浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
大宮のボランチ青木拓矢の件。先月のリストアップ報道から、早くも移籍確実報道となった。今回は単独ではなくスポニチと報知の2紙が同時に報じているだけに、まあ本当にレッズに来るのであろう。
大宮との契約切れによる0円移籍を狙った近年の常套手段の形だが、昨年に続いて複数のクラブチームが青木にオファーや興味を示していた中で、特に2年連続で熱烈ラブコールを送っていた柏との争奪戦を制しての獲得となる。しかも柏は昨年に至っては移籍金を発生させてまで獲得しようと誠意を見せていたのに、その柏を選ばないで、あえてレッズを選んだというところが興味深い。
ぶっちゃけこの青木という選手に関しては、自分は印象が無い。大宮時代から全くマークしていなかった。ただ大宮の中盤は青木が大黒柱となっている事だけを知っていた。
上背があり、球際に強く、ボール奪取能力に優れ、得点力もある・・・かなりの高評価。本当にそんな凄い選手だったのかは知らないが、守備的MFとしての条件は揃っている上に、24歳と脂が乗っている年齢。高齢化が深刻化していたレッズの正ボランチ事情に打って付けではあるが・・・。青木の選手能力自体は悪くはないだろう。だが問題はここを日本人選手で済ませようとしている辺りがガッカリ感を生んでいる。どうせならドッシリと構えた外国人ボランチが欲しかった。しかしそれを日本人で済ませるあたりが、やはりミシャのやり方だ。外国人に関しては、山道氏が渡欧したらしいから、そこに期待して待つか。
それと青木獲得によって阿部をDFラインに下げる話が出ているが、自分は今更阿部を最終ラインに置くのは大反対。阿部は舵取り能力は依然として輝っているが、足下の技術や守備に関しては目に見えて衰えている。ここ1年を見ても細かいパスミスや、あっさりと交わされたり抜き去られたりする場面が増えた。この状態では阿部が最終ラインに下がったところで、守備が改善されるとは到底思えない。そもそもミシャサッカーは、いくら駒を弄くったところで、守備戦術が無ければ、根本的な解決策にはならない。だから阿部はボランチ固定で良い。そもそもDFに下げなくても、どうせ阿部が最終ラインに吸収される形が多いのだから・・・。
まあレッズのボランチ事情は、結局は細貝が抜けた後釜として鳴り物入りで新人獲得した小島を育てられなかったからこうなったのは明白で、小島と同じ前橋育英高の先輩である青木が来るのだとしたら、これで居心地が悪くなるであろう小島には、もうレンタル移籍の話が進んでいるのだろう。というかここ2年を見ていても、ミシャはもはや今の小島を使う気は無いだろうから、小島にとってはレンタル修行に出た方が身のためだろう。そのレンタル先に大宮ってどう?
話を青木に戻す。世間ではさいたまダービー間の大宮からレッズへの移籍が初で、これで当然のように「禁断の移籍」と銘打たれたが、個人的には大宮をそこまでライバル視していないから、どのチームの誰がレッズに来ようと、それが本当に良い選手であれば大歓迎である。
そもそも今のJリーグ間の移籍に”禁断”なんて存在しない。凄い昔の話だが、引き抜きが超御法度な時代に森岡を獲得して、これで長い間フロント間の交が断絶していた歴史を持つ鹿島と清水くらいのレベルになれば禁断だが、ハッキリ言ってレッズと大宮はそういう関係ではなく、むしろ世間が言うほど仲は悪くないから、禁断にならない。まあマスコミが禁断と盛り上げてくれるのは勝手だけど。そうそう、盛り上がりが必要だ。今回の青木の件で、レッズと大宮が今とは比べモノにならないくらい険悪になって、それでさいたまダービーが盛り上がる事を期待するけどね。
大宮との契約切れによる0円移籍を狙った近年の常套手段の形だが、昨年に続いて複数のクラブチームが青木にオファーや興味を示していた中で、特に2年連続で熱烈ラブコールを送っていた柏との争奪戦を制しての獲得となる。しかも柏は昨年に至っては移籍金を発生させてまで獲得しようと誠意を見せていたのに、その柏を選ばないで、あえてレッズを選んだというところが興味深い。
ぶっちゃけこの青木という選手に関しては、自分は印象が無い。大宮時代から全くマークしていなかった。ただ大宮の中盤は青木が大黒柱となっている事だけを知っていた。
上背があり、球際に強く、ボール奪取能力に優れ、得点力もある・・・かなりの高評価。本当にそんな凄い選手だったのかは知らないが、守備的MFとしての条件は揃っている上に、24歳と脂が乗っている年齢。高齢化が深刻化していたレッズの正ボランチ事情に打って付けではあるが・・・。青木の選手能力自体は悪くはないだろう。だが問題はここを日本人選手で済ませようとしている辺りがガッカリ感を生んでいる。どうせならドッシリと構えた外国人ボランチが欲しかった。しかしそれを日本人で済ませるあたりが、やはりミシャのやり方だ。外国人に関しては、山道氏が渡欧したらしいから、そこに期待して待つか。
それと青木獲得によって阿部をDFラインに下げる話が出ているが、自分は今更阿部を最終ラインに置くのは大反対。阿部は舵取り能力は依然として輝っているが、足下の技術や守備に関しては目に見えて衰えている。ここ1年を見ても細かいパスミスや、あっさりと交わされたり抜き去られたりする場面が増えた。この状態では阿部が最終ラインに下がったところで、守備が改善されるとは到底思えない。そもそもミシャサッカーは、いくら駒を弄くったところで、守備戦術が無ければ、根本的な解決策にはならない。だから阿部はボランチ固定で良い。そもそもDFに下げなくても、どうせ阿部が最終ラインに吸収される形が多いのだから・・・。
まあレッズのボランチ事情は、結局は細貝が抜けた後釜として鳴り物入りで新人獲得した小島を育てられなかったからこうなったのは明白で、小島と同じ前橋育英高の先輩である青木が来るのだとしたら、これで居心地が悪くなるであろう小島には、もうレンタル移籍の話が進んでいるのだろう。というかここ2年を見ていても、ミシャはもはや今の小島を使う気は無いだろうから、小島にとってはレンタル修行に出た方が身のためだろう。そのレンタル先に大宮ってどう?
