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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2019年 AFCチャンピオンズリーグ 決勝・第2戦
浦和レッズ0-2アル・ヒラル
~埼玉スタジアム2002

191124ACL決勝ホーム、アル・ヒラル戦 無念なり・・・。

ホームの雰囲気は作れていたとは思うんだけど、如何せんチームも個も、力の差が如実だった。
いやもちろん、それは第1戦での惨状からじゅうにぶんにわかっていたし、痛いほど理解していた事だった訳で、だからこそ、その差をホームアドバンテージという武器を最大限に活かして、そして何としても同点に、そして逆転に繋げる筈だったのだ。埼スタのパワーからしたら、それが可能だと信じていたのだ。
そしてその通り、最高の舞台に作り上げた筈だったのだ。あんなに素晴らしい舞台と雰囲気、レッズサポだからこそ作り成せる技だと自負して良い、それをホームの強烈な力に繋げる筈であったのだ。

だが、しかし実際は・・・。

191124ACL決勝ホーム、アル・ヒラル戦2 レッズが弱いとか何だとか以前に、やはりアル・ヒラルが強過ぎた。2年前に対戦した時も強かったが、あれから日が経って、アル・ヒラルは選手も組織力も明確にパワーアップしていた。2年前なら何とかなったと思われる部分も、今回は何とかならなかった。レッズとしては2年前より明らかに戦力ダウンしているのだから尚更である。まあそれでも変態パワーを発揮して東アジアでは頂点に立つ事は出来た訳だが、逆に言えばそれが今のレッズの限界点だった。

それでも前半だけ見れば、第1戦のピンチの数からしたら少しだけマシになったかなと思ったんだけど、よく考えたらアル・ヒラルはリードしている状態からスタートしているのだから、第1戦に比べたら最初から無理に攻める必要は無かった訳ね。だからレッズとしては第1戦に比べたらピンチの数は減ったという事だったのかもしれない。それでも90分通して見事にド派手な攻められっぷりだったけれどさ。

とにかく、何も出来なかったという内容だった。フィジカル、球際の強さ、スピード、個人技、組織力、助っ人、全てに於いて相手がメチャクチャ上だった。あの関根でさえスピード勝負でも追い付かれてしまう。槙野や橋岡のフィジカルも敵わない。興梠の身体能力も通用しない。どの選手もボールキープ不能。逃げパスするだけで精一杯だったのだから、シュート以前の問題。もうどうしようもなかった。

2戦通じて完敗以上の完敗である。東アジアでは通用した変態パワーも、西アジアの金満チームには全く通用しなかった。完全に力の差で捩じ伏せられてしまった。
それ自体からして悔しいのに、何が悔しいって、2年前に決戦でぶっ倒したチームに、今度はホームで負けて優勝を見せ付けられる屈辱。しかも2年前にイエロー2枚で退場してくれた(自分の会社の同僚に超ソックリさんが居る)アルドサリにゴールをぶち込まれるという二重の屈辱。チームとしても選手としても2年前のリベンジをされてしまったのだから、これほど悔しい事はない。今回の決勝が始まる前までは、アルドサリそっくりの同僚を見る度に2年前の優勝を思い浮かべて良い気分になっていたが、明日からはアルドサリそっくりの同僚を見る度に、今日負けて優勝をかっ拐われた悔しさを思い出す羽目になるのだ。辛い。だから出来るだけその同僚を見ない事にしよう。

191124ACL決勝ホーム、アル・ヒラル戦3 くそう。この悔しさは、まあ必ずACLの舞台に戻り、またアル・ヒラルと対戦して、そして今回の借りを返すしかない。その日までアル・ヒラルよ、覚えておけよ。

ただレッズとしては、国内リーグ戦がボロボロの状態なのに、ACLではよくぞファイナリストになるまで勝ち上がってくれた。そしてサポーターに大きな夢を見させてくれた。そこはチームに本当に感謝したい。優勝には届かなかったが、頑張って決勝の舞台まで我々を運んでくれたチームを誇りに思うよ。立派であった。そこは下を向かずに胸を張って自信に繋げてほしい。
頂点まで後一歩だった。しかしその後一歩を届かせるのに、大きな壁を乗り越える事は今回は出来なかった。それが現実である。クラブはこの現実をしっかり直視して、来季に向けたチーム運営を始めなければならない。

