J1リーグ第20節
湘南ベルマーレ1-4浦和レッズ
~平塚競技場
夕方、平塚着いて、さてノドが渇いたから先ずはビールでもと思い、ローソン入ってビールをレジへ。
ふと、”からあげクン”が目に付く。そうだ、ビールのつまみに”からあげクン”を買おう。辛党の俺が好きな味は、勿論レッド。
「あと、からあげクンのレッ・・・」ここでハッと気付く。試合前にレッドを喰うという事は・・・イカン、それだけは縁起が悪い。泣く泣くレッドを諦め、あらびきペッパー味に変更。
そしたら・・・湘南のユニフォームが本来の黄緑ではなく、なぜか黒だった。ペッパーの色は、黒だ。ふふふ、試合前に黒を喰った御利益が試合に・・・
と、まあそんな事は右に置いておいて、やっと勝った。京都に続き、さすがに湘南には勝てた。それも京都戦と同じ大量4得点。最下位+ビリ2のチームにはこれだけ取れるのに、何故に仙台にはオウンゴールのみだったのか。いやまあ、相手の守備力が大いに関係している事ではあるのだが・・・
1点くらい次節に残しておけと思ってしまうが、そんな事を言っていると、今度はいつこんな大量点が巡ってくるかわからないから、とにかく取れる時には取っておけってなもんだ。
今日は、いつもと違った部分として、ボール捌きの速さ、そしてシュートの積極性。これがあると無いとでは、サッカーの得点率は雲泥の差になる。
スピラはJ初ゴールが生まれたが、それはそれでおめでとうとして、守備に強さが出て来た感がある。最初の頃はほとんど身体をぶつけて行かなかった彼が、最近では身体を投げ出しての守備が見られるようになって来た。ようやく精神面でも日本のサッカーに慣れてきたのだろうか。
背水の陣で臨んだ湘南戦は、みんなが良く走り、ぶつかり、攻めた。湘南戦もこれまでのフィンケのサッカーを継続していたという人も居るけれど、自分はそうではないと感じた。
今回のサッカーは、選手が自分で判断して動いていたように見えた。とにかくいつもの無駄なパス回しを減らして、前に早く中に積極的に入れる、攻める、シュートする、この繰り返しだった。これはフィンケの言うサッカーには余り見られない部分で、恐らく、この前の選手ミーティングが影響していたと思える。
背水といえばセルもそうで、ようやく生まれたゴールもまさに背水のゴール。その後に余計なイエロー喰らってる辺りがセルらしいが・・・
とにかく今回は、背水の勝利ということで、追い詰められては爆発するレッズが観られた試合だった。勿論、湘南の緩い守備に、大いに助けられた部分を無くしては語れないのではあるが・・・
それと、今回の勝利で、これまでの負けがチャラになる訳ではないのだから、そこは勘違いしてはいけない部分だ。
でも、もうこんな状況だから、先ずは勝てば良い。我慢だ忍耐だ言っていても、勝たなくては始まらないのだから。勝てば帰りの激混みの電車だって屁でもない。酒も美味い。笑顔になれる。勝てば1週間はホッと出来るのだから、とにかく勝利って大事なのさ。
そうそう、帰りの電車と言えば、なんとか21:50の湘南新宿ラインに乗るために、We are~を歌い、全てのコールを終えた瞬間からスタを飛び出し猛ダッシュ!髪を振り乱し、死に物狂いで汗だくになりホームに着いてみれば・・・なぜか大量の赤い同志達。・・・何故だ?みんなそんなに早くスタを出たのか!?せめてWe are~を歌ってからにしようよ・・・
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J1リーグ第20節 湘南1-4浦和
得点/55分・スピラノビッチ(浦)、62分・セルヒオ(浦)、78分・エジミウソン(浦)、79分・エジミウソン(浦)、90+1分・島村(湘)
観衆:14,095人
浦和レッズ1-1ベガルタ仙台
~埼玉スタジアム2002
失点は自分の居る北ゴール裏とは真反対の南だったから、あの時点ではゴチャゴチャしていて誰に決められたかわからなかったし、同点ゴールはエジミウソンかと思ったら、・・・どっちもオウンゴールだったのか。
失点も得点もオウンゴールに終始するゲームって、プロの試合だろうがアマの試合だろうが、そうそう観られたものではないぞ。貴重な試合とも言える。
・・・冗談を言っている場合ではないな。オウンゴールは攻められ守れなかった延長戦だし、オウンゴールは攻めて守りを破った延長戦。まあゴールはゴールだ。
しかし、チャンスは作っていたんだけど、いつものあと1歩か2歩踏み出さない(あえて”出さない”と書く)サッカーが災いしているのか、どうにもこうにもゴールが割れない。
