浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
ここ3日、毎年の如く昼夜逆転のだらしない酒飲み生活だったから、三が日を終える今日こそ、体内時計を普通の状態に戻さなければ・・・とは言っても、昨晩も飲み歩いていて午前様だったから、今日起きたのは11時だが(バカ)
で、起きてネットのスポーツニュースを開いたら、何故か柏から「那須大亮」獲得の記事が出ていた。
・・・何だこれ?もしかしてナスリの間違いじゃないのか?・・・いや、それこそ間違いか。冗談は右に置いておいて、まさに寝耳に水とはこの事だろうけど、それにしても年明け早々に、ある意味でサプライズな報が飛び込んで来た。
昨年まで那須の”な”の字も報道されていなかったところからして、果たしてこれが本当の話なのか、暴走記事なのかは目下不明なものの、本当だとしたら強化部は完全に水面下で動いていた事になる。水輝をレンタルで外に出す話とも繋がっている感じ。そして柏が天皇杯決勝でシーズンが終了した事で隠す必要が無くなったから、それで一気に話が洩れたのだろう。
那須はボランチが本職とはいうものの、最終ラインもサイドもこなす守備面のポリバレントな選手。経験豊富な点とシンプルに対人守備を考えた場合、斑が無くミスも少ないバランスに優れた職人系の選手というイメージ。内面もけっこう熱いものを持っているらしい。ただし、派手さが無い上に、もう31歳。もはや伸びしろは考えられない。つまりこれで飛躍的に守備力がアップするというレベルではない。
上記の事から、悪い補強ではないにしても、ここから多くを期待するには無理がある補強で、それでも柏との契約1年を残している上でレッズが獲りに行っていたのならば、それだけACLに備えて手頃な有力選手をかき集める、文字通りの”層を厚くする”ための遮二無二補強と言える。
那須は本来センターバックを希望している話は前々から有名なので、先ずここは永田とポジションを争う事になるのだろうが、それぞれ持ち味が兼ね備えた選手だけに、どちらがバックアッパーに回っても不思議ではないが・・・。
森脇が決まった。関口も決まった。そして既に番号まで決まっているらしい興梠も、余程天地がひっくり返らない限りは、今日でも明日にでも正式発表されようとしている段階。その上で今度は那須の名前が飛び出した。興梠以外は、すべて上位チームから引き抜いている。必要なポジションに必要な選手を補強している。的は射ているし、理に叶ってはいる。安牌レベルでの補強は着実に成功している。
超大型補強ではない。しかし大型補強には変わりない。とは言うものの、これだけ補強しておいて不満を言ってしまうと「贅沢言うな」と怒られるだろうけど、それを承知で言うと、・・・何かが物足りない。そう、やはりパンチの効いたネームが、欲を言えばそういう外国人選手が・・・
しかしこの感じからすると、那須で補強は打ち止めなのかもしれない。一応、課題のポジションに有力選手を4人埋められるだけ揃った訳だし。
しかし補強は数ではなく、質がなにより大事である。昨年に槙野と阿部を獲った事で飛躍的に戦力アップしたのが良い例で、逆に2011年に数だけ揃えて大失敗した例もある。もちろん2011年と比べたら、何倍もグレードアップした補強であるのは明白としても、でもやはり、やはり物足りなさがあるのは否めない。決して補強する選手のレベルが物足りないのではなく、本気で優勝を目指すレベルでの戦力アップを考えた場合の意味で。それだけACLと国内リーグを両立させる事が、どれだけ大変で厳しく難しい事であるかは、他でもないレッズが一番良くわかっているはずである。この補強状況でそれを乗り切れるかどうかを本気で考えた場合・・・んー、・・・やはり疑問符は付くと思う。
なんて贅沢は言っていても、お金の問題もフロントの力量の問題もあるから、それはそれで納得しなければいけないのもわかっている。他の追随を許さない、飛ぶ鳥を落とすようなレベルは、不況下の今は現実的に無理なのは理解しているつもり。
個人的な話で、とりあえず今の所、あくまで目標をかなり上に設定してみた上で、自分の中での補強率は”上の下”。大型補強にしても超大型補強とは言えず、繰り返すけど、ACLに備えた遮二無二補強の域は出ていない。そういうこと。
本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
ここ3日、毎年の如く昼夜逆転のだらしない酒飲み生活だったから、三が日を終える今日こそ、体内時計を普通の状態に戻さなければ・・・とは言っても、昨晩も飲み歩いていて午前様だったから、今日起きたのは11時だが(バカ)
で、起きてネットのスポーツニュースを開いたら、何故か柏から「那須大亮」獲得の記事が出ていた。
・・・何だこれ?もしかしてナスリの間違いじゃないのか?・・・いや、それこそ間違いか。冗談は右に置いておいて、まさに寝耳に水とはこの事だろうけど、それにしても年明け早々に、ある意味でサプライズな報が飛び込んで来た。
昨年まで那須の”な”の字も報道されていなかったところからして、果たしてこれが本当の話なのか、暴走記事なのかは目下不明なものの、本当だとしたら強化部は完全に水面下で動いていた事になる。水輝をレンタルで外に出す話とも繋がっている感じ。そして柏が天皇杯決勝でシーズンが終了した事で隠す必要が無くなったから、それで一気に話が洩れたのだろう。
那須はボランチが本職とはいうものの、最終ラインもサイドもこなす守備面のポリバレントな選手。経験豊富な点とシンプルに対人守備を考えた場合、斑が無くミスも少ないバランスに優れた職人系の選手というイメージ。内面もけっこう熱いものを持っているらしい。ただし、派手さが無い上に、もう31歳。もはや伸びしろは考えられない。つまりこれで飛躍的に守備力がアップするというレベルではない。
上記の事から、悪い補強ではないにしても、ここから多くを期待するには無理がある補強で、それでも柏との契約1年を残している上でレッズが獲りに行っていたのならば、それだけACLに備えて手頃な有力選手をかき集める、文字通りの”層を厚くする”ための遮二無二補強と言える。
