忍者ブログ
浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
[113]  [114]  [115]  [116]  [117]  [118]  [119]  [120]  [121]  [122]  [123
今年も終わろうとしている瀬戸際になって、生え抜き選手の乱雑な放出のオンパレード。もちろんプロであるから活躍出来なかった選手が放出されるのは仕方がない。しかしそれにしても、師走のやっつけ仕事のようなクラブ側の雑な発表の仕方。大変気分が悪くなるというか、怒りを覚えてしまう。ここ数年のクラブは選手への愛情が希薄なのではと感じていたが、それにしても今年は特に酷い。一体生え抜き選手を何だと思っているのかと。
片や水輝と同じく今回もレンタル先で活躍出来なかった小島が再び復帰という。育成にしても補強にしても、全く持って計画性が今回もゼロ。このクラブとチームは、一体何処へ向かおうとしているのか。
そんな中でクラブにとって、そしてファン・サポーターにとって、最も手放したくない選手の放出が決まってしまった。

ついに正式発表されてしまった山田直輝のレンタル放出。尤も今回こそはさすがに放出が避けられないと思っていたから今更ショック感は無いし、個人的には直輝の放出は遅過ぎたとも思っている。レンタルで出すならば昨季オフ、それが叶わずとも今夏には出しておくべきと考えていた。理由は至極単純で、昨季開幕前の選手層を見た時点で、既に直輝に入り込む余地が薄いと思われていたから。それでも前半戦で結果を出していれば好転したはずが、それも全く及ばなかった。夏には既にミシャから構想外の扱いを受けていた。そもそも昨年オフもそうだったし、夏にも他クラブからレンタル獲得のオファーは有った。それでも直輝はレッズに留まり続けた。

全ては”6番”を継いだ事が足枷になっていたとも考えられる。直輝が自ら志願して、引退した山田暢久の番号を継ぐ形で6番を勝ち取った。クラブも本人の気持ちを尊重して、6番継承を許可してチームに残留させた。こうして直輝は1シーズン通してレッズで勝負するという、並々ならぬ覚悟のもと再起を図った。こういう選手を簡単に放出しない、出来ないのが、レッズというクラブの善し悪しなのである。

今季6番を継いでいなかったらどうなっていたかはわからないが、クラブにとってユース黄金世代の生え抜きでありA代表キャップも持つ人気選手である直輝は、当然だが手放したくない選手の上位であっただろう。
そもそも”6番”直輝は、9番原口と並んで、ユース黄金世代の生え抜きがレジェンド番号を新たに背負うという、2014年シーズンの大きな目玉だった。ところがその目玉のひとつである9番原口は、僅か数ヶ月でドイツへ移籍してしまった。こうなると残された片方の目玉まで半年で放出する訳にはいかない。人気選手である直輝まで簡単に放出してしまったら、ファン・サポーターからの反発は目に見えている。ますますの観客減に繋がってしまう。クラブもそう考えて放出を渋っていたはずである。
しかし夏を過ぎる頃には、クラブも監督の構想外となっていた直輝の状況を鑑みて、来季に向けてレンタル移籍を容認し、ついに今回の放出に繋がったようだ。

ユース黄金世代の生え抜きとして華々しくデビューした直輝は、新人時代からフィンケの申し子とまで言われて活躍し、19歳にしてA代表デビューまで果たした。まさにユース出身の鏡。向こう10年のレッズを担う逸材として、春風満帆なサッカー人生を歩んで行くはずだった。大怪我と長期離脱を繰り返さなければ。
いざとなると受け身さえ取れなくなる激しいプレースタイルが災いし、それが大怪我を呼ぶようになる。復帰後にゼリコ・ペトロヴィッチに危険なプレースタイルを指摘され矯正された直輝は、その甲斐あって一旦はレギュラーに返り咲いたが、ミシャ体制になるとそれを忘れてしまったかのように昔のプレースタイルに逆戻り。再び大怪我に見舞われ、その後は長期離脱を繰り返す選手として、すっかり第一戦から消えてしまった。

直輝はポテンシャルは一級品と言われる。このポテンシャルを糧にレッズで支えられて来たと言っても過言ではない。成績が伴わなくても、ベンチにすら入らなくなっても、サポーターの期待度だけは常に第一戦だった。いつも辛口のレッズサポーターは、直輝だけには甘いと指摘を受けていた事も事実だった。
即ちこれが、直輝がレッズで燻り続ける甘えに繋がってしまったのかもしれない。サポーターも、他の選手へ注ぐ評価と同様に、もっと厳しい目で直輝を見ていたら、もう少し早い段階で直輝を外に出して修行を積ませる事が出来たかもしれない。

