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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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J1リーグ第31節
川崎フロンターレ4-2浦和レッズ
~等々力陸上競技場

自慢じゃないが、昔から逃げ足だけは速い。負けた時に電光石火で帰還するのは得意なのだ。特に神奈川方面からの場合は。
それくらいレッズも速いサッカーをしてほしいんだが・・・

121107vsKAWASAKI.jpg確かにパスで崩しきるまで我慢に我慢は、わかる。
何をやろうとしているのか、何を狙っているのかは、わかる。

それで実際に決定機を作っている訳だし、それで決めた訳だし、今日だって西部のセーブが無ければもっと決まっていたかもしれない。だから右から左まで間違ったサッカーをしている訳ではないのは、わかる。

だけど、何もキーパーと1対1になるまで、頑なにシュートを撃たないのも、・・・理屈はわかるが、心情的には納得行かない。
だから時既に遅しで進路もシュートコースも限定されてしまうし、限定されてしまうからこそ、キーパーがスーパーセーブしている訳ではなく、キーパーの守備範囲にしかシュートを飛ばせないという見方も出来るのである。
だからこそ遠目からでもシュートする姿勢を見せる事が必要なのだが、それをしない故にすぐ敵に引き込まれて機を逸っしてしまう。そんなシーンが2度3度繰り返される。そしてその度に幾度となく飛び交う「何でシュート撃たねーんだよ!」「シュート撃たなきゃ入らねーんだぞ!!」の怒声。これも、わかる。

わかる。わかる。わかる。わかる。わかる。・・・

わかるばっかりで、何がわかるのか、訳がわからなくなってきた。

ただひとつ言える事は、守備は相変わらず不安定だし、でもFK2失点は運も無かったし、でもでもFKを何度も与えるような深い位置での守備は不味いと思うし、だからこそもっと前から守備しなければいけないし、そもそも前半だけで同じ選手にハットトリック許しちゃうのは・・・酷いというのは、誰でもわかるだろう。しかも挙げ句に●瀬にもやられた。絶対やられたくない選手に・・・
そしてセレッソ戦で遠目からでもせっかくアグレッシブにシュートを撃って行った姿勢は、結局一過性のものだったというのか。

それはともかく・・・ともかくと話を切り替えようと思ったが、ともかくも何もないな、話題が暢久ばかり先行していた川崎戦。しかし、暢久は、結局は暢久であった。色々な意味で。ハハハ。
しっかし、不安であり不安定。自分がパスサッカー否定派だからという訳ではない。それでも結果を出してくれれば、好き嫌いではなく、そのサッカーを素直に認める心はいつでもあるのだ。
しかるに、この秋の失速ぶり。しっかし、それでも首の皮一枚とはいえ相変わらずまだ3位って、どんだけ運があるのか、なんて事は別として、3位という順位が隠れ蓑になっているのは明白で、今季のJ1が団子状で進んでいなかったら、実はもっと大変な順位になっていても不思議ではない失速っぷりだ。
とにかくこれだけ勝てなくなってしまうと、不安が過ぎらない方がおかしいと思う。だから、自分は不安でたまらない。確かにやろうとしている事は痛い程わかるんだけどさ。

帰りの電車で川崎サポが言っていた。
「浦和ってゴールの外でパス回してるだけで、シュート撃って来ないから、全然恐くないよね」
・・・
ケッ!お前らにレッズのサッカーの何がわかるってんだよ!?
と、言い返したかったが、ここでハッとした。
「ゴールの外でパス回してるだけ」「シュート撃たないから恐くない」
・・・あの時も散々他から言われた台詞じゃないか。

溜め息だ・・・

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J1リーグ第31節 川崎4-2浦和
得点/19分・柏木(浦)、 22分・レナト(川)、 28分・レナト(川)、 34分・レナト(川)、 58分・槙野(浦)、 72分・山瀬(川)
主審=西村 雄一
観衆:17,870人


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J1リーグ第30節
浦和レッズ0-0セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002

121027vsC.OSAKA.jpg
またこれが始まった・・・









121027vsC.OSAKA2.jpg始まったのは良いんだが・・・しっかし、とにかく、全く持って、撃つシュート打つシュートが、枠に飛ばない・・・。
そりゃ確かにシュートは撃たなきゃ入らない。自分ももっともっとシュートを撃てと、口が酸っぱくなるほど言って来た。だからかどうかは知らんが、選手達は積極的に遠目からでもバンバンシュートを撃ってくれた。
これはこれで、良かった。
が、しかし、今回のレッズの場合は、”シュートは枠に飛ばさなきゃ入らない”だった。

