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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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なんか記事のタイトルが「水曜どうでしょう」みたいになっているが、それはさて置いて、今日は大原で東京ヴェルディとのトレーニングマッチが行わた。ヴェルディには今年から、高原が移籍したんだった。
1本目・2本目とも大谷がゴールマウスを守っていたが、加藤や山岸はどうしたのだろうか?

1本目
GK 大谷/DF 森脇、永田充、槙野/MF 関口、啓太、阿部、原口、柏木、マルシオ/FW 興梠

2本目
GK 大谷/DF 岡本、暢久、那須/MF 平川、小島、矢島、宇賀神、梅崎、ランコ/FW 阪野


1本目が主力に近い組で3-1。2本目が控えに近い組3-2。総計6-3でJ2相手にJ1の貫禄勝ちではあるものの・・・うーん、やはりけっこう失点するんだな。1本目はパスミスで失点しているし、ミシャサッカーの典型的な弱点がまたも発生。でも攻撃は森脇、関口、そして興梠が相変わらず良い感じ。この3人の加入はここまで見るに大きくプラスに働いているようだ。しかし那須は、ちょっと存在感が薄いのが心配だ。ランコがフォーメーション上2列目に入っているのが不思議だが、それにしても、ランコは練習試合だと良く決めるな・・・

で、問題は左ウイングバックに入った原口である。1トップには適さないのは明らかで、シャドーも過密状態で入る隙が無いとすれば、自ずとウイングバックを試すしか道が無くなるのは理解できるのだが、まだこの時点ではミシャが原口の1トップに見切りを付けたというよりは、テスト的な配置でやってみたという面が強いのだろう。
とはいうものの、裏を返せばやはり興梠の存在は大きく影響しているはずだし、トレーニングマッチ3試合で2得点と結果を出している興梠に、弾き出される形で左ウイングバックを試されているのも明らかなので、ここからは原口の扱い方を本気で考えないと、チームで居場所が無くなってしまう。勿論プロは、自ら居場所を勝ち取るものではあるけど・・・

本来一番得意とする3トップの左ウイングでは、攻撃に集中出来るポジションだけに、驚異的な活躍が見込まれる原口でも、それが攻守にバランスをとらなければいけない左ウイングバックとなると勝手が違う訳で、今回試した限りでは、攻撃面ではさすが得意のドリブルを絡めて良い動きが何度かあったようだが、反面で守備面では何度か敵に裏を取られていたようで、やはり原口にとっては守備が大きな課題となる。
本気でこのポジションにコンバートする気ならば、それこそ腰を据えて原口に場数を踏ませなければいけないのだが、その辺をミシャがどう考えているのか。広島時代は何人かの選手をコンバートして活かせた実績を持つミシャだが、原口の場合はどうか。もちろん場数を踏ませたからといって成功する保証は無いし、現に去年は主に左ウイングバックとして使っていた梅崎とて、1年通してこのポジションにフィットしたのかといえば否で、シャドーに配した梅崎の方が圧倒的に輝いていたのは明白だった。それに梅崎の場合は、大分時代に右ウイングバックを経験している訳で、原口とは事情も経験値も違う。
スピード系やドリブル系の選手を、ウイングバックやサイドバックにコンバートする事例は珍しくないものの、当の原口にとって、本当にウイングバックで良いのかという部分もあるのだが、それはそれとして、あまり選手を弄り過ぎると雁字搦めになったり器用貧乏に終わる危険もあるから、それを考えると原口の扱いは本当に難しい。
一番頭を悩ませているのはミシャと他でもない原口本人なんだろうけど、自分がミシャや原口の立場になって考えても、やはり頭が痛い。では使わないという非情手段もあるにはあるのだが、だからといって簡単に構想外にして許される選手ではない訳で、・・・んー、困ったな。

