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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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今年も終わろうとしている瀬戸際になって、生え抜き選手の乱雑な放出のオンパレード。もちろんプロであるから活躍出来なかった選手が放出されるのは仕方がない。しかしそれにしても、師走のやっつけ仕事のようなクラブ側の雑な発表の仕方。大変気分が悪くなるというか、怒りを覚えてしまう。ここ数年のクラブは選手への愛情が希薄なのではと感じていたが、それにしても今年は特に酷い。一体生え抜き選手を何だと思っているのかと。
片や水輝と同じく今回もレンタル先で活躍出来なかった小島が再び復帰という。育成にしても補強にしても、全く持って計画性が今回もゼロ。このクラブとチームは、一体何処へ向かおうとしているのか。
そんな中でクラブにとって、そしてファン・サポーターにとって、最も手放したくない選手の放出が決まってしまった。

ついに正式発表されてしまった山田直輝のレンタル放出。尤も今回こそはさすがに放出が避けられないと思っていたから今更ショック感は無いし、個人的には直輝の放出は遅過ぎたとも思っている。レンタルで出すならば昨季オフ、それが叶わずとも今夏には出しておくべきと考えていた。理由は至極単純で、昨季開幕前の選手層を見た時点で、既に直輝に入り込む余地が薄いと思われていたから。それでも前半戦で結果を出していれば好転したはずが、それも全く及ばなかった。夏には既にミシャから構想外の扱いを受けていた。そもそも昨年オフもそうだったし、夏にも他クラブからレンタル獲得のオファーは有った。それでも直輝はレッズに留まり続けた。

全ては”6番”を継いだ事が足枷になっていたとも考えられる。直輝が自ら志願して、引退した山田暢久の番号を継ぐ形で6番を勝ち取った。クラブも本人の気持ちを尊重して、6番継承を許可してチームに残留させた。こうして直輝は1シーズン通してレッズで勝負するという、並々ならぬ覚悟のもと再起を図った。こういう選手を簡単に放出しない、出来ないのが、レッズというクラブの善し悪しなのである。

今季6番を継いでいなかったらどうなっていたかはわからないが、クラブにとってユース黄金世代の生え抜きでありA代表キャップも持つ人気選手である直輝は、当然だが手放したくない選手の上位であっただろう。
そもそも”6番”直輝は、9番原口と並んで、ユース黄金世代の生え抜きがレジェンド番号を新たに背負うという、2014年シーズンの大きな目玉だった。ところがその目玉のひとつである9番原口は、僅か数ヶ月でドイツへ移籍してしまった。こうなると残された片方の目玉まで半年で放出する訳にはいかない。人気選手である直輝まで簡単に放出してしまったら、ファン・サポーターからの反発は目に見えている。ますますの観客減に繋がってしまう。クラブもそう考えて放出を渋っていたはずである。
しかし夏を過ぎる頃には、クラブも監督の構想外となっていた直輝の状況を鑑みて、来季に向けてレンタル移籍を容認し、ついに今回の放出に繋がったようだ。

ユース黄金世代の生え抜きとして華々しくデビューした直輝は、新人時代からフィンケの申し子とまで言われて活躍し、19歳にしてA代表デビューまで果たした。まさにユース出身の鏡。向こう10年のレッズを担う逸材として、春風満帆なサッカー人生を歩んで行くはずだった。大怪我と長期離脱を繰り返さなければ。
いざとなると受け身さえ取れなくなる激しいプレースタイルが災いし、それが大怪我を呼ぶようになる。復帰後にゼリコ・ペトロヴィッチに危険なプレースタイルを指摘され矯正された直輝は、その甲斐あって一旦はレギュラーに返り咲いたが、ミシャ体制になるとそれを忘れてしまったかのように昔のプレースタイルに逆戻り。再び大怪我に見舞われ、その後は長期離脱を繰り返す選手として、すっかり第一戦から消えてしまった。

