか。

そして来季のレッズの攻撃の命運を握る選手、新潟からマルシオ・リシャルデスの獲得である。
もう散々噂され報道されて来た事だから獲得に驚きは無いが、ロビーが去るレッズにおいて、新たな10番の役目を担うのだから、相応の働きをしてもらわなくてはいけない。
ただ正直、ロビーほどの活躍を期待するのは酷かもしれない。もちろんロビーが別格であり、凄すぎたという意味で、である。それでもマルシオの武器である高精度のキックなど、レッズで影を潜めていたFKやセットプレーからの得点は、かなり期待出来るものになると思う。後は、怪我には気を付けて・・・

と、いよいよ来季のレッズの陣容が見え始めた。
永井は名古屋濃厚という事で残念だが、獲得濃厚な永田や、もしかしたらレナチーニョや今野や松井なんて噂もあるが、とにかく今回は、フィンケ体制では疎かになていた、積極的で確実な補強を期待したい。そして少しでも、盤石な体勢を敷いてほしい。ペトロの命運も、先ずはそれに懸かっているのだから。
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J1リーグ第34節
浦和レッズ0-4ヴィッセル神戸
~埼玉スタジアム2002


18572993.jpg去年は鹿島のJ1優勝を観させられ、今年は神戸のJ1残留を観させられ・・・
うちって、どうしてこうも敵に慈善事業みたいな事をやってしまうんだろう。毎度々々敵に歓喜をプレゼントしてどうするんだ・・・

「責任」って何だろう。
フィンケは最後の最後でこの試合に限っては責任は自分にあるみたいな事を言っていたけど、この試合に限らず、試合の責任は監督にあるんだし、退任が決まった後で責任とか言われても、今更感しか残らないよ。だから自分は拍手なんてしなかったし、目を閉じていたよ。もはやそうするしかなかった。
公式戦ではボランチとして使っていた濱田を、今回は暢久の出場停止によってセンターバックで送り込んだ訳だけど、それが完全に裏目に出てしまった。でもああいう下げ方をするんだったら、結果論になってしまうとはいえ、始めから堀之内なりスピラなりを使っておけよと言いたい。

とはいえ、今回は神戸の気迫に、レッズが完全に飲まれてしまった。神戸のJ1残留に掛ける凄まじいまでの執念が、そのプレーに見て取れた。あんな凄い気迫溢れるプレーは、どのチームでもそう毎回出来るものではないけど、それにしても神戸の気迫は凄かった。だからこそ起きた奇跡なのだろう。サッカーの神様は良く観ている。
片やレッズは、もう途中から完全に気持ちが切れていたな。集中力も無くなり、守れないしボールを追えない。いくら何でも残留争いしているチームに4失点完封負けは、率直に言って酷い。
得点王が懸かっていたエジも、あのプレーでは得点王なんて虫の良すぎる話だったのかもしれない。周囲も、彼に得点王を獲らせてあげようとしていたのはわかったけど、どうもプレーが単調で、神戸はそれをわかっているから、エジのマークは徹底していた。その裏をかくようなプレーをチームでやらなければいけないと思うんだけど、それが出来ないのが今のレッズのサッカーなんだよね。そういうサッカーをしている以上、サッカーの神様も良い顔はしないのだろう。

ロビーの埼スタ最後の試合が、まさかこんな結果になろうとは・・・
レッズって、こういう特別な感情のこもった試合になると、どうしても締まりのないサッカーをしてしまうのは、もはや伝統なのかもしれない。
それでもロビーには感謝の気持ちでいっぱいだし、最後はやはり自分も目頭が熱くなってしまい、ロビーコールは声にならなかった。ロビーについては一言二言では言い表せないから、また後日改めて書こうと思う。

あの後、スタジアムの彼方此方からフロント出てこいと叫んでいた人が居たけど、ぶっちゃけ社長やGMは出て来なくて正解だったと思うよ。だいたい今更社長らが出て来たところで、また気持ちの欠片も入っていないような、マニュアル通りの言葉を聞かされるだけ。ただでさえ糞寒いのに、そんなの聞いたところで更に身体も心も冷えるだけ。ハッキリ言って時間の無駄だよ。そんなのは今更どうでも良いから、フロントとしてしっかり仕事をして、来季こそ成果を見せてほしい。

