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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2013年 J1リーグ第11節
浦和レッズ3-1鹿島アントラーズ
~埼玉スタジアム2002

130511vsKASHIMA.jpg
Jリーグ観客動員数トップのレッズと、国内最多優勝の鹿島の対決という位置付けで、この試合がJリーグ20周年記念試合として選ばれた事は大変光栄に思う。ただ今号のマッチデーで大将も書いている通り、(国内最多優勝を誇る)鹿島の試合だから、というのは尤もな理由だと自分も思う。
しかしこれは声を大にして言いたい事だけど、累計1千万人超の観客動員数という巨大な数字を叩き出しているレッズも大変素晴らしいのは事実で、絶対的に誇るべきものであり、そしてその一端を担って来たレッズサポの端くれである自分も、風が吹こうが電車が止まろうが二日酔いで死にそうになろうが雨が降ろうが槍が降ろうが何が降ろうが、これまで良くもまあスタジアムに通い続けているなと、まあ自分で感心するのであった。
こんな事を言ってしまうと何だけど、最多優勝と最多観客動員数、この2つをクリアしたクラブこそ、真に国を代表するクラブに成れると思う。残念ながら日本には、まだこの2つの条件を満たすクラブは存在しない。願わくばレッズこそ、そういうクラブになってほしいのだが・・・。

しかしレッズには昔から嫌なジンクスがあって、こういう特別試合や冠試合な時に限って、試合を落とすという事を過去から何度も繰り返している。一番記憶に新しいものでは、ついこの前に清水に完封負けした暢久の記念試合だった。その上で今回は国内のサッカーファンが注目するJリーグ20周年記念試合。嫌なジンクス発動に、これ程すごい条件は無いだろう。

レッズも鹿島も際どいシュートを放っては失敗する連続。ボールポゼッションではレッズがやや優勢なものの、それはいつもの事で、大切なのはゴールを奪う事である。古巣相手に奮闘する興梠も、何かに取り憑かれたように、またも決定的場面で上手くシュートが打てずにキーパーへの連続・・・。
そんな中での後半の失点。あれは・・・野沢に決められるよな。野沢をフリーにした挙げ句、ファーまでのシュートコースが綺麗に一直線ガラ空き。さあそのコースに打ってくださいねと言わんばかりのお粗末な守備だったと思う。だからこそブロックを作るなり守り方はあるが、シュートコースに誰か走り込んでいたら防げたであろう失点。・・・嫌なジンクス発動か?
・・・と、那須だった。またも那須だった。何なんだ那須って。こんなにセットプレーに強い選手だったのか?コーナーからまたもズドン。完璧なヘディングシュート。・・・凄い選手を獲ったものだと思うが、これでレッズで早くも4得点目。素晴らしい。
で、興梠である。逆転ゴールの殊勲賞であるが、果たしてあれはオフサイドだったのか?・・・うん、オフサイドなんだろうね、恐らく。ただあれを線審が見逃すレベルにしては、いとも簡単に見逃しているところからして・・・本当にオフサイド?と疑問な部分はあるんだけど、それに関してはその直前に敵DF(青木かな?)の動きが微妙だったから、線引きをすると、その部分が判定の分かれ目だったのかもしれない。ただ試合終了後のハイライト映像で、興梠のゴールシーンだけカットされていたから、まあレッズ自体もオフサイド臭いと思っていたのだろう。ある意味でレッズ自体が誤審を認めた証拠だろう。しかし本当に誤審だったとしても、過去レッズもこの類の判定で泣かされる事もあったし、その逆だってあった。だからサポの立場としては、これはもう運の良し悪しとしか言えない。鹿島にはご愁傷様としか言えないよ。まあ続いて梅崎が3点目を押し込んだから、数字上は興梠のがノーゴールだったとしても、鹿島には勝っていたのだと、ここは都合良く考えて話を終わらそう。

