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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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J1リーグ第1節
サンフレッチェ広島1-0浦和レッズ
~広島ビッグアーチ

120310vsHIROSHIMA.jpg
なんか、変な怪獣が出迎えていた・・・













120310vsHIROSHIMA2.jpgふむ、まあアウェー開幕戦はいつも勝てないし、Jリーグ側の勝手な企みで、わざわざ因縁めいたカードを当てられて変なプレッシャーは受けるし、・・・なんて文句も言っていられる内が華で、それでまたお決まりのように、素直に負けてしまうのだから、やはりレッズはレッズなのであった。変わらないレッズ。

練習試合と、違ったサッカーしていた感はありありで、やはりトレーニングマッチは何処まで行ってもトレーニングマッチ。本番は本番という事なのだろう。当たり前だけど。
トレーニングマッチではけっこう約束事とかスムーズに機能していた印象があったんだけど、いざ蓋を開けて本番を迎えてみると、すべてにおいてサッカーが中途半端に展開されていた。
GKから繋ぐという割には、加藤自身は出してに困ってロングボール蹴りまくっていたし、敵陣に入ればあれだけスピード感を持ってゴールに迫るはずが、なかなか繋げずに中盤で停滞感を漂わせたかと思えば、明らかにまたも”逃げパス”風な横パスも少なくなかったし、これが本来は無くてはならないスピード感を奪って、またゴール前を固められてこじ開けられない、・・・いつものパターンだった。

人数をかけてペナルティエリア内に侵入する事は出来ていたが、後ろを向いたままでシュート体勢に持ち込めないパターンは相変わらず。それでもスピードに乗れば、チャンスはやって来るもので、前半の枠内シュート1本、後半の枠内ヘッド1本、何れも決定的なシュートが西川のスーパーセーブに防がれた不運はあったものの、こういうパターンを増やすのは簡単ではないけど、確実に決める決定力、これが欲しい、そんな場面だった。
佐藤寿人という絶対的なエースが居る、そして決めるべき時に決める選手が居る広島と、そうではないレッズ。良く去年までのミシャサッカーが浸透しているからこそ、みたいな論評もあるけど、選手個々の役割がハッキリしているからこそ、佐藤寿人は佐藤寿人で居られると思う。レッズも、もっと個々の役割をハッキリさせないといけない。ミシャの指導にもそれを求めたい。誰でも点を取って誰でも守る、それは確かに聞こえが良いが、違う見方をすれば、それは単なる中途半端という事にもなってしまうのだから。

個人的に思うけど、今回の煮え切らないサッカーの主原因。ミシャの人選ミスもあると思う。今回スタメンを見た時、血の気が引いてしまった。
先ず、自分は阿部のリベロは絶対に役不足だと思っている。阿部の位置は、素直にスピラか永田で良いはずだ。それでもミシャのサッカーは繋げる選手をリベロに置きたがる性質なのはわかっているけど、あの位置に阿部を置けるほど、ボランチに余裕は無いのも事実。なぜなら前にも言ったけど、プレーに斑があり過ぎな直輝をボランチで使うのは反対の立場だし、阿部をボランチにして柏木を前に置けるからこそ、両者が活きると思っていたのに。そもそも無理に怪我あけの直輝をスタメンにする必要は、今回は無かったと思うのだ。そして案の定まったく機能しなかった。
達也の1トップも無理があることは散々わかっていた事なのだが、どうしてポポやランコを、特に期待の新戦力であるポポをベンチスタートにしてまで、達也を抜擢したのかが理解不能である。助っ人をベンチスタートにしてまでオール国産で勝てる程、またまたレッズに余裕は無いと思う。結果論を承知で言うけど、素直に初っ端から外国人の力を使って、有る戦力をフルに使って戦ってほしかった。