話を青木に戻す。世間ではさいたまダービー間の大宮からレッズへの移籍が初で、これで当然のように「禁断の移籍」と銘打たれたが、個人的には大宮をそこまでライバル視していないから、どのチームの誰がレッズに来ようと、それが本当に良い選手であれば大歓迎である。
そもそも今のJリーグ間の移籍に”禁断”なんて存在しない。凄い昔の話だが、引き抜きが超御法度な時代に森岡を獲得して、これで長い間フロント間の交が断絶していた歴史を持つ鹿島と清水くらいのレベルになれば禁断だが、ハッキリ言ってレッズと大宮はそういう関係ではなく、むしろ世間が言うほど仲は悪くないから、禁断にならない。まあマスコミが禁断と盛り上げてくれるのは勝手だけど。そうそう、盛り上がりが必要だ。今回の青木の件で、レッズと大宮が今とは比べモノにならないくらい険悪になって、それでさいたまダービーが盛り上がる事を期待するけどね。
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シーズンが終わった直後で未だ気持ちの整理が付いていないものの、何かやりきれない感を抱えたまま終戦となった今季は、このモヤモヤを取り払う意味でも、出来るだけ早めに、そして一気に総括してしまおうと思う。
今季はひじょうに多くの夢を見させてもらった反面で、それに反比例して大きな落胆を何度も味わった、そういう両極端なシーズンに終始してしまった。即ちあと1歩で久々のタイトルを手中に収められるという好機を得ながら、またも後一歩で優勝を逃したナビスコ杯然り、何度も何度も首位に立つチャンスがありながら、そこで尽く勝負弱さを露呈しては勝ち点を逃し続け、結局は最終節を待たずして優勝争いからも脱落したリーグ戦。そのリーグ戦に至っては、それでも最低限、そして絶対に死守しなければならなかったACL出場権すら失うという、全てに関して最後の1ケ月であまりに痛手を被るシーズンになってしまった。
何度も夢に近づきながら、その全てで夢破れた反動は実に大きく、開幕しばらくは監督の掲げるサッカーを狂信的に「面白いサッカー」「未来あるサッカー」と賛美絶賛していた多くのファン・サポーターの世論は、不甲斐ない試合を連発した後半戦の影響で、急転直下しての監督への大きな不信感に繋がる結果となった。
何がこのような事態を招いたのかは周知の通りであり後述するが、その前に今シーズン開幕に向けた補強を振り返った上での成績を見ると、日本代表経験者4人を一気に補強したそれなりの大型補強だったとはいえ、開幕前にここでも危惧した通り、やはり頭ひとつふたつ抜きん出た大物クラスの選手補強が無かった事、そこに外国人補強が無かった事が、後々の手詰まり感を生むひとつの要因になったのは否めない。特に強力な外国人パワーが必要不可欠なACLにおいて、国産中心のチームが勝ち続けるのは至難の業である事は誰しもが理解していたにもかかわらず、それでも監督の望んだ通りの補強によって純国産チームで戦った結果、結局は1次リーグ敗退に留まってしまった。レッズがACLから遠ざかっていた4年間にアジアサッカーの勢力図が変わっていた中で、レッズだけが時代遅れの思想を持って臨んでしまった感は否めない。
リーグ戦に関しても同じ事が言えた。使える外国人選手はマルシオ一人で、そのマルシオすら殆どがベンチスタートであり、終盤に至っては怪我の連続で全く戦力にならなかった。このように、本来いざという時に頼るべき外国人パワーが全く無い故に、敵に力で押し切られると、根負けしたように勝利を逃す試合が少なくなかった。あえて昨年から外国人選手を遠ざけたチーム作り故の自業自得の流れだった。
これに関連して、育成面においても惨憺たる状況だった。近年補強に頼っているレッズにおいては、主力選手の平均年齢がひじょうに高い。その上で外国人補強もしなかった。故に若手の成長による戦力の底上げが無ければ、何れは干上がってしまう事は目に見えていたが、それでもミシャ体制になったここ2年で、まともに若手育成に力を入れて来なかったツケが、日を増す事に表れた。連戦で疲弊したベテランに代わる選手を育てて来なかった故に、当初ミシャが公言したターンオーバー制もろくに実現出来ずに、以後も固定メンバーだけでの連戦を強いられた。疲労や怪我が重なったベテラン選手の代わりが居ない。しかし多くの若手は使えるレベルに達していない。頼れる外国人選手も居ない。この無い無い尽くしが大きな手詰まり感を生んだ。
そして何と言っても今季最大の致命傷。それは他でもない、ミシャ監督自身のサッカースタイルだった。去年は補強も最低限に留まっていたからこそ影を潜めていたミシャスタイルは、今季ミシャ自身が望んだ選手を獲得した途端に大変貌を遂げ、そこからいよいよ暴走が始まる。
この大暴走を開始したミシャスタイルは、表向きは好成績を維持したまま中盤まで持ち堪えたものの、自身最大にして唯一のスタイルである攻撃サッカー、ポゼッションサッカー、パスサッカーという3大要素ばかりに固執し続け、対極である「守備」を「放棄」したサッカーの栄光は長くは続かなかった。即ち勝負どころでは、全く通用しなくなったのだ。
攻撃に百パーセント比重を置くようなサッカーは、運が良ければ爆発的な得点力を発揮して勝利を得られたが、半歩でも歯車が狂うものならば攻撃力は激減し、その対極である守備の脆さを狙われては、一気に守備崩壊を招く事になった。
相手チームの”眼が慣れた”初秋以降は、その傾向が如実に表れる。それまで度々大量得点によって勝利を重ねていたレッズだったが、その単純過ぎる攻撃スタイル故に、あっさりと研究された途端にゴールが遠くなった。レッズの攻撃サッカーを阻止するための手段は、単純にゴール前を固めてブロックを作って跳ね返し、全員が前がかりになっている事で広大なスペースが生まれている裏を突けば、後はDFが手薄になっているゴールに突き進むだけ。また攻撃的なチームは、力任せに押し切る事で、容易にレッズの脆い守備網を打ち破る事が出来た。
攻撃一辺倒のサッカーしか指導されていないチームは、こうなると応用が利かずに運と相手次第になり、見事に自分達のサッカーが通用しなくなった焦りからか、開幕からしばらく保たれていた集中力は次第に薄れて行き、これによって少なかったミスも増え始め、そこを更に付け込まれては大量失点を繰り返す負のスパイラルに陥ってしまった。
本来はここで歯止めを掛ける役目こそ、監督の仕事である。しかしここがミシャ自身が今季最大の致命傷と言える所以で、ミシャは自身のスタイル追求には熱心だったが、歯止めを掛けなければならない不味い部分には、自らの手で蓋をしてしまった。「臭い物には蓋をする」という言葉そのままに、欠陥部分は放置したままで、相手チームのマネジメントも一切行わず、自身の理想だけが正しいと信じて、それを追い求め続けた。
ミスを咎める事をせず、悪い部分は全て「チャレンジ」「リスク」「ポジティヴ」という言葉にすり替えて、現実逃避を続けて行った。このような半ば洗脳にも近いミシャの言動によって、選手もサポーターも”自分たちのサッカー”だけが正しいと信じて、他が見えなくなる。
そんな理想だけを追い求めた結果、何が起こったか。現実的な試合運びが出来ないチームは徐々に鍍金が剥がれ始め、いよいよ後手を踏むようになり、勝てる試合も勝てなくなり、タイトル獲得のチャンスもフイにし続け、最後の1ヶ月でチームの大崩壊劇を招いたのだった。これにより辛抱強くミシャを信じ続けたサポーターからの、まさかの怒号が飛ぶ結末が待っていた。前半戦で輝き続けていた超攻撃的チームの面影無く、見るも無惨な最後だった。
このような理想郷の崩壊劇は、ある意味現時点で起こって良かったと思う。何故ならば、クラブはこのような崩壊劇が明確に起こり始める直前に、ミシャとの契約を更新してしまった。つまり来季もひじょうに危険なサッカー感を持つ同じ監督がレッズを率いるのである。もしこのまま明確な崩壊劇が起こらず、のらりくらりと平凡な最終節を迎えていたら、このミシャという人物の危険な指導方法に多くの人は気付かずに、来季もミシャに理想と期待だけを抱いてチームを託していた事だろう。
そしてこの通用しなくなった理想郷サッカーで、果たして来季に何が起こるか・・・。ここは口に出すことを憚られるのを承知であえて言うならば、優勝争いや上位争いはおろか、下手をすれば残留争いに陥るようなサッカーを続けて行く危険性・・・。
