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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2022年  AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節
浦和レッズ6―0ライオン・シティ・セーラーズ
〜ブリーラムシティスタジアム

初戦でこのライオン・シティにボロ勝ちしていたとはいえ、それでも決して油断は禁物と理解した上で、いやそれでも、普通に考えたら絶対に勝てる相手、いや勝てる筈、まあ勝てるよな・・・という個人的に疑心暗鬼になっていた戦前だっが、これもライオン・シティそのものが、レッズのグループステージ内の唯一のライバルになる筈だった大邱にまさかの3得点完封勝ちしている事実と、その対大邱の連戦でライオン・シティは大勝したのに、レッズは大邱に勝てなかった事実と不安感が尾を引いていたが、そんな事を考えていると不安で心配で緊張感で吐き気がして、相手がシンガポールのチームだから、それこそ自分が緊張感で嗚咽からマーライオン状態にならないかという超デンジャラスな状況ではあったが・・・。

ちなみにシンガポールやらマーライオンと言えば、自分、小学生時代にシンガポール旅行の経験があって、マーライオン近くのマクドナルドで現地人対白人旅行者の店内を破壊する流血レベルの大喧嘩に巻き込まれた経験を持つんだが、シンガポールとかマーライオンとかだと、いつもそれを思い出すのであった(苦笑)

何かすげー話が脱線したけど、とにかく自分の緊張感マーライオンは何処へやら、蓋を開けてみたら最初のライオン・シティ戦と同様の大勝劇になってくれただけで安堵で、良かった良かった。

・・・良かった良かったとか言いながら、前半の、そこ普通に決めるだろ?ってのが決まらない決定力の無さが、昭和の流行語を借りるならば「もう殆ど病気」になり欠けた部分はあったが、そこは相手との実力差で、ジワリジワリの後の一挙に畳み掛けってとこになってくれた。
繰り返すが、じゃあ何でレッズが2戦合計1点も奪えず勝てなかった大邱が、このライオン・シティに3失点完封負けなんて事になったのか?という疑問が一向に解決されないのだが、散々言った何が起こるかわからない国際試合、ACLだから、という事と、ある意味というか普通に今回のグループF内で、一番台風の目みたいに盛り上げてくれたクラブチームがライオン・シティになっているという事か。

なんてライオン・シティの存在ばかりにスポットを充てている訳には行かないんだけど、まあ相手が相手だからレッズの選手陣の注目点がどうしても当たり前に見てしまうんだけど、しっかり見れば平野のレジスタ通りのプレーが実に良かったし、この試合でキーパーを西川に戻した理由は理解できた(彩艶の問題ではなく、逆に彩艶の存在感が高まったからこその意味)。ただ個人的にはショルツを休ませてほしかった。

これで余程の天変地異が起きなければグループステージ突破は決まったが、ならば主力を明日か明後日にも帰国させて、国内リーグ戦に備えさせるやり方は出来ないものだろうか・・・?

そんな中、夏の補強でフェイエノールトからオランダ人FWブライアン・リンセンに関心及び今日には交渉解禁の報道が出たが、提携先のフェイエの選手だから可能性を感じてしまう反面、そんなに外国人FWを獲ってどうするんだ?と一瞬思ったけど、考えたら開幕時点で本職のFW登録が元々少なかった訳だから、そこを日本人で埋められないならば、いっそ外国人でも良いのか。外国人起用枠はひとつ余っている訳だし。
ただ金はかかるけど。今日のクラブからの収支発表でギリギリ黒字報告が成されたが、そこから現時点でのシャルクを含む補強を考えると、営業部門が、かなり頑張っているなぁ、と。
ただ補強の必要性に関しては、犬飼が長期離脱中で層が薄くなっているセンターバックの方が気になる・・・。

