ネタが無いので、暇つぶしに変な話をしてみようと思う。
先ず、監督のタイプについてである。
もう長きに渡りサッカーを観てきた自分にとって、それに比例して、様々な監督像をも観てきた。その中で最近、監督のタイプについて、自分の中では「2種とその他の1」に分ける事に決めたので、ここに報告する。(・・・んな大袈裟なものではないが)
ちなみに前提として、あくまで一般論の域を出ない話に終始したい。
そして角が立つのも嫌なので、記事上では一切の固有名詞を出さない事にする。
先ず、「2種とその他の1」の先の2種、自分の中で、監督タイプは「カリスマ型」と「理論型」に分ける事にした。
カリスマ型はその名の通り、そのカリスマ性で人心を掌握し、名前先行型でチームを動かして行くタイプ。
かつて多大な功績を残したり人気を得たりした選手が指導者になると、その選手時代に得たカリスマ性によって、出だしでの人心掌握が実に楽に済む。選手やファン・サポーターも先ずはそのカリスマ性に付いて行くため、監督として”自分を理解してもらう”仕事が不要になる。
このようなカリスマチックな人物を、例え素人であろうとチームの監督に据え、クラブ自体は監督に巨大戦力を与えて、カリスマ性でチームを動かしてもらう。得てして世の中にはOB監督が多いのも、この理由である。
このやり方は、クラブが大きくなればなるほど常套手段となり、巨大組織の運営方法としてはギャンブル性が低く、フロントが監督をある意味で”傀儡”にして、スムーズにクラブ運営を行うための確実な方法と言える。
カリスマ監督は、もともと人心掌握を主眼とした名前先行型である。ハッキリ言って論理は二の次。故に哲学も緻密な指導も不要。ある程度の巨大戦力と堅固な運営組織に守られていれば、ある程度の結果を残すことが可能である。
カリスマ型はサラリーマンと同じで、組織の上で敷かれたレールによってこそ生きられる指導者なのである。その巨大戦力と運営組織が無ければ、その力は発揮できない。故に組織バランスが崩れた時、カリスマ監督自身の立場も崩れてしまう場合が多い。
理論型は、その名の通り自らの理論を前面に押し出してチームを動かす指導者である。この場合、白黒がハッキリ分かれる結果になる事が多い。何故かと言えば、その理論とチーム編成が合っていれば無類の強さを発揮するが、反対に合っていなかった場合は、当然の如く散々な結果に終始してしまう。
そしてその理論に合う選手、対して当然のように理論に合わない選手が発生する。最終的には監督自らの理論に合った選手ばかりが揃ってしまうため、監督自身はチームを動かし易くなるという利点に繋がるが、中身は偏ったチーム編成と戦術に成りがちである。
しかしどんな結果になろうと、監督自身はその理論が絶対的に正しいと確信してチームを動かしているため、基本的には途中で軌道修正などしない。どんなにチームが窮地に陥ろうとも、自らの道を突き進むだけである。このため、長期政権を任せた場合は、長い年月を経てチームが固い組織として成長する場合もある。
ただし理論型はサッカー自体は組織的なものを目指す場合が多いが、指導面は先ずは自らの理論こそが最優先されなくてはならないため、運営面から考えると実に扱いにくく、非組織的な指導者と言える。
このため理論型は、自らがマネジメント参加が可能な小規模クラブや、成績が向上しないクラブに起爆剤的な目的で招聘される事が多い。反面で様々なタイプの人間を抱える大規模クラブでは、理論が邪魔をして、対立軸になってしまう場合も少なくない。
以上が2種とその他1の「2種」の方である。
で、残った「その他1」とは何か。
それは、スパルタ型である。その名の通り、カリスマも理論も二の次。戦術も二の次。先ずは鍛える事を主眼に、強烈な指導方法でチームを無理にでも動かして行く。それに不満を言う選手も一切無視。壊れてしまう選手も当然発生する。それでも、とにかく何が何でも心身を鍛えるのである。
これにはチームの性質もクラブの規模も及ばない、未知なる指導方法であり、正解が無ければ失敗も恐れない。ただ絶対に得られるもの、それは生き残った選手の根性とスタミナである。これがチームの幹となり、体力が戦術を凌駕するチームが形成される場合がある。
さて、スパルタ型が何故3ではなくその他1の扱いなのかと言うと、このタイプは実に特殊であり、稀であり、文中の通り正解が無いからである。
で、クラブチームが何もかもが上手く行かなくなってしまい、行き着く先に誰もが一度は選んでしまうかもしれないタイプの指導者であるという事。それがスパルタ型である。
で、こうやって長々と書いてきて、結局一体自分が何を言いたいのかと言うと、ぶっちゃけ監督のタイプを分析したりしている訳ではなくて、そんなのは今はどうでも良くて・・・つまりだな、
どんな監督が来て親身になって指導をしてくれても、選手が甘っちょろい事ばかりやっていると、その内に理屈も通用しないような凄く恐い監督が来て、ビシバシスパルタ教育されちゃうぞ!後で後悔しても遅いんだぞ!!