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2年前の天皇杯で「ウ~」の応援で我々を虜にしてくれた宮崎産業経営大学との先日のトレーニングマッチでは、レッズがJ1の貫禄により4-0で快勝。しかしこれはあくまで大学生相手によるもの。
今日は大分が相手。昨季までJ2とはいえ、今季からJ1へ復帰する大分だけに、同じ土俵のチームと早くもトレーニングマッチを組めたのは貴重。

浦和レッズ大分トリニータ
~宮崎県総合運動公園内ラグビー場・サッカー場

1試合目 浦和2-2大分
GK山岸/DF那須、暢久、野田/MF岡本、野崎、小島、永田拓、矢島、長澤/FW阪野
開始3分でいきなりの失点。試合に入りきらない内にアッサリ失点するところに加えて2点ビハインドを許すところは相変わらずで、まあレッズらしいといえばレッズらしいのだが、また今年もそれでは困ると思ったものの、そのDFラインを統率するのが中央の暢久。ま・・・仕方がない。右ストッパーに那須が入っていたようだが、彼については連携面でこれからの話だろうけど、こっちの組に那須を持って来ているのは、ミシャの中で那須はどういう位置づけなのだろう。
練習参加中の長澤がゴールを決めたのは、彼にもレッズにも良いイメージを印象付けるに好材料。1本目は大分が主力組でレッズが控え組中心だけに、この時期を考慮しても妥当な結果とは言えるものの、同点に追いつけたのは良い感じ。ちなみに前回の宮崎産経大戦に途中出場から2得点だったルーキー阪野に今回も期待したが、最初の得点は野田らしい。まあこれはこれで、良いけど。

2試合目 浦和3-1大分
GK加藤/DF坪井、永田、槙野/MF梅崎(HT→森脇)、啓太、阿部、宇賀神(HT→関口)、マルシオ、柏木/FW原口(HT→興梠)
スタメンは新加入選手を除く去年のベストメンバー構成。こちらも前半終了間際に失点している。どうも失点癖が続いているのが良くない。但し試合はレッズが支配していたようで、それでも前半は得点には至らず。これは大分が守りを固めていたためか、それともレッズの決定力不足かは不明。それに原口1トップは相変わらずきついのかな。でも興梠が加入した今季は、原口はここで上手くアピールしないと後々不味い事になる。しかも大分は1試合目とはうって変わっての控え組らしいというのに。うーむ・・・
しかし森脇、関口、興梠が出た後半からエンジンがかかったようで、その興梠が同点ゴールをあげたとか。興梠はレッズ”移籍後”初ゴールおめでとう。その後にマルシオ2得点。やはり外国人の力は偉大だ。ちなみに終盤にPKを得たが、槙野で失敗したらしい。

主力組が勝利した結果だが、ひとつ納得が行かないのが、繰り返すけど1試合目は大分が主力組でレッズが控え組、2試合目はその逆だったらしいという事。だったらレッズも最初から主力組を当てた方が良かったと思うど、この辺が勿体なかったと思う。

まだ始まったばかりの時期にJ1とのトレーニングマッチは、本当の意味で”練習”試合の意味合いが強いので、ここからでは差ほど参考にはならないものの、2試合目の後半に新加入の3人が入ってからの勝利が意味するものは大きいと思う。
これは良い意味で、これまで主力だった選手に絶対的な刺激になるはずで、その中でも特に坪井と永田と原口は、とにかくこのキャンプで正念場が続く選手と言っても過言ではない。とにかく気持ちを切らさないで、開幕まで主力組として死に物狂いで生き残るしかない。

天皇杯 4回戦
浦和レッズ0-2横浜F・マリノス
~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

121215vsYOKOHAMA.FM.jpgおい!どういう事だ。去年に引き続き、今年も熊谷でシーズン終了って・・・何なんだよ熊谷。レッズにとって鬼門なのか?
別に熊谷が悪い訳ではないんだろうけど、でもなぁ・・・
唯一の救いは、去年と比べてあまり寒くなかった事くらいか。予報が外れてくれて雨も降らなかったし。去年の教訓から、バッチリ防寒対策を施して臨んだという事もあっただろうけど、でも拍子抜けするくらいにたいして寒くはなかった。
だが、肝心の試合が実にお寒い事態に・・・

