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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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J1リーグ第24節
セレッソ大阪3-1浦和レッズ
~大阪長居スタジアム

ふーむ、ある意味で・・・実にわかりやすく、悪い方向での想像通りの試合にはなったな。

やはり早い時間からの博打的な2人一気に交代は、そして早々の交代枠使い切りは・・・いや、でもなぁ、でもそれやらないと点が獲れないし、実際それでゴールが生まれているのが何とも皮肉な部分ではあるんだよな。
でもそれやると交代策での後々の修正が効かなくなるから、そこで攻め倒せないとまた今回のような失点劇に陥る訳で、でもそれやらないと点が獲れないし、でも・・・以下永遠ループ。

小島投入で、その小島から原口、そして高崎ゴールと、一瞬の起爆剤にはなったけど、その後はセルがゴリ押しして決定的チャンスを潰した事で、一発で流れがまたセレッソに傾いた。
というか、あの時点で小島を投入するのは驚いたが、小島起点から高崎のゴールが生まれているのだから、この交代策は自体の何か神めいたものはある。でもそれが博打であり、長続きしないのも博打たる所以でもあるのだが。というか、前半から点が取れれば、こんな苦労はしなくて済むんだろうけど・・・

あと暢久のボランチはいい加減に終焉にしてほしい。誰が出ても試合になれば文句を言わない主義ではあるのだが、昔からボランチ暢久大反対の自分にとって、選手起用で一番納得が行かないのは、やはりどの監督も暢久を使いたがるという事。不思議だ。

結局選手で言えば、柏木も直輝も出場停止なのが響いたのかな。いや、セレッソだって乾が移籍したし、マルチネスだって離脱中。条件は同じだったから文句は言えない。あとセレッソは新加入のファビオ・ロペスが効いてたみたいで・・・うちもしっかり結果出せる選手を見付けてきてほしいところだ。聞いてるかフロントよ。

嗚呼、ネット上はまたペトロや一部選手に対する罵詈雑言が始まってるんだよなー。やだなぁ、もう。聞くのが辛いわ。
いっぷくの清涼剤として、スカパーでピッチレポの女性が「エスクデロ・セルオ」って言ってたらしいってのが吹いたわ。それだけ。・・・清涼剤になってないな、全然。んな事より、唯一の救いは、甲府も負けてくれた事くらいかな。他のチームの勝敗をこういう形で気にする状況は、実に情けない話ではあるけど、それが現実なのだから仕方がない。

とりあえず、現地組のみなさん、大変お疲れ様でした。
今回の大阪は自分は行かなかったけど、10月の大阪遠征は行くから、そこで相手は違うけど、頑張りたいよ・・・

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J1リーグ第24節 セ大阪3-1浦和
得点/48分・山口(セ大)、78分・高崎(浦)、87分・扇原(セ大)、90+1分・倉田(セ大)
主審=吉田寿光
観衆:26,248人
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J1リーグ第23節
浦和レッズ1-1サンフレッチェ広島
~埼玉スタジアム2002

110824vsHIROSHIMA.jpgとにかく終盤に、選手がみんなバテバテになって足が止まってしまった。ボールを出そうにも出せない。動きたくても動けない。頭ではわかっていても、身体が付いて行かない。原口はその前から足も攣っていたしベンチに手を挙げてアピールしていたが、しかし既に交代枠を使い切った後で、ピッチで踏ん張るしかない姿は痛々しかった。
だから(夏場は尚更)交代枠を1つ残しておいてほしいところだけど、今更それを言ってもはじまらないからやめておこう。
とにかくそれほどに選手達は疲労困憊だった。その疲労困憊の選手に向かってスタンドから、「何で動かねーんだよ!」「ホームだぞ!」「やる気あんのか!」と罵声の嵐が飛び交う。

・・・いや、あのね、今回に限っては、さすがにそれは酷な話なのではないかと。
言われなくても選手はわかっていると思うよ。でも上にも書いたけど、選手は疲労困憊で、ボールを出そうにも出せない、動きたくても動けなくなっていた訳で、もしあそこで無理をしてボールを奪われていたら・・・それこそ広島のカウンターの餌食になるだけだったと思う。実際にそういう場面はあった訳だし。