ところが不幸中の幸いにして、今回の崩壊劇で多くのファン・サポーターが、すんでの所でミシャの危険性に気付いた。そして最終節において明確な意思表示をクラブチームに伝える事に成功した。これだけでも一時の危機回避になったと思う。
これによってクラブがどのような方針を打ち出すか、そして何よりもミシャの意識がどう変化するか、はたまた否かによって、来季のレッズは天と地ほども違うチームになると思っている。既にファン・サポーターの意思は明確化している。後はフロントの姿勢とミシャ次第。
その来季は、再来年に内定している2ステージ制復活の前の、恐らくは最後の1ステージ制となる。Jリーグを敵に回す勢いで2ステージ制復活に真っ向から大反対したレッズだからこそ、1ステージ制の来季において絶対にタイトルを手中に収めなければいけないシーズンになる。だからこそファン・サポーターも厳しさを持って団結して行くべきで、ここで今一度個人的な考えも明確にしておくならば、来季中にタイトルが獲れなければ、どんなに上位争いをしようと、そこでミシャ体制を終わらせていただきたい。
レッズは他が羨むレベルの補強を続けて来たチームなのだから、資金の限られたチームのように、タイトルが獲れないまま5年も6年も同じ監督のままで許されるクラブチームではないという事。そしてそういうチームから選手を補強したにもかかわらず、そのチームより順位が下という結末が何度も許されるはずがない。それでも無冠のまま長期政権を強いるのだとしたら、もう大型補強などしないで、育成中心のチームに生まれ変われば良いのだ。
今一度クラブに問いたいのは、レッズは何を目指してどう動いて行くべきクラブなのかを明確にして、形として現してほしいという事。たいした根拠も無いまま軽々しく「優勝」や「3冠」などの安っぽいコピーを出す前に、本当に「優勝」や「3冠」に向けた確固たる体制をフロント自らが作り上げるべきなのだ。そこには監督の意思など二の次だ。先ずは会社が強くならなければ、チームが強くなる訳が無いのだ。もう甘ったれた運営を続けるのもいい加減にしてほしい。我慢の限界である。
という訳で、今シーズンも終わりました。皆さん改めて今シーズンも大変お疲れ様でした。
今回実に長々と、何だか悪い部分ばかり書いて来てしまいましたが、これも是非とも来季中に絶対にタイトルを獲らなければいけないという覚悟あってのものであって、文の趣旨は決して後ろ向きなものではないという事だけはご理解いただきたいです。
それとひとつ、誤解があると不味いので予め言っておきますが、今回の文で、そしてもしかしたら過去の記事でも、やたらミシャを糾弾したような書き方になっていたかもしれませんが、自分はミシャのサッカーには疑問を呈していますが、ミシャ自身の人間性には好感を持っていますし、ナビスコ杯を決勝に導いてくれた事や、終盤までリーグ優勝の可能性を残すチームを作ってくれた事は感謝しています。ただ自分はミシャを応援しているのではなく、レッズというクラブチームを応援しているという意味で、サッカーに対して辛口の文章になっているだけです。そこもご理解いただければ幸いです。
それでは皆さん、ここからはストーブリーグを楽しみつつ、来季に向けて鋭気を養って行きましょう。お疲れ様でした。
今季はひじょうに多くの夢を見させてもらった反面で、それに反比例して大きな落胆を何度も味わった、そういう両極端なシーズンに終始してしまった。即ちあと1歩で久々のタイトルを手中に収められるという好機を得ながら、またも後一歩で優勝を逃したナビスコ杯然り、何度も何度も首位に立つチャンスがありながら、そこで尽く勝負弱さを露呈しては勝ち点を逃し続け、結局は最終節を待たずして優勝争いからも脱落したリーグ戦。そのリーグ戦に至っては、それでも最低限、そして絶対に死守しなければならなかったACL出場権すら失うという、全てに関して最後の1ケ月であまりに痛手を被るシーズンになってしまった。
何度も夢に近づきながら、その全てで夢破れた反動は実に大きく、開幕しばらくは監督の掲げるサッカーを狂信的に「面白いサッカー」「未来あるサッカー」と賛美絶賛していた多くのファン・サポーターの世論は、不甲斐ない試合を連発した後半戦の影響で、急転直下しての監督への大きな不信感に繋がる結果となった。
何がこのような事態を招いたのかは周知の通りであり後述するが、その前に今シーズン開幕に向けた補強を振り返った上での成績を見ると、日本代表経験者4人を一気に補強したそれなりの大型補強だったとはいえ、開幕前にここでも危惧した通り、やはり頭ひとつふたつ抜きん出た大物クラスの選手補強が無かった事、そこに外国人補強が無かった事が、後々の手詰まり感を生むひとつの要因になったのは否めない。特に強力な外国人パワーが必要不可欠なACLにおいて、国産中心のチームが勝ち続けるのは至難の業である事は誰しもが理解していたにもかかわらず、それでも監督の望んだ通りの補強によって純国産チームで戦った結果、結局は1次リーグ敗退に留まってしまった。レッズがACLから遠ざかっていた4年間にアジアサッカーの勢力図が変わっていた中で、レッズだけが時代遅れの思想を持って臨んでしまった感は否めない。
リーグ戦に関しても同じ事が言えた。使える外国人選手はマルシオ一人で、そのマルシオすら殆どがベンチスタートであり、終盤に至っては怪我の連続で全く戦力にならなかった。このように、本来いざという時に頼るべき外国人パワーが全く無い故に、敵に力で押し切られると、根負けしたように勝利を逃す試合が少なくなかった。あえて昨年から外国人選手を遠ざけたチーム作り故の自業自得の流れだった。
これに関連して、育成面においても惨憺たる状況だった。近年補強に頼っているレッズにおいては、主力選手の平均年齢がひじょうに高い。その上で外国人補強もしなかった。故に若手の成長による戦力の底上げが無ければ、何れは干上がってしまう事は目に見えていたが、それでもミシャ体制になったここ2年で、まともに若手育成に力を入れて来なかったツケが、日を増す事に表れた。連戦で疲弊したベテランに代わる選手を育てて来なかった故に、当初ミシャが公言したターンオーバー制もろくに実現出来ずに、以後も固定メンバーだけでの連戦を強いられた。疲労や怪我が重なったベテラン選手の代わりが居ない。しかし多くの若手は使えるレベルに達していない。頼れる外国人選手も居ない。この無い無い尽くしが大きな手詰まり感を生んだ。
そして何と言っても今季最大の致命傷。それは他でもない、ミシャ監督自身のサッカースタイルだった。去年は補強も最低限に留まっていたからこそ影を潜めていたミシャスタイルは、今季ミシャ自身が望んだ選手を獲得した途端に大変貌を遂げ、そこからいよいよ暴走が始まる。
この大暴走を開始したミシャスタイルは、表向きは好成績を維持したまま中盤まで持ち堪えたものの、自身最大にして唯一のスタイルである攻撃サッカー、ポゼッションサッカー、パスサッカーという3大要素ばかりに固執し続け、対極である「守備」を「放棄」したサッカーの栄光は長くは続かなかった。即ち勝負どころでは、全く通用しなくなったのだ。
攻撃に百パーセント比重を置くようなサッカーは、運が良ければ爆発的な得点力を発揮して勝利を得られたが、半歩でも歯車が狂うものならば攻撃力は激減し、その対極である守備の脆さを狙われては、一気に守備崩壊を招く事になった。
相手チームの”眼が慣れた”初秋以降は、その傾向が如実に表れる。それまで度々大量得点によって勝利を重ねていたレッズだったが、その単純過ぎる攻撃スタイル故に、あっさりと研究された途端にゴールが遠くなった。レッズの攻撃サッカーを阻止するための手段は、単純にゴール前を固めてブロックを作って跳ね返し、全員が前がかりになっている事で広大なスペースが生まれている裏を突けば、後はDFが手薄になっているゴールに突き進むだけ。また攻撃的なチームは、力任せに押し切る事で、容易にレッズの脆い守備網を打ち破る事が出来た。
攻撃一辺倒のサッカーしか指導されていないチームは、こうなると応用が利かずに運と相手次第になり、見事に自分達のサッカーが通用しなくなった焦りからか、開幕からしばらく保たれていた集中力は次第に薄れて行き、これによって少なかったミスも増え始め、そこを更に付け込まれては大量失点を繰り返す負のスパイラルに陥ってしまった。