直輝はポテンシャルは一級品と言われる。このポテンシャルを糧にレッズで支えられて来たと言っても過言ではない。成績が伴わなくても、ベンチにすら入らなくなっても、サポーターの期待度だけは常に第一戦だった。いつも辛口のレッズサポーターは、直輝だけには甘いと指摘を受けていた事も事実だった。
即ちこれが、直輝がレッズで燻り続ける甘えに繋がってしまったのかもしれない。サポーターも、他の選手へ注ぐ評価と同様に、もっと厳しい目で直輝を見ていたら、もう少し早い段階で直輝を外に出して修行を積ませる事が出来たかもしれない。

今回クラブは直輝と契約を延長した上でのレンタル放出という。ただ個人的に、これも甘い処置なのではないかと思う。期待を裏切り続けて尚かつ6番という偉大な番号を自ら希望して1年に賭けた以上、直輝とて勝負のシーズンとして覚悟していたはず。この期に及んでそれが叶わなかった選手に、再び帰る場所を与えてしまうようなクラブでは、本当はプロとして不味いと思う。
クラブに真の親心があるのだったら、この期に及んで手の内に残さず、今こそ”子離れ”するべき時だと思った。ケジメをつける時だと思った。そして再び直輝を欲する時に、それを評価して買い戻す覚悟を持つクラブであってほしかった。そうでなければ選手に甘えが生まれて、その選手がレッズに復帰したとしても、再び成功しないまま消えて行く歴史を繰り返してしまうだろう。
確固たる育成プランを持ち合わせていないレッズのようなクラブでは、尚更安易に選手と契約延長してまでレンタル修業に出すべきではないと思っている。
今はただ、直輝がそういうクラブの犠牲にならない事を切に願うだけだ。


という事で、何だかお茶を濁すような記事になってしまいましたが、少し早いですが当ブログはこの記事をもって(余程の事がない限り)今年の書き納めとなります。
今年も皆様には当ブログをお読みいただき、そして沢山のコメントもいただき、本当にありがとうございました。
レッズサポーターとしては夢あと一歩の最後の最後で、一転して大きな悔しさを味わう年になってしまいましたが、年が変わればそれも過去の事として、新たなシーズンへ向けて切り替えて行かなければいけないと思っています。

改めて今年もありがとうございました。また来年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
皆様、良い年をお迎えください。
それでは。



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待望の外国人補強第1弾!・・・がやっぱりズラタンになった。
◆ズラタン選手 完全移籍加入のお知らせ(レッズオフィシャル)
どうせズラタンを連れて来るなら、大宮のズラタンではなくて、イブラヒモビッチの方のズラタンにしてくれよ!・・・という有り得ない馬鹿話は右に置いておいて、ズラタンってリュビヤンキッチっていうのか。ミネラルウォーターみたいな、いやまたすげー尖った鋭そうな名前だな。
この選手、大宮時代からミシャが欲しがりそうな選手だなとは思っていたけど、その通りに獲りに行った感じ。派手さは無くチームプレーが出来る。狙いは右にも左にもここだろう。得点力には期待していないと思う。FW登録だけど過去の成績を見ても、決してゴールを量産するような選手ではない事が明らかで、もともと1トップで十二分に計算が出来る興梠が居る以上、ズラタンは柏木と並べて1.25列目や1.5列目でチャンスメイクさせる目的だろう。でもシュートを撃たせると、結構高い精度でゴールを捉えられる印象もあるし、胸板が厚そうだからミシャレッズに大きく欠けているパワフルな部分にも期待したいけど。まあ時と場合によって興梠とズラタンの位置を入れ替えるのも面白いとは思う。

東欧のスロベニアという実に地味な小国なれど、そこの現役代表でありJリーグで実績がある選手を獲ったのだから、これだけを見たら決して悪い補強ではないと思うんだけど、本来ならレッズの強化部や監督が、自身の力でこういう選手を連れて来ないといけない。
ズラタンに関してはひとつ心配な事。それは怪我が多いという印象。自分の記憶違いなら構わないんだけど、大宮時代にちょこちょこ怪我で離脱を繰り返していたような無かったような・・・。まあそれが取り越し苦労なら良いんだけど。

