浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
近々開始が予定されていたJ3(仮称)が、いよいよ来年2014年度からの設立で内定した模様。
個人的にもその設立を待ち侘びて来た、J3の本格的な概要が発表になった。概要と言っても、まだまだ具体性に欠けるものではあるが、それでも、少しでも明確なものがこれだけ出始めたとなれば、それは胸高まるものである。
今日までに報道されているものを纏めると・・・
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/02/16/kiji/K20130216005204550.html
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130216-OHT1T00002.htm
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20130216-1085786.html
・2014年設立が内定
・最初は10~12クラブで開始予定
・現時点でJFLの約10クラブと、地域リーグなどの4クラブが参加意志を示す
・正式な参加申請は6月。ここから絞り込みを行う
・参加許可チームは9月に正式決定
・運営はJリーグとは別組織
・クラブライセンス制度は適用されない
・具体的な参入条件は未定
・Jリーグクラブのセカンドチーム(例:浦和レッズBなど)を参加させる案
・将来的に東西2リーグ制を導入する案
現時点でJFLや地域リーグなど、計14クラブが参加意思を示しているものの、実際6月にどれだけのクラブが正式表明するかが先ずは注目点。
JFLに於いてはJ2から降格した町田ゼルビアを始め、Jリーグ入り目標を公式に掲げている長野パルセイロ、カマタマーレ讃岐、MIOびわこ滋賀、FC琉球、藤枝MY、ブラウブリッツ秋田、ツエーゲン金沢、SC相模原、福島ユナイテッドの9クラブが妥当か。
地域リーグとなると、報道で名前が上がっているグルージャ盛岡と奈良クラブの他は、可能性としてはガンジュ岩手、サウルコス福井、アルテリーヴォ和歌山、レノファ山口、ヴォルカ鹿児島、FC鹿児島など・・・地域リーグはこの他にも沢山J目標のクラブが存在しているため、実力や規模を考えると、実際は先が読めない領域にある。
クラブライセンス制度は適用されない事と、”参入条件に財務状況の健全性を盛り込む”とした体裁的な方針がある以外、実際の参加条件は極めて緩いものになる可能性はある。しかし報道された関係者の話として「赤字を垂れ流すようなクラブが入ることは望ましくない。参入にはそれなりの条件を設けるべき」とあり、これに沿った参加条件を作る場合、財政的に厳しい中で運営しているクラブが大半の中で、果たして現実的にどれだけのクラブが参加可能なのか。その条件によって、参加可能クラブが激減する可能性も大いにある。
ただしひとつの疑問も。J3はクラブライセンス制度を失効したクラブの、受け皿的な役割も見込まれているカテゴリーのはず。そのようなクラブは財政的にひじょうに厳しいはずで、これに”参入条件に財務状況の健全性を盛り込む”を当て嵌めると、大きな矛盾が生まれてしまう。実際”門と”を狭める事によってJ3の存在意義が薄れる危険性が極めて大きく、このため、参加条件でどういう線引きを行うかが、J3のひとつの課題になる。
初年度は10~12クラブでスタート予定のJ3だが、J1やJ2のチーム数がわずか十数年で膨張して行ったと同じように、J3もやがては沢山のクラブで埋まって行く事は予想される。J1やJ2のセカンドチームを置く事も可能ならば、そのチーム数は更に増大の一途を辿るのは目に見えている。
ちなみに将来的に東西2リーグ制を導入する案も浮上しているが、これは無意味だと思う。リーグを分けるという事は、戦力を分散させた上で壁を作る事を意味しており、既にその下のカテゴリーで1リーグ制のJFLが存在し、リーグを分散させる役目は既に地域リーグで果たされている以上、その上のカテゴリーで再び2リーグに分けるのは、極めて本末転倒と言わざるを得ない。