本来はここで歯止めを掛ける役目こそ、監督の仕事である。しかしここがミシャ自身が今季最大の致命傷と言える所以で、ミシャは自身のスタイル追求には熱心だったが、歯止めを掛けなければならない不味い部分には、自らの手で蓋をしてしまった。「臭い物には蓋をする」という言葉そのままに、欠陥部分は放置したままで、相手チームのマネジメントも一切行わず、自身の理想だけが正しいと信じて、それを追い求め続けた。
ミスを咎める事をせず、悪い部分は全て「チャレンジ」「リスク」「ポジティヴ」という言葉にすり替えて、現実逃避を続けて行った。このような半ば洗脳にも近いミシャの言動によって、選手もサポーターも”自分たちのサッカー”だけが正しいと信じて、他が見えなくなる。
そんな理想だけを追い求めた結果、何が起こったか。現実的な試合運びが出来ないチームは徐々に鍍金が剥がれ始め、いよいよ後手を踏むようになり、勝てる試合も勝てなくなり、タイトル獲得のチャンスもフイにし続け、最後の1ヶ月でチームの大崩壊劇を招いたのだった。これにより辛抱強くミシャを信じ続けたサポーターからの、まさかの怒号が飛ぶ結末が待っていた。前半戦で輝き続けていた超攻撃的チームの面影無く、見るも無惨な最後だった。
このような理想郷の崩壊劇は、ある意味現時点で起こって良かったと思う。何故ならば、クラブはこのような崩壊劇が明確に起こり始める直前に、ミシャとの契約を更新してしまった。つまり来季もひじょうに危険なサッカー感を持つ同じ監督がレッズを率いるのである。もしこのまま明確な崩壊劇が起こらず、のらりくらりと平凡な最終節を迎えていたら、このミシャという人物の危険な指導方法に多くの人は気付かずに、来季もミシャに理想と期待だけを抱いてチームを託していた事だろう。
そしてこの通用しなくなった理想郷サッカーで、果たして来季に何が起こるか・・・。ここは口に出すことを憚られるのを承知であえて言うならば、優勝争いや上位争いはおろか、下手をすれば残留争いに陥るようなサッカーを続けて行く危険性・・・。
ところが不幸中の幸いにして、今回の崩壊劇で多くのファン・サポーターが、すんでの所でミシャの危険性に気付いた。そして最終節において明確な意思表示をクラブチームに伝える事に成功した。これだけでも一時の危機回避になったと思う。
これによってクラブがどのような方針を打ち出すか、そして何よりもミシャの意識がどう変化するか、はたまた否かによって、来季のレッズは天と地ほども違うチームになると思っている。既にファン・サポーターの意思は明確化している。後はフロントの姿勢とミシャ次第。
その来季は、再来年に内定している2ステージ制復活の前の、恐らくは最後の1ステージ制となる。Jリーグを敵に回す勢いで2ステージ制復活に真っ向から大反対したレッズだからこそ、1ステージ制の来季において絶対にタイトルを手中に収めなければいけないシーズンになる。だからこそファン・サポーターも厳しさを持って団結して行くべきで、ここで今一度個人的な考えも明確にしておくならば、来季中にタイトルが獲れなければ、どんなに上位争いをしようと、そこでミシャ体制を終わらせていただきたい。
レッズは他が羨むレベルの補強を続けて来たチームなのだから、資金の限られたチームのように、タイトルが獲れないまま5年も6年も同じ監督のままで許されるクラブチームではないという事。そしてそういうチームから選手を補強したにもかかわらず、そのチームより順位が下という結末が何度も許されるはずがない。それでも無冠のまま長期政権を強いるのだとしたら、もう大型補強などしないで、育成中心のチームに生まれ変われば良いのだ。
今一度クラブに問いたいのは、レッズは何を目指してどう動いて行くべきクラブなのかを明確にして、形として現してほしいという事。たいした根拠も無いまま軽々しく「優勝」や「3冠」などの安っぽいコピーを出す前に、本当に「優勝」や「3冠」に向けた確固たる体制をフロント自らが作り上げるべきなのだ。そこには監督の意思など二の次だ。先ずは会社が強くならなければ、チームが強くなる訳が無いのだ。もう甘ったれた運営を続けるのもいい加減にしてほしい。我慢の限界である。
という訳で、今シーズンも終わりました。皆さん改めて今シーズンも大変お疲れ様でした。
今回実に長々と、何だか悪い部分ばかり書いて来てしまいましたが、これも是非とも来季中に絶対にタイトルを獲らなければいけないという覚悟あってのものであって、文の趣旨は決して後ろ向きなものではないという事だけはご理解いただきたいです。
それとひとつ、誤解があると不味いので予め言っておきますが、今回の文で、そしてもしかしたら過去の記事でも、やたらミシャを糾弾したような書き方になっていたかもしれませんが、自分はミシャのサッカーには疑問を呈していますが、ミシャ自身の人間性には好感を持っていますし、ナビスコ杯を決勝に導いてくれた事や、終盤までリーグ優勝の可能性を残すチームを作ってくれた事は感謝しています。ただ自分はミシャを応援しているのではなく、レッズというクラブチームを応援しているという意味で、サッカーに対して辛口の文章になっているだけです。そこもご理解いただければ幸いです。
それでは皆さん、ここからはストーブリーグを楽しみつつ、来季に向けて鋭気を養って行きましょう。お疲れ様でした。
2013年 J1リーグ第34節
浦和レッズ2-5セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002
野田、永田拓、そして暢久。特に暢久は20年間、レッズでの日々を本当にありがとう。
本来なら暢久らしく、”らしい”雰囲気で送り出すはずが、ここで意外や意外で、暢久の口から真面目な挨拶が飛び出したかと思うと、暢久の眼に涙が潤んでいた。
・・・これにやられてしまったな。自分もここでグッときてしまった。本来なら、そういう送り出し方は絶対にしないと決めていたのに。んー、最後に涙を見せるなんて卑怯だぜ、暢久よ。
試合?余りに酷過ぎて、もはや語るべくもない。というか、語り尽くした。
自分ね、2失点した辺りから、妙に吹っ切れていて、逆にこんな失点数じゃ物足りない感覚に陥ったよ。こういう光景に見馴れてしまったんだよな。その上で、失点が当たり前になってしまったものだから、3失点しても4失点しても、情けないとか悔しいという感情が沸かなくなってしまったのだと思う。5失点目なんて爽快感すら覚えた位だもん。どれだけ失点しても平常心で居られるようになった。素晴らしい免疫が付いたものだ。自分がこうなのだから、他の人もそういう人が結構居るのかもしれないし、もしかしたら選手もそういう気持ちでプレーしているのかもしれない。少なくともミシャは、大量失点なんて屁の河童で、悔しいなんて毛頭思わないのだろうから。
ただ『馬の耳に念仏』なミシャにこれだけは言いたい。『仏の顔も三度まで』だと。
橋本社長の挨拶時、珍しくブーイングとともに拍手も多かったと思いきや、社長が「来季もミシャ監督と共に」と言った途端、そのブーイングが大きくなった。
もうファン・サポーターの決して少なくない人数が、ミシャに対して不信感を持っている。これまでミシャへの抗議をせず我慢していたゴール裏から、前節はミシャに対する怒号が飛び、今回はついに『運任せの弱気な監督』という大段幕まで出てしまった。
当然だろう。余りに酷い試合を繰り返し過ぎた。個人的にも、契約延長が発表された時は成績上で異論は無かったが、あの時にここ1ケ月の惨状を知っていたら、契約延長を望まなかったかもしれない。それだけ、酷い。単純に、酷い。とにかく酷いにも程がある。サッカーになっていない。
ミシャ曰く「2点取られても3点取るサッカー」が、「2点取っても3点取られるサッカー」が常識となっているのだから、ハッキリ言って勝てる訳がない。どうやって勝つかではなく、単純にこれでは絶対に勝てない。だから引いた相手からは絶対的に点が取れず、攻めて来る相手からは絶対的に失点しまくる。そして最後は1ケ月以上も勝てないままシーズンが終わった。何が悪いかも単純明快だが、それももはや語るべくもない。散々語り尽くした。
ナビスコも優勝を逃した。リーグ優勝も無くなった。挙げ句の果てにACL出場権すら逃しただけでなく、順位も6位まで大幅に陥落した。とはいえ全て順位上は悪くはない、得点力もリーグ屈指・・・なんて言っているから駄目だったのだ。甘い。そうではなくて、順位以上に、得点力以前に、やっているサッカーが酷い。負け方が酷い。単純にそれだけだった。
もう腹が立つからミシャの話や試合の話なんかやめよう。
あと橋本社長よ、野田の名前くらい覚えておけよ!大失態だぞ!