爺さん流に言うなら「しっかりチャンスは作っている」になるし、これをポジティヴに捉えるのは人の勝手だけど、これがいつまでも続くと、結局ゴール出来ないまま、また順位が下がるんだよ。そこだけは紛れもない事実だから、そこは”おざなり”にしてはいけない。そして、それが”なおざり”になっているとしたら、もちろん爺さんの責任になるんだし。
もちろんサポートはし続けるし、そうでなければスタジアムに足を運んでいないのだから、そこはどんな考えを持った人でも、気持ちの根本は一緒だと思うよ。後は、自分の考えを持ってサポートすれば良い話だから、これ以上の綺麗事は無用だ。
現実の話。仙台に勝てなかった事で、残留争い1歩手前に追い込まれた。
自分なりに、残留争いのボーダーラインというものを決めておく必要がある。
順位は12位に落ちたら。若しくは16位との勝ち点が6差。ここまで来たら、本格的な残留争いになると思う。またこの数字は、ある事例をもとに弾き出した数字なので、あながち軽視してほしくない数字として書き留めておく。
そうならない為に、もう本当に負けられないし、勝たないといけないよ。
観客数もヤバイしね。今日なんてキックオフ15分前に着いた時点で、北ゴール裏上部がガランガラン。ついにここまで来てしまった感がある。
もう一度言うけど、これ以上の綺麗事は無用。現実を直視し、その上で前に進まないといけないよ。
おまけ
帰りの東上線にやたら仙台サポが乗っていたんだけど、うちの沿線ってそんなに仙台サポが居るのか!?
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J1リーグ第19節 浦和1-1仙台
得点/69分・オウンゴール(仙)、83分・オウンゴール(浦)
観衆:32,231人
名古屋グランパス3-1浦和レッズ
~豊田スタジアム
監督と合わずに放出された選手に決められる、興行としては見事だよ。
かつてレッズがやっていたようなサッカーを、今季は名古屋がやっていた。そして、あの男が居るチームは、やはり違った。そこには組織や戦術というものを吹き飛ばし、勝つ為に、前へ前へ前へ前へ突き進むサッカー、それをあの男が牽引していた・・・
そうだ、理屈や言い訳なんて、現実の力の前には、薄く小さい紙切れと同じで、何の用も足さない。その小さな紙に色々と書いたところで、太いマジックに塗り潰されてしまったら、その下に何が書いてあるかなんてもう・・・
形として表せ。数字として表せ。それが出来ないままなら、何を言っても何をやっても、もはや同じなのだ。
オーロラビジョンに映し出された闘莉王、ゴールした後に悲しそうな表情していた。あれが演出だったのか本心だったのかどうかは別として、逆にメチャメチャ喜んでくれた方が、こっちも吹っ切れるのに、と思ってしまった。
あの瞬間・・・。こんな時だけ空気読むなんて・・・。去年チームで空気読んどいたら、君はレッズを出ずに済んだかもしれないのに。まあ尤も、それだと君のサッカーが出来なかった訳だけどさ。
でも、これで良かったのかもしれない。他の選手に決められるより、闘莉王に決められた方が、レッズにとっては現実を感じられたかもしれないのだから。
だから闘莉王(とアレックス)の挨拶も、ボ~として見ていたよ。まあ、すぐコールが始まってハッとしたけれど。
・・・何か文章が自虐的になってしまったが、まあ名古屋のサッカーとレッズのサッカー、今季で言えば一勝一敗となった訳だし、どちらがどうこうって話は個人によって見方が違うから、もうあーだこーだ書かないけど、しかし、うちがいつまで経っても勝てないサッカーやっているのは疑う余地が無い。それだけは目を背けず、現実を事実として飲み込まなくてはいけない。
後は・・・もう何も言えない状況。監督の交代策も、坪井のミスも、その他諸々も・・・言い尽くした感もあるが、そんな状態。
豊田でも、みんなで肩組んで飛び跳ね叫んだけれど、終わってみれば放心状態。
何も言えないからって何もしない訳にも行かず、また次もスタジアムに足を運んでしまう訳だが、それにしても・・・溜め息しか出ないな・・・
溜め息しか出ないザ・ヤケ酒。
今回は岡崎に泊まったんだけど、岡崎っていつも愛知環状鉄道に乗り換えるだけで、まともに町の様子を見た事が無かった。で、良く良く見れば・・・飲み屋が無い!いや、まったく無い訳ではないんだが、とにかく少ない!というか飲み屋どころか店自体が少ないというか、駅やホテルの規模からすると、やたら閑散としていて、飲み屋さがすのに苦労した。