ミシャが腰の治療帰国中によって、堀が監督代行として指揮を執ったレッズ。堀にとってもマリノスは、去年J1初采配で初勝利を飾った、実に縁起の良い相手のはずだったんだけどな。
勢いがあったのは序盤だけで、マリノスに攻勢を許すと、あっと言う間に個人技での突破を許し・・・お粗末な失点。
こちらの攻撃も、良くない時バージョンのパスサッカー。連携も欠いて、ゴール前ではONOばりのダイレクトパスを連発。
いや、あのね、ああいうパスが上手いのは日本人でもONOくらいで、そういうパスが似合わない選手がやっても、意図したパスではなく、あわよくばのパスにしか見えないんだけど。案の定、まったく成功しなかったし。あのパスは、練習とか経験とかじゃなくて、感性のものだからさ・・・

しかし、ここ最近は1試合事に良い試合と悪い試合を交互にやって来た感じ。それだけ不安定なサッカーをやっている証拠でもあるんだけど、それでもこの法則から行けば、元日決勝で優勝のはずだったんだけどな。
だいたい、これで来週に名古屋へ行く予定が、全てオジャンになっちまったじゃないか!師走に味わう魅惑のスガキヤツアーも消滅しただろ!どうしてくれるんだ!!

んー、今季最後の試合になってしまった事だし、これ以上の愚痴はやめとこう。
でも、達也を元日まで、レッズの選手で居させてあげたかったな。それだけが心残りだ。早過ぎる別れになってしまったよ。

ハァ、今年は去年の教訓を生かして、熊谷駅からスタジアムまでは往復徒歩だったから、足が棒のようになってしまった。疲れた。
行きの熊谷駅の立ち喰い屋で、マリノスをカモる意味で、鴨南蛮を喰ったのに、逆にこっちがカモられるハメになろうとは。とは後付で、鴨南蛮が390円と激安だったから喰っただけだけど。しかしマルキーニョスやドゥトラや齋藤学を欠いたマリノスに負けるとはなぁ。あっちはオール国産でも慣れているチームだから、決して侮れないとは思っていたけど、それでもなぁ・・・

いかん、また愚痴っぽくなってきた。もうやめとこう。
そういや、槙野のチャントが出たな。
今回は疲れたからこの辺で。
沖縄土産にもらった泡盛でザ・ヤケ酒して、頭を整理しよう。

とりあえず、皆さん天皇杯もお疲れ様でした。
今季総括はまた後日。

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天皇杯4回戦 浦和0-2横浜マ
得点/28分・兵藤(横マ)、48分・狩野(横マ)
主審=佐藤 隆治
観衆:12,634人


J1リーグ第34節
浦和レッズ2-0名古屋グランパス
~埼玉スタジアム2002

終電ギリギリの午前様帰宅の挙げ句、またもパソコンのスイッチを入れた瞬間に寝ていた・・・

121201vsNAGOYA.jpg終わり良ければ全て良し、という訳ではないにしても、06年以来勝てていなかった最終節で、ようやく勝利出来た事は、いよいよレッズの全てが変わり出したと捉えて良いのだろうか。
今季のリーグ戦を振り返ると、まだどの姿が真のレッズなのかは測りかねるものの、最終節でここまで完璧な試合内容を披露するあたりは、もう一時期の低迷に喘いだレッズではないとも受け取れる、いや、受け取りたい、そんな内容だった。

