FC東京0-1浦和レッズ
~味の素スタジアム
ここまで相性抜群だと、逆に恐くなってくるな。とにかく相手がF東京だと、うちは絶対に負けない。いや絶対に勝てるのだから、とにかく凄まじい程に相性の良さである。・・・まあ、昔はその逆だったケド。
その東京は2面性があったね。とにかくミスが多くて、うちはそれに助けられた面は否めないし、そうかと思えばバー直撃のシュートが2本もありヒヤリ。
最後のロスタイム、また4分かよ!!と誰もが思っただろうし、また悪夢を見ないように、とにかく神経が痛いほどキリキリしたロスタイムだった。実際、誰か敵の選手にドフリーでボールが渡った場面があったような・・・あの瞬間ドキッとしたけど、幸いにして後ろにつんのめってボールを離してくれた(?)おかげで事なきを得たが、とにかく心臓に悪い・・・
うちは・・・うーん、結局PK1点だけ。勝ちは勝ちなんだけど、やはりアグレッシブさを欠いていた感もあり、シュート打つタイミングも1歩遅いかなぁ。必ずブロックされてた。やはりボール持ちすぎは余り良い結果を生まないよ。
もちろん原口などは積極的に斬り込んだからこそ得たPKではあったけど、全体的に見ると、やはり今回の攻撃はシックリ行っていなかったと思うよ。特にエジミウソンは・・・どうしてもボールが納まらないのに、無理にポストプレーやらせているから、そこでブレーキになっていたし、珍しく途中で退いてしまったし・・・
と、後ろ向きな話もあれば、素晴らしいパフォーマンスを披露した選手も多々。A代表を経験して一皮剥けた感のある細貝は、阿部が抜けた穴をしっかり埋めている。あの運動量、もうレッズのひとつの武器だね。細貝があそこまで動いてくれると、柏木も仕事が出来るスペースが出来てくる。今日の細貝と柏木のボランチとしての関係は、かなり良かったと思うよ。
そして何と言ってもスピラ。オースピラ!に刺激されたのか、もうウットリ(別に変な趣味は無いぞ)するような完璧な守備だった。特にあのボールの奪い方、あれ一歩間違うと裏取られて大ピンチになる諸刃の剣ではあるんだけど、それを2度3度ノーミスでボール奪っていたのには身震いした。こちらも代表で、オジェックから何か授かって一皮剥けたか!?
いやはや、とにかく勝って良かった。
下との勝ち点差を拡げるためにも、そして少しでも上に行くためにも、今回は絶対に勝たなくてはいけない試合だったし、こここで勝ったと負けたでは、大きく違っていた。今後を左右する大事な試合だった。
次はいい加減ホームで勝とう。
と、ホッとして気分良くスタジアムを出たら・・・
京王線人身事故でストップ!!
コラー!!
東京の社長が「早く帰れ」っていうから、休憩せずに早く出てあげたのに、今度は人身事故で足止めとは・・・
おかげでいつもより列が糞詰まり状態。幸いにしてすぐ電車が動き出したようで、まあ、予定より20分くらい遅くなった程度で電車に乗れたから良いものの、最後の最後でとんでもないハプニングが待ち構えていた今回の試合だった。嗚呼アウエーの洗礼・・・
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J1リーグ第22節 F東京0-1浦和
得点/66分・ロビーPK(浦)
観衆:29,959人
もちろん昔から今まで、確固たる統計を取っている訳ではないので確実的な事は言えないが、他クラブから比べても何となく、そんな感じがする。
怪我人が多くなるとサポーターの間では決まって、「レッズは何故フィジカルコーチを置かないのか?」という話になるのだが、そもそもフィジカルコーチ(以下フィジコ)とは、何をする人物なのだろうか?
