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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2016年 J1リーグ 1stステージ 第11節
大宮アルディージャ0-1浦和レッズ
~NACK5スタジアム大宮

この街にはダービーがあるこれ一見するとさいたまダービーの広告だが、実は広告代理店にまんまと乗せられてるっぽい浦和伊勢丹と大宮高島屋の広告では・・・。
だいたいこのキャッチ、『この街にはFマリノスがある』と変わらないじゃないか。キチンとしたコピーライター使っているのか?どうせならもう少し斬新な、例えば『この街には新幹線が停まらない駅がある』とか。こういうキャッチコピーはもっと低俗なので良いんだよ。・・・あれ?

と、どうでも良い話は右に置いておいて、実際の試合が大事である。

・・・などと偉そうな事を言っている割には、大宮に早く着いてしまったので、いづみやで景気付けどばかりにタップリ飲んでしまった。ごめんなさい、本当にごめんなさいと、試合前に何やっているんだ自分は・・・。



さあ真面目な話。浦項戦で主力組の大半を温存した割には、結構慎重な戦い方だったかな。相手の懐に飛び込むようなパスワークは控え目で、敵の出方を伺いつつ中盤を厚くしてのショートカウンター。まあこれはこれでミシャサッカーのひとつの狙いだから悪くはなかったが、逆にレッズがそうなったのも、大宮の守り方があったからだろう。
大宮はドン引きという訳ではなかったが、レッズがボールを持つとパスコースを消しにかかる。この動きが素早くて組織的。そしてレッズの縦パスは最近はひとつの武器になっているから、当然大宮も警戒していたのだろう、開始直後こそ縦パスでビッグチャンスを作ったが、それ以後は簡単には裏も取らせてくれない。敵ながら上手い守り方をするものだと思った。大宮はこの戦い方で負け無しで順位を上げて来ていたのだから、これはこれで機能しているという点でなかなかである。柏木が前半終了間際という絶好の時間帯にあそこで良くボールを奪ってゴールに繋げたが、大宮がミスさえしなかったら、下手したらレッズは大宮の守りをこじ開けられないママだったかもしれない。

16.5.8アウェー大宮戦勝利その柏木の右足は、一体どうしてしまったのだ?去年まで右で蹴らせたら素人レベルと言われていたのに、今年はその右足から正確かつ強烈なシュートが炸裂している。名古屋戦に続き、またも右足からゴール。名古屋戦はその後のゴールラッシュから先制点が霞んでしまったが、今回は唯一のゴールが柏木の右足から。もう天然記念物とは言えなくなってしまった。いっそコーナーキックも、何時までもゴールに結びつかない左足で蹴っているよりは、次から右足で蹴ってみたら?

で、このシュートは良かったんだけど、その他のシュート意識が低い上に誰も彼も精細を欠いていたが、大宮ゴール前って思った程ガチガチじゃなかったから、せめて枠に行っていれば、少なくともあと1点は取れた筈だ。まあ1ー0進行の方が緊張感が保たれていて逆に良かったとも言えるが、大宮の攻撃が終始散発的だったし、それでもムルジャが投入された時はちょっと焦ったが、続いて投入されたペチュニクとマテウスが完全なる空気になってくれたから助かったよ。大宮はダービーに助っ人3人をベンチスタートさせる意図は何だったのだろう?
ちなみに最後の梅崎のは決まったと思ったんだけど、これも枠外と残念。梅崎は今季未だにノーゴール。どうした梅崎・・・。

加藤んー、まあ、2年ぶりのさいたまダービーだった訳だけど、その前に後ろに居た川崎が勝ってしまって暫定で順位をひっくり返されていたから、そっちの方が気になって気になって・・・。
どうもダービーダービーと騒ぐ程はやはり盛り上がりに欠ける。何かこう殺伐としたものが無いというか、一昔前のマンチェスターダービーの域を出ていないんだよな。せめて大宮が今のマンCみたいになってくれればレッズも危機感を覚えて盛り上がるのかもしれないが。
それでも試合前は大宮ゴール裏から「浦和ぶちのめせ」は聞こえて来たが、まあこれも何だかなぁ。試合後の定番♪大宮イラネも♪J2大宮も本当に定番という定番だけに、んー。これに大宮スタッフがずっとこちらを睨み付けていたのには笑ったけど。
逆に最後に加藤が挨拶に来て温かい気持ちになってしまったよ。加藤は空気が読める本当に良い奴だ。これからも大宮の守護神として健闘を祈る。レッズ戦以外で。