その勝利の先に待っていたご褒美か、それとも奇跡なのかはわからない。ただひとつ言える事は、ここまで頑張った成果なのだという事だけは、胸を張って言って良いと思う。
土壇場でひっくり返った順位。他力本願だろうが何だろうが、それが順位というものだし、運もあったし、それを引っくるめての勝負事だ。それに泣かされた時もあれば、それで歓喜した時だってある。
勝負事は非情だし、ドラマだ。それは上位だけではなく、違う所ではまた違った歓喜と悪夢があった。もはや望み薄だった17位が、16位と15位の敗戦によって、残留を決めたドラマもあった。そして涙も怒りもあっただろう。それぞれがそれぞれの場所で、ドラマを経験した事だろう。

もはや手の届かないかもしれない状況に陥りながら、最後の最後で手に入れたACL出場権。
こんなドラマもあって良いし、最後の最後で、勝利の女神もサッカーの神様も、やっとレッズの味方をしてくれたのかもしれない。

自ら残留宣言の雄叫びをあげた槙野の姿があった。
たった1年でチームを去る身でありながら、実に潔い態度のポポの姿があった。
そして・・・
達也の涙で、自分も、もう言葉にならない。しかし12年間のレッズでの達也が凝縮された涙だったし、別れは辛いが、でも、言葉は少し変だが、こんな別れ方も良いな、と感じた。これが選手とサポーターの、ある意味での幸せな別れ方でもあるのかなと感じた。そして、出来ることであれば、今まで不幸な形でレッズを去って行ったあの選手もこの選手もどの監督も、本来であれば今回のように、最後だけは幸せな関係で送り出したかった。そう感じた達也の涙だった。

色々と内容の濃い最終節になった。もちろんまだ天皇杯が残っているから今季の戦いは終わっていない。
しかし、いよいよこの手に取り戻したACL出場権が、これからのレッズであるという事実を得た。
思えば、長い苦難の時間を過ごした。その間に失ったものも多かったし、だからこそ感慨深いものになっているのかもしれないが、ひとつ言える事は、そういう苦難の時間も、決して無駄ではなかったという事だ。悩んで苦しんで、紆余曲折を経てこそ得られるものがある。それをレッズが証明したと思う。そして・・・”あの時”から止まっていた時間が、再び動き出したという事だ。その時計の針を何処まで動かせられるか、進められるかが、これからのレッズであろう。

ひとつの歴史が終わって、いよいよ、ここから新しいレッズが始まるのだ。堂々と胸を張ってアジアへ飛びだして行こう。

121201vsNAGOYA2.jpgという事で、毎年恒例の浦和での大反省会は、5年振りのザ・美酒で締め括られた!!めでたしめでたし。

あんな話、こんな話、ちょっと落っこちたガンバも酒の肴にしてしまったが、まあそれがサッカーだし、ぶっちゃけガンバがJ2に落ちた事実も、まだ信じられない感じ。いやはや、Jリーグも色々と変わって行くものなんだと、しみじみ感じた夜だった。

そんな訳で、今季リーグ戦、皆さん大変お疲れ様でした。
そして天皇杯、頑張りましょう。

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J1リーグ第34節 浦和2-0名古屋
得点/23分・柏木(浦)、59分・槙野(浦)
主審=村上 伸次
観衆:51,879人


J1リーグ第33節
サガン鳥栖3-1浦和レッズ
~ベストアメニティスタジアム

やっとこさ鳥栖から帰ってきた・・・贅沢新幹線で・・・
行きは高速バス15時間で、もはや腰と尻がウルトラアウチである。
とにかく疲れた。負けたから疲れた。

8a3f712f.jpegここのスタジアムは駅前にあるのは最高の立地だが、帰りに居酒屋行く前に先にチェックインしようと、電車賃ケチって田代(隣の駅)のホテルまで歩いたら、自分は方向音痴だし、仲間ものほほんとしているから、んなもんだから道を間違えて、遠回りになって倍も歩くはめになった。
だいたいだな、鹿児島本線の線路沿い側道を1本、博多方面に歩けば絶対に迷わないはずなのに、それなのに、何故に線路から遠ざかるような道を歩いていたんだ?わけわからん。・・・自分で情けなくなってきた。