今回クラブは直輝と契約を延長した上でのレンタル放出という。ただ個人的に、これも甘い処置なのではないかと思う。期待を裏切り続けて尚かつ6番という偉大な番号を自ら希望して1年に賭けた以上、直輝とて勝負のシーズンとして覚悟していたはず。この期に及んでそれが叶わなかった選手に、再び帰る場所を与えてしまうようなクラブでは、本当はプロとして不味いと思う。
クラブに真の親心があるのだったら、この期に及んで手の内に残さず、今こそ”子離れ”するべき時だと思った。ケジメをつける時だと思った。そして再び直輝を欲する時に、それを評価して買い戻す覚悟を持つクラブであってほしかった。そうでなければ選手に甘えが生まれて、その選手がレッズに復帰したとしても、再び成功しないまま消えて行く歴史を繰り返してしまうだろう。
確固たる育成プランを持ち合わせていないレッズのようなクラブでは、尚更安易に選手と契約延長してまでレンタル修業に出すべきではないと思っている。
今はただ、直輝がそういうクラブの犠牲にならない事を切に願うだけだ。


という事で、何だかお茶を濁すような記事になってしまいましたが、少し早いですが当ブログはこの記事をもって(余程の事がない限り)今年の書き納めとなります。
今年も皆様には当ブログをお読みいただき、そして沢山のコメントもいただき、本当にありがとうございました。
レッズサポーターとしては夢あと一歩の最後の最後で、一転して大きな悔しさを味わう年になってしまいましたが、年が変わればそれも過去の事として、新たなシーズンへ向けて切り替えて行かなければいけないと思っています。

改めて今年もありがとうございました。また来年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
皆様、良い年をお迎えください。
それでは。



PR
大宮からズラタン獲得以降、レッズに新外国人獲得に向けた確実な情報が見られない。一体どうなっているのかと日々イライラ感が募る訳だが、どうなっているというよりも、端から獲得しようとしていたのはズラタン1人だけで、これにて来季に向けた外国人補強は終了しているという感じもしている。

以降で噂レベルで停止している新外国人は3人。
先ずはKリーグ慶南のセルビア人DFスレテン・スレテノビッチ。この選手に付いては、どうしてレッズの名前が上がったのか意味不明なのだが、ようするにJリーグのスカウトが狙っているというニュースが流れた途端に、外国人枠が空きまくっていて、尚かつミシャとセルビア繋がりでレッズという安易な考えがネット上に流れただけか。後からF東京・加賀の名前が飛び出しては、既に決定的と報道されてしまったから、加賀が本当に来るのならば、もはやDFの新外国人を獲る必要性は無くなってしまう。

給与未払い問題でレッドスターを退団したスロベニア代表FWネイツ・ペチュニクの日本行きが報じられているが、これは最近東欧路線で攻撃的選手の獲得が続いていて、レッドスター時代の同僚ムルジャが居る大宮が濃厚という噂。しかもズラタンが退団済みの大宮にとって、同じスロベニア代表FWは受け入れやすい。
ただし疑問点もある。大宮がJ1に残っていたならまだしも、J2に陥落してしまった事実がある以上、当のペチュニク自身が、わざわざ2部リーグでのプレーを望むだろうか?
そこで名前が上がっているのがミシャのセルビア繋がりと代表の同僚ズラタンが居るレッズという訳だが、これについては現地セルビア人記者がレッズ行きを推察した事から端を発しているという。ただし現時点で大量のFW登録選手を抱えているレッズが、ズラタンを獲った上で更にペチュニクを獲る余裕があるとは思えない。獲得するのならば、現在抱えている攻撃的選手を数人レベルで放出する必要性がある。尤も放出するのならば代わりにペチュニクが来る可能性は高まる。

獲得に必要な金額が5億とも7億とも言われ、それで立ち消えになったかと思われた新潟のレオ・シルバ。最近になって再び名前が上がったようだが、ソースが某夕刊紙だけに、信憑性に欠ける。F東京・高橋獲得失敗報道が流れた事から、尚更のレオ・シルバ再浮上なのだろう。
そもそもレオ・シルバの名前は、このように景気が悪くなると再浮上しては立ち消えを繰り返している。まるで昔のゼ・カルロスのよう。あの時も景気が悪くなるとゼ・カルロス獲得話が再浮上しては立ち消えを繰り返し、結局は来なかった。しかもゼ・カルロスの噂は数年掛かりで続いていた。あの時期レッズサポーターは、ゼ・カルロスの亡霊に取り憑かれていた。そして今回はレオ・シルバである。このままレッズサポがレオ・シルバの亡霊に取り憑かれ続ける事になるかもしれない。

