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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2014年 J1リーグ第8節
浦和レッズ1-0川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002

大宮戦ナクスタチケットをゲット成功で運を使い果たしたのか、当日抽選で2千番台というダイナミックな札に当たってしまという・・・。

で、ミシャが来日以来リーグ戦で一度も勝てていなかった超天敵中の天敵・川崎に、ついに勝つ時がやって来たのである。
14.4.19文化シヤッター14.4.19西川ヒーローインタビュー   
その最大の功労者は、2度のビッグセーブで文化シヤッターを降ろした西川なのであった。あの大ピンチの防ぎっぷりには正直身震いしたというか、西川がオリバー・カーンに見えたぞ。まあ顔の造りは全然違うけど。そんな西川スマイルが炸裂したヒーローインタビューにおいて、西川の声質と自分の耳質がフィットしていなくて、何を言っているのか全くわからなかったという(苦笑)。いや西川が悪いのではなくて、自分昔からちょっと耳が悪いんで、それで聞き取れなかっただけだけど。

14.4.19ホーム川崎戦勝利 でも今日は完全に守りの勝利であった。西川のビッグセーブの他にも、ゴールから遠い位置での喰らい付きの守備が効いた。もちろんこれがほとんどファールになってはイエロー連発劇になってしまっていたのだが、イエロー覚悟で止めなくてはいけない相手こそ川崎なのであるから、今回の守備はこれが正解なのであったと思う。ようは守備はメリハリの問題で、ファールだろうと何だろうと、方法が明確なのが一番なのである。
最終的に5人/枚のイエローを喰らったが、実は9人くらい喰らっていたのでは?と勘違いするレベルのカード連発だった。これで良くぞ1人も退場者を出さなかったものだと感心する。しかも槙野が痛めて後半から水輝が入ったが、皮肉にもこれが効いたと思う。槙野だったら無理に攻撃参加しては川崎に裏を取られてカウンターの餌食になっていたかもしれなかったが、ヘタに攻撃参加をしない水輝だからこそ、守備専門という形で構えてはしっかり後ろで守る事が出来たのだと思う。個人的にストッパーの水輝は反対派なものの、ここまで辛抱強く水輝に場数を踏ませて来た事が奏功した試合でもあった。

まあ川崎相手にリーグ戦で完封勝ちというのは、奇跡に近いものがあるのは前提の話。しかも今回はタイミング悪く、レッズ戦で小林と大島と、そしてレッズにとって最も嫌な選手であるレナトが復帰という、何でこんな時に限ってな巡り合わせ。レッズっていつも敵の主力が怪我から復帰とかの試合に当たるのは何故だろか?前半はそのレナトを全く抑えられない。平川で守らせた方が良い試合に、あえて守備は期待できない梅崎だった右から散々レナトの個人突破を許してピンチの連続。後ろの森脇も足が遅いから、レナトが本気で来ると追い付けない。これだけ考えても、無失点で済んだのは奇跡に近いのである。もちろんここで西川を中心に守備陣が耐えたからこそなのだが。そして確実に言えるのは、戦略的にも戦術的にも、去年までのミシャレッズだったら確実に失点もあった内容で、これが完封に成功した原因は、やはり守備意識の導入なのだろう。ぶっちゃけ原因のそこに、西川の獲得が9割くらい含まれるのだろうけど(笑)

そんな耐えて耐えての所の宇賀神のゴール。耐えたご褒美のようなゴールだった。しかもジェシに当たってコース変わってるし(笑)。古巣レッズ相手になると、ムキになってはビッグセーブを連発する西部の牙城を撃ち破った貴重な決勝点になった。

んー、しかしこの天敵であり難敵である川崎からの勝ち点3。レッズが苦手な相手との3連戦の初戦でこういう完封勝利が得られたのは、大き過ぎる位に大きいな。ロスタイムのプライド・オブ・浦和は本当に緊張したよ。
後は槙野が軽傷である事を祈るばかりだが、肉離れじゃないと良いが・・・。

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J1リーグ第8節 浦和1-0川崎
得点/68分・宇賀神(浦)
主審=松尾 一
観衆:35,239人



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2014年 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第3節
浦和レッズ4-3徳島ヴォルティス
~埼玉スタジアム2002