平たく言えば、選手の体調管理や体力面強化・維持を専門的に扱う役割を担うコーチという事になるのだろう。
しかし中にはそのようなトレーニング的な事だけに留まらず、医師のように治療やリハビリケアまで面倒を見るフィジコも居るようだし、それとは別に精神面でのカウンセリング指導を行うフィジコも居るようだ。
こうして見ると、フィジコの役割というのは実に曖昧な部分が多く、どこからどこまでがフィジコの担当という明確なものが存在していない。唯一共通して言える事は、「フィジカルの強化と管理」という事だけだろう。
さてここで問題になって来るのは、レッズにフィジコを置いた場合に、怪我人が減るかどうかという部分である。
それに対してひとつのこんな意見がある。それは「怪我は運・不運もあるし、フィジコを置いても外的要因による怪我は防げない」というもの。
正論である。確かに選手が如何に注意を払っていようと、フィジコが選手の身体を強化管理しようと、選手がそれ以上の打撃を受ければ、運が悪ければ当然のように身体は壊れてしまう。故にこれに関しては、フィジコは関係ないというのが、その意見の理由である。
ただしフィジコの役割を考えた場合、本当に関係ないと言い切れるだろうか。
言うまでもなくフィジコの基本的な役割のひとつは、選手が怪我をしない為の基礎体力作りである。この中には、怪我をしない為の構えや動き、受け身の指導も含まれていると思われる。そういう専門的な指導を日々受けている選手と、そうでない選手では、長いスパンを考えた場合に、違いが出てくるのではないだろうか?もっと言えば、もともとフィジカルが弱い選手が居たとして、そういう選手をフィジコが指導強化するのとしないのでは、これも違いが出てくるのではないだろうか?
それを考えると、フィジコの必要性が出てくる、とも考えられる。
それでもフィジコを置くクラブと、そうでないクラブが存在するのは何故か。
ひとつは専門職を置かずに、監督やアシスタントのコーチがフィジカル面も含めたチーム指導を行うという方針。
もうひとつは・・・やはりフィジコの役割に対してその成果が、今ひとつ不明確な現状があるからだろう。だからこそ不明確なものに対して、お金はかけられないクラブもあるのだと思う。
レッズは果たしてどうなのか?毎年のように怪我人が多発するクラブでありながら、何故フィジコを置こうとしないのか?そしてこれはフィンケだけに限らず、レッズがフィジコを置いた歴史は、明らかに少ない。
一部でドイツ人監督はフィジコを置かないと言われているらしいが、ドイツ人監督でもフィジコを置いているクラブは沢山あるのだから、それは理由にはならない。
ちなみに過去、レッズに存在したフィジコで忘れてはならない人物~フラビオコーチが居るが、彼が行った仕事はフィジコの枠に留まらず、レッズの監督にチッタを斡旋したという、何故フィジコが強化担当の真似事を?というものまである。それで監督をチッタにしてしまったのだから、一体レッズというクラブは、本当に摩訶不思議なクラブである。
浦和レッズ7-0[埼玉県代表]東京国際大学
~駒場スタジアム
東京国際大学の選手と応援団と関係者の皆さん、
ようこそ駒場へ。
大学生というのは、決して侮れないカテゴリーで、現実を見れば年齢的にはJリーガーより上の選手も沢山居るし、それこそ高校生ルーキーでプロになった選手と、現役大学生の選手とでは、身体的には大学生の方が有利な面もあるのだ。過去横浜フリューゲルスや清水が大学相手に延長戦まで縺れ込むような苦戦をしたり、去年も湘南が明治大学に完封負けしている例を見れば、大学生は侮れないのだ。
ましてや去年の松本の悪夢を繰り返さないためにも、とにかく本気モードだったレッズ(ただしロビー以外。ロビー、けっこうお試しプレーやってた)。
蓋を開けてみれば、レッズと東京国際ではかなり実力的に開いていた為にレッズのゴールラッシュとなった訳だが、ここは去年と同じ過ちを繰り返さず、しっかり勝ったレッズ。今日はそれひとつに尽きる。
・・・と、それだけでは寂しいので、もちろん水輝がボランチで奮闘していた姿、一番走り回った高橋、そしてようやくレッズでは公式戦初ゴールの高崎、見るべき部分は沢山あった。ありすぎて、目が回った。そして林にも、決めて貰いたかった・・・
ただ試合とは別に、最後に阿部が出て来て場内一周の感動・・・
しかし今回は試合に気持ちの比重を置きたいから、ここでは阿部の事は多くは触れないでおく。
ただひとつ、本当に阿部には”世界を揺るがす”選手になってほしい。頑張って来いよ・・・
3回戦の相手は、徳島に決まった模様。