さあACLは終わった。チームもサポーターも現実を直視しよう。残留争いだ。リーグ戦残り2試合、必ずJ1に生き残ろう。

ACL2019 ------
AFCチャンピオンズリーグ決勝・第2戦 浦和0-2アル・ヒラル
得点/74分・アルドサリ(ヒ)、90+3分・ゴミス(ヒ)
主審=バレンティン・コバレンコ
観衆:58,109人
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2019年 AFCチャンピオンズリーグ決勝・第1戦
アル・ヒラル1-0浦和レッズ
~サウード国王大学スタジアム

率直に言って、よくまあ1失点で済んだな、という内容である。特に前半は。ボール支配率7割以上で相手にゲームを支配され、散々押し込まれ、そして決定的なシュートを撃たれまくり、そんでもって・・・

そこをACL初陣の福島が神掛かり的な状態でスーパーセーブを連発するという・・・今時の表現で言うならば、福島ヤバいな。
J1リーグ初陣となった先の鹿島戦もそうだったんだけど、これだけの好パフォーマンスが出来るキーパーが、これまでなかなか出番が巡って来なかったのが、本当に勿体無いレベルである。大学ナンバーワンキーパーとして鳴り物入りで加入しても、西川という強大な壁があった故だが、今回も福島のパフォーマンスを見てしまうと、引き続きキーパーは福島で良いんじゃないか?と素直に思ってしまう。世界的には、フィールドプレーヤーに比べて、経験値がモノの言うキーパーは、30歳からが脂の乗るポジションと言われているが、それを考えると福島こそ、そろそろピークな年齢になって来ていると言えるし。

しかし、これだけ福島の大活躍が目立ったのも、繰り返すけどアル・ヒラルに散々のように攻められまくっては決定的なシュートを連発されたからなのだが、それだけレッズが手も足も出ないまま終わってしまったという内容。
戦前のアル・ヒラル、最近の成績からしてよく失点していたから、攻撃は凄いけど守備は緩いと思っていたんだけど、それ以前にレッズの戦い方に足りない物が多いのと、アル・ヒラルの攻撃力の前に守備に追われるばかりで、攻撃というか反撃どころではなかったという内容。

サンドバッグ状態に対して、前半のレッズはシュート2本くらい?カウンターから最後は中に入った関根が正面から撃ってブロックされたやつが一番のチャンスだった。
シャドー以下が守備に追われるばかりで、ACLになると凄い事になる長澤も今回はキツいマークに苦しみ、1トップの興梠が完全に孤立してしまい、興梠にボールが回ってシャドーやサイドの上がりが遅く、激しいプレッシャーの中では、さすがの興梠もボールキープが難しかった。
こんな時こそブラジル人助っ人に頼りたいが、ファブリシオも守備に追われる一方で、いざ攻撃転換しても、スピードもキープ力も無いから相手の脅威にならず、最大の武器のミドルシュートを撃つチャンスも無かった。というかファブリシオは守備に追われると言っても下がっているだけで、実のある守備になっていないから、それで関根の負担が増えて、その関根が左サイドで複数の相手に対応しなければならない場面が目立った。

前半は更にジョビンコの超決定的なシュートを、青木のゴールラインでの守備でギリギリ防いだのもあったが、守備だけで何も出来ない前半でもシュートは撃てたし無失点で凌いだからマシだったが、後半に入るとシュートすら撃てなくなる。
失点シーンは前半から散々狙われていた左から入れられて、吊られて飛び出した福島を越えてガラ空きになったゴールにカリージョにヘッドでやられたが、岩波も対応していただけに、そして散々のように寸手で守ってゴールを割らせないで来ていただけに、それだけに悔やまれる失点になってしまった。
まあ今回の攻められっぷりを見れば、これでも最低限の失点になった訳だから、守備陣は責められないけれど。

幸運もあったが?橋岡と鈴木はエリア内で微妙にハンドしていたっぽい場面があったし、岩波も?あったような。微妙なオフサイド判定に救われた場面も2度ほど。特にアルダウサリのゴールがオフサイドになったのは助かった。因みにこのアルダウサリって、2年前の埼スタでの決勝セカンドレグでイエロー2枚で退場してくれた選手だな。完全に余談だけど、自分の会社にアルダウサリとそっくりな社員が居る。2年前以来、このアルダウサリを見ると、いや逆か、その社員を見ると、このアルダウサリを思い出してしまう。そのアルダウサリ、まだアル・ヒラルに居たのね。