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J1リーグ 1stステージ第11節 大宮0-1浦和
得点/44分・柏木(浦)
主審=山本雄大
観衆:13,880人

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2016年 AFCチャンピオンズリーグ グループステージ・第6戦
浦和レッズ1-1浦項スティーラーズ
~埼玉スタジアム2002

どうしてまた名古屋戦に続いて再び強風が吹くかなぁ。更に名古屋戦に続いて武蔵野線が遅延とか。2試合続けて同じ状況を作り出すサッカーの神様・・・。

温玉クッパ 韓国風チヂミ焼きそば
って、試合前、のん気に韓国を喰い尽くそう大会やっている場合ではなかった。試合後にまさかのエキサイトショーが待っていたとは・・・。
いや長い事サッカーを見ているが、人のホームでゴミを撒き散らかすチームは初めて見た。ピッチに捨てられてしばらく放置された浦項の使用済みテーピング。これだけでもマナー違反なのに、それをやっと片付けたと思ったら直後それをピッチにぶちまける愚行。というか、よく堂々とそれを万人の見ている前で出来るよな。さすがお隣の国は文化が違う。自分から恥を晒すなんて、この日本では考えられない。
さあここまでやられて怒るなと言う方が無理だろう。でもね、もう怒るだけ損。奴等は何したって変わらない。いつもこうなんだもん。ハッキリ言ってブーイングする価値無し!

と、実に後味の悪い試合になってしまったが、あんな奴等の事は放って置いて、話はレッズである。

16.5.3ホーム浦項戦ドロー勝敗に関係なく決勝トーナメント進出が決まっている試合。1位通過の可能性は残されていたが、果たしてミシャが勝とうとしていたかどうかと言えば、西川と柏木以外はメンバーを大胆かつ大幅に入れ換えての控え組メンバー中心。しかもこのタイミングでイリッチを初めて使う。しかもスタメンで。まあイリッチの事は後に書くとして、とにかく今回スタメンだけを見れば、本気で勝ちに行こうとはしていなかったのは明白だ。でも状況が状況だから、それはそれで理解可能である。

これだけメンバーを入れ換えてしまうと、さすがにいつものような戦い方をしろと言う方が無理難題なのだろうが、パス回しにしても囲い込みの守備にしても、そして攻守の切り替えにしても、やはり主力組とでは大きな差があった。これを致し方ないと見るか、それとも監督のチーム作りの物足りなさと見るかは人それぞれ。
それより問題なのは、”またやりやがった!”的なミシャお得意のギャンブル采配の極めつけ、即ち『3枚代え』発動である。しかも58分という早い時間帯に交代枠を使い切る訳だから、まあミシャの頭の中は本当にどうなっているのか。こっちはスタメンチョイスと大違いで理解不能である。
3バックの内2枚を代えてしまうところも凄い。固定観念かもしれないが、通常ここは余程の事がない限り2枚一気に代えるところではない。そう、例え那須がイエローを貰っていたにしても。まあ那須はスタミナ的な面もあっただろうけど、それと一緒にイリッチも弾き出されてしまったのだ。嗚呼イリッチよ。
というか、一気に3枚代えするなら、運動量を必要とする両ウイングバックの内どちらかだけでも代えておくべだったと思う。案の定、駒井も梅崎も途中から明らかに疲労困憊。走るのに精一杯で、もうパス回しだのクロスどころではなくなっていた。そこに来て左右ポジションチェンジとか酷な事を・・・。

16.5.3ホーム浦項戦ドロー2だいたいDFラインを入れ換えてからPK喰らっているのも残念な話だし、まあそのPKはどうして喰らったのかが、北ゴール裏からだとよく見えなかったけど。だからという訳ではないだろうがこっちもPK貰ったけど、これは相手のハンド明白。それでも土壇場で良く追い付いてくれたよ。
結果1-1で、シドニーが負けたにもかかわらず勝ち点僅か及ばず1位通過ならず。これで強敵ソウルと当たる事になってしまったが、まあ仕方がないだろう。今回はグループステージを突破しただけでも大きな評価。その上で更なる強敵が待ち受けている決勝トーナメント。後は天運に任せて戦うしかない。そんでもってスタッフは至急京都に飛んで、セルからソウルの弱点を聞き出して来い(苦笑)