もちろん撃つ積極性は評価するべきだし、実際これまで何度もやっている悪い版パスだけサッカーに比べたら、今回は確実に違うサッカーをしていた。良い意味で。
いつもサイドに逃げパスして機を逸していたところを、極力逃げずに中央から攻めていた。それも原口に見られるように、しっかり勝負を仕掛けていたし、とにかく強引にでも中央突破で敵の守備網をこじ開けようとする、積極的な姿勢、攻める気持ちが出ていた選手が多かった。だからこそあと1歩のチャンスを連発していた訳だし、パス回しばかりしていては、ああいうチャンスはなかなか巡って来ない。自分から仕掛けなければ、自分から動かなかったら、勝利の女神様だって良い顔はしないだろう。今回は積極性、これはこれで、良かった。そう、先制点は時間の問題かとも思われた。

が、

如何せん、シュートが枠に飛ばない。何度も言うけど、枠に飛ばない。悲しい位に、飛ばない。

飛ばせないのか、飛ばないのか、まあそこは日本語の言い得て妙な部分だから深くは考えないが、とにかく飛ばない(しつこい?)。

んー、やっぱあれかなぁ。パス回しばかりやっているから、シュートが下手になってしまったのかしら?
いや、そこはプロだし、ちょっとやそっとで下手になる訳は無いと思うんだけど。ポポなんて枠をモロに捉えるキャノン砲が印象的な選手だった訳だし。
なんて話より、今回いくらアグレッシブなサッカーをしていたとはいえ、それでもやはり無駄なパスで時間を掛けすぎてしまうから、敵の守備が出来上がってしまっている挙げ句に、シュートコースが狭まってしまうのは明白だ。それに加えて選手陣の落ち着きの無さもある。
でもまあ、これは今に始まった事ではなく、レッズにおけるパスサッカーの前々からの大きな弱点であるから、今更どうこう言っても始まらないけど。
んんん、でも、でも、せめてあのどれか1本でもシュートを枠に飛ばしてくれていたら・・・嗚呼。
でもマルシオはちょっとお祓いにでも行った方が良いな。ツキというか、あまりにゴール枠から見放されている感じ。ここは神頼みでもしてもらいたいところ。

という事で・・・やってしまったドロー。
しかし久々の勝ち点。
でも上との差は・・・あああ・・・
そしてここに来て永田は肉離れか?んー、元々痛めていたのに、無理に使ったのが裏目に出たか。
そして、どう見ても絶不調の柏木も・・・
それでも使い続けるミシャ。ここは頑固なのか、ぶっちゃけ選手の起用の仕方が上手くないのか、どっちだ?それとも紙一重か?
梅崎の右ウイングバックは悪くはなかったが(前半だけ)。

しかし現実的な話、本当に勝てなくなってしまった。
いくらシンプリシオというビッグネームを獲ったセレッソとはいえ、今回はセレッソの攻撃も散発的だったから助かっていたものの、しかし攻撃は、ボールをホイホイ後ろに下げていては・・・勝てないよ。それだけは言いたい。え?後ろから組み立て?いやいや違うでしょう。勝てている時のミシャサッカーは、意図して後ろに下げて組み立て直していた上で、いざ敵陣に入った時はスピードを落とさず攻め切れている。しかし最近は、敵のプレスを受けての苦し紛れのバックパスばかりで、そこからのスピードも停滞気味だぞ。まるで今季開幕した頃の、ぎこちないパスだけサッカーに逆戻りしてしまっているぞ。違うと言われても、自分にはそう見えるぞ。

残り4試合、んーとにかく今回のように、どんどんシュートを撃ってけ!何とかの鉄砲も数撃てば入る!・・・かもしれないから!!(なんじゃそりゃ)・・・・頑張れ!こっちも頑張るから!!!(もうそれしか言えん)

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J1リーグ第30節 浦和0-0セ大阪
主審=松尾 一
観衆:32,090人


J1リーグ第29節
ベガルタ仙台3-2浦和レッズ
~ユアテックスタジアム仙台

121020vsSENDAI2.jpg
開始された仙台の牛タン屋でのザ・ヤケ酒は、余りのヤケ酒っぷりに、20時発の贅沢新幹線まで約3時間も居座るという暴挙。普通周りの人は、素直に1杯やって牛タン喰って帰って行くのに・・・

