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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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◆西野 努テクニカルダイレクター退任のお知らせ(レッズオフィシャル)

あーあーあー、「浦和を背負う責任」が本当にシーズン途中に退任しやがった。それもシーズン入ってこれからもっと大切になるこんな時期に、今季の指導体制及び選手体制を作ったテクニカルダイレクターという大責任者が、普通ならば考えられない有り得ない時期に、平然と退任しやがった。

責任放棄
シティグループからの引き抜きでマリノスのフロント入りするとは前々から報道されているけどさ、シーズン途中の監督や選手の引き抜きは珍しくない世界だが、シーズン途中の強化責任者の引き抜きとなると、まあ前例があるか無いかは知らんが、世界的に見ても珍しいのは確かだから、つまり今回の退任人事が、如何に異常事態であるかは明白であろう。

但し誰にせよ引き抜きという行為自体は、プロの世界に於いて普通によくある話だから、それが強化責任者だったにせよ、今更そこを突っ込む気はないというか、時間の無駄だからやめておくが、個人的に思うに、何でこんな中途半端な時期に?という疑問だけが残っただけの話。
あともうこれは皮肉も入るけど、誰かさんのような都落ちするような形で他クラブのフロントに行くよりは、レッズ生え抜きの西野氏が、シティグループという世界的組織から認められたこと自体は、凄いという事にしておく。
ちなみに西野氏の「リーグ制覇を心から願い、信じ」の台詞だが、文頭に「マリノスの」が抜けてるぞ。

まあよくわからん、いつもの中身が見えない不透明人事だから、相変わらずうちのフロントの闇も感じると共に、これでシティグループからの引き抜きではなくて、単なる方針の違いや、または喧嘩別れとか、大金かけてローマから借りて来たソルバッケンが、リハビリだけで終わりそうな事から責任とっての退任だったら、まだ納得が行くんだけど、今のところそんな話は全く聞いていないから、今回に関しては、やはり報道通りなんだろう。
ただ闇人事に関しては、うちよりマリノスの方が遥かにヤバいしシビアだからな。西野氏よ、本当にマリノスフロント入りするならば、その点それなりに覚悟しておけよ。

堀之内がスポーツダイレクターに昇格するのは、長年に渡りフロント内でスカウトや営業など対外要職の豊富な経験を経て強化部入りしていた人物だから、まあ普通の流れであるからして、ここも突っ込む部分ではない。
というか現時点で現チーム体制を把握している強化部の人間から、強化責任者に内部昇格させるとしたら(というか内部紛争だったりして)、もはや堀之内しか居ないというのも事実なのだろうから。というか正式には「レッズを退職してSDに就任」となっているから、まあ内部昇格みたいなものとはいえ、堀之内自体の席はレッズから離れる訳か。つまりSDとは完全なプロ契約にしなければいけないポストって事?それとも覚悟を示す意味で自ら退路を断った?じゃあ下手したらフロントで長年に渡り手塩にかけて育てて来た堀之内という貴重な人材も、下手したら失う可能性があるという事にもなる。ここがよくわからんな。
ちなみに実はスコルジャを見付けて来たのは堀之内だったという話が飛び出して、そこを評価している声も上がってはいるが、ただ一方でそのスコルジャに関しては、家族の事情というスポーツ界の常套句から、僅か1年で訳のわからない逃げられ方をされた事実も、考慮しておかないといけない。

そしてもうひとつ、この重責を共有する人事、即ちテクニカルダイレクターという要職が空席になった訳で、ツッチー&西野氏の二人三脚で始まった「浦和を背負う責任」体制が、今回の西野氏退任劇により、本当の意味で終焉を迎えたにあたり、「浦和を背負う責任」とか、もはや半ネタ化しているキャッチを引き続きやるのかは知らんが、とにかく堀之内の相棒を早く就任させないと。それだけが心配である。

何かよくわからん情報で、テクニカルダイレクターの後任が吉田達磨氏とか出ていたけど、そうなると随分と国内向けに逆戻りしてしまう印象だから、そこはもうひとつの噂通りに、ドイツから某氏を招聘するというのが事実であってほしい。

既に某ドイツ側とのそれとは水面下で進行している情報は出ているから、後はそれが、果たして誰か?という事になる。

かつてリカルドの後任として噂が上がった、アヒム・バイアロルツァーだったら笑ってしまうが、個人的にバイアロルツァーは、監督よりマネージャー向きとは昔から思っているから、ヨーロッパとのパイプを維持させながらテクニカルダイレクターを頼むには、日本ならば贅沢というか悪くはない人事だとは思うけれど。
それにバイアロルツァーは、レッドブルグループの息のかかった人であり、そういう意味ではシティグループを牽制できる。しかもバイアロルツァーの志向するサッカーの起源は、もはやドイツですっかりトレンドとなった、あのラングニック戦術にある。ここは今のレッズのコンセプトに合致するから、ヘグモとの理解度も問題なさそう。
ただ問題がある。バイアロルツァーは去年からレーゲンスブルクのスポーツダイレクターを務めているが、レーゲンスブルクって確か2シーズン前に3部降格しているチームだからな。そうなるとバイアロルツァーも本国ドイツでは、すっかり都落ちした人としてレッテルが付いてしまった可能性も・・・。
あ、だから今夏の契約切れでレーゲンスブルクを辞めて、そんでうちに来るとか?辻褄は合うな。なーんて、バイアロルツァーは自分の妄想ね妄想。

