さて・・・どうしたものか。
岡ちゃんに続き、西野氏にも断られたとなると・・・
まあ、交渉期間が短かったのに新聞では「就任濃厚」なんて報じられていた時点で怪しかったが、案の定、(西野氏によれば)ガンバからの退任通告時期の遅さと、気持ちの切り替えの時間不足か。岡ちゃんが先行していた故の、レッズ監督就任オファーの遅さも響いているんだろうけど。
どうしたものかねぇハハハ・・・もう笑うしかないな、こりゃ。
と、笑っている場合じゃないんだけど、とにかく、状況は深刻である。
誰も彼も断られるクラブもどうかと思うんだが、まあ確かにこれだけゴタゴタしているクラブの監督就任に、二の足を踏む気持ちもわからんでもないが・・・
いや、今はそんなフロント批判をしている場合ではないな。とにかくクラブは決断を迫られている。
年越しを覚悟してでも引き続き新監督探しを続けるか、それとも腹を決めて堀を続投させるか。
誰も彼も断られた挙げ句、こうなって来ると相当の焦りが入るから、そのせいでもう誰でも良い感が漂うのが一番危険なのだが、そうは言っても誰も来ないのでは話にならないし、ここまで断られ続けられると、普通の交渉ではまた断られるのが関の山だろう。・・・じゃあ誰にしようってんだ?
日本人監督でそれなりに経験豊富で今フリーな人って・・・このままの流れで行くと、ネームバリューで行けば湘南からの退任が決まっている反町康治氏とか、一度は候補に挙げた長谷川健太氏が再浮上するのだろうか?
ん?
呼んだ?
うるさい!!
そもそも、日本人監督に拘らなくても・・・いやいや、切羽詰まってまた日本を良く知らない変な外国人監督を引っ張って来ても恐いし・・・
だからって少なくともしっかりとした戦力が整わない内のOB人事は、また悲劇を生みかねないから絶対に嫌だ。特に、困った時のギドとか浮上しそうだが、これも絶対にやめてほしい。ギドの存在はリーグ優勝を果たした栄光の存在のままであってほしい。つーか、ギドって今シュツットガルター・キッカーズの重役に就任していなかったっけ?・・・まあいいや。
とにかくだな・・・
どうすんだー・・・
え?
呼んだ??
黙っとれっ!!
我慢・・・レッズはここ数年で、すっかりこの用語が大流行である。
自分は、レッズにおいてこの言葉があまりに氾濫し過ぎてしまい、この言葉を聞く度に、その言葉に大きな疑問を感じるようになってしまった。
しかし新監督が招聘されようとしているレッズにおいて、再び我慢という言葉が氾濫し始めている現状を考えると、またこのままこの言葉を一人歩きさせては、過去と同じ繰り返しになってしまうのではないか、そんな危機感を覚えるようにもなった。
そもそも我慢とは、何なのだろうか?
社会において、何かを前提に行動する事が、時として正道に捉えられる時がある。ひとつの物事を前提に置き、それを骨子として行動して行くのである。
これを”我慢”に置き換えてみよう。何かを目標に、我慢ありきで人間が行動した場合、様々な苦難が発生しようとも、その我慢を前提として、それに耐えようとする意識が出来上がって行く。
これをレッズを始めとした最近のJリーグに当てはめてみる。例えば新監督が現れると、何年は我慢が必要だとか、3年は我慢が必要だとか、決まったようにそのようなフレーズが発生する。
我慢の年数を挙げるだけならば、簡単である。
しかし、この我慢というものは、何を何処まで我慢するのかという詳細かつ明確な限界を決めないでスタートしてしまうと、それが単に一人歩きしただけになってしまい、果たしてどこをどう我慢するのかが不明瞭のまま終わってしまうのだ。
だからこそ、問うのだ。
では貴方は、何に我慢をするのですか?本当に我慢が出来ますか?、と。
例えば、レッズが去年も今年そうだったように、仮に来年もチームが低迷したとする。そして今年のような著しい危機的事態に陥ろうとした、または陥った場合、果たして貴方はそれでも我慢して、一切の不満を漏らさずに耐える事が出来るだろうか?因みにこれは極論ではない。実際にここ数年でレッズが陥った事実なのである。
例えば3年我慢を唱えたとする。ところが仮にその間、チームが2部降格の危機に陥った、または実際に降格してしまったとしても、そのまま同じ監督を支え続けたまま、不満を発せず漏らさず、我慢し続けられる”覚悟”があるだろうか?