このように疑問や課題や問題も尽きないが、そうは言っても事は内定した話であり、もう来年度からスタートするものである。案ずるより産むが易しで、とにかく先ずはJ3というカテゴリーが現実にスタートする事を喜ぼう。
思えばJ2が設立される時は、降格という未知なるペナルティー制度に怯えて内心は反対であったが(しかもその初降格チームがレッズという皮肉)、いざその降格制度が当然の事として慣れてしまった今、新たに設立されるJ3は、素直に楽しみという感情しか無い。
単純にプロサッカークラブが増えるのが楽しいという個人的な趣向はあるにしても、複数のカテゴリー別で楽しめるプロスポーツの象徴こそサッカーであるのだから、カテゴリーを増やす事によって、その世界のサッカーの常識に、またひとつ近づいた気がする。そんなJ3。
当ブログ内関連記事
http://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/828/
http://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/691/
個人的にもその設立を待ち侘びて来た、J3の本格的な概要が発表になった。概要と言っても、まだまだ具体性に欠けるものではあるが、それでも、少しでも明確なものがこれだけ出始めたとなれば、それは胸高まるものである。
今日までに報道されているものを纏めると・・・
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/02/16/kiji/K20130216005204550.html
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130216-OHT1T00002.htm
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20130216-1085786.html
・2014年設立が内定
・最初は10~12クラブで開始予定
・現時点でJFLの約10クラブと、地域リーグなどの4クラブが参加意志を示す
・正式な参加申請は6月。ここから絞り込みを行う
・参加許可チームは9月に正式決定
・運営はJリーグとは別組織
・クラブライセンス制度は適用されない
・具体的な参入条件は未定
・Jリーグクラブのセカンドチーム(例:浦和レッズBなど)を参加させる案
・将来的に東西2リーグ制を導入する案
現時点でJFLや地域リーグなど、計14クラブが参加意思を示しているものの、実際6月にどれだけのクラブが正式表明するかが先ずは注目点。
JFLに於いてはJ2から降格した町田ゼルビアを始め、Jリーグ入り目標を公式に掲げている長野パルセイロ、カマタマーレ讃岐、MIOびわこ滋賀、FC琉球、藤枝MY、ブラウブリッツ秋田、ツエーゲン金沢、SC相模原、福島ユナイテッドの9クラブが妥当か。
地域リーグとなると、報道で名前が上がっているグルージャ盛岡と奈良クラブの他は、可能性としてはガンジュ岩手、サウルコス福井、アルテリーヴォ和歌山、レノファ山口、ヴォルカ鹿児島、FC鹿児島など・・・地域リーグはこの他にも沢山J目標のクラブが存在しているため、実力や規模を考えると、実際は先が読めない領域にある。
クラブライセンス制度は適用されない事と、”参入条件に財務状況の健全性を盛り込む”とした体裁的な方針がある以外、実際の参加条件は極めて緩いものになる可能性はある。しかし報道された関係者の話として「赤字を垂れ流すようなクラブが入ることは望ましくない。参入にはそれなりの条件を設けるべき」とあり、これに沿った参加条件を作る場合、財政的に厳しい中で運営しているクラブが大半の中で、果たして現実的にどれだけのクラブが参加可能なのか。その条件によって、参加可能クラブが激減する可能性も大いにある。
ただしひとつの疑問も。J3はクラブライセンス制度を失効したクラブの、受け皿的な役割も見込まれているカテゴリーのはず。そのようなクラブは財政的にひじょうに厳しいはずで、これに”参入条件に財務状況の健全性を盛り込む”を当て嵌めると、大きな矛盾が生まれてしまう。実際”門と”を狭める事によってJ3の存在意義が薄れる危険性が極めて大きく、このため、参加条件でどういう線引きを行うかが、J3のひとつの課題になる。