130511vsKASHIMA3.jpgと、その前にレッズの勝因のひとつに、試合の流れからして、鹿島が攻めて来てくれたからという事実がある。ここ最近の数試合、大宮も清水もドン引きだった試合と、激しい攻撃のセレッソの試合を比較しても、やはり攻めて来てくれる相手だと、レッズは確実にその裏を捉えるパスワークとスピードを持っているという事。もちろんこれには那須のズドンが絡んでいて、セットプレーから追い付いた事が、本来先制後に引き気味にするであろう鹿島の守備プランを狂わせたのだと思う。
とにかく、嫌なジンクスが発動せず、レッズが逆転直前まで鹿島寄りだった主審のジャッジにもめげず、その割りにオフサイドにもならず、雨にも負けず、記念試合でホームで鹿島に勝った事は、本当に誇らしい事だと思う。うん。

130511vsKASHIMA2.jpgしっかし、ロビー太ったなぁオイ(笑)
でも久々にロビーに会えて本当に嬉しい。個人的に自分のレプリカは今だロビーの10番なのであるだけに、余計に嬉しい。これを着続けていた甲斐があったというもの(というか金欠でその後に新たなレプリカを買えないという話もあるんだか無いんだかは知らんが)。
最後のロビーも混じってのウイダイは感激だったなぁ・・・。槙野のバースデー勝利ってのもあるし、色々とレッズって、改めて幸せなクラブチームなんだと、つくづくそう思う。

沢山来てくれた鹿島サポにも感謝。

J20AM.JPGそんなJリーグ20周年、本当におめでとう。

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J1リーグ第11節 浦和3-1鹿島
得点/63分・野沢(鹿)、66分・那須(浦)、78分・興梠(浦)、89分・梅崎(浦)
主審=佐藤隆治
観衆:46,649人


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2013年 J1リーグ第10節
セレッソ大阪2-2浦和レッズ
~長居スタジアム

130506vsC.OSAKA.jpgんー、勝てない、とにかく勝てなくなってしまった・・・
最近の勝てない試合は、ポゼッション率とシュート数だけは凄くて、攻めるだけ攻めては、一瞬の隙を突かれて失点を許す。悪い試合はしていない、むしろ内容は良いのにと言われながら、そういう時こそ思わぬ所で落とし穴が待っているという典型的な例・・・そんなのばかりだったが、今回も何を慌てていたのか危険な位置でボールを失い、しかも杉本のシュートが・・・あれは杉本をほめるべき素晴らしいシュートではあったが、でも日頃からああいうシュートを決められる決定力が羨ましい。

レッズの場合、いくら組織に拘っても、今回のように原口のカウンター独力ドリブルゴールとか、更にコーナーキックから(新チャント登場の)那須とか、実際に個の力が強く作用してのゴールで逆転したのだから、やはり個の力は大切だとつくづく思う。これは何も今回に限った事ではなく、いつも思っている事なんだけど。

これで勝っていたら最高だったけど、それを許してくれないレッズの守備のドタバタと、いざゴール前に来るとガムシャラになるセレッソの攻撃。いや、長居でのセレッソとの試合っていつもこんな大味な内容になるんだが、それは何故か。まあチーム同士の相性なんだろうけど。でもああやってガムシャラに攻めて来ると、最後はどんな形でもゴールネットを揺らすような形はレッズには少なくて、綺麗なサッカーばかりでは点は取れないし、やはり泥臭さも、そして決定力が欲しい。

それでも今回は積極的にミドルシュートを何度も放ち、惜しくもキーパーに弾かれたものの、それでも枠内シュートが多かったのは良かった。後は杉本のようなゴールが決まれば良かったんだけど、そこは技術と運と、もちろんマークを外す周囲の存在とか、まあ色々と、ね。これはあと一歩の成長に期待するとしか今は言えない。技術的にも、意識的にも。
ただ意識的な面で言うと、今回はショートパス一辺倒ではなくて、結構なロングボールやゴール前への”放り込み”も見られたから、ここはショートパス一辺倒で得点を奪えなかったここ2つの敗北試合から、少しは意識変化があったのだろうか。こうやって色々な手を尽くしてでも勝てなかったのであれば、少しは(本当の意味で)仕方がないという感情になれるのではあるが・・・