当日抽選の時にフェンスの所に居た橋本社長に「社長、今日くらい勝ちますよね?」と話しかけたら、社長が自分の手と肩をグッと掴んで「頑張りましょう!」と返して来たが、そこは「当然勝つ!」と言ってほしかったよ。この社長、いつもいつも何だかなぁ。
はい、今シーズンも浦和で反省会となりました。
ザ・ヤケ酒もそうだが、鍋をヤケ喰いし過ぎて腹が苦しい・・・
あー、毎年毎年の反省会、このままでは星一徹状態でテーブルをひっくり返す時も近いぞ。
これが祝賀会となる日は何時になる事やら?
って事で皆さん、とりあえず今シーズンも大変お疲れ様でした。
色々と思うところ言いたい事はあるでしょうが、一旦休憩して気持ちを落ち着けましょう。
いつものシーズン総括はまた後日。
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J1リーグ第34節 浦和2-5セ大阪
得点/24分・原口(浦)、40分・杉本(セ大)、45+1分・南野(セ大)、53分・柿谷(セ大)、72分・興梠(浦)、76分・柿谷(セ大)、86分・南野(セ大)
主審=木村博之
観衆:54,905人
浦和レッズ2-5セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002
本来なら暢久らしく、”らしい”雰囲気で送り出すはずが、ここで意外や意外で、暢久の口から真面目な挨拶が飛び出したかと思うと、暢久の眼に涙が潤んでいた。
・・・これにやられてしまったな。自分もここでグッときてしまった。本来なら、そういう送り出し方は絶対にしないと決めていたのに。んー、最後に涙を見せるなんて卑怯だぜ、暢久よ。
試合?余りに酷過ぎて、もはや語るべくもない。というか、語り尽くした。
自分ね、2失点した辺りから、妙に吹っ切れていて、逆にこんな失点数じゃ物足りない感覚に陥ったよ。こういう光景に見馴れてしまったんだよな。その上で、失点が当たり前になってしまったものだから、3失点しても4失点しても、情けないとか悔しいという感情が沸かなくなってしまったのだと思う。5失点目なんて爽快感すら覚えた位だもん。どれだけ失点しても平常心で居られるようになった。素晴らしい免疫が付いたものだ。自分がこうなのだから、他の人もそういう人が結構居るのかもしれないし、もしかしたら選手もそういう気持ちでプレーしているのかもしれない。少なくともミシャは、大量失点なんて屁の河童で、悔しいなんて毛頭思わないのだろうから。
ただ『馬の耳に念仏』なミシャにこれだけは言いたい。『仏の顔も三度まで』だと。
橋本社長の挨拶時、珍しくブーイングとともに拍手も多かったと思いきや、社長が「来季もミシャ監督と共に」と言った途端、そのブーイングが大きくなった。
もうファン・サポーターの決して少なくない人数が、ミシャに対して不信感を持っている。これまでミシャへの抗議をせず我慢していたゴール裏から、前節はミシャに対する怒号が飛び、今回はついに『運任せの弱気な監督』という大段幕まで出てしまった。
当然だろう。余りに酷い試合を繰り返し過ぎた。個人的にも、契約延長が発表された時は成績上で異論は無かったが、あの時にここ1ケ月の惨状を知っていたら、契約延長を望まなかったかもしれない。それだけ、酷い。単純に、酷い。とにかく酷いにも程がある。サッカーになっていない。
ミシャ曰く「2点取られても3点取るサッカー」が、「2点取っても3点取られるサッカー」が常識となっているのだから、ハッキリ言って勝てる訳がない。どうやって勝つかではなく、単純にこれでは絶対に勝てない。だから引いた相手からは絶対的に点が取れず、攻めて来る相手からは絶対的に失点しまくる。そして最後は1ケ月以上も勝てないままシーズンが終わった。何が悪いかも単純明快だが、それももはや語るべくもない。散々語り尽くした。
ナビスコも優勝を逃した。リーグ優勝も無くなった。挙げ句の果てにACL出場権すら逃しただけでなく、順位も6位まで大幅に陥落した。とはいえ全て順位上は悪くはない、得点力もリーグ屈指・・・なんて言っているから駄目だったのだ。甘い。そうではなくて、順位以上に、得点力以前に、やっているサッカーが酷い。負け方が酷い。単純にそれだけだった。
もう腹が立つからミシャの話や試合の話なんかやめよう。
あと橋本社長よ、野田の名前くらい覚えておけよ!大失態だぞ!
当日抽選の時にフェンスの所に居た橋本社長に「社長、今日くらい勝ちますよね?」と話しかけたら、社長が自分の手と肩をグッと掴んで「頑張りましょう!」と返して来たが、そこは「当然勝つ!」と言ってほしかったよ。この社長、いつもいつも何だかなぁ。
ザ・ヤケ酒もそうだが、鍋をヤケ喰いし過ぎて腹が苦しい・・・
あー、毎年毎年の反省会、このままでは星一徹状態でテーブルをひっくり返す時も近いぞ。
これが祝賀会となる日は何時になる事やら?
って事で皆さん、とりあえず今シーズンも大変お疲れ様でした。
色々と思うところ言いたい事はあるでしょうが、一旦休憩して気持ちを落ち着けましょう。
いつものシーズン総括はまた後日。
------
J1リーグ第34節 浦和2-5セ大阪
得点/24分・原口(浦)、40分・杉本(セ大)、45+1分・南野(セ大)、53分・柿谷(セ大)、72分・興梠(浦)、76分・柿谷(セ大)、86分・南野(セ大)
主審=木村博之
観衆:54,905人
2013年 J1リーグ第33節
サガン鳥栖4-1浦和レッズ
~ベストアメニティスタジアム
今年も鳥栖に熱烈大歓迎を受ける我々・・・
(鳥栖高校書道部の皆様、レッズサポのために達筆で素晴らしい歓迎幕をありがとうございます)
そして歓迎の御礼に、またも鳥栖に勝利をプレゼントする我々・・・
あのなぁ・・・何かもうお約束のようなチャンス逃しの華々しい散りっぷりに、怒りを通り越して呆れるというか笑いが出るというか・・・アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!(ごめんなさい)
前節で運にもツキにも見放され、ついにサッカーの神様から愛想を尽かされたと思っていたら、そんな悲惨な状況を見るに見かねたのか、そのサッカーの神様は今一度だけレッズに逆転優勝に向けてのチャンスをくれた。即ち、マリノスが新潟に負けるという、最終節で奇跡の逆転優勝に繋がるかもしれない、これ以上無いビッグチャンスを。
・・・そのチャンスすらフイにするのか!?
何故にサッカーの神様の再三の好意をまたも裏切るような事が平気で出来るのだろうか、このレッズというチームは!!
