マンUみたいにV字が入らなくて良かったな、新ユニ。
デザイン的にはちょっと微妙なんだけど、また襟付きだ。去年が赤一色を強調したデザインから一転、今年は白も入っている。前面の番号はお腹の部分から脇腹の部分に戻った。位置的にはその方が好きだ。
柏木の番号は予想通りの8。そして注目の9は・・・今年も空き番になるとのこと。またも9が空き番という事が何を意味するのか。実際問題として、9が2年連続で空き番になるのは異常事態と捉えたい。即ち、これは日本人なり外国人なり、9を継ぐ選手が現れない限り、レッズの絶対的エースストライカーも現れないという事だ。もちろん伝統にばかり拘っていても良くないとは思うが、そうは言っても9はレッズも他のチームも特別な番号。特にFW登録されている選手は、その辺をよく考えて、臨んでほしい。
さて、いよいよ明日からチームも始動という事で、それに当たって自身もいよいよシーズンモードに気持ちを切り替えたいと思う。
先ず、去年と比較してのチームの戦力状況。
攻撃面に関しては、柏木の加入で様子は変わると思う。柏木の持ち味である激しいプレーメイクのスタイルは、フィンケが推し進める運動量を伴ったパスサッカーはもとより、昨年明らかに不足していた”速さ””激しさ””アグレッシブさ”というものが、柏木のプレーから産まれる事を期待したい。
ただこれは前にも言った事だけど、フィンケの組織サッカーというのは、選手の個の能力を消してしまう弊害も孕んでいる。ここでフィンケがガチガチの組織サッカーに拘り過ぎず、柏木のスタイルを変に押さえ込まない事が前提と言える。これは原口やセル、そして梅崎など個人技が優れたオフェンシブな選手全員に同じ事が言える訳で、去年はここでの矛盾点が、攻撃の停滞に繋がった節があった。だから、今年は攻撃に関しては、せめてバイタルエリアでは、選手のプレースタイルを優先するような柔軟性を持たせないと、また元の木阿弥になってしまう恐れがある。
また、それを更に支える中盤の底では、やはり阿部の存在が左右するだろうし、啓太が最大の持ち味である献身的な動きを取り戻し、阿部がフリーになれる時間を多く作る事、そしてそこから1点でも多くの得点を産む事が必要になって来る。
ただ啓太の不調が続くならば、細貝を本来のボランチに戻す決断も必要だ。細貝に関しては代表級のフィジカルを武器に、その当たり強い守備力と、そして近年は得点力も著しくアップしており、本音を言えばシーズン通して、細貝こそがこの位置に定着するべきだと思っている。
ちなみに付け加えておくと、ボランチ柏木の声もあるが、彼はボールを失うミスが少なくないため、個人的にはボランチ柏木は避けてほしいところ。
何れにしても去年は、このセントラルな位置の迫力不足がチーム不振の一因であった訳で、ここの立て直しは、チームの沈浮の鍵を握っている事だけは間違いない。
闘莉王が抜けたDFラインは、今年に関しては”賭け”の部分が強い。ファーストチョイスはマシューと坪井の凸凹コンビになるだろうが、坪井は先ずは課題である安定性を保てるかどうかに懸かってくる。そして新加入のマシューに関しては、超長身であることは期待出来ても、総合的な能力はまったくの未知数。ブンデスでの試合出場数は明らかに少なく、五輪壮行試合時の日本との対戦では、かなり競り負けていたという話もあり、これはもう使ってみないと、どうとも言えないというのが本音だ。
そして懸念されるのが、センターバックには絶対的なバックアッパーが不在だと言うこと。恐らく今季も阿部や暢久の併用が考えられるが、何れにしてもこの位置の層の薄さは致命傷に成りかねない危険を孕んでいるだけに、今後も補強を含めた早急な対応が必要になってくる。
更に問題なのは両翼。暢久や平川など高齢化が進む右サイドは、若返りを図る意味でも高橋のレギュラー獲りが絶対条件。尤も高橋に関しては試合経験を増す事に課題であった守備力も身に付けられて来ており、今季は計算出来る選手になるのではないかと見ている。
