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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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J1リーグ第19節
川崎フロンターレ0-1浦和レッズ
~等々力陸上競技場


よし!これで7月無敗達成だ!!しかもナビスコ含めて3連勝!!!
7月の総仕上げとも言うべき、負けない等々力で、難敵川崎相手にまたも掴んだ勝利!!!!

110730vsKAWASAKI.jpg今考えられる限りのベストメンバーが揃ったスタメンだった。
監督自ら試行錯誤し、迷い、悩み、考え、我慢して、チームを理解して、しっかり段階を踏んで、そして作り上げたペトロレッズのベストメンバーだ。そのメンバーで、勝った。
(ただしリザーブにFW4人は少々危険だとは思うので、小島を入れておいてほしかった面はある。)

オウンゴール1点だって、勝ちに繋がったのだから、ゴールはゴールなのだ。
そうさ、勝てば官軍。どんな形であれ、勝利に変わりはない。
カウンターから決定的なシーンを何度か作ったが、いつもの決定力不足で追加点ならずの事実は事実として反省材料。だからこそ、・・・

だからこそ、今日は守備の勝利だ。
日頃から口を酸っぱくして言っている事だけど、また言うけど、だ・か・ら、守備って大切。虎の子の1点を守りきる鋼の守備力、それがレッズに備わっているからこその完封勝利だ。別にカテナチオ級とまでは言わないが、それでも今日に限って言えば、まさにカテナチオだった(結局言ってる)。
カウンターを喰らえば、イエロー覚悟でゴールから浅い位置で早めに潰してピンチの芽を摘むメリハリ。
いざエリアに侵入されそうになれば、イエロー覚悟で外で倒してまでも侵入を防ぐメリハリ。
そして最終ラインでは能力の高いスピラと永田を中心に、しっかりプロックを作って跳ね返す。
それでも突破されれば・・・加藤、素晴らしい好セーブ連発(ここが一番凄かったって面はあるが)。
みんなが、みんなで守って掴んだ完封勝利だった。
それは喰らったイエローの数が物語っている。本来ファールは良い意味では使われない事が多いのだが、ここまでファールしても、ここまでイエロー喰らっても、それでも1度たりとも危険な正面位置でFKを与えた訳でもなければ、もちろんPKすら与えていないのだから、今回は流れの中での”正当なファール”と言って良いと思う。
そしてこれは、どれだけレッズの守備が、組織的にメリハリ良く機能したかを物語っている。前半は川崎のセンタリングやフィニッシュの精度が悪かった故に助けられた面もあるが、それでも川崎相手に、定石な守備方法をまたも披露したのだから、今回も守備でしてやったりの勝利なのだ。

無敗の7月。もっと言えば、無敗街道が始まった6月22日から今日まで、積み上げた勝ち点が16。この中にはドロー5試合が含まれているが、いよいよ順位を(暫定)10位まで上げて来た今を見ると、ドローで得た勝ち点が如何に貴重なものだったのかもわかる。ドローが生きた証拠だ。
さあ8月は、中位をキープしつつ安泰の状態まで持って行き、そして少しでも上を狙う月にしよう。慌てず、1歩1歩地盤を固めて行こう。自信を持って。

おまけ
帰りの電車で数名の大宮サポに遭遇。そうか、大宮は横浜と試合だったんだなぁ。試合の組み方、おかしくないか?どっちかホームにすれば良かったのに・・・
大宮は逆転負けしたそうで。・・・つまり、レッズと大宮の順位がついに逆転した夜だ。
渋谷からずっと隣同士で自分と大宮サポが座っていた。和光市で乗り換えても隣同士だった。わかる人が見れば、実に異様な光景だったと思う。その大宮サポは、自分が下車する1駅前で降りて行った・・・

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J1リーグ第19節 川崎0-1浦和
得点/10分・オウンゴール
主審=松尾一
観衆:20,047人
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ヤマザキナビスコ杯 1回戦・第2戦
モンテディオ山形1-2浦和レッズ
~NDソフトスタジアム山形


柏木3試合連続ゴール!
その柏木から交代したランコが移籍後初ゴール!!
ペトロレッズ初の逆転勝利!!!
ペトロレッズ初の公式戦連勝!!!!
そしてナビスコ1回戦突破!!!!!