ちょっと話が脱線したが、まあ最終的に1失点で済んで本当に助かった内容。
07年や17年と違いアウェーゴールを奪う事は出来なかったが、数字的には、まだまだホームに望みを繋げるにはマシな点差である。ホームアドバンテージが発揮されやすいACL特有の性質を考えたら、尚更そう思える。もちろんホームでも失点してしまうとかなり厳しくなるが、そうさせない為のホームの雰囲気を作る事が先ずは大事である。
そもそも2年前も今年もACLに於けるレッズは、1点差だろうが2点差だろうが何だろうがどんな相手だろうが、セカンドレグで何度もその点差をひっくり返して勝ち上がって来たチームである。しかも今年は更にチームはアジアで超絶変態化しているのである。それを考えたら、こんなの屁でもないだろうよ。

さあアジアの変態よ、最後にホームで本領を発揮する時だ。なのでまた、この言葉を送ろう。

『1点差なんか糞喰らえだ!失点なんか気にせずガンガン攻めてガンガン仕掛けてガンガンシュートを撃ちまくれ!やっちまえ!!』


さ、寝よ。ネムネム・・・

ACL2019------ 
AFCチャンピオンズリーグ決勝・第1戦 アル・ヒラル1-0浦和
得点/60分・カリージョ(ヒ)
主審=アリ・サバ・アルカイシ 
観衆:22,549人
2019年 J1リーグ第32節
浦和レッズ0-2川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002

181105ホーム・川崎戦くそぅ、平日ナイターのキックオフ時間がいつもより1時間早まったとはいえ、結果的に1時間多くヤケ酒を飲む時間が増えただけだったじゃないか。

いやー、凄い試合だった、ある意味で。チーム組織として全く機能しないまま90+4分が過ぎ去った。川崎とは雲泥の差。選手の距離間はメチャクチャ。ポジショニングも動きもバラバラ。ロクなパスは繋がらない。だからシュートまで持って行けない。カウンターは遅いかボール戻しちゃうか前線へのパス精度が低くて発動できない。発動すると突破力が無いから押さえ込まれる。西川も一度のナイスセーブはあったが、脇坂のあのシュートは止められなかったのかなぁ。
今回はいつもテクニカルエリアで怒気を強めてギャーギャー叫んでいる組長が前節レッドカード喰らってベンチ入り不可で、テクニカルエリアに居るのは上野コーチだから、だから選手への気合い入れが足りなかった・・・なんて事はなかっただろうけど、しかしそれにしても何時にも増してバラバラなチームであった。とは言え、まあこれは今に始まった事ではないんだけどさ。

だって、そりゃあね、元々戦術も乏しいチームなんだし、その上でこんだけメンバーを入れ換えてメンバーを落として、それで今の川崎に勝てるほど甘くはないし、そんな事は試合やる前から覚悟はしていたんだけど、それでもね、サポーターというのは、厳しい条件の中でも、最初から負ける事は考えない訳さ。
今日こそは汰木が覚醒してドリブルが爆発してくれるかなとか、今日こそはマルちゃんが暴走しようがしまいがゴールしちゃうんじゃないかなとか(惜しいクロスバー直撃があったけど)、今日こそは山中の悪魔の左足が炸裂するかもとか、今日こそは宇賀神がやる気を出してくれるんじゃないかとか、森脇を使うからには最終ラインからのビルドアップや高精度ロングパスが出るだろうとか、マウリシオ大先生のセットプレー時のヘディングシュートが炸裂しそうとか、青木が予想より早く復帰して良かったなとか、とにかくマイナス要素よりプラス要素を頭に浮かべて、それで応援する訳ね。

まあ、それでも、毎回のように、期待は裏切られるんだけどさ。
でも、それをいちいち気にしていたら、二十数年もレッズサポーターなんかやっていられないのさ。

まあ現実問題として、冒頭にも書いたように、ここまでメンバーを落として勝てるほど、川崎は甘くない相手であった。敗けは必然だっただろう。
じゃあ、負ける可能性が高いのに、何故ここまでメンバーを落とさなければいけなかったのか?いくら最後に我慢できなくなって興梠や関根を投入してしまったとはいえ(この2人は正直今回は完全温存してほしかった)。
それは言わずもかなJリーグのACL軽視による糞みたいな過密日程設定に加えて、今回は中3日で待っているアウェーサウジアラビアでの、ACL決勝・第1戦を戦わなければならないからである。しかも飛行機の時間の関係で、普段よりキックオフ時間を繰り上げなければならなくなった。
ここまでしなければ、こんな苦労をしなければ、日本のACLファイナリストは、決勝を戦わせてもらえないのである。国の誇りを背負って戦うチームを、Jリーグ自らが追い詰めては足を引っ張るのである。しかも残留争いをしているのに、ACLの為にベストメンバーから程遠い面子で戦わざるを得ないのである。これでもしACLを優勝できなかったら、これでもしJ2に降格してしまったら、Jリーグを恨んでも文句は言われないよな?