ビールを駆け付け3杯ヤケ呑みの後、仙台へのせめてもの抵抗にと、浦和の「浦」が付いた米焼酎「浦霞」を飲んだら、まあこれがすげー美味くて、そこから何杯おかわり君したのかわからない位に呑みまくり。ところが、メニュー表よく見たら、それが宮城の焼酎という・・・考えたら、抵抗どころか宮城焼酎の売り上げに見事に貢献しているという自爆っぷり。何やってんだ俺。

だから、帰りの贅沢新幹線も爆睡。福島までは記憶あるんだが、気付いたら大宮到着手前で仲間に起こされていた。
酔っ払いがやっとの思いで帰宅して、さあブログをヤケ書き殴ってやると、・・・パソコンにスイッチを入れた事すら覚えておらず、気付いたらレプリカ着てタオマフ巻いたまま、涎たらして朝までまた爆睡していた・・・そんなヤケ酒。

121020vsSENDAI.jpgあー・・・
北嶋なんとか風に言わせてもらえば、「なんも言えねぇ・・・」になってしまう。実に学習能力の無い負け方。開始2分でいきなりあっさり失点許していた時点で不味かったけど、こうやって立ち上がりに簡単に失点するのは良くあるパターン。良くある・・・そう、良くあるからねぇ・・・だから勝てないのさ。
後の2失点は、それこそ「なんも言えねぇ・・・」レベルだな。あれはもう前がかりになっていたからとか、そんな言い訳すら烏滸がましいレベルの、目を覆いたくなるような軽率ミスだし、いくら点を返してさあ行け行けって勢いを一気に消沈させるような失点・・・いや、でもそう愚痴っても、組織的守備の約束事が無いのだから、そこは仕方ないか・・・そう、良くあるからねぇ・・・だから勝てないのさ。

2点も先行されては1点返して、また失点しては1点を返して・・・3点取られても2点返すサッカーではなく、本当は2点取られても3点取り返すサッカーが攻撃的サッカーのはずなんだがなぁ。かつてギドが監督時代「2点取られても3点取るサッカーをする」と公言したものの、蓋を開けたら、1点取ってしっかり守るサッカーになっていた。それで勝っていた。それは守備の約束事がしっかりあったからで、あの頃は守備はかなり組織的だったし、その代わり攻撃はある程度自由にやらせていた時代だった。攻撃陣が凄かったけど、守備陣もしっかりしていた。そんな時代もあった。

古き良き時代と比べてはかわいそうだけど、・・・昔から何度も言っている事だけど、もうちょっとどうにかならないかなぁ・・・失点数ではなく、失点の形がいつも良くない守備。守備、守備、守備・・・でもミシャ頑固だからなぁ。ある意味で一貫性あるサッカーはするけど、それも諸刃の剣であるのもミシャのサッカー・・・
守備が駄目なら、せめて・・・途中出場の原口が、強引にDF3人の壁をぶち抜こうばかりのドリブル突破を見せてくれた。更にはキーパーと激突するかもしれないのに、強引にボールを追いかけてゴールに迫ろうとする姿もあった。そうなんだ、ああいう気持ちある攻撃も観たい。今回自分が一番グッときたシーンだった。例えパスを出さずに何を言われようが、それこそまた次からベンチに下げられるかもしれなかろうが、あれが原口であり、あれがFWなんだ。そういうサッカーも、観たい。綺麗なサッカーでワクワクする前に、泥臭いサッカーで勝ちたい。

なーんて愚痴っても始まらないから、まあ珍しくリーグ戦で2得点の部分も評価しますよ、ハイ。それだけに、マルシオがキーパーとの1対1で決めていたらなぁ。そのマルシオがセットプレーから得点している訳でもあるんだが・・・
パスサッカーに天敵なボコボコの芝にイライラジャッジの審判。そして繋がらないパス。・・・でもウィルソンにやられた2失点以外は自滅ではないな。普通に仙台が強いんだと思う。だからと言って仙台の選手の質がずば抜けている訳でもなく、特別凄い戦術を敷いている訳でもなく、基本はシンプル・イズ・ベストである。ブロック作ってしっかり守り、自陣では危険な球回しはしないからミスも少ないし、いざボールを持てば素早く前線へ。そして素早く中へ。選手も要所で惜しみなく走っている。別に隣の芝が蒼く見える訳ではないんだけど、でもそういうサッカーに対して、いくらタレントを揃えようと何時まで経っても勝てない。ここは臭いモノに蓋をせず、真剣に向き合わないと根本は解決しないだろう。そう如実に感じさせる痛い敗戦だった。
これでまだ3位に居座っていられるのが不思議ではあるんだが、このままの失速っぷりを披露していては、この座も赤信号だ。現実的に足下が揺らいでいるとはいえ、本当は下ではなく、上を見たいところではあるんだが。その上は、これで広島と仙台が失速しない限り、今季のうちの優勝は無いだろう。数字を考えれば論理上まだ可能性は残されてはいるが、それでも理論的には極めて難しくなった。

