浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
2015年 AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1戦
水原三星ブルーウィングス2-1浦和レッズ
~水原ワールドカップスタジアム
先ずは韓国まで行かれた皆さん、お疲れ様でした。
肉体的には上の水原相手に想定内な展開で、総合的には当たり負けしたり走り負けしたりしていたものの、要所では結構耐えていたと思う。いや寧ろ内容だけならば、パワーで上回る相手に、良くやっていたと言うべきなのかもしれない。しかしサッカーは”良くやっていた”だけでは勝てない。
その前に相手の水原のチームレベルであるが、タイトル数もそうだが、国際試合経験もレッズより遙かに豊富。それでも自分は水原というチームは、ACLに出るようなレベルにある韓国勢に於いて、かつてレッズが戦ったあの時の全北や城南に比べたら、勝てる可能性は決して低くないチームだと思っていた。つまり今のレッズとの尺度を測る意味で、そう極端には開きが無いと思っていたのである。いくら敵に人間ブルドーザーが居たとしても。
正直言えば自分は今回の敗戦は、相手云々より、ミシャレッズの弱点で負けた要素が高いと思う。決して強がりではなくて、その根拠があり過ぎるからである。やっているサッカーは相も変わらずであったし、パスミスもいつも通り決して少なくなく、悪いボールの失い方を繰り返しては前半から敵に幾度も際どいシュートを放たれていた。つまりいつも通りだった。
失点場面は何れもミシャサッカーの最大の弱点であるザル守備だからこそ喰らったようなもの。1失点目は全体的に寄せが甘く、石原が寄せに行く直前で躊躇して相手に余裕を与えてしまった。槙野に当たってコースが変わってしまった不運は二の次の話。2失点目はセットプレーとはいえ森脇の体勢が滅茶苦茶であり、あの状態でボールに背を向けていては・・・ぶっちゃけ自爆というか、どちらもオウンゴールみたいなものだろう。この辺は守備の約束事がキチンと成されていたら、マークの受け渡しからプレス方法まで一貫して防げる失点であった可能性が高い。単純な事なのだと思う。
なんて昔からミシャ体制では決して治らない、治せない、治す気がないような事をまた愚痴っても絶対に治らないから意味がないのだけど、今年もこのような勿体ない失点を繰り返すのかと思うと、やはり不安になってしまうのは事実なのである。
攻撃は、国内レベルであれば既に完成されたものだから伸びしろは期待しないが、これが国際試合でどこまで通用するかと言えば、カウンターを絡ませた時のミシャサッカーは、元々ショートカウンターがひとつの狙いであるから、アジアでも一定レベルまでは通用する。後は元々決定力に欠いたチームなのだから、ゴール前で敵のプレスが届かない内に如何に余裕を持って速く躊躇する事なくシュートを放てるかなのだが、森脇の先制点はその理想的な形。そして散発的にでもカウンターから幾度か決定的な場面まで持って行けたのに、その後は追加点が奪えなかったのは、元々決定力に欠く上に躊躇しては敵のプレスに負けてしまったから。ここも単純な事だった。
こう考えると、相手との力の差で負けるべくして負けたというよりは、やはりミシャサッカー自身が抱える弱点部分によって負けたと言える訳で、それを既に過去3シーズン見慣れて来た者にとっては、まあ最初はこんなものだろうという事になってしまうのかもしれない。
攻撃は、中央に拘り過ぎていたところを体格の壁に跳ね返されていたり、いざサイド攻撃となれば左の橋本に偏り過ぎていた。もう少し右からの攻撃を増やしたかった。攻撃方法が偏っていると、中央を固める相手の守備の目が慣れてしまう。その裏をかかないと、パスサッカーはパスで決定的場面は作れない。
ミシャが拘り続けていた柏木を途中で下げたのは、どういう意図だったのかも考えたい。単に疲労を考慮してか、それともゼロックスでも使いたいから?しかし柏木を下げた後に、誰がゴーナーキックを蹴るのか、ピッチ上の選手達が戸惑っていたのは驚いた。柏木不在時の代わりのキッカーを初めから決めていなかったらしい。・・・こういうところなんだよな、ミシャ・・・。
という事で実質的な開幕戦は敗戦スタート。まだ始まったばかりなれど、アウェーだったのだから、せめて1-1で終わらせる事が出来なかったのが痛かった。そして主審のポジショニングの悪さも痛かった。なんでいつもいつも邪魔なところに突っ立つんだよ、あの主審は。青木がファールして痛めたのだって、アンタがそんなところに突っ立っていて敵の突進が見えなかったからじゃないか。それをイエローだなんて・・・。
------
AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1戦 水原三星2-1浦和
得点/45+1分・森脇(浦)、56分・オ・ボムソク(水)、87分・レオ(水)
主審=アマル アリアルネイビ
観衆:13,846人
水原三星ブルーウィングス2-1浦和レッズ
~水原ワールドカップスタジアム
先ずは韓国まで行かれた皆さん、お疲れ様でした。
肉体的には上の水原相手に想定内な展開で、総合的には当たり負けしたり走り負けしたりしていたものの、要所では結構耐えていたと思う。いや寧ろ内容だけならば、パワーで上回る相手に、良くやっていたと言うべきなのかもしれない。しかしサッカーは”良くやっていた”だけでは勝てない。
その前に相手の水原のチームレベルであるが、タイトル数もそうだが、国際試合経験もレッズより遙かに豊富。それでも自分は水原というチームは、ACLに出るようなレベルにある韓国勢に於いて、かつてレッズが戦ったあの時の全北や城南に比べたら、勝てる可能性は決して低くないチームだと思っていた。つまり今のレッズとの尺度を測る意味で、そう極端には開きが無いと思っていたのである。いくら敵に人間ブルドーザーが居たとしても。
正直言えば自分は今回の敗戦は、相手云々より、ミシャレッズの弱点で負けた要素が高いと思う。決して強がりではなくて、その根拠があり過ぎるからである。やっているサッカーは相も変わらずであったし、パスミスもいつも通り決して少なくなく、悪いボールの失い方を繰り返しては前半から敵に幾度も際どいシュートを放たれていた。つまりいつも通りだった。
失点場面は何れもミシャサッカーの最大の弱点であるザル守備だからこそ喰らったようなもの。1失点目は全体的に寄せが甘く、石原が寄せに行く直前で躊躇して相手に余裕を与えてしまった。槙野に当たってコースが変わってしまった不運は二の次の話。2失点目はセットプレーとはいえ森脇の体勢が滅茶苦茶であり、あの状態でボールに背を向けていては・・・ぶっちゃけ自爆というか、どちらもオウンゴールみたいなものだろう。この辺は守備の約束事がキチンと成されていたら、マークの受け渡しからプレス方法まで一貫して防げる失点であった可能性が高い。単純な事なのだと思う。