那須は本来センターバックを希望している話は前々から有名なので、先ずここは永田とポジションを争う事になるのだろうが、それぞれ持ち味が兼ね備えた選手だけに、どちらがバックアッパーに回っても不思議ではないが・・・。
森脇が決まった。関口も決まった。そして既に番号まで決まっているらしい興梠も、余程天地がひっくり返らない限りは、今日でも明日にでも正式発表されようとしている段階。その上で今度は那須の名前が飛び出した。興梠以外は、すべて上位チームから引き抜いている。必要なポジションに必要な選手を補強している。的は射ているし、理に叶ってはいる。安牌レベルでの補強は着実に成功している。
超大型補強ではない。しかし大型補強には変わりない。とは言うものの、これだけ補強しておいて不満を言ってしまうと「贅沢言うな」と怒られるだろうけど、それを承知で言うと、・・・何かが物足りない。そう、やはりパンチの効いたネームが、欲を言えばそういう外国人選手が・・・
しかしこの感じからすると、那須で補強は打ち止めなのかもしれない。一応、課題のポジションに有力選手を4人埋められるだけ揃った訳だし。
しかし補強は数ではなく、質がなにより大事である。昨年に槙野と阿部を獲った事で飛躍的に戦力アップしたのが良い例で、逆に2011年に数だけ揃えて大失敗した例もある。もちろん2011年と比べたら、何倍もグレードアップした補強であるのは明白としても、でもやはり、やはり物足りなさがあるのは否めない。決して補強する選手のレベルが物足りないのではなく、本気で優勝を目指すレベルでの戦力アップを考えた場合の意味で。それだけACLと国内リーグを両立させる事が、どれだけ大変で厳しく難しい事であるかは、他でもないレッズが一番良くわかっているはずである。この補強状況でそれを乗り切れるかどうかを本気で考えた場合・・・んー、・・・やはり疑問符は付くと思う。
なんて贅沢は言っていても、お金の問題もフロントの力量の問題もあるから、それはそれで納得しなければいけないのもわかっている。他の追随を許さない、飛ぶ鳥を落とすようなレベルは、不況下の今は現実的に無理なのは理解しているつもり。
個人的な話で、とりあえず今の所、あくまで目標をかなり上に設定してみた上で、自分の中での補強率は”上の下”。大型補強にしても超大型補強とは言えず、繰り返すけど、ACLに備えた遮二無二補強の域は出ていない。そういうこと。
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森脇と関口の獲得から、その後の補強話が一向に浮上しないレッズは、どうやら今年中はこれ以上の補強話は期待できそうにない模様。
天皇杯で鹿島が生き残っている限りは、現在唯一明確な名前が挙がっている興梠の去就もハッキリしない訳だし、だったら新外国人は?と、飛ばし記事レベルでも良いから、何か名前が挙がるのを日々期待しているのだったが、どうやらそれも未だ無い。
挙げ句の果てに、某筋からは、このままFWの補強は無い場合もある、なんていう話も出て来ているのだから、これはまだまだ何がどう転ぶか、全く予断の許さない状況。
森脇は層が薄く高齢化が進むポジションに適材適所、関口はACLに向けて攻撃陣の層を厚くするためと、理に叶った良い選手を獲った反面、これで格段に戦力アップしたのかと問われれば、そうとも言えない。つまり補強とは言っても、今季の槙野と阿部に比べるとパンチ不足は否めない訳で、それは興梠とて同じ。補充レベルとは言わないまでも、これだけでレッズの戦力が格段にアップするとは思えない。そういうレベルに留まっている。今現在は。
今回行われている補強は、来季リーグ戦とACLを両立する上で、ひじょうに大切なものとなる訳だけど、そのような尋常ではない厳しく忙しい来シーズンを向かえるにあたって、最終的にその補強レベルが何処までなのかによって、クラブの本気度が試される良い機会だと思う。それは財政面においても、強化部のスカウト面においても、どれ程の力量があるのかが見られる補強になる。
以前に達也戦力外の記事で、これがクラブの等身大を表しているみたいな事を書いたけど、それは補強面においても同じ事が言える訳で、黄金期のバブル時代から久しく遠ざかっているレッズが、この不況下に於いて何処まで出来るのかによって、今後のレッズが現実的に”何を目指せるか”が見えてくる。つまり、レッズというクラブチームが、今後”何処に向かうのか”ではなく、”何処に向かえるのか”という事である。
レッズは黄金期のような、財政面で主導権を握れる状況であれば、自らの道を選択する事は可能だった。ある意味で、何処にでも向かえる可能性が高いクラブ、どんなものでも目指せる贅沢なチームだった。しかしもはや、そういう状況は終わりを告げている。途中で舵取りを間違えて右往左往したレッズは、何もかも力を磨り減らし過ぎた。
では、どうするか。新たに外に向けて、次はそれに変わる別のレッズの価値観を発信しなければいけない。来季は、それを確立させる為のシーズンであると思っている。その為の土台は、今季で出来上がっていなければいけない筈で、そうではなく2年も3年も、それこそ5年も6年も土台作りに時間を費やすならば、ハッキリ言って派手な補強など不要なのである。それこそ補充でじゅうぶんであろう。否そうではないクラブチームである事だけは、今季の補強と来季に向けた補強状況でハッキリしている。その姿勢は見えている。後は、更なるクラブの力量と、監督の考え次第。
----------
何だか総括の付け加えみたいになってしまいましたが、という事で今年は、余程の事が無い限りは、この記事が書き納めになります。
今年も当ブログを読んでいただき、またコメントをいただき、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
皆さん、良い年をお迎えください。来年も皆さんとレッズに幸多からんことを。
それでは。
天皇杯で鹿島が生き残っている限りは、現在唯一明確な名前が挙がっている興梠の去就もハッキリしない訳だし、だったら新外国人は?と、飛ばし記事レベルでも良いから、何か名前が挙がるのを日々期待しているのだったが、どうやらそれも未だ無い。