ACL2022 ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節 浦和6-0ライオン・シティ
得点/ 14分・馬渡(浦)、39分・シャルク(浦)、48分・モーベルグ(浦)、52分・小泉(浦)、62分・松尾(浦)、90分・松尾(浦)
主審=オマル・モハメド・アルアリ
観衆:313人

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2022年  AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節
浦和レッズ0―0大邱FC
〜ブリーラムシティスタジアム

同じ轍を踏んでいるとは思いたくないものの、しかし、また、この内容で・・・。

結論から言ってしまうと、グループステージ首位通過を狙わないのならば、内容はともかく、今回の結果だけは、これでもギリギリ良いと思う。

しかし、・・・

反面で内容を見てしまうと、相変わらず、ボールは支配出来ていて、フィニッシュまでは行けていて、それでも引いた相手に得点できない、効果的な崩しの欠如、引っ掻き回しているモーベルグに追随する周囲の選手の居なさ、散々見飽きた決定力の欠如、・・・本気モードのマトモな相手とやると、毎試合が録画を見ているようだな。

とにかく4月に入ってから、国内リーグ戦はPKによる2得点のみで、そして無得点のF東京戦を経てACLに突入し、明らかな格下である対ライオン・シティとユース主体の山東泰山に大量得点には喜んだけど、しかし当然の事ながら相手との実力差から現実を見るには全く参考にならず、いざ再び本気モードの大邱に当たったら、またボールは支配しても無得点という、繰り返しの繰り返しになっている上で、また今回もそうなっているという内容・・・。

えーと、これ、どうなんだろうね?
考えられるは、その相手の大邱とて、決して誉められるべき内容ではなかったのは明らかで、格下のライオン・シティにまさかの惨敗を喰らったのが影響したかしないかは別としても、レッズ相手には、とにかく強かに相手を研究分析し、グループステージ突破だけを念頭に置いた戦い方をしていたのは確かである。だから3日前の大邱の姿勢もそうだったし、今回の大邱の姿勢も、完全に予想できたものだった。大邱としては最低限レッズに負けなければ良かったのである。

対してレッズは、どうか?
大邱が2戦とも引いていたから、ボールを支配する事は出来た。攻める事が出来た。だからシュートまでは行けた。
そこで守られた上に、自身の決定力の無さも再びというか相変わらず響いての、またまた無得点。

でも一応、4節終了時点でレッズは勝ち点7。
大邱も勝ち点7。
こうなると、まさかのライオン・シティ次第なんだけど、レッズも大邱もライオン・シティとは直接対決が控えているから、ライオン・シティに初戦でやらかした大邱はどう転んでも良いとして、レッズは残り2戦を「順当」に勝てば良いだけの話になる。まあ、良い「だけ」の話が本当に「順当」に行けば、の話になるんだけど。
そうなると、この大邱との2戦も、ある意味でレッズの強かさが出ているとも言えるが、果たしてこれがリカルド内閣の戦略通りだったのかどうかは、現時点ではリカルド内閣と選手にしか知り得ない話になるから、そこは結果論に任せるとして、今は無理に深堀するのはやめておこう。

応援している方からしたら、本来の計画では強にもグループステージ突破を安泰のものとしておく予定というか、そういうのが理想的だったのだが、計らずもグループステージの2戦を残している時点で、まだまだ余談を許さない状況に陥っているのは、緊張感を楽しめるという意味では悪くないと、無理にそう捉えるしかないか。
まあコロナが無ければ、普通はグループステージ内に強敵の韓国クラブは当然として、本気モードの金満中国クラブとか、そこにオーストラリアの何敵が居て、まだまだとんでもない乱戦になっていた筈が、今年は繰り返すがコロナの影響で参加クラブのライバルが限られている状況で、それでこれだからな。

サッカーの神様から、「それでも久々のACLの緊張感を楽しめ」との御告げか・・・?