そうなりたくなかったら、いい加減に目を覚まして大人のチームになれ!!!
練習でヘラヘラするな!!!!
死ぬ気で競争しろ!!!!!
いつまで経っても仲良しごっこしてないで、先輩は後輩をしっかり指導し、後輩はもっと先輩を敬え!!!!!!
聞いているか、そこの赤いチームの選手達!!!!!!!わかってんのか!?
あー!!!???
J中断の空いた時間に色々と物思いに耽ている様で…
監督の話ですが、カリスマ型も理論派も元をたどればフロントがチームにマッチすると考えて選任するので、どちらのタイプを選択するかはチーム事情と、どこを狙うのか目標がハッキリしていないとシーズン前から歯車が噛み合っていない状況でチームが走り出し、途中で空中分解って事になるんじゃないでしょうか!?
赤いユニフォームを着ている選手達が、うえさんのブログを見て発奮してくれないかな~(汗)
おはようございます。
まったくおっしゃる通りで、監督のタイプとチームのタイプ、目指すものをハッキリさせないまま、闇雲に名前や評判だけで監督を選んでしまうと、結局チームに合わなくて、だんだんとおかしな状態になってしまう事が多いですよね。その辺をわかっているか否かのフロント力にも左右されてしまう訳ですし・・・
うちのチームは、そこをわかっているGMを先ずは招聘しないといけませんね。
前回はかなりのフライング失礼いたしました。
つい熱くなってしまいました。
さて、現在レッズが大ピンチですが
うえさんの言うとおり
練習でへらへらするな!
死ぬ気で競争しろ!
いつまでも仲良しごっこはするな!
という日記がありましたが
これに対して過去に同じ経験をした選手がいます。
広島時代の柏木選手です。
柏木選手も広島が2度目の降格するとき
チーム状況は今の浦和と同じような感じでした。
つまり柏木選手はこの経験があるのです。
だから今こそ柏木選手がリーダーシップを取るべきです!
あの広島時代の経験をみんなに伝えるんだ!!
ピッチの上でのリーダーシップは
過去に降格という悲しい経験をしている柏木選手が今こそ取るべきです!
あとはうえさんの言うとおり死ぬ気で練習してください。
練習終了後選手はぶっ倒れるくらいしてください。
練習でしたことが試合では半分しか発揮されないと言われていますから練習は200%やってください。
そんな「俺は本番に強いタイプだから本番になればできる」なんてのは通用しませんよ。
東京ヴェルディ戦・ベガルタ仙台戦の
2連勝を期待しています。
自分の思い通りに行かず、試合に負けてメソメソするなら、後悔しないようにぶっ倒れるまで練習しろ!悔しいならもっと練習しろ!テレビレポーターをからかう暇があるなら練習しろ!ヘラヘラするな!自分達が置かれている位置、チームが置かれている位置を考えろ!危機感を持て!そこの若造!お前らに言ってるんだ!
久しぶりに大原に行って思った事。他のチームの練習って見に行った事ないですけど、どんな感じなんですかね?試しに首位のチームの練習見に行ってみようかな… 少なくとも05~07年ぐらいの時の練習って、笑顔の中にも、もっと緊張感があったような気がします。やはり今ってヘラヘラしちゃってるんですかね…?
うえさんの考えをもとに、今年のレッズを分析すると、監督は「カリスマ型」。本来は巨額の資金と豊富なタレント選手を擁してリーグを闘うはずですが、
前年までの理論派監督のおかげ(?)で、観客激減による資金不足・持論に合わないタレント選手の大量放出…
とてもじゃないけど、今年は「カリスマ型」の監督が結果出せる環境じゃなかったって事ですかね。
もちろん、うえさんのおっしゃる通り選手にも問題あると思います。
いずれにせよ、しばらく出口の見えないトンネルが続くのは避けられないですね。
もしも僕が、野球の大沢親分だったら、「喝!」と一喝入れたい気持ちです。フロント陣もそうですが、選手達にもいい加減に目を覚ましてほしいですね。
リーグ戦は残り3試合しかないんじゃ!今、危機感を持たないでどうするんじゃ!今こそチームが一つになれ!去年の神戸を目の当たりにして、何も思わないのか!