原口と梅崎が復帰し、途中出場ながら出た試合が、結果的に連敗を止める形になった。偶然か。いや、特にゴールという結果を出した原口は偶然ではない。勿論梅崎も。
ここは以降、ポジティヴに考えて期待する部分だが、しかし・・・

と、悔しいドローでイライラモヤモヤ帰還の中、新大阪までケチってJRオンリーだから鶴ヶ丘→天王寺、そこから大阪環状線で大阪へ・・・そうしたら大正駅停車中に、少し先の福島駅で起きた人身事故で、何と電車が止まりやがった!
こ、こらー!
車内アナウンス「お客様にはお詫びを申し上げます」「運転再開までには時間を要すると思われ」云々。んな事を言われても・・・オーマイガー、こっちは19:47新大阪発の贅沢新幹線に乗らなきゃいかんのだぞ!どうすんだよバカー!仲間と顔を見合わせ青ざめる・・・だいたい大正駅って何処だよ!?自分達の居る位置すら把握不能!いくら大阪には何度も来ているとはいえ、んな土地勘の無い全く無関係の途中の駅で足留めを喰らうなんて!わかんねーよ!此処は何処?私は誰?
冗談を言ってる場合ではない!
とにかくどんな手を使ってでも新幹線に間に合わせなければいけない。案ずるより何とかではないが、タクシーで新大阪まで行こうか?とかパニックになりながら改札を飛び出す!

・・・!!
何と駅前に地下鉄の『長堀鶴見緑地線・大正駅』が!
早速携帯で乗継案内検索を行うと、長堀鶴見緑地線→心斎橋→御堂筋線→新大阪で贅沢新幹線に何とか間に合う!しかも地下鉄側の大正駅では、振替輸送処理がスタートしていた!天は我々を見離してはいなかった!ってか試合に勝てなかった運の悪さを、こんな所で取り戻すとは(ってか人身事故に巻き込まれた自体が運が悪いのだが)・・・

こうして焦りに焦りながら地下鉄を乗り継ぎ、何とか贅沢新幹線に間に合ったのであった。
しかし、地下鉄と接続可能な大正駅で足留め喰らったから地下鉄経由で新大阪に回れたが、これが何の乗り換えも無い単発駅で止まっていたらと思うとゾッとする・・・
他に同志も沢山同じ路線で帰還していたであろうだけに、巻き込まれて新幹線や飛行機に間に合わなかったり、帰還不能になった人が居ない事を祈るばかり。

そんなこんなの今回の大阪遠征は、5日夜高速バス出撃で、悔しいドローの挙げ句に帰りは上記トラブルに巻き込まれて、とにかく疲れたのであった。そしてゴールデンウィークが終わろうとしている。明日会社行きたくねぇ・・・

130506vsC.OSAKA2.jpgこんな疲労時のために?朝飯に道頓堀で金龍ラーメンやっちまって、ニンニク+辛ニラ+キムチパワーで幾らか疲労率は抑え気味かもしれないけど(苦笑)







130506vsC.OSAKA3.jpg贅沢新幹線でザ・やけ酒。ゴールデンウイークのUターンラッシュで自由席が超激混みの中、贅沢指定席で酒を煽り、そこだけ優越感に浸る虚しさといったらもう(泣)
あ、自由席で帰還した同志さんが居たら(ってか結構居るはず)、ごめんなさい・・・





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J1リーグ第10節 セ大阪2-2浦和
得点/63分・杉本(セ大)、71分・原口(浦)、82分・那須(浦)、87分・山口(セ大)
主審=扇谷健司
観衆:32,378人