そうならない為に、レッズはレッズでACL決勝に向けて、この糞みたいな過密日程中に、考えられるだけの人事は尽くしたと思う。結局は勝ち点1しか積み上げる事は出来なかったけどね。
でも勝てなかった責任は、勿論一番は確かにチームにあるが、しかし責任の一旦は、やはりJリーグの糞日程設定なのだ。そう思わないと、こんな事になってしまっているチームが、かわいそうで、やりきれない。

だから、ACLだけは、絶対に優勝して、こんな糞日程を作って追い詰めておきながら、知らんぷりしているJリーグを、見返してやろうじゃないか。
ACLだACL。国内を犠牲にしてまで、また決勝の舞台に帰って来たんだ。さあ我らが浦和レッズよ、アジアの変態の強さをサウジアラビアで、あのアル・ヒラルに、再び見せ付けてやろうじゃないか。希望を土産にホームに帰って来てくれ。そしてホームで優勝しよう、絶対に。

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J1リーグ第32節 浦和0-2川崎
得点/35分・脇坂(川)、78分・小林(川)
主審=笠原寛貴
観衆:21,817人
2019年 J1リーグ第30節
鹿島アントラーズ1-0浦和レッズ
~カシマサッカースタジアム

何をどう言ったら良いのか、何から話したら良いのか、変な意味で話題が盛り沢山になってしまったこの試合だが、先ず現実的には、厳しい中で、勝てなかったか。
興梠をベンチスタートにして、全然フィットしていない杉本を使って、それで勝てるほど甘くはなかった。というか状況的には勝利は贅沢でも、せめて勝ち点1が最低限ほしかったのであるが。

怪我人がドカドカ復帰して来ちゃった鹿島相手というタイミングの悪さはあったが、それでも鹿島より前節の広島の方が強く感じたが、それはあくまで表面的な部分であって、ゲーム運びの上手さを例にしても、やはり鹿島の内面的な強さ、強かさに、ベストメンバーを組めないレッズでは、やはり大きな差があった。
それは助っ人レベルでも違いがあるんだけど、途中から出て来てワンチャンスでゴールを奪ってしまうセルジーニョと、スタメンで出て殆ど良いところが無かったファブリシオ。これは大きかったし、まあそれ以前にファブリシオも疲労で、身体が重そうで全くしなやかさが無かったし、疲労のせいにばかりしては言い訳になってしまうのかもしれないが、関根にしても明らかに疲れていて全く縦へ行けていなかったし、やっぱりこの異常な過密日程やら中2日やらの不利な条件は、厳しいものがある。

だからこそ、久々に復帰した柏木に頑張って欲しかった。いや柏木は良かったと思う。周りの動きが鈍いから、フレッシュな柏木の動きが目立っていたのかもしれないが、それでも献身的にボールを集めては、必死にパスを通そうと懸命にゲームメイクに励んでいたし、キャプテンとしてチームを鼓舞しようと、声を枯らしながら周りを動かしていた。ある意味で中盤で孤軍奮闘していた。
それだけに、周りがもっと動けていたらと思う。そしてあのパスが通っていれば、あのパスが渡っていたら、そんな場面が度々見られた。まあそこを許してくれない鹿島の守備だったんだけど。

