J1リーグ第33節
川崎フロンターレ1-1浦和レッズ
~等々力陸上競技場
昔から何度も等々力に行っているけど、小杉陣屋町交差点の角っこにある小さなソバ屋には、不思議と一度も入った事がなかった。行き帰り、いつもイイ匂いをプンプンさせているあのソバ屋。
今日ついに入った。いままで入らないまま、良く潰れないでいてくれたものだと関心するが、それ程にどう見ても流行っているとはいえない店・・・
何の変哲も無いラーメン(500円)が、何故か美味かった。どこからどう見ても普通の昔ながらの鶏ガラ醤油ラーメン。しかも麺がやたら多くて、ボリュームある。こんなに美味いなら、何故もっと早く入らなかったのだろう。俺の十数年の等々力の歴史は一体何だったのか!?(そこまで大袈裟ではない)
来年も是非この店に寄って、ラーメンを喰おうと決心した。
・・・何の話をしているんだ、俺。
そうだ、ここはラーメンのブログではない。レッズのブログである。試合の話をしよう。
さて、開始30秒早々の失点。あれだけドフリーでクロス上げさせて、あれだけ矢島のマーク外していては、そりゃ決められてしまう。試合に入り込めていない内からの失点と言えばいくらか慰めにもなるだろうけど、思わぬ時間帯に決められてしまって調子が狂ったのか。前半のレッズは、どこからどう見ても良くないサッカー。
川崎と対照的。川崎はやることはハッキリしている。ジュニーニョにどかどかボール集めて前へ縦へ。もはや見慣れた川崎の攻撃パターン。
うちは、横パス逃げパス、横へ後ろへ。もはや見慣れたレッズの攻撃(攻撃しているのか?)パターン。
嗚呼またいつものやってるよ~、このままじゃイカンだろ~、と思っていたら、後半20分過ぎから、ようやく前へ縦への姿勢が見え出した。中盤に細貝を投入して運動量を増やし、前線にセルを投入して、前半ほとんど見られなかったアグレッシブさが飛躍的に向上した。こうなると一転してゴールの匂いがプンプン漂い出す。ソバ屋やラーメン屋の匂いも好きだが、やはりゴールの匂いは格別。
何とか混戦からロビーが上手くボールを操って、最後はセルが叩き込んだ。あの混戦であの位置から決めたセル。24節の新潟戦を彷彿させるような場面だった。
結果的に言うと、今日は(珍しく?)フィンケの交代策が功を奏した形。啓太を投入して中盤の守備に厚みを持たせて後ろを盤石にした上で、前では波状攻撃でチャンスを作った。これで逆に更に原口を出していたら、また余計にスペースが無くなって、自ら動きを封じてしまっていたと思う。フィンケもようやく学習したか。もっと早く学習していれば、自身こんな事にはなっていなかったのに・・・
それだけに、あと1点、決めてほしかった。あと1歩、あと1歩の何かがあれば、絶対に追加点を奪えていたはず。そのあと1歩、やはりここはエジミウソンが決めるべきなんだよな。今日はエジが前線で完全にブレーキになっていたのは明白で、エジって頑張っているのはわかるんだけど、やはりこういう部分で評価が分かれてしまうのだと思う。あと1点、得点王だって懸かっているんだから、あと1点、エジの1点が観たかったよ。ここは最終節にハットトリック級の活躍を期待するしかないな。頑張れエジ。
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J1リーグ第33節 川崎1-1浦和
得点/1分・矢島(川)、75分・セル(浦)
観衆:19,411人
横浜F・マリノス1-4浦和レッズ
~日産スタジアム
うお~!祭りじゃ祭りじゃ祭りじゃ祭りじゃ~マリノス相手に4得点祭りじゃ~♪
いや~、横浜からこれだけ気分良く帰れたのは、どれだけ振りだろうか。
つーか、サヌのゴールが決まった瞬間に隣のオッサンが抱きついてきて、必殺のバク宙を見逃したじゃないか!!・・・まあそれはいいけど。
苦手なマリノス相手に、これだけ面白いようにゴールが決まるのは、本当に気持ち良い。
それもロビーはミドルレンジからだし、後半だって相手のミスに漬け込んだ部分もあるし、カウンターからだし、やっぱチマチマとパス回しているより、こういう決め方の方がスカッとするってなもんだ。決めるべき時に決めるって、こういう事だと思うよ。
と、喜んでばかりだとまた足元すくわれるから、勝って兜の緒を締めよって事で、現実的な話もしておかないと。
前半の守備は、マリノスにかなり揺さぶられていて、あれは一歩間違えば大量失点していたパターン。特に岡本の裏をかなり狙われては危険なパターンを作られていたし、頭でクリアが苦手な坪井のクリアもやはり中途半端だし、バイタルエリアで敵をフリーにさせ過ぎ。あれで1失点で済んだのは奇跡だと思う。