2013年 AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第6戦
ムアントン・ユナイテッド0-1浦和レッズ
~サンダードームスタジアム

結局・・・
ムアントン0-1レッズ
広州恒大0-0全北現代

1.広州 勝点11
2.全北 勝点10 
3.レッズ 勝点10
4.ムアントン 勝点1
直接対決成績上、全北がレッズを上回る。

奇跡は起きなかった。いや、もちもち奇跡なんていうものは結局は”こじつけ”であって、最終的にこれまでの積み重ねが左右するものである事は理解しているのだが、それでも奇跡を信じたい気持ちは誰でも同じであったが。その上で広州と全北は、本気で戦ってくれただろうか?今更そこを疑っても仕方がない事だとも理解しているけれど。しかしレッズは勝ったんだよ、立派に。でも・・・無念、無念です。
可能性を信じて戦った選手、可能性を信じてタイまで行かれた皆さん、可能性を信じた全てのレッズサポの皆さん・・・お疲れ様でした。

敵地タイで暑さにも湿気にも負けずに戦って、確かに実力差があるから勝つべき相手だったが、それでも何が起こるかわからないACL特有の状況で、それでもしっかり勝ったレッズであったが、頼みの広州が全北にドローとなれば・・・もう仕方がない。

広州、全北、それにムアントンだって外国人を前面に押し出すチーム相手に、ここまで国産中心のチーム編成で良く戦ったと思うし、それでもそれなりにしっかり準備を整えて戦いきったのだから、頑張ったと思うし、実際ギリギリまで良く頑張って戦ったと思うよ。
とてつもない補強資金で有力選手を集めた金満パワーチームや、ACLの常連としてその戦い方を熟知している経験豊富な強豪チームの厳しいグループに入ってしまった運の悪さもあった。実際前評判として、日本勢が入っているグループリーグでは、一番厳しい組との下馬評だったのだから。
だから個人的には、別のグループに入っていたら、レッズこそがグループリーグを突破出来ていた可能性はもっと高かったと思う。それは仙台や広島の結果と比べても、レッズならば、という自負がある。・・・それには意見したい人も居るだろうけど、そこはレッズのプライドという面において勘弁してくれ。意地もある。あくまで個人的な意地もあるから。

ただ、このグループ内で言えば・・・やはり2位と3位の開きは、全北とレッズでは僅差でひっくり返る数字なれど、現実的には大きな壁があるのは事実として揺るがないと思う。アウェー全北戦で最後まで逃げ切っていたらと思うが、それを許してくれなかった現実が、ACLの現実として存在している。07年は逆の立場だったレッズと全北が、数年ぶりに合ったACLで、チーム状況が逆転していた故の、ここまで響いた悲劇だったのかもしれない。
そして何が事実かは、ここでも自分が散々書いてきた事だから、今更皆まで言わないし、もう多くの人がわかっていると思う。特に07年のACLを体験した人ならば。だからレッズは元アジア王者として、久々に出たACLで、もっともっと戦いた続けたかった。
だからクラブとして、またACLに出る時が来たならば、全てにおいて同じ轍を踏まない事、それが最低条件だろうし、何よりもそこまでの過程に於いて、同じ轍を踏まないための”状況”を作り出さないといけないのが事実だろう。それはクラブもチームも、そしてサポーターも。
そして来年ACLに再び出られるように、とにかくJリーグを頑張って出場権を得るしかない。

チームには、08年以来のACLの興奮を味合わせてくれて感謝。頑張った。お疲れ様。月並みだが、今はもうそれしか言う言葉が浮かばない。

国内の戦いを頑張ろう。
ACL2013.JPG
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AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第6戦 ムアントン0-1浦和
得点/47分・那須(浦)
主審=ハッサン・モハメド
観衆:7,348人


