ついに待望のJ3構想が立ち上がった。何が待望かと言うと、単に自分がクラブ数増加によるJリーグの活性化を理由に望んでいるだけではあるのだが、その大まかな理由は、数年前の記事
http://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/691/
の下の方に書いてあるので、宜しければ参考までにどうぞ。
ここまでの過程として、いよいよ今年J2からJFLへの降格制度がスタートした。そのJFL降格という憂き目に合ってしまった初のクラブが町田ゼルビアであるが、しかしJFLでJリーグ加入条件と昇格可能な成績を満たすクラブが現れ続ける限り、これから永遠に終わらない非情なルールであり、来年も、再来年も、このような悪夢が繰り返される。実にスリリングであり、悲劇である。そして今J1上位に居るクラブも、対岸の火事として捉えてはいけない。日本より遙かに長い歴史がある海外リーグにおいては、かつての名門がいくらでも3部リーグや4部リーグにまで陥落している。即ちJリーグにおいても、明日は我が身、である。
さて、J3構想が何を目的としているのかであるが、それはJリーグが言う通り、J2からの降格クラブ及び、増加し続けるJリーグ新規参入希望クラブの受け皿となるリーグの発足である。
ただしJ3の構想には、それよりも本当の理由があると思う。それは、いよいよ来年度よりスタートするクラブライセンス制度と深く関わるもので、即ち、それによってペナルティ降格させられるクラブの受け皿を作る事こそ、J3構想の本当の目的ではと思っている。
例えばJクラブがライセンス制度に引っ掛かり、J会員資格を失効した場合、一気にアマチュアリーグのJFLや地域リーグへ降格させるよりは、プロ色の強いJ3へ降格させる事で、その衝撃度を少しでも和らげる事が出来る。つまりJ3は、クッションの役割を果たす事が出来るのである。
この事はhttp://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/691/でも書いた事なのだが、あの時点ではクラブライセンス制度という話を抜きに、単にペナルティ降格を意味した書き方になっていたが、そこにクラブライセンス制度という現実的な話を加えると、何となくJリーグの裏の思惑が見えてくる。しかもJ3はJリーグ直轄ではなく、独立法人として考えている所からも、財政面を含めたJリーグの、苦肉の事情が見え隠れしている。
しかし、年々増加しているJリーグ新規参入希望クラブの事情も考えると、何れJFLだけでは持ち堪えられなくなるのも明白ではあるので、遅かれ速かれJ3というカテゴリーが出来るのも当然であると思っていたし、そう願っていた。
クラブ数が増える事によって分散化する戦力と、それに比例したレベル低下を懸念する声もあるが、それはあくまで数字の理論であって、昇降格制度がある事によってトップリーグから末端のリーグまで繋がっているサッカー界においては、当然のように誕生するプロ化を目指すクラブの増加に、歯止めを掛ける有効な批判理由にはならないと思う。唯一それに歯止めを掛けるものがあるとすれば、それこそがJリーグ会員資格の存在であり、クラブライセンス制度なのであろう。その上で消えて行くクラブやプロ化を断念するクラブがあるとすれば、それはもう歴史の一旦として片付けるしか方法はないのだ。ただ願わくばJ3(名前がストレートにそうなるかはわからないが)が、その受け皿となって活性化してくれれば、幸いである。
川崎フロンターレ4-2浦和レッズ
~等々力陸上競技場
自慢じゃないが、昔から逃げ足だけは速い。負けた時に電光石火で帰還するのは得意なのだ。特に神奈川方面からの場合は。
それくらいレッズも速いサッカーをしてほしいんだが・・・
何をやろうとしているのか、何を狙っているのかは、わかる。
それで実際に決定機を作っている訳だし、それで決めた訳だし、今日だって西部のセーブが無ければもっと決まっていたかもしれない。だから右から左まで間違ったサッカーをしている訳ではないのは、わかる。
だけど、何もキーパーと1対1になるまで、頑なにシュートを撃たないのも、・・・理屈はわかるが、心情的には納得行かない。
だから時既に遅しで進路もシュートコースも限定されてしまうし、限定されてしまうからこそ、キーパーがスーパーセーブしている訳ではなく、キーパーの守備範囲にしかシュートを飛ばせないという見方も出来るのである。
