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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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今日はクラブの仕事始め日だから、それに連動して何か良い話でもあるかな~?と待っていたけど、この期に及んで何もないようなので、じゃあ代わりに何か景気の良い話でもしようという事になり、じゃあ優勝した話でもして現実逃避しようと、また「あの日、あの時」であ~る。

**********

試合に負けて優勝を逃した経験はあっても、負けて優勝したというのは実に特異である。そりゃ勝って優勝したかったけど、まあこんな形の優勝も良い経験だったのではないかと、今だとそう思える、そんな2004年11月20日の午後だった。
レッズは、Jリーグにおける最後のステージ覇者である。この年を最後に、Jリーグは2ステージ制を廃止する事が決まっていたから、後にも先にも、レッズがステージ制覇を成し遂げたのも、この年のセカンドステージだった訳。
弱かったレッズが、長年に渡って欲しくて欲しくて溜まらなかったステージ優勝のタイトル(但しJリーグにおいては準タイトル)が、2ステージ制最後の年の最後のステージで手に入ったのだから、何とも皮肉な話ではあるが・・・

駒場に大量の紙吹雪が降り注いだ
ぶっちゃけ、試合内容はあんまり覚えていないんだよね。当時残り3節を残して首位独走だったレッズは、2位にガンバが追っていたものの、そのガンバが負けるかレッズ自体が引き分け以上なら今節で自力優勝だった。
が、いざ試合となると名古屋相手に2点を先行されて、エメが1点を返したものの負けは負け。試合的には全くインパクトが無い内容だったので、語るべきものでは無いと思うが、それよりも、試合開始ホイッスルとともにサポーターから撒かれた超大量の紙吹雪、これが凄かった。あまりの凄さに伝説化してしまったこの紙吹雪。西ゴール裏の中段付近に居た自分たちであったが、自分たちも紙吹雪を撒き始めた途端に視界が真っ白になって、僅かな隙間から外を覗けば、スタンド全体からナイアガラの滝のような紙吹雪が舞い落ちていた。鳥肌が立った。と、頭上に衝撃が!!「ギャッ!って、いてーなオイ!!」このポジションに陣取ると、たまにこういう悲劇に見舞われるのである。・・・上のSB席の人!頼むから紙吹雪は固まりで落とすなっつーの!・・・って、あの量なら仕方の無い事だったのかもしれないが・・・紙吹雪は重数トンにも及ぶ量だったとか。

試合終了のホイッスルは何とも情けないもので・・・「あ、負けちゃった・・・優勝が・・・まあまだ試合は残っているし次・・・」なんて思うか思わないかの時に、何処からか「ガンバも負けたってよー!優勝~!!」との声が・・・!!が、自分も周りも意外と冷静で、負けて優勝という経験が無いから、これでどう喜んだら良いかわからない。ズッコケながらも「な、何だこの優勝の仕方は・・・ハハハハ・・・」ってな感じだった。優勝の報を告げるアナウンスが響いても、やや歓声、ちょっと苦笑混じりの駒場・・・まあ、みんな嬉しい事には変わりは無いんだけど、状況が状況だったから・・・

夜の浦和で
試合が終わって、浦和西口で号外争奪戦を繰り広げてハアハア状態の所に、別働隊の仲間から電話がかかってきて、合流して、さあドンチャン騒ぎ開始である。
何処の酒場も赤い人たちで超満員。で、庄やに行ったら店員が「出口」ん所に特設酒場を開設してくれて、寒空の中で堂々と飲み始め。ただし心はホットだからお構いなし。あの夜、庄やの階段上がりきった所の端でオンボロケースを机代わりにして飲んでて、来るサポ来るサポに爆笑されていたのは、俺たちです(笑)
力の前で、ウラワポイントの前で、あそこでもここでも、通りを埋め尽くす赤い大群衆、タイコを鳴らし、旗を振り、チャントやコールに爆竹、そして飲めや歌えの大行列。本当にここが日本?と一瞬錯覚するような、今まで味わった事のない光景の中に自分も飲み込まれていた。あの日の浦和の夜の光景は、一生忘れないかもしれない。

さすがに騒ぎ過ぎて、3次会だか4次会だかで落ち着いたさくらやの裏地帯にあるバーに入ったけど、そこにもサポは居て、席に着いた自分たちに、別のグループの方がシャンパンを振る舞ってくれた。嬉しかった。
で、店を出る時にそのグループさんが「みんなで写真を撮りましょう」というので、店の前で並んでみんな記念撮影したっけ。この時、ああ、やっぱレッズサポって良いなぁと、しみじみそう思った。
あの時の名も知らないグループの方々、どうしているかな。今も埼スタで声を張り上げているだろうか。

