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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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ユナイテッドシネマ浦和~阿部サイン  『We are REDS! THE MOVIE 開幕までの7日間』を見てきた。
何処の映画館で見ても良かったんだけど、自宅から車で行きやすくて、(天皇杯2回戦のチケットを10時ジャストに買うため)10時に掛からない上映時間となると、浦和パルコのユナイテッドシネマ浦和しか無かった。しかもどうせ封切り初日に見るならば、記念すべき初回から見てやれという事で、珍しく早起きして朝一8時半開始のを見てきたのであった。

しかし個人的に映画館なんてものは超久々で、何故かというと自分は何時の頃からか映画を映画館で見る事が嫌いになり、映画は自宅で酒を飲みながらビデオやDVDでゆっくり見るのが一番になってしまった。しかも近年は新作映画に全く興味が湧かなくなった事も手伝って、映画館からは久しく遠ざかっていたのであった。だから久々に入る近代的な映画館に無意味に緊張する事・・・。
ってまあ、そこまで大袈裟な話ではないのだが、ようするに早起きして久々に映画館でそれを見て来たという事だ。

開場少し前にパルコに着いたら、前売券保持組は既に10人ほど並んでいて、こういう事でもレッズサポは並ぶのが好きだなぁと思った始末(笑)
ただ朝が早い回だから、実際の客は半分の入り程度だったかな。午後の回のは売り切れたみたいだったけど。

で、肝心の内容は・・・!!







・・・、書いてしまったらネタバレするから、これでは何も書けないではないか!!

えーとだな・・・

M野H郎
いや~浦和レッズって、本当に良いものですね





と、天国のM野H郎が言ったかどうかは知らないが、ドキュメンタリー映画だから内容としてはこんなものだろう。ホーム開幕までの1週間をサポーターの姿も絡めながら、チーム内の普段見られない領域に踏み込んで淡々と流している。まあ予告宣伝通りの内容であった。”淡々”と書いた通り、ドキュメンタリーなんだから、個人的にはもう少し選手や監督やコーチのプライベートな部分に踏み込んでも良かったんじゃないかとも思ったけど、それだと映画の趣旨が違ってくる危険もあるから、まあやはりこんなものなのだろうなぁ・・・。
と、思っていたんだけど、前宣伝で予告されていた通り、絶対に避けられない”あの問題”を繋げて絡めているから、それを含めて考えると、なかなか良い感じに仕上がっているのかもしれない。確かにあの場面で、自分もグッときたものがあったし、あのシーンで泣いていた人も居たし。でも逆に考えると、では”あの問題”が無かったら、この映画の構成とインパクト度はどうなっていたのだろうという皮肉な部分もあるのだが、そこはこれ以上は言わないでおこう。

ユナイテッドシネマ浦和~西川サイン ネタバレしない程度に少し言っちゃうと・・・
・この映画は原口と直輝が主役なのか!?
・原口の先輩に対するタメ口度がウルトラ級で、見ているこっちがヒヤヒヤする。
・目立ちたがり屋のパイナップル男が、意外にも目立っていない。
この作品で原口の露出度が多いのは、やはり海外移籍が視野に入っていたからかもしれない。なので来年120分映画で公開予定の『1年間の軌跡』では、逆に今回あまり目立たなかった選手の露出が多くなるかもしれない。というか、そうなってほしい。

とにかくレッズファン・サポーターならば、一度は見ておいて損はない内容に仕上がっていると思う。しかし物足りなさがあったのも事実なので、そこは次回作の『1年間の軌跡』に期待しよう。というか、そのためにも優勝しないと、次回作が様にならなくなってしまう。次回作のためにも絶対に優勝しよう。
前売券と特典ステッカー
 












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2014年 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第7節
浦和レッズ5-2名古屋グランパス
~埼玉スタジアム2002

