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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2016年 J1リーグ 1stステージ 第6節
横浜F・マリノス0-0浦和レッズ
~日産スタジアム

チャーハン弁当700円広州戦ではフェアやっていたにも拘わらず中華系を喰わず、遅れてマリノス戦で中華系を喰う辺りは、我ながらひねくれているとうかズレているというか。まあ例の如く日産スタジアムの食糧事情が悪くて、消去法でこれになったというのが本音だけど、馬鹿高くて丸焦げチャーシューがゴロンゴロンの冷えた炒飯は、大変§〒@£$∞ございました・・・。

その広州との激戦から一転ガラリと変わり・・・何でしょう、今回の試合は。広州戦で展開されたアグレッシブさが無くなり、スピード感も無くなり、ポゼッションサッカーはポゼッションサッカーでも、やたら攻撃が淡白であった。
まあ広州戦のような戦い方の方が異常だったと言えなくもないし、そもそも広州戦のような戦い方を毎試合していたら、それこそ選手の身体が保たないけど。

原因の半分は、マリノスの超ドン引き戦法に他ならない。まさか天下のマリノスさん(棒読み)がホームでドン引きするとは、こっちこそドン引きしてしまったよ。
状況は甲府戦と同じだったが、甲府はドン引き戦法せざるを得ない戦力差故だ。しかし何がたちが悪いって、マリノスは何もドン引きしなくても、レッズと対等に戦える戦力ではないか。上位レベルの戦力が整っているチームがドン引きすれば、そりゃあリーグ1番の堅守チームになっちゃうのもわかる。

と、このように、レッズサポからはマリノスのドン引き戦法に批難囂々の嵐である。そんでもってうちの監督も、記者会見でマリノスのサッカーにケチ付けるような事を言わないように願っているところだが・・・。
そこで勘違いしちゃ困るけど、自分の場合は、マリノスのサッカーを批難している訳ではないからね。寧ろ、感心しているのさ。ホームだろうが上位レベルの戦力を保持していようが、現実的に勝つためのスタイルを選ぶのが最良。また、そういう戦い方を選ぶのも、また勇気が要る事なのである。相手に合わせる合わせないはサッカー感の違いであり、そしてサッカーのルールに、ホームチームがドン引きしちゃいけないなんてルールは何処にも存在しない。それに、文句をつけたところで、そもそもドン引き戦法を撃ち破れなかった方が悪いだけなのだ。だから相手のサッカーを批難するなど筋違いのお門違いも甚だしい。
間違っても相手のサッカースタイルを批難する事だけは絶対に間違っている。相手は関係ない。己の足元を見よ。

マリノスの話はこれ以上は良いとして、その問題の己の足元だ。前半早々に中央から縦に簡単にパスが通ってしまいチャンスを連発していたが、最初の武藤のにしても、超決定機を決められなかったのが全てだろう。相手がドン引きしようが何だろうが、チャンスは圧倒的にレッズの方があった訳だし、それを前が空いているのにシュートを撃たずパスを選択してフイにした例も。なあ李よ。何のために全力で走り込んで来た?ならばあそこでシュート撃てよ!!
それとミシャの交代策なんだけど、出場が微妙だった柏木を使って、その通りに駄目なプレーが目立った柏木を早目に下げたまでは仕方がないが、柏木と交代したのが守備的な青木で、そこから暫く攻撃の選手を入れなかった。これで空白の時間が生まれてしまった。ミシャの采配に迷いが見られた。
勝てなかった原因の残り半分。もうわかると思うけど、それはレッズ自身にあるのであった。

16.4.10アウェー・マリノス戦うん、今回は厳し目で書いちゃった訳だが、それだけ期待の裏返しだった証拠。
まあ相手が強いマリノスでは、言うほどにレッズも悪い試合はしていなかったし、寧ろチャンスは多かった訳だし、守備面に於いてはマリノスのカウンターを完璧に封じて、危険なシュートを撃たれたのは僅かに1度だけ。警戒していた中村俊輔のフリーキックも遠目からの2発だけ。特筆すべきは、コーナーキックを1度も与えなかった事だ。これは素直に素晴らしい事だと思う。まあ遠藤の超非凡なカバーリング能力に頼っている面は否定できないけれど。でもやはり攻撃サッカーだろうがドン引きサッカーだろうが、先ず守備が大事だという事さ。