オール国産のマリノスは中澤、栗原という代表センターバックを怪我で欠いていたし、更に小椋も狩野も居なかったし、渡邉も●瀬もベンチスタートだし、ある意味で飛車角金銀落ちの状態でうちを迎え撃とうとした訳で、レッズからすれば、そのような相手に対しては、絶対に勝たなければいけないところだった。レッズとて怪我人は多いものの、条件的には明らかにうちの方が上だったし、その上でこれだけの大差で勝ったのだから、これは必然の勝利といえる。勿論その必然をやってのけたのだから、評価するべき勝利だけどね。
あと贅沢言うと、せっかくチャントが出来た原口、今日こそゴールがほしかったが・・・今日も空回りしていたな。
さてそんな中、進退がとりだたされているフィンケだけど、この勝利だけで掌を返したように「やっぱ来季もフィンケで良いんじゃない?」などと虫の良すぎる話は聞きたくない訳で、そこはクラブも勘違いしないでいてほしいところ。
それでも読売新聞にまで、今月20日にクラブからフィンケとは契約を更新しない旨が通達されたなんて載ってしまっているから、それが事実なら、今更どうこう言う次元の話ではなくなってしまうのだろうけど。
後任にペトロなんて話も載っているが、まさかここでペトロの名前が出てくるのもビックリした。でも、ペトロの名前が挙がるなんて、ちょっと唐突ではないか?
そこでひとつ思ったんだけど、少し前に来季の新監督に広島のミハイロ・ペトロヴィッチを招聘するなんて話があったよね。それ自体の話は沈静化しているものの、で・・・記者が勘違いして、ゼリコ・ペトロヴィッチとミハイロ・ペトロヴィッチを混同して、そんな記事を書いてしまったとかいうオチでは・・・ないよな?いや、そうだとしたら、マジでズッコケちゃんだけどさ。
おまけ。
マリノスさん、風船飛ばしするなら、もっと大人数でやってください。正直あの疎らさは・・・そりゃ「やり直せ!」コールも出るよなぁ・・・
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J1リーグ第32節 横浜マ1-4浦和
得点/3分・ロビー(浦)、44分・ロビー(浦)、45+1分・兵藤(横マ)、50分・サヌ(浦)、53分・エジミウソン(浦)
観衆:29,691人
浦和レッズ0-2ガンバ大阪
~埼玉スタジアム2002
力の差は明かではあった。始まる前から、脳味噌の隅っこではわかっていた事なのだろうが、サポーターとして試合を始める前から、力の差を比較はするけど、本気で負けを予想する人など居ない・・・と思う。
でも、蓋を開けてみたら、結局こうなった。
理屈ではない。
これが現実。
何故ここまでガンバに勝てないのか、何故ここまで力の差が開いてしまったのか、その原因は何なのか。
ほとんどの人は・・・だいたいわかってはいるとは思うけど、今更それを口に出して言ってみたところで、過去に散々書いてきた事の繰り返し。その繰り返しのまま、ここまで来てしまったのだから、もう何も言えない。
前半、特に開始10分の猛攻時に得点出来ていたら・・・
高橋のシュートがバーではなくネットを揺らしていたら・・・
遠藤のゴールの前にオフサイドを取れていたら・・・
色々と分岐点はあったはずだが、それでも結果は結果である。
これが現実。
速い攻撃が出来るチームは強い。
パスが通るチームは強い。
コーナーキックから得点出来るチームは強い。
パスを回しているだけのチームは・・・
コーナーキックから得点出来ないチームは・・・
これが現実。
若い選手に経験を与えるだけでは、一定レベルに留まっている補強だけでは、いつまで経ってもガンバにはなれない。名古屋は数年前のレッズを実践して、そして優勝してしまった。
レッズは、ガンバ以上のチームを構成していた時代もあった。あの頃は何もかもが徹底していた。フロントも、チームも。
あれから数年、ここまでガンバに水をあけられてしまった原因は何か。
もう、みんなわかっているはず。
理解したはず。
これが現実。
ロビー退団決定と、痛々しい敗戦。
とにかく酒の味が最悪。
このチームとクラブは、これから何処に向かおうとしているのか・・・
とにかく残り試合、頑張ろう。賞金圏内の8位以上入賞を目指して。そして元旦を目指して。今はもう、それしかない。
最後に一言。
いい加減、何度、遠藤にゴールを献上すれば気が済むのか・・・
レッズは遠藤のゴール製造器じゃないぞ!!