選手達が本当に危機感を持っているのであれば(危機感を持っているとは思いますが)、磐田戦のような試合は二度と見たくありません。個人的には大沢親分の「喝!」とアントニオ猪木氏の「闘魂注入」でレッズの目を覚ませたい気持ちですが、残りの3試合を全力でサポートします。
おはようございます。
まさしく、選手がなんとかしてくれて、そして残留してくれれば話は早いのですが(笑)、しかしその「なんとかせい」のようなチームが、ある意味で理想的な組織と言えるかもしれませんね。監督はカリスマ性と厳しさ両面を持ち合わせて選手を叱るときはしっかり叱り、選手もそれを理解しているから反発せずに、選手としての立場と責任を全うして練習や試合に臨む・・・
でもこれは、プロの世界でも決して有り得ない事ではないと思います。逆に言うと、そのような組織にならなければ、本当の強い組織にはなれないとも言えます。常勝チームは、やはりその要素基盤を持ち合わせていると思います。
みーさん
おはようございます。
逆に言えば練習で出来ない事が本番で出来る訳もないですし、そういう意味でも中身の濃いしっかりとした練習をしてほしいところです。おっしゃる通り、本番に強いタイプなんて言葉は本番でしっかりと多くの結果を残している選手の話であって、その基盤はやはりどれだけ真剣に練習に取り組めているか、でしょうね。
そして降格を経験している選手、そうですよね、柏木は広島時代にその悲惨なチーム状態と降格の悲劇を味わっている訳ですし、その経験をもっとチームに伝えて残留に向けて活かさなければいけませんね。
同じ降格経験組で言えば99年の暢久や柏時代の永田もそうなんですが、常にポヤンとしているこの2人の場合は、その経験はあまり実になっていないと思うので(苦笑)、ここは感情の激しさを表に出せる柏木に期待するしかないですね。磐田戦後に見せた柏木の乱れっぷり、あれで彼が一皮剥けて、残り試合でチームを引っ張って行ってくれる事を期待しましょう。
おはようございます。
某他チームの練習を見た事がありますが、選手の表情がうちの練習時とはまるで違っていました。先ず、ヘラヘラした笑顔なんてのは限りなく少なかったです。そして日本代表である某ベテラン選手が、中堅や若手に対して実に厳しい口調で叱りとばしていました。例えばボールを全力で追わない選手に対して「全力でボールを追わないお前に、誰も信頼してパスなんか出せないぞ!」「やる気がないなら練習に加わるな!」みたいに・・・
やはり、そういう緊張感が欲しいですよね。確かに強かった時期はうちも、今より緊張感はあったと思います(それでも他チームよりちょっと甘い感じはしましたが)。でもあの頃は、様々なタイプの有力選手のタイプや考えや意見がぶつかり合っていましたから、それが緊張感や競争を生むのだと思います。しかし今は・・・少なくとも某J2チーム時代の某選手の練習中の名言「あのFW代えて!」くらい言う選手がほしいです・・・
いろはさん
おはようございます。
今年のうちのチームで言えば、低迷を続けた数年で実に中途半端な状態に陥っているところで、さらに中途半端さが加わった感じですね。これは指導者だけではなく、フロントも、そして甘さばかりが目立つ選手の問題はやはり大きいでしょう。そしておっしゃる通り、本当に出口が見えなくなってしまっているのが今の状態です。
何もかもが上手く行かなくなっている厳しい状態ですが、先ずは残留第一、そしてそれが決まった暁には、次はそのトンネルの塞がった壁から抜け出すための大鉈、いや鉈では甘いですね、ドリル・・・いや、ダイナマイトでぶっ飛ばす位の決断が必要になるでしょう・・・
クレイジーマザーファッカーさん
おはようございます。
自分も、選手はもちろん危機感を持って臨んでいるとは思いますし、そう思いたいですが、それが結果に表れないとしたら、それまでになってしまいます。だからこそ、それが結果に繋がる、表れるように死ぬ気で練習して死ぬ気で本番を戦ってほしいです。特に去年最終節を経験した選手は、神戸の死ぬ気でボールに喰らい付いて襲いかかる気迫、ここから何を学んだのか!?と問いたいですね。
もう、本当に目を覚まさなければいけないでしょう。黄金期のように、チームが凄い選手ばかりで少し手を抜いても、周りに頼っていれば勝てる時期はとうに通り過ぎでいます。選手はそこを自覚すべきですね。今は闘魂を注入出来る選手も監督もフロントも居ないのが何とも情けないところですが、ここから1人でも良いので、危機感を厳しさや緊張感に変えられる選手が出て来てくれればと、そしてサポーターもそういうサポートを続けなければと、切に思います。
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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