深刻なのは左サイド・・・どうするのだろうか。引き続き細貝や平川を置く限り、無難な選択ではあってもそれ以上は望めない。補強が無いのならばやはり永田の成長も必要だし、両サイド可能な宇賀神という選択肢もあるが、果たして・・・。
以上、個人的には、期待する部分と不安な部分で大きな開きが出てしまっている。どの部分も安定感に欠ける恐さがあるのは否めない事実だと思う。ただ何も悪い風にばかり捉えているのではなく、闘莉王が抜けた穴の心配が大きいが、マシューは未知数故に期待と不安の2つが共存しているという事だし、柏木へは期待がかなり大きいという事である。柏木に関して更に言うと、ロビーが本当に6月までならば、後継という問題でも柏木の存在が大事になってくるのだ。
そして何より、去年つぼみを付けた多くの若手が、いよいよ今年に大きな花を咲かせられるか、といった楽しみな部分もある。そして何と言っても最終的には、そう、得点源エジミウソンがストライカーとして、しっかり点を取る事、これが最大の鍵になる。それと同時に、達也と高原の復活が、得点力アップの条件だ。
もう一つ、残された外国人枠の存在。アブドライ・バは断念した可能性が高いが、サヌーを始めとした新外国人獲得の可能性は残されている訳で、この残された1枠をしっかり生かしてほしいところ。
後はこれを生かすも殺すもフィンケ次第。フィンケも去年は手探りな部分があったかもしれないが、だからこそ上手く行かない部分も多々あっただろうし、それ故にある程度の我が儘も通した。ただし2年目の今年は、言い訳が効かないシーズンになるのだから、しっかりと責任を持った、結果を出す指揮をお願いしたい。もしそれが出来ないようであれば、レッズには不要の監督になるだろうという事だけは今からハッキリ言っておく。
そして加えてこれも今から言っておくけど、自分的には、今年は去年よりも危険なシーズンになると思っている。その理由は様々だが、最大の理由はやはり、戦力面にしても資金面にしても、運営面で、様々な部分で大きな下支えが無くなっているという現実的な事実があるからである。
だからと言ってそれに攣られて去年のような小粒には纏まってほしくはない訳で、だからこそかつての栄光を取り戻すためにも、今季はひとつの成果を得なくてはいけない年になる。一見矛盾しているようであるが、それが出来ない限りは明るい未来も無いという事だ。
そして今年は我慢はしない。言いたいことはハッキリ言う年にする。
だからこそ、覚悟は、出来ている。ただしそれは信念を持っての覚悟であるから、決して変な風に捉えないでほしい。
上記で下支えが無くなっていると書いたが、だからこそ我々サポーターがチームを後ろから支えて行くのだ。
さあ明日からいよいよ、2010年の浦和レッズが始まる。
攻撃に関しては、柏木の加入や若手の成長により、毎年の様に故障する達也や退団するロビーのことは計算できる範囲になったと思います。
一方で、DFは闘莉王の穴を埋められるのか。平川や暢久が34試合出られる訳がないので、近々またはW杯辺りにいい補強が出来るか、もしくは永田君あたりが成長してくれるかにかかるのではないでしょうか。
闘莉王のオーバーラップというオプションが無くなった分、チマチマフットボールに陥る危険は十分あるので、その分走れて仕掛けられるSBをシーズン通して確保出来るかが大事だと思います。
長くなりました。
初めまして。
うーん、展開力あるボランチが現在のレッズには居ないのは痛いですね・・・
ぎっしーさん
こんばんはです。
オフェンシブな位置に関しては柏木の加入で層が厚くなりましたから、後は連携を確立した上でFW陣がコンスタントに得点出来るようになれば問題ないでしょうね。
ただやはりDF面ですね。SBに関しては、”らしい”プレーを求めたいのと、やはりもっとセンタリングを上げてもらいたいです。選手に関しては若手の成長による底上げに期待するしかないのが現状ですが、補強も視野に入れておく部分ですね。