いい加減にしろや!!!(怒)
試合後の選手挨拶時に、僅かな拍手と堂々の大ブーイングが混じる中で、彼方此方からついにミシャに対する不満が爆発した様子。「出て来いよミシャ!」「お前が監督じゃ一生優勝できねーよ!」「こんなサッカーで優勝できる訳ねーだろ!」「選手も監督も毎回言ってる事が軽いんだよ!」そしてついには「ミシャ辞めろ!」の怒号が四方八方から響いた。まあ辞めろと言っても契約更新しちゃったけど・・・。
これまでいくら酷い負け方をしようと、スタジアムで直に激しいミシャ批判を聞いた事はなかった。だが・・・ナビスコ優勝を逃し、リーグ戦では何度も何度も首位に立つチャンスを逃し、試合後の監督コメントにも疑問符が付くものが増え、そして今回ついに最後の奇跡の望みもフイにした。その上でマリノスが新潟に負けた報も届いた。さすがにこれだけ失策のオンパレードでは・・・これでついに我慢の限界を超えたサポが現れたのだろう。
しかし、この怒りは、当然と言えるし、むしろこれで怒らない方が異常だと思う。自分だって口には出さなかったが、感情的に一瞬同じ事を思ってしまった。ミシャに耐性が付いたと宣言した以上はそれを反省するしかないが、しかし「辞めろ」と言われても決しておかしくないチャンスの潰し方を散々して来た積み重ねが、ついに今節で本当に本当の優勝消滅という事実に繋がってしまったのだ。これまで「最後に一番上に居れば良い」と現実逃避して来た結果がこれだ。そんな事を言っていて、ついに優勝を逃した上に、それどころかACL出場圏外の4位にまで転落してしまったのだから世話がない。だから感情論だろうが何だろうが、ミシャを責めるサポを責める気にはならない。
だいたいミシャの言う「ポジティヴ」とは一体何なんだろう?ポジティヴだけでは、大事な試合で勝利は得られない事だけは今季痛い程わかったよ、自分は。
敵のロングスロー時、視界を遮るためにラインとゴールの中間で一人壁を作る宇賀神に対して、ゴール前で守れの指示をするミシャ。「え?何?」の宇賀神。尚も宇賀神にゴール前で守れの指示を出すミシャ。「何だよ~」な態度で不満そうにゴール前へ駆け寄る宇賀神。・・・敵のロングスロー時の約束事すら無いチーム。敵をマネジメントしないミシャだから当然だが、そんな些細な場面すら酷く思えてしまう試合だった。
嗚呼やめよう。不満を言い出したらキリが無い。ただこれだけは言いたいが、自分は敵地のスタジアムを満員にしたり、敵のエースのハットトリックや、自分が応援するチームの優勝が消滅するところを観に、15時間もバスに揺られて鳥栖まで遠征した訳ではないという事。これだけはミシャにわかってほしいと切に思う。
それと今回は選手は責めない。監督の指示通りに、守備をかなぐり捨てて、攻めて攻めて、それで玉砕した。選手は戦った。ただひとつ、このチームは監督の理想が常に優先され、肝心のタイトル獲得に向けての意地と執着心が希薄という事さ。だから最後の最後までチャンスをモノに出来ないままだった。そもそもタイトルなんて、監督からして意地と執着心を見せなければ、絶対に獲得できないものなのだから。ここまで来て選手云々ではない。やはりチームを率いる監督の責任は限りなく大きいのだ。
・・・とはいえ、試合後に一旦宿のある田代へ戻り、ザ・ヤケ酒のため再び鳥栖へ行くため宿を出た瞬間、レッズの選手バスが自分達の目の前を横切った。その瞬間、バスに向けて「仝◯☆〆Φ△◎〒♂@?Ψ♯〆§〆Ω!!」と叫んでしまったのは内緒の話。ってか去年も同じタイミングで選手バスと遭遇してるんだよな。自分達のヤケ酒出撃と、選手バスが帰還する時間がフィットしてるというバットタイミングが2年連続という・・・。
去年と同じ鳥栖駅前の見事な寂れっぷりの横丁の外れの焼鳥屋でザ・ヤケ酒。
鳥栖住民と熱く・・・豊田の自慢をされながら、何故か野球談義に華が咲くのであった。
去年と同じ事を言うが、鳥栖は良いところだ。(ここから先を強調)レッズが勝てば尚も良いところだ!!
来年こそ鳥栖で勝てよ!
って事で、やっとこさ鳥栖から帰って来た。実に疲れた・・・。
------
J1リーグ第33節 鳥栖4-1浦和
得点/15分・早坂(鳥)、37分・豊田(鳥)、90分・豊田(鳥)、90+2分・那須(浦)、90+6分・豊田PK
主審=高山啓義
観衆:20,196人
サガン鳥栖4-1浦和レッズ
~ベストアメニティスタジアム
今年も鳥栖に熱烈大歓迎を受ける我々・・・
(鳥栖高校書道部の皆様、レッズサポのために達筆で素晴らしい歓迎幕をありがとうございます)
そして歓迎の御礼に、またも鳥栖に勝利をプレゼントする我々・・・
あのなぁ・・・何かもうお約束のようなチャンス逃しの華々しい散りっぷりに、怒りを通り越して呆れるというか笑いが出るというか・・・アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!(ごめんなさい)
前節で運にもツキにも見放され、ついにサッカーの神様から愛想を尽かされたと思っていたら、そんな悲惨な状況を見るに見かねたのか、そのサッカーの神様は今一度だけレッズに逆転優勝に向けてのチャンスをくれた。即ち、マリノスが新潟に負けるという、最終節で奇跡の逆転優勝に繋がるかもしれない、これ以上無いビッグチャンスを。
・・・そのチャンスすらフイにするのか!?
何故にサッカーの神様の再三の好意をまたも裏切るような事が平気で出来るのだろうか、このレッズというチームは!!
いい加減にしろや!!!(怒)
試合後の選手挨拶時に、僅かな拍手と堂々の大ブーイングが混じる中で、彼方此方からついにミシャに対する不満が爆発した様子。「出て来いよミシャ!」「お前が監督じゃ一生優勝できねーよ!」「こんなサッカーで優勝できる訳ねーだろ!」「選手も監督も毎回言ってる事が軽いんだよ!」そしてついには「ミシャ辞めろ!」の怒号が四方八方から響いた。まあ辞めろと言っても契約更新しちゃったけど・・・。
これまでいくら酷い負け方をしようと、スタジアムで直に激しいミシャ批判を聞いた事はなかった。だが・・・ナビスコ優勝を逃し、リーグ戦では何度も何度も首位に立つチャンスを逃し、試合後の監督コメントにも疑問符が付くものが増え、そして今回ついに最後の奇跡の望みもフイにした。その上でマリノスが新潟に負けた報も届いた。さすがにこれだけ失策のオンパレードでは・・・これでついに我慢の限界を超えたサポが現れたのだろう。
しかし、この怒りは、当然と言えるし、むしろこれで怒らない方が異常だと思う。自分だって口には出さなかったが、感情的に一瞬同じ事を思ってしまった。ミシャに耐性が付いたと宣言した以上はそれを反省するしかないが、しかし「辞めろ」と言われても決しておかしくないチャンスの潰し方を散々して来た積み重ねが、ついに今節で本当に本当の優勝消滅という事実に繋がってしまったのだ。これまで「最後に一番上に居れば良い」と現実逃避して来た結果がこれだ。そんな事を言っていて、ついに優勝を逃した上に、それどころかACL出場圏外の4位にまで転落してしまったのだから世話がない。だから感情論だろうが何だろうが、ミシャを責めるサポを責める気にはならない。
だいたいミシャの言う「ポジティヴ」とは一体何なんだろう?ポジティヴだけでは、大事な試合で勝利は得られない事だけは今季痛い程わかったよ、自分は。
敵のロングスロー時、視界を遮るためにラインとゴールの中間で一人壁を作る宇賀神に対して、ゴール前で守れの指示をするミシャ。「え?何?」の宇賀神。尚も宇賀神にゴール前で守れの指示を出すミシャ。「何だよ~」な態度で不満そうにゴール前へ駆け寄る宇賀神。・・・敵のロングスロー時の約束事すら無いチーム。敵をマネジメントしないミシャだから当然だが、そんな些細な場面すら酷く思えてしまう試合だった。
それと今回は選手は責めない。監督の指示通りに、守備をかなぐり捨てて、攻めて攻めて、それで玉砕した。選手は戦った。ただひとつ、このチームは監督の理想が常に優先され、肝心のタイトル獲得に向けての意地と執着心が希薄という事さ。だから最後の最後までチャンスをモノに出来ないままだった。そもそもタイトルなんて、監督からして意地と執着心を見せなければ、絶対に獲得できないものなのだから。ここまで来て選手云々ではない。やはりチームを率いる監督の責任は限りなく大きいのだ。
・・・とはいえ、試合後に一旦宿のある田代へ戻り、ザ・ヤケ酒のため再び鳥栖へ行くため宿を出た瞬間、レッズの選手バスが自分達の目の前を横切った。その瞬間、バスに向けて「仝◯☆〆Φ△◎〒♂@?Ψ♯〆§〆Ω!!」と叫んでしまったのは内緒の話。ってか去年も同じタイミングで選手バスと遭遇してるんだよな。自分達のヤケ酒出撃と、選手バスが帰還する時間がフィットしてるというバットタイミングが2年連続という・・・。
鳥栖住民と熱く・・・豊田の自慢をされながら、何故か野球談義に華が咲くのであった。
去年と同じ事を言うが、鳥栖は良いところだ。(ここから先を強調)レッズが勝てば尚も良いところだ!!