そしてJ1としてはリーグ戦初出場の福島である。スタメンを見た時は一瞬、西川はやはり広島戦の最後の場面で腕を痛めたのかと思ったらベンチには入っていたから、やはりACL第1戦に備えた予行演習なのだろう。ただ鹿島戦でキーパーに福島を使って来るとは、やはりビックリした。この辺は組長らしい思いきった起用法である。
前半12分の勇気ある飛び出しもシュート撃たれて一瞬やっちまったかと思われたが、実はボールに触っていてピンチを救ったり、鹿島の鋭いシュートやいやらしいパスを、落ち着いてのキャッチが何度も見られた。前回の駒場での大ドタバタ劇からしたら、別人のように落ち着いて集中していた。ミスらしいミスは後半のミスキックによる敵へのプレゼントパスくらいであった。
失点場面は、仕方がない。その直前に一度防いでいる訳だし、それでそれ以上を言うのは厳しい場面。その前に何度もバイタルに侵入されてボールを放り込まれていた自体が失点ものであった。
福島は、このJ1リーグ戦初陣の内容に自信を持って良いと思う。それだけ上出来なプレー。これならばACL第1戦を任せられるという確信を、周囲に抱かせるにじゅうぶんな活躍だったと思う。

組長のレッドカード退席処分は、まあストレートに考えてしまうと何をやっているんだという事になってしまうが、まあようするに、まだまだ組長も若いという事だ。それを含めて、まだまだ監督として足らない部分があるという事。
だだよくわからないのは、何故に永木にあんな事をする必要があったのか。とっさの勢いだったのか。それとも永木に何か言われたのか。よくわからんけれど、組長も何度も手を合わせて謝っていたから、自覚はあったのだろう。
これで川崎戦はベンチ入り不可だから、上野コーチが現場指揮になる訳か。まあ組長も一度スタンドからチームを見つめ直して、気持ちをリフレッシュさせるには良い機会かもしれない。別に退席処分を肯定する訳ではないけれど、何かを変えるに、こういう出来事がなければ、なかなか状況は変わらないから。

そんでもって、残留争いしている状況で、負けは負けで厳しい状況は変わらない。何を言っても過密日程は変わらない。それでも次の戦いを乗り越えて、そしてサウジアラビアに乗り込まなければならない。
負けて、引き続き疲労困憊で、監督も退席処分と、駄目な時は何をやっても駄目になる負のスパイラル。それでもまた中3日で試合はやって来る。試練を前に下を向くな。下を向いてはいけない。

試練は続く。試練は続く。試練は続く。


そして、こんな日の敗戦後にシーチケ更新する自分。これじゃクラブは危機感を持たんよなぁ・・・。

-----―
J1リーグ第30節 鹿島1-0浦和
得点/72分・セルジーニョ(鹿)
主審=荒木友輔
観衆:14,439人
2019年 J1リーグ第31節
サンフレッチェ広島1-1浦和レッズ
~エディオンスタジアム広島

ACL決勝に進んだ栄えあるチームに待っていた罰ゲーム、地獄の過密日程ロードが始まった。その第1段。
スタメンは、まあ現時点ではベストメンバーで良いと思った。スタメンを考えて運用しなければならなくなるのは、次節からになると思う。マルティノスがベンチに戻ってきたのは何を意味するのかだが、つまりそういう事だ。

ただね、そのベストメンバーに近い形で、ACLでは良い意味でハッスルしていたチームが、やはりJリーグになると、今度は途端に悪い意味で別のチームになる現象が再び。もうさ、いっその事、選手に催眠術でもかけて、JリーグをACLに思わせてしまった方が手っ取り早くないか?そうすればチームはガラリとかわる・・・訳ないか。

・・・冗談はともかく、まあこれ、毎回の事だからそう驚かなくなったが、それにしても前半立ち上がりからドイヒーな内容。関根の何をやっているのかななプレーから始まり、終始広島に攻め込まれては危ないシュートを喰らいまくり、レッズといえばボールを奪ってもカウンターを発動せず、すぐ後ろにボールを戻すいつものやつ。
この連続で、それで広島にいつゴールを喰らっても不思議じゃなかった状況で前半を無失点に凌いだのは奇跡であった。広島は広島で、まあよく外しまくってくれたからだけど。後半にバー直撃とかあったけど。

で、その後半になると、また少し違うチームになるから、それもわかっているから驚かなかったんだけど、今度は前から頻繁に行き出して、前半に比べたら幾らかマシな内容。決して良い内容ではなくて、前半が酷過ぎたから、それで後半が良く見えただけというのもわかっている。
それでも広島に押し込まれまくっていたのは変わらないし、シュートもしっかり撃たれまくり、それをドン引きで何とか跳ね返していた状況。だからクリアに必死でボールは前に繋がらず。だいたい前半から何度も柏のドリブル個人技に手を焼き、川辺に至っては何本シュートを許しているんだという始末であった。