で・・・武藤と高木を獲った上でズラタン。みーんなFW登録だし同じようなシャドー併用タイプ。こんなに同じような選手ばかり獲って、一体全体どう使い回して行くつもりなのだ?ぶっちゃけ武藤なんて何に期待して獲ったのかが不明なレベルだし、高木に関しても父ちゃんが高木豊で清水ではたまに点を取っていたという以外に特に印象が無い。得点力もズラタンが頭一つ抜きん出ているとはいえ、基本的に点取り屋とは言えない選手ばかりだし。武藤と高木とズラタン3人を合わせた昨季リーグ戦総得点数は14。・・・3人の年俸や契約金を合わせたら、1人に絞ってもっと凄い選手が獲れるのに!なんて考えてしまうけど、ミシャはそういう選手を絶対に獲らないのはわかっているから諦めるとして、今回行っている補強は、出て行く選手が多くて薄くなった選手層をACLに備えて補充するのが目的なのは明らか。
攻撃ばかりの選手ではなくて、左サイド用に橋本を獲ったのも、ACLを考慮して疲労が激しくなるサイドプレーヤーを充実させるため。この橋本はいざとなればストッパーも可能だし。ちなみにこの橋本という選手、何だかやたらガタイの良い選手が左サイドでドッタンバッタンやっていた印象。

さて”穴埋め”はいい加減にこの辺でお腹一杯だ。この上で石原とか来てしまったらどうしようという話にもなってしまうが、もうこの辺はどうでも良いというか半ば投げ遣り感もあるが、それよりも大事なのはズラタン以外に外国人補強があるか否かという点。これがあるか否かで、来季の戦力も、そして何より充実感と気構えが全然違って来る。
ただいつもここから期待しては、結局は補強終了になっているのがミシャレッズ。だから変に期待しない方が良いのはわかっているけど、ミシャの偏った選手選びと、それに言いなりになっている山道部長以下強化部の体たらくぶりに、それで今季も優勝を逃した以上、下手したら暴動が起きるかもしれないレベルまで多くのサポーターの不満と怒りは頂点に達している。いい加減に今年こそもっと外国人枠を埋めてもらわないと、それをしないままで来季も同じ轍を踏んだ場合、どういう惨状が待っているかは火を見るよりも明らかである。そうならないために、強化部よ、自分から動け!海外へ飛べ!!それが出来ないのならば代理人捕まえてリストアップしろ!!!

なんていくら強化部が動いても、どうせミシャの一言で終わるのだろう。
「私はそういう選手を望まない」



天皇杯のガンバと山形の勝敗次第で、来季のACLのグループ振り分けが変わる次第だったレッズ。もし山形が優勝ならば、2年前に苦しめられた金満チーム広州恒大や、昨季ACL王者であり元レッズのスピラも所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズと同組のグループH、つまり死のグループに振り分けられるところだったが、予想通りガンバが優勝してしまったため、レッズはそれよりも比較的楽とされるグループGに落ち着いた。逆にスピラに会えなくなってしまったのは残念だけど、レッズ的には”助かった”というしか言いようがない。

では早速、その対戦相手を見て行こうと思うんだけど・・・最初は死のグループから外れて助かったと思っていたけど、グループGの対戦相手も調べた結果、レッズ的には決して楽なグループではないことが判明した・・・。