あとこれは完全未確認情報だが、トルコリーグから1人名前が上がったが、その名前を忘れたし報道もされないようだから、このまま放っておいて良いと思う。それと中国スーパーリーグから新外国人を獲る噂があったような無かったような・・・。もちろんレッズサポの大好きなムリキとかじゃなくて、全く別のブラジル人。こちらも名前は忘れた。でもこれも噂で終わると思うから、スルーしておいた方が無難だろう。

ちなみにレッズサポってムリキの亡霊にも取り憑かれている感じ。亡霊と言えばACL優勝後はナビドキアにも取り憑かれていたし、フィンケ時代では何時までもローダ・アンタルの亡霊に取り憑かれている人が居た。レッズサポって一旦目を付けた外国人選手の亡霊に取り憑かれる人が多い気がする。それだけ新外国人に変に期待感を持ってしまう人種なのだろうけど。
亡霊に取り憑かれないようにするためには、新外国人の名前が上がっても、いちいち騒がず相手にしない事が一番なのだろう。だって亡霊が本当に来た例が無いのだから。
・・・なんて言っておきながら、そういう記事を書いている自分が一番矛盾している訳だが。あ、そうか、一番亡霊に取り憑かれているのは、他でもない自分だったというオチか?

まあ今年のストーブリーグもこれだけ騒いでも、フロントが強化部がいくら新外国人を狙っていても、代理人が有力選手を斡旋に来ても、どうせミシャの一言で終わるのだろう。
「私はそういう選手を望まない」



待望の外国人補強第1弾!・・・がやっぱりズラタンになった。
◆ズラタン選手 完全移籍加入のお知らせ(レッズオフィシャル)
どうせズラタンを連れて来るなら、大宮のズラタンではなくて、イブラヒモビッチの方のズラタンにしてくれよ!・・・という有り得ない馬鹿話は右に置いておいて、ズラタンってリュビヤンキッチっていうのか。ミネラルウォーターみたいな、いやまたすげー尖った鋭そうな名前だな。
この選手、大宮時代からミシャが欲しがりそうな選手だなとは思っていたけど、その通りに獲りに行った感じ。派手さは無くチームプレーが出来る。狙いは右にも左にもここだろう。得点力には期待していないと思う。FW登録だけど過去の成績を見ても、決してゴールを量産するような選手ではない事が明らかで、もともと1トップで十二分に計算が出来る興梠が居る以上、ズラタンは柏木と並べて1.25列目や1.5列目でチャンスメイクさせる目的だろう。でもシュートを撃たせると、結構高い精度でゴールを捉えられる印象もあるし、胸板が厚そうだからミシャレッズに大きく欠けているパワフルな部分にも期待したいけど。まあ時と場合によって興梠とズラタンの位置を入れ替えるのも面白いとは思う。

東欧のスロベニアという実に地味な小国なれど、そこの現役代表でありJリーグで実績がある選手を獲ったのだから、これだけを見たら決して悪い補強ではないと思うんだけど、本来ならレッズの強化部や監督が、自身の力でこういう選手を連れて来ないといけない。
ズラタンに関してはひとつ心配な事。それは怪我が多いという印象。自分の記憶違いなら構わないんだけど、大宮時代にちょこちょこ怪我で離脱を繰り返していたような無かったような・・・。まあそれが取り越し苦労なら良いんだけど。

で・・・武藤と高木を獲った上でズラタン。みーんなFW登録だし同じようなシャドー併用タイプ。こんなに同じような選手ばかり獲って、一体全体どう使い回して行くつもりなのだ?ぶっちゃけ武藤なんて何に期待して獲ったのかが不明なレベルだし、高木に関しても父ちゃんが高木豊で清水ではたまに点を取っていたという以外に特に印象が無い。得点力もズラタンが頭一つ抜きん出ているとはいえ、基本的に点取り屋とは言えない選手ばかりだし。武藤と高木とズラタン3人を合わせた昨季リーグ戦総得点数は14。・・・3人の年俸や契約金を合わせたら、1人に絞ってもっと凄い選手が獲れるのに!なんて考えてしまうけど、ミシャはそういう選手を絶対に獲らないのはわかっているから諦めるとして、今回行っている補強は、出て行く選手が多くて薄くなった選手層をACLに備えて補充するのが目的なのは明らか。
攻撃ばかりの選手ではなくて、左サイド用に橋本を獲ったのも、ACLを考慮して疲労が激しくなるサイドプレーヤーを充実させるため。この橋本はいざとなればストッパーも可能だし。ちなみにこの橋本という選手、何だかやたらガタイの良い選手が左サイドでドッタンバッタンやっていた印象。