開幕戦だからとか、まだまだこれからとか、そういうお決まりのフレーズも言い飽きたし、それでまた日々が過ぎて行くのも嫌だから、今回は率直に言わせてもらった次第。
そりゃ個人的にも、すぐに勝てるようになるとは思っていないけど、今回だけは絶対に勝たなければいけなかったと思う、絶対。だってミシャの件、槙野の件、これは理屈じゃないんだよ。レッズとしてのプライドだよ、ここは。広島がどう思おうと勝手だし、別にレッズが2人を引き抜いた訳でもないのだから、それなのに広島からあーだこーだ言われる筋合いは毛頭無いけど、それでもレッズは、それを勝利という形で吹き飛ばすべき試合だった、絶対に。それが出来なかった情けなさ、歯痒さ、悔しさは絶対に残った。自分は、誰が何と言おうと、そう思った。

120310vsHIROSHIMA3.jpgという事で、今年もこれまたザ・ヤケ酒スタートという事で、新天地で広電が無くなるまで飲んでしまい、宿のある舟入まで、酔っ払って寒い中を30分も歩くはめになるという悲惨なスタートとなった。・・・素直にタクシー使えば良かったな・・・





120310vsHIROSHIMA4.jpg









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J1リーグ第1節 広島1-0浦和
得点/49分・佐藤(広)
主審=松尾一
観衆:29,603人


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またまた非公開なので内容がまったく不明なものの、大宮とのトレーニングマッチは45分を3本で4-1の圧勝。

これまでJ2と韓国チームしかトレマッチをしてこなかったものだから、勝敗の白黒がハッキリと分かれて、よく言えば何がどう強いのか弱いのかが晒されていたが、悪く言えばJ1での力の加減が、まったく持って不明であった訳だ。

開幕1週間前にJ1、それも去年は順位の近かった大宮と戦えた上で、4-1と圧勝したのだから、今のレッズのチーム力は、この結果を基準に考えるのが妥当と言えるかもしれない。いや、あくまでトレマッチだから妥当は言い過ぎかもしれないが、こういう時期ではJ1との試合が今回しか無かったのだから、もう腹を決めてこの結果に頼るしかないと言える。

去年のシティ杯でのボロ負けを考えたら、今年はトレマッチとはいえ同じ大宮に圧勝。しかも原口2得点、ポポ、達也。得点すべき選手が取っているのだから、攻撃の機能具合としては上手く行っていると考えて良いのかな。特に契約最終年の達也は勝負の年だから頑張らないと・・・。
懸念されている守備面も、135分間で1失点は上出来。韓国チーム相手に大量失点を繰り返して来た事を考えると、前回の甲府とのトレマッチを見ても、守備は安定してきていると見て・・・良い?まあ守備というよりは、パスミスを如何に減らすかが攻守の分かれ目になるだろうけど。ただ甲府戦でも嫌な形からボールを奪われて、カウンター喰らって大ピンチになる場面があったから、大宮戦ではどうだったかはひじょうに気になるところではあるが(つーかGGRで非公開のはずの甲府戦をモロに流していたけど、だったら非公開の意味あるの?)。噂では数日前にミシャ体制下では始めて守備練習をしたらしいが・・・。
それと大宮の新外国人ボランチのカルリーニョスが凄い選手らしいけど、この辺もどうだったのか気になる気になる。何れ公式戦で当たるのだから、敵の体制も要チェックしておかないといけない。

うーん、圧勝したのは安堵だけど、非公開のために中身が見えないで書いているから、どうも調子が乗らないな。だからJ1同士のプレマッチをやってほしかったんだけど、今更それを言っても始まらないか。

新キャプテンは阿部に決まったし、鹿島国の入国チケットも買った事だし、マルシオがようやく練習に合流したらしいし、後はJ1開幕まで1週間、広島での開幕戦に備えよう。
来週の今頃は、新天地で仲間とザ・美酒を飲みまくっている事だろう。


ネガティブだと思った。悪いところにスポットを当てて、ネガティブになっている。起きてしまった事は変えられない。うまくいかなかったことから学ばなければならない。悪いことから学び、前を向かなければならない。私はポジティブなことを考えたい。前に進みたい。