ACL2022.b ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節 浦和0-0大邱
主審=アリレザ・ファガニ
観衆:436人

2022年  AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節
大邱FC1―0浦和レッズ
〜ブリーラムスタジアム

おかしいな。ライオン・シティは大邱に3得点完封勝利を収めているのに、レッズはその大邱に完封負けするんだから、ライオン・シティって一体大邱にどんなやり方で勝ったのだろう?
という単純な話ではないのだが、ようするにこれがACLである。これが国際試合である。何が起こるかわからない反面で、実力通りの内容になってしまうのも、また然り。
実力通りというのも、もちろん相手との力の差はあるが、今回の内容は国内リーグ戦で散々やらかしている形であり、ギリギリの守備とチグハグ連携、引いた相手を崩せない、そして決定力の大幅な欠如で1失点に泣く。・・・まさに国内リーグ戦でやらかしていた内容とそっくり、瓜二つじゃないか。やはり強い相手とやると、良くない部分も普通に浮き彫りになるものだ。

とはいえ、お互いシーソーゲームの時間帯もあったし、試合全体からすると、ぶっちゃけ大邱と、フィジカル以外では、そう力の差があったとは思えない内容でもあったのだが、勝ち負けに付いては細かい部分が左右するから、数字はある意味で妥当なものになったかなとも思う。

前半は、レベルの違うプレーを見せるショルツが居なかったら、早々に失点を重ねていた内容でもあったが、それより問題はボランチのところ。
岩尾はACLも本気モードの韓国勢相手となると、ちょっと厳しかったな。この年齢になるまで国際試合の経験が無いというのもあるんだろうけれど、元々そんなにフィジカルが強いという訳でもないから、フィジカルが強い韓国勢が相手となると、その対応に追われるばかりで自分のプレーが出来なくなり後手を踏んでしまう。
前半でイエローを貰っていたし、あの前半のパフォーマンスではハーフタイムで代えられていてもおかしくなかったが、67分になるまで代えられなかったどころか、そこでリカルドは4枚代えだからなぁ。

4枚代えとか、起爆剤にはなるし、ACLのような何が起こるかわからない大会だし、超過密日程だし、そこで敢行するには面白い方法ではあるのだが、今回は起爆剤というより、4枚代えで投入された内のモーベルグが、かなり流れを変えたのが唯一良かった部分か。
どうも調子が悪そうな酒井をもっと早目に交代させておいた方が良かったのでは?とも思ったが、キャプテンマークを巻いているだけに、そうは簡単に下げられなかったのだろう。

4枚代え後だけを見れば同点、いやそれこそ逆転していても不思議ではない勢いもあったのだが、反面でそれを決められなければ何時決めるんだ?という例の決定力の欠如病がモロに響いていたし、後半ロスタイムのショルツのポスト直撃なんて、この試合の運の無さを象徴するようなシーンだったな。これが入らないんだから、いくらやっても入る訳がないという事か・・・。

何れにしても負けは負けだが、幸いにして3日後にはすぐ大邱との再戦が控えているから、今節の戦いをホーム&アウェーのファーストレグと捉えて、「セカンドレグ」でリベンジを果たすしかない。
もちろんここで次も今回と似たような感覚で臨んでしまうと危ないが、ターンオーバーで選手は入れ換えるだろうし、シャルクも出るだろうから、今回とは良い意味で違ったチームと内容になる筈と期待するしかない。それこそ相手とて、逆にライオン・シティ戦のようなチームに逆戻りするかもしれないし。
これこそが短期決戦かつ超過密日程の国際試合であり、そしてレッズが今回のACL3戦目にして、初めて強敵と戦った訳で、そこで破れた事で目が覚めた、となれば不幸中の幸いである。
そして今回、特に彩艶にとっては、本当に良い経験値を得た試合になったと思う。正直言うと今回は西川を使うと思っていたから。しかしそのまま彩艶を使ったとなると、今年こそ本格的に正キーパーの座の交代を考えているという事か?これで次に西川に戻したら、雰囲気的に「何だったんだ?」という事になるから、余程の事が無ければ、このままずっと彩艶で固定してほしいね。