さあ待望のイリッチの話だ。・・・えーと、これまで使われなかった理由が右から左までわかった。DF単体としては悪いという訳ではなかったが、噂通りミシャサッカーには全然合っていないのであった。というか、ミシャサッカーではストッパーもビルドアップや時にバイタルまでも攻撃参加が必要。ここにイリッチを使う自体が間違ってやいないか?確かに時折上がって行っては攻撃参加もしていたが、そのプレーに恐る恐る感が見え見え。そして周囲とのコンビネーション不足もあって、連動性が全く無い。まあこれは橋本にも言えるけど。
ただイリッチの場合はDFのタイプ的にも、後ろにデンと構えて守備だけをする、本当の意味でのセンターバックなのだろう。守らせるだけなら一流だと思う。そこに連動を伴う攻撃性を33歳の大ベテランに、今更無理に植え付けようとするのは酷な話かもしれない。中途半端なクリアだかパスだかわからないキックが何度も敵へのプレゼントボールになっていた事からも明白。ようするに細かいプレーが出来ないのだ。それとイリッチは、身長はあるけどヘディングが下手だな。頭に当てたのは良いが、ボールが明後日の方向に飛んで行き、これも敵へのプレゼントボールになるという始末。嗚呼イリッチよ、このままではとても推定年俸8千万円の助っ人とは思われなくなってしまうぞ。
いや今回のイリッチは仮の姿なのだ。イリッチではない。イソッチ。そうさ、今回はイソッチという選手がプレーしていただけなのだ。イリッチならば、もっと凄いプレーが見られる筈だ。次こそはイソッチではなくイリッチの出番だろう。まあ、”次”があればの話だけど・・・。

ACL2016------
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第6戦 浦和1-1浦項
得点/65分・ラザル・ヴェセリノヴィッチPK(項)、87分・ズラタンPK(浦) 
主審=ファハド・アルミルダシ
観衆:32,409人

2016年 J1リーグ 1stステージ 第9節
浦和レッズ4-1名古屋グランパス
~埼玉スタジアム2002

16.4.29ホーム名古屋戦勝利寒い日や雨の日の試合が多いから、今回くらいはやっと暖かくピーカンだと思ったら、人生はそう上手く行く筈もなく、今度は寒さを伴った北風の強風である。サッカーの神様は、どうして普通の環境で試合をさせてくれないのだろう?
只でさえ強風なのに、そして敵には巨人まで居るのである。厄介な試合であった。まあ勝ったから良いけど。

その巨人、数週間前に某番組でシモビッチの特集をやっていたけれど、その時の評価は「デカイけど足元も巧い」だった。うちのDF陣はちびっ子が多いから大丈夫かなと心配になる。
で、今日実際に目の当たりにした訳だが・・・確かに、デカイ上に足元も柔らかくて技術がある。でも、まあ、テレビで見た程でもないかな。遠藤を中心に良く身体当てて対応しているし。槙野なんて挑発行為しまくりだし。・・・なんて余裕ぶっこいていたら、ちょっとフリーにした瞬間に、とんでもねーシュートが飛んで来やがった!一瞬、何が起きたのかわからなかった。ありゃ西川も取れないだろう。だいたいああいうゴールって、まさかそこから撃たないだろうって時に限って炸裂してしまうのだから困る。喰らった方は事故に遇ったようなものだ。