先のTOTでミシャが語った部分であるが、実にもっともな事であり、当然の事であると自分も思う。しかし同時に、この言葉からは大いなる矛盾点と違和感が感じられる。

ミシャがポジティヴに行きましょうと言った。
だから我々もポジティヴに行きましょう。

そういう雰囲気がまたレッズに出て来た自体は良い事として否定はしない。しかしこの部分を単純に受け入れてポジティヴ感ばかりを蔓延させてしまうと、物事の本質が見えなくなってしまう危険性がある。
何故か。それはミシャ自身が語っているではないか。
『うまくいかなかったことから学ばなければならない。悪いことから学び、前を向かなければならない。』
悪いことから学ぶという事。これはつまり、良い部分にスポットを当てて、そこばかりを見ているのではなく、悪い部分、その中にはネガティヴな意見も重要視されるべきだと思うのだ。何が悪かったのか、どの部分が悪いから治さなくてはならないのか、今何が悪いのか、こういった闇の部分の本質を突くには、常に過去の反省材料や、現状で良くないと思われる部分を洗いざらいする事から始まる。
何かが上手く行かなくなった時、必ずネガティヴな意見が多く発生する。当然である。悪いと思われる部分を指摘するには、物事にマイナスの要素を加えて反省する必要があるからである。
一般的にネガティヴというのは、否定的、消極的と捉えられ、嫌われる傾向にある。この意識は全世界共通の文化だ。

しかしネガティヴな部分に蓋をして、何でもかんでもポジティヴに捉えて前ばかりを向いていては、そこに本当の反省は生まれないと思う。
反省材料は”前”には絶対に存在しない。あるのは常に”後ろ”である。
ネガティヴ意見を遠ざけて、ポジィテヴ意見ばかりを重宝していては、それは単に臭い物には蓋をしているだけだと自分は断言したい。そして、そんな傾向がまた見え出した今のレッズ。もしこれだけが増長して行けば、ひじょうに不味い事態を招くと思う。極端なことを言えば、数年前のあの時代に逆戻りしてしまう。これだけは絶対に避けなければならない。

ただし逆もまた然り。ネガティヴな事ばかりでは、前に進めないという意見もある。それは否定しない。前に進む事こそが大事である。

ひとつ言えるのは、ポジティヴもネガティヴも、人間の意識であり感情の一旦であるという事。意識や感情は性格とも繋がっていて、つまり『ポジティヴに行きましょう』と言われて、いきなり無理にポジティヴになる必要もないし、ネガティヴもまた然りである。人間の考え方は、そんな単純に変われるものではない。何の手順も無しに簡単に変われるのだとしたら、自分の考えがまったく無い、信念を持たず、単に流されているだけという事にもなってしまう。
良い部分は良い部分として、悪い部分は悪い部分として、そこを肯定的に捉えるのも、否定的に捉えるのも、それは個人の自由なのだから。そこを無理に強制したり、押さえつけようとする強行意見が発生するから、おかしくなるのである。

理想。それはポジティヴとネガティヴという相反するものが、常に並行で存在していれば有意義な議論が生まれると思っている。例えそれが水と油であったとしても。
つまり感情や意識や意見は、一枚岩になってはいけない。
一枚岩にならなくてはいけないのは、「レッズを応援する」という部分だけでじゅうぶんである。

ゼリコ・ペトロのアンジへのコーチ入閣が決定したニュース。レッズであんな事があったから心配していたが、とりあえず指導者の道が絶たれていなかったのにはホッとした。しかも今度はヒディングの下というぶったまげ。ペトロって監督としては古巣RKCで少し結果を残した意外は大成していないけれど、それで色々と世界的名将にコーチとして呼ばれているのが驚くべき部分。選手時代からオランダ繋がりでの人脈なのは理解できるが、それでも一体どんなパイプを持っているのだろか?ある意味ですごい人物なのかもしれない。
まあ、誰が何と言おうと、自分はこれからもゼリコ・ペトロヴィッチを応援し続けるよ。