2013年 J1リーグ第8節
浦和レッズ0-1清水エスパルス
~埼玉スタジアム2002

130427vsSHIMIZU.jpg『大工殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降れば良い』なんて言葉があるが、これをJリーグに例えると『レッズ倒すにゃ工夫は要らぬ、ドン引きカウンターだけやれば良い』って具合なんだろうな、結局のところ。
大宮も、そして清水も、実にマニュアル通りの作戦でレッズの攻撃を封じて、マニュアル通りのカウンター狙いで・・・そしてその術中に簡単にはまっては、また同じ負け方を繰り返すのもレッズなのであった。

しっかし、そのドン引き作戦を試合開始早々から徹底して来るとは・・・
でも清水のゴトビさんよ、去年埼スタでレッズが引き気味のサッカーで清水に勝った時に、レッズの勝ち方を糾弾した上に、そういうサッカーを否定する発言をしていなかったかい?でも今回、清水はそういうサッカーでレッズに勝ったんだぜ?明らかに矛盾しているぞ????・・・と、まあそうは言っても、もちろん清水が悪い訳ではなく、勝てば官軍なのがサッカーなだけである。負けた方は何を言っても遠吠えになってしまうから、仕方がない。

そうです、悪いのはレッズなのです。何時まで経っても、そういうサッカーをして来るチームを崩せない、点が取れない。だから敵も簡単にそういうサッカーをして来るし、ぶっちゃけミシャサッカーは国内では研究され尽くしているのだから、だったらこっちがその裏をかくようなサッカーを付け加えないと、ドン引きカウンターにはなかなか勝てないのも事実だから仕方がない。
仕方がない・・・そう、仕方がないのである。いくらゲーム支配率は凄くても、結局はボールをゴールへ入れなければ勝てないのはわかっているが、それでもミシャは今のスタイル1本、頑固一徹なのである。だから仕方がない。そういうサッカーをするチームに勝てないのであれば、そういうサッカーをして来ないチームから勝ち星を得る事で気持ちを割り切ろう。・・・まあそれは冗談だが。

仕方がないといえば、今回の失点パターンも仕方がない。リスクを犯して常に前がかりに攻めるミシャサッカーにおいては、常にこういう形からの失点の危険を孕んでいるのは百も承知でやっているのだから、まあ仕方がない。広州戦1失点目でやられたパターンを、たまたま次の清水戦でも繰り返しただけの話で、加藤のも判断ミスというよりは一か八かのプレーなのだし、この失点パターンはミシャからすれば度外視の範疇なのだろうから、まあ仕方がない。
阿部の1発レッドも仕方がない。ああなった以上、あそこで得点機会を阻止するしか、もう選択肢は無かったと思う。完全にカード覚悟のファール。昔駒場でニキフォロフがカード覚悟でエリア内で敵の足を引っかけて堂々と退場した試合があったが、場所は違えど阿部だって同じようにカード覚悟だった事だろう。それが主審によってイエローなのかレッドなのかの違いだけの話。仕方がない。

フッ、段々とミシャサッカーに耐性が付いてきたな、自分。でも・・・
・・・仕方がないで済んでいる内はまだ良いが、果たしてそれが何処まで許されるかは・・・これも人それぞれだけど。まあ今年も最終的な順位が答えを出してくれるだけ。だってサッカーに正解は存在しないのだから。ただ1試合だけで言えば、勝てば官軍、負ければ賊軍なだけである。
で、Jリーグ連敗。これはこれで実に不味い。連敗だけは絶対に避けたかったのに。これでは湘南戦までの勢いの火が消えてしまう。実に不味い事態だ。

しかしなー、レッズは特別な試合だと勝てない時が多いな。今回は暢久の20年目記念試合だったけど、勝てなかったし、おまけに暢久も出す機会は巡って来なかった。もちろん暢久が悪い訳ではないけど。
この法則から行くと・・・来月の鹿島戦もJリーグ20周年記念試合とか大層な事を銘打ってくれちゃって・・・頼むからレッズだけは普通に試合をやらせてくれよ・・・。