初年度は10~12クラブでスタート予定のJ3だが、J1やJ2のチーム数がわずか十数年で膨張して行ったと同じように、J3もやがては沢山のクラブで埋まって行く事は予想される。J1やJ2のセカンドチームを置く事も可能ならば、そのチーム数は更に増大の一途を辿るのは目に見えている。
ちなみに将来的に東西2リーグ制を導入する案も浮上しているが、これは無意味だと思う。リーグを分けるという事は、戦力を分散させた上で壁を作る事を意味しており、既にその下のカテゴリーで1リーグ制のJFLが存在し、リーグを分散させる役目は既に地域リーグで果たされている以上、その上のカテゴリーで再び2リーグに分けるのは、極めて本末転倒と言わざるを得ない。
このように疑問や課題や問題も尽きないが、そうは言っても事は内定した話であり、もう来年度からスタートするものである。案ずるより産むが易しで、とにかく先ずはJ3というカテゴリーが現実にスタートする事を喜ぼう。
思えばJ2が設立される時は、降格という未知なるペナルティー制度に怯えて内心は反対であったが(しかもその初降格チームがレッズという皮肉)、いざその降格制度が当然の事として慣れてしまった今、新たに設立されるJ3は、素直に楽しみという感情しか無い。
単純にプロサッカークラブが増えるのが楽しいという個人的な趣向はあるにしても、複数のカテゴリー別で楽しめるプロスポーツの象徴こそサッカーであるのだから、カテゴリーを増やす事によって、その世界のサッカーの常識に、またひとつ近づいた気がする。そんなJ3。
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無題
おはようございます。
J3がついに内定しましたね。Jリーグは、プロ野球で言うウェスタンリーグとイースタンリーグに当たるサテライトリーグがなくなってしまっただけに、J3に2軍に当たるチームを置けば選手の育成もしやすく、楽しみも増えますね。
レッズのセカンドチームが誕生したら、バルサBのミニスタジアムギャングのようになってくれることを期待せずにはいられません。特に世代別代表の常連なのにクラブでは出番のないような選手が活躍する姿を私は是非見たいです。例えばレッズで言えば大谷がこれに当たりますね。
最後に、どうやら元気がトレーニングマッチでシャドーで起用され始めているようですね。元気がシャドーとなれば、ターンオーバー制を採用するだけに興梠ともう1人の1トップを誰がやるのかが気になりますね。新人の阪野か、あるいはマルシオか。あるいは・・・
J3がついに内定しましたね。Jリーグは、プロ野球で言うウェスタンリーグとイースタンリーグに当たるサテライトリーグがなくなってしまっただけに、J3に2軍に当たるチームを置けば選手の育成もしやすく、楽しみも増えますね。
レッズのセカンドチームが誕生したら、バルサBのミニスタジアムギャングのようになってくれることを期待せずにはいられません。特に世代別代表の常連なのにクラブでは出番のないような選手が活躍する姿を私は是非見たいです。例えばレッズで言えば大谷がこれに当たりますね。
最後に、どうやら元気がトレーニングマッチでシャドーで起用され始めているようですね。元気がシャドーとなれば、ターンオーバー制を採用するだけに興梠ともう1人の1トップを誰がやるのかが気になりますね。新人の阪野か、あるいはマルシオか。あるいは・・・
あまり量が増加しすぎるのも考えものですが
こうなったら、川口にもJのクラブが欲しくないですか?さらに上尾も加われば(日産ディーゼルやベルーナがスポンサーとして付けば)、4クラブで見事に中山道ダービーです。
所沢・川越はライオンズの領域なので触れないとしても、です。
所沢・川越はライオンズの領域なので触れないとしても、です。
妄想
町内会の草サッカーチームが段階的に成長し、いつしか日本を代表するクラブに発展するような組織構造が構築されたとき、日本のサッカーも娯楽の枠を越えて文化の域に達するのかなぁと妄想してます。何世紀後?