14.6.1ホーム名古屋戦 まだ6月入ったばかりなのにとにかく暑くて、結果論だけどキックオフの時間設定が間違っているとしか思えない天候と気温。そんな中で、レッズの選手は運動量からして名古屋を圧倒した。頑張った。消化試合なのに、頑張ったからこそ、レッズとしては消化試合からかけ離れた大味な内容と結果だ。2失点したが、ボールが足に着かないミスと、まさか撃って来ないだろうという油断が生んだ失点。そこを肝に銘じて行けば心配はないだろう。
既に決勝トーナメント進出を決めていた上で、それでも原口の壮行試合という形ではあったものの、レッズの性質として、プレッシャーが少ない試合は、得てしてこういう内容と結果になる事が多いのだが、それにしてもやりたい放題に終始していた。得点を取らせたいがために原口にFKを蹴らせたシーンなんて、まさにその典型だった。公式戦ではFKを全く任せない選手に蹴らせるのだから、逆に名古屋からしたら屈辱的なシーンだっただろう。でも原口は結構前に練習試合で上手いFKを蹴っていたから、蹴れない選手ではないのはわかっていた。とはいえ楢崎も触るのが精一杯の枠内を蹴ってしまうのだから、やはり原口は色々と”持っている”選手だったのだ。それを押し込んだ槙野も、イエロー喰らうのをわかっていてユニを脱いでしまう。その下には9番と原口への激励文。これ、槙野自身がゴールしなかったら、ヘタしたら最後までお披露目される事なく終わっていた可能性もあるだけに(まあそれでも試合後に脱いでお披露目していただろうけど)、それをキッチリとゴールという形でお披露目した辺りは、まあ槙野も”持っている”選手だけある。

今回は李の”使い方”も正解だった。1トップでもポストプレーに固執するようなプレーでは持ち味が出ない。やはり李の持ち味はフィニッシュ精度なのだ。素早くエリア内に侵入して、味方のクロスをダイレクトで確実にゴールに陥れる。今回の李の2得点目なんて、かつて広島時代の李が埼スタで叩き出したヘッドゴールの再現だった。ゴールの位置は逆だったけれど。とにかく李の理想型が見られた試合。この形で行けるのならば、これから李はレッズでもますます得点を重ねられるはず。

最近はレンタル放出も噂される直輝は、レッズの直輝ならば今日のプレーを続けなければいけない。今回はスイッチが入った良い時の直輝バージョンだった。それだけに次に使われた時にまたパッとしなかったら、今度こそミシャの信用を失ってしまうだろう。原口が抜けたポジションに、もちろん直輝だって適任性があるのだ。後は”本人の頑張り次第”というと冷たい言い方になってしまうけれど、それだけ周囲の期待を幾度と無くフイにしてきた以上、信用を取り戻す、いや信用を得るには、もう本人が頑張るしか道はない。これまでの直輝は期待先行、ポテンシャル云々で甘やかされていたのは否めない。でも、もうそういう時期は通り過ぎた。原口が移籍する今、直輝にとってはレッズで生き残る最後のチャンスになるのだ。

そしてゴールという形ではなかったが、多量のアシストで見せ場を作った原口。レッズ最後の試合で、勝利に繋がる仕事を果たしてピッチを退いて行った。

14.6.1原口最後の挨拶 その今日限りで浦和レッズを巣立つ原口に、自分なりに激励の言葉を捧げたい。それは、簡単に”浦和に戻る”などと口にしてはいけないという事。それが例え社交辞令であったとしても。『帰ってくる時は浦和』その気持ちは理解できるし、嬉しい言葉なのは間違いない。しかし・・・
移籍する事によってレッズは戦力ダウンになってしまう。いくら移籍金を残すといっても、戦力ダウンに相当するものは無い。しかもクラブが10年間手塩にかけて育て上げた選手。それを手放す事になるのだ。レッズは喜んで手放す訳ではないのだ。移籍を決断した原口も相当の覚悟があろうが、それを手放す事になるクラブも相当の痛手なのだ。
だから原口には、何があっても帰る場所など、もう日本には無い覚悟で巣立ってほしい。それだけの覚悟と信念で海を渡ってほしい。レッズが原口を戻したくても、もう絶対に手の届かないようなレベルの選手になってほしい。原口という選手はJリーグのレベルに留まらない選手であったと、我々に心から納得させてほしい。