さて”穴埋め”はいい加減にこの辺でお腹一杯だ。この上で石原とか来てしまったらどうしようという話にもなってしまうが、もうこの辺はどうでも良いというか半ば投げ遣り感もあるが、それよりも大事なのはズラタン以外に外国人補強があるか否かという点。これがあるか否かで、来季の戦力も、そして何より充実感と気構えが全然違って来る。
ただいつもここから期待しては、結局は補強終了になっているのがミシャレッズ。だから変に期待しない方が良いのはわかっているけど、ミシャの偏った選手選びと、それに言いなりになっている山道部長以下強化部の体たらくぶりに、それで今季も優勝を逃した以上、下手したら暴動が起きるかもしれないレベルまで多くのサポーターの不満と怒りは頂点に達している。いい加減に今年こそもっと外国人枠を埋めてもらわないと、それをしないままで来季も同じ轍を踏んだ場合、どういう惨状が待っているかは火を見るよりも明らかである。そうならないために、強化部よ、自分から動け!海外へ飛べ!!それが出来ないのならば代理人捕まえてリストアップしろ!!!

なんていくら強化部が動いても、どうせミシャの一言で終わるのだろう。
「私はそういう選手を望まない」



天皇杯のガンバと山形の勝敗次第で、来季のACLのグループ振り分けが変わる次第だったレッズ。もし山形が優勝ならば、2年前に苦しめられた金満チーム広州恒大や、昨季ACL王者であり元レッズのスピラも所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズと同組のグループH、つまり死のグループに振り分けられるところだったが、予想通りガンバが優勝してしまったため、レッズはそれよりも比較的楽とされるグループGに落ち着いた。逆にスピラに会えなくなってしまったのは残念だけど、レッズ的には”助かった”というしか言いようがない。

では早速、その対戦相手を見て行こうと思うんだけど・・・最初は死のグループから外れて助かったと思っていたけど、グループGの対戦相手も調べた結果、レッズ的には決して楽なグループではないことが判明した・・・。

ブリスベン・ロアーFC(オーストラリア)
ブリスベン、エンブレム ブリスベンは都市そのものは世界的に有名でも、サッカークラブとなると、どんなチームなのか全くもって不明である。Jリーグよりも歴史が浅いAリーグでは、総当たりリーグ戦のレギュラーシーズン上位6チームで争われるトーナメント制のファイナルシーズンに於いて、ここ4シーズンで3度もの優勝タイトルを獲得している。ちなみにファイナルシーズンの優勝タイトルはブリスベンの3度が今のところ最多。つまりこれだけを見ると、現在Aリーグ最強チームは、昨季ACLを制したウェスタン・シドニー・ワンダラーズよりも、このブリスベンという事になってしまう。ただ国内で強くても、アジアでは目立った成績を残していないだけに、井の中の蛙チームと捉える事も出来る。
ところが、これまたどんな選手が居るのかがわからない。以前にF東京と札幌に所属していた元豪州代表DFジェイド・ノースの名前を見付けた。日本では殆ど活躍出来なかったジェイド・ノースが、今季ブリスベンでは中心選手としてリーグ最少失点に貢献したという話だから、この辺がAリーグがJリーグより強いのか弱いのかわからなくなる部分である。ただ技術とスピードではアジアで頭一つ抜きん出ているJリーグに於いて多くのオーストラリア人選手が活躍し難い理由は、体格が良い割に技術とスピードが伴っていないからだと思っている。これは自分がここで昔から繰り返し書いて来た持論である。だからレッズの日本人選手は体格勝負を避けて、技術面を前面に押し出して戦えば勝機はじゅうぶんあるだろうし、逆に相手の体格に呑まれたらジ・エンドだろう。