徳島には失礼を承知で言うけど、本当は鳥取に勝ち上がってもらって、岡野に駒場の芝を踏ませてあげたかった。
でも、こればっかりは仕方ないね。徳島には春のプレシーズンマッチのリベンジという事で、絶対に勝とう。
あ、駒場の芝と言えば・・・ちょっと、いやかなり荒れてたなぁ。ボコボコどころかボコンボコンで、前半はかなり選手が足を取られていた。あれじゃ怪我するよ。実際セルが怪我しちゃったし。芝だけは速急にどうにかしてほしい。
おまけ
←先着900名とかで、なんか貰ったよ。
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天皇杯2回戦 浦和7-0東京国際大学
得点/5分・エジミウソン(浦)、30分・ロビーPK(浦)、39分・セルヒオ(浦)、40+1分・ロビー(浦)、48分・原口(浦)、72分・高崎(浦)、88分・原口(浦)
観衆:9,701人
かつて駒場での当日抽選は、浦和市民サポ以外では電車だとなかなか間に合わない6時開始だったから(埼スタもしばらくは6時開始だったけど)、富士見市民の自分は朝4時に起きて、愛車をぶっ飛ばして浦所バイパスを爆走して駒場に通ったものさ。
着いたら門が開いてなくて、なんて事も良くあったなぁ。開ける人が来ないから、開き待ちしてる人達と勝手に開けたりした事もあったけど・・・
ちなみに自分の駐車場から駒場まで、最短16分台の最高記録が・・・朝4時とはいえ飛ばし過ぎ・・・
今はキックオフ6時間前の抽選になったとはいえ、朝6時抽選時代の午前中の駒場の雰囲気が、懐かしいな。
近所の人が犬の散歩やラジオ体操やってる真横で、サポがゾロゾロ抽選列に並んで真剣な顔して札を引いてる光景。
開場待ちの間に麻雀やってるグループとか、ビラ配ってる人とか・・・
あ~、あのローカルな雰囲気が懐かしい。また味わいたい、古き良き時代の駒場の朝の雰囲気。
5日は久々にそれが味わえるぞ。
まあ朝一ではなく、完全に日が昇った11時抽選だけど。
土日試合日の午前中の駒場、かつては当たり前だったものが、今では実に貴重。
つーか・・・チケット余りまくり。
対戦相手も未定だし、埼玉代表・東京国際大学か、栃木代表・栃木ウーヴァFC・・・栃木ウーヴァ?ウーヴァって何だ??そういうチームがあったのも初めて知ったし・・・
だいたい対戦相手が試合2日前にならないと判明しないというのも変な話だが、どっちが勝ち進んで来ても、相手は中1日でまた試合って、何か変じゃないか?しかもこの糞暑い夏に中1日って、ちょっとアンタ・・・
あ、でも去年の松本の例もあるから、あんまり相手の事ばかり考えていると、また足元すくわれるかも。
阿部は移籍するし、代表組は居ないし、怪我人は沢山居るし、すごいギリギリのメンバー編成になるの確実だな・・・
J1リーグ第21節
浦和レッズ1-1鹿島アントラーズ
~埼玉スタジアム2002
90+3分=ヨンセン
90+4分=遠藤
90+5分=本山
・・・今季ロスタイム失点により、勝ち点を逃した試合がこれで既に3度目。
今年に限った事ではないけど、それにしてもこういう形の失点・・・多すぎじゃね?
ここまで来ると、怒りや悔しさを通り越して、・・・悲しくなってくる。どうしてこうなっちゃうんだろう・・・
そりゃ選手は頑張っていたし、鹿島相手に堂々の試合展開さ。前節から、もうフィンケのサッカーなんてやっていない。自分たちが判断して、アグレッシブに行くと決めた事をキチンと実行しては、あと1歩のチャンスも作っていた。
必死にボールに喰らいついて、必死にPKを阻止して、必死に先制ゴールをあげた。選手は次々痛んでは倒れて、そして起きあがり、また倒れて・・・本当に良く頑張ってくれたと、本当にそう思うよ。
でも、最後なんだよ、最後。遠足は家に着くまでが遠足と同じで、ロスタイムも最後の笛が吹かれるまでがロスタイムなんだ。
守り逃げ切るという意図は明確だったはず。それなのに、何故あそこで、最後の最後で本山をドフリーにしたの?遠藤の時もそう、ヨンセンの時もそう、あの試合も、この試合も、いつもいつも、わかっている筈なのに、最後の最後で集中が切れて、危険な選手をフリーにしては、お約束のように決められる。ゴール前を固めているはずなのに、何故!?
湘南戦でロスタイムに1失点した事を、某掲示板で『4点取っているから目立たないけど、ロスタイムの失点は大きな問題』と指摘したレスがあった。そのレスに対して『勝ったから良い』『良くある事』と反論レスもあったが、これを今回の試合に置き換えた場合、・・・何が言いたいか、わかるよね?
