ジュビロ磐田1-1浦和レッズ
~エコパスタジアム
まさか闘病されていたとは知らなかっただけに余計驚いてしまったが、まだ67歳。早過ぎる。残念でたまらない。
監督として「3年分負けた」時代から、GMとしてレッズをタイトルに導くまで、貴方はまさにレッズの”親父”だった。
森孝慈氏のご冥福を心よりお祈りします。
さて・・・自分は器用な人間ではないので、あっちはあっち、こっちはこっちという訳にはいかない。
いくら日本中がなでしこジャパン世界一で沸こうが沸騰しようが、前夜にロスタイム残り2分で勝ち点2を逃したショックを振り払う事は出来ない。自分にとってこの連休は、まさにお通夜状態だ。
まさかあの時間帯にPKを喰らうとは。こっちのゴール裏からだと混戦で良く見えず、POUの最中でもあり、最初はPKと気付かなかった。そしたら・・・嗚呼これでは先の名古屋戦と真逆の立場に陥った気分。もうひとつの天敵・西村が今日は大人しいと思っていたら、最後の最後でやりやがった。いや失礼。まあ、・・・PKを与えてしまったのはスピラなんだが。スピラは前半から前線で敵のラフプレー喰らいまくって鼻血ブー状態だった中で、それでも90分懸命にプレーしていたんだけどな、それだけに最後はかわいそうだった。試合後の挨拶時も付いて行けず、ショックを隠せないようで、どこか虚ろでヨタヨタだったし、後で号泣したらしい。辛いな。
磐田相手だけあって、ヘタにボールを渡してしまうと磐田お得意のボールキープの術中にはまると思ったのか、今回は前半からでもあまり縦にロングボールを放り込まなかった。逆に中央深い位置から縦に崩そうというプレーが多かった。試合巧者であり組織的な守備を持つ磐田相手には、ヘタにボールを放り込むよりも、足元から強引さをぶつける方が有効だと判断したからなのだろうか。だからこそ柏木の激しさも生きた上での素晴らしい先制点ミドル。
そしてこういうサッカーだと強引にゴリゴリ行くセルの出番で、だからこそのスタメンだったように思う。そしてその通り、セルは持ち味を存分に引き出しては磐田守備網に穴を空けていた。セルから生まれたチャンスは少なくなかった。
そして決して多くはないチャンスでも、超決定機自体は目に見えて良く作れるようになって来ただけに、後半カウンターからポストの跳ね返りを確実に決めておけば。まさかあそこで足が出るとは・・・あんなシーン、今年セレッソ戦でもあったよな。やはり決定力なんだなぁ。柏木のミドルは素晴らしかったけど。
原口が捻挫で途中に退いたのも響いた。原口が得意な形を達也も2度迎えたが、何れも枠外シュート。あれが原口だったらきれいに右隅に突き刺していたのではないかと、・・・タラレバだけどね。でもそれだけ達也のシュートは枠に行かなくなった。かつての達也は、ミドルシュートの上手さはチーム屈指の時代もあったのだが・・・
あとは、直輝が発熱だかで、直前でベンチ入りすら中止になったのも痛すぎた。タラレバだが、これで今回は始めから大きいオプションをひとつ失っていたのだから。
あー、いかん、まさに文章がお通夜だな。川崎戦でのお祭り状態からギャップあり過ぎ。
それだけロスタイムで勝ち点を失うショックは大きい。
去年、何度もそんなショックがあり、ペトロも「ロスタイムで勝ち点を失うのはいけない事」と言っていただけに、だからそうならないようなサッカーをして来ただけに、実に残念な結果になってしまった。
ただミスや過ちは誰にでもある。1シーズンの中で、1試合位はこういう悪夢もあるだろう。だから大切であり重要なのは、この過ちを繰り返さない事だ。去年はそれを繰り返しては治らないまま終わった。つまり去年が異常だっただけだ。今年はそうではない事を、これからの試合で証明して行く事が大切だ。
ランコについて。まだ7割の仕上がりらしいからわからないものの、短い時間帯ながら、可能性を感じさせるプレーは見せてくれた。ひとつの大きなストロングポイントとして、身体の踏ん張りが効く選手だという事がわかった。競り合いに強く、囲まれてスペースが無い中でも身体を反転させては敵を振り切ろうとする。無理な体勢からでもしっかりボールを受けられる。収められる。足腰がしっかりしている。強さは、あるよ。あとコーナーキックからいきなりヘッドでボールを捕らえた。惜しくも枠外だったものの、この感じならばセットプレーでも期待が出来る。そうだな、しいて言うなら、セルビア版ワシントンみたいなイメージ。ただやはりフィニッシャーとしての性質が強いのか、自らボールを運ぶタイプでなない感じ。エリア内でドッシリ構えて仕事をしてほしい選手かな。
入った居酒屋がクーラーが無かった。今時扇風機しかなかった・・・
エコパで汗ビチョビチョで、三島でも汗ビチョビチョって・・・
ペトロレッズ初の連勝もペトロレッズ初のアウェー勝利もまたもお預け・・・
お通夜状態の傍らで、爆睡してる居酒屋の飼い猫・・・
クーラーが無い店内でへばっているだけなのか・・・?