なんて昔からミシャ体制では決して治らない、治せない、治す気がないような事をまた愚痴っても絶対に治らないから意味がないのだけど、今年もこのような勿体ない失点を繰り返すのかと思うと、やはり不安になってしまうのは事実なのである。
攻撃は、国内レベルであれば既に完成されたものだから伸びしろは期待しないが、これが国際試合でどこまで通用するかと言えば、カウンターを絡ませた時のミシャサッカーは、元々ショートカウンターがひとつの狙いであるから、アジアでも一定レベルまでは通用する。後は元々決定力に欠いたチームなのだから、ゴール前で敵のプレスが届かない内に如何に余裕を持って速く躊躇する事なくシュートを放てるかなのだが、森脇の先制点はその理想的な形。そして散発的にでもカウンターから幾度か決定的な場面まで持って行けたのに、その後は追加点が奪えなかったのは、元々決定力に欠く上に躊躇しては敵のプレスに負けてしまったから。ここも単純な事だった。
こう考えると、相手との力の差で負けるべくして負けたというよりは、やはりミシャサッカー自身が抱える弱点部分によって負けたと言える訳で、それを既に過去3シーズン見慣れて来た者にとっては、まあ最初はこんなものだろうという事になってしまうのかもしれない。
攻撃は、中央に拘り過ぎていたところを体格の壁に跳ね返されていたり、いざサイド攻撃となれば左の橋本に偏り過ぎていた。もう少し右からの攻撃を増やしたかった。攻撃方法が偏っていると、中央を固める相手の守備の目が慣れてしまう。その裏をかかないと、パスサッカーはパスで決定的場面は作れない。
ミシャが拘り続けていた柏木を途中で下げたのは、どういう意図だったのかも考えたい。単に疲労を考慮してか、それともゼロックスでも使いたいから?しかし柏木を下げた後に、誰がゴーナーキックを蹴るのか、ピッチ上の選手達が戸惑っていたのは驚いた。柏木不在時の代わりのキッカーを初めから決めていなかったらしい。・・・こういうところなんだよな、ミシャ・・・。
という事で実質的な開幕戦は敗戦スタート。まだ始まったばかりなれど、アウェーだったのだから、せめて1-1で終わらせる事が出来なかったのが痛かった。そして主審のポジショニングの悪さも痛かった。なんでいつもいつも邪魔なところに突っ立つんだよ、あの主審は。青木がファールして痛めたのだって、アンタがそんなところに突っ立っていて敵の突進が見えなかったからじゃないか。それをイエローだなんて・・・。
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AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1戦 水原三星2-1浦和
得点/45+1分・森脇(浦)、56分・オ・ボムソク(水)、87分・レオ(水)
主審=アマル アリアルネイビ
観衆:13,846人
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さて毎年のようにフロントも選手も「タイトルを狙う」と言って7シーズンもタイトルが獲れないままで来ている訳だが、尤もフロントや選手の言う「タイトルを狙う」発言は社交辞令のようなものだがら、いちいち本気にしなくて良いと思っている。即ちタイトルタイトルと簡単に口にするほど上手く行く訳ではないのが実状である。それよりも、タイトルを獲れる確率と、その根拠の話が重要である。
いよいよ来週にはACLも、そしてゼロックスを挟んで来月にはリーグ戦も開幕する訳で、今季の補強状況からキャンプの様子までを見て、今季のレッズがどれだけタイトルを狙える力があるのかどうかを、心の準備として分析する。尤も分析と言ってもそう大袈裟なものではなく、ようするに確率の話である。
ちなみにタイトルとは何ぞやと言えば、ACLとJリーグ3大タイトル(リーグ、ナビスコ、天皇杯)を示す。当然の事ながらステージ優勝は含まれない。だからあの胸の星を、みっともないからひとつ消してほしい。
結論から言うと、ACLはひじょうに難しいが、例年に比べたら、リーグタイトルを獲れる可能性は、大いにある。
2ステージ制なのだから、早い話が短期決戦狙いでファーストステージかセカンドステージのどちらかを制して、これまた超短期決戦となるチャンピオンシップを勝ち抜けば良いのである。話は単純である。
というのが確率論である。確率は条件が短いほど高くなる訳だから、短期決戦を繰り返すだけならば、リーグタイトルを獲れる確率は、年間を通す1シーズン制よりは遙かに上がる。
但し、それと同時に、問題は他チームもリーグタイトル獲得の可能性が上がるという事である。レッズだけの確率が上がったという訳では決してない。そもそも2ステージ制の趣旨(真の目的はスポンサー料だが)は、年間勝負では優勝の可能性が低い若しくは無いチームでも、短期決戦によって優勝の可能性を引き上げて、リーグ戦を盛り上がらせる事にあるから、真に強いチームがストレートに優勝できないところが大きな不満対象になっているのは周知の通り。
問題はレッズの戦力と戦術が短期決戦向けに対応しているかどうかという点である。先ず戦力は、例年のように終盤に失速を繰り返す事もそうだが、主力にベテランが多い点と外国人という武器が1人しか存在しないレッズでは、決して長期決戦に向いているとは思えない。つまり従来レッズが拘り続けた1シーズン制は、実は今のレッズ向けではなく、レッズに向いていたのは猛反対した2ステージ制であったという実に皮肉な話。
幸いにしてACLも視野に入れた大量補強を敢行したため、表面上は同じような戦力のチームを2組作れるレベルにある。ステージ優勝のために振り分ける戦力は存在するため、本気で取り組めばステージ優勝の確率は少なくはない。ましてミシャレッズは前半は良くて、後になればなるほど失速する癖があるため、勝負はファーストステージと言える。疲労が蓄積しているセカンドステージより、ファーストステージに勝負を賭ける。これが良策。
その上で最大の問題は、大事なところで勝てない癖のミシャレッズが、一番大事なところであるチャンピオンシップを制する事ができるかどうかは・・・まあそんな話はステージ優勝するか年間最多勝ち点数をあげて、チャンピオンシップ出場権を勝ち取った後に考えよう。
移籍加入選手のここまでの個人的評価
S・・・橋本=加入間もないのに早くも前線とのコンビネーションが高く、左足からダイレクトで高精度クロスを供給しTMでは予想を遙かに超えての大活躍。今や完全に左翼を制するに至る。後は後ろの槙野が我慢してケア役に回れれば、左サイドのバランス面は心配なくなる。
A・・・高木=安定性に欠けるものの、TMでは前線で前を向かせると、それだけでチャンスメイクになっていた。加入時は大きな期待はしていなかっただけに、原口の移籍と梅崎のベテラン化で、勝負を仕掛けるタイプが居なくなっていたレッズにおいて、切り込み役として貴重な存在になるか。