挙げ句の果てに、某筋からは、このままFWの補強は無い場合もある、なんていう話も出て来ているのだから、これはまだまだ何がどう転ぶか、全く予断の許さない状況。
森脇は層が薄く高齢化が進むポジションに適材適所、関口はACLに向けて攻撃陣の層を厚くするためと、理に叶った良い選手を獲った反面、これで格段に戦力アップしたのかと問われれば、そうとも言えない。つまり補強とは言っても、今季の槙野と阿部に比べるとパンチ不足は否めない訳で、それは興梠とて同じ。補充レベルとは言わないまでも、これだけでレッズの戦力が格段にアップするとは思えない。そういうレベルに留まっている。今現在は。
今回行われている補強は、来季リーグ戦とACLを両立する上で、ひじょうに大切なものとなる訳だけど、そのような尋常ではない厳しく忙しい来シーズンを向かえるにあたって、最終的にその補強レベルが何処までなのかによって、クラブの本気度が試される良い機会だと思う。それは財政面においても、強化部のスカウト面においても、どれ程の力量があるのかが見られる補強になる。
以前に達也戦力外の記事で、これがクラブの等身大を表しているみたいな事を書いたけど、それは補強面においても同じ事が言える訳で、黄金期のバブル時代から久しく遠ざかっているレッズが、この不況下に於いて何処まで出来るのかによって、今後のレッズが現実的に”何を目指せるか”が見えてくる。つまり、レッズというクラブチームが、今後”何処に向かうのか”ではなく、”何処に向かえるのか”という事である。
レッズは黄金期のような、財政面で主導権を握れる状況であれば、自らの道を選択する事は可能だった。ある意味で、何処にでも向かえる可能性が高いクラブ、どんなものでも目指せる贅沢なチームだった。しかしもはや、そういう状況は終わりを告げている。途中で舵取りを間違えて右往左往したレッズは、何もかも力を磨り減らし過ぎた。
では、どうするか。新たに外に向けて、次はそれに変わる別のレッズの価値観を発信しなければいけない。来季は、それを確立させる為のシーズンであると思っている。その為の土台は、今季で出来上がっていなければいけない筈で、そうではなく2年も3年も、それこそ5年も6年も土台作りに時間を費やすならば、ハッキリ言って派手な補強など不要なのである。それこそ補充でじゅうぶんであろう。否そうではないクラブチームである事だけは、今季の補強と来季に向けた補強状況でハッキリしている。その姿勢は見えている。後は、更なるクラブの力量と、監督の考え次第。
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何だか総括の付け加えみたいになってしまいましたが、という事で今年は、余程の事が無い限りは、この記事が書き納めになります。
今年も当ブログを読んでいただき、またコメントをいただき、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
皆さん、良い年をお迎えください。来年も皆さんとレッズに幸多からんことを。
それでは。
森脇に続き、今度は仙台から関口訓充の獲得が正式発表された。先ずはここまで、順調な補強が進んでいるようである。
来季はACLに向けて早めのスタートが予定されており、早めの補強発表からして既に来季が始まっていると言っても過言ではない今、これから慌ただしいシーズンオフが続くであろうレッズであるので、自分としても先ずは早めに今季の総括をしなければならない。
今年はここ数年に比べたら、気分的には1年通して平坦かつ安心が先行したシーズンであった。
去年のこの時期を思えば、ここまで安静にシーズンを終える事が出来ようと想像した人は、どれほど居たであろうか。
思い返せば、悲惨な残留争いを生き残った2011年シーズンも終わり、いざ新監督をと思った矢先に、第一候補だった岡ちゃんにはあっさり振られ、決定的と思われていた西野氏にもまさかのドタキャンを喰らう始末。いきなり監督人事から躓いた昨年末、そこに待っていたのが広島との契約が満了して”就活中”のミハイロ・ペトロヴィッチ-ミシャだった。
この特殊な性質を持つ監督の選任に関しては、個人的にはここ数年におけるクラブ内のゴタゴタが響いていた理由から、少し懐疑的に見ていた面があった。
それでも誰もが羨む補強に成功した。ポポは微妙であったが(本当にそうなってしまったが)、槙野の加入と阿部の復帰は、それまで有力選手を放出し続けて、疲弊したレッズの戦力を大幅に取り戻すにはじゅうぶんのネームバリュー補強だった。
これだけパンチの効いた補強に成功すれば、それ相応の成績を求められるのは当然であるし、実際に今季のレッズは、それに見合った成績を収める事に成功した。
そこに監督の指導力は大きく影響するものだと思うものの、個人的には、フロントと監督と選手、つまりクラブの総力がマッチしなければ、絶対的な成功は収められないと思っている。
そこに加わるのが、”運”である。
最終的に3位という好成績を収め、土壇場でACL出場権を獲得したチームである。しかしシーズン通して冷静に鑑みた時、果たして結果に見合った戦い方であっただろうか。
それはあまりに取りこぼしが多く、残留争い真っ直中のチームに大量失点で負けたり、最短降格が決定しているチームにも敗北を期したのだ。
実際に優勝争いをしていた時期はあった。しかし本気で優勝を争っていたのかと問われれば、常に1位2位から少し遠ざかった位置で、必死に3位を死守しようとしていたに過ぎなかったのかもしれないのだ。
このような現実も叩き付けられた今季、素直に成績だけを評価するには余りに危険だと思うし、ここで成長を則すためにも、今季は成績ではなく、内容で判断した方が来季に繋がると思う。
だからこそひじょうに運の良かったシーズンだったと切に思う。”何もかもが”というのは言い過ぎにしても、レッズに対して、追い風が吹き続けてくれたシーズンだったと思うのだ。