頑張れ、メイド・イン・ウラワ=原口元気。

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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第7節 浦和5-2名古屋
得点/18分・柏木(浦)、23分・永井(名)、40分・李(浦)、60分・槙野(浦)、72分・松田(名)、76分・李(浦)、88分・関口(浦)
主審=飯田淳平
観衆:33,837人



2014年 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第6節
ヴァンフォーレ甲府1-2浦和レッズ
~山梨中銀スタジアム

僅か3日前にこういう事で甲府に行ったというのに、肝心の試合日には仕事でネット頼みという・・・

まあ勝ったし、これで決勝トーナメント進出決定だから良いでしょう。現地組の皆様お疲れ様です。
しかし、ヘルタ・ベルリンへの移籍が正式決定した原口は、今回はベンチ入りすら許されなかった。ひじょうに非情というか、・・・でもまあ、ある意味で当然というか、とはいえメディカルチェックを控えて怪我をさせてはいけないという温情とも言えるし、色々な捉え方だな。でもレッズの選手としてはまだまだ出場可能なのに、それでもレッズから居なくなる選手をあえて戦力から外すのは、過去の事例からしてもミシャの哲学なのだろう。これが良い事なのか否かは結果で判断するしかない。

で、前節も、そして今節も結果は良い訳で、プロは結果が全てという以上、ミシャは自身のその哲学を貫いて、正解だったという事になる。そういう事だ。

前半に那須大明神様が今季遅めの公式戦初ゴールをセットプレーから炸裂させたかと思えば、その後の試合内容はイマイチだったようで、そんな後半にクリスティアーノのゴールでついに7試合振りに失点で同点に追い付かれたかと思いきや、そこを梅崎の勝ち越し点で勝利という。


これ、凄く理想的なんだと思っている。守備のチームは、どんなに内容が良くても悪くても、接戦であり1点勝負が表向きの体裁である。だから何度も書いている通り個人的にも1-0勝利が超理想的だ。しかし・・・どんなに守備が強固なチームでも、シーズン通して絶対に失点をしないチームなど世界中どこを探しても存在しない訳で、では何が理想的といえば、いざ失点した時に、それを上回る形で勝てば良いのである。
ここで勘違いしちゃうと、だから良く言われる”2点取られても3点取るサッカー”が良いという事になっちゃうけど、決してそうではなくて(強調)、守備のチームは、追い付かれたけど勝ち越した、これが大事なのだという事だ。
2点取られて3点取るサッカーと何が違うの?と突っ込まれそうだけど、2点取られて3点取るサッカーは、去年までの守備度外視のイケイケサッカーであり、世間でも攻撃サッカーが第一という風潮。しかしこれは一か八かのギャンブルサッカーそのものなのである。
対して今回の追い付かれたけど勝ち越すサッカーは、しっかりとした守備意識と戦術の下に我慢を重ねて、少ないチャンスを確実にモノにして勝利する、狙いがハッキリしている根拠があるサッカーなのである。だから勝って納得が出来る。昔のレッズはこうだったのだから、余計にそう思う。しかし一時期の変調でこれを邪道と言う人も居るのは承知しているが、これで勝てている以上、自分の考えは間違っていないと思う。そこにミシャも気付いてくれたからこそ、今季ここまでのレッズの高成績があるのだと確信している。
ようは人間のやる事なのだから、1失点も1得点も、負けの要素と勝ちの要素は最低限の絶対数の範囲なのだ。そこを守備のチームは如何に2得点に持って行けるかなのだ。逆に攻撃のチームは2失点が許容範囲で、如何に3得点に持って行けるか・・・この違いを理解しないといけない。