で、このシモビッチのスーパーシュートで、せっかくの柏木の反転右足での天然記念物ゴールが霞んでしまうという悪夢。
ところが、柏木のゴールが霞んでしまうのに、シモビッチのスーパーシュートなど序曲に過ぎなかった。
後半に入ると、関根のパスを受けた李が目の覚めるようなダイレクトボレー炸裂。かつてアジア杯でオジェック率いるオーストラリア代表を破った決勝ゴールを彷彿とさせる、李の伝説の再現だった。
しかし柏木の霞みっぷりは続く。今度は鬼のような高速パス回しから、本日得点宣言していた興梠の有言実行ゴール炸裂。どんどん霞んで行く柏木の先制点。
極め付けは、埼玉県内の寿司の売り上げに貢献しなくてはならない寿司の武藤ゴール、もとい武藤の寿司ゴール(ぶっちゃけどっちでも良いか)炸裂。さあここから県内の寿司売り場は準備に忙しくなったぞ。特に美園イオンと東川口西友の寿司売り場。・・・んな事より武藤は今シーズンは昨季にも増してダイレクトゴールが多い。ってか今季はここまでダイレクトしかない?まさに寿司ダイレクトだな(完全に意味不明)。

しかもこの虐殺ショーが一段落すると、お役御免でベンチに下げられた柏木。それに代わったのが皆が投入を待ちわびていた注目ルーキー伊藤君とあっては、この頃になると柏木の天然記念物シュートは、もはや霧の向こうどころか、遥か彼方であった。
って、何故に柏木の先制点に拘っているのか、書いていて自分でも訳がわからなくなってきた・・・。とりあえず柏木お疲れ。

伊藤君は、柏木と交代したから最初はそのままボランチの位置でプレーして、後から青木が投入されてシャドーに上がった訳だが、この交代は順番が逆では?と思ったが、まあデビュー戦だし、そこは良しとするか。
さすがに緊張していたのか堅さもありポジショニングで浮いている時間帯もあったが、、まあ先輩に対しての遠慮している風もあって、最初は仕方がないだろう。それに果敢なドリブルと良いパスが各1本あり、これから期待が持てる内容だったのは間違いない。

それにしても後半の名古屋DF陣の大混乱っぷりと言ったらもう、敵ながら見ていてかわいそうになる程だったよ。レッズは成熟したハードワークを伴う鬼の高速パス回しで攻め込む訳だが、名古屋DF陣はレッズのパス回しに付いて行けないばかりか、次から次へとポジションが入れ替わるわ攻撃参加選手が沸いて来るわのレッズの異常な攻撃パターンに、名古屋守備陣は、もう誰が誰にどう対応して良いのかがわからなくなってしまったのだろう。これで修正不能な大パニックに陥っていたのが手に取るようにわかった。
川崎戦に続いて、こういうサッカーが安定して出来るようになれば、誰かさんに「勢いだけ」とか言われないで済む訳だ。いやその誰かさんに勢いだけじゃない事を証明する意味でも、今回はパワフルな勝利が必要だった。そして、これで勢いだけではない事がわかっただろう、今回他会場でちゃっかり決勝ゴール決めている誰かさんも。

16.4.29ホーム名古屋戦勝利2
いや~、ゴールデンウィーク初日(でも明日は仕事だけど)でホームで4万人超えの中での虐殺ショー。ACL組だけ1日早い試合で、ここで勝って首位キープで明日は余裕綽々で他の試合を高見の見物である。気分最高ですな。

東川口駅大混雑そんな気分最高のママ埼玉高額鉄道・東川口駅に降り立った瞬間のアナウンス。
「え~、武蔵野線は線路に付着物の影響で、ただいま運転を見合わせております」
・・・オイっ!!!!

これで今日の名古屋DF陣のように大パニックに陥る東川口駅。だいたい朝はスタジアム入場で並んで、昼はニクの日(下記”おまけ”参照)フェアで並ばされ、それなのに何が悲しくて帰りの電車待ちまで並ばされなければならないんだよ・・・。

ニクの日グルメフェア
おまけ

そのスタジアムの29(肉)の日フェアは、こんなのを喰いましたとさ。







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J1リーグ 1stステージ第9節 浦和4-1名古屋
得点/25分・柏木(浦)、39分・シモビッチ(名)、56分・李(浦)、62分・興梠(浦)、65分・武藤(浦)
主審=佐藤隆治
観衆:42,547人



2016年 J1リーグ 1stステージ 第8節
川崎フロンターレ0-1浦和レッズ
~等々力陸上競技場

木村主審のジャッジ、副審のも含めて明らかにおかしいだろ!せっかくの首位攻防戦なんだから、もっとマトモな主審をチョイスしろっつーの!例えば、・・・えーと、その・・・マトモな・・・主審が、いない!
と、冒頭から文句炸裂だが、これ勝ったから良かったものの、仮に負けていたら、糞審劇場だけクローズアップ確実だったな。ああ恐ろしい。