水原三星ブルーウィングス(韓国)
水原三星、エンブレム 以前レッズで大失敗した高原がレンタル放出されたチームだけど、まあそれは右に置いておいて、このチームはやたらカップ戦に強いチームとして国内外で昔からカップタイトルを量産している印象なのだが、その割にアジア最大タイトルのACLは一度も制していないところに付け込む隙があるかもしれない。何と言ってもレッズは元ACL王者なのだから、なんて今更昔取った杵柄の効力は無くなっているから油断大敵だろうけど。ただレッズがこれまでガチ対戦経験がある韓国チームの城南や全北と比べて、(情報が少ないからかもしれないけど)それほど強い印象を持っていないのも事実である。
とはいえ水原は韓国最大の財閥・サムスンを大親に持ちKリーグ随一の人気を誇るチームだけに、日本最大の財閥である三菱を大親に持ちJリーグ断トツの観客動員数を誇るレッズとしては、ライバル視という意味で敵意剥き出しで向かって行って良い相手となる。今季リーグ戦はともに準優勝だった同士という点も、何やら共通するものがあるし。ただ水原のアジアでの経験値はレッズと比べて雲泥の差で上であり、何よりもレッズと違ってブラジル人を中心にしっかり外国人枠を埋めているチームだから、ここはレッズも同じ手法で対抗しないとストレートには勝てないだろう。どんな理屈っぽい戦術で対抗しても、パワーを持ち合わせていないと勝てないのがアジアと世界の恐ろしさなのである。これらを考えると水原こそがグループ内で最強の敵になると思う。
あ、そういえばこのチーム、去年辺りから人間ブルドーザー鄭大世が所属していたと思ったが、まだ居るの?

最後の1枠は2月に行われるプレーオフ4の勝者となるため、その結果次第。
プレーオフ4 /日程と組み合わせ
2月4日~ ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア) vs ベンガルFC(インド)
2月10日~ バンコク・グラス(タイ) vs ラウンド1勝者
2月17日~ 北京国安(中国) vs ラウンド2勝者
・・・マレーシアかインドのチームが最後まで勝ち上がれは理想だけど、まあ順当に行けばバンコク・グラスがそれを払い除けた上で、北京国安が不動の本命だろう。

ちなみに柏も2月17日にプレーオフとなっているが、それでACL開幕が1週間後の24日という滅茶苦茶ぶり。一体全体AFCの誰がこういうアホ日程を考えているのか顔が見たいが、とにかくプレーオフに出るチームは、ACL開幕一週間前まで本大会に出場出来るか否かがわからないまま、それでも無駄になるかもしれない準備だけは行わなければいけないという理不尽さを迫られる訳。それに影響され引きずられる国内リーグも大変である。だいたいこんなアホな日程を組むから、ACLは罰ゲームだなんて言われるんだよ・・・。

さて、それを踏まえた上で、レッズ自身である。現在次々に選手が放出されては、その代わりとなる選手の獲得が相次いでいる。連日間髪を容れず発表されるため、その都度いちいち選手を1人1人記事にしていてはしつこくなるから、後で纏めて落ち着いて書こうと思うけど、とりあえず武藤と橋本と高木が正式発表され、・・・確かに出すだけ出して薄くなった選手層に穴埋め補充のように選手を集めている意図は理解出来るけど、これACLにキチンと対抗可能な補強かと言えば、全くそうではないところが悲しくなってくる。
まだこれから時間があるからどうなるかは見えないものの、これで外国人も決定的と噂されているズラタン1人だけだったら、本当にどうしようかと心配になって来る。ミシャもフロントもリーグ戦のみならず、ACLに於いても2年前と同じ過ちを繰り返そうとしているのか。
あー、誰か~、アッと驚くような新外国人選手が欲しいよぉ~...



今シーズン、差別問題や無観客試合が発生しなかったら、果たしてどうなっていたであろうか。それは誰にもわからない。差別問題自体の話は散々し尽くしたのであえて話は避けるが、Jリーグ史上前代未聞の事件と制裁を引き起こしたレッズというクラブチームは、またひとつ違う意味で歴史に残る事になった。そして、そういうシーズンだからこそ、そして1シーズン制最後の今季こそ、2ステージ制復活に多くを敵に回してまで真っ向から反対したレッズは、是が非でも今季のリーグ優勝を成し遂げなければならなかった。反対した意味を形として証明しなければならなかった。それが、叶わなかった。後一歩で。

人間、変に期待や可能性を持たせて、その期待や可能性が極めて高かったにも関わらず、それが既の所で叶わなかった時ほど、その落胆と気持ちの反動は大きいものとなる。
今回、最終節に於いて、監督に向けられた大きな批判は、まさにそれを象徴するものとなってしまった。
その僅か1ケ月前、優勝に王手を掛けた時、選手も監督もコーチもフロントも、そして何よりファン・サポーターが、「今年こそ、ついに」という思いを抱いて、大きな期待と可能性を肌で感じていたはずであった。精神論ではなく、数字という確率の、これ以上ない大きな根拠があったからこそ、期待と可能性を感じたはずだった。あの頃のサポーターの気持ちは団結していた。無冠が続く監督に、何としてでもタイトルを獲らせてあげたい。そういう気持ちが強かったサポーターは多かったはずであった。