という難しい話は別にして、これで決勝トーナメント進出決定という事で、日曜の名古屋戦はある意味で消化試合になってしまうけど、それでも原口の退団試合という・・・これでもミシャは原口を使わないかもしれないし、それはそれで仕方がないだろう。それが哲学というものだ。自分はそうなったとしても、いやそうなる確率は極めて高いが、そこはミシャの哲学を尊重するよ。だって自分もそれに近い考えを持っている人間だから。少しでもレッズの選手に経験を積ませたいもん。今回のように矢島や関根に。
でも・・・個人的に9番を着ている自分としては、最後に”レッズ原口”を観たい。その葛藤がある。だからミシャ・・・。

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試合終了/ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第6節 甲府1-2浦和
得点/8分・那須(浦)、53分・クリスティアーノ(甲)、74分・梅崎(浦)
主審=岡部拓人
観衆:9,074人



2014年 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第5節
アルビレックス新潟0-1浦和レッズ
~デンカビッグスワンスタジアム

現地組の皆様お疲れ様です。仕事中に御得意先の立ち会いしていて、全く映像を見られないまま、所々でネットチェックしていたけどずっと0-0のママ。これはドロー濃厚かと思われた88分、・・・新潟の自殺点というあっけない幕切れ。ま、こういう試合もたまにはあるさ。儲け儲け。これで予選突破に大きく近づいたぞ。

しかし何が嬉しいって、リーグ戦に引き続いてナビスコになっても無失点勝利(一応今回は敵の自殺点のみなので、あえて完封や完勝という表現は使わないでおく)が続いているという事。継続性に乏しい体質のレッズにおいて、ここまで無失点試合が続けられるのは、素直に本当に凄いと思う。しかもナビスコでは西川が抜けた途端にどうなってしまうかと思われたのに加えて、先日の大宮との練習試合で山岸が酷いミスを連発して失点しまくっていたから、これを踏まえて加藤になっても無失点が継続されたという点が、今は一番の評価だと思う。
加藤は前回出場したナビスコ徳島戦では不甲斐ない失点を繰り返しただけに、3バックもベストメンバー臨んだ今回の無失点勝利は、加藤が一番嬉しいだろう。まあ映像を見ていないので、新潟にどれだけ攻められたのかが不明ではあるのだが・・・。

で、こう書く反面で、相変わらずの得点欠乏症を心配する声も出るのだが、前から何度もここで書いている通り、どんな形だろうと1点が取れて0点に抑えている事が守備のサッカーの理想型であって、監督が攻撃面を言おうが何だろうが、間違っても絶対に二兎を追ってはいけないという事。贅沢を言ってはいけないという事。
守備の上に成り立っているという根拠ある勝利が得られている。つまり成果も現れて内容も結果も出ている。だから勝ち続けられるのである。ここを勘違いしたり履き違えたりして、また攻撃面にベクトルを傾けようものなら、今のサッカーが一挙に崩壊するハメになるだろう。

しかしそうは言っても少しは攻撃面も気にかけないといけないのだが、そこで今回はミシャに対して大疑問なんだけど、何故にリーグ戦で1トップで生き返った興梠を再びシャドーに下げて、ミシャサッカーの今のやり方による1トップでは活きないと判明している李を、何故にまたも1トップで先発させたのか??シャドーでは駄目なのか??しかも実際その疑問通りに、李は今回も1トップでボロボロ評価に終始した挙げ句、途中でベンチに下げられてしまった。これ、どうなんだろうね・・・。

で、寝耳に水でヘルタ・ベルリンへの移籍が報道された原口は、今回はスタメン落ちどころか出場すら無し。単に調子を落としているから使わなかったのか、水曜のために温存したのか、それとも移籍が決定したから、あえて李や矢島にチャンスを与えたのか、移籍が本当なら明日にでも正式発表との噂だが、ここで原口に移籍されるのは痛い事は痛いし、せめてタイトルを獲ってから行ってほしいのが心情・・・。
ただ以前ゼリコが監督時代に、クラブを思うのならば出来るだけ移籍金を残すような移籍の仕方を強く選手に説いて、原口がそれに強く感化したのは有名な話だが、(移籍が本当なら)実際その通りにしようとしている原口には感心するものの、その移籍金が7千万円という話は安いな。まあ契約最終年だから仕方がないけど。ここは行方を見守るしかないが、しかし今年久々に新調した自分の9番レプリカは一体・・・。