16.4.24アウェー川崎戦・勝利そう、何だかんだ言っても、レッズが勝ったのだ。首位攻防戦、それに相応しい白熱の内容。あ、訂正。前半だけはレッズは白熱していたけれど、川崎の方は予想していたより余り前に出て来なかったという拍子抜けも。まさかパスサッカーに拘っている川崎まで引いて守ってをやり出した訳ではないだろうが、それだけ前半はレッズのポゼッションサッカーが成功していたという事だろう。ただ前半のレッズはいつもより、ロングボールを多用していた。理由はわからないが、パスを細かく繋ぐレッズを予想していたであろう川崎も、いつもと違うサッカーをしているレッズには面喰らった事だろう。
その割に、押し込んでいる時間帯が長かったレッズより、川崎の方がカウンターから小林、そして田坂にと、超決定的なシュートを放たれた。特に田坂のは、当たりどころによっては決められていた。危なかった。
後半いつものサッカーに戻ったところで、綺麗に崩した。李のヒールから、武藤の鋭く右隅に突き刺すエリア外からのレーザーシュート。速さと巧さと連携、三拍子揃ったゴール。こんな素晴らしいゴールが、本来は固くなりがちな首位攻防戦から生まれるのは稀かもしれない。

後半早い時間帯に先制した。とにかくここからが凄かったと思う。当然これで川崎は点を取る為に前に出てきた訳だが、レッズはそれに合わせて引き籠る訳でもなく、常に追加点を狙うサッカーを継続しながら(その証拠にレッズは先制後もチャンスを作り、攻撃の手を緩めていない)、川崎の猛攻を跳ね返した。
それも大半はバイタルに侵入される前に、ゴールから遠い位置での身体を張った守備。単に死に物狂いと表現してしまうには勿体ない、労を惜しまないハードワークを伴った素早い囲みで芽を潰す。槙野はフィジカル全開。森脇は足を痛めながら耐え抜いた。そして最後は遠藤の超頭脳的なカバーリング。後半は危険なシュートを放たれる前に川崎の攻撃を潰していた。今回くらいは、いつも頑張っている西川に休息を、ってな感じだった。
え?大久保?まあ見事に空回りしてくれていた。あれが若かった頃の大久保だったら、イライラが募ってラフプレーでカードなんて事になっていたかも?

話をレッズに戻すけど、今回の運動量を見る限り、僅か4日前に遠いシドニーで厳しい試合をして来たチームには見えなかった。逆に川崎の方が運動量は少なかった。端から見たら、どちらがオーストラリア帰りのチームかわからないだろう。
レッズはどの選手もシドニー戦の疲れが見えなかったと言ってしまえば語弊があるが、つまりそれだけ素晴らしいハードワークだったという事だ。実際はかなり疲労が溜まっている筈だし、でもそれを表に出さずに90分間戦い抜いた訳だから、本当に頑張ったと思う。

そう頑張れば報われる。頑張ったからこその首位返り咲き。しかも鬼門の等々力での勝利は何時以来だろう。更に等々力は改修後では最多の観衆が集まったとか。そんなシチュエーションでアウェーのレッズが勝利して首位奪回なのだから爽快である。
4日前はACLで決勝トーナメント進出を決め、そして今日はJ1で首位返り咲き。まあ首位を奪回したからと言っても今日は2位の鹿島も負けてくれた事を抜きに語る事はできないが、うん、運も、そして何より今のレッズには間違いなく勢いがある。もちろん勢いだけじゃない、実力である事を見せなければいけない、これから。だからこそ次節ホームでの試合が大事になる。

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J1リーグ 1stステージ第8節 川崎0-1浦和
得点/54分・武藤(浦)
主審=木村博之
観衆:25,450人