これまで栄華を誇っていた強敵にも足踏みが続き、つまりはJリーグ全体の戦力差が縮まってしまった。これによって起こる勢力図の変化。運も手伝ってこの波になんとか飲み込まれず、結果的に浮上出来たから良かったものの、一歩間違えば、レッズとてどうなっていたかわからない、危険と隣り合わせのシーズンだったと思う。
憎らしい程の組織力で席巻した鹿島や磐田。他では手の届かないような補強力で圧倒したレッズやガンバ。しかし今のJリーグに、このようなチームは存在しない。何が起きても不思議ではないリーグになってしまった。
だからこそレッズは、今年の成績を基準にせず、来季のJリーグの勢力図は全く違っていると覚悟して臨まないといけないと思う。
個人的に、思うところあってのシーズンだった。
http://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/767/でも書いた通り、数年来レッズの騒動に疲弊してしまった自分は、監督人事からして、今年は少し間を置いて見て行こうと思ったのである。つまり大きな期待はしなかった。もう期待して裏切られるよりは、出来るだけ私情を挟まず、無理にでも冷静に評価しようとしたのだ。
私情を挟まず、無理に期待をしないというのは、実に楽である。何が起きても、1歩引いて物事を冷静に観察出来る。だから気持ちが簡単には荒れない。
しかし・・・それでは心の底からは楽しめないという事にも気が付いた。勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。この当たり前の感情が、1歩引く事によって少し薄れてしまうのだった。
恐ろしい感情の変化に気付いてしまった。もしかしたら、ここ数年でレッズから去って行った多くのファン・サポーターだった人の心情とは、そういうものに近かった人が居たのかもしれないと。単に冷めてしまった人も居ただろうけど、物事はそこまで単純でもなく、もしかしたら自分と同じ感情の延長線が、観客離れに繋がっているのかもしれないと。
つまりは、やはり一度頂点を極めてしまった浦和レッズは、もはや当たり障りの無いクラブチームではいけないのだと思う。優勝争いにしても残留争いにしても何にしても、起こってほしいし起きてほしくない事は両方ある。しかし、物事にドラマが生まれない戦いは、常に単調であり、マンネリを生む場合がある。
最近のレッズは、明らかにエンターテイメントなクラブチームでは無くなってしまったのかもしれない。それが垣間見えてしまったシーズンこそ、何を隠そう今季のレッズだったのではないだろうか。だからこそ、期待したほどには観客数も伸びなかったのだと思う。
冒頭で書いた”安静にシーズンを終える事”が、果たして良い事なのか、疑問にも思えるのだ。
そして自分は、上記のような感情に少しでも陥ってしまったかもしれない事を反省する。
もう一度、素直にレッズを楽しむために、来季に向けて気持ちを入れ替える。
だからこそレッズも、再びアジアに飛び出す来季こそ、良い意味で震えるようなシーズンを送れるチームに繋がってほしい。
今年は良いシーズンであった。でも素晴らしいシーズンではなかった。ここに感情の大きな違いがある。来年に素晴らしいシーズンを送るための第一歩。それが今シーズンであったと思える、来シーズンになってほしいと切に思う。
という事で、月並みですが、レッズサポの皆さん今シーズンも大変お疲れ様でした。
実は今年の総括こそ、無理にでも楽しい事だけを書こうとしたのですが、やはりそれは再びレッズが栄光を掴んだ時にとっておこうと思い直し、自戒の意味をこめて、あえてこのような文章になりました。3位で終わった今年くらいは、もっと明るい文章を書けと思う方もいらっしゃるとは思いますが、何分これだけは自分の性分ですので、何卒お許しください。そして来季の今頃は、楽しい総括になってくれていたらと自分で思っています。
お疲れ様でした。
来季はACLに向けて早めのスタートが予定されており、早めの補強発表からして既に来季が始まっていると言っても過言ではない今、これから慌ただしいシーズンオフが続くであろうレッズであるので、自分としても先ずは早めに今季の総括をしなければならない。
今年はここ数年に比べたら、気分的には1年通して平坦かつ安心が先行したシーズンであった。
去年のこの時期を思えば、ここまで安静にシーズンを終える事が出来ようと想像した人は、どれほど居たであろうか。
思い返せば、悲惨な残留争いを生き残った2011年シーズンも終わり、いざ新監督をと思った矢先に、第一候補だった岡ちゃんにはあっさり振られ、決定的と思われていた西野氏にもまさかのドタキャンを喰らう始末。いきなり監督人事から躓いた昨年末、そこに待っていたのが広島との契約が満了して”就活中”のミハイロ・ペトロヴィッチ-ミシャだった。
この特殊な性質を持つ監督の選任に関しては、個人的にはここ数年におけるクラブ内のゴタゴタが響いていた理由から、少し懐疑的に見ていた面があった。
それでも誰もが羨む補強に成功した。ポポは微妙であったが(本当にそうなってしまったが)、槙野の加入と阿部の復帰は、それまで有力選手を放出し続けて、疲弊したレッズの戦力を大幅に取り戻すにはじゅうぶんのネームバリュー補強だった。
これだけパンチの効いた補強に成功すれば、それ相応の成績を求められるのは当然であるし、実際に今季のレッズは、それに見合った成績を収める事に成功した。
そこに監督の指導力は大きく影響するものだと思うものの、個人的には、フロントと監督と選手、つまりクラブの総力がマッチしなければ、絶対的な成功は収められないと思っている。
そこに加わるのが、”運”である。
最終的に3位という好成績を収め、土壇場でACL出場権を獲得したチームである。しかしシーズン通して冷静に鑑みた時、果たして結果に見合った戦い方であっただろうか。
それはあまりに取りこぼしが多く、残留争い真っ直中のチームに大量失点で負けたり、最短降格が決定しているチームにも敗北を期したのだ。
実際に優勝争いをしていた時期はあった。しかし本気で優勝を争っていたのかと問われれば、常に1位2位から少し遠ざかった位置で、必死に3位を死守しようとしていたに過ぎなかったのかもしれないのだ。