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J1リーグ第31節 浦和0-2ガ大阪
得点/53分・遠藤(ガ大)、83分・ルーカス(ガ大)
観衆:40,071人
浦和レッズ1-0ジュビロ磐田
~埼玉スタジアム2002
180度違う天気を予報する気象予報士って、これで金貰っているんだから、良い職業だよな。・・・仕事しろ仕事!!
ってことで、お陰で雨に打たれてビチョビチョになりまくりんぐ状態で、寒いわ冷たいわで、風呂が恋しくて、試合終わったらスタから猛ダッシュで帰還である。
ああ、やっと磐田に勝利。今季は3度目の正直ならぬ、4度目の正直での勝利。
怪我人続出で台所事情が苦しい中、今度は柏木まで肉離れで離脱する厳しい状況の中でも、ガラガラの埼スタでも、何とかかんとか準々決勝進出である。
試合内容は正直言うと、守備陣は集中を欠かさず磐田の猛攻を跳ね返していたけど、磐田のゴール前でのミスから失点を逃れた面もあり、攻撃にしてもスピーディな展開ほどにはパッとはしなかった面は否めない。
ただ今回最も評価すべき点は、決勝点となったエジのゴール、ああいう泥臭いゴールが本当はレッズに一番必要な形なんだと思うよ。高橋が素早くクロスを入れる、川口が弾いた所を詰めていたエジに当たって押し込むようにゴール!万一外したとしても、更にすぐ隣にはサヌも詰めていた訳で、ああいう感じで気持ちで押し込んだような形は、キレイではないけど、ゴールに向かう姿勢を観た力強さを感じられるゴールになるのだから。
ポンポンとショートパスを回してゴールに迫るも、いつまで経ってもその形からゴールが奪えないよりは、ああいった泥臭いゴールこそが、今は一番求められるものだと思う。
渦中の人ロビーは先発。どうしてもロビーのプレーに目が行ってしまう。
派手さは消えたけど、やはりロビーのプレーはチームにアクセントを与えてくれる。そしてボールを落ち着かせてくれる。ああいうプレーが出来る選手って、やはり貴重だし、心強い存在だと思うんだけどなぁ・・・
で、天皇杯準々決勝の相手は、・・・ガンバね。でも、ええ~、万博なの・・・?
帰りにタツヤで、もといツタヤで小田和正の新曲♪グッバイを購入。
曲名はグッバイだが・・・
しかしロビーとは、まだグッバイしたくないぞ。
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天皇杯4回戦 浦和1-0磐田
得点/42分・エジミウソン(浦)
観衆:11,129人
浦和レッズ2-0京都サンガF.C.
~埼玉スタジアム2002
ロビーはレッズはもとより、Jリーグにおいて最もプロフェッショナルな選手のひとりであると思っているから、そんなロビーがヒーローインタビューで涙を見せるとは、これまで想像もしなかった。もちろんプロフェッショナルだから涙は似合わないとかいう意味ではないんだけど、今回の涙は、個人的にもいささかガツンと来るものがあった。そしてやはり、ロビーもひとりの人間なのだと・・・
ロビーの去就がどうなるかは現時点では不明とはいえ、マルシオ・リシャルデスの存在がちらつく現状では、やはりロビーも思うところは当然あるし、それはサポーターも同じ。
「今季が最後になるかもしれない」的な発言。わかっていてもショッキングだし、出来ることなら、来季もロビーにはレッズの一員として居てほしいのが本音だ。
しかし、もちろんそれもプロの世界。感情的になり過ぎるのも禁物ではある。でも、感情的になってしまうのも、人間である。そしてせめて今日だけは、感情的になりたいのである。
自分も今回はさすがに胸に来るものがあって、彼の涙にグッと来てしまい、ロビーコールの際には声が詰まってしまったよ。
と、ロビーの涙ですっかり試合の方が霞んでしまった感があるが、それにしても当初予想していたよりも京都の攻守のバランスが良くて、攻めるレッズにしても、混戦模様からエジが押し込んで先制したとはいえ、全体的にはイマイチ崩しきれない時間帯が続いていた。
そうかと思えば、後半はやたら押し込まれる時間帯も多くて、こういう部分は、相手にお付き合いする悪い癖が一向に直っていない。本当は、西京極や平塚で見せたような戦いを、今回ホームでやらなくてはいけなかったのだが・・・
ようやく連敗が止まったのは安堵だけど、まあ勝ったから良いや、という試合は、上位チームと対戦してこそ言える言葉なのだと思う。
京都の降格に関しては、特別の感情は無いんだけど、これで4度目って多すぎではないかい?