130427vsSHIMIZU2.jpgおまけ
毎回、買う度に量が違う『豚タン』(毎回豚タンばかり買っている自分も自分だが)・・・今回は前回、前々回に比べて量が2倍レベルなんだが・・・どうしてこう斑があり過ぎる売り方をするのだろう?斑があるのって、まるでレッズのサッカーみたいだ。




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J1リーグ第8節 浦和0-1清水
得点/64分・バレー(清)
主審=木村博之
観衆:37,945人


2013年 AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5戦
浦和レッズ3-2広州恒大
~埼玉スタジアム2002

130424vsGUANGZHOU.jpg負ければグループリーグ敗退が濃厚の瀬戸際に追い込まれた状態で、そのグループリーグ最大の強敵に・・・勝った。
敵地で金満チームのパワーを見せ付けられて0-3と完膚無きまでにやられた相手に、今度はホームでお返しの返り討ちをする。これだからACLは何が起こるかわからない。

瀬戸際に追い詰められての”窮鼠猫を噛む”だったのか、はたまた火事場のクソ力が発揮されたのか、とにかく何かが作用したのかもしれないが、負ければジ・エンドな状況で、選手は戦って戦って、そして勝ってくれた。頑張った。

意地の勝利だったのかもしれないが、それを表すように、この試合の選手のボールへの執着心が凄かったというか、とにかくボールへ喰らい付いて行く姿勢、走って執拗にプレスしては、奪ってまた走ってと・・・
別に綺麗なサッカーなんて求めていない。泥臭くて勝つサッカーで良い。勝つしかない試合で惜しいのを含めて15本ものシュートを放った。どんどんシュート撃って、そして最後はゴール前へ飛び込む。そんな興梠の同点ゴール。でもそこまでの流れは綺麗だったし、更には阿部のゴールも綺麗だったけど(笑)。阿部は前半のPK失敗を帳消しにするゴール。でも失敗したって、蹴るべき選手が蹴っての失敗なら、それは納得が行く失敗だから仕方がない。もう1人のキッカー、マルシオがPKを成功したんだし。・・・主審がPK大好きの曰く付きの人物だったというオチもあるようだが、そこは運もレッズに味方してくれたという事にしておこう。ただしムリキの得点時に、ゴールなんだかノーゴールなんだか良くわからん状態になって、結局ゴールってのが意味わからなかったけど、あれは何だったのだろう?あの主審、試合を全くコントロール出来ていなかったな。

130424vsGUANGZHOU2.jpgまあ今回はこれ以上、内容はあれこれ言わない。勝たなければいけない試合で、どんな方法を使ってでも良いから勝つべき試合だった。そして勝ったのだから、何もかもが良しとしておこう。それがACLだ。理屈じゃ勝てないのがACLなのだから。
あ、でも加藤の落ち着きの無さとミスキック連発の不安定感は、最近ちょっと目に余るものがあるぞ・・・

でも広州って、前半は完全にレッズを舐めていなかったか?攻めの姿勢が消極的に見えたというか、なーんか足下だけでサッカーしている風で、全く動いていない感じがした。後は完全にカウンター狙いだけ。そりゃ広州からしたらドローでも構わない状況だし、前回の対戦でレッズに大差で完封勝ちしている経験からか、今回も確実に勝てる相手と見ていたのかもしれないが、その証拠にレッズが同点に追い付いてからの広州の動きが、前半とは違っていたし、それで思うように行かない状況に陥ってはイライラが募ったのだろう。リッピなんて、その姿を埼スタで観られるだけで貴重なのに、おまけに退席処分まで喰らってくれたのだから、1粒で2度美味しいリッピを観た感じだ。あ、イライラと言えば、更にチャランポラン、じゃなくてトランポリン?チャンリンシャン?え?チャンリンポン?まで1発レッドだし。荒れていたなぁ、広州自体が・・・