情けなくなってきたというのは試合もそうで・・・

6b9bd1f4.jpegお約束のように”はなわ”が登場し、超熱狂ライブ炸裂でスタジアムの雰囲気が盛り下がるのであった。
この人ね、前に埼玉を馬鹿にした歌作ったから、自分は嫌いなの。佐賀は嫌いじゃないけど。






試合は簡単です。鳥栖のシンプルかつハードワークに完全に圧倒された。それだけ。
レッズは広島戦同様に、要所ではそれなりに速く、そしてある程度の柔軟性を持った攻めは出来ていたし、積極的にシュートを撃っていたし、アグレッシヴさがあったからこそゴール前でもファールを貰えていたし、チャンスは作れていたし、でも、もっとガツガツ行っても良かったかな。途中出場の達也が、いぶし銀の上手い楔を入れた場面とか、あれで決まっていたら盛り上がっただろうし、最後はがら空きのゴールなのに、何でそこに居るのよ?ってな敵DFに当たって入らなかったシュートもあったな。運も無かった。

でも、それでも、いつものレッズである。広島戦での姿と、川崎戦や今回鳥栖戦での姿。どっちが本当のレッズ?・・・どっちもレッズである。槙野も居ない。永田も居ない。そんな中で急造3バックでやっているのだから、綻びが出る時は一瞬である。広島戦で完封したからといって、川崎戦を思い出してもらえれば一目瞭然なんだけど、ようするに、安定感がゼロに近いのが今の守備なのだから、ある意味こうなる事は、予想出来ていた部分は、ある。
水輝は、これが水輝なのだろう。戦犯扱いはしたくないが、敗因の何十パーセントは、水輝である。前が開いているのに平川に出さないし、ボール持った時のファーストチョイスが、阿部か暢久へのパス。まさかそれでお得意の”組み立て”と勘違いしてしまっていたのかはわからないが。しかし、それよりも守備面で本当に良くない。ミスって敵にボールは渡すし、カウンター喰らうと絶対に追いつけないし、2失点目の不用意な弱いクリアも・・・なんだか観ていて痛々しかった。天皇杯でもそうだったけど、今回もこれでは・・・厳しい。本当に厳しい。どうしたら良いんだ、水輝よ。

83a058c1.jpegでも、それでもレッズの敗因は、鳥栖のハードワークなのである。
素直に、鳥栖は強い。J1一年目で上位争いに絡んでいるだけの事はある。明確に、ハードワークという武器を持っている鳥栖。タレントを揃えていなくても、限られた予算の中で戦っていても、体力が、ハードワークが、タレント集団の戦術を凌駕したのだろう。縦ポンだろうが、何だろうが、勝った方が強いサッカーなのだ。
でも、レッズだって上位争いに絡んでいるじゃないか、と思うものの、なぜ絡んでいるのか明確な要因が見出せないまま、ここまで来てしまった感がある。そのような不安定なサッカーをしていると・・・鳥栖に順位をひっくり返されるのである。嗚呼5位転落・・・。

69152763.jpegえーい、堅っ苦しい試合の話なんてヤメじゃ。
それでも意地でも敵地で酒を飲むという鉄の掟を守る。意地でも守る。
そんな事を守っていて何の得があるのかは知らんが、とにかく酒を飲む。

←鳥栖、この見事なまでの寂れた感がたまらない。
一応ここ裏路地飲屋街、夕方6時なのに、既にこの状況・・・
お~い、開いている店は無いのか~



c24559f1.jpegとは大袈裟だが、鳥栖なので鳥と無理矢理こじつけての焼鳥屋で、出たよ、またザ・ヤケ酒。
今年は長距離遠征となるとザ・ヤケ酒ばかりじゃないか!あ、今年に限らずか・・・