ところが、言葉は悪いが、それがまた、裏切られた。
最後の一番大切な3試合。いや抑もそれ以前に、首位らしく普通に勝ち点を積み上げてさえすれば、こんな転落劇は起きなかったのだ。この見事なまでの失速。加えて監督の火に油を注ぐような問題発言も飛び出し、これによって最終節、監督の指向するサッカーや、果ては監督自身の指導力から人間性まで、全ての資質が批判対象となって爆発した。

どうしてこのような無様な状況に陥ってしまったのか。結論から言ってしまえば、一昨年、そして去年と同じ繰り返しだったからである。去年のシーズン総括を振り返ってみてほしい。去年と何も変わっていなかった事が一目瞭然でわかる。
もちろん手を打たなかった訳ではない。降格しても不思議ではないと監督自ら認めた守備の大崩壊ぶり、それを改善するために守備意識を導入した。それが成功したかに見えた今季も、実は守備力が根底から改善した訳ではなく、補強によって西川という極めて高い個人能力を持った代表キーパーに頼っていたに過ぎなかった。
その補強に関しても、監督の希望する好みの選手は素直に獲得しても、フロント自ら足を棒にして外国人選手を見付けて来るような苦労は一切しない。クラブライセンス制度を盾に、資金を蓄えるという最もらしい理由を隠れ蓑にして、去年に引き続いて外国人枠を少しでも埋めるような努力を行わなかった。去年、レギュラー選手が息切れしても、その穴を埋めるべき選手が現れず、戦力の空洞化とともに失速して行った悪い教訓があったにも拘わらず、原口の海外移籍時ですら、もともと原口の移籍を想定して獲得していた李の存在に甘んじて、穴埋めに動かなかった。そしてまた、また同じ過ちを犯した。

とはいうものの、首位にすら立てなかった昨季と比べれば、最後の最後まで優勝争いをしての準優勝である。確かに順位上は成長した。2位は大変立派な順位である。いや、そう見えるかだけなのかもしれない。大局的には何も変わっていなかったのだ。それは昨季と今季の流れを見れば明らかなのである。順位に騙されているだけで、チームとクラブの内面は去年と差ほど変わっていなかったのである。変わっていたら、去年と同じ過ちは繰り返していない。

人事を尽くしていれば、優勝は可能であった。自分はそう思っている。ところが監督もフロントも、人事を尽くさなかった。優勝に向けて、幾らでも手を打つ機会はあった。しかしシーズン中、監督もフロントも現状維持のまま、最後まで動かなかった。
それがレッズに出来なかった訳はないと思う。現に他クラブのフロントは、世界に出向いては未だ見ぬ新外国人選手を発掘する。親会社やスポンサーの承諾を取り付け、または営業努力を重ねて新規スポンサーを獲得し、果ては世界的スター選手を招聘したクラブさえ存在する。それが最後に成功に繋がった否かは別の話であるが、それよりも先ずは自分から動く、努力するという姿勢は大いに見えたクラブチームは確かに存在した。
他に出来て、何故レッズにそれが出来ないのか。レッズはJリーグに於いて実に恵まれた環境にあるクラブである。そのレッズ規模のクラブでそれが出来ないというのであれば、それは単に安寧の上に胡座をかいたままの怠慢にしか過ぎないと思う。そしてこういう怠った部分のボロは、最後の最後で現れるのが常。故に今季も当然の息切れ失速であった。
タイトル獲得は、手を拱いているだけでは難しい。全てをやり尽くした上で、それを逃すのならば仕方がない。しかし、やれる事をやらなかった以上、必然的な結果に沈んでしまうものなのだろう。

既に同じ監督と同じフロントの下で3シーズンを消化した。それで同じ過ちを繰り返している以上、もはや限界が見えている感が強い。しかし来季も同じ監督、同じフロントのまま、レッズというクラブチームは運営されて行く。このような状況下で、果たして来季に向けて何か希望はあるだろうか。
残念ながら、現時点で大きな希望を見出す事は難しい。体制が同じままであるという事は、内面が変わらないという事であるから、ここからクラブチームが急激に上昇するという可能性は極めて低いと思う。来季もそこそこの順位に騙されながら、内面では苦しい戦いを余儀なくされる予感がある。それだけは今から覚悟しておく必要がある。