B・・・ズラタン=唯一の外国人というだけでもともとの期待値は高いが、ここまでは可もなく不可もなくに留まっている。ガタイの良さと懐の深さはTMで目立った。但し決定力に欠ける面もあり、外国人としては物足りなさも露呈。1トップ候補としては、復帰してすぐに結果を出し続けている興梠の方が上か。
B・・・武藤=TMでは意外に得点を量産している。その得点数だけを見ればA評価なのだが、それ以外の部分で際立った動きが無く、仙台時代は練習試合には強くて本番に弱いという情報があり、それを加味すると、本番を見てみないとわからないというのが率直な感想。
C・・・石原=TMではもう少し得点すると思われていたが、まだ大きく目立った部分を見せていない。尤も地味なタイプだけに、本番に貴重なゴールを上げてくれるという期待感はある。こういうタイプは周囲とのコンピネーション頼りでもあるため、メンバーの組み合わせ次第で成績が左右されそう。
D・・・加賀=本当は貴重な本職タイプの守備選手だけに一番期待していたのだが、体調不良で貴重なTMを数試合棒に振ってしまったところで出遅れた感がある。それをベテランの力で取り戻せるはずだが、ミシャサッカーを覚えるにはまだ時間を要しそう。
繰り返すけど、あくまで個人的評価なのであしからず。
ではいよいよ今シーズンも開幕です。レッズサポーターの皆様、今季も頑張って行きましょう。
いよいよ来週にはACLも、そしてゼロックスを挟んで来月にはリーグ戦も開幕する訳で、今季の補強状況からキャンプの様子までを見て、今季のレッズがどれだけタイトルを狙える力があるのかどうかを、心の準備として分析する。尤も分析と言ってもそう大袈裟なものではなく、ようするに確率の話である。
ちなみにタイトルとは何ぞやと言えば、ACLとJリーグ3大タイトル(リーグ、ナビスコ、天皇杯)を示す。当然の事ながらステージ優勝は含まれない。だからあの胸の星を、みっともないからひとつ消してほしい。
結論から言うと、ACLはひじょうに難しいが、例年に比べたら、リーグタイトルを獲れる可能性は、大いにある。
2ステージ制なのだから、早い話が短期決戦狙いでファーストステージかセカンドステージのどちらかを制して、これまた超短期決戦となるチャンピオンシップを勝ち抜けば良いのである。話は単純である。
というのが確率論である。確率は条件が短いほど高くなる訳だから、短期決戦を繰り返すだけならば、リーグタイトルを獲れる確率は、年間を通す1シーズン制よりは遙かに上がる。
但し、それと同時に、問題は他チームもリーグタイトル獲得の可能性が上がるという事である。レッズだけの確率が上がったという訳では決してない。そもそも2ステージ制の趣旨(真の目的はスポンサー料だが)は、年間勝負では優勝の可能性が低い若しくは無いチームでも、短期決戦によって優勝の可能性を引き上げて、リーグ戦を盛り上がらせる事にあるから、真に強いチームがストレートに優勝できないところが大きな不満対象になっているのは周知の通り。
問題はレッズの戦力と戦術が短期決戦向けに対応しているかどうかという点である。先ず戦力は、例年のように終盤に失速を繰り返す事もそうだが、主力にベテランが多い点と外国人という武器が1人しか存在しないレッズでは、決して長期決戦に向いているとは思えない。つまり従来レッズが拘り続けた1シーズン制は、実は今のレッズ向けではなく、レッズに向いていたのは猛反対した2ステージ制であったという実に皮肉な話。
幸いにしてACLも視野に入れた大量補強を敢行したため、表面上は同じような戦力のチームを2組作れるレベルにある。ステージ優勝のために振り分ける戦力は存在するため、本気で取り組めばステージ優勝の確率は少なくはない。ましてミシャレッズは前半は良くて、後になればなるほど失速する癖があるため、勝負はファーストステージと言える。疲労が蓄積しているセカンドステージより、ファーストステージに勝負を賭ける。これが良策。
その上で最大の問題は、大事なところで勝てない癖のミシャレッズが、一番大事なところであるチャンピオンシップを制する事ができるかどうかは・・・まあそんな話はステージ優勝するか年間最多勝ち点数をあげて、チャンピオンシップ出場権を勝ち取った後に考えよう。
移籍加入選手のここまでの個人的評価
S・・・橋本=加入間もないのに早くも前線とのコンビネーションが高く、左足からダイレクトで高精度クロスを供給しTMでは予想を遙かに超えての大活躍。今や完全に左翼を制するに至る。後は後ろの槙野が我慢してケア役に回れれば、左サイドのバランス面は心配なくなる。
A・・・高木=安定性に欠けるものの、TMでは前線で前を向かせると、それだけでチャンスメイクになっていた。加入時は大きな期待はしていなかっただけに、原口の移籍と梅崎のベテラン化で、勝負を仕掛けるタイプが居なくなっていたレッズにおいて、切り込み役として貴重な存在になるか。
B・・・ズラタン=唯一の外国人というだけでもともとの期待値は高いが、ここまでは可もなく不可もなくに留まっている。ガタイの良さと懐の深さはTMで目立った。但し決定力に欠ける面もあり、外国人としては物足りなさも露呈。1トップ候補としては、復帰してすぐに結果を出し続けている興梠の方が上か。
B・・・武藤=TMでは意外に得点を量産している。その得点数だけを見ればA評価なのだが、それ以外の部分で際立った動きが無く、仙台時代は練習試合には強くて本番に弱いという情報があり、それを加味すると、本番を見てみないとわからないというのが率直な感想。
C・・・石原=TMではもう少し得点すると思われていたが、まだ大きく目立った部分を見せていない。尤も地味なタイプだけに、本番に貴重なゴールを上げてくれるという期待感はある。こういうタイプは周囲とのコンピネーション頼りでもあるため、メンバーの組み合わせ次第で成績が左右されそう。
D・・・加賀=本当は貴重な本職タイプの守備選手だけに一番期待していたのだが、体調不良で貴重なTMを数試合棒に振ってしまったところで出遅れた感がある。それをベテランの力で取り戻せるはずだが、ミシャサッカーを覚えるにはまだ時間を要しそう。
繰り返すけど、あくまで個人的評価なのであしからず。
ではいよいよ今シーズンも開幕です。レッズサポーターの皆様、今季も頑張って行きましょう。
2015年 スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド 第3戦
清水エスパルス3-5浦和レッズ
~鹿児島県立サッカー・ラグビー場
打撲で別調整となったズラタンに代わり、再び1トップに入った李が、前回とは打って変わって奮起の4ゴールとな。やはり李は使い方次第なんだけど、戦略としてポストプレーをやらせては絶対に駄目な反面で、前を向いてフィニッシャーに徹していれば、クロスを確実に捉えて一撃でゴールを陥れる事が出来る。そういう選手。
とはいえ2点目に象徴されるように、橋本のクロスが凄いというか、ここまで橋本の左足が一番チャンスを作っている訳で、そういう意味で左足から高精度クロスを供給できる選手が加入した事で、李のようなフィニッシャータイプの選手が、ペナルティエリア内で確実に活きる事になる。