本当はプロの試合であまりこういう表現はしたくないんだけど、でも今回に限っては、あれも仕方の無かった事だと思う。甘いと思われるかもしれないけどね。選手だって人間だもん。

では、そういうサッカーをやるのが悪いと言う人が・・・居るよなぁ、絶対。
でもね、そういうサッカーなの、今年は。馬鹿正直にパスだけ回していれば良いサッカーではない訳。
本当の意味で体力が必要なサッカー。走らなければいけないサッカー。
動かないで、闇雲にパス回しして体力使って結局動けなくなって、また一昨年、去年の夏の大連敗の同じ轍を踏みたくない訳。だから選手も頑張って走るし、このサッカーで乗り越えようとしている訳。
かのオシムも、それこそマガトも、選手を走らせて走らせて、選手を(汚い話でスマンけど)ゲロまみれしても、走らせて体力を培わせたという話。まあペトロにそこまでやってくれとは言わないけれど、とにかく本当の体力、スタミナを付けるためのサッカーはやっていると思う。今年はとにかく良く走っているよ。

ただ、それで選手を壊してしまっては元も子もないから、そこはほどほどに。でもそれが一番難しいんだけどさ。

まあ、今日はうちのサッカーも酷かったし、だからと言って広島のサッカーも良いとは言えなかった。ハッキリ言ってみんなダメだった。そして最後はみんな疲れた。自分も疲れた。

という事で、今日は誰を責めるのはやめよう。

だけど審判だけ責めよう。うちにイエロー連発しておいて、原口の進撃を敵がモロに倒したシーンとかにはカードが出ないって・・・????????????????
次は直輝も柏木も出場停止だぞ。どうしてくれるんだよ今村ぁ!!!

110824vsHIROSHIMA2.jpg都築は、お疲れ様。
ちょっとアッサリとした引退セレモニーで拍子抜けしたけど、まあ都築らしいと言えば都築らしいかな。

政治家目指すのも止めはしないが、出来ることなら政治家にならない方向で埼玉のサッカーに関わって行ってほしいなぁ・・・








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J1リーグ第23節 浦和1-1広島
得点/54分・原口(浦)、58分・李忠成(広)
主審=今村義朗
観衆:27,947人
J1リーグ第22節
ヴァンフォーレ甲府3-2浦和レッズ
~国立競技場

5時ジャストで会社を脱出しようと準備万端の体勢を整え、終業のチャイムが鳴りさあ!(福原愛ではない)と思った瞬間に営業部長が「この前の仕事のあれがこうだ、こうだった」とくだらない話が始まり、「急いでんだから糞みたいなバッドタイミングで話しかけて来んじゃねーよこのハゲ!」と(心の中で)叫びつつ事務所を飛び出す!!
この営業部長、(彼が大宮に居た時も書いたけど)甲府の佐久間氏とは親戚という実に気分が悪い上司で・・・

110820vsKOFU.jpgこの際んな事はどうでも良いが、キックオフ数分前に北参道に到着し、途中苦しくて本当に死にそうになる位の死に物狂いの猛ダッシュでキックオフ5分後にゴール裏に到着して、そこで観た光景は、アッサリ裏に出されてパウリーニョに走られピンチに陥りまくっているレッズの守備右翼だった・・・

同じパターンから何度もピンチになっていのだから、そこからの失点も時間の問題だったという事だ。
高橋は個人では凄く頑張っているんだけど、その高橋は後ろを簡単に取られ過ぎた。そのケアが出来なかったスピラや永田も加えて、とにかく後ろをポッカリ空けて簡単に裏に走られると足の遅いセンターバックではもう追い付けない・・・新潟戦で学ばなかったのだろうか・・・
まあとにかく、今日は高橋がパウリーニョを全く抑えられなかった。右翼エリアの守備がひじょうに悪かった。簡単にクロスを上げさせ、簡単にハーフナーマイクにズドンとやられたのも、パウリーニョの侵入を防げなかったのも、全ては右の守備エリアが簡単に破られてのもの。かつての堅守は何処のうちの不安定な守備と、甲府の前線のパワーとが、見事に喰い違ってしまった最悪の形だった。