で、うっかりしていたら終電間際だっので、慌てて電車に飛び乗った。
翌日、恒例の新聞買い占め。昨夜の余韻に浸りながら次に待つチャンピオンシップに思いをはせる・・・と、昼になるにつれてどうもノドがおかしく熱っぽい事に気付いた。・・・そう、寒い中でジャンパーも着ずに薄着の上にレプリカだけの状態で騒ぎ過ぎて、案の定風邪をひいたのだった(苦笑)

**********
2004年11月20日/駒場スタジアム
J1リーグ2ndステージ第13節 浦和1-2名古屋
得点/40分・マルケス(名)、77分角田(名)、88分・エメルソン(浦)
観衆:21,192人
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無題
こんばんは。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

いや~その夜の浦和の街を想像すると恐ろしいですね。
横浜ならそこまで盛り上がらないだろうな~
こないだ、旅チャンネルって言うコアなチャンネルで、
各クラブのスタジアム巡りをやっていて浦和バージョン見ましたよ。
最後は当然「力」(笑)
しかし、浦和がウナギの街だったとは知りませんでした。

今年はJはもちろん、ワールドカップもありますからね。
忙しくなりそうですが、どうぞ宜しくお願いします。
キング URL 2010/01/06(Wed)21:56:02 編集
紙吹雪きと紙テープ
あの時は…ハーフタイムに“We are DIAMONS”の大合唱があった試合でしたね。私より妻の方がよく覚えてました。紙吹雪きと、赤と白の紙テープが一斉に後ろから飛んで来た事を覚えてます。あまりの量に視界が無くなり、方向音痴になったような感じでしたね。私は仲間達とレディアのフラッグをマント代わりにして産業道路をねり歩き、北浦和で祝杯を挙げました。(若かったなぁ…) ある意味、最終節の埼スタではなく駒場で決まったから出来た事でしたね。

懐かしさと共に、またあのようなバカ騒ぎが出来ればいいなと思いますね!
東浦和レッズ 2010/01/06(Wed)23:19:04 編集
コメントありがとうございます
キングさん
あけましておめでとうございます。
いよいよワールドカップの年が巡ってきましたね。楽しみです。そして今年こそお互いにチームが優勝争いという位置で白熱したいですねぇ。
ちなみに浦和のウナギってけっこう局地的な知名度だったので、隣の市に住んでいる自分でさえ、子供の頃はウナギが有名な事は知りませんでした(笑)

東浦和レッズさん
おはようございます。
あの紙吹雪の滝の光景は幻想的というか何というか、言葉に表せない凄い一瞬でしたね。あれは一生忘れられないでしょうねぇ。
それにしても、あの時に優勝が決まったのが駒場だったのいうのも、何となく因縁深かったですね。やはり駒場には何かがあるという事でしょうかねぇ。またあの興奮を味わいたい・・・
うえ URL 2010/01/07(Thu)07:22:59 編集
無題
僕もあの時の試合内容は覚えていないんですが、テレビに映った試合前の駒場のスタンドを見て、鳥肌が立ちましたね。優勝したのはもちろん嬉しかったんですが、負けて優勝だったので「あれ?」って違和感がありましたね。で、美酒はチャンピオンシップの為に我慢してたんですが、マリノスに負けたせいでヤケ酒になってしまいました(T_T)
クレイジーマザーファッカー 2010/01/07(Thu)19:38:32 編集
無題
浦和の街って、浦和サポていいなぁ、って思える瞬間がありますよね。今年もそんな瞬間がたくさん訪れますように。

ところで、ついにオフィシャルで大型DFの期限付き移籍内定が発表されましたよ! オーストラリア代表のマシュー・スピラノビッチ選手。身長は193cm! まったく情報が漏れてなかったところがスゴイですね。

が、そんな吉報を素直に喜べない直輝の怪我。軽傷であることを祈っていたのに腓骨骨折だなんて……。(T_T)
Keyaki 2010/01/07(Thu)20:40:05 編集
コメントありがとうございます
クレイジーマザーファッカーさん
おはようございます。
改めてあの紙吹雪を映像で観ると、やはり凄いものがありましたね。あの瞬間のインパクトはレッズ史上最高でしょうね。
次はチャンピオンシップでしたが、うーん、あの負け方は悔しかったですねぇ・・・

Keyakiさん
おはようございます。
これぞ浦和、これぞレッズサポという瞬間がまた訪れると良いですねぇ。
そして補強、スピラノビッチに関してはまったく情報が漏れていなかったですね。情報統制していた故なのでしょうかね。実力はわかりませんが、とにかくビックリしました(笑)
うえ URL 2010/01/08(Fri)07:25:28 編集
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試合終了/J1リーグ第28節・後半分 浦和0-1川崎 得点/55分・小林(川)(前後半合計 浦和1-1川崎 前半得点/23分・凌磨(浦)) ・・・次の試合/J1リーグ第37節 福岡-浦和(ベスト電器スタジアム=11月30日14:00キックオフ)


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