さて本題。
指宿キャンプも今日で終了という事で、ミシャレッズが始動してから1ケ月のチームの変貌を見て行きたい。

先ず体力面。この部分に関しては、オシムの申し子らしいミシャだけあって、良く走らせる事が功を奏してか、トレーニングマッチの選手の動きを見ていると、ボールに追い付く速度が以前より速く感じられるようになった。いや、意識の問題かな。走って動いて積極的にボールに絡む印象。ここからのパス速度も速い。
こういうのは理屈じゃないんだけど、でも走って考えるサッカーってこういう事か、と思わせるサッカーは垣間見えている。それも基礎体力作りが成っているから出来る事で、去年のゼリコ・ペトロも速いパス回しを提唱して徹底的にそれを指導していたけれど、それはそれで間違っていなかったのだが、如何せん選手の体力と頭がその戦術に付いて行っていなかった。

そして戦術面。これと体力面が完璧にマッチする。上にも書いたように、良く動けている印象。この基礎体力が今回の走って考えるサッカーの源だろうから、これ抜きには語れない。そしてトレーニングマッチでは、GKから繋ぐサッカーと言われる通り、自陣では慎重にボールをこねくり回しているが、いざ敵陣に入ると、ほとんど後ろを向かない感じ。敵陣に入った途端にパス速度と選手の動きが急加速して、一気に深い位置に迫る印象。浅い位置では単独キープは極力行わず、1タッチ2タッチで素早く前に中に入れている。ここ数年まったく見られなかった裏へのパス出しが見られるのも、裏に抜ける走力を身に付けさせているからかもしれない。ただしパス一辺倒ではなく、いざ深い位置に到達すせば、パスだけではなく単騎突破も多く見られる事から、ショートパスばかりに拘っていないのは、去年までの広島そのもの。緩急は付けられていると思う。少なくとも停滞感は目に見えて解消されている。

ただし良い部分ばかりではなく、やはり不暗視されたパスミスからの失点が多い、いや多過ぎるとも言えるので、ここはしっかり改善しなければ絶対に痛い目を見る部分。とは言うもののミシャの戦術は諸刃の剣で、攻撃時は勢いが必要だから、どの選手も完全に前掛かりになってしまう。だからここでミスってボールを奪われると、その対応に1歩の遅れが生じて追い付かなくなる。本来、だからこその3バックでしっかり守るはずなのだが、ミシャのサッカーの場合は最終ラインもやたらビルドアップするため、その裏を簡単に狙われて危険な場面に発展している。
だからこその”リスクを伴うサッカー”なのだが、この諸刃の剣を少しでも良い方向に持って行くためには、兎にも角にもボールを奪われないでフィニッシュまで持って行く回数を増やすしかない(それが難しいからこそのミシャサッカーなのだが)。
守備練習が皆無だという部分だけは、守備から入るサッカーを指向する自分としてはどうしても納得が行かないのだが、加えてセットプレーからの失点も目立つので、やはり守備面は大いに不安である。

総合力で押せるJ2相手には勝てるのだが、パワーがある韓国チーム相手だとフィジカル面からして歯が立たない。まあ道理に叶った結果が得られているというか、ここは白黒ハッキリしているのだが、それが今のレッズの力なのだから、中途半端に勝ったり負けたりしているよりは、トレーニングマッチはこれで良いのかもしれない。そこから見えたものを改善し成長させて行くのが、これからなのだから。ただ何度も言うように、守備面が不安だけど。

意識面は、前回の記事で書いた通りの事だから省く。まあ、とにかくビシバシやって、仲良しチームから早く脱却してくれる事を切に願うよ。

omake2012.jpgそんなこんなで、やっとシーチケが届いた。
オマケが3つも付いていて、一瞬福袋かと思ったよ。
以前行われたシーチケホルダー対象アンケートで、『使うか使わないかわからんグッズのオマケいらんから、違う特権をもっと増やして』と送ったのに、それに真っ向から逆行する今年のシーチケ。オイ!クラブは俺のアンケート読んでないだろ!!(苦笑)