この覚悟を決めないで我慢を使うのならば、我慢は何かを都合良く先延ばしにするための、便利で曖昧で卑怯な言葉という事になってしまうだろう。
これから新監督を招き入れようとしているレッズにとって、我慢という言葉が再燃している現状を鑑みれば、その監督を本気で我慢して支えて行こうとするならば、明確に我慢に対しての覚悟を持たなくてはいけないのではないか。
もちろん我慢は強要ではない。我慢は忍耐を生む一方、時としてそれが足枷となり、自分の考えというものを葬り去ってしまう危険もあるのだから。
だから、我慢の自信が無いならば、または別の考えがあるならば、我慢などしなくて良いと思っている。我慢我慢と言いながら耐えられなくなったり、突如チーム批判を始めてしまうよりは、それならば我慢などせず、始めから自分の偽らざる考えを発して、以後も責任を持って言い放って行けば良いのである。
ただし我慢するのであれば、明確な覚悟を持たなくてはいけないという事だ。逆に言えば、それが我慢というものであり、自分の発した言葉に対する責任だろう。
だからこそ、問うのだ。
では貴方は、何に我慢をするのですか?本当に我慢が出来ますか?、と。
浦和レッズ1-3柏レイソル
~埼玉スタジアム2002
ただ、やはり心情的には納得いかないのは当然だし、ホームでまた敵の優勝を見せられる屈辱は、ハッキリ言って、いい加減にしろ、である。
カイザースラウテルンばりに、J1復帰初年度でリーグ優勝を成し遂げた柏には素直に脱帽だけど、レッズ的には問題はそこではない。
・・・まあ、今更改めて言う事ではないんだけど。
柏の表彰式の後に待っていた、大懺悔式は、自分はね、もう社長にブーイングとか、やらない事に決めていたし、やった所で虚しくなるだけだから、まあ普通にしていたけどね。こういう度にブーイングしていたら、今後も同じ事の繰り返しで終わるかもしれない。どうせ社長の言葉なんて事務的なのさ。藤口氏の時もそうだったように、所詮は、繰り返すけど、事務的なのさ。
大変だなぁ、レッズの社長職というのも・・・
なんか途中から社長がかわいそうになって来てしまったけど、まあ社長なんだし、これが責任というものなんだけどさ。
しかし、今年も・・・何だかなぁ・・・
とりあえず、福岡でほぼ手中に収めたJ1残留を、今節確定させてギリギリの15位で決めたレッズではあるけど、改めて思うのは、15位というフィニッシュは、恐ろしい数字であったという事。こうなる予兆は去年からもあったとはいえ、しかし15位。本当にギリギリでJ1に生き残ったのだという事を、終わってみて改めて実感して身震いしている。
毎年、また同じ事を書くけど、いい加減に反省会で終わらせるリーグ戦、どうにかしてくれって。
来年こそ、来年こそ、と思ってここ数年・・・
いや、今日はこの辺にしておこう。
まだ天皇杯が残っているし、だから総括もそれが終わってから。
とりあえず、みなさんリーグ戦はお疲れ様。本当にお疲れ様。精神的に大変なリーグ戦、何とかJ1に残った。
切り抜けた選手と、堀にも、感謝。頑張ってくれたよ。
でも安堵している暇は無い。大切なのは、ここからね。
頑張ろうぜ、レッズ。頑張ろうぜ、俺達。
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得点/29分・ジョルジ ワグネル(柏)、38分・橋本(柏)、53分・柏木(浦)、76分・茨田(柏)
主審=吉田寿光
観衆:54,441人
アビスパ福岡1-2浦和レッズ
~レベルファイブスタジアム
ビーフカレー500円が、ビーフの欠片も入ってねーぞ!