ブリスベン・ロアーFC(オーストラリア)
ブリスベン、エンブレム ブリスベンは都市そのものは世界的に有名でも、サッカークラブとなると、どんなチームなのか全くもって不明である。Jリーグよりも歴史が浅いAリーグでは、総当たりリーグ戦のレギュラーシーズン上位6チームで争われるトーナメント制のファイナルシーズンに於いて、ここ4シーズンで3度もの優勝タイトルを獲得している。ちなみにファイナルシーズンの優勝タイトルはブリスベンの3度が今のところ最多。つまりこれだけを見ると、現在Aリーグ最強チームは、昨季ACLを制したウェスタン・シドニー・ワンダラーズよりも、このブリスベンという事になってしまう。ただ国内で強くても、アジアでは目立った成績を残していないだけに、井の中の蛙チームと捉える事も出来る。
ところが、これまたどんな選手が居るのかがわからない。以前にF東京と札幌に所属していた元豪州代表DFジェイド・ノースの名前を見付けた。日本では殆ど活躍出来なかったジェイド・ノースが、今季ブリスベンでは中心選手としてリーグ最少失点に貢献したという話だから、この辺がAリーグがJリーグより強いのか弱いのかわからなくなる部分である。ただ技術とスピードではアジアで頭一つ抜きん出ているJリーグに於いて多くのオーストラリア人選手が活躍し難い理由は、体格が良い割に技術とスピードが伴っていないからだと思っている。これは自分がここで昔から繰り返し書いて来た持論である。だからレッズの日本人選手は体格勝負を避けて、技術面を前面に押し出して戦えば勝機はじゅうぶんあるだろうし、逆に相手の体格に呑まれたらジ・エンドだろう。

水原三星ブルーウィングス(韓国)
水原三星、エンブレム 以前レッズで大失敗した高原がレンタル放出されたチームだけど、まあそれは右に置いておいて、このチームはやたらカップ戦に強いチームとして国内外で昔からカップタイトルを量産している印象なのだが、その割にアジア最大タイトルのACLは一度も制していないところに付け込む隙があるかもしれない。何と言ってもレッズは元ACL王者なのだから、なんて今更昔取った杵柄の効力は無くなっているから油断大敵だろうけど。ただレッズがこれまでガチ対戦経験がある韓国チームの城南や全北と比べて、(情報が少ないからかもしれないけど)それほど強い印象を持っていないのも事実である。
とはいえ水原は韓国最大の財閥・サムスンを大親に持ちKリーグ随一の人気を誇るチームだけに、日本最大の財閥である三菱を大親に持ちJリーグ断トツの観客動員数を誇るレッズとしては、ライバル視という意味で敵意剥き出しで向かって行って良い相手となる。今季リーグ戦はともに準優勝だった同士という点も、何やら共通するものがあるし。ただ水原のアジアでの経験値はレッズと比べて雲泥の差で上であり、何よりもレッズと違ってブラジル人を中心にしっかり外国人枠を埋めているチームだから、ここはレッズも同じ手法で対抗しないとストレートには勝てないだろう。どんな理屈っぽい戦術で対抗しても、パワーを持ち合わせていないと勝てないのがアジアと世界の恐ろしさなのである。これらを考えると水原こそがグループ内で最強の敵になると思う。
あ、そういえばこのチーム、去年辺りから人間ブルドーザー鄭大世が所属していたと思ったが、まだ居るの?

最後の1枠は2月に行われるプレーオフ4の勝者となるため、その結果次第。
プレーオフ4 /日程と組み合わせ
2月4日~ ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア) vs ベンガルFC(インド)
2月10日~ バンコク・グラス(タイ) vs ラウンド1勝者
2月17日~ 北京国安(中国) vs ラウンド2勝者
・・・マレーシアかインドのチームが最後まで勝ち上がれは理想だけど、まあ順当に行けばバンコク・グラスがそれを払い除けた上で、北京国安が不動の本命だろう。

ちなみに柏も2月17日にプレーオフとなっているが、それでACL開幕が1週間後の24日という滅茶苦茶ぶり。一体全体AFCの誰がこういうアホ日程を考えているのか顔が見たいが、とにかくプレーオフに出るチームは、ACL開幕一週間前まで本大会に出場出来るか否かがわからないまま、それでも無駄になるかもしれない準備だけは行わなければいけないという理不尽さを迫られる訳。それに影響され引きずられる国内リーグも大変である。だいたいこんなアホな日程を組むから、ACLは罰ゲームだなんて言われるんだよ・・・。