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J1リーグ第5節 浦和1-1川崎
得点/29分・柏木(浦)、90+3分・前田PK(磐)
主審=西村雄一
観衆:18,623人
浦和レッズ2-0川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002
本当なら試合終了の笛が鳴るまでは、声を出し続けなければいけないんだけど、途切れ途切れのように出なくなってしまった。恥ずかしい話だけど、・・・
勝負は下駄を履くまでわからない。油断禁物。帰るまでが遠足だ(ちょっと違う)。たかがリーグ中の1試合、されど・・・勝利に特別扱いは無いが、本当に苦しい危機的状況の中で得る勝利は、また格別なものなのだ。そういう試合。そういう勝利。
今日は良い事しか書かない。
川崎の攻撃力はリーグ屈指だけど、本当のピンチは、アレと、コレと・・・意外に少なかったんだよね。バイタルに持ち込まれる前に、そこで潰していた戦法勝ちかな。対川崎の防御法って、今も昔もそれに限るね。ヘタにエリアに侵入されるまでドン引きしちゃうと、決まってジュニーニョが突っ込んでくるから・・・
とはいえ、シュート撃ちまくられていたのも事実で、枠を外しまくってくれた幸運もあるし、ケンゴーの恐ろしいミドルも何とか外れてくれて、ジュニーニョもかつての突破力とスピードは衰えてきたから、守備が持ち堪えられれば後半で勝機はあったのも事実だ。そして現実にそうなった。
ガンバ戦とまったく同じ戦い方。前半は無駄に体力使わずにロングボールでシンプルに放り込んで局面だけ勝負させ、セカンドボール拾ってあわよくばの形だけを狙って・・・これで揺さぶるだけ揺さぶっておいて、さあ後半。相手の守備が落ち着いた所で、今度は素早いパス回しでガンガンと更に揺さぶる。一通りやって敵も眼が慣れたところで、さあ違った形のスイッチ=直輝の絶妙投入だ(笑)
実際こうやって色々な方法で揺さぶっていると、必ず敵にも穴が出てくるし、突破口が見えてくる。だから、原口の突破口とシュートコースが空いた。そのチャンスを確実にモノにするのは組織ではない。原口の得意な形まで持って行くのが組織であって、決めるべきも最後は”個”の力だ。
変幻自在という訳ではないが、少ないチャンスをモノにするサッカーとしては、90分ずっと単調なサッカーよりも、こういうサッカーの方が可能性は拡がるかな。
履き違えてはいけないのは、川崎のようなチームだからこそ成功しているサッカーであり、逆にドン引きする相手だと苦しいのは未だ変わっていない。パワーで押し切れないチームは、相性でも光明を見出せるサッカーをやらないといけない。相性というものは確実に存在するのだ。つまりガンバも川崎も攻めてくるチームだから、やはりこういうチーム相手には、悪い試合はしないサッカーになっていると思うよ。
でもとにかく良かった。本当に良かった。この勝利、本当に良かった。
ただ観客数は逆に良くないんだけど、・・・でも雰囲気は悪くなかったもんな。
セットプレーからのこぼれ球を押し込んだ形だけど、何だかんだ言ってもセットプレー絡みでゴールが生まれるのは、良い傾向でもある。
後はジュニーニョにあんなトコでボール奪われないでくれ!!(あ、悪いこと言ってしまった・・・)
でも考えたら、川崎はあのビッグチャンスを外して運を逃し、レッズはあの大チョンボピンチが失点に繋がらなかったからこそ、幸運の女神を味方に付けたのかもしれない。ある意味で、あそこが勝負の分岐点だった。
あ、ウソウソ、やっぱ勝負の分かれ目は、直輝投入の絶妙タイミングにあったよ、ね、ね(笑)
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J1リーグ第4節 浦和2-0川崎
得点/57分・原口(浦)、79分・永田(浦)
主審=井上知大
観衆:24,293人
ここで改めてもう一度、ハッキリと自分の考え、姿勢を明確にしておく。
開幕前にも言った。
開幕してからも言った。
もう一度言う。
何度でも言う。
それは、自分はペトロと心中する覚悟は出来ている、という事である。
自分は何故ペトロを受け入れたか。
欧州で指導者としては成功していないペトロを、普通なら危機感を覚えて始めから不安視するのが当然だろう。フィンケの時は、名前が挙がってからいきなり不安先行の記事を書いていた自分が、どうしてペトロの時はその逆だったのか、疑問に思う人も居たと思う。