もう次回は、岡崎に泊まるのはやめよう。
更に、帰りに静岡ぶらり途中下車ザ・ヤケ酒の旅。
もう昼から飲まなきゃ、鈍行なんかで帰れんわい・・・
スガキヤと
敗戦の味
盆の夏
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J1リーグ第18節 名古屋3-1浦和
得点/54分・闘莉王(名)、65分・宇賀神(浦)、79分・玉田(名)、83分・玉田(名)
観衆:31,715人
と、そんなレッズがゴタゴタしている時にちょっと話題がずれてしまうけど、オジェックの話。
なんとフィンケではなく、あのオジェックが、正式にオーストラリア代表監督に就任した。
まったく寝耳に水だったが、しかしこのニュースは、実に嬉しく、ますますオジェックを応援したい気持にさせられる、明るいニュースだった。
自分は、ホルガー・オジェックという人物は、レッズにとって最高ランクの英雄の1人だと信じている。
それは日本のクラブでは初のACL制覇を成し遂げ、アジア初のクラブワールドカップ3位にまで導いた監督だから・・・という訳ではない。いや勿論それこそ大変な偉業な訳だが、それ以前に自分の中でのオジェックは、あの本当に弱かった頃のレッズに、初の外国人監督として就任し、最初に本当の意味でのプロサッカー環境を注入し、ベースを作り、95~96年はタイトルこそ獲れなかったものの、間違いなくレッズを飛躍させてくれた人物だからである。
そんなオジェックがレッズを去り、その後はトルコのクラブやカナダ代表監督でタイトルを獲得し実績を作った。日頃から「もう一度レッズの監督をやりたい」と言っていたオジェックが、FIFAの技術委員長を経てレッズに戻って来た時も、それは素直に喜んだものだった。そして巨大な結果を残してくれた。
そんなオジェックが翌年、わずか2試合で解任されてしまうという”悲劇”が起き、当時は実に悲しく、やりきれない気持ちになったものだった。
オジェックに関しては賛否両論ある。レッズ的に言えば「このチームはバカだ」発言もあったし、(ドイツ代表時代から尾を引く)ギドとの確執劇に始まり、少々個性の強いオジェックと選手間は、ワシントンなどその後も確執劇が絶えなかった。また一部の外国人を軽視する傾向があるとされた事もあり、オジェック自身は選手そのものの扱いが上手い監督とは言えないのであろう。
しかしオジェックの評価すべき部分は、チームの性質を見抜く力と、サッカー指導に関しては戦略・戦術面でも柔軟性を持っているという点。オジェックもサッカー理念の基本は規律を植え付ける事から始まるが、チームそのものを自分の好きなように変えるのではなく、現時点で持っているチームの性質を見極めて、特性を生かすサッカーをするのがオジェックだ。対照的な例を出せば、ひとつの戦術を頑なに推し進めようとするフィンケとの決定的な違いがこれなのである。(どちらが良い悪いの意味ではないのであしからず)
さてそんなオジェックが、再び第一戦の舞台に戻って来た。
レッズであのような解任劇が起きてしまった以上、オジェックに声を掛けるチームが現れるだろうかと心配していたが、幸いにしてオーストラリアがオジェックを評価していてくれた事は大変嬉しく、安堵の気持ちで一杯である。
還暦を過ぎたオジェックが4年後のブラジル大会を目指すとなれば、もしかしたら監督として最後の仕事になるかもしれないが、キャリアの終盤に待っていた大仕事だけに、ここは自分も熱烈にオジェックを応援したいと、そう思う。そして近い内にスピラを観に、オジェックが再び埼スタに来てくれたら嬉しい。
オジェックに幸あれ
ヴィッセル神戸1-0浦和レッズ
~ホームズスタジアム神戸
前節は、失点後に数的優位になったものの、得点できずに・・・
今回は、数的優位になった後に、失点した挙げ句に、得点できずに・・・
どっちも約50分、レッズは数的優位だった。
結局、負けとるがな。
しかも、偵察したのに負けた。
カッコ悪過ぎる・・・
試合内容も、言わずもかな。いつも通り。
だからもう内容はあーだこーだ書かない。書いても同じだもん。
ただひとつ、開始1分だか2分だかでサヌが絶好のシュートチャンスを打たずに、わざわざ中のエジにパスした時は、ああ、・・・と思ったよ。何のためにせっかく攻撃的位置に入ったのか、そこまでパスしなきゃならんのか・・・
というか、あのチームにもこのチームにも、こうやってアッサリ勝ち点3を与えてしまって・・・うちは下位チームのための慈善事業やっているのか?