このような現実も叩き付けられた今季、素直に成績だけを評価するには余りに危険だと思うし、ここで成長を則すためにも、今季は成績ではなく、内容で判断した方が来季に繋がると思う。
だからこそひじょうに運の良かったシーズンだったと切に思う。”何もかもが”というのは言い過ぎにしても、レッズに対して、追い風が吹き続けてくれたシーズンだったと思うのだ。
これまで栄華を誇っていた強敵にも足踏みが続き、つまりはJリーグ全体の戦力差が縮まってしまった。これによって起こる勢力図の変化。運も手伝ってこの波になんとか飲み込まれず、結果的に浮上出来たから良かったものの、一歩間違えば、レッズとてどうなっていたかわからない、危険と隣り合わせのシーズンだったと思う。
憎らしい程の組織力で席巻した鹿島や磐田。他では手の届かないような補強力で圧倒したレッズやガンバ。しかし今のJリーグに、このようなチームは存在しない。何が起きても不思議ではないリーグになってしまった。
だからこそレッズは、今年の成績を基準にせず、来季のJリーグの勢力図は全く違っていると覚悟して臨まないといけないと思う。
個人的に、思うところあってのシーズンだった。
http://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/767/でも書いた通り、数年来レッズの騒動に疲弊してしまった自分は、監督人事からして、今年は少し間を置いて見て行こうと思ったのである。つまり大きな期待はしなかった。もう期待して裏切られるよりは、出来るだけ私情を挟まず、無理にでも冷静に評価しようとしたのだ。
私情を挟まず、無理に期待をしないというのは、実に楽である。何が起きても、1歩引いて物事を冷静に観察出来る。だから気持ちが簡単には荒れない。
しかし・・・それでは心の底からは楽しめないという事にも気が付いた。勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。この当たり前の感情が、1歩引く事によって少し薄れてしまうのだった。
恐ろしい感情の変化に気付いてしまった。もしかしたら、ここ数年でレッズから去って行った多くのファン・サポーターだった人の心情とは、そういうものに近かった人が居たのかもしれないと。単に冷めてしまった人も居ただろうけど、物事はそこまで単純でもなく、もしかしたら自分と同じ感情の延長線が、観客離れに繋がっているのかもしれないと。
つまりは、やはり一度頂点を極めてしまった浦和レッズは、もはや当たり障りの無いクラブチームではいけないのだと思う。優勝争いにしても残留争いにしても何にしても、起こってほしいし起きてほしくない事は両方ある。しかし、物事にドラマが生まれない戦いは、常に単調であり、マンネリを生む場合がある。
最近のレッズは、明らかにエンターテイメントなクラブチームでは無くなってしまったのかもしれない。それが垣間見えてしまったシーズンこそ、何を隠そう今季のレッズだったのではないだろうか。だからこそ、期待したほどには観客数も伸びなかったのだと思う。
冒頭で書いた”安静にシーズンを終える事”が、果たして良い事なのか、疑問にも思えるのだ。
そして自分は、上記のような感情に少しでも陥ってしまったかもしれない事を反省する。
もう一度、素直にレッズを楽しむために、来季に向けて気持ちを入れ替える。
だからこそレッズも、再びアジアに飛び出す来季こそ、良い意味で震えるようなシーズンを送れるチームに繋がってほしい。
今年は良いシーズンであった。でも素晴らしいシーズンではなかった。ここに感情の大きな違いがある。来年に素晴らしいシーズンを送るための第一歩。それが今シーズンであったと思える、来シーズンになってほしいと切に思う。
という事で、月並みですが、レッズサポの皆さん今シーズンも大変お疲れ様でした。
実は今年の総括こそ、無理にでも楽しい事だけを書こうとしたのですが、やはりそれは再びレッズが栄光を掴んだ時にとっておこうと思い直し、自戒の意味をこめて、あえてこのような文章になりました。3位で終わった今年くらいは、もっと明るい文章を書けと思う方もいらっしゃるとは思いますが、何分これだけは自分の性分ですので、何卒お許しください。そして来季の今頃は、楽しい総括になってくれていたらと自分で思っています。
お疲れ様でした。
天皇杯 4回戦
浦和レッズ0-2横浜F・マリノス
~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
おい!どういう事だ。去年に引き続き、今年も熊谷でシーズン終了って・・・何なんだよ熊谷。レッズにとって鬼門なのか?
別に熊谷が悪い訳ではないんだろうけど、でもなぁ・・・
唯一の救いは、去年と比べてあまり寒くなかった事くらいか。予報が外れてくれて雨も降らなかったし。去年の教訓から、バッチリ防寒対策を施して臨んだという事もあっただろうけど、でも拍子抜けするくらいにたいして寒くはなかった。
だが、肝心の試合が実にお寒い事態に・・・
ミシャが腰の治療帰国中によって、堀が監督代行として指揮を執ったレッズ。堀にとってもマリノスは、去年J1初采配で初勝利を飾った、実に縁起の良い相手のはずだったんだけどな。
勢いがあったのは序盤だけで、マリノスに攻勢を許すと、あっと言う間に個人技での突破を許し・・・お粗末な失点。
こちらの攻撃も、良くない時バージョンのパスサッカー。連携も欠いて、ゴール前ではONOばりのダイレクトパスを連発。
いや、あのね、ああいうパスが上手いのは日本人でもONOくらいで、そういうパスが似合わない選手がやっても、意図したパスではなく、あわよくばのパスにしか見えないんだけど。案の定、まったく成功しなかったし。あのパスは、練習とか経験とかじゃなくて、感性のものだからさ・・・
しかし、ここ最近は1試合事に良い試合と悪い試合を交互にやって来た感じ。それだけ不安定なサッカーをやっている証拠でもあるんだけど、それでもこの法則から行けば、元日決勝で優勝のはずだったんだけどな。
だいたい、これで来週に名古屋へ行く予定が、全てオジャンになっちまったじゃないか!師走に味わう魅惑のスガキヤツアーも消滅しただろ!どうしてくれるんだ!!