2016年 AFCチャンピオンズリーグ グループステージ・第5戦
シドニーFC0-0浦和レッズ
~シドニー・フットボールスタジアム

試合終了と同時に仕事が終わった。タイミング良いんだか悪いんだか・・・。

どちらのチームも引き分けでOKという状況は、精神的にはどういうものなのだろう。まあシドニー側の気持ちは知らないが、グループステージ突破へのライバルである浦項が広州に負けた事で、レッズはシドニー相手に引き分けでも突破が決定する状況になった訳だ。
引き分けだろうが勝ちに行こうが、どちらを狙っても確実に成功するものではないし、どんな状況でもやり方を変えないミシャだから、選手もいつもと変わらず試合に臨んだのだろう、と思う。

結果0-0、上出来ですな。
勝ちたかったというのは当然の気持ちだが、今のACLで先ずやるべき事はグループステージを突破する事に他ならないし、突破しなかったら始まらない。だからスコアレスドローでも、これでグループステージ突破なのだから、全然OK牧場。
森脇が出場停止だったから遠藤が数試合ぶりに右ストッパーに移り、真ん中に久々に那須大明神。最近はベンチを温める日々が続いていたから、スコアレスドローだろうが何だろうが、強敵を0に抑えたという事実がDFとして那須も嬉しいはず。まあ映像を見ていないので、本人の出来はわからないんだけど。
ただこの試合のために、2試合ベンチ入りすら回避して来たズラタンが負傷退場ってのが、かなり心配ではあるんだが・・・。

まだ1試合残っているけど、このグループHは良くも悪くもシドニーと広州が台風の目だった。当初の自分の予想は、強さで言えば最強が広州、次に浦項、それに次いでレッズとシドニーが同等クラス・・・だと思っていたら、現王者の広州がまさかの絶不調で下に沈み、逆に下と思われたシドニーが首位を走るという逆転現象。
自分は最初グループHを死の組どころか”地獄組”と表現したが、それは間違いなく強敵揃いのグループに入れられてしまった故だった。そして予想通り、強敵は強敵であった。しかし地獄という意味では、本来は誰の予想からしても天国の位置に居る下馬評だった広州が、皮肉にも結果的に一番の地獄を味わってしまったという事になる。いやサッカーは何が起こるかわからない。だからこそグループHは、文字通り地獄組だったのだ。そしてレッズは、やはりホームで広州を撃ち破った事、これが限りなく大きかったという事だ。

とりあえず久々のグループステージ突破、そして決勝トーナメント進出。これまで頑張ったチームに”おめでとう”と言いたいし、これも海外遠征までされたサポーターの方々の応援の賜物だと思う。本当にお疲れ様です。

・・・そこで、ハッと我に返る。
えーと、という事は、ゴールデンウィークに開催するホームでの浦項戦は、既にレッズが決勝トーナメント進出を決めている中で行われる訳か。逆に既に敗退が決まっている浦項は完全な無駄足消化試合だから、恐らくやる気なさ満々で控え組が大量に投入される事だろう。
ただレッズは消化試合ではなく、勝利した上でシドニーの結果次第で首位突破の可能性も孕んでいる。問題は、その重みをどれだけの人が感じているかによる訳で、そこに重みを置かない人が多かった場合は、せっかくのゴールデンウィークでのホームゲームが、悲惨な閑古鳥状態になる事も・・・。
あのさアジアサッカー連盟のお偉いさん達、日本のゴールデンウィークにACLグループステージの最終試合を組むの、やめてくれないか?(苦笑)

ACL2016------
AFCチャンピオンズリーグ グループステージ・第5戦 シドニー0-0浦和
主審=モハメド・タキ
観衆:8,803人


2016年 J1リーグ 1stステージ 第7節
浦和レッズ3-1ベガルタ仙台
~埼玉スタジアム2002

熊本の地震により被災された方々へ、慎んでお見舞い申し上げます。
実は地震発生日の夕方に、御得意先にて熊本出身のロアッソサポのお客と、仕事そっちのけでサッカーとレッズとロアッソと熊本の話で盛り上がっていたのだ。まさかそれから僅か数時間後に、その熊本で大地震が起ころうとは・・・。まあ完全に偶然だろうけど、タイミングがタイミングだけに、何かこうスッキリしない・・・。