仲間のカレーには2つも入っていたのに!!
どういう事だ!?いきなりアウェーの洗礼か!?
しかもアビスパサポからアンコールが。・・・試合どうするんだよ!!
・・・とにかく、・・・勝って、本当に安堵。
正直、先制された時はひじょうにいや~な感じになったんだけど、柏木の枠外シュートが相手に当たって枠内ゴールになる幸運。敵DFがレッドで退場になる幸運。それで得たPKで逆転出来た幸運。しかもイエティ劇場の矛先は、そのほとんどが福岡に向けられたし・・・サッカーの神様が、レッズに味方してくれたのだろうか。
1人多い有利な状況で攻めに攻めるレッズだったが、どんなにビッグチャンスでゴールに迫ろうと、外しまくっては決められない決定力の無さを考えたら、ゴールした2点は、まさに運そのものだったかもしれない。
失う物が無いだけあってガツガツ来る福岡に、一時はタジタジになりかけた形勢を、良く耐えて逆転した。今回は、それでじゅうぶん。勝つ事でJ1残留をほぼ手中に収めた訳だから。安堵。本当に安堵。
安堵すぎて疲れたので(博多でアホみたいに騒ぎすぎて疲れたという話もあるが)、今回は大量の写真でごまかそう(笑)
2件目でもザ・美酒キター!!
更に調子ぶっこいて替え玉までやてしまって、もうお腹がパンパンに・・・
で、今日、帰りの新幹線帰還の最中に・・・甲府3-0新潟・・・オイ・・・これで得失点差14。
・・・ま、まあ、サッカーの神様が余程のイタズラをしない限りは、大丈夫・・・だろう。
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J1リーグ第33節 福岡1-2浦和
得点/32分・岡本(福)、45+2分・柏木(浦)、63分・マルシオPK(浦)
主審=家本政明
観衆:17,177人
浦和レッズ0-0ベガルタ仙台
~埼玉スタジアム2002
という事で、とにかく寒いしビチョビチョだし、おまけに試合はドローだし・・・
磐田戦で実に覇気の無い攻撃だった事を考えれば、中断期間でそれなりに修正を加えて臨んだ部分はあった。マルシオもようやく復帰した。そして中盤を押し上げて攻撃に厚みを持たせて、セルの孤立を防ぐと共に、全体的に敵陣の深い位置でのプレーを可能にしていた。それがセルのクロスバー直撃や、終盤ロスタイムまで、3度、4度とエリア内でビッグチャンスを生んでいたのだが・・・何れもあと1歩で得点ならず・・・結局点が取れない病は今回も治っていない。これはマズイ。点が取れなければ、サッカーは勝てない・・・
でも今季の仙台の調子とレッズの状態で言えば、終わってみれば妥当な結果ではあったかな。
とにかく仙台は攻守の切り替えが速い。守っていたかと思うと、もう次にはサイドバックがうちのコーナーポスト付近に攻め込んで来ている。上下動を繰り返す選手の運動量もあるが、いざレッズが真っ向から攻めても、今季の守備力が物語っている通り、しっかりブロックを作って跳ね返す。そして攻める時は雪崩のように4人、5人が一斉に駆け上がって行くのだから、とにかく目まぐるしい。運動量と組織が融合している。いくら震災でのモチベーションが関係しているだろうとはいえ、チームとして纏まっている。だからこその上位なのだろう。納得。
そんな仙台相手に、何とかかんとかでも、勝ち点1を取れた事を喜んだ方が良いのだろう・・・か?