2点ビハインドで前半を終えた以上、もう博打に出るしかないんだよな。
最良の位置のはずのトップ下に入りながらゲームを組み立てられなかった直輝を・・・下げるしかなかっただろう、あの状況では。もちろん直輝が極端に悪かった訳ではないが、状況がそれを許してくれなかったのだ。消去法で選んでしまえば、そうなってしまう面はある。そう思うしかないだろう、今回は。
こういうのって、もう理屈云々ではなく、玉砕覚悟でも点を取りに行くかどうするかという一点集中型のサッカーをやらない限り、2点差なんてそうは追いつけるものではない。そしてそういうサッカーで追いついて来た試合を今季は何度も観ている。ペトロとて闇雲に攻撃的選手を投入している訳ではない。流れを変えるために下げなくてはいけない選手は断腸の思いで下げている。それが直輝であり、ランコだったし、2点差を追い付くために必要な選手こそマゾーラでありセルヒオだった。そしてもう最後は体調不良明けのマルシオしか残っていなかった。ただマルシオは流れを変えるタイプの選手ではない。しかし使うしかなかった。今回FW4人ベンチ作戦をやらず、あえて守備的選手をベンチにも増やした目論見は辛くも外れてしまった。
だから今回は・・・セルでもう1点返すのが精一杯だった。それだけ前半3失点が水を含んだ布のように重くのし掛かった。

この時点で甲府に勝つか負けるかで、これからのレッズの立ち位置が大きく変わる、そんな試合だった。それはペトロも言っていた。決して甘く見てはいけない相手。ましてレッズと甲府は残留争いに陥っているチーム同士なのだから、極端な力の差は無いのだ。そして数的不利でも勝てる甲府から、監督が変わり違うチームになりつつある甲府。その通りだった。
その相手に痛恨の敗戦を喫した。ひじょうに良くない事だ。まだ勝ち点差にいくらかの余裕はある。しかし精神的にはえらく辛い敗戦になってしまった。それだけ大切な試合だった。その試合を落とした。
最近は雨が多い国立で、今回は降らないで済むかと思われた矢先の終盤に、ポツポツと小雨が降ってきた。最後は決まったようにまた雨が降ってきた。どうして国立は雨ばかりなのだろう。今回も涙雨と表現するしかないだろう。

最後に文句言いたいんだけど・・・ロスタイムやたら短くなかったか?ロスタイム中に荻が痛んで時間喰っていたのだから、少なくともあと1分位は残してくれても良かったはずだが、何だかアッサリ終わってしまったような?・・・気のせい?

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J1リーグ第22節 甲府3-2浦和
得点/13分・パウリーニョ(甲)、19分・ハーフナーマイク(甲)、23分・柏木(浦)、43分・パウリーニョ(甲)、83分・セルヒオ(浦)
主審=村上伸次
観衆:21,589人

J1リーグ第21節
アルビレックス新潟2-3浦和レッズ
~東北電力ビッグスワンスタジアム

110814vsNIIGATA.jpgえーと、生理的に大宮という駅を避けたいがために、今回は高麗川経由、八高線を利用した新潟遠征であった。
しかも朝から、からあげクンレッド(1個増量)を肴に缶チューハイという暴挙に出たのであった。



という、この際どうでも良い話は放っておいて・・・

年に何回かは必ず心臓に良くない試合というものがある訳だけど、ロスタイムにPKを喰らう悪夢のような試合が早3度目。一体全体、何処をどうしたら、短期間の内に同じような展開が繰り返されるのか!?レッズを勝たせまいと、サッカーの神様が仕組んでいるとしか思えない意地悪なシナリオが新潟でも発動されようと・・・していたところが、今回は3点目を奪っていた事が幸いしての、何とか1点差での勝利。うーむ、やはり2点では危ないという事なのか。