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J1リーグ 1stステージ第6節 横浜マ0-0浦和
主審=松尾 一
観衆:38,382人



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2016年 AFCチャンピオンズリーグ グループステージ・第4戦
浦和レッズ1-0広州恒大
~埼玉スタジアム2002

16.4.5ホーム広州戦そりゃもちろん勝ってほしかったし、勝たなければいけない試合だったから、勝って良かったんだけど、金満スペシャルな相手に、まさか1-0の完封勝利になるとは思っていなかっただけに、ちょっと驚きの勝利だ。しかもその相手はシーズン開始直後の真っ新な金満スペシャルではなく、現王者なのにグループステージで最下位を走るお尻に火が点いた状態。だから始めからもっとガツガツ攻めて来るものだと思っていたら・・・そうでもなかったのには拍子抜け。でも相手の事なんてお構いなし。とにかくレッズは、金満スペシャル相手にかく戦った。頑張った。素晴らしい勝利であった事だけは間違いないのだ。

広州が予想外にガツガツ来なかった理由がマッチデーに書いてあったけど、フェリペのサッカーって堅守速攻型だったんだっけ?磐田監督時代も欧州監督時代もセレソン監督時代も、フェリペってそういうサッカーだったっけ?まあフェリペに興味が無かったから、今までフェリペのやるサッカーなんて露ほどにも気にしていなかったさ。だから攻撃は外国人頼みで他は先ずは守備から・・・って、ある意味で自分が好きなサッカーじゃないか。
まあそれはともかくとして、お尻に火が点いている割に、レッズが先制するまでは、本当にカウンター狙いのサッカーをしていた。第3戦の時は前半からレッズが圧されていたから広州のサッカーなんて気にしている暇もなかったが、なるほど、今の広州のサッカーって、そういう事だった訳か。

ただ広州側がボールを持つと、レッズの選手陣は体格では叶わないのをわかっていても意地になってプレスを仕掛けるものだから、広州側としてはこれでカウンターの好機を失って、ボールを後ろに戻す場面が多かった。ミシャサッカーが今季から導入した迅速なプレスが奏功した形だった。さすがのジャクソン・マルティネスも、個人としては脅威だが、チームにフィットしていないのに使い続けているものだから、これではどう足掻いても前線で孤立するだけだった。第3戦でやられたリカルド・グラルも、今回は予想外に沈黙していたし、パウリーニョにはさすがにヤバいレベルの決定機を作られたが、全体的には後ろばかりケアしていたし。

16.4.5ホーム広州戦・勝利
先制したのはレッズだったし、それが今回の試合の唯一のゴールだった。ではチャンスはどちらが多かったかと言えば、ほぼ互角だったかな。試合が動くまではレッズは一進一退だったし、広州の状況も上に書いた通り。その間には広州の散発的な攻撃からレッズはピンチも少なくなかったし、試合が動いてからは、広州もようやく攻め出したところで力で圧すようになって来た。ここで攻守の立場が逆転して、今度は攻めて来る広州の裏を突いたレッズのカウンターでチャンスを連発するようになったし・・・ただ悔やむべきは、それから3度、どうして入らない!?という超惜しい場面が3度も。珍しく決定機を外しまくる興梠と、そして李はただ前に蹴り込むだけのアレをどうしてキーパーに!?本当に摩訶不思議な光景を見せてくれた。うーん、どれでも良いから追加点があったら、かなり楽になったんだけど。
でもまあ逆に1-0の方が、良い意味での緊張感と集中を保ったまま最後まで守れたという事もあるかな。甲府戦みたいな事もあるし。そんでもって次のACLは森脇が出場停止だ。さあイリッチ、そろそろ出番だぞ。