確かに今季はさすがに、フロントもフィンケ監督も腹をくくっていると思います。
(勿論 サポやファンも…汗)
それだけ今季は未知数だと思いますので
しかし、後戻りも出来ませんし 前を見ていくしかないですね
闘莉王の前線に上がった時の圧力など 融通がきく攻撃が無くなってしまったのは事実ですが、新しいサッカーで勝負して貰いたい気持ちもあります。
不安半分 期待半分といったところでしょうか
失礼しました。
こんばんはです。
近年のレッズにおいて、これほど先が見えない状況に陥っているのは久々になりますね。それだけにどっちに転ぶかわからない怖さもあり、だからこそ良い方向に転がる可能性もあります。期待と不安が入り交じる中で、果たして今季のレッズがどういうチームになるのか、気の休まらない日々が始まりますね。
ゲットゴールさん
こんばんはです。
そうですね、全タイトルとは言いませんが、それなりの結果は出してほしいですね。もちろん1つはタイトルが欲しいですし、ACL出場権も確保してほしいです。最低でもこの2つがノルマとなると思います。
後は、やはり内容の向上ですね。良い意味で内容と結果が伴ったチームになるためにフィンケを選択したのですから、是非それを達成してほしいですね。
こんばんはです。
フィンケも去年は「1年か2年かかる」と言っていましたから、約束通りその1年かかった部分を2年目の今季に成果として表して欲しいですよね。またそうならなければ、そしてこれでもまた「後1年かかる」とか言い出したら、いよいよフィンケの立場も危うくなるでしょう。そういう覚悟のシーズンでもあると思います。
そして闘莉王はもう居ませんが、変わりにマシューに「闘莉王を放出して良かった」と思わせてくれるような活躍を期待したいと思います。
東浦和レッズさん
こんばんはです。
そうですねぇ、去年は色々ありましたが、結局は強くない、弱いレッズでもありました。
今季はチームはもとより、クラブ全体が意識からして強くならないといけない年ですね。そうやって変わって行かないと同じ過ちの繰り返しになってしまいますから、社長を筆頭に強い意志を持ってレッズを運営して行ってもらいたいです。そしてフィンケには有言実行を求めたいですね。去年を無駄にしないための今年であってほしいです。
金曜日のアニキのGM就任会見のコメントを読んで、少なくともアニキはわかっているなと確信しました。
とにかく勝ち点にこだわることをフロントとフィンケに浸透させてほしいものです。
とにかくアニキさえブレなければ今年は大丈夫だと思います。早くリーグ戦の日程が決まってほしいですね。
こんばんはです。
去年は内容を向上させるために結果を先送りにしていた感もありましたから、今年は結果も出してほしいですね。
柱のアニキの仕事は始まったばかりですが、レッズに戻ってきて本人もやる気満々でしょうから、是非頑張って、そして同じく結果の出る良い仕事をしてもらいたいですね。
S.ジェラードさん
こんばんはです。
去年は結果よりも育成や、そしてフィンケ自身のチームの見極めのための年であった感もあるので、まさしく今季は結果を出してもらわないとサポーターも納得しないと思います。フィンケが悠長な性格でない事を祈るばかりですが、いずれにしても監督自らも勝負に出てほしいですね。
東京在住のサポさん
今年もよろしくお願い致します!
正キーパー争いは今年も過激になりそうですね。
都築も終盤は山岸にその座を譲ってしまっていて心中穏やかではないでしょうし、山岸もその座を死守すべく必死に来ると思います。
二人ともベテランになりましたが、良いライバル関係を築いて相乗効果を期待したいです。
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