ということで、・・・とりあえずリーグ戦は終了ということで、皆さんお疲れ様でした。

63e4d8da.jpg今年も浦和でザ・やけ酒反省会。
このところ毎年反省会だよな。
いつになったら最終節で美味い酒が飲めるのだろう・・・
結局10位か。久々の2桁順位。リーグ優勝から僅か4年でここまで順位を落としてしまった。辛く厳しい結果だ。

幸い天皇杯が残っているけど、大阪へは仕事で行けないのが残念だ・・・

余談だけど、FC東京もまさかレッズが神戸にこんな悲惨な負け方をするとは、露ほどにも思っていなかっただろうな。まあこっちからしたら、FC東京が京都に負けるなんて思っていなかったから驚いたけど。
東京からついにJ1が消えた。来年は味スタには行けないのか。分倍河原に好きな焼鳥屋があったのに(なんじゃそりゃ)。残念だ・・・

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J1リーグ最終第34節 浦和0-4神戸
得点/31分・吉田(神)、52分・吉田PK(神)、59分・朴(神)、90+3分・小川(神)
観衆:45,941人

フォルカー・フィンケとは、一体何だったのか。今季限りでの退団が決まった以上、良くも悪くもこれ以上フィンケに固執する意味は無くなるので、後任監督が発表される前に、フィンケに関しては改めて早めに総括しておきたい。

その前に、2年前の自分のフィンケ評2点である。(以下リンク参照)

◆フォルカー・フィンケでは小粒な感想

◆フィンケの事を今の内に書いておこう

この話は、これ抜きには語れないものがある。何故かと言えば、2年前に自分がフィンケに対して抱いていた不安、そして危惧した事が、残念ながら現実のものとなってしまったからだ。

以下に書くことは、フィンケを支持していた人たちにとっては、少々気分を害する文章になっているかもしれない。しかし自分はフィンケとは相反する考え方の持ち主であり、率直な自分のフィンケに対する考えを書かせてもらったに過ぎない。そこを理解いただいた上で、読んでもらいたい。

就任前からフィンケという人物評は、ある意味でひじょうに分かりやすいイメージを持つ事が出来た。
フィンケが16年間にフライブルクで行ってきた政策や指導、そして言動。これを見れば、レッズでこれから起こるであろう事態は、揚々に予測出来たのである。

プロスポーツに必要な意識とは何か。それは間違いなく闘争心や野心、競争力であると言える。すなわち力のある者こそが力を付け、勝者こそが一番であるという、至極単純な理屈。これは資本主義に繋がる思想である。
ところがフィンケの基本的な考え方は社会主義的なものに近く、この思想は、平等主義や平和主義に繋がるものもあるが、一方で資本社会に必ず生まれる競争主義とは相反するものである。
この思想をプロサッカーに持ち込んだ場合、そこで一体何が起こるのか。
先ず、フィンケが育成や若手を好む理由がここにある。外部からの選手補強は、チーム内に強烈な格差を生む。それが大物選手や有力選手であればあるだけ、その格差は拡がる。一方で自前の選手を育て上げたり、未だ注目されていない選手を探り当てて補強する場合、その格差は最低限の拡がりで済む。そして監督自身は、自らの範疇に置いて扱いやすい選手だけを動かして行く。
格差は常に不満の種である。しかしそれが最低限で済んでいれば、そこには大きな不満も生まれず、騒動も起きない。
フィンケがスター選手不要論を唱えたのも、この思想が大きく影響していた故だと断言出来る。
これはチームの指導方法にも大きく繋がるもので、個人能力を組織力で大きくカバーし、お互いがお互いを助け合うフィンケ流サッカーに、それを乱す恐れがある突出した能力の選手は、絶対にあってはならないのである。

フィンケにとって不幸だったのは、招かれたクラブが、自身の思想とはまったく相反する環境に置かれたクラブだった事であろう。
日本一の観客数を誇る人気クラブにおいて、そこから得た豊富な資金を注ぎ込んで大型補強を繰り返し、タイトルを総なめにし、派手に成長を続けていたレッズに、突如招聘された人物こそフィンケだった。そしてレッズの当時の環境とはまったく正反対の思想を持った人物を招聘してしまったクラブ。この過ちが、2年後の今を決定付けたのである。