んー、今季最後の試合になってしまった事だし、これ以上の愚痴はやめとこう。
でも、達也を元日まで、レッズの選手で居させてあげたかったな。それだけが心残りだ。早過ぎる別れになってしまったよ。
ハァ、今年は去年の教訓を生かして、熊谷駅からスタジアムまでは往復徒歩だったから、足が棒のようになってしまった。疲れた。
行きの熊谷駅の立ち喰い屋で、マリノスをカモる意味で、鴨南蛮を喰ったのに、逆にこっちがカモられるハメになろうとは。とは後付で、鴨南蛮が390円と激安だったから喰っただけだけど。しかしマルキーニョスやドゥトラや齋藤学を欠いたマリノスに負けるとはなぁ。あっちはオール国産でも慣れているチームだから、決して侮れないとは思っていたけど、それでもなぁ・・・
いかん、また愚痴っぽくなってきた。もうやめとこう。
そういや、槙野のチャントが出たな。
今回は疲れたからこの辺で。
沖縄土産にもらった泡盛でザ・ヤケ酒して、頭を整理しよう。
とりあえず、皆さん天皇杯もお疲れ様でした。
今季総括はまた後日。
------
天皇杯4回戦 浦和0-2横浜マ
得点/28分・兵藤(横マ)、48分・狩野(横マ)
主審=佐藤 隆治
観衆:12,634人
浦和レッズ0-2横浜F・マリノス
~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
別に熊谷が悪い訳ではないんだろうけど、でもなぁ・・・
唯一の救いは、去年と比べてあまり寒くなかった事くらいか。予報が外れてくれて雨も降らなかったし。去年の教訓から、バッチリ防寒対策を施して臨んだという事もあっただろうけど、でも拍子抜けするくらいにたいして寒くはなかった。
だが、肝心の試合が実にお寒い事態に・・・
ミシャが腰の治療帰国中によって、堀が監督代行として指揮を執ったレッズ。堀にとってもマリノスは、去年J1初采配で初勝利を飾った、実に縁起の良い相手のはずだったんだけどな。
勢いがあったのは序盤だけで、マリノスに攻勢を許すと、あっと言う間に個人技での突破を許し・・・お粗末な失点。
こちらの攻撃も、良くない時バージョンのパスサッカー。連携も欠いて、ゴール前ではONOばりのダイレクトパスを連発。
いや、あのね、ああいうパスが上手いのは日本人でもONOくらいで、そういうパスが似合わない選手がやっても、意図したパスではなく、あわよくばのパスにしか見えないんだけど。案の定、まったく成功しなかったし。あのパスは、練習とか経験とかじゃなくて、感性のものだからさ・・・
しかし、ここ最近は1試合事に良い試合と悪い試合を交互にやって来た感じ。それだけ不安定なサッカーをやっている証拠でもあるんだけど、それでもこの法則から行けば、元日決勝で優勝のはずだったんだけどな。
だいたい、これで来週に名古屋へ行く予定が、全てオジャンになっちまったじゃないか!師走に味わう魅惑のスガキヤツアーも消滅しただろ!どうしてくれるんだ!!
んー、今季最後の試合になってしまった事だし、これ以上の愚痴はやめとこう。
でも、達也を元日まで、レッズの選手で居させてあげたかったな。それだけが心残りだ。早過ぎる別れになってしまったよ。
ハァ、今年は去年の教訓を生かして、熊谷駅からスタジアムまでは往復徒歩だったから、足が棒のようになってしまった。疲れた。
行きの熊谷駅の立ち喰い屋で、マリノスをカモる意味で、鴨南蛮を喰ったのに、逆にこっちがカモられるハメになろうとは。とは後付で、鴨南蛮が390円と激安だったから喰っただけだけど。しかしマルキーニョスやドゥトラや齋藤学を欠いたマリノスに負けるとはなぁ。あっちはオール国産でも慣れているチームだから、決して侮れないとは思っていたけど、それでもなぁ・・・
いかん、また愚痴っぽくなってきた。もうやめとこう。
そういや、槙野のチャントが出たな。
今回は疲れたからこの辺で。
沖縄土産にもらった泡盛でザ・ヤケ酒して、頭を整理しよう。
とりあえず、皆さん天皇杯もお疲れ様でした。
今季総括はまた後日。
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天皇杯4回戦 浦和0-2横浜マ
得点/28分・兵藤(横マ)、48分・狩野(横マ)
主審=佐藤 隆治
観衆:12,634人
一部で広島残留との噂もあった森脇良太だったが、報道によればレッズへの移籍が決まったようである。正式発表は秒読み段階に入った模様。
主力の高齢化が進む中で、守備が手薄になっているレッズにとっては、必然的な補強を慣行したと言うところだ。
右アウトサイドのイメージが強い森脇。レッズで求められるポジションのファーストチョイスは右ストッパーになりそうだが、元々サイドバックでも使える選手だけに、右ウイングバックとしても存分に計算出来る。ここはストッパーの坪井、右サイドの平川と、どちらも高齢化や怪我がちという問題を抱えているだけに、どちらに森脇が入るにしても、一石二鳥な役割を担ってもらえる。つまり実に効果的な補強になると思う。
監督のサッカーを理解している主力級の選手を、その監督が指揮を執っていた前チームから引き抜く。これほど合理的な補強方法は、他に無い。
しかし一方で、森脇を獲得しなければいけない状況、つまりミシャ自身が今季、例え就任1年目とはいえ、新たな守備選手を育てられなかった故に起こっている補強人事でもあると言える。そして何より、監督の戦術が先行しての獲得であったとしたら、それはそれで危険な補強にもなるのだという事も理解しないといけない。つまりここは監督主導の補強での大きな落とし穴になる部分なのだが、監督の影響が強い補強は、意思疎通が完成されいる故から、その後は一方通行のプレーに終始してしまいがちで、融通が利かなくなってしまったり、移籍後の成長が見込まれなくなってしまう恐れがある。だからこそ、あくまで総合的な観点から見た補強であってほしい。そうでなければ、本当の意味での戦力にはならない。
そして広島出身の主力選手をミシャの下へ集わせようとしているレッズは、確かに各方面から、特に広島から執拗な批判を喰らっても、それは仕方がない事だろう。
この批判は、甘んじて受けるべきである。 自分が広島サポーターだったとしたら、これ程にやりきれない状況を作り出している対象に、それこそ恨みすら持つかもしれない。
しかもその対象の大元が、事もあろうに長年に渡り広島を率いた監督だという事実。そして広島自身が”切った”元監督が率いるチームが元チームの主力選手を引き抜くのだから、何とも非情で皮肉な話ではある。