だからこそ遠目からでもシュートする姿勢を見せる事が必要なのだが、それをしない故にすぐ敵に引き込まれて機を逸っしてしまう。そんなシーンが2度3度繰り返される。そしてその度に幾度となく飛び交う「何でシュート撃たねーんだよ!」「シュート撃たなきゃ入らねーんだぞ!!」の怒声。これも、わかる。
わかる。わかる。わかる。わかる。わかる。・・・
わかるばっかりで、何がわかるのか、訳がわからなくなってきた。
ただひとつ言える事は、守備は相変わらず不安定だし、でもFK2失点は運も無かったし、でもでもFKを何度も与えるような深い位置での守備は不味いと思うし、だからこそもっと前から守備しなければいけないし、そもそも前半だけで同じ選手にハットトリック許しちゃうのは・・・酷いというのは、誰でもわかるだろう。しかも挙げ句に●瀬にもやられた。絶対やられたくない選手に・・・
そしてセレッソ戦で遠目からでもせっかくアグレッシブにシュートを撃って行った姿勢は、結局一過性のものだったというのか。
それはともかく・・・ともかくと話を切り替えようと思ったが、ともかくも何もないな、話題が暢久ばかり先行していた川崎戦。しかし、暢久は、結局は暢久であった。色々な意味で。ハハハ。
しっかし、不安であり不安定。自分がパスサッカー否定派だからという訳ではない。それでも結果を出してくれれば、好き嫌いではなく、そのサッカーを素直に認める心はいつでもあるのだ。
しかるに、この秋の失速ぶり。しっかし、それでも首の皮一枚とはいえ相変わらずまだ3位って、どんだけ運があるのか、なんて事は別として、3位という順位が隠れ蓑になっているのは明白で、今季のJ1が団子状で進んでいなかったら、実はもっと大変な順位になっていても不思議ではない失速っぷりだ。
とにかくこれだけ勝てなくなってしまうと、不安が過ぎらない方がおかしいと思う。だから、自分は不安でたまらない。確かにやろうとしている事は痛い程わかるんだけどさ。
帰りの電車で川崎サポが言っていた。
「浦和ってゴールの外でパス回してるだけで、シュート撃って来ないから、全然恐くないよね」
・・・
ケッ!お前らにレッズのサッカーの何がわかるってんだよ!?
と、言い返したかったが、ここでハッとした。
「ゴールの外でパス回してるだけ」「シュート撃たないから恐くない」
・・・あの時も散々他から言われた台詞じゃないか。
溜め息だ・・・
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J1リーグ第31節 川崎4-2浦和
得点/19分・柏木(浦)、 22分・レナト(川)、 28分・レナト(川)、 34分・レナト(川)、 58分・槙野(浦)、 72分・山瀬(川)
主審=西村 雄一
観衆:17,870人
しかし、”しない”と”できない”で分けるだけならば、一方の”しない”理由を導き出すのは簡単な話だ。例えば、その理由は資金不足であるとか、育成優先だとか、選手層が厚い故に補強は不要であるとか、これは理屈に叶った至極単純かつ明確な理由が大半である。
問題は、「できない」場合である。
例えばその理由が”資金不足”であったとする。しかしそのチームの観客動員が他に比べて著しく多かったり、優良スポンサーを抱えていた場合、それなのにどうして資金が不足するのか?という大きな疑問が浮上する。それに並行して、では資金は何に使われているのか?何処に流れているのか?という疑念を抱く事になる。
「できない」場合の致命的なパターン。それはフロントの力不足。いくら資金があろうと、いくら欲しい選手を見付けようと、相手のある事だから、交渉して招き入れなければならない。その交渉術が欠如しているのか。はたまたそれ以前に、めぼしい選手を見付けようとする力が無いのか、力はあってもその術が無いのか。術が無い場合、つまり海外にパイプが無く、自ら海外でめぼしい選手を発見する眼力も無く、結局は代理人の存在と国内移籍だけに頼って、実に視野の狭い補強だけに終始してしまう。つまりこれは扉は開いているものの、交渉事は一方通行になりがちになる。尤もこの方法が一番リスクが少なく手っ取り早く簡単ではあるのだが、しかしそればかりでは、永遠に劇的な変化や発見は訪れない。
しかしこれでも、めぼしい選手を発見し、リストアップし、オファーし、それでも金銭面で交渉が決裂してしまったというのならば、まだそれが明確な理由として諦めがつく。尤もそうなる前に策を講じて獲得に導くのがフロントの仕事であるというのも正論であるが、それは力不足という原因にループする話でもあるので、それ以上は言わない。