ミシャが連日のハードトレーニングを敢行するとともに、けっこうな頻度で選手たちに雷を落としているらしいが、そんな状況でフッと思い出した。
去年11月の記事で・・・

http://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/760/
どんな監督が来て親身になって指導をしてくれても、選手が甘っちょろい事ばかりやっていると、その内に理屈も通用しないような凄く恐い監督が来て、ビシバシスパルタ教育されちゃうぞ!後で後悔しても遅いんだぞ!!
そうなりたくなかったら、いい加減に目を覚まして大人のチームになれ!!!
練習でヘラヘラするな!!!!
死ぬ気で競争しろ!!!!!
いつまで経っても仲良しごっこしてないで、先輩は後輩をしっかり指導し、後輩はもっと先輩を敬え!!!!!!
聞いているか、そこの赤いチームの選手達!!!!!!!わかってんのか!?

なんて乱暴な事を書いていたのを思い出した。

そうしたら・・・早速来たミシャが、そういう監督だった(笑)

いや、この言い方には語弊がある。ミシャの場合は、ある程度の理屈は通用すると思うし、凄く恐い鬼軍曹タイプとはちょっと違う感じもするから、その辺は大丈夫だろう(何が大丈夫かよくわからんが)、・・・と、思う。
さすがオシムを師と仰ぐだけあって、それなりの厳しさはあるだろう。しかし自分は、広島時代のミシャは外面からしか見ていなかったのだから、その性格までは深く気にしていなかったが、まさかミシャが雷を落とすようなタイプだったとは、予想外だった。
正直言うと、自分の去年までのミシャのイメージは、欧州で良く見掛ける風貌の『ガタイの良い芸術家風のオジサン』だったのだ。人は外見で判断してはいけない(ミシャを外見で判断していたおまえが言うな)。

尤も、広島時代から、更に言えば欧州時代から、ミシャがここまで激しい態度で選手に接していたのかと言えば、それは自分にはわからない。
どういう事かと言うと、もはや周知の事実として、長年のレッズサポならば尚更分かっていると思うけど、とにかく甘い、仲良しチーム、競争意識が低く、プロになりきれない・・・内外からこのようなレッテルが貼られていたのがレッズだった訳で、その甘さは日本サッカー界全体に知れ渡っていた。この甘い雰囲気が、選手のレッズ移籍を躊躇わせたり、新人へのレッズ入団を薦めない風潮を招いた事も多々あった。
ぶっちゃけ、Jリーグの杯戦に毎年「甘いチーム選手権」があったとしたら、レッズはぶっちぎりのタイトルホルダーになれていただろう。それ程にプロらしからぬ甘い雰囲気が蔓延っていた、いや、今も蔓延っている。

このような状況を本気で憂慮したミシャが、過去の指導時代にも見せなかったような激しく厳しい態度を見せているのだとしたら、それは如何にレッズが想像を絶する甘いチームだったのかを物語っている訳である。そこまで怒らなければいけない、ミシャの気持ちを駆り立てている苛立ちや怒りというものが確実に存在している訳である。雷が落ちたからと、厳しい監督が来て良かったと、単純に喜んでばかりはいられない、裏の現実もじゅうぶんに探っておく必要があるのだ。
故に、だからこそ、逆にこれがミシャの普通の指導方法だったと願いたいが、そこから過去の話は広島時代のミシャを深く知る人でなければ、わからない。
とは言うものの、自分の応援しているチームを卑下したい訳では決して無いので、願わくばミシャの指導方法が、後者であると切に願いたいが・・・