もうこのチーム、Jリーグではそういう戦い方を狙ってやっているんだと思うしかないのだが、そんな事を考えていると、たまに良い形からゴールが生まれてしまうという。前線で興梠の幾度もの粘りあるプレーが実を結んだとも言えるが、最後は攻撃参加して来た岩波の、ダイレクトで撃たずに1トラップしての落ち着いたシュートが綺麗に決まってしまうのだから、まあサッカーは何が起こるかわからないものだなと・・・。

ここから広島は当然のように執拗に攻めて来る訳だが、これで逃げ切れればという状況で、このチームは明確に守りに入るという選択肢ではなくて、どうも中途半端というか、どっち付かずのサッカーをやっているもんだから、ちょっとでも前に出ると後ろに穴が出来る。
オウンゴールになった場面だけど、橋岡がどうこう言うより、その前から守備が後手になっていたから、あれでパスを出されないで川辺にそのままシュートを撃たれていた可能性もあるし、橋岡が足に当てなかったら、ドウグラスヴィエイラにパスが通ってシュートを撃たれていただろう。どっちみち、あの形にされた時点で、半分は失点したようなものだったと思う。橋岡もあの時間帯では足がパンパンで、コントロール出来なかっただろうし。
このオウンゴールがなければ、数字上は勝てたかもしれなかった。ただオウンゴールに至るまでが、必然の失点だったという事であると思っている。というか、無理にでもそう思わないと、オウンゴールで勝ち点を2失ったと思うと、悔しくて眠れなくなるからね。まあヤケ酒飲んで寝るけど。

現実的には上位の広島相手に、この低内容でアウェーで勝ち点1は悪くはないのだが、しかし残留争いしている身としては、本当ならば勝ち点は3を得て、少し気が楽になりたかったが、まあ現実はそう上手く行かないものだな。

あと試合終盤に渾身のプレーで腕を痛めた西川。まさか筋はおろか骨を痛めていなければ良いのだが。
ACL第1戦は西川が出場停止だから、それに備えて福島を使ったら良い論もあったが、しかし普通に考えて、西川が健在な以上、西川のプライドを考えたら、そんな事は出来ないだろう。

で、この後に中2日でアウェー鹿島でしょ。そんで中3日でホームで川崎でしょ。そんで中3日でアウェーACLでしょ。
改めて思うに、Jリーグってどうしてこうお馬鹿な日程になるようなスケジュールを組むんだろうね?毎年毎年、ACLを勝ち進めば勝ち進むだけ、自分の首をしめるようになる日程構成。Jリーグの上の連中が、日本勢のACL決勝進出を本気で信じていないで日程を作っているのが明白なのだが、つまりJリーグは、日本勢にACLで優勝してほしくないって事かな?
まあ始めっからわかっていた事だから今さら文句を言うのも何だけど、しかしここからの過密日程と強い相手が待ち構える連続、本当に恐ろしいが、しかし死に物狂いの総力戦で乗り切るしかない。乗り切った先に、大歓喜が待っていると信じて。

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J1リーグ第31節 広島1-1浦和
得点/75分・岩波(浦)、88分・オウンゴール(広)
主審=上田益也
観衆:6,710人
2019年 AFCチャンピオンズリーグ準決勝・第2戦
広州恒大0-1浦和レッズ
~広州天河体育中心

広州恒大ね、ああ、ホームでACL5年間無敗とか、国内でホーム21戦無敗とか、あー、・・・関係ないね(柴田恭兵風に)。
知らねーよ。だいたい、誰を相手にしているんだよ。その相手は変態だぞ。アジアが誇る変態を相手にしているんだぞ。変態に常識が通用するか?通用しないんだよ。何故なら、レッズは、アジアの変態だから。

やべー、数日前に、何で大分にあんな負け方しているんだろう?あの鹿島を退けた広州相手に、2戦合計完封しちゃう変態を完封勝ちしてる大分って、つまり東アジア最強じゃね?