さて、それを踏まえた上で、レッズ自身である。現在次々に選手が放出されては、その代わりとなる選手の獲得が相次いでいる。連日間髪を容れず発表されるため、その都度いちいち選手を1人1人記事にしていてはしつこくなるから、後で纏めて落ち着いて書こうと思うけど、とりあえず武藤と橋本と高木が正式発表され、・・・確かに出すだけ出して薄くなった選手層に穴埋め補充のように選手を集めている意図は理解出来るけど、これACLにキチンと対抗可能な補強かと言えば、全くそうではないところが悲しくなってくる。
まだこれから時間があるからどうなるかは見えないものの、これで外国人も決定的と噂されているズラタン1人だけだったら、本当にどうしようかと心配になって来る。ミシャもフロントもリーグ戦のみならず、ACLに於いても2年前と同じ過ちを繰り返そうとしているのか。
あー、誰か~、アッと驚くような新外国人選手が欲しいよぉ~...



起床したら、坪井の戦力外報道が出ていた。一瞬で眠気が吹き飛んだ。

この時期になると、必ず避けては通れないのものがストーブリーグ。今年のレッズからは、坪井が第一号報道になってしまった。
当然ショックだけど、”やはり”という気持ち。今季、いや昨季からの坪井の扱いを見ていたら、年齢的にも予想はしていた。というか覚悟はしていた。これは仕方がない。悲しいけれど。
3バックによる完全ストッパータイプの坪井は、4バックが主流化したフィンケ体制ではセンターバックに入っていたものの、元々の弱点であった空中戦対応で不安定さを著しく露呈させてしまい、同じく4バックだったゼリコ体制に於いては完全に構想外の扱いだった。ところがミシャ体制に代わり再び3バックが復活すると、水を得た魚のように右ストッパーとしてレギュラーに返り咲く。ところが2年目は同ポジションである森脇の加入により、繋ぐサッカーに不慣れな坪井は再び控えに回される。つまりこの時点で既にミシャの構想からも外されてしまった。そこから2シーズン、かつて黄金期を支えて来た坪井の心境はどうだっただろう。

オフトが就任直後にルーキー坪井の能力に目を付けて、開幕戦からレギュラー抜擢。横浜で見た坪井の守備は衝撃的だった。FWよりも速いレベルの俊足で走り回り、エリア内に侵入した敵を何の躊躇も無く後ろからスライディング。一歩間違えば足を引っかけてPKを喰らっても不思議ではない場面。それを確実にボールだけ弾き出した。あのプレーが、坪井の華々しいプロ人生の行方を決定づけたと言っても過言では無いと思った。
そこからA代表、ワールドカップ出場、ブラジル戦で緊張から両足痙攣という不運に見舞われて途中退場、そんな話も今ではひとつの逸話。
ここまで唯一公式戦得点記録である1ゴールが決勝点となった雨の駒場でのガンバ戦。
エメと接触して大流血しながらも15針縫って戦列復帰し、レッズに初タイトルをもたらしたナビスコ決勝。
国立での井原の引退試合で、最後にその井原を乗せてぎこちなく凱旋カーを運転して、スタンドの女の子から「かわいい」なんて言われていた坪井。井原から後継者を託されていたという。
嗚呼、色々と思い出してしまう。

日本最速DF、そしてDFとしては小柄なところからも、自分はかつて同じく小柄で世界最速DFと言われた”コロンビア代表コルドバ”の姿を坪井に見ていた。勝手に日本のコルドバと呼んでいた。それが坪井だった。

そんな坪井は、まだまだ現役続行を希望しているという話。興味を示すクラブも存在するらしいが。ただ個人的に、功労者である坪井にはレッズに関わり続けていてほしい気持ちがあるが、でもこればかりは・・・。せめて2年前であれば年齢的にも、もう一花咲かせられる状況だったと思うけれど。
どうなるかわからないけれど、今はただただ坪井には”ありがとう”と言いたい。そして坪井に最後にもう一度、優勝を味合わせてあげたい。