16.4.5武藤ヒーローインタビュー
J1リーグでは開幕戦のみの1ゴールに留まっている武藤は、ACLではこれで今季3得点目。いやJ1の件があるから心配していたんだけど、そこは9番を付けただけの事はあって、黙っていないな。
この際だから、敵が引いて守って来る事で武藤の持ち味が消されてしまうJ1より、敵が攻めて来る事でスペースが出来て武藤が活きるACLに集中してもらおうか。その方が今回みたいに「またそこに居た武藤」が見られるんじゃないか?宇賀神のアシストなんだけど、あれはシュートミス?(笑)。ま、怪我の功名でも何でも、武藤は「そこに居る」事が大事なのであった。

個人的な話。火曜が試合なのでちょっと違和感があったし、火曜よりは水曜にやってくれる方が間隔的には良いんだけど、今回だけは火曜で良かったと思う自体が発生。
実は今週木曜に会社の健康診断があり、バリウムを飲む影響で前日は21時までに食事を済ませなければいけない。だから仮に水曜が試合だったら、もうこの時間では勝ってもザ・美酒が飲めなかった訳だ。うん、今回だけはツいてるな、自分。ってか、人生で初のバリウムなんですけど・・・。

ACL2016 ------
AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第4戦 浦和1-0広州
得点/52分・武藤(浦)
主審=アブドゥルラハマン・アルジャシム
観衆:30,282人


2016年 J1リーグ 1stステージ 第5節
浦和レッズ2-1ヴァンフォーレ甲府
~埼玉スタジアム2002

埼スタ桜満開こう寒いと、夜桜って気分じゃなくなってしまう・・・。

そうそう昨晩、夢を見た。レッズが甲府に5ー0とボロ勝ちする。歓喜の自分。大勝の余韻に浸りながらスアジアムを出るところで、ふとゲートに来た時には無かった看板が建っている。ん?何か書いてある。
『本日はエイプリルフールです。先ほど行われました試合内容と結果は全て嘘です。正式な試合は明日14時から行われます。』

・・・。

最悪の目覚めであった。そう、今日はエイプリルフールだ。そんな日に試合が組まれている。しかも相手は苦手な甲府である。夢の事もあり色々と嫌な予感がしたが、それも攻めても攻めてもゴールが遠かったのが途中まで。最終的には杞憂に終わって良かった。

しっかし、高速パスだけは熟練の賜物だけあって良く回る回る。それなのにいざシュートまでが持って行けない。たまに持って行けると入らないし枠を外しまくる。半分は甲府のドン引き戦法のせいだが、半分はミシャサッカーのパス回しで良くない部分。即ち、意図しないあわよくばパスが多過ぎ故。つまり受け手の事を考えない、乱暴でいい加減なパスが今回も目立った。特に柏木は、意外性の名を借りた滅茶苦茶なパスの病気が再発。ゲームメーカーに乱暴なパスが目立つと、攻撃が機能しなくなるんだよね・・・。

16.4.1ホーム甲府戦勝利これで甲府が1人退場してくれていなかったら、果たしてレッズは無事に勝てていただろうか?只でさえ甲府はガチガチに守る事には慣れているチーム。しかも過去のレッズとの戦績からして、恐らくいつもの通りにやれば今回も90分守りきれる自信はあったはず。その証拠に、レッズがあれだけ高速パスで激しく厳しく揺さぶっていたのに、甲府の守備ブロックは途中まで完璧だった。敵ながら天晴れな守備対応だったと思わせる位に完璧であった。
しかも甲府は早々に退場者を出した事で、只でさえドン引き戦法なのに、それに輪をかけて引き籠る。これがゲームを難しくした。攻撃にパワフルさが足りないレッズでは、これを崩すには至難の技であった。ここからは徹底的に籠城する甲府と、城を取り囲むレッズとの長い長い根比べであった。

根比べに勝った時の興梠のシュートにその気持ちが表れていた。ゴールが確実な場面まで来た興梠は、これまでゴールが遠かった為のフラストレーションを一気に発散するが如く、もうこれ以上無い位に思いっ切り右足を振り抜いてボールをネットに突き刺したのだった。半分ヤケクソ感がある風にも見えたシュート。そして我々サポの閉塞感を打ち払ってくれた気持ちが良いシュートであった。