と褒めてばかりいるとロクな事にならないというか、やはり駄目な形から失点をする。相手のエースを捕まえられないまま簡単にやられるパターンも。
そもそも怒濤の2得点で前半から一気に3人同時に交代させるというやり方は、果たしてどうなのだろう。こういう雑というか博打っぽい交代方法は、本番では先ず絶対的にやらないはず。本番を想定してプレシーズンマッチを行っている訳だから、本番でやらない事をプレシーズンマッチで行う意味があるのかどうかが疑問である。
そんなものだから、代わってボランチに投入した柏木が穴になる。自分は以前から一貫して守備が出来ない柏木のボランチ起用に大反対なので、一転して中盤が崩れる予想は付いたのだが、尤も今回の崩れっぷりは、上記の通り一気に3人もの選手を同時交代させた雑さにある。これだけ一気に選手を入れ替えたら、そりゃ流れも一気に変わるってなもんだ。
さすが柏木贔屓のミシャもどう思っているかと思っていたが、後半頭から柏木を1列上げた。ボランチ投入のミスは認めたらしい。ただそうではなくて、肝心なのはミシャが本番で柏木を外す勇気があるかどうかなのだと思う。
さてどう評価して良いのかわからない。李がハイペースの固め打ちをしているかと思えば、ミス絡みで失点しまくるという、阿部の至近距離パスミスもたまにやってしまうやつ。
点を取るけど失点も多い。何だか2、3年前のミシャレッズに戻ってしまったかのような内容。守備意識云々を継続していれば、先ずこんなバカ試合には発展しない。つまりこれは課題発見ではなくて、絶対的に克服不可能なミシャサッカーの弱点継続という事。
スカパー杯では清水の新外国人が居なかった。何故かその前のトレーニングマッチで使われていた。それを考えると、もしスカパー杯で清水の新外国人が居たらどうなっていたのだろうと冷や汗ものだが、こちらもズラタンが居なかったし興梠はトレーニングマッチの方だったからと言い訳は出来るが、それにしてもお互いに完璧なベスト布陣での戦いを観たかった。まあ今から手の内を見せる馬鹿も居ないだろうから仕方がないのだろうけど。
ただ結局は真ん中に永田を入れようが那須を置こうが、この試合の前のトレーニングマッチでも2失点しているように、誰を入れてもキチンと守備をしなければ確実に失点は減らないという事だ。そういう意味では体調不良で外れていてようやく戻ってきた加賀を、スカパー杯の方で試せなかったの事で物足りなさが残った。
・・・あれ?何か苦言が多くなってしまったけど、えーと、一応スカパー杯は優勝という事で良いんだよな。おめでとう300万円獲得。・・・もっと凄いの欲しかったなー、去年・・・。
そういえば、タイトル獲ると星が付く焼酎『浦和の涙』って、まだ製造されているんだっけ???ゼロックス杯獲得時ですら星が増えて7つ星までは知っている。そこでタイトルの大小に拘らないのならば当然スカパー杯獲得で星が・・・?でも今月ゼロックス杯が控えているから、被ったらり間に合わなかったりするから駄目か。
------
スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド第3戦 清水3-5浦和
得点/18分・李(浦)、24分・李(浦)、29分・武藤(浦)、43分・大前(清)、54分・李(浦)、65分・李(浦)、66分・村田(清)、79分・大前(清)
主審=福島孝一郎
観衆:3,443人
清水エスパルス3-5浦和レッズ
~鹿児島県立サッカー・ラグビー場
打撲で別調整となったズラタンに代わり、再び1トップに入った李が、前回とは打って変わって奮起の4ゴールとな。やはり李は使い方次第なんだけど、戦略としてポストプレーをやらせては絶対に駄目な反面で、前を向いてフィニッシャーに徹していれば、クロスを確実に捉えて一撃でゴールを陥れる事が出来る。そういう選手。
とはいえ2点目に象徴されるように、橋本のクロスが凄いというか、ここまで橋本の左足が一番チャンスを作っている訳で、そういう意味で左足から高精度クロスを供給できる選手が加入した事で、李のようなフィニッシャータイプの選手が、ペナルティエリア内で確実に活きる事になる。
と褒めてばかりいるとロクな事にならないというか、やはり駄目な形から失点をする。相手のエースを捕まえられないまま簡単にやられるパターンも。
そもそも怒濤の2得点で前半から一気に3人同時に交代させるというやり方は、果たしてどうなのだろう。こういう雑というか博打っぽい交代方法は、本番では先ず絶対的にやらないはず。本番を想定してプレシーズンマッチを行っている訳だから、本番でやらない事をプレシーズンマッチで行う意味があるのかどうかが疑問である。
そんなものだから、代わってボランチに投入した柏木が穴になる。自分は以前から一貫して守備が出来ない柏木のボランチ起用に大反対なので、一転して中盤が崩れる予想は付いたのだが、尤も今回の崩れっぷりは、上記の通り一気に3人もの選手を同時交代させた雑さにある。これだけ一気に選手を入れ替えたら、そりゃ流れも一気に変わるってなもんだ。
さすが柏木贔屓のミシャもどう思っているかと思っていたが、後半頭から柏木を1列上げた。ボランチ投入のミスは認めたらしい。ただそうではなくて、肝心なのはミシャが本番で柏木を外す勇気があるかどうかなのだと思う。
さてどう評価して良いのかわからない。李がハイペースの固め打ちをしているかと思えば、ミス絡みで失点しまくるという、阿部の至近距離パスミスもたまにやってしまうやつ。
点を取るけど失点も多い。何だか2、3年前のミシャレッズに戻ってしまったかのような内容。守備意識云々を継続していれば、先ずこんなバカ試合には発展しない。つまりこれは課題発見ではなくて、絶対的に克服不可能なミシャサッカーの弱点継続という事。
スカパー杯では清水の新外国人が居なかった。何故かその前のトレーニングマッチで使われていた。それを考えると、もしスカパー杯で清水の新外国人が居たらどうなっていたのだろうと冷や汗ものだが、こちらもズラタンが居なかったし興梠はトレーニングマッチの方だったからと言い訳は出来るが、それにしてもお互いに完璧なベスト布陣での戦いを観たかった。まあ今から手の内を見せる馬鹿も居ないだろうから仕方がないのだろうけど。
ただ結局は真ん中に永田を入れようが那須を置こうが、この試合の前のトレーニングマッチでも2失点しているように、誰を入れてもキチンと守備をしなければ確実に失点は減らないという事だ。そういう意味では体調不良で外れていてようやく戻ってきた加賀を、スカパー杯の方で試せなかったの事で物足りなさが残った。
・・・あれ?何か苦言が多くなってしまったけど、えーと、一応スカパー杯は優勝という事で良いんだよな。おめでとう300万円獲得。・・・もっと凄いの欲しかったなー、去年・・・。
そういえば、タイトル獲ると星が付く焼酎『浦和の涙』って、まだ製造されているんだっけ???ゼロックス杯獲得時ですら星が増えて7つ星までは知っている。そこでタイトルの大小に拘らないのならば当然スカパー杯獲得で星が・・・?でも今月ゼロックス杯が控えているから、被ったらり間に合わなかったりするから駄目か。