来年こそ鳥栖で勝てよ!
って事で、やっとこさ鳥栖から帰って来た。実に疲れた・・・。
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J1リーグ第33節 鳥栖4-1浦和
得点/15分・早坂(鳥)、37分・豊田(鳥)、90分・豊田(鳥)、90+2分・那須(浦)、90+6分・豊田PK
主審=高山啓義
観衆:20,196人
2013年 J1リーグ第32節
浦和レッズ1-3川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002
優勝するためには1度でも絶対に負けてはいけない最後の3連戦!!!
・・・その初っ端で負けるんだよな、このレッズというチームは。
この勝負弱さは、何も今に始まった事ではないとはいえ、ここ最近で言えばナビスコ決勝に敗れ、前節の仙台戦も終了間際に勝利を逃し、そして今回に至ってもラスト3戦の初戦で派手に負けるという・・・その他あの試合もこの試合も大事な試合となると・・・何か悪いモノが取り憑いているんじゃないかと思いたくなるレベルの病的な勝負弱さ。調神社でキチンと御祓いしているのか?
これまで首位に立つチャンスを尽く潰し、今日だって勝っていれば、マリノスには追い付けなくとも、追走する広島と鹿島を引き離せたのに、それすらも出来なかった。
オマケにアドバンテージを全く取らないアホジャッジ炸裂のヨッシーに、尽く速攻のチャンスも潰される超糞審劇場。あそこまでアドバンテージを取らないなんて、旧態依然とした20年前のジャッジレベルだぞ。
攻撃の足を守備が引っ張るかのようなドタバタ感とパスミスで何度大ピンチを招いた事か。特に那須大明神様はアウェーマリノス戦の自滅失点の反省が全く無いというか・・・。それでも前半は運もツキもあって、ポストも味方に付けて、川崎が外しまくってくれたから助かっていた。ここまでは運もツキもまだレッズの手中にあった。そして後半も粘り強く攻めてやっと追い付いたのに、それで逆に浮き足立ったのか、全く落ち着きがないままその2分後に自殺点とか。
前半まであったものが、後半についに運にもツキにも見放された結果がこれか。
とは言え今まで何度も運もツキもあったのに、それでも首位に立つチャンスを自ら潰して来たんだから、これではいい加減サッカーの神様も愛想を尽かすよな。今更運やツキに頼るのも虫の良い話って事。つまりこれは、今季自らが招いた今の状態なのだから仕方がない。
もう試合内容はどうでも良い。川崎が苦手だとかいう話も散々して来たから、それもどうでも良い。選手もシュートの意識はあったし、普段あまり見られない放り込みも目立った。一部の選手が未だに逃げパスに走っていた部分はあったものの、そういう迷いはあったかもしれないが、パスサッカーの殻を破ってでもゴールを奪おうという姿勢は見えたし、前掛かりになっていたからこそ喰らったカウンターは数知れず。わかっていた。オール日本人で奮闘した。頑張った。その上で負けた。内容ではなく、気持ちが叶わなかった結果だ。だから今更色々と責めない。
首位マリノスとの勝ち点が4に開いた上で残り2試合。確率から言ったら、もうマリノスの優勝は決まりだろう。もちろん数字上の可能性は残されているが、今更ここで可能性の話はやめる。可能性を言っていたら、きりがない。今までだって散々そういう話で現実逃避をして来た部分があった。だから、こうなった。だいたい運にもツキにも見放されサッカーの神様にも愛想を尽かされたであろう今、それを求めても到底無理な話だ。だから信じる信じないの話もしたくない。こんな時に裏付けの無い精神論は嫌だ。そうではなくて、普通に奇跡を願うだけだ。
もう吹っ切れた。鳥栖戦は、もう頭から優勝の2文字や、可能性の3文字を捨て去って応援する事にする。単純に勝利だけを求めて応援しに鳥栖に行く。
そうすれば、意外と奇跡が起きたりしたりなんかしちゃったりしなかったり・・・(結局何かに期待している自分がいる。女々しいなぁ、自分)
おまけの胸焼け速報
また自分が大の苦手の「スウィーツ祭り」とかやりやがって・・・。
これで大の甘党の仲間がまた大喜びで、買い漁ってはココアロールを人の前で嬉しそうに頬張る始末。それを見て胸焼けする自分。そんなに甘いモノばかり喰っていて、糖尿病になっても知らんぞ!!
あのさ、甘党のための祭りも良いけど、自分のような辛党のための、冬の激辛料理祭りとかってくれないか?
------
J1リーグ第32節 浦和1-3川崎
得点/12分・ジェシ(川)、57分・槙野(浦)、59分・オウンゴール、91+1分・大久保(川)
主審=吉田寿光
観衆:45,607人
浦和レッズ1-3川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002
優勝するためには1度でも絶対に負けてはいけない最後の3連戦!!!
・・・その初っ端で負けるんだよな、このレッズというチームは。
これまで首位に立つチャンスを尽く潰し、今日だって勝っていれば、マリノスには追い付けなくとも、追走する広島と鹿島を引き離せたのに、それすらも出来なかった。
オマケにアドバンテージを全く取らないアホジャッジ炸裂のヨッシーに、尽く速攻のチャンスも潰される超糞審劇場。あそこまでアドバンテージを取らないなんて、旧態依然とした20年前のジャッジレベルだぞ。
攻撃の足を守備が引っ張るかのようなドタバタ感とパスミスで何度大ピンチを招いた事か。特に那須大明神様はアウェーマリノス戦の自滅失点の反省が全く無いというか・・・。それでも前半は運もツキもあって、ポストも味方に付けて、川崎が外しまくってくれたから助かっていた。ここまでは運もツキもまだレッズの手中にあった。そして後半も粘り強く攻めてやっと追い付いたのに、それで逆に浮き足立ったのか、全く落ち着きがないままその2分後に自殺点とか。
前半まであったものが、後半についに運にもツキにも見放された結果がこれか。
とは言え今まで何度も運もツキもあったのに、それでも首位に立つチャンスを自ら潰して来たんだから、これではいい加減サッカーの神様も愛想を尽かすよな。今更運やツキに頼るのも虫の良い話って事。つまりこれは、今季自らが招いた今の状態なのだから仕方がない。
もう試合内容はどうでも良い。川崎が苦手だとかいう話も散々して来たから、それもどうでも良い。選手もシュートの意識はあったし、普段あまり見られない放り込みも目立った。一部の選手が未だに逃げパスに走っていた部分はあったものの、そういう迷いはあったかもしれないが、パスサッカーの殻を破ってでもゴールを奪おうという姿勢は見えたし、前掛かりになっていたからこそ喰らったカウンターは数知れず。わかっていた。オール日本人で奮闘した。頑張った。その上で負けた。内容ではなく、気持ちが叶わなかった結果だ。だから今更色々と責めない。
首位マリノスとの勝ち点が4に開いた上で残り2試合。確率から言ったら、もうマリノスの優勝は決まりだろう。もちろん数字上の可能性は残されているが、今更ここで可能性の話はやめる。可能性を言っていたら、きりがない。今までだって散々そういう話で現実逃避をして来た部分があった。だから、こうなった。だいたい運にもツキにも見放されサッカーの神様にも愛想を尽かされたであろう今、それを求めても到底無理な話だ。だから信じる信じないの話もしたくない。こんな時に裏付けの無い精神論は嫌だ。そうではなくて、普通に奇跡を願うだけだ。
もう吹っ切れた。鳥栖戦は、もう頭から優勝の2文字や、可能性の3文字を捨て去って応援する事にする。単純に勝利だけを求めて応援しに鳥栖に行く。
そうすれば、意外と奇跡が起きたりしたりなんかしちゃったりしなかったり・・・(結局何かに期待している自分がいる。女々しいなぁ、自分)
おまけの胸焼け速報
また自分が大の苦手の「スウィーツ祭り」とかやりやがって・・・。
これで大の甘党の仲間がまた大喜びで、買い漁ってはココアロールを人の前で嬉しそうに頬張る始末。それを見て胸焼けする自分。そんなに甘いモノばかり喰っていて、糖尿病になっても知らんぞ!!
