浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
前回からの流れで、いよいよチャンピオンシップである。
2ステージ制がこの年限りで廃止される以上、当然の事ながらチャンピオンシップも04年限りとなった訳で、この年のファーストステージ覇者の横浜と、セカンドステージ覇者のレッズは、最後のチャンピオンシップを戦ったクラブとなった訳だ。
この試合、当然チケットは入手していたが、個人的な事情から朝からは行けず、夕方5時に地元の駅で仲間と待ち合わせて横浜へ猛ダッシュという慌ただしさだった。
この時の東横線が、武蔵小杉辺りから乗車率120%の超鮨詰め状態で、「ああ、こういう電車で通勤通学する人は毎日大変だなぁ」・・・なんて余裕こいてる場合ではない位のラッシュ地獄。更に新横浜からはマラソンランナー顔負けのお決まり猛ダッシュで、スタジアムの外周に辿り着いた頃には、レッズサポの試合開始前の気合いのコールを聞きながら走る走る。ようやくゴール裏へ滑り込んだのも束の間、別働隊の仲間に電話をかける暇もなく、直後にキックオフ。で、もうその場で応援開始となってしまった。何だか戦闘前に既に汗ビッショリのハアハアゼエゼエ状態で、疲れていた自分達であった・・・(苦笑)
それがいけなかったのか、開始直後から押されまくるレッズ。いきなり坂田だか誰だかの危険なシュートがゴールポストをかすめるヒヤヒヤの展開。
うーん、こういう場面では大舞台慣れしているチームと、そうでないチームの精神的な部分が出てしまうのだろうか。レッズは明らかに動きがぎこちなくて、緊張しているのがわかったし、自分だってこの特異な雰囲気に戸惑っていた部分はあった。そもそもその特異な雰囲気を作りだしているのはサポーターのはずなのだが、それに呑まれっている感じがするのは・・・矛盾しているのだが・・・
ハーフタイムに別働隊の仲間から携帯へ電話があったが、周りも鮨詰め状態だったからすでにその場から動く気が無かったので、後半もこのままスタート。
この後半がレッズにとっても横浜にとっても、因果を観た展開となったのだから、世の中というのは恐ろしいし面白いのである。無得点のママ進んでいた試合の均衡を破った人物こそ、かつてレッズでイマイチ芽が出ずに放出され、地域リーグへの移籍が決まりかけていた寸前の所を横浜が拾った選手=河合竜二だったのだから、何とも皮肉な話である。レッズ時代、河合があんな打点の高い豪快なヘディングシュートを決めてチャンピオンシップでヒーローになるなど、一体誰が予想していたであろうか・・・
0-1という敗戦は、一週間後に行われる埼スタでのセカンドレグに望みを繋げるには十二分な点差ではあったが、決勝点を決められた選手が選手なだけに、ある意味でショッキングなものが脳裏に残ってしまった。
トボトボとゲートを出た所でまた別働隊の仲間から電話。ああ、この人達の存在をすっかり忘れていた、と思って電話に出ると、車で来たから送ってやるというので、何処に駐めてあるのか聞くと、なんとスタジアムの地下駐車場。・・・嫌な予感がした。
そう、案の定合流するまで1時間、スタジアムから出るまで1時間、高速乗るまで1時間・・・電車ならもう家に着いてるやんけ!と、半ばパニックになったものの、せっかくの仲間の好意を無にする訳にもいかず・・・
しかも首都高大宮線から降りると、そのまま与野本町方面へ・・・( ゚Д゚)ポカーン・・・あの、俺の家は富士見・・・あれ~・・・見馴れた飲み屋の前に到着・・・仲間の先輩「さー、飯喰おうぜ」・・・時刻はすでに深夜1時。ハハ、ハハハ、・・・
もうヤケになって、んな時間から2時過ぎまでザ・ヤケ酒である。狭山在住の仲間とタクシー乗り合わせて、自分の地元に帰還した頃には3時半・・・その後ロクに寝られず、酒が残り眠い目を擦りながら出勤し、同僚からは昨夜の敗戦をからかわれるのであった。
**********
2004年12月5日/横浜国際総合競技場
サントリーチャンピオンシップ・第1戦 横浜1-0浦和
得点/66分・河合(横)
観衆:64,899人
2ステージ制がこの年限りで廃止される以上、当然の事ながらチャンピオンシップも04年限りとなった訳で、この年のファーストステージ覇者の横浜と、セカンドステージ覇者のレッズは、最後のチャンピオンシップを戦ったクラブとなった訳だ。
この試合、当然チケットは入手していたが、個人的な事情から朝からは行けず、夕方5時に地元の駅で仲間と待ち合わせて横浜へ猛ダッシュという慌ただしさだった。
この時の東横線が、武蔵小杉辺りから乗車率120%の超鮨詰め状態で、「ああ、こういう電車で通勤通学する人は毎日大変だなぁ」・・・なんて余裕こいてる場合ではない位のラッシュ地獄。更に新横浜からはマラソンランナー顔負けのお決まり猛ダッシュで、スタジアムの外周に辿り着いた頃には、レッズサポの試合開始前の気合いのコールを聞きながら走る走る。ようやくゴール裏へ滑り込んだのも束の間、別働隊の仲間に電話をかける暇もなく、直後にキックオフ。で、もうその場で応援開始となってしまった。何だか戦闘前に既に汗ビッショリのハアハアゼエゼエ状態で、疲れていた自分達であった・・・(苦笑)
それがいけなかったのか、開始直後から押されまくるレッズ。いきなり坂田だか誰だかの危険なシュートがゴールポストをかすめるヒヤヒヤの展開。