さて今回の3戦目、ライオン・シティは山東泰山と引き分け、レッズは大邱に勝ち点で並ばれ、端から見たら「さあこれで面白くなって来ました」って展開になって来た訳ね。
でもサポーターからしたら、実に厄介な展開になって来たとしか思えないけれど・・・。

ちなみにこの大邱、鈴木圭太っていう日本人選手が所属しているんだな。あの元選手と漢字一文字違いだから一瞬ビックリしたが、水を運ぶ男とまるで違い、ラフさが目立ったな。韓国チームに居るとやはり韓国のやり方に染まってしまうのか。そのDFラインを破れなかったのが悔しい。
この鈴木圭太って選手、Jリーグ経験は無く、高卒後モンテネグロの3クラブを計6シーズン渡り歩いてから大邱に来たみたいだけど。このクラブは去年まで西翼も所属していたし、日本ではKリーグ経験が無い韓国籍Jリーガーも少なくないように、逆にKリーグもJリーグ経験が無い日本籍選手が増えたなぁ。

ACL2022 ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節 大邱1-0浦和
得点/53分・ゼカ(大)
主審=アハメド・ファイサル・アルアリ
観衆:375人
2022年  AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節
浦和レッズ5―0山東泰山
〜ブリーラムスタジアム

うん、これで良いのだ。相手がユースだかジュースだか知らんが、例え相手が控え組やらユース中心とはいえ、同じ土俵で戦っている以上、そんな相手にも遠慮せずに、容赦なくお構い無しに、こちらはこちらで、全力で相手に力の差を見せ付けて勝てば良いだけの話である。それこそ下手に手を抜いてしまえば、それはそれで相手に失礼に当たるからね。
それこそ某スクールウォーズの相模一高ではないが、109対0でボロ勝ちしておきながら、「お前らは明らかに後半は手を抜いた。相手に失礼だろ!」とか言われて、倉石功にビンタを喰らってはたまらない。そういやよく見たら、リカルドの顔って少し倉石功に似ている気もするが(何の話をしているんだ?)

その相手、川浜高校、・・・じゃなくて、山東泰山が控え組とユース選手で来ている事に付いては、去年の広州集団問題による広州FCを筆頭に、中国の多くのクラブの経営難と、加えてコロナ制限のダブルパンチと、これで半ば崩壊しかけている本国の中国スーパーリーグの影響があるようだが、経営面に付いては山東泰山は比較的マシな方と言われているから、仮にコロナの影響が無い状態で本気モードで参加されていたら、果たしてどうなっていただろう?というのはある。
ただまあ、このような特別な事情も無いのに、あからさまにACLを捨てるような形で控え組中心で臨んでいたような過去の某日本の紫がカラーのクラブの例を考えたら、経営難やコロナ縛りがあっても、何とかしてでも選手を送り込んで来るクラブに対しての同情と拍手は禁じ得ないかな。事情や気概が全く違うからね。
それを考えると、AFCが決めた超過密日程のセントラル方式に対する不公平感や不満は否めないものの、それでもしっかりトップチームを開催地に送り込めるレッズのようなクラブは、何と幸せな事かとも感じてしまう。
ちなみに今頃、山東泰山の控え室では、出場したユースの選手達が、山下真司から「お前ら悔しくないのかッ!?」とか言われてぶん殴られていないか心配である。