ただし、その状況を作り出している対象原因の一旦は、主力選手が引き抜かれて行く広島にあるのだという事だけは動かざる事実で、ここをレッズのせいに思われても、それは大きな筋違いなのである。レッズは正式ルールに則って、選手を獲得しようと動いているだけである。
ただし、そんな今のレッズの行動は、恥も外来もないというのも動かざる事実で、日本の文化において、尤も嫌われる部分を強行しているのだから、そう思われても仕方がない。そして世界のサッカーにおいて、このような非情極まりない引き抜き人事は、日常茶飯事なのだという事実も、認めなくてはいけない。つまりこれこそがプロの世界である。そしてレッズとて、いつミイラ取りがミイラになるかもしれない。
それを十二分に理解した上で尚も感情に訴えるか、それとも割り切るか、後は個人の自由である。
そして、この状況でもレッズにやって来る森脇は、天晴れと言う他はない。
主力の高齢化が進む中で、守備が手薄になっているレッズにとっては、必然的な補強を慣行したと言うところだ。
右アウトサイドのイメージが強い森脇。レッズで求められるポジションのファーストチョイスは右ストッパーになりそうだが、元々サイドバックでも使える選手だけに、右ウイングバックとしても存分に計算出来る。ここはストッパーの坪井、右サイドの平川と、どちらも高齢化や怪我がちという問題を抱えているだけに、どちらに森脇が入るにしても、一石二鳥な役割を担ってもらえる。つまり実に効果的な補強になると思う。
監督のサッカーを理解している主力級の選手を、その監督が指揮を執っていた前チームから引き抜く。これほど合理的な補強方法は、他に無い。
しかし一方で、森脇を獲得しなければいけない状況、つまりミシャ自身が今季、例え就任1年目とはいえ、新たな守備選手を育てられなかった故に起こっている補強人事でもあると言える。そして何より、監督の戦術が先行しての獲得であったとしたら、それはそれで危険な補強にもなるのだという事も理解しないといけない。つまりここは監督主導の補強での大きな落とし穴になる部分なのだが、監督の影響が強い補強は、意思疎通が完成されいる故から、その後は一方通行のプレーに終始してしまいがちで、融通が利かなくなってしまったり、移籍後の成長が見込まれなくなってしまう恐れがある。だからこそ、あくまで総合的な観点から見た補強であってほしい。そうでなければ、本当の意味での戦力にはならない。
そして広島出身の主力選手をミシャの下へ集わせようとしているレッズは、確かに各方面から、特に広島から執拗な批判を喰らっても、それは仕方がない事だろう。
この批判は、甘んじて受けるべきである。 自分が広島サポーターだったとしたら、これ程にやりきれない状況を作り出している対象に、それこそ恨みすら持つかもしれない。
しかもその対象の大元が、事もあろうに長年に渡り広島を率いた監督だという事実。そして広島自身が”切った”元監督が率いるチームが元チームの主力選手を引き抜くのだから、何とも非情で皮肉な話ではある。
ただし、その状況を作り出している対象原因の一旦は、主力選手が引き抜かれて行く広島にあるのだという事だけは動かざる事実で、ここをレッズのせいに思われても、それは大きな筋違いなのである。レッズは正式ルールに則って、選手を獲得しようと動いているだけである。
ただし、そんな今のレッズの行動は、恥も外来もないというのも動かざる事実で、日本の文化において、尤も嫌われる部分を強行しているのだから、そう思われても仕方がない。そして世界のサッカーにおいて、このような非情極まりない引き抜き人事は、日常茶飯事なのだという事実も、認めなくてはいけない。つまりこれこそがプロの世界である。そしてレッズとて、いつミイラ取りがミイラになるかもしれない。
それを十二分に理解した上で尚も感情に訴えるか、それとも割り切るか、後は個人の自由である。
そして、この状況でもレッズにやって来る森脇は、天晴れと言う他はない。
2013年ACL予選グループの組み合わせが決定した。
レッズはグループFに入った。我が富士見市のFだ。これは縁起が良い(意味不明)
グループF
広州恒大(中国)
全北現代モータース(韓国)
ムアントン・ユナイテッド(タイ)
浦和レッズ(日本)
ど・・・どうなんだろ、これ。見た目が凄く微妙なんだけど、いや、けっこう危険なグループに入ってしまったような気がする。まだ地理的に中東とか西アジアが入っていないだけ、移動距離では比較的に楽なグループだとは思うが、しかしここに、ACL常連の全北現代が入っているのは厄介極まりないな。敵の力はその全北現代しかわからないというのが本音なんだけど、問題はレッズが来季に向けてどれだけ補強が成功するかにもよる。というか、アジアを戦い抜くには補強による大幅な戦力アップこそが生命線だと思っている身としては、ハッキリ言ってチーム戦力がこのままだったり、最低限の補強で済ませてしまった場合、予選からかなり厳しい状況が待ち構えているのは確実だと思う。
そもそもレッズがアジアを制した07年のチーム力と、今のチーム力では雲泥の差である事は誰の目から見ても明らかなのに加えて、あの頃なら日本の方が強いと思われていた中国もタイも、国内リーグのレベルは一昔前より大幅にアップしているのだから、レッズも他の日本勢も、余程のチーム力に仕上げないと、先ず持ってひじょうに困難な道程が待っていると思う。
そのレッズと激突する恐怖の3チーム。
広州恒大(中国)
尖閣問題だけを考えても、今回の中国では危険を考慮してサッカーをやるハメになる。そして今年ACL決勝トーナメント1回戦で、F東京を敗退に追い込んだ相手だ。そもそもリッピが監督やっているというだけで厄介なんだが、そこにパラグアイ代表のルーカス・バリオスを擁していると聞いただけで頭が痛くなってくる。それとコンカってどうなった?広州恒大から移籍したがっているという話があったものの、その後はどうなったのだろうか。もう居なくなってくれている事を切に願うのである。
中国スーパーリーグは、お金を積んで欧州から次々大物選手を集めている事はわかっていても、そのチームの内面はベールに包まれている感があって、良くわからないのが恐い。レッズが過去に戦った上海申花や山東魯能も、もうガラリとチーム状況が変わっているんだろうな・・・。
全北現代モータース(韓国)
こことは07年ACL準々決勝で戦って、レッズが勝利を収めているだけに、いくらか気が楽に考える事は出来る。これだけでも苦手意識は無い。逆に敵がレッズに苦手意識を持っていてくれたら幸いなのだが、とはいうものの、あの頃からお互いに状況がガラリと変わっているため、過去の戦いは余り例にならないとは思うが。ただしACLの経験値は当然レッズと比べ物にならないレベルなので、このACLの常連とまた当たるのは実に厄介であると言える。