あのさ、甘党のための祭りも良いけど、自分のような辛党のための、冬の激辛料理祭りとかってくれないか?
------
J1リーグ第32節 浦和1-3川崎
得点/12分・ジェシ(川)、57分・槙野(浦)、59分・オウンゴール、91+1分・大久保(川)
主審=吉田寿光
観衆:45,607人
クラブが意図したものかどうかはわからないが、何だか制裁金の件を、暢久の戦力外通告で被せたかのような、そう穿ってしまう昨日今日の立て続けの発表劇。
山田暢久との契約について
失礼ながら、同じミスターレッズ的な選手でも、暢久については、福田の戦力外通告の時ほどのショックは無いというか・・・。まあショックが無いと言い切ってしまうと語弊があるかもしれないが、その理由は、1年前から何となく、暢久の戦力外通告を覚悟していたからであって、勿論本音はショックな事はショックなのであるが・・・。
実は個人的には、暢久の年齢と扱われ方を考慮すると、1年前に戦力外通告を受けていてもおかしくはないと思っていたし、それでもリーグ戦500試合出場記録、同チームでの在籍20年記録がかかる年だけに、クラブとしてもそれを念頭に置いた1年契約の延長だったとは思う。
それでもこの選手、外見も性格もアレだし、実際に身体能力は高いから、今でも5歳は若く見えるし、集中力を欠いた締まりの無いプレーをしていたかと思うと、たまに覚醒したかのような驚異的なプレーも見せる。でも長続きしないですぐに手を抜く・・・これを本人が狙ってやっていたのであれば話は違ってくるが、どう見ても確信犯で行動しているとしか思えない、優柔不断でやる気の無さが前面に押し出されていたからこそ、何をミスしても憎めない選手だった。そういう選手をキャプテンに指名しては黄金期を作り上げたギドの眼力にもたいしたものがあると思ってしまうが、当の暢久本人はその事すら全く気にしていないであろう。そしてある意味でこういう潜在的天才だったからこそ、この年齢までたいしたストレスも溜めず、問題も起こさず、大きな怪我も無くやって来られた訳だ。
だから、・・・上記の事を思うと、まだまだ現役でプレー可能だと思えてしまう。
いや実際は、来年には39歳になるという現実がのし掛かるだけに、話はそう簡単ではないのだろうけど、それでも暢久ならば、という思いがあるのは多くのレッズサポ共通の部分のはず。
福田が戦力外通告を受けた時は、絶対に他チームのユニフォームなんて着てほしくないと思っていた。だからレッズの福田として全うするよう強く望んだ。そして実際にそうなってくれた時、安堵の気持ちが先行した。
しかし暢久に対しては、何故だかその感情が強くは湧かない。もちろんレッズの暢久であってほしいという思いも有るが、一方で他チームに行っても良いから、敵になっても良いから、まだまだ現役でプレーする姿を見たいとも思ってしまう。そういう不思議な部分を持ち合わせた選手なのだろう、暢久は。
暢久の去就は未定だが、残念ながらレッズの暢久としては残り3試合になってしまった。ここで”暢久のために優勝しよう”なんてお決まりのフレーズは、ハッキリ言って暢久に似合わない。別れの涙も暢久には似合わない。ようするに、戦力外通告というもの自体が、暢久に似合わないのである。本来ならば自分から「もう疲れたからサッカー選手やめる」とでも言って欲しかった。だから去就がどうなるにしても、最後は”何とな~く”暢久を送り出したいと思う。
福田が引退し、岡野も去り、そしてついに暢久も去る。これで本当の意味で、レッズの歴史に一区切りが付いたように思える・・・。
続いて、野田も永田拓も戦力外なのか。この2人は年齢的にもまだまだ出来る選手だから、当然新天地が待っている事だろう。
野田紘史との契約について
永田拓也との契約について
山田暢久との契約について
失礼ながら、同じミスターレッズ的な選手でも、暢久については、福田の戦力外通告の時ほどのショックは無いというか・・・。まあショックが無いと言い切ってしまうと語弊があるかもしれないが、その理由は、1年前から何となく、暢久の戦力外通告を覚悟していたからであって、勿論本音はショックな事はショックなのであるが・・・。
実は個人的には、暢久の年齢と扱われ方を考慮すると、1年前に戦力外通告を受けていてもおかしくはないと思っていたし、それでもリーグ戦500試合出場記録、同チームでの在籍20年記録がかかる年だけに、クラブとしてもそれを念頭に置いた1年契約の延長だったとは思う。
それでもこの選手、外見も性格もアレだし、実際に身体能力は高いから、今でも5歳は若く見えるし、集中力を欠いた締まりの無いプレーをしていたかと思うと、たまに覚醒したかのような驚異的なプレーも見せる。でも長続きしないですぐに手を抜く・・・これを本人が狙ってやっていたのであれば話は違ってくるが、どう見ても確信犯で行動しているとしか思えない、優柔不断でやる気の無さが前面に押し出されていたからこそ、何をミスしても憎めない選手だった。そういう選手をキャプテンに指名しては黄金期を作り上げたギドの眼力にもたいしたものがあると思ってしまうが、当の暢久本人はその事すら全く気にしていないであろう。そしてある意味でこういう潜在的天才だったからこそ、この年齢までたいしたストレスも溜めず、問題も起こさず、大きな怪我も無くやって来られた訳だ。
だから、・・・上記の事を思うと、まだまだ現役でプレー可能だと思えてしまう。
いや実際は、来年には39歳になるという現実がのし掛かるだけに、話はそう簡単ではないのだろうけど、それでも暢久ならば、という思いがあるのは多くのレッズサポ共通の部分のはず。
福田が戦力外通告を受けた時は、絶対に他チームのユニフォームなんて着てほしくないと思っていた。だからレッズの福田として全うするよう強く望んだ。そして実際にそうなってくれた時、安堵の気持ちが先行した。
しかし暢久に対しては、何故だかその感情が強くは湧かない。もちろんレッズの暢久であってほしいという思いも有るが、一方で他チームに行っても良いから、敵になっても良いから、まだまだ現役でプレーする姿を見たいとも思ってしまう。そういう不思議な部分を持ち合わせた選手なのだろう、暢久は。
暢久の去就は未定だが、残念ながらレッズの暢久としては残り3試合になってしまった。ここで”暢久のために優勝しよう”なんてお決まりのフレーズは、ハッキリ言って暢久に似合わない。別れの涙も暢久には似合わない。ようするに、戦力外通告というもの自体が、暢久に似合わないのである。本来ならば自分から「もう疲れたからサッカー選手やめる」とでも言って欲しかった。だから去就がどうなるにしても、最後は”何とな~く”暢久を送り出したいと思う。
福田が引退し、岡野も去り、そしてついに暢久も去る。これで本当の意味で、レッズの歴史に一区切りが付いたように思える・・・。
続いて、野田も永田拓も戦力外なのか。この2人は年齢的にもまだまだ出来る選手だから、当然新天地が待っている事だろう。
野田紘史との契約について
永田拓也との契約について
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うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住
レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
レッズと酒に生きる。
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