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スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド第3戦 清水3-5浦和
得点/18分・李(浦)、24分・李(浦)、29分・武藤(浦)、43分・大前(清)、54分・李(浦)、65分・李(浦)、66分・村田(清)、79分・大前(清)
主審=福島孝一郎
観衆:3,443人
2015年 スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド 第2戦
浦和レッズ3-1ジュビロ磐田
~指宿いわさきホテル サッカー場
いくらプレシーズンマッチとはいえ、何故にキックオフが11時半なのか。午前中から試合を組まれると、何か調子が狂ってしまう。まあその後に立て続けに清水と熊本の試合が組まれているから、スカパーの生中継の都合なんだろうけど。
さて、お世辞にも良いとは言えなかった熊本戦から中2日。次以降はズラタンと柏木と宇賀神と橋本を含んだしっかりとした主力組による真剣勝負を希望していたら、磐田戦で早速その通りのメンバーが組まれた。
GK=西川/DF=森脇、那須、槙野/MF=宇賀神、青木(68分→小島)、柏木(82分→斎藤)、橋本、石原、武藤(75分→高木)/FW=ズラタン
嗚呼!ついに永田に変わって那須が・・・こ、これは!だから最後の最後で失点してしまうんだ!とは言い過ぎだろうけど・・・でもまあ今回は阿部も使っていないから、まだ驚く時期ではないか。それより深い位置で悪い形でボールを失う事が多い柏木のボランチ起用反対派としては、諸刃の剣となる柏木を無理にボランチで使う必要があるのかと思ってしまうが、前3人が氾濫している上に阿部を外した場合、やはりボランチで使うしか道が無いのだろうか。当の本人は不満は無いみたいだけれど。
とはいうものの、これだけメンバーを主力組に絞って臨むと、やはりチームとして変わるものなのか。熊本戦の重い内容から一変して、動き良く順調な試合運びになった模様。
トレーニングマッチでも好アピールの武藤が、こぼれ球とはいえ先制点を叩き出して結果を出した。武藤に関しては多くのレッズサポが期待薄、というか「何で獲ったの?」と言われていた選手だったが、ここまで良い意味で期待を裏切ってくれている。加入時点では主力組ではないと思われていた選手か、主力組で結果を出したのは、競争力を高める意味でも大きい。
逆に結構期待が高かった石原が余り目立っていないようだが、元々この選手は派手さが無く、地味に黙々とゴールを狙うタイプ。それだけに前線で縁の下の力持ち的な動きをしてくれれば良い。そしてたまに貴重なゴールを叩き出してくれる事だろう。
そんな中で唯一の規格外がズラタンな訳で、やはり外国人選手は貴重だという思いそのままに、ガタイの良い身体と献身的な動きで、最前線でのパワープレーヤーとなってくれている。これに比べると・・・李は本当に不味い立場に陥っていると思う。ミシャは李の使い方を真剣に考えて変えてあげないと、開幕したら飼い殺し状態になってしまう可能性が大。
しかし今回の一番の評価は、橋本になるだろうか。左足からダイレクトで放たれる精度の高いパスが、ここまで多くのチャンスを生んでいる。先制点も橋本の左足が起点だったし、追加点は何と橋本。更に3点目、フリーの橋本にパスしないで自ら宇宙開発シュートしてミシャを激怒させた宇賀神が奮起の3点目だが、このセカンドアシストも橋本のパスが起点という、もう橋本大活躍である。あんまり攻撃参加すると危険だからやめてくれと懇願していた自分の願いに大いに反して、柏時代そのままにバンバン攻撃参加してはビッグチャンスを産み出す起点になっているという・・・まあその分、後ろの槙野が上がって来なければ、これで良いんだけどね。
ってかPK失敗の槙野。阿部が不在時のPKは槙野が蹴るのか?それとも自分で獲得したから自分で蹴っただけ?
それを止めた磐田のカミンスキーというキーパー。磐田に何時の間にか外個人キーパーが加入していたのも驚いたが、ポーランド人で元U-21代表の24歳で、初めての海外移籍で磐田に来たとか。短時間にやたらファインセーブを連発していたから、何でこんなに若くて凄い選手が日本の2部チームに来た?と思っていたら、結局は3失点している訳で、まあそれなりのレベルのキーパーなのかな?とも思ったが、まあよくわからん。こういう選手が30歳位になってA代表とかになっていた、なんて話も珍しくないから、カテゴリーは違う敵選手なれど、ちょっと注目して見て行こうと思う。
という事で、主力組に極めて近いメンバーで臨んだ磐田戦は、熊本戦とは雲泥の差での上々の出来であった。青木が怪我で退き、代わった後輩の小島がパッとしなかったのは不満だが、このメンバーの他にまだ興梠が控えている訳で、加賀も早く戻って来てほしいけれど、とにかく今のメンバーで、いよいよJ1同士となる清水戦に臨む。ここで本当の進化と真価が問われる事になりそう。
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スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド 第2戦 浦和3-1磐田
得点/10分・武藤(浦)、70分・橋本(浦)、77分・宇賀神(浦)、87分・小林(磐)
主審=佐藤隆治
観衆:389人
浦和レッズ3-1ジュビロ磐田
~指宿いわさきホテル サッカー場
いくらプレシーズンマッチとはいえ、何故にキックオフが11時半なのか。午前中から試合を組まれると、何か調子が狂ってしまう。まあその後に立て続けに清水と熊本の試合が組まれているから、スカパーの生中継の都合なんだろうけど。
さて、お世辞にも良いとは言えなかった熊本戦から中2日。次以降はズラタンと柏木と宇賀神と橋本を含んだしっかりとした主力組による真剣勝負を希望していたら、磐田戦で早速その通りのメンバーが組まれた。
GK=西川/DF=森脇、那須、槙野/MF=宇賀神、青木(68分→小島)、柏木(82分→斎藤)、橋本、石原、武藤(75分→高木)/FW=ズラタン
嗚呼!ついに永田に変わって那須が・・・こ、これは!だから最後の最後で失点してしまうんだ!とは言い過ぎだろうけど・・・でもまあ今回は阿部も使っていないから、まだ驚く時期ではないか。それより深い位置で悪い形でボールを失う事が多い柏木のボランチ起用反対派としては、諸刃の剣となる柏木を無理にボランチで使う必要があるのかと思ってしまうが、前3人が氾濫している上に阿部を外した場合、やはりボランチで使うしか道が無いのだろうか。当の本人は不満は無いみたいだけれど。
とはいうものの、これだけメンバーを主力組に絞って臨むと、やはりチームとして変わるものなのか。熊本戦の重い内容から一変して、動き良く順調な試合運びになった模様。