またもM野H郎 
「いやー、2試合連続ロスタイム決勝ゴールって、本当に良いもんですね」




勝利のポカリスエット
勝利のポカリスエットは最高だな!
500ミリペットボトルを調子に乗って一気飲みしたら腹が痛くなったぞ。
これからザ・美酒で口直しだな。








14.4.16ナビスコ徳島戦 それはともかくとして、名古屋戦からスタメン10人を一挙に入れ替えるという大暴挙に出たミシャ。確かに事前にそういう報道だったものの、本当に10人も入れ替えるとは思わなかった。ベストメンバー規定が厳しかった頃の時代からは考えられないスタメン入れ替え策。それでも、・・・柏木だけは絶対に外さないんだよな。名古屋戦でもスタミナ切れを起こしていた柏木だけに、キッカー不在覚悟でも柏木こそ温存しなきゃいけなかったような気がするのだが・・・。

このスタメン大入れ替え作戦のお陰で、試合もぶっ飛んだ超バカ試合な内容になったもんだ。そんなもんだから、一歩間違えていたら、徳島に(ナビスコとはいえ)J1初勝利をプレゼントするところだった。レッズお得意の初勝利大プレゼントショーにならなかっただけでも御の字か。
ただレッズも主力温存とはいえ、徳島も控え組ばかりでベストメンバーではなかった事を考えると、3失点は喰らい過ぎじゃないのか?というか、メンバー入れ替え過ぎで、何が良くて何が悪いのかさえ訳がわからなくなってしまう滅茶苦茶なシーソーゲーム。
だからもう細かい事は考えず、とにかく失点し過ぎ。でも最終的に逆転したから良かった。そういう事にしておこう(なんじゃそりゃ)。

水輝ヒーローインタビュー で、最終的に決勝ゴールのヒーローになったのは、なんと水輝なのであった。水輝は新潟にレンタル修行に出ていた去年にカップ戦で1点決めているが、レッズでは初ゴールなので、それはそれでおめでとう。
まあ守備に関してはまだ所々危なっかしいのだが、それでも場数を踏んで来て最近は何とかかんとか見られるようにもなった。
というか今回は、守備に関しては水輝よりも、大先輩の坪井の方がピリッとしなかった。衰えたとはいえ足で見せる守備もあったが、競り合いや空中戦の弱さで結果的に失点に繋がってしまう場面も・・・。加えて加藤も、んー、せめて3失点の内の1失点くらいは個人の力で止められなかったかな。坪井と加藤はいくらベテランとはいえ、ちょっと試合から遠ざかり過ぎての試合感の薄れは否めなかった気もする。

ただ一番気掛かりだったのは山田直輝で、せっかくのスタメンも、前半で下げられてしまった。効果的に前を向けず、ボールも全く収まらない。本来ならこんな選手ではないのだ。その直輝のイメージからは程遠いままで、一体どうしてしまったのだろうという超低内容。坪井や加藤と同じように、単なる試合感の薄れだけで片付けてしまって良いのだろうか。それにしては余りに不安過ぎるプレー内容。今季から起死回生を賭けて自ら背番号6を継いだというのに、このままでは・・・。
皮肉にも、直輝に代わって後半頭から入った後輩の矢島が、一度は逆転となる鮮烈なゴールで勝利に貢献しただけに、これでは余計に直輝の事が心配になってしまう・・・。

・・・なんじゃこりゃ、勝ったのに、暗い話になってしまった。

まあ良い。勝った事を喜ぼう。その上で、これだけ主力を温存したのだから、次の川崎戦は絶対に勝利に繋げなければいけない。そうでなければ、何のためにスタメンを入れ替えたのかがわからない。さあ、いよいよミシャ最大の天敵との戦いが迫って来た。

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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第3節 浦和4-3徳島
得点/19分・窪田(徳)、32分・阪野(浦)、50分・矢島(浦)、61分・木暮(徳)、68分・ドウグラス(徳)、85分・オウンゴール、90+1分・水輝(浦)
主審=村上伸次
観衆:16,294人



2014年 J1リーグ第7節
名古屋グランパス1-2浦和レッズ
~豊田スタジアム

M野く郎再び 
「いやー、ロスタイム決勝ゴールって、本当に良いもんですね」





2014.4.12アウェー名古屋戦 えーと、ロスタイムも最後の最後のワンチャンスでコーナーキックを得て、柏木がスタミナ切れで既に退いていたから梅崎がコーナーを蹴って、それがあーなってこーなってあーなったら、ボールがゴールに吸い込まれていたという・・・
那須がシュートしたのを名古屋の誰かの足に当たってコースが変わり自殺点かと思ったら、ゴール表示は那須で、那須大明神様!と思ったら、試合終了後に得点者が興梠に変わっていて「?」と思ったら、那須のシュートに興梠が触れていて名古屋の誰かの足は完全スルー・・・って事で良いのかい?