しかし原口が移籍してしまうのだとしたら、空くポジションの使い方がレッズのこれからを大きく左右してしまう。しかもあと1ケ月もすればマルシオが復帰してくる可能性もある。もちろん期待の関根だって使える。そこに誰を入れるのかによって全く違うサッカーになる。その予行という意味でも、李を広島時代同様にシャドーで場数を踏ませる事をミシャは考えないのだろうか?また場合によっては柏木を単独ゲームメーカーにして、興梠と李の2トップという手もあるが、李は広島時代に2トップではシックリ行かなかったという悪い前例もあるだけに、ミシャがここで李の扱い方を本気で考えないと、敵の研究度が本格化して行くこの先において、個人技タイプの選手が抜けた攻撃自体には、手詰まり感が出て来る危険性が高いと思う。得てして常に敵を2人3人引き連れてくれて囮役にもなっていた原口が抜けるという事は、つまりそういう事なのだ。

どうなる、原口の影響・・・

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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節
得点/88分・オウンゴール
主審=吉田寿光
観衆:15,965人



2014年 J1リーグ第14節
浦和レッズ1-0セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002

14.5.17文化シヤッター 14.5.17西川ヒーローインタビュー
またまたまたまた1-0完封勝利ではないか!もう文化シヤッター様は大喜びだ。しかし一体全体このチームは、何がどうなってしまったというのか!?しかもそれがセレッソ相手で達成なのだ。去年までセレッソとやる時は、高確率で凄まじいまでの撃ち合いになっていた。それを考えたら奇跡に近いはずの数字。しかしここまで完封試合が続いているとなると、いよいよこの守備力は本物と信じて良いのだろうか。
もちろん西川様々なのだが、こういう勝利で西川をワールドカップへ送り出せる事が出来て本当に良かった。今回こそ川島の牙城を崩して、世界の大舞台で輝いて来てくれ!(海外クラブのスカウトの眼に留まらない程度に・・・)

14.5.17関根ヒーローインタビュー で、ついに関根がやったなぁ。ここまであの試合もこの試合も得点の匂いがしていたものの、後一歩で得点に至らずのシーンばかりだった。本当に後一歩だった。しかしこれまでそういう惜しいシーンを作り出していたのは、他でもない関根自身。前へ縦へゴールへと恐れず勝負を仕掛けて行く攻めの姿勢。それが今日ついに実を結んだ。
しかしあそこまで綺麗に華麗にワンツーが決まってのゴールは、レッズで以前にサッカー全体を含めて久々に観た気がする。口では攻撃的サッカーを目指すと言う監督が多いのに、それに反比例してどんどん守備的になって行っている現代サッカーにおいて、ああも完璧にワンツーが通ってゴールを達成するシーンは、今のトップリーグではなかなか観られないのだ。それが今日観られただけでも大きな価値があるのに、それを決めたのがルーキー関根でありプロ入り初ゴールであり、そして決勝ゴールなのだから、1粒で2度美味しい・・・じゃなくて、1つのゴールで2倍にも3倍にも価値があるゴールになったという訳だ。おめでとう関根。もうフォルランなんか眼じゃないぜ!今回のワールドカップが終わったら、A代表入りだって十二分に可能性があるぞ。まだレッズでレギュラーでもないのに、既にそれだけの条件が揃っていると勝手に思っている。