完璧だな。セルはゴールこそ無いもののランコへのアシストで貢献したらしいし、これはペトロの選手起用も交代策も、ピタリとはまったな。うむ、映像無いし場面まったく観てないけど、完璧だな。まあミドルで先制失点喰らったのは余計だったけど(苦笑)

マゾーラとセルが90分フルだったのは意外だったが、マゾーラは最近はベンチを温め続ける日が続いたし、セルは甲府戦で加藤の退場によってわずか12分で山岸と交代させられていたから、両者ともフラストレーションは溜まりに溜まっていただろうな。この辺はペトロもしっかり考えての両者90分フル起用だったと思う。
ただ次の川崎戦でセルをどう扱うかが嬉しい悩み。原口復帰+ランコがスタメンになる可能性は高いと思うが。
それよりも、一番運動量があるであろう高橋を今回こそ休ませてあげたかったけど、高橋はまたも90分フル。すごいな、高橋。でも体力続くか、大丈夫かな。

あと直輝の名前がまったく出なかったのは、どうしたんだろう。便りが無いのは無事な証拠って訳だかどうかは知らんが、無難なプレーだったのかどうか。映像無いからわからんけど、サポの期待は絶大な分、やはりスタメンならば尚更期待してしまう。直輝って今季はスタメンだとイマイチな試合が多いから、ちょっと心配なんだけど、まあ・・・こちらも大丈夫かな?

前日、自らスタメンをバラしたとかで一部から散々叩かれていたペトロだけに、これでもし変な試合しようものなら、その事を更に責められるのは目に見えていたから・・・安堵。これ自体はリップサービスが過ぎるのか、単に口が軽いのか、通訳がおかしいのか、はたまた余程の自信があったのかは不明だが。
というか、スタメン言ったのはペトロだけど、それ載せてるのオフィシャルなんだから、別にペトロを擁護する訳じゃないが、根本的にオフィシャルがストレートに載せた事に首を傾げるのだが。
でもまた訂正したり抹消すると、この前じゃないけど、また”隠蔽”とかで叩かれるしなぁ。載せちゃったものは仕方ないってな具合に以後も載せ続けたのも、まあ堂々としてて、そこはそこで良かったのかもしれないが。つまり勝てば官軍って事だ。

そう、勝てば官軍なので、気分の良いまま締めよう。
次の川崎戦は、7月無敗で乗り切れるかどうかの大事な試合。ペトロの夏、つまりペトロ in  サマー(なんじゃそりゃ)を完璧なものとするためにも絶対に勝つべき試合。
・・・山岸と加藤、どっち使うんだろ??

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ナビスコ杯1回戦・第2戦 山形1-2浦和
得点/48分・柏木(浦)、74分・デスポトビッチ(浦)
主審=ロバート・マッドレー
観衆:5,012人
J1リーグ第6節
浦和レッズ2-0ヴァンフォーレ甲府
~埼玉スタジアム2002


110723vsKOFU.jpg奇跡なのか。いや、奇跡で勝てるほどJリーグは甘くない。
みんな頑張ったからこその勝利だろう。

開始12分というとんでもねー時間帯にキーパーが1発退場って、普通ならここで勝負が決まってしまう程の悪夢のようなアクシデント。というかイジメのようなシナリオ。生きた心地のしない長い残り時間。それを払いのけ、再三の大ピンチを凌ぎ、点を取って、死に物狂いで守って、そして・・・

森さんが助けてくれたのだろうか。1人少ないレッズに混じって、1人分、森さんがピッチに立ってプレーしてくれたのだろうか。2度もバーに助けられたのも、森さんがバーにぶら下がって、必死に下げてくれたのだろうか。
そう考えると、奇跡というものは存在するのかもしれない。いや、森さんなら、そうしてくれたと思っても良い勝利かもしれない。