ただひとつ勘違いされたくないのは、ペトロに対して自分が不安を抱かなかったというのは間違いで、それは過去の記事を読んでいただければわかる事だと思うが、不安は、あった。ただその度合いが、フィンケの時より低かっただけの事である。そこは単純である。
では何故その度合いがフィンケより低かったのか。そこも理由は単純。フィンケは20年ものドイツでの指導者としての経験と成績と評判という、明確な事実・研究材料があった。そこから導き出した自分の答えが、明らかな大きい不安だった。
対してペトロは、指導者そのものの事実・研究材料というものが無かった。いや、無いと言えば嘘になる。成功していないという事実はあった。ただ、フィンケに比べれば指導者歴があまりに短く、それ故に未知数でもあった。ペトロ就任前に「どう転ぶかわからない」と書いた意味そのものであり、「ギャンブル」と表現したのもその理由だ。
ここからが本題。
そんなペトロを自分が受け入れた理由。それはレッズOBだからである。
そしてペトロを支持し続けている理由。それはレッズOBだからである。
OB監督だから受け入れたのか?OB監督だから支持し続けるのか?・・・「イエス」である。
あまりに単純で、あまりにお馬鹿な理由と思う人が沢山居るであろう。しかし、自分のペトロを支持する理由の根底にあるもの、自分をペトロ支持に動かしている源は、偽らざるそれなのであるから仕方がない。
自分は現役時代のゼリコ・ペトロヴィッチという選手が大好きだった。だから指導者としてレッズに帰ってきてくれた事には歓喜した。そしてペトロと共にレッズが歩む事を願った。だからペトロを支持している。
フロントはそんなサポーター心情を逆手にとっているのかもしれない。いや、だからこそペトロを招聘したのであろう事は否めないだろう。でも自分は端からそんな事は気にしていない。フロントの思惑なんて関係ない。自分の意思でペトロを支持している。
思えばギドの時もそうだった。レッズに初タイトルをもたらしたオフトを辞任に追い込み、無理にでもギドが招聘された時、指導者としての経験が無いギドに不安を抱きながらも、自分が現役時代に応援した大好きなギドがレッズに帰ってきた、その部分は喜んだのだ。
ただあの頃のレッズは黄金期の扉を開けつつあった上がり調子の時期。だからこそ犬飼社長(当時)もギドを招聘したのだ。戦力面でも資金面でもギドでも成功する確信があったのだ。「レッズの英雄に恥をかかせる訳にはいかない」と公言し、戦力面でも万全の体制を整え、その後も全面バックアップ体制を敷いてギドをサポートしたのが、あの頃のフロントだった。
今回はそれとは真逆の状況でのペトロ招聘。しかし「レッズの英雄に恥をかかせる訳にはいかない」のであれば、下がり調子のチームに、本来であれば「レッズの英雄」を招いてはいけなかったのは明白である。ところが今のフロントは、それでも招いてしまった。自分が不安視した唯一の部分が、そこだったのである。しかもそれに先立ちフロントは、福田に監督就任の依頼をしていたのだ。坂道を転がり続けていた中でも、平気でそういう人事を選択するのが、レッズの今のフロントなのである。その後に起こるかもしれない”悲劇”など想定していない。恐ろしい事である。
レッズのフロント然り、これからそういう仕事を目指す人にも覚えておいてもらいたい。OBを監督として招く事の難しさ。諸刃の剣となりうる事。そして覚悟を持つ事の絶対性を。
少し話が逸れたが、つまりそういう苦しい状況でも、招かれてしまった、そしてオファーを喜び自らレッズに飛び込んで来てくれたペトロを今更拒絶する事など、自分は出来ないしやりたくない。サポーターだって選手だって苦しんでいるが、それはペトロとて同じで、今一番苦しんでいるはずのペトロをここで見捨ててしまったら、ペトロはどうなってしまうのか。それは火を見るより明らかである。監督とは孤独な立場である。その立場の人間が本当の意味で危機的状況に迫られている時、それでも支えて行くのがサポーターの役割でもあると言える。
もちろん温情まがいの気持ちでチームが救われないのは分かっているが、ペトロを支持し続けている身で、掌を返したようにペトロを非難する自分は想像できない。自分が受け入れたペトロを支持し続けたい。
では、このままペトロを支持し続けて、レッズがJ2に落ちても構わないのか?