しかし上記でフォルラン云々を書いた通りに、セレッソのサッカーは何だったのだろう?前節の大宮同様に引いて守っていたようだが、川崎と並んでJ屈指の攻撃力で名が通って来たはずの天下のセレッソが、攻撃面でも至極淡泊に終始していたという・・・。
まあ悪い意味でフォルランが大影響していたな。フォルラン自身がチームにフィットせずに周囲と全く息が合っていないのは以前からのようだが、そもそも息が合う合わない以前に、極めて悪い意味でフォルランだけ違う次元に居た。そもそもフォルランって、あんなにプレーが雑な選手だったっけ?というかやる気あったのかしら?酸いも甘いも経験した世界的大ベテラン選手らしく冷静沈着と言えば聞こえが良いのかもしれないが、そうではなくて覇気が全く感じられず、だから怖さも無ければ何でもない。いやまあ怖さが無いというのは正直言い過ぎだけど、キック精度がピカイチなだけにコーナーを蹴る時だけ怖かったが、それ以外は・・・。敵ながらフォルランにはガッカリした。
しかも柿谷の点が取れない原因はチーム全体の不振とともに、フォルランだという事がわかった。フォルランが常に攻撃に蓋をするような重いプレーをして大ブレーキになっているものだから、柿谷は効果的にゴールに近寄れずに、常にゴールに遠い位置でDFに押さえ込まれていた。監督がポポヴィッチになりサッカーが変わった事も影響しているはずだけど、加えてフォルラン加入によって去年までのセレッソでは無くなってしまったのは明かだった。そこに守備意識を導入したレッズの堅い守りとなれば、もうセレッソに点を与える隙など無かったのだ。

・・・まあでも、約5万5千人の大観衆の原因を作ってくれたのは柿谷とフォルラン(と山口と南野)が影響しているから、セレ女だろうと何だろうと、そこはセレッソに感謝しているよ。まあ最近の観客減がセレッソによって大観衆になるのは、正直レッズとしては悔しい部分があるけどね。

そんなセレッソサポの選手名横断幕のひとつ

らんらんフォルラン

このベタベタのセンスが逆に凄い。さすが大阪人。これは川崎サポの『人間ブルドーザー鄭大世』以来、久々にツボにはまったわ。らんらんフォルラン、何かカワイイというか、心和むよな。だいたいリンリンランランかよ!って感じ。
セレッソゴール裏、横断幕放置 は、良かったんだけど、おい一部のセレッソサポよ!試合後にワールドカップ代表選手への激励断幕を出すのは構わないが、それを放置したまま帰るなっちゅーの!!
だいたい人のホームスタジアムで横断幕を放置したまま帰るなんて、前代未聞だ・・・(怒)






14.5.17セレッソ戦勝利 ってかイカン、何故かセレッソの話ばかりになっている。ここはレッズのブログだった。
そんな訳で話をレッズに戻すけど、鳥栖が大宮相手にズッコケてくれたために、リーグ戦の中断期間前にレッズが首位に返り咲いた訳で、前回の記事ではまだ2位でも構わないみたいな事を書いたものの、やはり再びの首位となるのは気分が良いものだな。これで中断期間に入るのだから、その余韻も長く味わえるというオマケ付きなところが更にイイ。
いや~、快晴のもとホームで5万人超えの試合で、敵の話題の選手を完璧に抑えつつ、こっちはルーキーの初ゴールで完封勝利して首位に返り咲く、こんな理想的な試合が何処にあるだろう。もう最高ですな。

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J1リーグ第14節 浦和1-0セ大阪
得点/77分・関根(浦)
主審=木村博之
観衆:54,350人



2014年 J1リーグ第13節
大宮アルディージャ0-2浦和レッズ
~NACK5スタジアム大宮

14.5.10アウェー大宮戦勝利 ナビスコに続いてリーグ戦でもさいたまダービー勝利!しかも鬼門ナクスタで勝利!いや~、ダービーを制してオレンジロードや一番街を歩く気分はやはりたまらんなぁ・・・は、良かったんだけど、何か大宮が全然攻めて来なかったというか、ドン引きしてカウンターを狙って来るというのなら話はわかるんだけど、どうもそういう訳でもないような、とにかく引いたままで攻めて来なかったという、結局大宮が何をやりたかったのかわからなかった謎な内容。