李東国はここに居たのか。一応総合力を考えた場合、このグループ内では最強である事は間違いないので、このチームこそが大きな壁と考えて良いかな。後は、試合中に喧嘩にならないように気を付けよう。まああの頃からすると、今のレッズで血の気の多い選手は原口くらいだから、そこは大丈夫だとは思うが・・・。
ムアントン・ユナイテッド(タイ)
不気味な存在ではタイのムアントン・ユナイテッド。元イングランド代表のR・ファウラーや、仙台などに居た財前が所属したチームとして知られているが、それにしてもエンブレムがすげーカッコ良い・・・なんて悠長な事言っていられないかもしれない。タイは侮れない。タイと聞くと、サッカーでは韓国が台頭する前のアジアでは最強クラスだったなんて時代もあったようだが、そんな昔話は抜きにしても、決して余裕ぶっこける相手ではない。現に今年のACLで、柏がアウェーでブリーラム・ユナイテッドに敗れている。そもそもタイはJリーグと提携関係となった訳だし、それだけでもレッズの研究材料はあちらに筒抜けと考えておいて良いだろう。
そもそも東南アジアは劣悪なピッチ状態や、特有の高湿気を伴う暑さ自体が敵なのだから、それだけを考えても中東以上に何が起こるかわからない地域。レッズとて、07年のインドネシアにおいて、ペルシク・ケディリにまさかの大苦戦を強いられた訳だし。
なんじゃこりゃ、こう考えると・・・強い相手ばかりじゃないか!!オーマイガー。
どうすんだよ、おい~・・・(汗)
い、いや、ここはレッズを信じるしか・・・た、頼むぞミシャ。
ちなみに広島と仙台と日本の残り1枠のグループは・・・
グループE
ベガルタ仙台(日本)
FCソウル(韓国)
ブリスベン・ロア(オーストラリア)vsブリーラム(タイ)の勝者
江蘇舜天(中国)
グループG
サンフレッチェ広島(日本)
北京国安(中国)
浦項スティーラーズ(韓国)
ブニョドコル(ウズベキスタン)
グループH
天皇杯王者(日本)
セントラルコーストマリナーズ(オーストラリア)
水原ブルーウィングス(韓国)
貴州人和(中国)
うわ、広島も仙台も危険なグループに入ったな。特に広島は死のグループに・・・。
ってか、日本勢にとって、この期に及んで安全なグループなんて、無いか。
と、他チームの事を心配していても始まらないので、先ずはレッズが頑張って予選突破を目指さないと・・・。
広島も仙台も、みんな生きて決勝トーナメントで会おう!(なんちゃって)
レッズはグループFに入った。我が富士見市のFだ。これは縁起が良い(意味不明)
グループF
広州恒大(中国)
全北現代モータース(韓国)
ムアントン・ユナイテッド(タイ)
浦和レッズ(日本)
ど・・・どうなんだろ、これ。見た目が凄く微妙なんだけど、いや、けっこう危険なグループに入ってしまったような気がする。まだ地理的に中東とか西アジアが入っていないだけ、移動距離では比較的に楽なグループだとは思うが、しかしここに、ACL常連の全北現代が入っているのは厄介極まりないな。敵の力はその全北現代しかわからないというのが本音なんだけど、問題はレッズが来季に向けてどれだけ補強が成功するかにもよる。というか、アジアを戦い抜くには補強による大幅な戦力アップこそが生命線だと思っている身としては、ハッキリ言ってチーム戦力がこのままだったり、最低限の補強で済ませてしまった場合、予選からかなり厳しい状況が待ち構えているのは確実だと思う。
そもそもレッズがアジアを制した07年のチーム力と、今のチーム力では雲泥の差である事は誰の目から見ても明らかなのに加えて、あの頃なら日本の方が強いと思われていた中国もタイも、国内リーグのレベルは一昔前より大幅にアップしているのだから、レッズも他の日本勢も、余程のチーム力に仕上げないと、先ず持ってひじょうに困難な道程が待っていると思う。
そのレッズと激突する恐怖の3チーム。
広州恒大(中国)
中国スーパーリーグは、お金を積んで欧州から次々大物選手を集めている事はわかっていても、そのチームの内面はベールに包まれている感があって、良くわからないのが恐い。レッズが過去に戦った上海申花や山東魯能も、もうガラリとチーム状況が変わっているんだろうな・・・。
全北現代モータース(韓国)
李東国はここに居たのか。一応総合力を考えた場合、このグループ内では最強である事は間違いないので、このチームこそが大きな壁と考えて良いかな。後は、試合中に喧嘩にならないように気を付けよう。まああの頃からすると、今のレッズで血の気の多い選手は原口くらいだから、そこは大丈夫だとは思うが・・・。
ムアントン・ユナイテッド(タイ)
そもそも東南アジアは劣悪なピッチ状態や、特有の高湿気を伴う暑さ自体が敵なのだから、それだけを考えても中東以上に何が起こるかわからない地域。レッズとて、07年のインドネシアにおいて、ペルシク・ケディリにまさかの大苦戦を強いられた訳だし。
なんじゃこりゃ、こう考えると・・・強い相手ばかりじゃないか!!オーマイガー。
どうすんだよ、おい~・・・(汗)
い、いや、ここはレッズを信じるしか・・・た、頼むぞミシャ。
ちなみに広島と仙台と日本の残り1枠のグループは・・・
グループE
ベガルタ仙台(日本)
FCソウル(韓国)
ブリスベン・ロア(オーストラリア)vsブリーラム(タイ)の勝者
江蘇舜天(中国)
グループG
サンフレッチェ広島(日本)
北京国安(中国)
浦項スティーラーズ(韓国)
ブニョドコル(ウズベキスタン)
グループH
天皇杯王者(日本)
セントラルコーストマリナーズ(オーストラリア)
水原ブルーウィングス(韓国)
貴州人和(中国)
うわ、広島も仙台も危険なグループに入ったな。特に広島は死のグループに・・・。
ってか、日本勢にとって、この期に及んで安全なグループなんて、無いか。
と、他チームの事を心配していても始まらないので、先ずはレッズが頑張って予選突破を目指さないと・・・。
広島も仙台も、みんな生きて決勝トーナメントで会おう!(なんちゃって)
ようこそ!!
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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埼玉県富士見市在住
レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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