もちろん勝って勝ち点3を取れれば最高だったのだが、そこは今季絶好調の仙台だけあって、レッズとしては勝ち点1がやっと。
で、この勝ち点1が何を意味するかは甲府の結果次第でもあった訳で、結局甲府が磐田に負けてくれたおかげで、今回レッズが得た勝ち点1は、ひじょうに大きな意味を持つ物になった訳だ。
残り2試合で甲府との勝ち点差は3に開いた。微妙な差だが、それでも大きな1試合差。つまりレッズは次の福岡戦に勝てば、理論上は1試合残しているが、甲府との得失点差が大きく開いているために、実質的には残留が決まる。
降格が決まっている福岡だが、最近調子を上げてきているのが不気味な兆候。07年最終節の例もあり、ご存じの通りレッズはこういう相手にズッコケてしてしまう癖があるため、とにかく絶対に油断せず、気を引き締めて勝ちに行かなければいけない。そして福岡で、点が取れない病を治さなくてはいけない。
今回必死に得た勝ち点1を、生かすも殺すも次の福岡戦次第。ここで勝ってこそ、今回の勝ち点1がもっともっと大きな意味を持つ事になるのだから。
来週、福岡の地で、絶対にレッズが勝つ!勝たせる!!
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主審=扇谷健司
観衆:30,891人
浦和レッズ2-1東京ヴェルディ
~埼玉スタジアム2002
まあ、でも確かに”なめてる”と思われても仕方がない面子ではあったよな。土曜のリーグ戦に焦点を絞っているものだから、今回の面子は普段は控え+ベンチ外が中心。さらにユース矢島もスタメンだし、それ以外にベンチに野崎やら西袋やら新井やら、3人もユースを入れちゃうし、しかも控えは1人足りない6人。先発メンバーでセンターバックに青山とか置いちゃうし、その青山負傷で投入したのが西袋だったし、極めつけはゲルト時代に思わず「アホか!」と暴言を吐いてしまった暢久の左サイドの再来。・・・堀よ、いくら何でも本当に相手をなめ過ぎてはいなかったか?
そんなうちに負けるヴェルディもヴェルディではあるんだが・・・
まあ、帰ってもらおうじゃないですか、埼京線で。
実際、飛車角落ちのメンバーで臨んだレッズと、相手のヴェルディとはけっこう釣り合いが取れていたのではないかと。そもそもヴェルディの方が押し込んで来るシーンが多かったし、ゴール前でのチャンスを遙かに多く作っていたのはヴェルディの方だった。これじゃどっちがJ1だ?という時間帯が実に多かったのだから、内容ではどっちが勝ってもおかしくはなかったと思う。。
レッズは個人技では度々圧倒するんだけど、いつものようにバックラインでボールを右往左往させるのと、攻め手を欠いてすぐ後ろに戻してしまう連続で、その守備では、相変わらず最後の1人をフリーにさせて打ち込まれる悪い癖が3度もあった。失点はカウンターとはいえ、その内の3度目だった訳だ。
まあヴェルディは荒削りでも何でも、とにかく良く走って激しく当たって来るし、・・・アポジがエリア内で倒れたシーン、あれ明らかに山岸が倒していた風に見えたんだが・・・
運がけっこう味方した試合だったし、原一樹がようやく仕事をしてくれたおかげだな。
原は先制点も良かったけれど、2点目のFKは良く決めてくれたし、あれ決まってなくて、もし延長戦に突入していたかもしれないと思うと・・・うう・・・
とにかく今日は寒かったし、ガラガラの埼スタで余計寒かっただけに、試合だけでもお寒いものにならなくて、本当に良かった。つーか、今回の天皇杯、J1勢負けすぎ。レッズの次の相手が愛媛で、愛媛に勝ったらその次は瓦斯か水戸ってアンタ・・・
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得点/56分・原(浦)、64分・アポジ(東ヴ)、86分・原(浦)
主審=村上伸次
観衆:7,427人
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。