余計ペトロに恥をかかせる事になるのでは?
それならば早く辞任してもらった方が、解任してしまった方が・・・
わかる。当然みんなその気持ちであろう。
しかし自分にとって、それはもはや愚問である。
もちろん自分の本意はレッズの身そのものである。だから構わないなんて露程にも思っていないし、恥をかかせたくないし、一刻も早い決断が迫られている事も理屈ではじゅうぶんわかっている。しかし、ペトロを受け入れた以上、ペトロと心中する覚悟は出来ていると言い放った以上、もしここでペトロへの支持を辞めてしまったら、それは自分のこれまでのサポートは偽り、言葉はでまかせという事になってしまう。自分に大嘘を吐く事になってしまう。それだけは絶対に嫌なのである。自分はそこまで御都合主義ではない。
だから、意地なのである。。意地はとっくに認めている。そう言っている。もはや退路は断った。
ならば、もう後ろを振り向かずに、このまま突き進むしか、自分のサポートの方法は無いと決断したのだ。それが自分の発した言葉への責任であり”けじめ”だ。
こんな自分を馬鹿だと思う人も居るだろうが、どうか放っておいてほしい。理解しろとは言わない。放っておいてほしい。だから自分もペトロ不支持の人に文句を言うつもりもない。
最後に繰り返すが、自分はこれからもペトロを支持し続けるし、ペトロと心中する覚悟は出来ている。
後は、スタジアムで声を張り上げるだけだ。
モンテディオ山形0-0浦和レッズ
~NDソフトスタジアム山形
目眩が・・・クラクラしてきた。
熱中症じゃないと思う。もっと違う理由でクラクラと・・・。
あ、でもこれでクラクラしていたら、現地で必死にサポートしている人に対して失礼だよな・・・
現地組の皆さん、大変お疲れ様でした・・・
ゲンキ、シュンキ、ナオキの3キが揃ってワクワクしたんだけどなぁ・・・
やっぱ直輝って途中から出す方が良いのかな、なんて言ったら怒られそうだけど、マルシオの穴は埋められなかったか。お世辞にも今日の直輝が良いとは言えなかったのも事実だし、サポの期待に応えて直輝をスタメン起用したペトロも空回り。ハーフタイムのコメントが批判対象になっているようだが、監督も監督だが、選手も選手。前半も後半も動きが悪すぎて、あれが悪いとか誰が悪いとか責任押しつけ合っている以前に、右から左まで全部悪い。とにかく悪い。
というか、マルシオも疲労蓄積でお休み、柏木もベンチでは、プレスキッカーゼロ。これなら柏木を始めから使った方が良かったのではないか。まあタラレバなんだけど。それだけ90分可能性を感じないサッカーが静かに展開されていた。啓太と暢久のスーパーボランチコンビも恐いくらいに定着。引いた相手を崩せない病またも再発。希望は再三のピンチを防ぐ加藤くらいなのか・・・
でも山形とて馬鹿じゃないもんなぁ。公開トレーニングマッチで、ナビスコで、レッズに惨敗しているんだから、いくら何でも研究してしっかり守って来るよなぁ、普通・・・でも、それでも山形に0はショックだけど・・・
しかしまあ、残留争いゾーン同士の、それらしい試合と言っても良いのかな。変な幻想は抱かないよ。これが今のレッズだもん。今に始まった事ではない。
あーいかん、前節でも文句は言わないと言っていた自分だから、これ以上ウダウダはやめよう。今夜だけの愚痴と思って聞いてくれい。
そうだ、どうせウダウダ言ったって、結局は突き進むしかないんだ。都合良く考え方なんて変えられないんだ。そんな都合の良い人間になんてなりたくないし、自分が覚悟して受け入れた監督なんだから、どんな結果になろうとも最後まで後押ししなきゃならんだろ。選手に対しても同じだ。とっくに腹は決めている。覚悟もしている。そうじゃなきゃこんな事が言えるかいってんだ。そうじゃなきゃスタジアムで「ペトロを男にしようぜ~」なんて歌えないだろ、普通?嘘偽りの無い気持ちであれ歌っている自分を固持するんだ。俺も男だ。