まあそういう相手の事情もあるから、試合内容に付いての細かい部分は戦評するまでもないのだが、 今回のターンオーバーによるメンバー構成の収穫に付いては、宮本と安居の大卒ルーキー組のフル起用や、酒井と大畑の温存、また2試合連続となる彩艶の起用とあるが、個人的に思うに、犬飼の離脱により層が薄くなっているセンターバックのポジションで、先ずは知念をフル出場させて経験を積ませる事が出来たのと、ショルツをハーフタイムで下げて半分休ませる事が出来たのが良かったかと。
そんな中で、前回フル出場のユンカーを途中で出す必要があったのか?とも思ったが、後半頭から投入したシャルクが移籍後初ゴールを決めるに当たり、本来エースであるユンカー自身はシャルクのゴールに絶対にライバル心を燃やしたであろうから、まあそれを燃焼させるには良い使い方だったのかもしれない。個人的には残り10分とか限定で投入して次節に備えてほしかったけれど。

さて、意外なのは、グループ内で唯一のライバルとなっている筈の大邱が、同2節でライオン・シティに3失点完封負けをしている事だが、どうやら大邱は退場者を出したようだが、一瞬それで納得かと思ったが、しかしよくよく調べたら退場者を出したのは試合終了間際のようで、だとすると格下相手に圧倒的な支配率と倍以上のシュートを放っての3失点完封負けは意外も意外である。
確かにACLは何が起こるかわからないと言ってしまえばそれまでだが、この大邱の敗戦は、レッズにとって嬉しい誤算であり、実質戦わずして勝ち点3を手に入れたようなもの。これでグループリーグ突破に向けて、大きなアドバンテージになった筈。
ただこれで大邱は次節のうちとの試合に向けて負けられなくなった訳で、こうなると相手の方が気を引き締め直して来るだろうから、レッズはそういう相手に呑まれないようにしないといけない。それこそ相手は韓国勢だから、変な試合展開になると、お得意のヤケクソ暴力ファールとかして来るのが眼に見えるし、大邱の今回の退場劇も、試合展開と退場の時間帯からして、何だかそんな感じもするし。
それこそ今回のACLの本当の戦いは次節から始まると言った気概で、こちらは相手以上に気を引き締め直して行かないと・・・。

ACL2022 ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節 浦和5-0山東泰山
得点/26分・明本(浦)、31分・ショルツPK(浦)、53分・シャルク(浦)、76分・シャルク(浦)、90+3分・安居(浦)
主審=ニボン・ガミニ
観衆:321人
2022年  AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節
ライオン・シティ・セーラーズ1―4浦和レッズ
〜ブリーラムスタジアム

前半だけでほぼ試合が決まってしまったが、実力通りの素直な内容と結果と言って、先ずは良いのだろうか。
その相手のライオン・シティだが、シンガポールリーグ王者と言われてもシンガポールリーグの実力が何れ程のものかわからんし、新潟の2.5軍が参加しているリーグだから、だいたいの位置付けは予想済みではあったが、東南アジアで戦うとなると、過去にはインドネシアでやったペルシク・ケディリ戦のようなまさかの乱試合の例もあるし、 ライオン・シティ自体も金度勲が監督やっている事と元ベルギー代表が居る以外は全くわからんチームだし、唯一の懸念材料は、湿度を伴った暑さに慣れている相手の方が環境では完全に有利という点で、その気候と環境では東アジア勢やオセアニア勢には完全不利だろうが、まあでも東南アジア勢との実力差を考えたら、それもハンディを与えてあげたと考えておけば、丸く収まると言ったところか。

相手云々よりも、レッズにとって3年振りのACLの舞台に於いて、先ずは自身が試される初戦になった事と、これまで当たり前のように行っていたホーム&アウェー方式から、コロナ禍によるセントラル方式の大会を初めて経験する貴重な大会になったのは、ある意味で有意義だったかもしれない。
中2日で6戦というメチャクチャなレギュレーションのせいもあるが、リザーブ人数が10人というのも欧州リーグを見ているみたいで斬新に感じたし、そういう場で何が起こるかわからない大会に於いて、先ずは相手との実力差をしっかり見せ付けての大勝発進なので、幸先の良いスタートになったと思う。