121020vsSENDAI3.jpg散々呑んで、散々牛タン喰っておきながら、何故か急に腹が減って、仙台駅頭で買った「牛タン」ライスバーガーを、贅沢新幹線でヤケ喰らうのであった。あーあ。







121020vsSENDAI4.jpgおまけ
ユアスタの「鶏唐揚げ麻婆丼」がやたら美味かったのであった・・・





そういやこの日の朝飯は「豚塩焼そば」だったな・・・仙台に居る間、肉ばっか・・・

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J1リーグ第29節 仙台3-2浦和
得点/2分・赤嶺(仙)、62分・ウィルソン(仙)、64分・槙野(浦)、79分・ウィルソン(仙)、82分・マルシオ(浦)
主審=山本 雄大
観衆:17,711人


天皇杯 3回戦
カマタマーレ讃岐1-2浦和レッズ
~佐賀県総合運動場陸上競技場

良いのか?こんな勝ち方で・・・?

答えは・・・イエスである。
こういう勝ち方こそ天皇杯、こういう勝ち方こそレッズなのだ。
危険連発、スリリングな展開、心臓ドキドキのバクバク、そしてギリギリで勝つ!
勝てば良い!それが杯戦!!

しっかし・・・あっぶねー・・・・・・

それもこれも、今日の昼飯に”うどん”を喰わなかった自分のせいだな。
うどん喰おうとしたけど、山田うどんしか見つからなくて、でも山田うどんは埼玉の企業なのに川崎のスポンサーやってて癪に障るから、百歩譲って山田うどんは埼スタ出店の以外喰わないと心に決めているのである。そして何故か豚骨ラーメンにしてしまったのだ。なんてくだらねー意地はっていたら、実に危ない試合になってしまった。

・・・なんて言っていられるのは勝ったからなんだけど、しっかし、一歩間違えば、いや半歩でも間違っていたら、今回の記事タイトルが「続・またやってしまった・・・ ~浦和vs讃岐」になっていたかもしれない。

確かに、近年の天皇杯では良くある光景だから、そこは驚かないよ。
実際、JリーガーやJ経験ある指導者が、年々下部リーグに所属してはレベルアップしているのがJFLを始めとするプロアマ混合の下部リーグである。だからこそ、今回のような試合が展開されるのだ。これは欧州を始めとするサッカーが成長している国では何処もたまに見る光景。珍しくはない。それだけ日本のサッカーが底上げされているという証拠なのだから、これは喜ばしい事実なのだ。

・・・なんて慰みで、良いかい?
そう考えないと、もう・・・ね。

讃岐のモチベーション、そして定評ある守備力は本物だったし、うーん、ここまで組織的に完成されたチームが、Jリーグライセンスを自ら取り下げたのは、勿体ないな。
ああカマタマーレ讃岐・・・FC高松だか高松FCだかがネーミング一般公募からカマタマーレになった時は、今は消滅したRealog時代のブログで記事ネタにしたものだったが、あれから幾年月、JFLとしてJ1の我がレッズと公式戦で対戦する事になろうとは・・・自分の記憶が確かならば、この釜玉うどんの卵と讃岐の渦巻き海をドッキングイメージされて作られたカマタマーレの名付け親は、当時還暦過ぎたお爺ちゃんだったと記憶しているが・・・その方は元気だろうか?・・・って、何でカマタマーレに感慨深くなっているのかは不明だが、しかし時代は流れ、今所属している知る選手というと、磐田に居た西野だな。それと、控えだったけどキーパーの水原ってまだ現役だったのか。てっきり北九州で引退したのかと思っていた。勝手に脳内引退させちゃってて水原スマソ。

UDONKEN.gif
それにしても、改めて思うに、この胸に輝く「うどん県」・・・すげぇ・・・
カマタマーレ恐るべし・・・

しっかし、何度も言うけど、一歩間違えたら本当に記事タイトルが「続・またやってしまった・・・ ~浦和vs讃岐」になっていたかもしれないんだから・・・もっとJ1らしい堂々とした横綱相撲やってくれないかなぁ、ねぇ(まあ敵に散々相撲とらせた上でこっちが勝ったという点では、そこだけ横綱相撲とも言えなくはないが)。最後のポポの決勝点は運そのもの・・・サッカーの神様、ありがとう!!