まあレッズとしては、それならそれで構わないんだけど、敵が引いているはずだったのに、前半早くも、柏木のパスを受けたゴール前(何故か)一瞬ドフリーだった興梠が、素速い振り抜きシュートで先制。あれ、何であんなにアッサリとドフリーになれたのだろうか?この辺、引いて守っていたはずの大宮の守備もよくわからない、またも謎だらけ。
レッズの前線からのプレスもやたら効きまくりで、身体を当てればいとも簡単に大宮からボールを奪えるという、そんなもんだから柏木が見事なシュートで追加点を決めた頃には、そこから大宮も攻めに転じて来たものの、時既に遅しで、もはや勝負の大勢はついてしまっていた。

大宮はノヴァコが移籍しラドンも全くフィットせず、その上でダービー前に頼みのズラタンが離脱。これで完全に攻め手を欠いていた事情はわかったが、それにしても、こちらが心配してしまうレベルのやる気の無さ加減は一体?唯一今井が孤軍奮闘気味にやたら頑張って上下動を繰り返していたが、他の選手の覇気の無さといったらもう。ダービーなのにそれで良いのか大宮よ・・・。

まあ大宮を心配する立場には無いからもういいや。それより何より、興梠1トップと柏木のシャドーは、やはり効く!!ミシャサッカーの攻撃の生命線は、ボールがしっかり収まる興梠の踏ん張りの効いたポストプレーと、ラストパスを効果的な位置から出せてシュートも射程圏内に入る柏木のシャドーなのだと、今回は改めて思い知らされた。
ここ数試合、ボールが収まらない李を無理に1トップに使っていた事や、代表を意識し過ぎて空回りを繰り返す原口の精細を欠いたプレーなどで、流れから点が取れない原因はわかっていた。だからこそ興梠と柏木を本来のポジションに戻した途端、こうも攻撃がスムーズに展開するようになるとは、レッズはある意味でひじょうに単純なチームなのかもしれない。もちろん良い意味で。

しかしそこには、青木の存在が大きかった。今回も古巣相手に、そして去年までホームであったナクスタで、レッズのユニフォームを着ての堂々のプレー。中盤の底を右に左に走り回り粘り強い守備を披露したかと思えば、ボールを失わずにしっかり確実に球を散らす。ここに柏木を置いていては絶対に出来ないプレー、これぞボランチというプレー内容に徹していた。しかも青木の存在が阿部の守備負担を軽減し、これで阿部は最近余り見られなかった攻撃的なプレーも出来ていたのだ。
今回の青木の先発は、柏木をひとつ前に上げなければいけなかった事でボランチの一角が空いた事、そして何よりも古巣相手に出場させたい、この2つのタイミングが偶然にも重なったため。もし今回がダービーではなかったら、ミシャは青木ではなく、先ずは啓太を先発させていただろう。しかしこれで青木はまたミシャに好アピールが出来たはず。出れば確実に仕事をする=青木という印象をミシャにますます植え付けた事だろう。

しかし無失点試合が続きまくっているのは大変気分が良い。今回の完封劇は那須大明神様のスーパーハンドのおかげだが、というのは大きな冗談だけど、とにかく守備意識を掲げた以上、3-2より1-0で勝つ事こそ理想であり、その上で2-0に持って行けた今回の試合は、もうこの上なく理想的なのであった。守備から入るサッカー派の自分としては、去年の惨状を振り返りつつ、今は夢のようなチームを見ているようである。・・・でもこの分だと、最終節の後に本当に土下座が待っているかもしれない(汗)
そんなこんなでレッズとしては今季2度目のさいたまダービー勝利。これで(鳥栖が勝ってしまったため)首位への射程圏内キープ。うむ、レッズは早く首位に立って変にプレッシャーを受けるより、しばらくはこの位置で良いのかもしれない。勝負はリーグ中段明けからだろう。

なんて試合後に真面目に思っていた途端の水沢アリーの登場には・・・しかし何だかんだ言っていても、あれで皆キャーキャーワーワー騒いでしまうのだから、やっぱどんな人間にも、ミーハーの気はあるものなんだな(笑)

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J1リーグ第13節 大宮0-2浦和
得点/29分・興梠(浦)、68分・柏木(浦)
主審=松尾 一
観衆:13,348人



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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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