早々に10人になって、チームはやることはハッキリした。それは唯ひとつ、必死に守ってカウンターを狙う事。定石過ぎるほどの定石。とにかく、守って守ってハーフナーマイクの高さを、パウリーニョの技術を、松橋の速さを封じるしかなかった。
だが、今のレッズはリーグ屈指の守備力が自慢でもあるチームに成長しつつある。攻撃力は低くても、守ることなら自信はある。そう、守備力のあるチームって、こういう状況でいかんなくその力が発揮される。だから、守備って大切なんだ。そりゃピンチは何度もあったけど、1人少ないのだから、それは許容範囲だろうし、それを無失点に抑えたのだから、レッズの守備力って本物だよ、やはり。
最後はダヴィまで投入して来た1人多い相手に、山岸もスピラも永田も平川も高橋も啓太も柏木も・・・みんなみんな、良く守ったよ。偉いよ。本当に耐えた、頑張ったよ。

やはり、今日は奇跡と考えられる事もあったし、でもみんな頑張ったからこその勝利だな。
選手一人一人が1.5人分の動きをして、その気概がすべて良い方向に繋がった。平川の泥臭いゴールもいざ攻める時は当たって行く思い切りの良さが生んだもの。柏木の絶妙ループだって、前が開けばゴールを狙う思い切りの姿勢そのものだ。あそこで躊躇しなかったからこそだ。
ハッキリとした戦い方が出来れば、そうすれば、1人少なくても、相手が1人多くても勝てる。今年のレッズはその力がある。それを証明した試合だ。
ランコは、やはり良い選手だ。あれだけ最前線でプレッシャーがきつい中でボールを懐に収められる選手は、久しくレッズでは存在しなかった。そういう選手がレッズに加わってくれた。これでポストプレーも可能になる。攻撃の幅が拡がる。・・・うー、あの反転シュート、惜しかったなぁ。

あ、そういえば今日はもう一人敵が居たんだよな。扇谷がまたも糞審クオリティを炸裂させてくれたもんだから、試合は大荒れ寸前。そりゃ加藤の1発レッドは仕方ないけと、判定が偏り過ぎの上に、アドバンテージの取り方が最悪だった。そこは流せよ!と思えば、そこは止めるべきだろ!と、実に落ち着きがない。だいたい、エリア内でダニエルがジャンプして勝手に高崎に尻が擦れただけで高崎のファールって、あれじゃサッカー出来んわ。
ハッ・・・いかん、せっかくの気分良い勝利の雰囲気を、扇谷のせいで薄めてしまうところだった。イカンイカン反省。
とにかく、残留争いのライバル相手に、こういう形での勝利は、大き過ぎる程に大きい。勝ち点差4を開かせるとともに、10人対11人という事実で相手にも精神的ダメージを与えた事だと思う。この勝利の価値は計り知れない。

110723vsKOFU2.jpgお酒が大好きな森さんのために、今夜はレッズサポも美味い酒が飲める夜になったぞ。
お酒が大好きな森さんに、お酒が大好きな自分も、さあザ・美酒を飲もう。

森さん、ありがとう。森さんに勝利を捧げる事が出来て本当に良かった。そして選手もペトロも、みんな頑張ってくれてありがとう。
サポの皆さん、お疲れ様。さあ、飲もう。

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J1リーグ第6節 浦和2-0甲府
得点/53分・平川(浦)、73分・柏木(浦)
主審=扇谷健司
観衆:31,369人
J1リーグ第5節
ジュビロ磐田1-1浦和レッズ
~エコパスタジアム


110717vsIWATA.jpg試合前、森孝慈氏の訃報を知った。
まさか闘病されていたとは知らなかっただけに余計驚いてしまったが、まだ67歳。早過ぎる。残念でたまらない。
監督として「3年分負けた」時代から、GMとしてレッズをタイトルに導くまで、貴方はまさにレッズの”親父”だった。