・・・何で話が大分の事になっとるかという事態だが、いやとにかく、またやってしまった。摩訶不思議なチームが、ACL決勝進出である。

ボランチ青木が怪我で出られないのと、マウリシオ大先生が最近精彩を欠いてスタメン落ち中以外は、考えられるだけのベストメンバーを組めた訳だが、先ず驚いたのは、年齢的な部分で不安のある阿部を、大分戦に続いてスタメン起用した事かな。てっきり大分戦は阿部で、今回は青木だと思っていたから、それでも青木が間に合わなかったとなると、やはり柴戸ではなくて大ベテランに頼りたい組長の気持ちは、わからないではない(ボランチに柏木という予想もあったが)。
しかもやはり、この辺は変態なんだな。阿部もかなり劣化したと思われた大分戦に比べて、すげー集中力でちょっと別人だったし。変態チームは、ACLとなると、個々の能力を変態にするのである。

前半は、まあ予想通りね。攻める広州。レッズはドン引きはしない。やや引き気味なれど、前への姿勢は保たれていた。これでピンチを招いた部分はあったが、それでも想定内の展開だったと思うよ。
西川のスーパーセーブが注目されたが、前半の本当にヤバかったのはタリスカのクロスバー直撃くらいで、実は他はしっかりシュートコースを消した上での後は西川の守備範囲・・・だったと勝ったから強気に結果論で話しているが、まあ、しかし、前半は、本当は、やっぱりヤバかったな(苦笑)
ただレッズもウルトラマンと阿部の枠内ミドルが炸裂したからね。Jリーグになると枠外になるのに、ACLになると枠内捉えちゃうもんなあ。特にファブリシオ。

前半、そんな展開だったけれど、レッズとしては狙い通りに前半に無失点で切り抜けた事で、後半からかなり精神的に余裕が出たんじゃないかな。そのプレーに、時に前半に見られたような引け腰からピンチを招くのではなく、どっしり構えて広州を跳ね返す守備から、急がず慌てずの攻撃転換が見られた。そのまま落ち着いてプレーしていれば、そのまま逃げ切れるだろうという、確信に似た自信が見えるプレーっぷり。広州が焦りに焦って前に出ようとしては空回りしているから、余計にレッズの落ち着きっぷりが目立ってしまった後半。

興梠のゴールは、まあその賜物かな。橋岡の、切り返しから前にスライドしてのクロスは、そう、今シーズン夏場から見られるようになった、橋岡がサイドプレーヤーとして成長した部分だが、それをアジアの舞台でも発揮するとともに、それを確実に捉える、やっぱり興梠なんだな。

これで勝ち抜けに4点もの大量負担が必要になった広州、半ば諦めたようにファールとイエローを連発してくれやがって、道連れに怪我でも喰らったらたまったものではなかったが、しかし、こういうところはやっぱり中国なんだよね。せっかく監督がカンナヴァロという伝説的な元選手を監督に擁するチームなんだから、それを汚してはイカンな。

なんて思っていたら、西川にもイエロー出ちゃうし。え?遅延行為?いやいやいや、そこまで遅延行為しとらんだろ。これ広州とバランスとる為に無理にイエロー出したの見え見えでしょ。お陰様で決勝第1戦に西川出場停止ってアンタ。このイラン人の主審、途中まで良いジャッジすると思っていたのに、イラン人だけにいらんイエローまで出す空気が読めない審判だったとは・・・。
まあ、福島が居るから、大丈夫でしょ。何が大丈夫かよくわからんが、福島が出た試合、レッズでは始め2試合が無失点で、初失点が今年7月の駒場での天皇杯・流経大戦だったような・・・大丈夫か?いやまあ、ここでいきなり超アウェーのキング・ファハドで出場なんだから、そこで活躍したら、かなり度胸ついて、西川の後釜に急成長するって算段で行こう。

あー、そうだよ、決勝の相手が、またアル・ヒラルなんだよね。個人的にはアル・サッドの方が良かったんだけど。アル・ヒラルだと、2年前の事があるから、絶対リベンジに燃えてぶつかって来るだろうから、絶対やりにくい相手にはなるだろうね。
まあしかし、そこはこっちは変態だから、更にその裏を行く訳のわからない変態パワーでアル・ヒラルを混乱に陥れる自信があるけどね。変態だから。

しっかし、国内リーグで残留争いしているチームが、ACLでは決勝に進出してしまう例、過去にあったっけ?これある意味でギネス記録に載せても良いんじゃないか?何のギネスがよくわからんけれど。

あー、何か興奮してきた。とりあえずザ・美酒飲も。
ちなみに天河スタジアムの観客数、なんじゃ39999って。4万のあと1人に達しないところが、何ともかんとも。

ACL2019 ------
AFCチャンピオンズリーグ準決勝・第2戦 広州0-1浦和
得点/50分・興梠(浦)
主審=アリレザ・ファガニ
観衆:39,999人
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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