現時点でリプレイは見ていないから、現地で見たまんまによる解釈。

えーい、誰が決めようが、それが例え自殺点だろうが何だろうが、ようするにレッズが事故みたいな形から失点して(ってか高さとパワーの名古屋にお家芸のセットプレーを与える時点で危険)、でも名古屋の攻撃はそれだけで、基本レッズが攻撃しまくりりんぐな状態からハンドでノーゴールになったり、入りそうで寸でで跳ね返される連続のところを、後半ようやく原口の見事な斬り込みゴールで追い付いて、更に最後まで諦めないで攻めに攻めた賜物が、ロスタイム1分オーバーの劇的逆転決勝ゴールに繋がったのだ。うん、それだけは自信を持って言える。
だって例え名古屋は永井が退場しようがしまいが、一貫して守りからのカウンターや放り込みの姿勢を変えなかったと思うから。しかも高さの無いレッズにとっては、ケネディや闘莉王などの名古屋の高さは脅威中の脅威であったが、ヘタにラインを下げればその餌食となるところを、勇気を持ってラインを高く保ち続けてゲームを支配できた。これで名古屋に効果的な攻めの場を与えなかった上で、レッズの攻撃の姿勢を固持できたのだった。

最近、こういう攻めの姿勢から惜しいシュート連発の末に、時に決定力の無さに無く時もあれば、行く行くは実を結ぶ試合が続いているから、だからこそ最後まで諦めない攻めの姿勢が決勝ゴールを生んだと自信を持って言えるのであった。
勿論その陰では、守備の意識改革の下にしっかり守っての速攻が効いている面もあるし、守備というかファール覚悟のプレーも、例えば今回は阿部が永井を倒してイエローを喰らったシーンがあったが、あれは完全なイエロー覚悟のファールであり、もしあの時にファールで永井を止めていなかったら、快足の永井にブッ千切られて、そのままゴールまで運ばれていただろう。このように、(変な話だけど)カード覚悟のファールにしても、メリハリの効いたプレーが出来ているのである。
とにかくここ3試合は、チームとして意図したサッカーが出来ている故の必然の勝利になっている。これが何より良い事なのだ。

またも闘莉王挨拶 で、もはや儀式化しているかのような豊スタでの闘莉王挨拶。・・・だから闘莉王よ、お前はもう完全な名古屋の選手なんだから、いい加減にレッズの事を忘れなさいって。しかも今年からキャプテンに就任したというのに、一体いつまでレッズに未練を持ち続けているというのか。去年も言ったけど、もうこっちに挨拶に来るのはやめてくれ!!



ザ・美酒・豊橋2014.4.12 豊橋で贅沢新幹線待ちのザ・美酒!!
時間が限られていると、酒飲みの悲しい性か多くの量を飲もうとしてピッチが上がって、妙に酔っ払う・・・

しっかし、今回は時間の都合が合わずに、スガキヤが喰えなかったのは一生の不覚・・・





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J1リーグ第7節 名古屋1-2浦和
得点/10分・永井(名)、64分・原口(浦)、90+5分・興梠(浦)
主審=今村義朗
観衆:19,505人



2014年 J1リーグ第6節
浦和レッズ4-0ベガルタ仙台
~埼玉スタジアム2002

140406仙台戦 どうして仙台戦はいつも日曜19時とか平日19時キックオフなのかが大きな疑問なのだが、時間的には運営側にとってもホームタウンの飲食店にとっても明らかな観客減が見込まれ、もちろんファン・サポーターにとっても辛い部分がある。そんな罰ゲームのような状況に於いて、北風ピューピューで真冬に逆戻りしたかのような糞寒かったスタジアムも、それでもこういう大勝利を得てしまうと、何もかもが許せてしまうものなのである。今回のゴールラッシュは、そんな我々への大きなご褒美か?もちろんその上での完封勝ちなのだから、もう完勝の上の完勝だった訳だ。・・・でもバイタルでマークの受け渡し失敗して大ピンチな失敗守備を繰り返した槙野には教育的指導が必要だ。
そんなスタジアムに、ようやくLフラの波が戻ってきた。オフィシャルLフラ限定ではあるものの、何はともあれ解禁第一弾。ここからまた一歩一歩スタジアムの雰囲気を取り戻して行こう。