まあ今夜は、そうだな、・・・
とりあえず、このカッカしている気持ちを静めよう。
シャワーを浴びよう。
冷たいビールを飲もう。
飯を喰おう。
落ち着こう、俺。
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J1リーグ第3節 山形0-0浦和
主審=木村博之
観衆:8,303人
浦和レッズ1-1ガンバ大阪
~埼玉スタジアム2002
夏だなぁ・・・
あの大地震さえ起きていなければ、とっくに開催されていた試合であり、あの時点でガンバと戦っていたらどうなっていただろう。そんな思いもありつつ、これから7月、その順延分の試合が始まる。その前に、エジとのお別れがあったなぁ・・・
そういえば、豊田スタに続き、またもレッズの試合でビッグマック無料券。エジ退団が決定した後の連発無料券は、果たして偶然か。
さて、・・・
すべてを肯定的に捉えるというのは難しい。何故なら日本人は常に否定から入る人種だからである。しかし、否定ばかりしていると、時に物事の本質が見えなくなる。もちろんその逆も然り。
今回の試合。いくらでも否定的に捉える事は出来よう。だってまたも勝てなかったのだから。しかし、あと1歩のチャンスは連発していた、そしてまたも追い付いた、これまで勝てなかったガンバに引き分けた、この3点を軸に考えると、このサッカーを肯定せざるを得ない内容でもあった。ようは、どちらを表面的に捉え、どちらを内面的に捉えるかだ。
ガンバに勝利した訳ではないが、速いパス回しとエリア付近でのアグレッシブな攻めの姿勢は、完全にガンバを圧倒していた。ガンバは序盤の10分こそ得意のパスサッカーでレッズを翻弄して来たが、それ以外ではレッズの時間だった。
前半ロングボールで、つまり縦ポンで裏を狙ったのも、達也&原のスピードを生かすためだというのは明確だし、何よりもこの戦法は、時に(ボールを追いながら)足での1対1を作り出すには有効な手段である。
ただしこれを90分続けていても慣れが生じる。ならば後半はというと、先制して落ち着いた相手には、パスを速く回して最後は積極的に斬り込ませた。この戦法自体は既にレッズに染み付いてきており、つまり今のレッズでは”追い付く”サッカーの定石なのだ。単調な戦術ではない。パス回しと個人技を融合させた、点を取りに行くための戦法。選手の投入も含めて、勝ちに行くための姿勢。結果的に勝てないが、この姿勢が無ければ追い付くことは難しいのだ。勝利に繋げるための姿勢なのだ。結果は出ないが、ペトロは勝利に向かう姿勢は有言実行している。
実は、自分はあそこで直輝を入れたのは絶妙だったと思う。個人的にも本当はスタメンで使いたい選手ではあるのだが、原口がスタメン復帰した以上この扱いは予想されていた。ただ今回は単調になりがちな時間帯で、しっかりタメを作ってゲームを組み立てられる直輝を投入した。これでまた新たな攻撃の活性化に繋がったと思う。
追い付くサッカーはしているのに、だからこそこれが早く追い越すサッカーになってほしいし、そうなる材料と可能性は明確にあるんだけど・・・今回だって・・・最終的には、マゾーラと達也の決定力の無さで涙を飲んだような試合になってしまった。特にマゾーラは、キーパーポロリで拾ったボールで枠を外し、さらにはドフリーボレーをダイナミックな空振り・・・あれどちらかでもしっかり決めていたら勝てていたはず。その他、マルシオがダイビングヘッドしていたらとか、高橋サイドネットとか・・・嗚呼、まあタラレバの話はこれ以上すると余計に悔しいからやめよう。