・・・それにしても、山根が早々に去り、三上も堀之内も既に引退、今度は坪井がレッズを去る。これでかつてのユニバ5人衆は、ついに平川1人になってしまったな。これも時代か・・・。



3月8日Jリーグ浦和レッズ対サガン鳥栖におけるサポーターによるコンコース入場ゲートでの横断幕掲出について
(中略)
Jリーグからの裁定内容
(1)譴責(始末書をとり、将来を戒める)
(2)無観客試合の開催(入場者のいない試合を開催させる)
※対象試合:Jリーグディビジョン1第4節 浦和レッズ vs 清水エスパルス
2014年3月23日(日)15:00キックオフ (埼玉スタジアム2002) (以上レッズオフィシャル

昨日の記事で、蛇の生殺しだから早く処分を下してほしい旨を書いた翌日に、もう処分が下された。Jリーグの迅速な対応なにより。

無観客試合。

勝ち点剥奪と並んで、ひじょうに厳しい処分である。
これによって発生するクラブの莫大な金銭面の損失と信用の失墜は、単純に一言二言では語れない次元となる。

ここまで事が重大に及んだ以上、責任をクラブだけに押し付けて幕を引く事だけは、絶対に許されないし、もしそのような事で済んでしまったとしたら、それこそ信用問題に発展するし、もはや誰も納得はしないだろう。
即ち直ちに補償問題に移るべきである。
クラブは前回の爆竹事件に於いて、事件によって被った不利益に関して、初めて事件を引き起こした当事者に対する損害賠償請求の可能性に言及した。

・参考までに当時の一文
当事者に対する責任追及の検討:万一、クラブに対して制裁金他損害を及ぼす等の行為があった場合は、対話路線を維持しつつも当事者に対する賠償請求等を行うことも検討いたします。

今回は明らかに「クラブに対して制裁金他損害を及ぼす等の行為」が発生し、それに対してクラブは無観客試合という制裁を受ける事によって、億単位の莫大な損益を被る形となる。
もはや”対話”や入場禁止や活動禁止などという生温い次元の範疇に収まらない事など、誰の目から見ても明らかなのである。
今回の事件で、クラブは極めて厳しい制裁を受ける。ならば事件を引き起こした当事者は、同じく極めて厳しい社会的制裁を受けなければならない。ここに同情の余地など露ほどにも無く、当事者には如何に重大な事件を引き起こしたかを身を以て感じてもらう以外、もはや道は残されていない。出来る事ならば、クラブはその当事者の名前やグループ名も公表し、その上で損害賠償請求に移る事を望む。そしてこれを出来る限りの再発防止策、いや抑止力として今後に繋げてもらいたい。それこそが自浄能力というものだと思う。

話を無観客試合に戻すが、これによって迷惑を被る形となる清水サポーター及び関係者にも大変申し訳ないし、今回の試合に関係する全ての人が、同じく迷惑や不利益、損益を被る形になる。実にやるせない。
迅速な処分を決めたJリーグの姿勢は評価したいが、出来る事ならば、対象の試合はもう少し後のものにして欲しかった。それはクラブの損益を減らしたい意味ではなく、間近の試合になればなるだけ、サポーターの準備やチケットの扱いや関係業者の予定取りなどに関して、多大な影響が出る。クラブ以外で出来るだけその影響を出さないための、そして迷惑を掛けないようにするための、遠い試合にする位の配慮は必要だったと思う。

・・・なんて冷静に書いていればいるだけ、更に怒りがこみ上げてきた。やばい。
もっと言いたい事は山ほどあるが、とにかく今は怒りと無念さで一杯のため、これ以上続けると自分でも何を言い出すかわからないから、今回はここでやめておく。とりあえず言いたい事は最低限言ったつもりで、土曜の広島遠征に無理にでも気持ちを切り替える。

Jリーグ史上、類を見ない厳しい制裁が下された日。自分はこの日の事を絶対に忘れないだろう。

怒怒怒



76得点/28失点・・・!!