ただし選手がどう思うかは、また別の観点である。しかし、そこで選手が根を上げたり不満を言うようなものならば、今のレッズからは完璧に不要な選手になってしまうであろう。もしかしたから以後、これが理由で監督と選手の間に、確執が生まれる可能性も無いとは言えない。現に欧州で言えば、その厳しさで有名なマガトは、何人もの選手と確執劇を繰り広げてきた。そして特異な監督が来る度に、確執や造反と言った用語が平気で飛び出すチーム、そういう可能性を常に孕んでいたのがレッズだったのだから。
しかしここでミシャが、”正当な厳しさ”を全面に押し出して指導をしているのであれば、それこそ確執など生まれないだろうし、万一そこから確執が生まれたとしても、それは理不尽さを伴わないものとして、ストレートに”処理”されるであろう。
そしてレッズで過去に何度か繰り返されて来た、サッカー感の違いや監督や選手の”エゴ”から発生した確執や造反とはまた違った別の、監督と選手間の一味違った相違が見られるかもしれない。勿論それはこれから先の話だが、そういう面もひとつの可能性として、構えておいた方が良いかもしれない。

あの監督が来ても、この監督が来ても、豪腕社長が来ても、素晴らしいルーキーが入っても、超有力選手を何人も補強しても、何度か優勝しても、アジアの頂点に立っても、クラブワールドカップ3位に登り詰めても、どの監督がこんな理想を掲げようとも、その監督がチームを救いたいと躍起になっても、それでも絶対に変えられなかったレッズのチーム内に蔓延る甘さ。これを今度こそミシャが変えて、本物のプロフェッショナルチームに仕上げたとしたら、ミシャはこれまでのレッズ歴代監督の中で、ある意味で最大の功労者になるかもしれない。
いや、まだ始まったばかりであり、前にも言ったがミシャへは個人的には過度の期待はしないと決めているから、今は、その可能性を孕んだ初めてのタイプの監督である、という事だけを言うに留めておこう。

アウェー広島戦チケットの発売日。
もう去年半ば辺りからイープラスは繋がりが悪くなってて、発売時間直後はどうも使えない領域になりつつあるなぁ。そんなんだから車スッ飛ばしてローソンで買って、さあ帰るかと車に乗り込み、(車内だけ)ポカポカ陽気で良い気分で運転していたら、突如ラジオから地震情報『先ほどの地震で、関東各地で震度7を・・・』・・・え?ビックリして思わずハンドル切り違えそうになったじゃないか!!7?それにしても周りも自分も平穏なこの状況は一体?と、すぐ震度3に訂正が入ったものの、いくら何でも震度3を7って、間違えるにも程があるぞ文化放送!!・・・あれ、菅野アナだったか・・・?

いきなり面喰らったが、そんなこんなでチケットを手にした途端にモチベーションがアップする自分としては、開幕戦のチケット購入日になると、「今年もいよいよ始まる」という気分になるので、チケット買った今から、本格的に2012年シーズンの臨戦態勢期間に突入。

開幕戦の広島は、行きは夜行バス。一泊して贅沢新幹線で帰るプラン。
今回は行く人数が急遽増えて、宿の切り替えに手間取ったけど、切符も買ったし、チケットも買ったし、これで開幕戦の準備は完了。後はチーム作りを見守りつつ、開幕を待つのみ。

が、その前に本当はプレシーズンマッチを近場で1試合でも組んでほしいところなんだけど、今年は練習試合ばかりで日程が埋まっているようで、どうもプレマッチはやらない感じ?いや、せめて3月2日とか3日に、1試合だけでもやってほしいところなんだよなぁ。また熊谷とかになりそうな予感もあるけど(笑)。あのポカポカ陽気と花粉地獄の中で、鼻水を垂らし目を充血させながら、マッタリしながら展開されるプレマッチの雰囲気がたまらなく好きなんだよ(なんじゃそりゃ)。まあ関東圏内なら何処でやっても文句言わないから、是非やって。

という事で、開幕1ケ月前。
レッズに関わる全ての皆さん、今シーズンも(色々な意味で)頑張りましょう。
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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