というより、それを言ってしまうと、逆にガンバの攻めをどれだけ加藤が防いだか。2度3度と大ピンチだった場面を加藤がしっかりセーブしてくれたおかげだ。だからドローで済んだともいえる。ガンバ相手に1失点は、まあ最低限の許容範囲だと思う。
ボランチの話。また啓太と暢久だった訳だが、啓太は長いトンネルからようやく抜け出しての完全復活宣言をして良いかな。啓太は守備専のイメージが強いが、大宮戦を皮切りに今季はサイドチェンジやフィードも積極的で、しかもそれがピタリとはまっているのだから、これが出来るようになったのは啓太の新境地だ。
だからこその相棒が求められるべきだが・・・うーん、暢久にまだ拘るんだよなぁ。名古屋やガンバでは小島だとまだまだ不安と判断したのかなぁ、ペトロは。遠藤を抑えるという意味では、今回は成功だったのかもしれないけれど、長期スパンで考えた場合、小島なんだよなぁ。ちなみに自分は直輝のボランチは反対。直輝は意地でも2列目でゲームを作っては自らも得点を狙うべき選手。
あ、いかん、だんだん話が否定的な方向にズレて来たな。この辺でストップしとこう。
良質のセンタリングを上げた高橋と、しっかり決めた原口に感謝。宇佐美に決められた時は、宇佐美の移籍前の雰囲気をお膳立てしてしまった感に包まれたが、ライバル宇佐美に負けじと、原口のゴールがそれを吹き飛ばしてくれた。
ただ、15位に落ちた事実は・・・明確にしておかないと。だけど暗い雰囲気ではない。自分は今のサッカーに明るいものを感じる部分もある。こんな順位で何を甘い事をと思う人は居るだろう。現実逃避と思う人も居るだろう。でも勝てないから怒る、批判する、そんなサポートはもうしない。勝てないなら勝つまで応援する。確かに時に文句は言うが、愚痴る時もあるが、何でもかんでも否定的には捉えない。ブツクサ言っているより、スタジアムで声を張り上げる方が絶対に良い。今はとにかく明るい部分を明確に育てたい。
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J1リーグ第2節 浦和1-1ガ大阪
得点/56分・宇佐美(ガ大)、77分・原口(浦)
主審=家本政明
観衆:42,331人
獲得寸前らしい。
デポルデポヴィッチ?デポストヴィッチ?いや、デストポヴィッチ??テポドン???あん?何だって!?
デスポトヴィッチ??
誰だ、ランコ・デスポトヴィッチって???
だいたいだな、またまたこういう舌噛みそうな名前の外国人を引っ張って来るのか。
誰だ、ランコ・デスポトヴィッチって?
28歳?
185センチ?
スペイン2部ジローナ所属?
ジローナでは2010~2011シーズン34試合で18ゴール?
これはスペイン2部では良い成績なのか?
セルビア人か。
でもペトロはモンテネグロ人だな。
まあいいか、その部分は。突っ込むとややっこしい事になるから。2人とも旧ユーゴという括りにしておこう。
降って沸いたような話だけど、エジ移籍の途端にこの話だから、エジの移籍話と並行して、本当なら前々から水面下で交渉していたのだろう・・・か?
ジローナに違約金9千万円を払ってまで獲得する選手かどうかは疑問点なのだが、エジの移籍金を早速こっちに使うんだな、フロントは。
うーん、微妙だ。実に微妙だ。掲示板でも言われていたが、クビッツァ臭がプンプンするのだが(笑)
タイプ的にはフィニッシャー。長身でヘディングは上手い感じだけど、頭一辺倒でもなさそう。
マリッチみたいなら大歓迎なんだけど。どうなんだろ。わからん。降って沸いた話だ。よくわからん。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。