森脇ヒーローインタビューちなみに森脇の追加点はスーパーロングシュートではあったが、完全に撃ったら入っちゃった形だ(笑)。いやそれで良いし、あそこから撃ってみる積極性が大切なのだから、森脇の場合は結果オーライで許す(笑)。あ、いや、森脇はロングシュートは得意は得意なんだけどね。
それより話が長い。寒いしこっちは明日も仕事なんだから、さっさとウイダイ歌って早く帰りたいんだから、それを長々とヒーローインタビューで居座ってんじゃねーよ。話は誰も聞いていないから安心しろ、森脇よ。
だいたい、ヒーローインタビューでゲラゲラ笑っている前に、守備陣として最後の余計な失点を反省せよ!あれキチンと集中していたら、絶対に防げたイラン失点だったぞ。おかげで文化シヤッターが・・・。森脇め~(何故か全部森脇のせいに・・・)

しかし不思議なもので、前日は暖かい気候だったのに、試合日になると決まって当て付けのように寒くなったり雨が降って来たりと・・・一体どゆこと?

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J1リーグ 1stステージ第5節 浦和2-1甲府
得点/68分・興梠(浦)、81分・森脇(浦)、90+2分・稲垣(甲)
主審=山本雄大
観衆:22,766人

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2016年 J1リーグ 1stステージ 第4節
湘南ベルマーレ0-2浦和レッズ
~Shonan BMWスタジアム平塚

マグロ串カツ まぐろラーメン
平塚駅前「大将」、まぐろ串カツ、まぐろラーメンで験を担ぐのであった。

そのおかげかどうかは知らんが、実に危なげない内容で完封勝利である。本当に落ち着いて観られた内容であった。
湘南は今季しぶとく川崎と広島に引き分けている決して侮れないチームなれど、レッズからしたら遠藤航を引き抜いた訳だし、レッズを良く知る坪井と直輝はベンチ外だし、同じくレッズから移籍仕立ての岡本がスタメンなのは若干厄介だったが、それでも脅威になる存在ではない。ちなみに自分はスタジアムに着くまで、その岡本が湘南に移籍した事を忘れていた。すまん岡本。
しかも湘南は、どんな相手であろうとドン引き戦法はしない。チョウ・キジェ監督のポリシーだ。しかし、ドン引き戦法に弱いレッズとしては、こういうチームが一番やりやすい相手なのであった。

それを絵に描いた試合内容。キチンと攻めて来てくれる湘南に、こうなると必然的に総合力で上回るチームが支配するゲームになるから、湘南が攻めて来れば寄せの速い守備で自由にさせず、後は組織力も個人能力も上回るレッズが落ち着いて攻めるだけ。試合内容としては実にシンプルかつ正攻法。ピンチらしいピンチは後半終盤にミドルを撃たれて西川がスーパーセーブで凌いだ1度だけ。まさに横綱相撲で対応したレッズの必然的な勝利だ。

とは言え、結果的に勝ったからこそ正攻法だの横綱相撲だの必然的だの余裕綽々で書けるのも本音なのだが、それはそれとして、サッカーで勝つために絶対に必要な事、それは点を取るという事である。
「そんなのは当たり前だろ」とツッコミが入りそうたが、まあ聞いてほしい。点を取る為に必要な事とは何だろうか。そう、シュートを撃つ事である。
「そんなのも当たり前だろ」と更にツッコミが入りそうたが、まあ更に聞いてほしい。シュートを撃つ為に必要な事とは何だろうか。そう、積極性である。
肝心な場面でシュートを撃たずにパスを選択してチャンスを逸する事が少なくないミシャサッカーに於いて、ミドルシュートは天然記念物ものだ。でも、そういうシュートでも前が空いたら撃てば、時に何かが起きるものだ。そう、かつて山形戦での阿部のスーパーシュートのように。
まあ今回の李のシュートは、スーパーなシュートではなかったが、思いっきり撃ったシュートが敵に当たり、ド派手にコースが変わって入ってしまった。綺麗なゴールではなかったが、李が積極的にそう撃ったからこそ生まれたゴールだった。この積極性と泥臭さがミシャレッズに欠けているものなのだ。
まあ、その李のシュートが綺麗に跳ね返されて、そこからカウンターを喰らうというオチも有り得たが、そこはサッカーの紙一重な世界だ。