それでもフィンケにとって、自らの考え方を和らげ、あるべき環境に見合った行動を選ぶチャンスはいくらでもあった。しかし終始一貫して、フィンケは考え方を曲げなかった。
過去に指揮していたクラブ同様、監督としてだけではなくマネジメント部分にも侵入し、クラブ運営に影響を与えはじめた。
自らの考え方に反する選手は容赦なく構想外とし、その一方で補強は最小限に留めている。
このやり方は、次第にチームから競争意識を奪い、向上心を削ぎ、戦力の底上げが不可能になるまでに至る。17歳や18歳の選手に多くの出場機会が生まれる環境は、競争社会であるはずのプロ組織において、本来は異常な状態なのである。それに先立つスター選手の放出は、チームから”手本”を奪うと同時に、観客減少に致命的な役割を果たしたと言える。

63004244.jpgそのよう中でも、結果が伴っていれば、もっと支持は拡がっていたはずである。
残念ながら、フィンケのこれまで行ってきた多くの政策は、そのほとんどが裏目に出てしまった感は否めない。また自身がそれを認めず、論点をすり替え、言い訳じみたフィンケの言動が、多くの反感を買うはめになった。
観客数の著しい減少のすべてが、フィンケの責任であるとはいえない。しかし、フィンケの言動に伴わない成績低下が集客の減少を招いたのも、動かざる事実である。

フィンケには、監督としての範疇を超えた部分にも、大きな責任がある。自らの希望によってコーチ2人を招き、自らの希望による選手補強も果たした。一方で従来のスター選手を遠ざけた。そして自らチームを指揮した。そうした上で今の成績がある。
著しい情報統制を慣行し、閉鎖的な環境を作り上げたのも、フィンケの希望故である。本来味方に付けなければいけないマスコミの多くを敵に回してしまったのも、フィンケ自身なのである。

このようなフィンケのやり方は、注目が希薄なクラブや小規模クラブでは異を唱える者も少なく、それだけ腰を据えて政策に打ち込む事が可能である。ところが、常に結果優先を求められるレッズ規模のクラブでは、絶対に通用しない。
しかしフィンケには、従来のやり方しか選択肢が無かったのであろう。絶対と思っている自身の思想と、これまで行ってきた自身の政策。結局はそこに行き着くのである。
端から見れば無理があり理想にすぎないかもしれないやり方も、フィンケにとってはそれが現実なのである。それはつまり、フィンケの確信犯だったのかもしれない。

以上の事から、フィンケに対してクラブが契約を更新しなかった事は、至極当然と言える。
このような事態に陥っているにもかかわらず、フィンケ自身は来季に向けた補強に、異を唱えていたという。
しかし、このままでは来季のレッズがどうなっているか、容易に想像は付く。
それでも危機的状況に陥る危険を払ってまで、クラブが尚もフィンケに希望を委ねる価値は、無しと判断したのだ。

68ab2fe7.jpgフィンケにもし”3年目”があったとしたら、一体どうなっていたか。
しかしその議論は、フィンケの反論も含めて、もはや不要である。これ以上、存在しなくなった事に関して話を進めるのは、至極ナンセンスというもの。
1年目があり2年目があった。そして3年目というチャンスを勝ち取れなかった時点で、フィンケの負けなのである。

前々から予想されていた通り、また日頃から報道されていた通り、ついにクラブがフィンケと来季の契約を更新しない事を正式発表。

◆フィンケ監督との契約について
浦和レッズとフォルカー フィンケ監督は、契約満了に伴う話し合いの結果、2011シーズンの契約を更新しないことになりましたのでお知らせ致します。
また、フィンケ監督と共にチームを築いたコーチングスタッフであるカルステン ナイチェル、イブラヒム タンコ、福田正博、大槻毅、モラス雅輝の5人のコーチも契約満了に伴い、2011シーズンの契約を更新しないことになりましたので併せてお知らせ致します。
なお、2011シーズンの新体制は、決まり次第お知らせ致します。
』(レッズオフィシャル)

自分は前々からも公言していた通り、フィンケに関しては続投大反対だったので、契約を更新しないのは当然であり必然。だから今更その旨が正式発表されたからといって、特別の驚きはない。むしろ発表が遅すぎたと思っているくらいで、今は「やっと発表されたか」程度の感情に留まっている。

今回のフロントの判断は賢明だと思っている。
登山で「引き返す勇気」という有名な言葉があるが、今のレッズはまさにその選択をしたのだと思う。底に落ちる前に、取り返しが付かなくなる前に、一旦引き返して、新たな方向性を探り、そして正しい道を選択する。
今までやって来た事を無にするのか?という声もあるのは承知しているが、そのやって来た事がもし間違いだったとしたら、このまま更に同じ道を進み続けても、永遠に本当の目的地には着かない。着かないまま、存在しない目的地を探して、彷徨い続けるのである。

果たして方向性は本当に正しかったのか?否、正しいと思い込んでいただけではないのか?正しいと信じていた方向性が、実は始めから間違っていたとしたら・・・?