昨夜のサッカー番組で田中達也が「再びサッカーをやれる機会を与えてくれたアルビにすべてを捧げる。」とコメントしてました。素敵じゃないですか、3月30日が本当に楽しみです。
昨夜のサッカー番組で田中達也が「再びサッカーをやれる機会を与えてくれたアルビにすべてを捧げる。」とコメントしてました。素敵じゃないですか、3月30日が本当に楽しみです。
コメントありがとうございます
アニメ統計学者さん
おはようございます。
おっしゃる通りサテライトリーグが廃止されてしまった事で、仮にセカンドチームを持てるとしたら、その価値は大きいですよね。レッズだけ見ても、現状だと選手を保有しているだけで宝の持ち腐れになってしまっている部分が多々あるだけに、こういう選手を実戦経験を積ます場は必要ですね。また選手だけではなく、セカンドチームの監督やコーチは指導者として経験を積めますし、これを考えると一石二鳥ですね。将来的にレッズがとうするかは別としても、シンガポールリーグにも参戦している新潟とか、ジェフリザーブズの例がある千葉など、既にセカンドチームの経験があるクラブは、参戦するかもしれませんね。
それと原口は、シャドーで活きるなら、そこでしっかり活躍の場を生かしてほしいですね。個人的にはFWとして活躍してほしいですが、攻撃的な位置ならどこでもこなせる選手に成長してくれるのが理想です。あと阪野は、大卒FW期待のルーキーとして、過去に盛田と高崎で失敗したジンクスを払拭する成長を期待しています。
あきらさん
再びおはようございます。
川口は、確か将来的にJリーグ入りを目指すクラブがあったと思います。今もそうであるように、これからもますます、全国各地でそういう小さなサッカークラブが生まれるでしょうね。百年構想が完成する頃には、中山道ダービーも川越街道ダービーも浦所バイパスダービーも生まれているかもしれませんよ(笑)
詠み人知らずさん
おはようございます。
それこそまさにJリーグ百年構想の骨子だと思います。その証拠にヨーロッパも南米も、サッカーの歴史が深い国では、そういった歴史と文化が実際に出来上がっていますから、これに関しては日本も決して夢物語ではなく、例えそれが百年或いは2百年かかったしても、クラブとリーグ成長を続ければ、実際に起こりえるものだと確信しています。
そして達也ですが、もう彼は完全に新潟の選手であり、来月に敵として激突するのが本当に楽しみです。こちらも絶対に勝ち点3をもぎ取る意気込みです!
おはようございます。
おっしゃる通りサテライトリーグが廃止されてしまった事で、仮にセカンドチームを持てるとしたら、その価値は大きいですよね。レッズだけ見ても、現状だと選手を保有しているだけで宝の持ち腐れになってしまっている部分が多々あるだけに、こういう選手を実戦経験を積ます場は必要ですね。また選手だけではなく、セカンドチームの監督やコーチは指導者として経験を積めますし、これを考えると一石二鳥ですね。将来的にレッズがとうするかは別としても、シンガポールリーグにも参戦している新潟とか、ジェフリザーブズの例がある千葉など、既にセカンドチームの経験があるクラブは、参戦するかもしれませんね。
それと原口は、シャドーで活きるなら、そこでしっかり活躍の場を生かしてほしいですね。個人的にはFWとして活躍してほしいですが、攻撃的な位置ならどこでもこなせる選手に成長してくれるのが理想です。あと阪野は、大卒FW期待のルーキーとして、過去に盛田と高崎で失敗したジンクスを払拭する成長を期待しています。
あきらさん
再びおはようございます。
川口は、確か将来的にJリーグ入りを目指すクラブがあったと思います。今もそうであるように、これからもますます、全国各地でそういう小さなサッカークラブが生まれるでしょうね。百年構想が完成する頃には、中山道ダービーも川越街道ダービーも浦所バイパスダービーも生まれているかもしれませんよ(笑)
詠み人知らずさん
おはようございます。
それこそまさにJリーグ百年構想の骨子だと思います。その証拠にヨーロッパも南米も、サッカーの歴史が深い国では、そういった歴史と文化が実際に出来上がっていますから、これに関しては日本も決して夢物語ではなく、例えそれが百年或いは2百年かかったしても、クラブとリーグ成長を続ければ、実際に起こりえるものだと確信しています。
そして達也ですが、もう彼は完全に新潟の選手であり、来月に敵として激突するのが本当に楽しみです。こちらも絶対に勝ち点3をもぎ取る意気込みです!
ようこそ!!
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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埼玉県富士見市在住
レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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