森孝慈氏のご冥福を心よりお祈りします。

さて・・・自分は器用な人間ではないので、あっちはあっち、こっちはこっちという訳にはいかない。
いくら日本中がなでしこジャパン世界一で沸こうが沸騰しようが、前夜にロスタイム残り2分で勝ち点2を逃したショックを振り払う事は出来ない。自分にとってこの連休は、まさにお通夜状態だ。

110717vsIWATA2.jpg森孝慈氏の訃報に触れて、尚更勝たなければならなかった。勝ちたかった試合だった。
まさかあの時間帯にPKを喰らうとは。こっちのゴール裏からだと混戦で良く見えず、POUの最中でもあり、最初はPKと気付かなかった。そしたら・・・嗚呼これでは先の名古屋戦と真逆の立場に陥った気分。もうひとつの天敵・西村が今日は大人しいと思っていたら、最後の最後でやりやがった。いや失礼。まあ、・・・PKを与えてしまったのはスピラなんだが。スピラは前半から前線で敵のラフプレー喰らいまくって鼻血ブー状態だった中で、それでも90分懸命にプレーしていたんだけどな、それだけに最後はかわいそうだった。試合後の挨拶時も付いて行けず、ショックを隠せないようで、どこか虚ろでヨタヨタだったし、後で号泣したらしい。辛いな。

磐田相手だけあって、ヘタにボールを渡してしまうと磐田お得意のボールキープの術中にはまると思ったのか、今回は前半からでもあまり縦にロングボールを放り込まなかった。逆に中央深い位置から縦に崩そうというプレーが多かった。試合巧者であり組織的な守備を持つ磐田相手には、ヘタにボールを放り込むよりも、足元から強引さをぶつける方が有効だと判断したからなのだろうか。だからこそ柏木の激しさも生きた上での素晴らしい先制点ミドル。
そしてこういうサッカーだと強引にゴリゴリ行くセルの出番で、だからこそのスタメンだったように思う。そしてその通り、セルは持ち味を存分に引き出しては磐田守備網に穴を空けていた。セルから生まれたチャンスは少なくなかった。
そして決して多くはないチャンスでも、超決定機自体は目に見えて良く作れるようになって来ただけに、後半カウンターからポストの跳ね返りを確実に決めておけば。まさかあそこで足が出るとは・・・あんなシーン、今年セレッソ戦でもあったよな。やはり決定力なんだなぁ。柏木のミドルは素晴らしかったけど。
原口が捻挫で途中に退いたのも響いた。原口が得意な形を達也も2度迎えたが、何れも枠外シュート。あれが原口だったらきれいに右隅に突き刺していたのではないかと、・・・タラレバだけどね。でもそれだけ達也のシュートは枠に行かなくなった。かつての達也は、ミドルシュートの上手さはチーム屈指の時代もあったのだが・・・
あとは、直輝が発熱だかで、直前でベンチ入りすら中止になったのも痛すぎた。タラレバだが、これで今回は始めから大きいオプションをひとつ失っていたのだから。

あー、いかん、まさに文章がお通夜だな。川崎戦でのお祭り状態からギャップあり過ぎ。
それだけロスタイムで勝ち点を失うショックは大きい。
去年、何度もそんなショックがあり、ペトロも「ロスタイムで勝ち点を失うのはいけない事」と言っていただけに、だからそうならないようなサッカーをして来ただけに、実に残念な結果になってしまった。
ただミスや過ちは誰にでもある。1シーズンの中で、1試合位はこういう悪夢もあるだろう。だから大切であり重要なのは、この過ちを繰り返さない事だ。去年はそれを繰り返しては治らないまま終わった。つまり去年が異常だっただけだ。今年はそうではない事を、これからの試合で証明して行く事が大切だ。