その「何が起こるかわからない」大会で、相手どうこうよりも先ずは無難に行こうとするのが普通の考えだが、そこでキーパーを西川ではなくて、このタイミングで今季公式戦初出場となる彩艶を起用してしまうリカルドの考え。思い切りが良い使い方ではあった。
まあ彩艶と離脱中の犬飼以外はベストなメンバーだったから、無難は無難なメンバーで臨んだとも言えるが、そんな中でもタイの糞暑い環境と中2日6戦の超絶過密日程の大会で、試合の体勢が決まっていた中で国内リーグ戦でも途中で下げない江坂を含めて65分早々に3枚代えをしながら、初戦からいきなりユンカーをフル出場させてしまうリカルドの考え。国内リーグ戦すらフルには出場させないユンカーを、この状況でフル出場させてしまったのが疑問で、それこそよくわからんリカルドの部分ではあったが、まあ次節以降はターンオーバーを繰り返して行く筈だから、それで次はユンカーを完全に休ませる気での今回のフル出場だったのかな。
ともあれ暑さに弱い北欧軍団のユンカーが、タイの地で90分間フルで耐える事が出来たのは安心材料か。ユンカーはレッズ移籍以来、デビュー戦となっまルヴァンを皮切りに、国内リーグ戦も天皇杯も、そして今回のACLと、何れの大会初戦で必ずゴールを決めているのが面白いというか何事にも初に強い性質があるのか?と思ってしまうが、これで今回フルに使ってしまったユンカーを次の試合はどうすんの?って心配はあるけれど。初戦の疑問点は、それ位かな。

こんな大会だし、本当に「何が起こるかわからない」大会だし、その通りに同じグループリーグ内の次に対戦する山東泰山は大邱に大敗しているし、国内では無敵の川崎とて蔚山にギリギリドロー発進だったみたいだし、それを考えると、やはりACLは、国内リーグ戦とは全く質の違う大会であると、久々に戻って来たアジアの舞台で、改めてそう思わされるのであった。
そんな大会で、アジアの変態っぷりを今回も発揮できるかどうかだが、初戦の好発進と前半の爆発っぷりに比べて後半のグダグダっぷりとか、しっかりオウンゴールまでしていたりと、何となくやはりレッズらしい部分も出ていたりと、こういうのもやはりACLの面白い部分ではあった。

何はともあれ、3年振りに戻って来たACLの舞台。この大会で2度の優勝と1度の準優勝を誇るレッズだけに、その誇りだけは決して失わず、どんなレギュレーションでも今回もしっかりアジアに存在感を見せ付けてほしい。

ACL2022 ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節 ライオン・シティ1-4浦和
得点/8分・ユンカー(浦)、15分・江坂(浦)、42分・モーベルグ(浦)、43分・オウンゴール(ラ)、47分・松尾(浦)
主審=サルマン・ファラヒ
観衆:394人
2022年  J1リーグ第8節
FC東京0―0浦和レッズ
〜味の素スタジアム

220410アウェーF東京戦 ボールは支配しているし、押し込んでいるし、相手にも本当の意味での決定的な仕事はさせていなかったし、そりゃこの試合だけを見れば、凄く良いとは言わないまでも、悪い内容とも言い切れない内容ではあったんだけど、だけどね、今季はそんな事を何度も感じながら、ついにズルズルとここまで来てしまったではないか。