一瞬映像で映ったフィンケ爺さん、足組んで強気の姿勢で居るかと思ったら、顔はどうしたら良いのかわからないようなオタオタの表情してたけど・・・
まだうちの監督続けるつもりなのかしら・・・人間、引き際ってのもあるんだし・・・もう良いんじゃね?これ以上お互いの傷口を拡げる必要もあるまい。
ちなみに監督の問題より選手の問題という意見もあるけど、その選手を育てて選んで使って指示しているのは他でもない、監督なのだから、物事は順番があるのだから、先に選手云々は言いたくないのであった。
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J1リーグ第17節 神戸1-0浦和
得点/52分・三原(神)
観衆:12,799人
サヌ「グォッ!!こ、このジジイ、また後ろから人の首を・・・!」
フィンケ「お前を攻撃的位置で使う事に決めたよ~ん」
サヌ「何だと!?俺を散々不慣れなサイドバックで使いやがって!何を今更・・・!!」
フィンケ「だって、お前が得点してくれないと、俺がクビになっちゃうかもしれないんだも~ん」
サヌ「何て自分勝手な、って、いい加減に俺から離れろボゲェ!!」
ということで、ついにフィンケ爺さんが、重い腰を上げたように、サヌを攻撃的位置で使う事を決めたようである。まあ主原因は達也の怪我ではあるのだが・・・
関連記事/◆浦和サヌFW起用濃厚「監督に応えたい」 (ニッカン)
サポからもサヌを前で使えとの声が高かったし、自分も散々そう言って来たから、ようやくフィンケがその気になったのは、良かった。
後は、サイドバックとは違って、敵のプレスが格段に違う攻撃的位置で、サヌがどれだけの動きが出来るかが注目点だ。ただ、またパスだ何だで押さえ込んでしまうと、元の木阿弥になってしまう。少し自由にやらせてあげたいよな、サヌには。
ケルンではあまり出場機会に恵まれていなかったし、ブルキナファソ代表なんて更に不明な点が多いから、正直言えばサヌの攻撃的位置での明確なデータが無い。それ故に、期待と不安の両方がある。が、楽しみである。
ちなみに、左サイドバックは宇賀神が先発復帰するだろうけど、彼のバックアッパーも見つけておかないといけない。これまでサヌと宇賀神を併用していたのは、疲労面も考慮しての上だったはずなので、今度は宇賀神のスタミナも考慮しないといけなくなるだろうから。
ところで話がかなり前に戻るが、サヌが日本に来る報道があった時、スポーツ紙やサッカー誌は、『サヌがフライブルク時代に左サイドバックをやっていた』と書いていたが、本人が新潟戦で左サイドバックでJデビューを果たした時、本人の口からは『初めてのポジション』という言葉が出たし、フィンケもサヌをその位置で使ったのは初めてみたいなコメントをしていた。となると、フライブルク時代のサヌの左サイドバックという報道は、一体何だったのだろうか?日本のマスコミも、けっこういい加減だなぁ、オイ。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。