うーん、こういう場面では大舞台慣れしているチームと、そうでないチームの精神的な部分が出てしまうのだろうか。レッズは明らかに動きがぎこちなくて、緊張しているのがわかったし、自分だってこの特異な雰囲気に戸惑っていた部分はあった。そもそもその特異な雰囲気を作りだしているのはサポーターのはずなのだが、それに呑まれっている感じがするのは・・・矛盾しているのだが・・・
ハーフタイムに別働隊の仲間から携帯へ電話があったが、周りも鮨詰め状態だったからすでにその場から動く気が無かったので、後半もこのままスタート。
この後半がレッズにとっても横浜にとっても、因果を観た展開となったのだから、世の中というのは恐ろしいし面白いのである。無得点のママ進んでいた試合の均衡を破った人物こそ、かつてレッズでイマイチ芽が出ずに放出され、地域リーグへの移籍が決まりかけていた寸前の所を横浜が拾った選手=河合竜二だったのだから、何とも皮肉な話である。レッズ時代、河合があんな打点の高い豪快なヘディングシュートを決めてチャンピオンシップでヒーローになるなど、一体誰が予想していたであろうか・・・
0-1という敗戦は、一週間後に行われる埼スタでのセカンドレグに望みを繋げるには十二分な点差ではあったが、決勝点を決められた選手が選手なだけに、ある意味でショッキングなものが脳裏に残ってしまった。
トボトボとゲートを出た所でまた別働隊の仲間から電話。ああ、この人達の存在をすっかり忘れていた、と思って電話に出ると、車で来たから送ってやるというので、何処に駐めてあるのか聞くと、なんとスタジアムの地下駐車場。・・・嫌な予感がした。
そう、案の定合流するまで1時間、スタジアムから出るまで1時間、高速乗るまで1時間・・・電車ならもう家に着いてるやんけ!と、半ばパニックになったものの、せっかくの仲間の好意を無にする訳にもいかず・・・
しかも首都高大宮線から降りると、そのまま与野本町方面へ・・・( ゚Д゚)ポカーン・・・あの、俺の家は富士見・・・あれ~・・・見馴れた飲み屋の前に到着・・・仲間の先輩「さー、飯喰おうぜ」・・・時刻はすでに深夜1時。ハハ、ハハハ、・・・
もうヤケになって、んな時間から2時過ぎまでザ・ヤケ酒である。狭山在住の仲間とタクシー乗り合わせて、自分の地元に帰還した頃には3時半・・・その後ロクに寝られず、酒が残り眠い目を擦りながら出勤し、同僚からは昨夜の敗戦をからかわれるのであった。
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2004年12月5日/横浜国際総合競技場
サントリーチャンピオンシップ・第1戦 横浜1-0浦和
得点/66分・河合(横)
観衆:64,899人
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コメントありがとうございます
S.ジェラードさん
こんばんはです。
僅か5年前が、かなり昔のように感じられますねぇ(笑)
あ、もうチャンピオンシップですが、まあ今までは大きな試合ばかりだったので、今後は普通の試合でも覚えている限り書いて行こうかと・・・
こんばんはです。
僅か5年前が、かなり昔のように感じられますねぇ(笑)
あ、もうチャンピオンシップですが、まあ今までは大きな試合ばかりだったので、今後は普通の試合でも覚えている限り書いて行こうかと・・・
もう5年ですか…
こんにちは。 私は日産スタジアム参戦時は、ほぼ車で行ってます。車は横浜アリーナ周辺のコインパーキングに入れるようにしてます。帰りは電車で言うと“鈍行”のような…有料道路は使わず、一般道で帰ってきます。
あの試合は、1点取れば勝てるかな…なんて感じで見てたら取られてしまった…みたいな感じでした。チャンピオンシップに突入する時の勢いはレッズの方があったと思っていたので、ちょっとガッカリした感じがありましたね。…と、次の埼スタの記事が出るまではここまでで。
あの試合は、1点取れば勝てるかな…なんて感じで見てたら取られてしまった…みたいな感じでした。チャンピオンシップに突入する時の勢いはレッズの方があったと思っていたので、ちょっとガッカリした感じがありましたね。…と、次の埼スタの記事が出るまではここまでで。
コメントありがとうございます
東浦和レッズさん
こんにちはです。
チャンピオンシップ第一戦、試合そのものはけっこう白熱した試合ではありましたね。ただレッズの攻めが幾分空回りしていた部分もあって、この辺がチームとしての経験値の違いなのかも、と思った試合でしたねぇ。
そにしても日産スタは毎回車、しかも一般道とは!なかなか勇気ある行動(笑)帰りの渋滞考えると、どうしても電車使ってしまうんですよねぇ・・・
こんにちはです。
チャンピオンシップ第一戦、試合そのものはけっこう白熱した試合ではありましたね。ただレッズの攻めが幾分空回りしていた部分もあって、この辺がチームとしての経験値の違いなのかも、と思った試合でしたねぇ。
そにしても日産スタは毎回車、しかも一般道とは!なかなか勇気ある行動(笑)帰りの渋滞考えると、どうしても電車使ってしまうんですよねぇ・・・
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埼玉県富士見市在住
レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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