李忠成2ゴール そんなスタジアムの歓喜を作ってくれたのは、先ずは李忠成の2ゴール。僅か4日前にナビスコで移籍後初ゴールを決めてくれた矢先の、今度はリーグ戦でも移籍後初ゴールがマルチゴール。しかも1得点目は、興梠のパスから原口が潰されながら楔となり、走り込んだ李忠成がキーパーの位置を良く見て叩き込んだ。1トップ2シャドーが絡む超理想的な崩しとゴール。最近は守備面にベクトルを傾けた事でカウンター気味のゴールが多くなっているとはいえ、だからこそ前へ前への姿勢で速いパス回しから流れの中でゴールを決める事が出来るようになった。遅攻では決して生まれない形。やはりレッズはカウンター気味の速い攻撃が似合うチームだ。
そして2点目もカウンターから李忠成なのだが、本人曰く「神が舞い降りた」ゴールも、やはりキーパーの位置を見据えての絶妙ループ。李忠成のプレースタイルはこれまで気にしていなかったけど、シュートの精度力もあり、これだけゴール前で落ち着いて確実に決められるFWが味方に付いたのは心強い。加入前にミシャの我が儘補強方針に反発してこんな事を言ってしまった身で言うのも何だけど、外国人補強をしなかった中で、李忠成がやっと結果を出し始めたのは、本当に良かったと思う。

そして宇賀神。ゴールに至る宇賀神の積極的な勝負の姿勢は、やはり関根の台頭による危機感の表れか。かつての宇賀神は今回のゴールシーンのような、アグレッシヴなプレースタイルからゴールを奪うのが売りだった。ところがチームがミシャ体制になって戦術が緻密になると、本来の攻撃的スタイルが徐々に減り、槙野が攻撃する事で逆に攻守のバランスを重視しているのか、やたら消極的なプレーが目立つようになっていた。しかも、それでも使い続けるミシャに安心したのか、それが当たり前のように振る舞ってはプレーに精細を欠いたまま今日に至っていた。
ところが最近になり、関根というヤング(死語)が台頭し、僅か4日前には宇賀神のポジションである左ウイングバックでも大活躍を見せた。これが大きな刺激になったのだろう。
若手の台頭が中堅、ベテランを刺激する。それを見た若手がまた刺激される。相乗効果によりポジション争いは理想の形だ。
啓太もそれに刺激された訳ではないだろうが、若い頃にはたまに見せていた鋭いミドルでのゴールが炸裂したのだから、もう言うこと無しだろう。
槙野のバー直撃も、原口のポスト直撃も、例え勝利が決定的になっていても、カウンターだろうが何だろうが攻めの手を緩めないアグレッシヴな姿勢が見えた良い試合だった。

そう、奇しくも去年のアウェー仙台戦は、得点のチャンスがあったのに途中でその攻めの姿勢を止めて、それこそカウンターでのビッグチャンスすら放棄し、変に中途半端に守りに入った故に結局は勝ち点2を失ったのだ。だから攻める時は攻める、守る時は守る、こういうメリハリあるサッカーが理想的だ。
監督が変わって調子が上がらない仙台。これが手倉森監督のまま、自慢だった堅守の仙台だったら簡単には勝てなかったのかもしれないが、そんな仙台のサポーターは、試合が終わらない内から段幕を片付けてしまっていた。大量失点の内容に激憤したのか、それとも新幹線の時間に間に合わせようとしていたのか、そこはわからないが、そんな仙台に久々に勝利出来たのだ。2年前にナビスコでは勝っているとはいえ、リーグ戦で仙台に勝つのは何時以来だったろう?それだけ鬼門な相手だった事だけは間違いない。

ただせっかくの誕生日スタメンだった永田が・・・救急車が来ていたという話もあるから、本当に心配。最近ようやく本来のプレーが出来るようになってナビスコでも調子を取り戻し、リーグ戦でもスタメンを勝ち取った矢先のこれは、ついてないなぁ・・・。

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J1リーグ第6節 浦和4-0仙台
得点/44分・李(浦)、66分・李(浦)、70分・宇賀神(浦)、80分・啓太(浦)
主審=西村雄一
観衆:26,762人



2014年 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第2節
浦和レッズ2-1大宮アルディージャ
~埼玉スタジアム2002

他から移籍して来た選手が1年目で古巣相手に衝撃的なゴールで勝利に貢献してくれた時に送られる当ブログの「お主もワルよのぅ」賞。かつては高原が2回(これこれ)、そしてポポも受賞している栄誉な賞なのだ。そして今回受賞してしまった栄えある選手は・・・?