ランコについて。まだ7割の仕上がりらしいからわからないものの、短い時間帯ながら、可能性を感じさせるプレーは見せてくれた。ひとつの大きなストロングポイントとして、身体の踏ん張りが効く選手だという事がわかった。競り合いに強く、囲まれてスペースが無い中でも身体を反転させては敵を振り切ろうとする。無理な体勢からでもしっかりボールを受けられる。収められる。足腰がしっかりしている。強さは、あるよ。あとコーナーキックからいきなりヘッドでボールを捕らえた。惜しくも枠外だったものの、この感じならばセットプレーでも期待が出来る。そうだな、しいて言うなら、セルビア版ワシントンみたいなイメージ。ただやはりフィニッシャーとしての性質が強いのか、自らボールを運ぶタイプでなない感じ。エリア内でドッシリ構えて仕事をしてほしい選手かな。

110717vsIWATA3.jpg今回は三島で一泊。
入った居酒屋がクーラーが無かった。今時扇風機しかなかった・・・
エコパで汗ビチョビチョで、三島でも汗ビチョビチョって・・・

ペトロレッズ初の連勝もペトロレッズ初のアウェー勝利もまたもお預け・・・

110717vsIWATA4.jpgおまけ
お通夜状態の傍らで、爆睡してる居酒屋の飼い猫・・・
クーラーが無い店内でへばっているだけなのか・・・?





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J1リーグ第5節 浦和1-1川崎
得点/29分・柏木(浦)、90+3分・前田PK(磐)
主審=西村雄一
観衆:18,623人

J1リーグ第4節
浦和レッズ2-0川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002

110713vsKAWASAKI.jpgやばかったんだ。最後のプライド・オブ・浦和の時の、最後の1分で声が詰まった。何故か涙が出て来た。耐えたけど、決壊寸前で耐えたけど、ちょっとこぼれたかも。
本当なら試合終了の笛が鳴るまでは、声を出し続けなければいけないんだけど、途切れ途切れのように出なくなってしまった。恥ずかしい話だけど、・・・
勝負は下駄を履くまでわからない。油断禁物。帰るまでが遠足だ(ちょっと違う)。たかがリーグ中の1試合、されど・・・勝利に特別扱いは無いが、本当に苦しい危機的状況の中で得る勝利は、また格別なものなのだ。そういう試合。そういう勝利。

今日は良い事しか書かない。

川崎の攻撃力はリーグ屈指だけど、本当のピンチは、アレと、コレと・・・意外に少なかったんだよね。バイタルに持ち込まれる前に、そこで潰していた戦法勝ちかな。対川崎の防御法って、今も昔もそれに限るね。ヘタにエリアに侵入されるまでドン引きしちゃうと、決まってジュニーニョが突っ込んでくるから・・・
とはいえ、シュート撃ちまくられていたのも事実で、枠を外しまくってくれた幸運もあるし、ケンゴーの恐ろしいミドルも何とか外れてくれて、ジュニーニョもかつての突破力とスピードは衰えてきたから、守備が持ち堪えられれば後半で勝機はあったのも事実だ。そして現実にそうなった。

ガンバ戦とまったく同じ戦い方。前半は無駄に体力使わずにロングボールでシンプルに放り込んで局面だけ勝負させ、セカンドボール拾ってあわよくばの形だけを狙って・・・これで揺さぶるだけ揺さぶっておいて、さあ後半。相手の守備が落ち着いた所で、今度は素早いパス回しでガンガンと更に揺さぶる。一通りやって敵も眼が慣れたところで、さあ違った形のスイッチ=直輝の絶妙投入だ(笑)
実際こうやって色々な方法で揺さぶっていると、必ず敵にも穴が出てくるし、突破口が見えてくる。だから、原口の突破口とシュートコースが空いた。そのチャンスを確実にモノにするのは組織ではない。原口の得意な形まで持って行くのが組織であって、決めるべきも最後は”個”の力だ。
変幻自在という訳ではないが、少ないチャンスをモノにするサッカーとしては、90分ずっと単調なサッカーよりも、こういうサッカーの方が可能性は拡がるかな。
履き違えてはいけないのは、川崎のようなチームだからこそ成功しているサッカーであり、逆にドン引きする相手だと苦しいのは未だ変わっていない。パワーで押し切れないチームは、相性でも光明を見出せるサッカーをやらないといけない。相性というものは確実に存在するのだ。つまりガンバも川崎も攻めてくるチームだから、やはりこういうチーム相手には、悪い試合はしないサッカーになっていると思うよ。