ちなみに、この試合の懸念材料はレッズの内部事情でも対戦相手でもなく、他でもない主審の飯田氏。そして期待を裏切らない糞ジャッジでレッズの絶好のカウンターチャンスにアドバンテージ取らずに笛吹いて止めて得点機会をフイにするわ、パスを邪魔してボールに当たるわ、もう勘弁してくださいよ。

16.3.20アウェー湘南戦・勝利それにしても、レッズは僅か4日前にアウェー広州で激戦を繰り広げたばかりなのに、それでも多くの選手が最後まで運動量が落ちなかった。前線で動き回っていた武藤はさすがに足が攣っていたが、広州戦にフル出場した柏木、阿部、槙野、遠藤、森脇は最後まで足が止まらず、攻守に渡ってチームを支え続けていた。これは特筆ものだろう。
そして遠藤は、移籍後初めて古巣との対戦に於いて、何事も無かったように終止冷静沈着であった。まだ若いから、内心は思うところもあっただろうに、それを一切表に出さないところが大人だ。さすがUー23代表キャプテンだけある。古巣相手になると感情が表に出てしまっていた(しかも毎試合)某選手とは大違いだ。え?某選手って誰かって?さ、さあ、誰でしょう?じゃあクイズ!(嘘)

魔法脚 ってか、”浦和のハート”は湘南レンタル移籍2年目なのに、また怪我しているのかアピール不足なのか知らんがベンチにも入れず何をやっているんだ?このままでは、このままでは・・・。

しかし全然どうでも良い話なんだけど、湘南選手の幟で他の選手のキャッチコピーは4文字なのに、何故に直輝だけ3文字?だいたい【魔法脚】って何やねん?直輝って魔法とか、そういうキャラじゃなかっただろ。確か去年は”何とか小僧”とかだった筈なのに。・・・本当にどうでも良い話だな。つーか幟の写真、眉間にシワを寄せてる場合か!試合出ろよ魔法脚!





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J1リーグ 1stステージ第4節 湘南0-2浦和
得点/41分・李(浦)、55分・興梠(浦)
主審=飯田淳平
観衆:14,419人



2016年 AFCチャンピオンズリーグ グループステージ・第3戦
広州恒大2-2浦和レッズ
~広州天河体育中心

大きな勝ち点1が取れた。奇跡的にも土壇場で良く追い付いたと言うべきか、いや諦めずに攻め続けたからと言うべきか。まあどちらでも良いんだけど、前半だけを見れば完全に負け試合だった内容も、後半に広州がジャクソン・マルティネスを前線に残しただけで完全に守りに入った事で、レッズは敵のカウンターを警戒しながら攻めるだけという、ハッキリした戦い方が出来た。

先ずは話を前半に戻すと、意味不明なPKを喰らったのは大変な不運だった。ズラタンは確かに相手の身体にハッキリと腕は回していたが、それほど強く抑え込んでいなかったのは明白。そこに無理に相手がオーバーヘッド体勢でジャンプして地面に自爆的に墜落。でも主審はズラタンが抑え込んだとの判定・・・オイオイ何だよそれ。いや抑も、あの状態でオーバーヘッドしようとするか普通?PK狙ってのシミュレーションだったとも見られるんだけど。だとしたら、敵にまんまとしてやられた。

まあPKは不運としよう。問題は2失点目で、完全にパワーとスピードで押し切られてエリア内に侵入されては深い位置で折り返された。中もリカルド・グラルの存在に対応出来なかった。ここはチームの総合力で負けた場面。アジアの戦いの現実だった。
まあこれは身体的な部分が大きく含まれるから、どうやってもACL向きではないメンバー構成の上に守備がザルな戦術のミシャレッズでは、いくら望んでも手が届かない部分なのでどうしようもない。