昨夜行われた恒例のTalk on Togetherにおいて、ミシャが今季掲げた得点数と失点数の、目標数値である。

関連記事:浦和ミシャ監督、目標は76得点28失点(埼玉新聞)

これに対して自分は、ミシャに予め言っておきたい。「身の程を知れ」と。

リーグトップの66得点という、超攻撃的サッカーに見合った得点力を誇った昨季。その裏で守備を放棄レベルで犠牲にしたからこそ得られた得点力。ここから更に10得点増やしての76得点という目標数値。
守備を放棄レベルで犠牲にした事によって、指揮官自らが「降格してもおかしくない」と言い切る程にその酷さを認めた、56失点という守備の超崩壊劇。ここから何と半分の28失点という数値目標。

ちなみにリーグ連覇を果たした広島の昨季の数値は51得点/29失点=得失点差+22。2位のマリノスでさえ49得点/31失点=得失点差+18。その対極である降格した磐田は40得点/56失点=得失点差-16。
更に付け加えれば、レッズがリーグ優勝した06年は67得点/28失点=得失点差+39。

そして今季ミシャが掲げる76得点/28失点による得失点差は、何と+48!!つまり過去最強と言われる巨大戦力で優勝した06年時をも大幅に上回る仰天数値・・・この目標数値が可能であれば、ハッキリ言って天地がひっくり返ろうが何だろうが、超ぶっちぎりで優勝である。
もちろん目標は公約ではなくて、あくまで目標であるから、何点を目標数値に設定しようが掲げようが自由だし只ではあるが、昨季成績や現状の補強値や戦力を鑑みた場合、余りに現実と懸け離れた数値目標を公言されると、驚きや苦笑も通り越して滑稽に思えてしまう。
ここまで大風呂敷を広げておきながら、もし最終的な成績が、不幸にもその目標数値から大幅に懸け離れてしまった場合、またも当初の目標数値と比べての、滑稽さが露わになるのである。恥をかく事になるのである。それは3冠を掲げながら、ひとつのタイトルも獲れなかった昨季を見ても明らかなのだ。

それなのに、何を持ってして、どんな根拠が有って、こんな滅茶苦茶な目標数値を公言したのか、狐につままれたようで、全く持って理解に苦しむ異常事態である。仮にミシャが余程の自信過剰だったとしても、現実を鑑みればここまで極端な数値を掲げるには至らないと思うが、それをいとも簡単に公言してしまうミシャとは、果たして何者なのであろうか。ますますこの監督が、わからなくなってしまった。そしてもっと身の程を弁えてほしいと切に思う。

とにかく自分はこのミシャの目標数値を、通訳が聞き間違えたか、ギャグか皮肉か冗談と捉えておく事にする。そうしないと、余りにお馬鹿な数値目標で、怒りさえ覚えるようになってしまう。

自分は以前の記事でも書いた通り、今の戦力で攻撃と守備の二兎を追うような都合の良いサッカーは現実的ではないと思っているから、守備に力を入れる以上は、昨季の得点数は下回っても仕方がないと思っている。その代わりに、大崩壊した酷い守備を改善させるのだ。

50得点/40失点=得失点差+10。今のレッズの先ず最低限かつ現実的な数値は、これくらいが精一杯であろう。それを踏まえた上での目標数値としては、55得点/35失点=得失点差+20くらいまで持って来なければ、優勝は厳しいと思う。
その上で本当に76得点/28失点=得失点差+48を達成したら、最終節が終わった後の恒例の反省会で自分の土下座写真を載せるとともに、来季のユニがどんなにダサかろうが、また新たに購入する事を公約しようじゃないか。

えらい事を口走ってしまった・・・。



ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第14節 浦和3-0京都 得点/42分・安居(浦)、55分・凌磨(浦)、77分・サンタナ(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第15節 磐田-浦和(エコパスタジアム=5月19日14:00キックオフ)


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うえ
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男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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