ただし今季は2年振りに来季ACL出場権を獲得した。これによって補強の質が変わる事を期待するしかない。既に発表された選手やこの先も続くかもしれない選手の放出と入れ替わり、来季はまた多くの選手がレッズへ移籍して来る事が予想される。
現在噂されている選手はあくまで国内レベルであるが、ここにACLでも通用するレベルの選手が含まれているかどうかで、来季の選手層が変わってくる。レッズ色がますます薄まる事による批判は当然多いが、これは長年に渡り有力新人の獲得失敗を繰り返し、または育成を怠って来た罪として陥った負のスパイラルである。しかしそれを不本意ながらも涙を呑んで受け入れるしか道が無い。若手が減り保有選手の年齢層がますます高くなる来季、そうでなければチームを維持して行く事が出来ないからである。
しかし若手では、ユース生え抜きの関根が、ルーキーイヤーを飛び出して、更に成長を遂げるシーズンになるかもしれない。若手を次々放出しつつ生え抜きの育成を怠って来たチームに於いて、関根は現在で唯一の希望と言っても過言ではないだろう。
そう、希望は、無い訳ではない。少ないながらも、見出すことは可能なのである。そこに賭けるしかない。そんな来季になると思う。

以上、今季の総括は、実に淡泊な形に終始。この理由は他でもない、上記に何度も書いた通り、去年と同じ過ちを繰り返したシーズンになってしまったからである。失うものは多くても、得たものは少なかった。優勝争いを繰り広げていたチームにしては、余りに淡泊な一年だったように思える。そして少し、本当に少しであるが、優勝を逃した無念さで、燃え尽きてしまった感がある。この沈んだ気持ちを回復させるには、少し時間が必要である。
初めから過度の期待をしなければ、こんな楽な事はないと毎年思いつつも、決して取り返せない通り過ぎた過去に思いを馳せては悔しがり、いざ新しいシーズンが始まれば、また試合の内容と結果に本気で一喜一憂してしまう。レッズサポーターとは、そんな人種である。そして、これが浦和レッズである。


そんな訳で、皆さん今シーズンも大変お疲れ様でした。
総括のような愚痴っぽい事は、残留争いや優勝とは無縁なシーズンを過ごして来たチームのサポーターにからしたら、「優勝の夢を見られるだけ良いじゃないか」と叱られそうです。もちろん自分とて、優勝争いで夢を見られるだけでも贅沢で幸せな事とは理解しつつも、やはり最後の最後で優勝を逃したシーズンである事の無念さは、共通の意識だと思っています。
この思いが晴れるシーズンがまたいつ訪れるかはわかりませんが、願わくば来季こそ、それが訪れてくれる事を期待しつつ、ここから来季に向けて徐々にでも気持ちを切り替えて行きましょう。お疲れ様でした。



2014年 J1リーグ第34節
浦和レッズ1-2名古屋グランパス
~埼玉スタジアム2002

14.12.6ホーム最終節 帰宅してパソコンの電源を入れたまでは良いが、気付いたら爆睡していた・・・。

えーとだな、まあその・・・なんだこれ?・・・いや、まあ見馴れたけどね。予想できた結果だし。個人的には鳥栖戦で吹っ切れていたし。
で、ひとつ思う事を素直に言うね。この試合、仮にレッズが勝っていたとするでしょ?結果的にそうだったら、本来であればリーグ優勝していた訳なんだよな。だってガンバがまさかの徳島との引き分けだったのだから。

・・・本当に、本当に、そう思いますか?

自分はそうは思わないね、絶対。
仮にレッズが勝ったとする。
優勝?
甘い甘い。
恐らくガンバも勝っていたと思うよ。
で、結局は優勝できなかった。
そういうオチになっていたと思う。

奇跡?奇跡というより鬼籍だったな。だいたい奇跡なんて言うものは、努力を重ねてやる事をやり尽くした上で起きるものなのだと思う。神様はそこを見ているからこそ起こしてくれる。ところがレッズはサッカーの神様の配慮を散々無にして来たチームだもん。最後の最後でもう一度チャンスをくれる程、そこまで神様は甘くないよ。だからレッズとガンバの結果は、サッカーの神様のちょっとした悪戯なの。前半まではレッズに期待を持たせておいて、後半は真に強いチームへ微笑んであげる。レッズに対しては「わかるかい?散々私の好意を裏切って来た罪がこれだよ?」サッカーの神様の、そういう冷たい声が聞こえる。

だってそうだろ?本来首位をキープしていたチームが、最後の10試合でどれだけの勝ち点を積み上げた?一番大事な最後の3試合で、どれだけの結果を残した?優勝に王手をかけてから3試合で得点2。その得点もPKとセットプレーから。流れの中から点が取れない。だったら引き分け狙いだろうと逃げ切りだろうと何でも良いから守れば良かったものを、それでも守れない。守りきれない。逆に怒濤の5失点。・・・何がやりたいの?何がやりたかったの?パスサッカーって何?ポゼッションサッカーって何??ミシャサッカーって何???アホですか????