山岸だって湘南戦での失点は、自分に怒っているようなコメントを残していたじゃないか。その舌の根も乾かぬ次の試合で、またロスタイムに失点では、口だけ番長になってしまうよ。そりゃPKも防いだし、頑張ったけど、でも・・・もちろん最後は、繰り返すけど、本山をあんな危険な位置でドフリーにした守備全体の責任だけどさ・・・
ロスタイムが4分なのに、失点時間が5分とか、そのロスタイムがなぜか6分あったとか、そもそも試合通して西村氏には納得いかないジャッジもあったけど、問題はそこじゃないと思うんだ。やはりレッズ自身のメンタルも含めた弱さが、すべて影響しているものだと思うよ。もちろん西村氏は、過去に某試合で前半から2人も退場させやがった頃から大嫌いではあるけど。
最後の選手挨拶では、多くのサポから拍手が出ていた。
自分も拍手をしたかった。本当に頑張ったと思ったから。
が、・・・肩が、腕が、手が上がらなかった。腰から上に腕が上がらない。それでも手を合わせようとしても、上手く出来ない。とにかくショックで精神がどこかへ飛んでしまって、拍手をしようにも、愕然とした気持ちが勝ってしまった。そして何も言えなくなってしまった。
選手たちは頑張っていた。感動するプレーを観せてくれた。
でも拍手をしてやれなかった情けない自分・・・選手に申し訳ない。悲しい。
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J1リーグ第21節 浦和1-1鹿島
得点/80分・ロビー(浦)、90+5分・本山(鹿)
観衆:51,177人
『(移籍金が)障害にならないようにしたい』
この言葉が気になった。
柱谷GMが阿部のレスター移籍に関して、移籍金について語ったと思われる部分である。これはつまり阿部の移籍に際して、移籍金がネックにならないように、出来るだけレッズ側が譲歩する可能性を示唆している。またはそういう意味として受け取れる。
とんでもない事である。
先ず、移籍金制度が何のためにあるのかという事を、クラブは再認識してほしい。
そもそも移籍金そのものが、”正当”かつイコール障害なのである。先ずそこから勘違いしてはいけない。
移籍金とは、契約が残る選手が途中で引き抜かれる場合の、”補償”でもあるということだ。その補償金が、仮に該当選手の移籍の障害になるからと言って、その有力選手を引き抜かれて損害を被る側であるクラブが、自ら譲歩するような事を軽々しく口にして良いのだろうか?
勿論そこには、阿部に対するクラブ側の、誠意や温情が含まれているのだろう。それは実に日本人的な古来よりの思想であり、理解は出来る。ただ、クラブは阿部に移籍を容認している事で、既に阿部に対してじゅうぶん譲歩しているのである。その上で、相手クラブに移籍金まで譲歩する必要が、どこにあるのだろうか。
もっと金銭にシビアになってほしい。プロのクラブは、多くの人たちに夢と希望を与える役割がある反面、一般社会とは懸け離れたレベルの、巨額マネーが動くスポーツビジネスの世界に在しているのである。
世界中の多くのプロスポーツクラブが、移籍金に関してシビアな考えで動いている。移籍金の値切りや吊り上げも、半ば日常茶飯事で行われている。レッズもそういう世界に身を置いているのだ。
だからと言って、何も露骨に移籍金を吊り上げろと言っているのではない。もちろん選手の移籍を無理に阻止しろと言っているのではない。お人好しクラブにだけは、ならないでほしいと言いたいのだ。
レッズが世界のクラブと交渉するにあたって、確固たるマネープランを持ち合わせていなければ、そこに付け込まれて損をする可能性もあるのである。現にレッズは過去、選手の途中移籍や途中退団に際し、違約金や移籍金が有耶無耶になってしまったものもある。
本当の大人のプロクラブになる為には、金銭面を強かに扱う力が必要不可欠となる。レッズには、それを身に付けてほしい。大幅な減収の事態に陥っているレッズの現状を鑑みれば、今後は尚更その力が必要になって来るはずである。
今日、阿部が渡英した。阿部の夢が開くかもしれない大切な時期に、お金の話を持ち出すのは本意ではないのだが、今のレッズの経営状況を考慮すると、その部分こそ大事と思った故に、少々野暮だと思う人も居るだろうが、あえてこういう話をさせてもらった。
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スタジアムではゴール裏住人であります。