トレーニングマッチでも好アピールの武藤が、こぼれ球とはいえ先制点を叩き出して結果を出した。武藤に関しては多くのレッズサポが期待薄、というか「何で獲ったの?」と言われていた選手だったが、ここまで良い意味で期待を裏切ってくれている。加入時点では主力組ではないと思われていた選手か、主力組で結果を出したのは、競争力を高める意味でも大きい。
逆に結構期待が高かった石原が余り目立っていないようだが、元々この選手は派手さが無く、地味に黙々とゴールを狙うタイプ。それだけに前線で縁の下の力持ち的な動きをしてくれれば良い。そしてたまに貴重なゴールを叩き出してくれる事だろう。
そんな中で唯一の規格外がズラタンな訳で、やはり外国人選手は貴重だという思いそのままに、ガタイの良い身体と献身的な動きで、最前線でのパワープレーヤーとなってくれている。これに比べると・・・李は本当に不味い立場に陥っていると思う。ミシャは李の使い方を真剣に考えて変えてあげないと、開幕したら飼い殺し状態になってしまう可能性が大。
しかし今回の一番の評価は、橋本になるだろうか。左足からダイレクトで放たれる精度の高いパスが、ここまで多くのチャンスを生んでいる。先制点も橋本の左足が起点だったし、追加点は何と橋本。更に3点目、フリーの橋本にパスしないで自ら宇宙開発シュートしてミシャを激怒させた宇賀神が奮起の3点目だが、このセカンドアシストも橋本のパスが起点という、もう橋本大活躍である。あんまり攻撃参加すると危険だからやめてくれと懇願していた自分の願いに大いに反して、柏時代そのままにバンバン攻撃参加してはビッグチャンスを産み出す起点になっているという・・・まあその分、後ろの槙野が上がって来なければ、これで良いんだけどね。
ってかPK失敗の槙野。阿部が不在時のPKは槙野が蹴るのか?それとも自分で獲得したから自分で蹴っただけ?
それを止めた磐田のカミンスキーというキーパー。磐田に何時の間にか外個人キーパーが加入していたのも驚いたが、ポーランド人で元U-21代表の24歳で、初めての海外移籍で磐田に来たとか。短時間にやたらファインセーブを連発していたから、何でこんなに若くて凄い選手が日本の2部チームに来た?と思っていたら、結局は3失点している訳で、まあそれなりのレベルのキーパーなのかな?とも思ったが、まあよくわからん。こういう選手が30歳位になってA代表とかになっていた、なんて話も珍しくないから、カテゴリーは違う敵選手なれど、ちょっと注目して見て行こうと思う。
という事で、主力組に極めて近いメンバーで臨んだ磐田戦は、熊本戦とは雲泥の差での上々の出来であった。青木が怪我で退き、代わった後輩の小島がパッとしなかったのは不満だが、このメンバーの他にまだ興梠が控えている訳で、加賀も早く戻って来てほしいけれど、とにかく今のメンバーで、いよいよJ1同士となる清水戦に臨む。ここで本当の進化と真価が問われる事になりそう。
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スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド 第2戦 浦和3-1磐田
得点/10分・武藤(浦)、70分・橋本(浦)、77分・宇賀神(浦)、87分・小林(磐)
主審=佐藤隆治
観衆:389人
2015年 スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド 第1戦
浦和レッズ0-0ロアッソ熊本
~指宿いわさきホテル サッカー場
映像を見ていないので何とも言えないんだけど、テキスト実況では「眠くなる試合」「パスミスが目立つ」「前線でボールが収まらない」「去年からの成長が見られない」挙げ句「つまらない」等々、散々な糞評価のオンパレード。
たかが開幕前のトレーニングマッチに毛が生えた程度の大会に、そう目くじらを立てなくても良い時期ではあるんだけど、但しここを”たかが”と捉えるか”されど”と捉えるかは人の自由である。評価の仕方で攻め合ってはいけない。
ちなみにこの試合の直前に行われた、同じく熊本とのトレーニングマッチでは、GK=岩舘(HT→大谷)/DF=岡本、那須、茂木(HT→高木)/MF=宇賀神、小島、青木、橋本、柏木、武藤/FW=ズラタン(74分→澤上/練習生)で5-1とバカ勝ち。
続いてスカパー杯メンバーはGK=西川/DF=森脇、永田、槙野/MF=平川、啓太、阿部、関根、梅崎、石原(62分→高木)/FW=李で無失点ではあるが無得点でドロー。
スカパー杯があるのに、直前に同じチームとトレーニングマッチをさせるところが疑問だが、尤もスカパー杯での熊本のメンバーを見た限りでは、トレーニングマッチメンバーは控え組だったと思われるから、対して主力組と控え組の混合メンバーで臨んだレッズとしては、相手との戦力差が如実なトレーニングマッチでは大勝して、相手との戦力差が縮まっているスカパー杯では難しい試合になった。・・・という確率分析は普通のチームならば通用するのだが、変なところでお決まりのようにズッコケ癖があるレッズにとって、ぶっちゃけストレートな分析は通用しない(笑)
そもそも昨季J2で13位のチームの控え組に、いくらトレーニングマッチだったとはいえ先制を許したという点も問題な訳だが(熊本にも田中達也という名前の選手が居たのね)、そういうダラしない部分は一事が万事として、引き続き次の試合にも影響するというもの。・・・という分析も普通のチームならば通用するのだが、変なところでお決まりのようにズッコケ癖があるレッズにとって、ぶっちゃけストレートな分析は通用しない(笑)
ようするに、失うモノが無く先ずは好アピールが第一のトレーニングマッチでは選手もハッスルするが、いくらプレシーズンマッチとはいえテレビで生中継されていて、しかも僅かとはいえ賞金が懸かっている大会だと、レッズの場合は妙に選手が硬くなって、いつもの力を発揮できなくなるのである。これは過去に何度も大事な試合で勝負弱さを露呈してはタイトルを逃して来た事に繋がり、平気で地域リーグやJ2相手に負けてしまう、紛れもないレッズの悪しき伝統癖。だからミシャさん、ToTで勝負弱さを指摘されても、それに蓋をしてしまっては駄目なんだよ。こういうのは真剣に治療しないと、永遠に影響し続けるものなのだから。
と、また同じ過ちを繰り返さないためにも、プレシーズンマッチだろうと開幕前だろうと、今から厳しい目で見ておく事も絶対に必要だと思っている。
そしてどうやっても不可能と判明している、李の1トップに於けるポストプレーヤーとしての使い方を、また今年もやり続けているミシャの諦めの悪さは何なのだろう。これだけは本当にチームに悪影響を及ぼしている訳で、もはや頑固とかいうレベルではないぞ。完全に自慰チョイスになっている。李と同じようにゴールゲッタータイプの石原も、また変な使い方して調子を崩されたら困るんだけど。
とにかく興梠よ、早く復帰してくれ~。