レッズは首の皮一枚望みを繋いだ。しかし、レッズに負けた広州はグループリーグ突破を決めた訳で、加えて全北がムアントンに勝ってしまったから・・・つまりレッズは次で絶対にムアントンに勝って、その上で全北が広州に負けてくれる事が突破条件となる。ただし全北は広州にドローでも良い状況。それがお互いに韓国と中国のチームだけに、まさか裏談合してドローとか画策しないだろうな?そうじゃなくても広州はグループリーグ突破を決めているだけに、主力温存とかやられると大変に困る。ここは是が非でも広州に勝ってもらわないと・・・
ACL2013.JPG
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AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5戦 浦和3-2広州恒大
得点/37分・バリオス(広)、52分・興梠(浦)、63分・阿部(浦)、67分・マルシオPK(浦)、87分・ムリキ(広)
主審=トルキ・モフセン
観衆:19,687人


2013年 J1リーグ第7節
大宮アルディージャ1-0浦和レッズ
~NACK5スタジアム大宮

レッズから始まった大宮のリーグ戦無敗記録は、本当ならレッズで終わるシナリオだったのに、何がどう狂ったか・・・別のシナリオになったぞ。おまけに今季無敗だったこっちのリーグ戦に土が付いた。どういう事だオイ。

・・・なーんか、こういう負け方、散々大宮相手にやって来たけど、また同じような負け方って感じ。だからこそ先制を許してはいけなかったし、だからこそレッズは先制しなければいけない相手だった。
これまでもレッズが大宮に先制を許した試合は、最悪ならそのまま、良くてドローが精一杯の試合が多かった。その上で守備構築が際立っているベルデニック戦術相手に先制を許したら、もうどうなるかは予想が付いた面はあった。
それでもサイド深くまでスピードに乗ったパス回しは出来ていたものの、問題は中で引いて守る大宮の守備網をどう破るかだった訳で、またもそれを破れなかった以上、例年と同じような試合に終始してしまった部分は否めないと思う。

レッズは、原口が早々に負傷退場したのが響いた。これで原口の意外性あるプレーや、ドリブル突破という武器を失って、単調な攻めに終始してしまった。後半、目が慣れた大宮は、集中してレッズの攻めを跳ね返す事が可能になってしまったのだろう。
もう少し柏木やマルシオの2シャドーにアイデアがあれば違ったのかもしれないが、どうも最近波に乗れていない柏木や、プレーが素直過ぎるマルシオでは、引いて守る大宮を驚かす攻めが出来ていなかった。だからサイドも孤立していたし、頼みの興梠も、原口とセットにしないと、どうも動きが鈍い感じがした。
そしてまたも枠外シュートばかりだった訳で、もちろん跳ね返された故の枠外もあったけど、それでも確実に枠を捉えるシュートが撃てないと、セットプレーも含めて、こういう1チャンスをモノにするか否かで勝敗が決まる試合で勝つのは、本当に厳しい。現に負けない大宮は今回に限らず、1チャンスをモノにするサッカーで勝って来ている。
それでもレッズは最近ようやくセットプレーでも点が取れるようになったとはいえ、1チャンスをモノにするサッカーとは対照的なサッカーをしている故に、こういう試合展開になると、その弱い部分が露呈してしまうだろう。
ズラタンとノヴァコヴィッチを前線に揃えている大宮を見て、今更無い物ねだりはしたくないが、理想と現実というものがあるから、それを考えると、何とも”もどかしい”・・・。

絶対に勝たなければいけない試合は、毎試合だと思っている。だからダービーとて特別扱いはしたくなかったし、現に毎年自分は特別扱いしてはいないはず。
それでも・・・何時になったら大宮に勝てるのだろう?

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J1リーグ第7節 大宮1-0浦和
得点/45+2分・ズラタン(大)
主審=飯田淳平
観衆:13,016人


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