前半の内に怒濤の2得点という幸先の良い展開が、日本では一番緊張する雰囲気を作り出す。海外では2点差なんてポジティヴな要素満載なのが、日本では”一番危ない得点差”とされている訳だから、後半PK喰らって1点差に迫られた時の嫌~な汗ときたら・・・。もちろん、どっかの神戸と違って、うちの守備力なら2点差を守れる自信はある・・・!とは思っていたりしていたはずが、PKとはいえ結局2失点してしまったのだが。
ちなみに1失点目のPKは、ブルーノのシミュレーションくさかったなんて話も出ているが、当然こっちのゴール裏からあっちのゴール前は細かくは見えないので、そこは深く追求するのはやめとこう。その前に、ポッカリ空いた裏に簡単に縦ポンやられてピンチに陥る守備態勢をどうにかしてくれ。
ただしこれは新潟の守備にも言える訳で、今回やたらレッズが裏を取れていたのも、新潟が不用意にラインを上げてくれては後ろをポッカリ空けてくれていたからで、新潟は早々の失点で完全に浮き足立ってボールが足に付いていなかったのも手伝ってくれてか、今回はうちのやりたい放題の部分はあった。後はやはり、決定力なんだけど、ね。
その決定力、これまで再三惜しい場面を作りながら、決定力不足に自滅していた張本人である直輝が、技ありのゴールで決勝点をあげるのだから、やはり直輝はチームとともに成長している部分は大いにある。マルシオが出場停止でトップ下に入った。これはこれで直輝の力を引き出す良い選択だけど、誰を何処に置けとか誰だけが凄いとか、誰を使え使わないではなく、直輝とペトロとチームとが理解し合いながら共にチームとして成長して行く。勘違いしてはいけないのは、チームがあって、そこに直輝が居るという事だ。そういうタイプの選手だ。

とにかく、最後の最後でPKを与える病はどうにかしないといけない。せっかくペトロの有言実行通りにロスタイム失点が(PK以外では)無いのだから、そこさえ凌げば勝ち点を得られるという時に敵に押し込まれて、たまらずPKを与えてしまう癖だけは大特急で治さないといけない。そうでないとサッカーの神様は、また気紛れのようにレッズに余計な試練を与えかねないよ・・・

余談。代表疲れのスピラをベンチに温存して、”代役”暢久がイエロー喰らった事でスピラを投入する。それならば、始めからスピラを使った方が良い・・・と思った試合が過去にもあった気もするが、それはさておき、マゾーラに続いて立て続けにセルを投入したのは、また”ちょっと乱暴では・・・早過ぎるのでは・・・”と思ったが、実は達也が自分からバツを出していたのか。
今回は達也がそうだったのだから仕方ないにしても、終盤でセルが激しく痛んだり、直輝が足を攣ったりで何が起こるがわからない以上、非常事態以外での早々の交代枠使い切りは・・・恐いよペトロ・・・
最後に気分が良かったのか、またゴール裏に挨拶に来たペトロの嬉しそうな顔を見たら、それも吹き飛んでしまったのが良かったのか悪かったのかは別として。

110814vsNIIGATA2.jpgと、実に心臓に悪い内容が目立つヒヤヒヤの試合ではあったが、そういう再三のピンチを潜り抜けての勝利も、終わってみれば格別なものではある。
しかもリーグ戦の長距離遠征では、久々の勝利であるから、これは嬉しさもひとしお。
新潟運営のチグハグな列整理にカッカしたり、履いていたサンダルが試合中にぶっ壊れて、帰りに新潟駅前ドンキで代わりのサンダルを買うハメになるなど、どうでも良いハプニングはあったが、それでも勝利は勝利。

110814vsNIIGATA3.jpg繁華街なのに人は居ないし店は閉まりまくりの古町で、ザ・美酒キター!!
長距離遠征での勝利の美酒も久々の味。これを味わう喜びを取り戻した夜だ。
そして毎年新潟遠征している割には毎回日帰りで、今回が初の新潟一泊なのであった。



110814vsNIIGATA4.jpg新潟って日本酒や米ばかりで、これといって酒の肴の名物が無いので、とりあえず郷土料理「のっぺ」を肴に・・・







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J1リーグ第21節 新潟2-3浦和
得点/8分・原口(浦)、38分・永田(浦)、54分・ミシェウPK(新)、61分・直輝(浦)、90+4分・ブルーノPK(新)
主審=井上知大
観衆:37,375人