青木が移籍後初陣初ゴール 青木拓矢だ!!

レッズ初陣にして古巣からゴールを奪ってしまい、しかもそのゴールが決勝点にまでなってしまったという、超悪代官真っ青なゴールを生み出してしまったのである。しかもかつて受賞している高原とポポはあくまでFW。点を取って何が悪い!?のポジションである。ところが青木はボランチ。何であそこに青木が!?的な・・・でもまあこの青木、オフィシャルの紹介でプレースタイルのひとつが「果敢に飛び出してゴールを狙う」だから、有り得たと言えば有り得たゴールなのであったが。

この青木、大宮からレッズに移籍する際は「かなり悩んだ」と言いながら、本当に悩んだのか疑わしいレベルのやたら早かった移籍発表。そうかと思えば早々に怪我で離脱し、初陣となったのが今回の古巣戦。そこで平気で決勝ゴールを決めてしまうという、一体この青木という選手の精神構造はどうなっとんのじゃ?というのは冗談だが、それでも何か”持っている”選手なのだろう。とりあえず、もう一度言うが、そんな青木よ、お主もワルよのぅ、フッフッフッ。

と、青木の衝撃度ですっかり陰に隠れてしまったが、先制点を挙げたのは李忠成。こちらも移籍後初ゴールなのだから、本来なら大胆に祝福してあげなければいけないんだった。どんな形でも移籍後初ゴールというのは、本人にとってもファン・サポーターにとっても安堵であり2重に嬉しいもので、正直ここまで色々あって李も何かモヤモヤしたものを抱えていたと思うが、ようやく第一号が出た事で、ここから調子の波に乗って行ける事だろう。おめでとう忠成。

ところが、青木と李忠成よりも更にコールが響いていたのが、何と言っても関根なんだよな。右サイドが主戦場かと思いきや、今回は初先発から左WBに入った。これがまた凄くて、右からだと主に落ち着いたセンタリングを上げてチャンスを作っていたが、左だとそれ以上にガンガン仕掛けるわ仕掛けるわ。後少しでプロ入り初ゴールかと思われた惜しいシュートも含めて、どう見てもルーキーとは思えない堂々のレベルで我々を魅了するプレーの連続。逆に言えば、まだ怖いモノ知らずのルーキーだからこそ出来るプレーとも言えるのだが、そんな中でも守備を絶対にサボらない姿勢も関根の素晴らしい部分だ。ユース昇格組は原口に続いて、ここまでミシャの信用を得るに十二分な活躍。そして出れば「何かやってくれる」というワクワクの期待度がますます高まった。

2014.4.2ナビスコ大宮戦 と、神戸戦とは180度変わって、今回は良い意味で多くの選手の活躍の衝撃度が高かっただけに、これでは全ての選手に目が届かない部分があるのだが、基本的に悪い部分が極めて少なかった内容。
唯一の失点シーンは西川が我慢出来ずに飛び出してしまった故のファールから。ただ本来は水輝が独力で守れていれば良かったのだろうが、あそこで西川が飛び出してしまったのは、まだまだチームメイトの水輝への信用度が低いという証拠だろう。でもストッパーに不慣れな水輝が、ここまで場数を踏んでいる事で最近はようやく落ち着いて来た感もあるから、ここは今が辛抱の時と考えて水輝を見守って行きたい。

という事で、やはりレッズはナビスコだと開放的なプレーになるのは今回も同じだった。何故かダービーという意識が個人的には低かったけど、まあダービー云々より、最近勝てていなかったチームが4月初試合で勝った事は幸先が良い。これをリーグ戦に繋げて行こう。
そんなこんなで無観客試合を経て、ついにホームに帰って来た。宣誓書を署名したりして、でも純粋にサッカーをする場で何で宣誓書なんてものが出てくるのか、署名する前にちょっと情けない気持ちにもなったが、それでも厳しい現実を改めて知るためには必要だと思って、署名しておいたのであった。
そして広い埼スタでコールリーダーと太鼓が無い応援がどうなるかと思っていたけど、やはりそれでも声は出るもので、彼方此方から声が上がる中で応援が全体に拡がって行くゴール裏は、原点回帰という意味でも、これはこれで素晴らしい応援になっていると感じた。もちろん寂しさもあるけれど、それ以上にここから新たなものを得て、そして新たな埼スタのゴール裏を皆で作って行けば良い。そう感じた再スタートのホームゲームであった。