でもとにかく良かった。本当に良かった。この勝利、本当に良かった。
ただ観客数は逆に良くないんだけど、・・・でも雰囲気は悪くなかったもんな。

110713vsKAWASAKI2.jpg永田は移籍後初ゴール、おめでとう!!
セットプレーからのこぼれ球を押し込んだ形だけど、何だかんだ言ってもセットプレー絡みでゴールが生まれるのは、良い傾向でもある。
後はジュニーニョにあんなトコでボール奪われないでくれ!!(あ、悪いこと言ってしまった・・・)
でも考えたら、川崎はあのビッグチャンスを外して運を逃し、レッズはあの大チョンボピンチが失点に繋がらなかったからこそ、幸運の女神を味方に付けたのかもしれない。ある意味で、あそこが勝負の分岐点だった。
あ、ウソウソ、やっぱ勝負の分かれ目は、直輝投入の絶妙タイミングにあったよ、ね、ね(笑)

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J1リーグ第4節 浦和2-0川崎
得点/57分・原口(浦)、79分・永田(浦)
主審=井上知大
観衆:24,293人

ここで改めてもう一度、ハッキリと自分の考え、姿勢を明確にしておく。

開幕前にも言った。
開幕してからも言った。
もう一度言う。
何度でも言う。
それは、自分はペトロと心中する覚悟は出来ている、という事である。

自分は何故ペトロを受け入れたか。
欧州で指導者としては成功していないペトロを、普通なら危機感を覚えて始めから不安視するのが当然だろう。フィンケの時は、名前が挙がってからいきなり不安先行の記事を書いていた自分が、どうしてペトロの時はその逆だったのか、疑問に思う人も居たと思う。
ただひとつ勘違いされたくないのは、ペトロに対して自分が不安を抱かなかったというのは間違いで、それは過去の記事を読んでいただければわかる事だと思うが、不安は、あった。ただその度合いが、フィンケの時より低かっただけの事である。そこは単純である。
では何故その度合いがフィンケより低かったのか。そこも理由は単純。フィンケは20年ものドイツでの指導者としての経験と成績と評判という、明確な事実・研究材料があった。そこから導き出した自分の答えが、明らかな大きい不安だった。
対してペトロは、指導者そのものの事実・研究材料というものが無かった。いや、無いと言えば嘘になる。成功していないという事実はあった。ただ、フィンケに比べれば指導者歴があまりに短く、それ故に未知数でもあった。ペトロ就任前に「どう転ぶかわからない」と書いた意味そのものであり、「ギャンブル」と表現したのもその理由だ。

ここからが本題。
そんなペトロを自分が受け入れた理由。それはレッズOBだからである。
そしてペトロを支持し続けている理由。それはレッズOBだからである。
OB監督だから受け入れたのか?OB監督だから支持し続けるのか?・・・「イエス」である。
あまりに単純で、あまりにお馬鹿な理由と思う人が沢山居るであろう。しかし、自分のペトロを支持する理由の根底にあるもの、自分をペトロ支持に動かしている源は、偽らざるそれなのであるから仕方がない。
自分は現役時代のゼリコ・ペトロヴィッチという選手が大好きだった。だから指導者としてレッズに帰ってきてくれた事には歓喜した。そしてペトロと共にレッズが歩む事を願った。だからペトロを支持している。
フロントはそんなサポーター心情を逆手にとっているのかもしれない。いや、だからこそペトロを招聘したのであろう事は否めないだろう。でも自分は端からそんな事は気にしていない。フロントの思惑なんて関係ない。自分の意思でペトロを支持している。

