◆来年はJ1土曜、J2は日曜開催
『Jリーグの中西大介事務局長は14日、来年から原則的にJ1は土曜日、J2は日曜日に固定開催する提案をしていることを明らかにした。同日のJ2実行委員会では全会一致で賛成を得た。15日のJ1実行委員会でも了承されれば、20日のJリーグ理事会で最終決定する。
Jリーグによると、過去にJ1を土曜日、J2を日曜日に分けて開催したのは1999年、2000年の2シーズン。中西事務局長は変更について「第一の目的は分かりやすさ」と説明した。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場チームや、試合会場の確保が困難な場合は例外も認めるとしている。』
果たしてこれは、正しい選択なのだろうか?
確かに海外では土曜開催が主流と聞くが、それはあくまで海外であって、ここは日本。
つまりこれでは、仕事によって行ける人と行けない人がハッキリ分かれてしまうという事だ。
日本の大手は土日両方休みというのは一般的だけど、日本の9割を占めるのは大手ではなく中小企業であって、その中小企業の多くで土曜出勤は平気で行われているのが現実。
それでも「俺は土曜も日曜も仕事だ!」という人は状況は変わらないだろうけど、上記の例からすれば、日曜は普通に休めても、土曜は仕事という人は決して少なくないと思う。
有給休暇を取れば良いじゃないかとは言っても、それが毎週取れる会社なんてそうは無いだろう。
これまでは土日分散開催だからこそ、行ける試合と行けない試合がありバランスが取れてきた人も多いはずで、分散開催だからこそ、たまに有給休暇が取れる状況にあった人も少なくないはず。
99年と2000年の例外があっても、それが来年からずっと固定されてしまうとしたら、(極論だが)職種によっては永遠にスタジアムに行けなくなる人が出てくるかもしれない。これは悲しい事である。これでは何のためのJリーグ百年構想なのか。
だいたい固定目的が「分かりやすさ」というのはちょっと首を傾げる話で、では分かりやすくした上で、実際足を運ぶ我々サポーターに何のメリットが生まれるのかがわからない。提案しているの人が事務局長だけに、単にJリーグの事務が仕事をし易くするために「分かりやすく」したいのだろう?とさえ穿ってしまう。本当にこれだったら、Jリーグも融通の利かない”お役所”仕事と同レベルに成り下がってしまったという事になるけど。
とにかくサポーターにとっては、得られるメリットより失うデメリットの方が多いかもしれないという事。
そして固定化は、J1にはメリットがあるかもしれないが、J2にはデメリットが多いとも言える。
次の日が平日という日曜開催の試合より、次の日が休みという状況下で行う土曜開催の方が、試合に行こうと思う人は多いはず。それがアウェー開催なら尚更で、つまり翌日が休日ならば、遠距離になればなるほど帰宅時間を確保できる幅が拡がるからである。これが日曜に開催されてしまうと帰宅時間の幅が狭まり、遠距離アウェー遠征が困難になる人が多く発生するはずである。
ちなみに自分は日曜と、土曜は第1と第2がお休み。しかも職種が営業のため、その他の日も土曜ならば有給休暇は取りやすい状況にある。だからJ1だろうと仮にJ2に落ちようと、固定開催されても、まだ何とか凌げると思うが、それでも固定開催になる打撃は計り知れない。
この件について、久々にアンケート作りました。
←左のサイドバーに設置してあります。よかったら参加してください。
こんばんはです。
その後の足の状態はどうですか?早期の回復を祈っていますよ。
さて、やはり現時点では反対の方が圧倒的に多い感じですね。固定開催になる事で、それで観客増ならまだ救われますが、逆に観客減となってしまう危険性もありますし・・・。でもやはり、曜日によって行ける人を限定するかのようなやり方は、ちょっといただけませんよねぇ。選択肢が無くなってしまうような開催方法には自分も大きな疑問を感じます。
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
ツイッター↓
@gyakusyuu からのツイート
【相互リンク大歓迎受付中!!】
レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。