2失点目までは、とにかくDFラインでクリアするのが精一杯なサッカーになっていたレッズも、ここから早くも2点リードした広州が落ち着き出した。レッズとしてはこれで攻撃に移れるようになった訳だし、逆に広州は2点リードしてから落ち着いてしまった事が仇となった感じ。

柏木のコーナーキックなんだけど、いつもは緩い弾道でニアばかり蹴っていたのに、この試合では無理にでもファーに巻いて蹴り上げていた。高さで叶わない広州相手ではニアやセンターに蹴り入れても跳ね返されるのがオチだから、ならばファーに蹴ってみよう的な作戦だったのかもしれない。これが功を奏したのかどうかはわからないけど、キーパーの精一杯の中途半端なクリアミスを誘って、ファーの武藤が押し込んだ。
武藤は後半にもエリア内で決定的なシュートを放ってキーパーに防がれた場面があったが、やはり武藤は強い相手の方がガチガチに守らない分、それだけバイタルやスペースに躍り出る場面が増える傾向。

後半は攻めるレッズに普通に守る広州という構図だった訳だけど、広州は散発的な攻撃の中にも強いフィジカルや個人技が含まれるから、要所要所では危険なシュートを何度も放って来ていたし、そのシュートが枠を外れてくれていたから助かったが、それも紙一重の離しで大量失点していても文句は言えないゴール前の状況だった。ここは現実的に見ておかなければいけない部分。特にレッズは90分通して終始リカルド・グラルを捕まえられなかった。リカルド・グラルは”なんちゃって”セレソンなれど、ジャクソン・マルティネスとパウリーニョという世界的選手に目が奪われている中で、リカルド・グラルはかなり厄介な相手だった。

攻め続けたレッズ。最後の最後で広州の守備網が破れた。本当に一瞬。そこを興梠が冷静にダイレクトで突き刺した。
本当に大きな追加点。本当に良く追い付いた。今回はもうそれ以上は望まない。アウェーで金満の広州相手に、最低限どころかある意味で最高に近い結果を出してくれたんじゃないかなと思う。
当初自分は勝ち点1狙いで(ミシャは絶対にやらないとわかっていても)定石通りドン引きで守って守って守り抜く戦法で行くべきと思っていたが、早い時間帯にリードを許してしまった事で、レッズとしてはどうしても点を取りに行かなければいけない展開になってしまった。もちろん広州が手を緩めて守りに入ってくれた幸運はあったが、その時系列とレッズの諦めない姿勢が絡んで、見事な同点劇か生まれたと思う。

広州は、どうなんだろう。開幕前の大方の予想を覆す大不調っぷり。エウケソン放出の失敗と、それ以上の存在になる筈だったのにフィットしないジャクソン・マルティネスという大誤算は確かに響いているみたいだけど、それでも広州は広州の筈だった。ただリッピ時代は守備でも粘りがあった印象があったが(イタリアだからという先行イメージなのかもしれないが)、カンナヴァロ挟んでフェリペに変わった事で、いくら昨季にACLを制したと言っても、チームの様相が少し変わってしまったのだろうか。まあそれも、守備より攻撃というブラジル式の指導方法で守備が緩んだのかもしれないという、これまた表面上のイメージしかないのだが。
尤も敵である広州の心配をしていても意味がないので、レッズとしては広州がこのまま不調に陥ったままである事を祈りつつ、これでグループ内の当面のライバルは浦項という事になったのかな。ってかシドニーが首位に付ける事自体が予想外だった。

ACLはここから折返し。まだ半分な以上は、どうなるかわからないので、今かから星取勘定はやめて、一呼吸おいてJリーグに気持ちを切り替えよう。

ACL2016 ------
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3戦 広州2-2浦和
得点/6分・リカルド グラルPK(広)、14分・リカルド グラル(広)、30分・武藤(浦)、89分・興梠(浦)
主審=モハメド・アブドゥラ・ハッサン
観衆:48,816人