しかしクラブチーム自体が交渉相手に魅力薄、価値が低いものと映っている場合は一大事である。その場合は、長きに渡ってクラブチームのイメージを低下させて来た根元を断ち切り、積もり積もった悪い部分を取り除くしか方法が無い。ではどう断ち切るのか。どう取り除くのか。これは極めて難しい方法である。
フロントがいくら補強を推し進めようと躍起になっても、当の監督が補強を希望しない場合や、監督自らが独自で選手を希望している場合も厄介である。このフロントと現場の考えの行き違いが、補強の邪魔をしている事は決して少なくない。
日本のプロスポーツでは、フロント主導という言葉が良く聞かれるが、この言葉は、監督の希望していない類の補強が進められたという意味で使われる事が多く、フロント主導=悪という概念が文化意識となってしまっている。
これは移籍=イメージダウンと捉えられているものと同様、日本のプロスポーツ文化の悪い部分で、本来補強とは、先ずはGMを筆頭にフロントが主導で行うのが本筋である。そこに監督の希望があったり、監督自らの影響力によって補強する事はあっても、その前に必ずフロントと監督の綿密な話し合いによって結論が得られるべきである。ところが日本の場合は、監督の戦術という”大義名分”から、フロントが監督の意向を盲目的に承諾してしまう節がある。
補強は監督の希望や戦術、チーム力強化に留まらず、経営戦略の一環として扱わなくてはならないのがフロントの役目であり、あくまでクラブチームの序列の優先順位は、監督ではなくフロントにあるという事を履き違えてはいけない。これを崩して現場が強くなってしまうと、やがて内部統制が執れなくなり、湾曲した組織が出来上がってしまう。
このように、様々な理由、原因、事情によって「補強ができない」場合、その先に待っている物は・・・周知の通りである。
だからこそ補強は必要不可欠であって、疎かにせず、常にあらゆる方面に触手を張り巡らせておく必要がある。何時までも「できない」ままで済まされないのが補強であり、綺麗事ばかりでは通用せず、現実は補強に勝る補強は絶対に無いのである。
こうやって擦った揉んだと話が燻っている内に二進も三進も行かなくなり、やがては本当に「できなくなってしまった」になってしまっては手遅れなのだから、補強は「いつでもできる」体制を持つクラブでないといけない。理想であるが、それが現実でもある。そう、何かに直面した時でも、実際すぐ動く(動ける)クラブと、それでも動かない(動けない)クラブが存在しているのだから。
・・・え?
何処のクラブの事を言っているのかって?
えーと・・・。
浦和レッズ0-0セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002
またこれが始まった・・・
そりゃ確かにシュートは撃たなきゃ入らない。自分ももっともっとシュートを撃てと、口が酸っぱくなるほど言って来た。だからかどうかは知らんが、選手達は積極的に遠目からでもバンバンシュートを撃ってくれた。
これはこれで、良かった。
が、しかし、今回のレッズの場合は、”シュートは枠に飛ばさなきゃ入らない”だった。
もちろん撃つ積極性は評価するべきだし、実際これまで何度もやっている悪い版パスだけサッカーに比べたら、今回は確実に違うサッカーをしていた。良い意味で。
いつもサイドに逃げパスして機を逸していたところを、極力逃げずに中央から攻めていた。それも原口に見られるように、しっかり勝負を仕掛けていたし、とにかく強引にでも中央突破で敵の守備網をこじ開けようとする、積極的な姿勢、攻める気持ちが出ていた選手が多かった。だからこそあと1歩のチャンスを連発していた訳だし、パス回しばかりしていては、ああいうチャンスはなかなか巡って来ない。自分から仕掛けなければ、自分から動かなかったら、勝利の女神様だって良い顔はしないだろう。今回は積極性、これはこれで、良かった。そう、先制点は時間の問題かとも思われた。
が、
如何せん、シュートが枠に飛ばない。何度も言うけど、枠に飛ばない。悲しい位に、飛ばない。
飛ばせないのか、飛ばないのか、まあそこは日本語の言い得て妙な部分だから深くは考えないが、とにかく飛ばない(しつこい?)。
んー、やっぱあれかなぁ。パス回しばかりやっているから、シュートが下手になってしまったのかしら?