繰り返すが、フロントは賢明な判断をしたと思う。勇気ある選択をしたと思う。

ただしまだシーズン途中であるので、フィンケに関しては、また別の機会に書きたいと思う。
今はこの報に対して、ただただ安堵している。それが今の正直な気持ちである。

J1リーグ第33節
川崎フロンターレ1-1浦和レッズ
~等々力陸上競技場


昔から何度も等々力に行っているけど、小杉陣屋町交差点の角っこにある小さなソバ屋には、不思議と一度も入った事がなかった。行き帰り、いつもイイ匂いをプンプンさせているあのソバ屋。
今日ついに入った。いままで入らないまま、良く潰れないでいてくれたものだと関心するが、それ程にどう見ても流行っているとはいえない店・・・
CA3C0922.jpg何の変哲も無いラーメン(500円)が、何故か美味かった。どこからどう見ても普通の昔ながらの鶏ガラ醤油ラーメン。しかも麺がやたら多くて、ボリュームある。こんなに美味いなら、何故もっと早く入らなかったのだろう。俺の十数年の等々力の歴史は一体何だったのか!?(そこまで大袈裟ではない)
来年も是非この店に寄って、ラーメンを喰おうと決心した。


・・・何の話をしているんだ、俺。
そうだ、ここはラーメンのブログではない。レッズのブログである。試合の話をしよう。

さて、開始30秒早々の失点。あれだけドフリーでクロス上げさせて、あれだけ矢島のマーク外していては、そりゃ決められてしまう。試合に入り込めていない内からの失点と言えばいくらか慰めにもなるだろうけど、思わぬ時間帯に決められてしまって調子が狂ったのか。前半のレッズは、どこからどう見ても良くないサッカー。
川崎と対照的。川崎はやることはハッキリしている。ジュニーニョにどかどかボール集めて前へ縦へ。もはや見慣れた川崎の攻撃パターン。
うちは、横パス逃げパス、横へ後ろへ。もはや見慣れたレッズの攻撃(攻撃しているのか?)パターン。

嗚呼またいつものやってるよ~、このままじゃイカンだろ~、と思っていたら、後半20分過ぎから、ようやく前へ縦への姿勢が見え出した。中盤に細貝を投入して運動量を増やし、前線にセルを投入して、前半ほとんど見られなかったアグレッシブさが飛躍的に向上した。こうなると一転してゴールの匂いがプンプン漂い出す。ソバ屋やラーメン屋の匂いも好きだが、やはりゴールの匂いは格別。
何とか混戦からロビーが上手くボールを操って、最後はセルが叩き込んだ。あの混戦であの位置から決めたセル。24節の新潟戦を彷彿させるような場面だった。
結果的に言うと、今日は(珍しく?)フィンケの交代策が功を奏した形。啓太を投入して中盤の守備に厚みを持たせて後ろを盤石にした上で、前では波状攻撃でチャンスを作った。これで逆に更に原口を出していたら、また余計にスペースが無くなって、自ら動きを封じてしまっていたと思う。フィンケもようやく学習したか。もっと早く学習していれば、自身こんな事にはなっていなかったのに・・・

CA3C0928.jpgそれだけに、あと1点、決めてほしかった。あと1歩、あと1歩の何かがあれば、絶対に追加点を奪えていたはず。そのあと1歩、やはりここはエジミウソンが決めるべきなんだよな。今日はエジが前線で完全にブレーキになっていたのは明白で、エジって頑張っているのはわかるんだけど、やはりこういう部分で評価が分かれてしまうのだと思う。あと1点、得点王だって懸かっているんだから、あと1点、エジの1点が観たかったよ。ここは最終節にハットトリック級の活躍を期待するしかないな。頑張れエジ。