先ず、どうしてここまで点が獲れなくなってしまったのか?まあ去年もそう疑問に思う程には点が獲れるサッカーではなかったのも事実だが、それにしても去年より更にボールを保持している感がある割に、去年のサッカーより決定的な場面が少ないような?
中盤の底でボールを持った時の選手のパスの出し処が前ではなく、常にCBに戻して組み立て直しているが、先ずここで姿勢が落ち着いて速攻の機会が削がれてしまう。押して引いて相手の隙を伺いながら、選手を緻密にスライドさせつつフリーの選手を作る動きも、やってはいるが、去年に比べて少なく、ボールを保っているだけのような場面が目立つ。
このように逆に無理にでもボールを保持し過ぎて、相手に守備の時間を与え過ぎているようにも思えるが、でもよく言われるように、リカルドからしたらもっとボールを保持したいのだとしたら、去年より更に狙い通りのサッカーをしている事になるし。この辺が本当によくわからん。
ただ運動量は落ちている気がする。厳密にデータを見れば違うのかもしれないが、あくまで表面上からすると、である。このサッカーのひとつの肝である組織的なハイプレスを含めた、激しい運動量から相手に自由を与えず、動きで圧倒していられる時は、実に良いリズムでサッカーが出来ていた。
去年自分はこのサッカーを、常に動きを止めてはいけないと思うところから「マグロ」と称したが、まさに選手がマグロのような動きをしていれば、基本的には強いサッカーが出来ていた筈である(マグロはマグロでも、逆に真逆の意味のマグロなんちゃらになっていなければ、の話であるが)。
去年はそういう内容の試合が数多くあったが、しかし今年は振り替えれば、それをマトモに出来ていた試合は、それこそリーグ戦ではなくて、スーパーカップ川崎戦であった。
それがまさか今季のピークになってしまっては困るのだが、リーグ戦となると運動量が尻窄みになるというか、何となくで去年の激しさ、アグレッシヴさが今季は見られない。
やっているサッカーの戦略も戦術も、去年からの主力組に関しては上積みだし、入れ換えた選手も多くがしっかり運動量で動ける選手を補強した筈なんだけどね・・・?

強いて言えば、例えば岩尾のように、妙に落ち着き過ぎていて中盤の底が停滞してしまったりと、何か少しでも違ってしまうと、内容にズレが生じてしまうとか?その岩尾で言えば、今回もそうであったように、球は的確に散らしていても、相手の嫌がるようなパスは出て来ない。今回は以前の試合から比べたら幾らか縦パスや裏パスの意識が高く、チャレンジするような前線へのパスも出ていたが、それでも嫌らしいパスならば、去年の平野の方が圧倒的に供給できていた。

ユンカーは逆に動き過ぎていて最前線を空けてしまうプレーが目立つし、その穴を埋めるべき江坂も今季はどうもワンプレーが遅い。
皆、ひとつだけ、ボタンを掛け違えたような動きが目立つ。チグハグさが抜けない。唯一、今回の試合にシャルクが間に合ったのが救いか?

しかし、そんな事を思い、続けながら、ついにACLを迎える事になってしまった。
10試合で勝ち点10・・・?こんな筈ではなかったのだが、しかし蓋を開けてみたら、本当に勝ち点が10に留まっている。5割どころか3割がやっとの状態である。
3年計画の3年目、リーグ優勝が目標と息巻いていた開幕前の期待感と勢いは、一体何処へ行ってしまったのか?これでは、今や何とかは遠くになりにけり状態になってしまった。

こんな状態でACLを迎える事になった。そう、「こんな状態」で、である。絶望的な話をしている訳ではないが、しかし現実は現実として、「こんな状態」を素直に受け入れるしかないのはわかっているが。
そうはいっても、試合後に挨拶に来た酒井の姿を見てしまうと、「こんな状態」を忘れて気持ちを切り替えて、アジアの舞台では大暴れして来てもらいたいと思うし、実際国内リーグ戦が「こんな状態」では、実際にACLに活路を見出だすしかないのである。国内は不調だが、何故かアジアの舞台では強かった、数年前のアジアの変態っぷりを再現してもらうしかないな。

さあ気持ちをACLに切り替えよう。
今日の暑さは、暑さに弱い北欧トリオには、タイの更なる暑さに備えた予行演習になってくれていたら幸いである。
ただ、タイから帰って来た時に、果たしてリーグ戦のレッズの順位がどうなってしまっているのかが、実に不安ではあるが・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第8節 F東京0-0浦和
主審=御厨貴文
観衆:22,429人
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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