いや、そこはプロだし、ちょっとやそっとで下手になる訳は無いと思うんだけど。ポポなんて枠をモロに捉えるキャノン砲が印象的な選手だった訳だし。
なんて話より、今回いくらアグレッシブなサッカーをしていたとはいえ、それでもやはり無駄なパスで時間を掛けすぎてしまうから、敵の守備が出来上がってしまっている挙げ句に、シュートコースが狭まってしまうのは明白だ。それに加えて選手陣の落ち着きの無さもある。
でもまあ、これは今に始まった事ではなく、レッズにおけるパスサッカーの前々からの大きな弱点であるから、今更どうこう言っても始まらないけど。
んんん、でも、でも、せめてあのどれか1本でもシュートを枠に飛ばしてくれていたら・・・嗚呼。
でもマルシオはちょっとお祓いにでも行った方が良いな。ツキというか、あまりにゴール枠から見放されている感じ。ここは神頼みでもしてもらいたいところ。
という事で・・・やってしまったドロー。
しかし久々の勝ち点。
でも上との差は・・・あああ・・・
そしてここに来て永田は肉離れか?んー、元々痛めていたのに、無理に使ったのが裏目に出たか。
そして、どう見ても絶不調の柏木も・・・
それでも使い続けるミシャ。ここは頑固なのか、ぶっちゃけ選手の起用の仕方が上手くないのか、どっちだ?それとも紙一重か?
梅崎の右ウイングバックは悪くはなかったが(前半だけ)。
しかし現実的な話、本当に勝てなくなってしまった。
いくらシンプリシオというビッグネームを獲ったセレッソとはいえ、今回はセレッソの攻撃も散発的だったから助かっていたものの、しかし攻撃は、ボールをホイホイ後ろに下げていては・・・勝てないよ。それだけは言いたい。え?後ろから組み立て?いやいや違うでしょう。勝てている時のミシャサッカーは、意図して後ろに下げて組み立て直していた上で、いざ敵陣に入った時はスピードを落とさず攻め切れている。しかし最近は、敵のプレスを受けての苦し紛れのバックパスばかりで、そこからのスピードも停滞気味だぞ。まるで今季開幕した頃の、ぎこちないパスだけサッカーに逆戻りしてしまっているぞ。違うと言われても、自分にはそう見えるぞ。
残り4試合、んーとにかく今回のように、どんどんシュートを撃ってけ!何とかの鉄砲も数撃てば入る!・・・かもしれないから!!(なんじゃそりゃ)・・・・頑張れ!こっちも頑張るから!!!(もうそれしか言えん)
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J1リーグ第30節 浦和0-0セ大阪
主審=松尾 一
観衆:32,090人
ベガルタ仙台3-2浦和レッズ
~ユアテックスタジアム仙台
ビールを駆け付け3杯ヤケ呑みの後、仙台へのせめてもの抵抗にと、浦和の「浦」が付いた米焼酎「浦霞」を飲んだら、まあこれがすげー美味くて、そこから何杯おかわり君したのかわからない位に呑みまくり。ところが、メニュー表よく見たら、それが宮城の焼酎という・・・考えたら、抵抗どころか宮城焼酎の売り上げに見事に貢献しているという自爆っぷり。何やってんだ俺。
だから、帰りの贅沢新幹線も爆睡。福島までは記憶あるんだが、気付いたら大宮到着手前で仲間に起こされていた。
酔っ払いがやっとの思いで帰宅して、さあブログをヤケ書き殴ってやると、・・・パソコンにスイッチを入れた事すら覚えておらず、気付いたらレプリカ着てタオマフ巻いたまま、涎たらして朝までまた爆睡していた・・・そんなヤケ酒。
北嶋なんとか風に言わせてもらえば、「なんも言えねぇ・・・」になってしまう。実に学習能力の無い負け方。開始2分でいきなりあっさり失点許していた時点で不味かったけど、こうやって立ち上がりに簡単に失点するのは良くあるパターン。良くある・・・そう、良くあるからねぇ・・・だから勝てないのさ。