さて前記事から注目の永田は、やはり主力組なのだろうか。他の選手は主力組と控え組を行ったり来たりして色々と試されているが、明確に去年から入れ替わったママで居るのは、今のところ永田と那須の2人だけ。その永田はここまで調子が良いという事だし、この熊本戦も大半のメンバーがパッとしなかった中で唯一高評価みたい。それで開幕したら那須がスタメンで永田が控えなんて事になったら、絶対に凹むよなぁ・・・。
とりあえず次の磐田戦か最後の清水戦までには、今の主力組と控え組の混合チームではなくて、しっかりとした主力組による真剣試合を見てみたいぞ。少なくともズラタンと柏木と宇賀神と橋本は、本来であれば主力組に入るはず。だから今の中途半端な編成では、まだ評価ができない。
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スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド 第1戦 浦和0-0熊本
得点/なし
主審=木村博之
観衆:295人
浦和レッズ0-0ロアッソ熊本
~指宿いわさきホテル サッカー場
映像を見ていないので何とも言えないんだけど、テキスト実況では「眠くなる試合」「パスミスが目立つ」「前線でボールが収まらない」「去年からの成長が見られない」挙げ句「つまらない」等々、散々な糞評価のオンパレード。
たかが開幕前のトレーニングマッチに毛が生えた程度の大会に、そう目くじらを立てなくても良い時期ではあるんだけど、但しここを”たかが”と捉えるか”されど”と捉えるかは人の自由である。評価の仕方で攻め合ってはいけない。
ちなみにこの試合の直前に行われた、同じく熊本とのトレーニングマッチでは、GK=岩舘(HT→大谷)/DF=岡本、那須、茂木(HT→高木)/MF=宇賀神、小島、青木、橋本、柏木、武藤/FW=ズラタン(74分→澤上/練習生)で5-1とバカ勝ち。
続いてスカパー杯メンバーはGK=西川/DF=森脇、永田、槙野/MF=平川、啓太、阿部、関根、梅崎、石原(62分→高木)/FW=李で無失点ではあるが無得点でドロー。
スカパー杯があるのに、直前に同じチームとトレーニングマッチをさせるところが疑問だが、尤もスカパー杯での熊本のメンバーを見た限りでは、トレーニングマッチメンバーは控え組だったと思われるから、対して主力組と控え組の混合メンバーで臨んだレッズとしては、相手との戦力差が如実なトレーニングマッチでは大勝して、相手との戦力差が縮まっているスカパー杯では難しい試合になった。・・・という確率分析は普通のチームならば通用するのだが、変なところでお決まりのようにズッコケ癖があるレッズにとって、ぶっちゃけストレートな分析は通用しない(笑)
そもそも昨季J2で13位のチームの控え組に、いくらトレーニングマッチだったとはいえ先制を許したという点も問題な訳だが(熊本にも田中達也という名前の選手が居たのね)、そういうダラしない部分は一事が万事として、引き続き次の試合にも影響するというもの。・・・という分析も普通のチームならば通用するのだが、変なところでお決まりのようにズッコケ癖があるレッズにとって、ぶっちゃけストレートな分析は通用しない(笑)
ようするに、失うモノが無く先ずは好アピールが第一のトレーニングマッチでは選手もハッスルするが、いくらプレシーズンマッチとはいえテレビで生中継されていて、しかも僅かとはいえ賞金が懸かっている大会だと、レッズの場合は妙に選手が硬くなって、いつもの力を発揮できなくなるのである。これは過去に何度も大事な試合で勝負弱さを露呈してはタイトルを逃して来た事に繋がり、平気で地域リーグやJ2相手に負けてしまう、紛れもないレッズの悪しき伝統癖。だからミシャさん、ToTで勝負弱さを指摘されても、それに蓋をしてしまっては駄目なんだよ。こういうのは真剣に治療しないと、永遠に影響し続けるものなのだから。
と、また同じ過ちを繰り返さないためにも、プレシーズンマッチだろうと開幕前だろうと、今から厳しい目で見ておく事も絶対に必要だと思っている。
そしてどうやっても不可能と判明している、李の1トップに於けるポストプレーヤーとしての使い方を、また今年もやり続けているミシャの諦めの悪さは何なのだろう。これだけは本当にチームに悪影響を及ぼしている訳で、もはや頑固とかいうレベルではないぞ。完全に自慰チョイスになっている。李と同じようにゴールゲッタータイプの石原も、また変な使い方して調子を崩されたら困るんだけど。
とにかく興梠よ、早く復帰してくれ~。
さて前記事から注目の永田は、やはり主力組なのだろうか。他の選手は主力組と控え組を行ったり来たりして色々と試されているが、明確に去年から入れ替わったママで居るのは、今のところ永田と那須の2人だけ。その永田はここまで調子が良いという事だし、この熊本戦も大半のメンバーがパッとしなかった中で唯一高評価みたい。それで開幕したら那須がスタメンで永田が控えなんて事になったら、絶対に凹むよなぁ・・・。
とりあえず次の磐田戦か最後の清水戦までには、今の主力組と控え組の混合チームではなくて、しっかりとした主力組による真剣試合を見てみたいぞ。少なくともズラタンと柏木と宇賀神と橋本は、本来であれば主力組に入るはず。だから今の中途半端な編成では、まだ評価ができない。
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スカパー!ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド 第1戦 浦和0-0熊本
得点/なし
主審=木村博之
観衆:295人
昨年まで那須が主に務めていたリベロの位置に、今年キャンプから一転して永田がレギュラー組として入り続けている。
尤も那須が加入する前は永田の定位置だった訳で、ミシャも永田をベッケンバウァーに準えるまでのお気に入りだった。まあ個人的には、どこがベッケンバウァーなのかと疑問に思い続けているけれど・・・。
ところが突然の怪我で離脱という痛恨アクシデントで那須にポジションを奪われてからは、那須が驚異的な”得点力”を発揮して大活躍していた事もあり、その那須の影に隠れてしまう形ですっかりレギュラーの座を奪われてしまった。永田自身もその後に戦列復帰を果たしても試合勘が戻らなかったのか集中力を欠いた守備の連続で、途中から投入しては必ず失点するという悪夢を繰り返しては、完全に失点要因になってしまっていた訳だ。
そんな永田が昨年まで絶対的なレギュラーであった那須を押し退けて、突如今年初めからからレギュラー組に返り咲いているのは、何故か。
・・・正直、わからない(なんじゃそりゃ)。
那須が悪いという訳でもないだろうし、だからと言って永田が凄く良いという訳でもないだろうし、これでミシャがどう判断して永田をレギュラー組でプレーさせているのか、良く見えない部分がある。
那須は読みの守備に定評がありボランチも可能で得点力も驚異的。ただし対人プレーに弱く、敵からのプレスに於いて強く当たりに来られるとフィジカル負けしてボールを失ってはピンチを招く弱点がある。