もはや負けたヤケクソで、どう見ても鳥栖サポばかりの焼鳥屋に突入し、入店と同時に店内テレビで今日の試合のハイライトが映るという超バットタイミングで派手に自爆し、早速アウェーの洗礼を受ける。ハイライト映像に大歓声の鳥栖サポ。ハイライト映像に絶叫悲鳴の自分達。
そして夜も更けて行き、そこで酔っ払いながら、鳥栖サポ集団と熱く語り合うのであった。
語り合いまくって、何を語ったのか忘れたが(おいおい)、麦焼酎のお湯割りをこぼしたのは覚えている(笑)
最初はリスペクトしているはずだったのだが、何故か途中から「埼玉じゃ負けねーぞ!」とか「来年はぶっ潰す!」とか、とんでもねー事を口走っていたような記憶もあるのだが、まあそれはそれとして、最後は真面目にこちらのリベンジを誓いつつ、全員と固い握手をして別れたのであった。

鳥栖は、良い所だ。レッズが負けなかったら、もっと良い所だ。

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J1リーグ第33節 鳥栖3-1浦和
得点/45分・豊田(鳥)、 58分・梅崎(浦)、63分・野田(鳥)、78分・豊田(鳥)
主審=吉田 寿光
観衆:22,116人


J1リーグ第32節
浦和レッズ2-0サンフレッチェ広島
~埼玉スタジアム2002

121117vsHIROSHIMA.jpgそうかと思えば、首位には2-0という素晴らしい完封試合で勝つのである。
これが残留争い真っ直中のガンバに5失点したり、最短降格決定済みの札幌に完封負けしたり、川崎に僅か12分間でハットトリックを許した同じチームなのであろうか?
・・・でも事実、同じチームなんだから、今季のレッズは不思議なチームである。
本来なら、この広島との大一番が、優勝を賭けた一大決戦になるはずであった。それだけに、あの試合に勝っていれば、あの試合に負けていなかったら、正直そんな事も脳裏に過ぎったのも事実ではあったが、しかしそれはそれ、これはこれ。先ずは調子に乗っている首位・広島を、4万以上の大観衆の中で返り討ちにした一大勝利を喜ぼう。

不思議な試合だったと思う。得点王をひた走る佐藤寿人を擁して絶好調かと思われた広島だったが、蓋を開けてみれば淡泊な攻撃に終始し、ヒヤッとする場面はあるにはあったが、全体的にはあまり怖さが無かった。勿論ピンチはあったが、大ピンチは2度加藤がスーパーセーブで弾いた場面と、高萩が後は押し込むだけシュートをアウトにかけてしまい、上に噴かして外してくれた場面。これ位であっただろうか。

レッズが前向きな攻撃が出来ていたからだと思う。いつもの悪い癖、すぐ最終ラインに戻しては攻撃の糸口が掴めなくなってしまう病が、この試合では限りなく少なかった。永田のお株を奪うような暢久のドンピシャのロングフィードが効いていたし、バックパスが少ないという事は、縦に素早い攻撃が出来ているという意味でもあり、開幕前の練習試合で散々繰り返された本来ミシャサッカーの目指すところの、敵陣に入れば後ろを向かず、鋭いパス捌きとショートカウンターから素早くゴールに迫る形、つまり梅崎の先制点に繋がる流れこそ、それであった訳だ。
もうひとつ、良いか悪いかの議論は別として、どの選手にも個人突破の動きが頻繁に見られた事。これは、いつもゴールエリア外側でパス回しに固執して機を逸してしまう病とは実に対照的で、これまでのミシャサッカーではあまり見られていなかった姿である。これはミシャがそういうプレーを解禁したのか、はたまた選手が発奮した故なのかはわからない。が、やはりそういうプレーが無ければ絶好の位置でフリーキックを得られないし、ビッグチャンスはなかなか生まれないのである。それを今日の試合でまざまざと証明したのではないだろうか。
ようするに、パスサッカーであろうと何サッカーであろうと、組織を念頭に置きながらも、それでも勝負を仕掛けるに絶好な時は、エゴでも何でも良いから個人の力を前面に押し出して、ガムシャラにゴールを目指す姿勢を見せる、そして同じパスでも緩急付ける事で試合の流れを引き寄せ、そこから好機が構築されて行くのである。そういう柔軟なサッカーが出来るようになれば、毎試合とはいかないまでも、その頻度が多くなってくれれば自ずと・・・