一部の人には大変残念な事実ではあるが、今のレッズは、山田直輝のチームではないという事だけは、ハッキリさせておかなければならない。

ペトロの采配において、どうも山田直輝が冷遇されているかのような"風評"が目立つが、ではなぜペトロが直輝の起用に積極的ではないのかと問われれば、ようするにレッズは直輝中心のチームではないからである。もっと言えば、ペトロは直輝のプレースタイルを考慮していない。

こうなった流れは、至極単純に説明出来る。
ペトロが就任した時点で、直輝は、前年、一昨年と繰り返し見舞われた長期離脱の影響から抜け出せておらず、怪我は完治したとはいえ、まだまだそこから復帰を目指す調整の段階であった。つまりこの時点で、早くもペトロの目指すチーム作りの構想から外れていただけの事である。それに加えて、直輝のポジションには、過剰なまでの選手層で溢れかえっており、マイナスからスタートしている直輝にとって、この時点では入り込む余地が無かったのである。

前監督がいくら直輝を高評価しようとも、新しい監督になれば、大抵の選手は同じスタートラインに立つ事になる。故に先ず新監督がチョイスするベストメンバーは、就任前の自身の研究と、就任後から開幕までの短い期間に自らの眼で選んだ選手という事になるのだ。だからこそ先ずは安全圏として、ベテランが優先的に起用される場合がある。ベテランは過去のデータが豊富だからである。そしてチームを纏める力を持っている。波風を立てずに選手を優先起用して行くには、先ずはベテランの力こそが偉大なのである。そこに間近に活躍していた選手や助っ人外国人が加わる。この順序を間違うと、社会通念が崩れてしまう。それはどこの会社でも社会でも同じだ。
話が少し逸れたが、つまりフィンケ時代のレッズの中でも、とりわけ間近の過去1シーズンのレッズを徹底的に研究していたペトロにとって、そのシーズンを棒に振った直輝のデータは極めて乏しく、レギュラークラスの選手から程遠い存在に見られても何ら不思議ではなかった。
直輝ほどのレベルの高い選手をすぐに見抜けないのはおかしいとの意見があるが、ひとつ断っておくと、どの監督も神様ではない。特に日本から離れていたペトロには、何度も言うようだが、直輝のデータも皆無に近かったという事だ。

これを責めてはいけない。これが自然の流れだからである。そして現在、むしろ直輝を起用しているのはペトロ自身である。幸いなことに、ペトロは直輝の才能を認めている。その証拠に、だからこそ万全の身体作りを終えた直輝を起用している。例え前半限りで下げようとも、例え途中出場が多かろうとも、それをどう扱うかは監督だけに許された特権であり、選手を一番わかっているのも監督であり、逆に言えばサポーターが見えるのは表面的な部分が大半である。だから好き勝手が言える。責任が無いからである。しかし監督は違う。責任ある重大な立場に居る。

代表に選ばれ、その代表で結果を出した直輝に関して、レッズを絡めた場合に疑問を抱く人は居るだろう。しかしそういう人に問いたいのは、代表選手が、所属チームでも必ずしも先発メンバーでなければいけないのか?その選手中心のチーム作りをしなければならないのか?という事である。
もしこの問いに”イエス”と答えるならば、それこそチームバランスも社会通念も無視した、自分の好み優先の考えと言わざるを得ないだろう。
直輝はマイナスからスタートしている。これは誰も責められない事実。そういうチームで監督から信用を勝ち取る為には、最終的には選手自らがアピールするしか道はないのだ。レッズに所属している選手は直輝1人ではないのだから。そして繰り返し言うが、今のレッズは、山田直輝のチームではないという事だけは、ハッキリさせておかなければならない。
J1リーグ第20節
浦和レッズ2-3ヴィッセル神戸
~埼玉スタジアム2002