後の2失点は、それこそ「なんも言えねぇ・・・」レベルだな。あれはもう前がかりになっていたからとか、そんな言い訳すら烏滸がましいレベルの、目を覆いたくなるような軽率ミスだし、いくら点を返してさあ行け行けって勢いを一気に消沈させるような失点・・・いや、でもそう愚痴っても、組織的守備の約束事が無いのだから、そこは仕方ないか・・・そう、良くあるからねぇ・・・だから勝てないのさ。
2点も先行されては1点返して、また失点しては1点を返して・・・3点取られても2点返すサッカーではなく、本当は2点取られても3点取り返すサッカーが攻撃的サッカーのはずなんだがなぁ。かつてギドが監督時代「2点取られても3点取るサッカーをする」と公言したものの、蓋を開けたら、1点取ってしっかり守るサッカーになっていた。それで勝っていた。それは守備の約束事がしっかりあったからで、あの頃は守備はかなり組織的だったし、その代わり攻撃はある程度自由にやらせていた時代だった。攻撃陣が凄かったけど、守備陣もしっかりしていた。そんな時代もあった。
古き良き時代と比べてはかわいそうだけど、・・・昔から何度も言っている事だけど、もうちょっとどうにかならないかなぁ・・・失点数ではなく、失点の形がいつも良くない守備。守備、守備、守備・・・でもミシャ頑固だからなぁ。ある意味で一貫性あるサッカーはするけど、それも諸刃の剣であるのもミシャのサッカー・・・
守備が駄目なら、せめて・・・途中出場の原口が、強引にDF3人の壁をぶち抜こうばかりのドリブル突破を見せてくれた。更にはキーパーと激突するかもしれないのに、強引にボールを追いかけてゴールに迫ろうとする姿もあった。そうなんだ、ああいう気持ちある攻撃も観たい。今回自分が一番グッときたシーンだった。例えパスを出さずに何を言われようが、それこそまた次からベンチに下げられるかもしれなかろうが、あれが原口であり、あれがFWなんだ。そういうサッカーも、観たい。綺麗なサッカーでワクワクする前に、泥臭いサッカーで勝ちたい。
なーんて愚痴っても始まらないから、まあ珍しくリーグ戦で2得点の部分も評価しますよ、ハイ。それだけに、マルシオがキーパーとの1対1で決めていたらなぁ。そのマルシオがセットプレーから得点している訳でもあるんだが・・・
パスサッカーに天敵なボコボコの芝にイライラジャッジの審判。そして繋がらないパス。・・・でもウィルソンにやられた2失点以外は自滅ではないな。普通に仙台が強いんだと思う。だからと言って仙台の選手の質がずば抜けている訳でもなく、特別凄い戦術を敷いている訳でもなく、基本はシンプル・イズ・ベストである。ブロック作ってしっかり守り、自陣では危険な球回しはしないからミスも少ないし、いざボールを持てば素早く前線へ。そして素早く中へ。選手も要所で惜しみなく走っている。別に隣の芝が蒼く見える訳ではないんだけど、でもそういうサッカーに対して、いくらタレントを揃えようと何時まで経っても勝てない。ここは臭いモノに蓋をせず、真剣に向き合わないと根本は解決しないだろう。そう如実に感じさせる痛い敗戦だった。
これでまだ3位に居座っていられるのが不思議ではあるんだが、このままの失速っぷりを披露していては、この座も赤信号だ。現実的に足下が揺らいでいるとはいえ、本当は下ではなく、上を見たいところではあるんだが。その上は、これで広島と仙台が失速しない限り、今季のうちの優勝は無いだろう。数字を考えれば論理上まだ可能性は残されてはいるが、それでも理論的には極めて難しくなった。
ユアスタの「鶏唐揚げ麻婆丼」がやたら美味かったのであった・・・
そういやこの日の朝飯は「豚塩焼そば」だったな・・・仙台に居る間、肉ばっか・・・
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J1リーグ第29節 仙台3-2浦和
得点/2分・赤嶺(仙)、62分・ウィルソン(仙)、64分・槙野(浦)、79分・ウィルソン(仙)、82分・マルシオ(浦)
主審=山本 雄大
観衆:17,711人
で、鳥栖である。
昨日チケット発売で、発売前は舜殺だの何だの散々騒がれていたが、蓋を開けてみれば売れ残っているのであった。