ほんっと、心臓に悪いって!!!!!!!!!!!

平日佐賀まで行かれた皆さん、大変お疲れ様でした・・・

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天皇杯3回戦 讃岐1-2浦和
得点/75分・矢島(浦)、88分・堀河(讃)、90+3分・ポポ(浦)
主審=飯田 淳平
観衆:1,583人


J1リーグ第28節
浦和レッズ1-2コンサドーレ札幌
~埼玉スタジアム2002

121006vsSAPPORO.jpgしっかし、本当に、このチームは、世間の期待を裏切らない。ある意味で素晴らしいと思うよ。
横浜に逆転勝ちしたかと思えば、残留争い中のガンバに5失点大敗。かと思えば次は昨年の王者・柏に劇的勝利。そしてまた1週間後には、今度は降格が決まっている札幌に勝利をプレゼント。・・・ちょっとさ、落差が激し過ぎだろ。不安定過ぎる。
でも今回は、戦前から危ない試合になる事は、誰もが予期していた。そしてその通りになる。レッズの得意技。いつものパターン。・・・だからと言って、この期に及んで、またもお約束のような事になるってか?
・・・なんだろうね、これ。偶然?いや絶対に神的要因が関与しているとしか思えない。・・・怨むぜ、サッカーの神様よ。

レッズサポ以外の世間の期待を裏切らないレッズというチームは、こうやってレッズサポの期待を過去から何度も何度も裏切ってくれるのだから、まあ何とも面白いチームだよ。いや皮肉じゃないよ、本当にそう思う。だからこそ、昔から多くの人に愛されるチームなのだから。

だ・け・ど・ね、それが許されたのはつい数年前までで、最近はホームでいつまでもこんな滅茶苦茶の試合を繰り返しているから、3位だろうと優勝争いに加わっていようと、何時まで経っても観客動員が回復しないのは当然である。

ミシャ曰く「我々は負けた後の試合では必ず成長して帰ってきた」
そうだよね、それはわかる。みんな頑張っている。
だけどさ、ぶっちゃけ、勝った試合からは何も学んでいないでしょ。
負けた試合は学習して成長するけれど、それでまた勝った途端に兜の緒が緩み、そして学んだものが一気に吹き飛んでしまうんじゃないの?だから勝った次の試合って、いつも不甲斐ない試合して負けるんじゃないのかい?
だからさ、負けようと勝とうと、どっちでも1試合1試合、少しで良いから学んで行こうよ。それが本当の成長だよ。ね。

札幌には悪いけど、別に札幌が極端に必死だった訳ではないと思うよ。いや、ノースもハモンも金も外して、控え含めてオール国産で乗り込んできたのは驚いたし、若い力が見事にはまったのが今回の札幌だったのだろう。
でもさ、それを考えても、負けてはいけない相手だったし、普通で考えたら勝てる相手だった。これは別に驕りではないし、間違っても札幌を見下している訳ではない。ストレートに考えての確率の問題だ。
それなのに負けたのには当然原因があって、やはり今回のレッズは良くないサッカーだったし、そう、今年ナクスタでの大宮戦みたいな、アレね。表面上は攻めているけど、実はドン引き相手に攻め所を欠いて、パスが右往左往しているだけの、実は効果的な攻めになっていない、そうこうしている内に敵のカウンターの餌食になるアレ。もうそれに尽きる。このパターンだと、決まって勝てない。
基本スタイルは変えない頑固サッカーはわかるけど、得失点差マイナス50という脅威の数字を持つ最速降格した札幌に負けたのはショックだった。

これがレッズ。
珍しい事ではない。
いつもの事さ。
驚かないよ。
去年は残留争いしていたチームだもん。
ミシャ1年目だし。
ね。
・・・なんて慰みはもう言い飽きたし聞き飽きたからさ、いい加減に、こういう敗戦、無くせとは言わないけど、減らそうよ、本当にさ。ね?