なんて偉そうに書いているけど、今回そういう内容で勝てたからこそなんだが。
今回一番頑張った選手、そんなご褒美とも言える啓太の追加点は面白かった。あの位置に啓太がヒョコッと居るのも不思議ではあるんだが、前がポカッと開いた途端に、啓太も、そして広島DF陣も一瞬動きが止まり「あ、あれ?い、行くよ?いいの?」と言ったかどうかは知らんが、それが微妙なフェイントに作用して不思議な”間”が生まれ、そんな感じで啓太が再び動き出した時には、肩透かしを喰らったかのような形になった千葉は身体が固くなり、啓太を止められず倒れ、そして啓太は思いっきり右足を振り抜いた。・・・啓太ってたまにあそこに顔を出すんだけど、そうすると決まってゴールを決める。そう、一昨年の等々力でも、去年のホーム福岡戦でも、そして今回も。不思議なゴール嗅覚を持っているのかもしれない。
野田のヘディングも打点が高い。今季消化試合となったナビスコ広島戦で、凄い豪快なヘッドでゴールを決めているが、位置は違えど、またも豪快なヘッドを連発した野田だけに、広島戦とは妙な縁になってしまった感がある。
そして梅崎は、何度も言うけどシャドーが一番活きる。欠場の柏木には悪いが、やはり自分はあの位置に梅崎を固定したいのだ。そこで結果を出し続けている以上、自分が監督だったら、そうせざるを得ないんだが。

坪井にしても槙野(次節出場停止だけど)にしても原口にしても、誰にしても今回は見応えのある内容だった。
ホームで、そういう試合が堪能できて、そして勝利して、3位キープで、ホームで久々に勝てた。本当に良かった。楽しかった。
いや、違うな、勝ったからこそ楽しいんだろうな。そういうこと。

赤き血のイレブン1で始まった今回のサポート。思えば赤き血のイレブン1のお披露目は、レッズが世界と戦い始めた2007年、ビッグアーチで広島から勝利したあの試合だった。あの時に柏木と槙野は敵として対峙していた。それを率いていたのはミシャだった。あれから両チームとも紆余曲折があったが、そんな柏木と槙野は今、レッズのユニフォームを着ている。それを率いるのはミシャ。そして再びレッズは、アジアへ飛び出すチャンスを掴もうとしている。これだけは、意地でも他に譲ってはいけない。

おまけ
121117vsHIROSHIMA2.jpg味千ラーメンは600円と安いけど脂っこくて最近受け付けなくなって来たし、駒場ラーメンは無駄にでかいチャーシューバージョンになって800円に値上げしてから買わなくなったし、で、その中間を行く700円の「玉スタラーメン」が自分の口に合っている事が判明した一杯。




121117vsHIROSHIMA3.jpgそして誰も買っている所を見なかった新発売のビールジョッキ
しかし、飲兵衛の悲しい性か、こういうのを発売されると、買わざるを得なくなるのである。
お約束のように買ってしまったが、これまで買ったレッズグッズの中では、無駄に高く一番無意味な買い物をしてしまったような気がする・・・ってかもうちょと貫禄あるデザインにしてほしかった。







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J1リーグ第32節 浦和2-0広島
得点/41分・梅崎(浦)、 61分・啓太(浦)
主審=扇谷 健司
観衆:41,296人


ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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うえ
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男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
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