2016年 J1リーグ 1stステージ 第3節
浦和レッズ2-0アビスパ福岡
~埼玉スタジアム2002

春のスウィーツ祭り2016 ナシゴレンとスパイシー鶏のハーフ丼680円
狂気のスウィーツ祭りなので、唐辛子スパイスの塊がドカンと乗っかったスパイシー丼を味わう。
・・・本当に辛いでやんの。しかもスパイスの味付けが独特で、喰ってる最中からお口の臭い匂いが凄い事に・・・。
しかも何処が春なのか、寒いし小雨は降ってくるし、客は少ないし、こう試合毎に気候がコロコロ変わる不安定さは、試合毎に内容がコロコロ変わるどっかのチームと同じだな。

初っ端から守って来る事がわかっている相手のプランを崩すには、とにかくどんな方法を使ってでも、こちらが出来るだけ早く先制する事であろう。これが叶わずに相手の守備サッカーに付き合っていると、そのままズルズル深みに嵌まってしまい攻め疲れにもなる。それで失点でもしようものなら、もう相手は益々自陣に引き籠ってしまう。
開始18分での先制は、相手のプランにヒビを入れるには絶妙な時間帯だったと思われる。サッカーは開始15分で眼が慣れると言われているが、そこまで動きが無いと、そこから試合が落ち着いて行く傾向があるスポーツである。
未だ久々のJ1の水に慣れていない福岡が、開始15分間レッズの大猛攻を耐えてしまった。「このまま行けるかも」という自信を与えてしまったかもしれない。逆にこのままではレッズがズルズルパターンだ。しかしそれを打破するために15分を過ぎても手を緩めず、先制点を目指した賜物だったのかもしれない。
そしてプランの崩れた福岡は、これで守っているだけでは駄目になった。こうなると、強い方のチームに余裕が生まれて追加点も取りやすくなる。自然の流れである。

頑固なミシャが、早くも森脇の左ストッパーを解除して、槙野を左ストッパーに戻した。さすがのミシャも、森脇の左の余程の駄目さ加減を無視する訳には行かなかったのだろう。しかしまあ、それでも引き続き森脇を使う事は使うのね。そして今度は遠藤が真ん中。・・・ポジションを引っ掻き回さないで、始めからこうすれば良かったものを。まあ結果論になってしまうけど。
しかしこうなると遠藤の扱い方だな。高いレベルでの守備のポリバレント性は認めたいが、だからと言って試合毎にポジションを弄くると便利屋や器用貧乏になりそうで、個人的には好ましくないと思っている。いっそボランチに固定して阿部をベンチに追いやる位の存在になってほしい。そんな遠藤はコーナーからバースレスレの惜しいヘッドがあったが、こういうシーンってやはりキッカーが柏木以外の時の方が多いような気が・・・。

16.3.12ホーム福岡戦・勝利 16.3.12文化シヤッター
磐田戦でチョンボした西川は、今回はかなり気を引き締めて臨んでくれたようで、おかげで今季初の文化シヤッター。その西川、ヒーローインタビューで「ピンチは無かった」と語ったが、自らのナイスセーブで失点を防いだり、相手の決定的なやつがポスト弾いたりと、しっかり大ピンチがあったじゃないか~。

井原が率いる福岡。堤と水輝が居る福岡。しかもダニルソンまで補強していた福岡。ウェリントンも厄介だった福岡。・・・それでも去年J1勝ち点2位のチームと福岡では、総力で大きな差があった。実際そういう内容だった。だから妥当な結果に終わった。そういう試合だった。ただ磐田戦での情けない敗戦だけが響かないかが心配だった。それが開始18分の先制点で払拭された。そういう試合だったという事。

さあ次はいよいよ・・・アウェーで広州恒大。勝ち点1は欲しい。しかし勢いで大きな壁を崩せるか

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J1リーグ 1stステージ第3節 浦和2-0福岡
得点/18分・興梠(浦)、51分・興梠(浦)
主審=上田益也
観衆:27,946人



ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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