でも目の前で相手チームの降格を観るのって、やはり辛いものがある。こういうシーンは、99年に駒場で平塚の降格を目の当たりにして以来だけど、その年にレッズだって降格した訳だし、その気持ちは痛いほど十二分にわかっているのだが。
痛いといえば、4日前に仕事中に右膝を木製パレットの角に思いっきりぶつけてしまって負傷。一昨日まで階段の上り下りも辛いほど痛かったんだけど、今日までに何とかピョンピョン跳ねられるまでに復活したのは良かった。さすがに「歌え浦和の男なら」と時はきつかったけど・・・
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J1リーグ第30節 浦和2-0京都
得点/21分・エジミウソン(浦)、90+1分・ロビー(浦)
観衆:32,398人
J1リーグ第29節
サンフレッチェ広島2-1浦和レッズ
~広島ビッグアーチ
数年ぶりとなる広島遠征。鈍行どころか、珍しくバスとなった今回。
5日20時半に新宿を出発した高速夜行バスは、岡山、福山、広島大学を経由して、翌6日10時にほぼ予定通り無事に広島駅へ到着。
晴天に恵まれて、絶好の観光シーズンである秋の宮島で名物カキを堪能し・・・
原爆ドームと平和資料館を見舞い・・・
夜は新天地で勝利の前祝いと称して飲みまくり、更に「広島の素材をすべて使った」という胡散臭い広島ラーメンを話のタネに喰ったら、これが意外にも激美味だったり・・・
ここまでは全てが順調だった、ここまでは。
肝心の本日7日、起床すれば外は小雨。この時点で暗雲が立ち込めていたのかもしれない。
緩急を使い分ける広島のパスサッカーに、またもレッズは馬鹿正直にぶつかって行く。応用と融通が利く広島のパスサッカー。応用と融通が利かないレッズのパスサッカー。融通の利かない人間が社会生活から淘汰されるのが世の常であるのと同じで、融通の利かないサッカーは、結局・・・。
前回埼スタで、広島のこの術中にはまって敗れた事をレッズはすっかり忘れている。本当に相手を研究しない。学習能力が無い。それを嘲笑うかのように、ミキッチ目掛けてロングボールを放り込む広島。それを相手しているのが基本的に原口1人なんだから、一体このチームの守備体形はどうなってんの?
だいたい、延長までもつれたナビスコ決勝の激戦から中3日の広島。うちは1週間タップリ時間があったのに、何やってたんだ?広島はまだエンジンが冷めていないまま試合を迎え、レッズはエンジンが暖まっていないまま試合を迎えたとでも言うのか?
エジの弾丸先制ゴールは素晴らしかったが、その後の絶好機を決められなかったのもエジ。そしてサヌと岡本。ってかサヌって、結局足が速いだけなんだな・・・
主審は、両チームの監督が半ギレするほどに経験不足見え見えのスーパー糞ジャッジ連発だし、フィンケレッズ名物ロスタイム失点、またも飛び出してはゴールマウスをぽっかり開ける山岸は、一体何がやりたいのだろうか?加藤や大谷がダメなら、都築も戻らないなら、いっそ清水をクビになった西部を補強してくれ!
また連敗の泥沼。酷い。
ブーイングどころか、ゴール裏四方八方から「何度同じ事を繰り返すんだ!」の怒号が飛び交う。
振り向かない選手達。
フィンケも笑ってる場合か!
情けない敗戦に、せっかく覚えた柏木のチャントが頭の隅に追いやられてしまった。
珍しく贅沢新幹線のぞみちゃんで帰還。
勝利を想定して新幹線の出発時間を17時半に設定したのに、まさかの敗戦でやたら超ダッシュで広島駅に戻って来てしまい、やたら時間が余ったから、駅内の喫茶店でザ・やけ酒・・・
そして今、帰還。
速いなぁ、N700系は。
しかし、疲れた。
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J1リーグ第29節 広島2-1浦和
得点/31分・エジミウソン(浦)、51分・李(広)、90+1分・佐藤(広)
観衆:21,725人
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。