------
 J1リーグ第33節 川崎1-1浦和
得点/1分・矢島(川)、75分・セル(浦)
観衆:19,411人

J1リーグ第32節
横浜F・マリノス1-4浦和レッズ
~日産スタジアム


うお~!祭りじゃ祭りじゃ祭りじゃ祭りじゃ~マリノス相手に4得点祭りじゃ~♪
いや~、横浜からこれだけ気分良く帰れたのは、どれだけ振りだろうか。
8ec373e3.jpg前半はロビー祭りの2得点。後半はカウンターによる高橋の見事なパスからサヌが、そして得点王が懸かるエジが、完膚無きまでにマリノスを粉砕する血祭りショー!!
つーか、サヌのゴールが決まった瞬間に隣のオッサンが抱きついてきて、必殺のバク宙を見逃したじゃないか!!・・・まあそれはいいけど。
苦手なマリノス相手に、これだけ面白いようにゴールが決まるのは、本当に気持ち良い。
それもロビーはミドルレンジからだし、後半だって相手のミスに漬け込んだ部分もあるし、カウンターからだし、やっぱチマチマとパス回しているより、こういう決め方の方がスカッとするってなもんだ。決めるべき時に決めるって、こういう事だと思うよ。

と、喜んでばかりだとまた足元すくわれるから、勝って兜の緒を締めよって事で、現実的な話もしておかないと。
前半の守備は、マリノスにかなり揺さぶられていて、あれは一歩間違えば大量失点していたパターン。特に岡本の裏をかなり狙われては危険なパターンを作られていたし、頭でクリアが苦手な坪井のクリアもやはり中途半端だし、バイタルエリアで敵をフリーにさせ過ぎ。あれで1失点で済んだのは奇跡だと思う。
オール国産のマリノスは中澤、栗原という代表センターバックを怪我で欠いていたし、更に小椋も狩野も居なかったし、渡邉も●瀬もベンチスタートだし、ある意味で飛車角金銀落ちの状態でうちを迎え撃とうとした訳で、レッズからすれば、そのような相手に対しては、絶対に勝たなければいけないところだった。レッズとて怪我人は多いものの、条件的には明らかにうちの方が上だったし、その上でこれだけの大差で勝ったのだから、これは必然の勝利といえる。勿論その必然をやってのけたのだから、評価するべき勝利だけどね。
あと贅沢言うと、せっかくチャントが出来た原口、今日こそゴールがほしかったが・・・今日も空回りしていたな。

さてそんな中、進退がとりだたされているフィンケだけど、この勝利だけで掌を返したように「やっぱ来季もフィンケで良いんじゃない?」などと虫の良すぎる話は聞きたくない訳で、そこはクラブも勘違いしないでいてほしいところ。
それでも読売新聞にまで、今月20日にクラブからフィンケとは契約を更新しない旨が通達されたなんて載ってしまっているから、それが事実なら、今更どうこう言う次元の話ではなくなってしまうのだろうけど。
後任にペトロなんて話も載っているが、まさかここでペトロの名前が出てくるのもビックリした。でも、ペトロの名前が挙がるなんて、ちょっと唐突ではないか?
そこでひとつ思ったんだけど、少し前に来季の新監督に広島のミハイロ・ペトロヴィッチを招聘するなんて話があったよね。それ自体の話は沈静化しているものの、で・・・記者が勘違いして、ゼリコ・ペトロヴィッチとミハイロ・ペトロヴィッチを混同して、そんな記事を書いてしまったとかいうオチでは・・・ないよな?いや、そうだとしたら、マジでズッコケちゃんだけどさ。

おまけ。
マリノスさん、風船飛ばしするなら、もっと大人数でやってください。正直あの疎らさは・・・そりゃ「やり直せ!」コールも出るよなぁ・・・

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J1リーグ第32節 横浜マ1-4浦和
得点/3分・ロビー(浦)、44分・ロビー(浦)、45+1分・兵藤(横マ)、50分・サヌ(浦)、53分・エジミウソン(浦)
観衆:29,691人
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ようこそ!!
試合終了/クラブワールドカップ・グループステージ第2戦 インテル2-1浦和 得点/11分・凌磨(浦)、78分・Lマルティネス(イ)、90+2分・Vカルボーニ(イ) ・・・次の試合/クラブワールドカップ・グループステージ第3戦 浦和-モンテレイ(ローズボウルスタジアム=日本時間6月26日10:00キックオフ)


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自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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