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J1リーグ第28節 浦和1-2札幌
得点/50分・古田(札)、74分・古田(札)、86分・梅崎(浦)
主審=福島 孝一郎
観衆:30,692人


J1リーグ第27節
柏レイソル1-2浦和レッズ
~国立競技場

ここで一句。

ロスタイム 地獄があれば 天国も

ウヒョヒョヒョヒョ・・・
それにしても、ボールが転がってゴールラインを越えるまでの時間が長いこと長いこと。ボールが地に着いて、ゆ~っくり転がって・・・ラインを越えるまでが3時間くらいに感じた。あ、嘘。それはいくら何でも大袈裟だ。1時間くらいか。いや、それも言い過ぎだな。せめて10分、いや、3分、1分・・・もうこの辺でいいか。
ようするに、それだけあの1秒か2秒が・・・「お、おっ!?おおお???・・・おわ~~~~~~!!!!!!!!!」ってな感じで、もう大歓喜大爆発で、周りの人と抱き合い圧し合いで転げ回ってしまったわい。身体が痛い・・・!!

120929vsKASHIWA.jpg最後の最後まで諦めないでいると、こういう結果を得ることが出来るんだと、改めて思わされた。ロスタイムで地獄を味わう事も多いし、0-5で大敗する時もあれば、1週間後にはロスタイム劇的逆転勝利なんだから、これだからレッズはやめられない。そんな0-5が何処かへ吹き飛んでしまった・・・あ、いかん、それはそれで忘れてはいけないんだった。

そしてここは、レイソルを地獄の底に叩き落とす殊勲のゴールをあげたポポに「お主もワルよのぅ」の称号を与えよう。これは古巣から劇的なゴールをあげた選手に与えられる、実に名誉なものなのだ。おめでとうポポ。しっかし、最後にユニ脱いで自慢の肉体美を披露しおって。近くに居た女性が「あ~ん、いや~ん」とか言い出す始末。そんなエロい、もとい色っぽい声に、こっちがいや~ん。

・・・そろそろ真面目な話に切り替えよう。
えー、最初の10分の猛工事、もとい猛攻時に先制出来るチャンスがあった。しかしその機を逃したツケなのか、コーナーキックから自殺点という実に痛い失態を演じた。おまけに空回りの原口はミシャの逆鱗に触れて前半の内に交代させられる。納得いかない原口は「何でだよ!」風に不満爆発のド派手ジェスチャー。
こういう事で原口とミシャがおかしな関係に陥らなければ良いが、それはそれとして、原口には試練だろうし、ここで大人になれるかどうかで今後のサッカー人生が変わってくる分岐点と捉えたい。対してここまで意地でも先発で使い続けた末に、実に中途半端な時間に交代の断を下したミシャの責任も重大である。どちらが悪いとかではなく、ここは選手と監督の気持ち両方共有したい。・・・ま、それ以上は言うまい。

これといって特別な事をして勝った訳ではなく、スタイルはそのまま。余計なパスからボールを失いピンチを招く悪い部分もそのまま残っている。加藤のスーパーセーブがなければ、また大量失点でも不思議ではなかったのだから。改善されていない、修正されていない部分はあったのだ。ここは目を瞑る訳にはいかない。だからこそ前節の5失点を忘れないのだ。
違ったのは、啓太の出場停止によって久々に柏木がボランチだった事。ここはひじょうに評価が分かれるところで、中盤の底で守備面での厚みが目に見えて低下していたのは柏木だからだろうし、しかし攻撃に繋がる確実なボールの散らしは柏木だからこそ出来ていたもの。
そしてもうひとつ言えるのは、やはり梅崎はシャドーの方が何十倍も活きるという事だ。シャドーに入った時の梅崎は前線への鋭い飛び出しという武器を最大限に生かして、確実にアシストや得点という結果を出し続けている。そう、今回の同点ゴールのように。これは前からここで何度か書いている事だけど、繋ぎ役としてのシャドーではなく、スピードや攻撃力に期待して、自分はやはり梅崎こそがシャドーの一角を担ってほしいと思っている。
で、そこに割って入らなければいけないのが矢島なんだから、大変なチームだよレッズは。しかし今日の矢島ならば、うむ、最後に大仕事を果たしたもんね。良かった良かった。

と、歓喜の後に何だか難しい話は野暮なので、それはそれで明日からまた考えるとして、さあ・・・ザ・美酒へ!!

そうだ、これやるの忘れてた。
mh.jpg

いや~、ロスタイム決勝ゴールって、本当に良いもんですね。

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J1リーグ第27節 柏1-2浦和
得点/15分・オウンゴール、39分・梅崎(浦)、90+3分・ポポ(浦)
主審=村上 伸次
観衆:26,106人


ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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