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ナビスコカップ予選リーグ第2節 浦和2-1大宮
得点/16分・李(浦)、30分・橋本(大)、87分・青木(浦)
主審=ティアニー・ポール
観衆:20,697人



2014年 J1リーグ第5節
ヴィッセル神戸3-1浦和レッズ
~ノエビアスタジアム神戸

UBを始めとする11グループが解散してコールリードも太鼓も無い中で・・・そんな状況でも力強い声援が響いていた現地の様子を見たら、もう涙が出そうになった。かなり昔に駒場で太鼓無しのサポートに挑戦した時期があったけど、今回はそれを思わせる感じもあったのだが・・・。
が、・・・試合が進むに連れて、違う意味で涙が出そうになる展開に・・・。

ストレートに、酷い試合だった。ひじょうに悪い内容で負ける試合は、年に何回かは必ずあるものの、同じようなミスを繰り返して負ける試合は・・・レッズにはあるのだから困ってしまう。
プレスに負けてビルドアップをやり直す意味でもボールを下げるのは仕方がないにしても、そこで受け手が変に難しい事をしようとしてボールキープしようとした途端、そこを狙われてボールを奪われてジ・エンド。こんな光景はミシャサッカーでは日常茶飯事なのであるが、日常茶飯事だからこそ、もう辟易する光景なのである。それも1試合で2度も同じ過ちで失点なんて・・・。今回は森脇と啓太が捕まったが、これがたまたま森脇と啓太であったというだけで、他の選手でも十二分に有り得るミスだし、それが那須だった可能性も、はたまた槙野であった可能性もあるのだ。そういう試合を繰り返して来たのだ。そういう戦術だからこそ絶対に無くならないミスというのも辟易。こういうミスは、基本的に他のチームで起こる確率は極めて少ないのだ。ミシャのチームだからこそ起こるのだ。もういい加減にしてくれ。

DFが平気でこういうミスを繰り返してしまうのだから、西川がいくら防ごうにも、やはり限界はある。だいたい今回も失点するまでに、西川の力によって少なくとも3点~4点は防いでいたと言っても過言ではない。自分は西川によって急激に守備力が改善される訳がないと思いながらも、ここまでそれでも西川でかなり守備力はアップするものなんだなと驚いていた。その矢先のこれだった。
つまりいくら西川がミシャサッカーを熟知しているといっても、そもそも守備のチームは、今のレッズのような危うい戦術は根本から選択外なのだから、何処まで行ってもゴールキーパー泣かせな戦術と駄目守備に変わりはない訳だ。それでも守備の意識と言って臨んだ今季であったが、その焼き付け刀な意識故と、守備に合わないミシャの攻撃戦術故に、早くも5節でボロが出てしまった形だ。やはり西川の個人能力だけでは勝てないという典型的な試合だった。

もうひとつ。これはストレートに言えるが、外国人枠を有力選手補強によって完璧に埋めたチームに、外国人補強を一切行わずに臨んだ日本人だけのチームが素直に勝てるほど、そう甘くはなかったという事だろう。今季勝っているガンバや広島は、同じような戦術と同じような戦力比率だったからこそ競り勝てた面がある。それがタイプの違うチームと当たると一転。現に試合内容は、レッズがほとんどチャンスが無かった中で1チャンスをモノにして先制しただけで、それ以外の場面では完全に神戸に押されていた。それも神戸の外国人パワーに圧倒されていた。いくら神戸と相性が悪いとは言っても、戦力的な部分は、今回のようにストレートに結果として出てしまうのだから、現実とは悲惨なものである。
加えてゲームを作る柏木が腰痛で欠場した事も響いた。パスが出ないサッカーだと、やはりミシャサッカーは成り立たない。外国人も居ない。ゲームメーカーも居ない。守備もボロが出た。早くも無い無い尽くしに陥った。
でも、それを覚悟で外国人補強をしなかったのはレッズ自身なのだから、今更それを言っても始まらないのも理解している。だけど外国人枠をギッシリ埋めているチームを見ると、やはり羨ましい面はある。隣の芝は青く見えると言うが、でもそう思う。

とりあえず、現地組の皆様、大変お疲れ様でした。
次はやっと、やっとホームへ帰れる・・・。

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J1リーグ第5節 神戸3-1浦和
得点/35分・梅崎(浦)、60分・ペドロジュニオール(神)、78分・ペドロジュニオール(神)、90+1分・マルキーニョス(神)
主審=扇谷健司
観衆:12,174人



ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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