去年、同じ節だった福岡戦の方がもっと売れ行きが良かったと記憶しているアウェー側だが、あの時は残留争いという事実を突きつけられていた故もあったからだろうか。
しかし今回、札幌戦での敗北で優勝争いから1歩後退したとはいえ、数字上はまだまだ何が起こるかわからない。もしかしたら鳥栖戦で・・・なんて事になったら、また急にチケットが売れ出すのだろう。
そんな鳥栖。
自分らはチケットを手に入れてから遠征準備をするという勝手な掟を作っているので、今回も御多分に洩れずチケットを勝ってから動き出したのであった。
だいたいね、アウェーチームが長距離遠征になる場合は、もっと早くチケットを発売する事を心懸けてほしいと毎回思うんだが、今回の鳥栖のように、そういう試合に限って、1ケ月前とか1ケ月半前とかの発売になるのが納得行かない部分なんだよな。確かにチケットゲッター軍団の餌食にならないようにするには、発売日を出来るだけ遅くするという理由もわからなくはないんだけどさ・・・
そうは言ってもチケットの発売は、早ければ早い程こっちは準備をし安い訳で、・・・ようは何が言いたいかというと、早ければ早いだけ、安い宿は取れるし、交通手段も確保出来るという訳ですよ、これが。
それが今回のように、1ケ月半前の準備になると、その選択肢が限られてくる訳で、まあつまり、安い宿と安い交通手段を見付けるのだ大変だという事さ。
じゃあチケット買う前から宿や交通手段だけでも早めに確保しとけば良いじゃん、という意見もあるし、実際それをやっている連中は沢山居る訳である。しかし、自分らの掟として、それをする場合は、チケット確保が確実であるキャパが3万以上のスタに限る。今回の鳥栖は、ベアスタのキャパがその条件以下だったので、万一チケが手に入らない危険を考えると、恐ろしくて事前準備に手が出せないのであった。
キャンセルすれば良いじゃん、という意見もあるが、これまた自分の勝手な考えとして、キャンセルという行為=約束を破り、先方に多大な迷惑をかけると思っているので、それも絶対やりたくないのである。これは自分の職業柄(営業職)なのかもしれないが。
だから、もっと早めにチケットを発売してくれれば・・・!
夏の時点では宿も高速バスも、もっと安いところも種類も沢山残っていたのに・・・!!
夏には鳥栖駅前で格安プランの宿が沢山あったのに、昨日時点では高いのしか残っておらず、仕方なく鳥栖駅から1つ目の田代駅にある安い宿を確保するハメに。
博多や小倉に泊まれば良いじゃん、という意見もあるが(ぶっちゃけその日中に在来線オンリーで岩国までは戻れるし、贅沢新幹線なら埼玉まで帰れる)、これも自分らの勝手な掟として、遠征先の宿は”敵地内”と決めているので、絶対に佐賀県から、もっと言うと鳥栖エリアから出たくないのであった(笑)
交通手段はもっと深刻で、落ちたら確実に天国行きになる飛行機が大嫌いの我々は(というより自分が)、意地でも地に足を着けた行動を心懸ける。つまり電車かバスである。今回はバスの方が安いので、23日夕方発の高速夜行バスで鳥栖へ直行。このバスも、夏時点ではもっと安いのがあったのに・・・!!でも贅沢新幹線より半額で行けるから、まあこれは良しとしよう。どうせ帰りは、博多から贅沢新幹線を使わざるを得ないんだし。
しかし前日23日が祝日というのは、鳥栖遠征するレッズサポのためにあると言っても過言ではない、まあ絶好の日程ではあるな。
という事で、鳥栖遠征プランは上記の感じになったのであった。
ちなみに仙台は、高速夜行バスで行って、帰りは20中に贅沢新幹線(でも”やまびこ”)で帰る。本当はゆっくり国分町で遊んで泊まって、翌日に必殺の在来線で帰りたかったのに、「20日中に帰れるんだから新幹線使え」と仲間に反対された(泣)。おい!新幹線使って帰るより、1泊して在来線使った方が安いんだぞ!!ったく、ブツブツ・・・
☆インフォメーション
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。