16.4.16ホーム仙台戦・勝利 しかし、そんな中でも試合はある。地震の影響で数試合が中止になる中、何時も通りに何時もの場所で、何時ものチームを応援できるのは何と幸せな事か。しかも相手が仙台というのも、考えたら妙な巡り合わせである。
とは言え・・・あー、あのチームもドン引き、このチームもドン引き、そして、ブルータス、お前もか!?・・・ブルータスって誰だよって話だが、まあ仙台もドン引きするのは想定内だから構わないんだけど、でも仙台はマリノスではない。しかも仙台はウィルソンも、そして天敵の梁も怪我で居ない上でチームは連敗街道中。だから勝たなければいけない相手だ。それに甲府の守備網を破った今のレッズならば、仙台の守備網なら攻め続ければ後半には・・・の通りに槙野の鋭いクロスから李の先制ヘッド炸裂。ここまでは良かった。
問題は、僅か1分後に集中力を欠いた酷い守備でアッサリ追い付かれているという・・・。

これを考えると、見事なボールコントロールで赤いユニフォームを1人2人と交わしてレッズのプレス網を脱け出したキム・ミンテのプレーが、この試合の行方を決めた事になる。
ミンテのプレー、最初はスタジアム全体がどよめいた程で、自分も敵ながら「うめぇ!」と声に出してしまったが、直後に身体だけつんのめってボールは置いてけぼり。これを素早く味方が拾い、興梠がキーパーを交わしてゴールインという、何と言ったら良いのか、思いも寄らない形の勝ち越し点であった。もちろん興梠ナイスだが、半分は1人相撲やって見事に自爆してくれたキム・ミンテにサンキューだな。

16.4.16武藤ヒーローインタビュー しかし仙台の悲鳴は続く。何故ならば、レッズには「悪(ワル)」が居たのだから。武藤だ。Jリーグでは開幕戦以来ゴールから遠ざかって沈黙していたのに、去年に続いて古巣相手に再びゴールを決めてしまうというワルっぷり。この武藤という男、寿司ネタで言えばサーモンみたいなすっ惚けた顔をしておきながら(どんな顔だよ)、やる事は本当にワルなのだ。現レッズ内で最強のワルは、古巣からとんでもねー形のゴールを連発している興梠だが、それに迫らんとするワルになろうとしているのが武藤なのである。フッ、お主もワルよのぅ。
ちなみに自分の寿司のファーストチョイスは、クルクル回る店そうじゃない店にかかわらず、必ずサーモンだ。あとトロと海老とウニが好きだ。まあどうでも良い話だ。とにかくワルのおかげで、今宵の埼玉県内の寿司業界の売り上げが、微妙にアップするのであった。

前線の話ばかりじゃバランスが悪いな。いやとにかく遠藤航が今回も圧巻。危機察知能力抜群で敵の攻撃の芽を摘んだかと思えば、間髪入れず前線への絶妙かつ正確なフィード。カウンター喰らってハモンロペスとの突進勝負によるピンチ場面では、鋭い寄せから接着剤でも付いているのかと思わせるレベルでハモンロペスにへばり付き突進を減速させ、それでも体格で敵わないと見るや、柔軟な身体を駆使して素早くハモンロペスの腹周りに潜り込んでボールをタッチに逃した。好判断どころか天才的な守備と言っても過言ではない。こりゃ末恐ろしい選手だ。こんな素晴らしい選手を湘南から奪ったのだから、今年こそタイトルを獲らないと本当にマズイぞ、ミシャよ。

マーボー焼きそばドック 焼きそばパンを開発した者は「天才」とか「ノーベル賞ものだ」と言われているとか言われていないとか。懐かCM的に言えば「焼きそばパンに麻婆豆腐が?マジだぜ」となってしまうのか(ヤバイ、世代がバレる)。
『マーボー焼きそばドック』、これが仙台のソウルフードとして流行りつつあるだと?ホンマかいな?聞いた事ないんだけど。
話のタネに喰ってみると・・・かぶり付くと麻婆がニュルニュル溢れるわ豆腐はこぼれ落ちるわで口の周りが麻婆だらけのベトベトに・・・。結論、麻婆豆腐はドックにしてはいけない!え?単にお前の喰い方が下手なだけだって?

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J1リーグ 1stステージ第7節 浦和3-1仙台
得点/53分・李(浦)、54分・三田(仙)、74分・興梠(浦)、76分・武藤(浦)
主審=岡部拓人
観衆:31,012人

ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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男性
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埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
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