110806vsKOBE.jpg試合前の大荒れの雷雨が、試合そのものの荒れ具合を予言していたというのか・・・






後味の悪い試合・・・

北ゴール裏からあっちのゴール前は、鮮明には見えないまでも、マルシオの身体は、絶対に先にボールに行っていた。そう見えた。百歩譲っても多くの人が”誤審”と言っているような判定に、あのPKを認める余地は無い。
だから、悔しい。審判の判定は絶対だ。天地がひっくり返っても、二度とその判定が覆る事は無いだろう。もちろんそこまで攻め込まれたという事実、センターバックの裏にボールを出されるあのような場面を神戸が再三狙っていた故に、最後の最後でレッズにも綻びが出た形ではあった。しかし、本当に誤審だったとしたら、これ程に悔しく、何処に怒りをぶつけて良いというのか。磐田戦のような形ならばロスタイムの悲劇として切り替えられる。しかし、ロスタイムの誤審では、心理的にも救いようがないではないか!
良くも悪くも審判に壊される試合が多いのがJリーグであり、サッカーという競技である。頭から審判のせいにしてはいけない。誤審の恩恵で救われた試合もある。勝てば官軍だし、それが今日は神戸に傾いただけなのだろう。そこを理解した上でも、言いたい事はある。悔しく腹立たしい気持ちを忘れてはいけない。
そしてとりあえず、佐藤隆治というレフェリーは、糞審殿堂に限りなく近づいた事だけは間違いない。

110806vsKOBE2.jpg前半の酷い2失点抜きには語れない敗戦となってしまった。最近は鉄壁を誇ってきたレッズDF陣が、ひとつボタンを掛け違うだけで破綻的な惨状を招く。後ろ向きに守ってばかりでは周りが見えなくなる。だから安易なバックパスやら何やら、そしてボールは跳ね返っては暴れて見失う。おかしな形で奪われる。神戸の激しいプレスも影響してか、常に後手に回る守備陣。そこを付け込まれての自滅的2失点。しかもレッズキラーの吉田にまたも2点献上とは・・・。

で、何となく今回はこの前半の2失点(と最後のPK)ばかりがクローズアップされて、これが敗戦の大元のように評されている。しかしそういう人に理解してもらいたいのは、サッカーは90分で行うスポーツだという事だ。
話を前半に遡れば、前半の攻撃は開始5分以外は褒められたものではなく、右に貼った直輝が常に高橋のスペースを消す悪循環。左は相変わらず原口の単発。中央は言わずもかな。単純に直輝とマルシオの位置を入れ替えるべきとの声は高く、自分もそう思うが、それはそれ、これはこれ、先ずは与えられたポジションでは両者とも仕事を全うしていないのでは機能しないのも当たり前。
そういう状況を打破した達也とマゾーラのダブル投入は、いくらか乱暴にも思えたものの、結果的には大正解のピタリ采配でもあった。またも控えにFW4人という意味合いが、今回に限っては同点劇で生きたとも言える。
怒濤の攻めで投入された両者が互いにゴールし同点に追い付く。つまり今季何度も観てきた”追い付くサッカー”の王道パターンだ。そして逆転さえ狙える最高の雰囲気が持続していたのだ。勝ちに行く姿勢はハッキリ感じた。実に天晴れな内容。だからスタンドの雰囲気も最高潮に達していたのだから。
つまり前半があり、後半があった。この2つは繋がっている。それをあえて分けて考えたり、前半の失策を取り戻した後半を評価しないで今日の試合を語っているのであれば、そんなものはハッキリ言って”愚の骨頂”と言うべきだろう。繰り返し言うけど、サッカーとは90分やるスポーツである。

でもサッカーにはロスタイムというものがあり、90分を過ぎても集中力を切らしてはいけないスポーツであり、これがサッカーの面白さかつ恐ろしさでもある。
誤審疑わしき、しかしそれあっての人の世とでも言うべきだろうが、誤審であったとするならば、PK失点が以後悪い方に響かない事を願うばかりである。
そして怒りの矛先は・・・次節、アウェー新潟にぶつけまくるしかない。

その新潟へは、必殺の鈍行コースで。

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J1リーグ第19節 浦和2-3神戸
得点/14分・吉田(神)、19分・吉田(神)、47分・達也(浦)、77分・マゾーラ(浦)、90+3分・大久保PK(神)
主審=佐藤隆治
観衆:32,231人
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ようこそ!!
試合終了/クラブワールドカップ・グループステージ第1戦 リーベル3-1浦和 得点/12分・コリディオ(リ)、48分・ドリウッシ(リ)、58分・松尾PK(浦)、73分・メサ(リ) ・・・次の試合/クラブワールドカップ・グループステージ第2戦 インテル-浦和(ルーメン・フィールド=日本時間6月22日4:00キックオフ)


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