永田はカバーリング主体。派手さは無いが後ろでしっかり構えて組織で守るスイーパータイプ。そして高精度なロングフィードが最大の武器。ただ那須と同じく対人プレーに弱く、上背があっても空中戦には強い訳ではない。たまにポカミスも目立つ。
対人プレーに弱いという共通点があるものの、基本的にタイプが違うこの両DFを使い分けるに当たり、それぞれのストロングポイントをミシャサッカーに当て嵌めた場合、DFラインからゲームを作る事を必要とされるミシャサッカーで、仮に那須と永田が横一線であった場合は、やはりロングフィードという武器を持っている永田の方が、ゲームを作れるという意味で使いやすいのだろうか。
確かに那須は得点力はあるものの、ゲームを作る能力では永田には及ばない部分がある。そして単純に守らせるだけの場合、どちらに波があるかと言えば、実際は那須の方だと思う。決して永田に絶対的な安定感がある訳ではないが、それでも3バックの真ん中”らしさ”で言ったら、那須より永田なのかもしれない。
それともうひとつ、年齢的に永田の方が若干ではあるが若いのは利点かもしれない。那須は若く見えるが実際はもう33歳。対して永田はぶっちゃけ老け顔だが31歳。これは大きな判断材料になる。年齢的にきつくなって来ている那須と、年齢的にもう一花咲かせられるはずの永田。単純にそういう事かもしれない。
ただでさえ湘南・遠藤のを獲得出来なかった事で若返りに失敗し、獲った選手はリベロではなくストッパーでありベテランの加賀。こうなると少々不安はあっても、総合的に判断した場合、復調したならば永田をレギュラーで使うべきと判断したのかもしれない。
ちなみにこれまで行った2度のトレーニングマッチに於ける失点数は、両人同じ試合出場数/時間で那須は0だが永田は1。まあここは許容範囲の差だろう。
そして本日行われた太田シチズン(Kリーグ2部→今季から1部復帰)とのトレーニングマッチでは、相変わらず永田がレギュラー組であり、共に同じ試合出場数/時間のまま無失点。ところが4本目で永田が得点を決めている。那須はここまで無得点のまま。まあまだここも比べるべき部分ではない。
まだキャンプ時期だから、どちらがレギュラーを獲得するか正式判断までに時間が残っているものの、それにしてもサッカー選手という意味で言うところの”何れ菖蒲か杜若”である。でもここは一旦、那須と永田を組み替えたらどういう事になるかも見てみたいし。
幸いにして日曜にスカパー! ニューイヤーカップ・熊本戦が行われる訳で、やや真剣勝負となる場でレッズのリベロご両人がどういうプレーを見せるのも大きな注目点。
尤も那須が加入する前は永田の定位置だった訳で、ミシャも永田をベッケンバウァーに準えるまでのお気に入りだった。まあ個人的には、どこがベッケンバウァーなのかと疑問に思い続けているけれど・・・。
ところが突然の怪我で離脱という痛恨アクシデントで那須にポジションを奪われてからは、那須が驚異的な”得点力”を発揮して大活躍していた事もあり、その那須の影に隠れてしまう形ですっかりレギュラーの座を奪われてしまった。永田自身もその後に戦列復帰を果たしても試合勘が戻らなかったのか集中力を欠いた守備の連続で、途中から投入しては必ず失点するという悪夢を繰り返しては、完全に失点要因になってしまっていた訳だ。
そんな永田が昨年まで絶対的なレギュラーであった那須を押し退けて、突如今年初めからからレギュラー組に返り咲いているのは、何故か。
・・・正直、わからない(なんじゃそりゃ)。
那須が悪いという訳でもないだろうし、だからと言って永田が凄く良いという訳でもないだろうし、これでミシャがどう判断して永田をレギュラー組でプレーさせているのか、良く見えない部分がある。
那須は読みの守備に定評がありボランチも可能で得点力も驚異的。ただし対人プレーに弱く、敵からのプレスに於いて強く当たりに来られるとフィジカル負けしてボールを失ってはピンチを招く弱点がある。
永田はカバーリング主体。派手さは無いが後ろでしっかり構えて組織で守るスイーパータイプ。そして高精度なロングフィードが最大の武器。ただ那須と同じく対人プレーに弱く、上背があっても空中戦には強い訳ではない。たまにポカミスも目立つ。
対人プレーに弱いという共通点があるものの、基本的にタイプが違うこの両DFを使い分けるに当たり、それぞれのストロングポイントをミシャサッカーに当て嵌めた場合、DFラインからゲームを作る事を必要とされるミシャサッカーで、仮に那須と永田が横一線であった場合は、やはりロングフィードという武器を持っている永田の方が、ゲームを作れるという意味で使いやすいのだろうか。
確かに那須は得点力はあるものの、ゲームを作る能力では永田には及ばない部分がある。そして単純に守らせるだけの場合、どちらに波があるかと言えば、実際は那須の方だと思う。決して永田に絶対的な安定感がある訳ではないが、それでも3バックの真ん中”らしさ”で言ったら、那須より永田なのかもしれない。
それともうひとつ、年齢的に永田の方が若干ではあるが若いのは利点かもしれない。那須は若く見えるが実際はもう33歳。対して永田はぶっちゃけ老け顔だが31歳。これは大きな判断材料になる。年齢的にきつくなって来ている那須と、年齢的にもう一花咲かせられるはずの永田。単純にそういう事かもしれない。
ただでさえ湘南・遠藤のを獲得出来なかった事で若返りに失敗し、獲った選手はリベロではなくストッパーでありベテランの加賀。こうなると少々不安はあっても、総合的に判断した場合、復調したならば永田をレギュラーで使うべきと判断したのかもしれない。
ちなみにこれまで行った2度のトレーニングマッチに於ける失点数は、両人同じ試合出場数/時間で那須は0だが永田は1。まあここは許容範囲の差だろう。
そして本日行われた太田シチズン(Kリーグ2部→今季から1部復帰)とのトレーニングマッチでは、相変わらず永田がレギュラー組であり、共に同じ試合出場数/時間のまま無失点。ところが4本目で永田が得点を決めている。那須はここまで無得点のまま。まあまだここも比べるべき部分ではない。
まだキャンプ時期だから、どちらがレギュラーを獲得するか正式判断までに時間が残っているものの、それにしてもサッカー選手という意味で言うところの”何れ菖蒲か杜若”である。でもここは一旦、那須と永田を組み替えたらどういう事になるかも見てみたいし。
幸いにして日曜にスカパー! ニューイヤーカップ・熊本戦が行われる訳で、やや真剣勝負となる場でレッズのリベロご両人がどういうプレーを見せるのも大きな注目点。
ようこそ!!
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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スタジアムではゴール裏住人であります。
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