思えばギドの時もそうだった。レッズに初タイトルをもたらしたオフトを辞任に追い込み、無理にでもギドが招聘された時、指導者としての経験が無いギドに不安を抱きながらも、自分が現役時代に応援した大好きなギドがレッズに帰ってきた、その部分は喜んだのだ。
ただあの頃のレッズは黄金期の扉を開けつつあった上がり調子の時期。だからこそ犬飼社長(当時)もギドを招聘したのだ。戦力面でも資金面でもギドでも成功する確信があったのだ。「レッズの英雄に恥をかかせる訳にはいかない」と公言し、戦力面でも万全の体制を整え、その後も全面バックアップ体制を敷いてギドをサポートしたのが、あの頃のフロントだった。
今回はそれとは真逆の状況でのペトロ招聘。しかし「レッズの英雄に恥をかかせる訳にはいかない」のであれば、下がり調子のチームに、本来であれば「レッズの英雄」を招いてはいけなかったのは明白である。ところが今のフロントは、それでも招いてしまった。自分が不安視した唯一の部分が、そこだったのである。しかもそれに先立ちフロントは、福田に監督就任の依頼をしていたのだ。坂道を転がり続けていた中でも、平気でそういう人事を選択するのが、レッズの今のフロントなのである。その後に起こるかもしれない”悲劇”など想定していない。恐ろしい事である。
レッズのフロント然り、これからそういう仕事を目指す人にも覚えておいてもらいたい。OBを監督として招く事の難しさ。諸刃の剣となりうる事。そして覚悟を持つ事の絶対性を。

少し話が逸れたが、つまりそういう苦しい状況でも、招かれてしまった、そしてオファーを喜び自らレッズに飛び込んで来てくれたペトロを今更拒絶する事など、自分は出来ないしやりたくない。サポーターだって選手だって苦しんでいるが、それはペトロとて同じで、今一番苦しんでいるはずのペトロをここで見捨ててしまったら、ペトロはどうなってしまうのか。それは火を見るより明らかである。監督とは孤独な立場である。その立場の人間が本当の意味で危機的状況に迫られている時、それでも支えて行くのがサポーターの役割でもあると言える。
もちろん温情まがいの気持ちでチームが救われないのは分かっているが、ペトロを支持し続けている身で、掌を返したようにペトロを非難する自分は想像できない。自分が受け入れたペトロを支持し続けたい。

では、このままペトロを支持し続けて、レッズがJ2に落ちても構わないのか?
余計ペトロに恥をかかせる事になるのでは?
それならば早く辞任してもらった方が、解任してしまった方が・・・

わかる。当然みんなその気持ちであろう。

しかし自分にとって、それはもはや愚問である。
もちろん自分の本意はレッズの身そのものである。だから構わないなんて露程にも思っていないし、恥をかかせたくないし、一刻も早い決断が迫られている事も理屈ではじゅうぶんわかっている。しかし、ペトロを受け入れた以上、ペトロと心中する覚悟は出来ていると言い放った以上、もしここでペトロへの支持を辞めてしまったら、それは自分のこれまでのサポートは偽り、言葉はでまかせという事になってしまう。自分に大嘘を吐く事になってしまう。それだけは絶対に嫌なのである。自分はそこまで御都合主義ではない。
だから、意地なのである。。意地はとっくに認めている。そう言っている。もはや退路は断った。
ならば、もう後ろを振り向かずに、このまま突き進むしか、自分のサポートの方法は無いと決断したのだ。それが自分の発した言葉への責任であり”けじめ”だ。
こんな自分を馬鹿だと思う人も居るだろうが、どうか放っておいてほしい。理解しろとは言わない。放っておいてほしい。だから自分もペトロ不支持の人に文句を言うつもりもない。

最後に繰り返すが、自分はこれからもペトロを支持し続けるし、ペトロと心中する覚悟は出来ている。
後は、スタジアムで声を張り上げるだけだ。

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ようこそ!!
試合終了/クラブワールドカップ・グループステージ第2戦 インテル2-1浦和 得点/11分・凌磨(浦)、78分・Lマルティネス(イ)、90+2分・Vカルボーニ(イ) ・・・次の試合/クラブワールドカップ・グループステージ第3戦 浦和-モンテレイ(ローズボウルスタジアム=日本時間6月26日10:00キックオフ)


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自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
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