結局は順位に騙されている。これが補充レベルの小規模補強でありながらの順位なら大変立派だろう。でもハッキリ言ってね、外国人は獲らないけど代表クラスの日本人選手で大型補強を敢行していて、それでタイトルが獲れないばかりか、毎年毎年安定性に欠いては終盤に失速する。駄目じゃん。ようするに監督とフロントのやり方が間違っている訳でしょ。これ1年目や2年目なら許されても、ここ3年目でも同じって、それで4年目5年目やっても変わらないんじゃないの?
・・・でも来年もミシャなんだよな。まあフロントも契約時点ではまさかこの期に及んで優勝を逃すとは思っていなかったんだろうけど。

試合中から試合終了まで、スタンドの彼方此方から響く痛烈な罵声がサポーターの本音を象徴していた。「だからすぐ後ろに下げるな!」「前が空いているのに!」「お前ら何がやりたいんだよ!?」「もうこのサッカー嫌い!」「来年もこれが続くなんてまっぴらだ!」「顔も見たくねーよ!!」「ミシャ自分から辞めろ!!」
だから自分は昔から言っているでしょ、ミシャサッカーは皆が言うような”面白いサッカー”ではなくて、”変なサッカー”だって。だから自分はもう冷静。冷ややかです、ハイ。特定の選手に頼らない、どこからでも点が取れるサッカー?嘘じゃん。興梠が居ないと点が取れないサッカーだっちゅーの。
まあ来年は真に強いチームの優勝権が無くなる糞2ステージ制が復活するから、意外と優勝しちゃうかもしれない?いやチャンピオンシップでまた負けてしまうパターンかもしれないけど。まあいいや、来年の事なんて後で考えよう。今はただただ文句たれてスッキリしたいだけ。

14.12.6淵田社長大ブーイング大会 淵田社長も就任初年度から大ブーイングシャワーで悲惨だなぁ。貴方がレッズ社長に転籍する直前の関東三菱社長時代の昨年12月に、自分は新座三菱で三菱車を買い換えているんだからね。その当時の貴方名の礼状を見ては悲しく思うよ。
はぁ、だから糞寒いんだから社長は出て来なくて良いよ。早く居酒屋行かせろよ。でも社長も話を手短に終えてくれて良かった。誰も聞いてねーし。
まあ社長、気にしないでくれ。最終節に崩壊しての大ブーイングは、何も今に始まった事ではないから。もう名物というか、立派な伝統だから。「浦和レッズ最終節ブーイング集DVD」なんて発売してくれたら、意外と楽しいかもしれない。500円くらいなら買うよ。

坪井退団セレモニー
そんな中で坪井・・・勝って送り出したかったけど・・・心残りはそれだけ。大ブーイングの後にこれを持ってくるやり方もどうかと思うけど、まさか今年は坪井を火消し役に狙ったのかと穿ってしまうフロントのやり方。

坪井、ありがとう・・・。




14.12.6反省会
ハイ、浦和でザ・反省会のザ・ヤケ酒。
土下座は来年に持ち越しか。

あ、実は仲間のレプリカの番号は坪井なんだけど、居なくなる事で買い換えるらしい。で、誰にする?って聞いたら、え?柏木??





とりあえず皆さん、今シーズンもお疲れ様でした。
真面目な話は後日のシーズン総括で。

------
J1リーグ最終第34節 浦和1-2名古屋
得点/2分・槙野(浦)、72分・牟田(名)、89分・永井(名)
主審=西村雄一
観衆:53,091人



<< 前のページ 次のページ >>
ようこそ!!
試合終了/クラブワールドカップ・グループステージ第1戦 リーベル3-1浦和 得点/12分・コリディオ(リ)、48分・ドリウッシ(リ)、58分・松尾PK(浦)、73分・メサ(リ) ・・・次の試合/クラブワールドカップ・グループステージ第2戦 インテル-浦和(ルーメン・フィールド=日本時間6月22日4:00キックオフ)


★みんなのなんでも掲示板★
掲示板利用規約

☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。

ツイッター↓
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
2 3 4 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新トラックバック
リンク

にほんブログ村 サッカーブログへ



にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
リンク

【相互リンク大歓迎受付中!!】
プロフィール
HN:
うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
ブログ内検索
アクセスカウンター
アクセスカウンター
メールフォーム
バーコード
携帯からも閲覧できますよ。
忍者ブログ [PR]