あれ待てよ?仮にバイアロルツァークラスならば、貫禄からしたらSDの堀之内より、上役のポストに就かせなければバランスがおかしくなるな。
TDではなくて、ゼネラルマネージャーとして誰かヨーロッパから招聘するという可能性はあるか?
これでまさか鳥取から岡野を呼んだら大爆笑なんだが、うちのフロントよくやらかすから、冗談ではなく本当にそれをやりそうで怖い。岡野は鳥取で蟹売りの営業を兼務しているくらいならば、レッズのフロント入りしつつ鳥取市場との繋がりは維持して、埼玉で蟹を市場の半値で売り捌けと言いたい。埼スタで蟹飯弁当を売って名物にしようぜ。

まあ妄想族はこれくらいにして、さてさて、本当の後任のテクニカルダイレクターだかゼネラルマネジャーだかは、誰?
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2024年  J1リーグ第8節
柏レイソル1―0浦和レッズ
〜三協フロンテア柏スタジアム

240412アウェー柏戦 今回の日立台ゴール裏、すんげー端っこになったから、渡邊凌磨と前田と大久保はやたら観えるんだが、それがどうしたと言えばどうしたなんだけど、おまけにこっち側の副審の優柔不断なジャッジも丸見えだしで、色々とイライラなポジションになってしまったが、渡邊凌磨がボールボーイからボールを貰う際に、少年にキチンと「ありがとう」って言っていたのがホッコリしたのと、前田が自分にボールを出せと積極的にアピールしまくっていた気迫は良かった。

という、何処を観ているんだ?って話だが、それはともかくとして、この試合のうちのピークは、前半のクロス折り返しヘッドと、誰か忘れたが超宇宙開発の2発だけか?
この決定機はあったものの、まあ前半から見事に真ん中を固められて、上手くサイドに誘導されていて、先ず中央を固められていたのと、うちのインサイドハーフのお2人さん、やっぱり全く機能しないので、こうなると尚更中央から崩そうなんて夢物語も夢物語であり、小泉も敦樹も本当に寝ているんじゃないか?と思ってしまう相変わらずの存在感の無さは、もはや一体全体に何なのか?
グスタフソンなんて、敦樹の覇気の無さに怒ったのか、敦樹と眼が合っても、敦樹にパスを出せるタイミングでも、もはや敦樹を避けるかのように殆ど敦樹にパスを出さなくなってしまったじゃないか。
しかもインサイドハーフは、岩尾が居ないと、こうも更に駄目になってしまうのか?岩尾は今回どうしたんだろう?ベンチにも入らずに堀内を入れていたところからして、岩尾は怪我でなければ体調不良か?
堀内には悪いが、経験が浅い堀内をベンチに入れるならば、武田かパンヤで良いじゃん、と思ってしまったが、いくら小泉と敦樹のインサイドハーフが絶望レベルに陥っているとはいえ、インサイドハーフ用に安居をベンチに入れているから、ボランチ用には堀内だったのだろうけれど。

しかしもはや機能しないインサイドハーフの話を続けていても意味が無いから、ここはヘグモンの心変わりに期待するとしては、話をウイングに移すとだな、松尾は良く抜け出すものの、深いところまで来るとこねくり回しが始まるし、渡邊凌磨に預けるにしても1歩遅いから渡邊凌磨に渡る頃には手詰まりになるし、ならば松尾の時点で速くボールを放り込めって話なんだが、いざ放り込むと中と全然合わないという歯痒さ。前田は強行突破は良いとして、中が前田のアグレッシヴさに付いて行けていない。これもまた歯痒い。

それでも柏は監督がネルシーニョだったら、どこかでポカしてくれちゃっていたんだろうけれど、今年は始めから井原なもんだから、井原は攻撃の引き出しは少ないからサッカーは単純なんだが、守らせるとかなり手堅くやって来るから、単純に中央に蓋をされてサイドに誘導させられて、ボックス内を固められちゃうという、本当にマニュアル通り単純なんだけど、こういう守られ方がうちは一番手詰まりになるという事だけは、恐らくヘグモンより井原の方が、うちを知っている筈である。だから、そうなった。

だから、難しい事をやろうとせず、前節鳥栖戦みたいに思い切り良く直線的なパスで裏抜けでもさせた方が良いと思ったのだが、今回は特に後半は確かに裏抜けは余計に狙っていたのはわかったが、それが直線的ではなくて、ウイングがサイドから流れるパターンが多過ぎて、これをやると中をすぐ固められるのである。
こういうのが通じるのは、守備が不安定かつサイド攻撃に弱いチームである。

・・・あれ?
守備が不安定で??サイド攻撃に弱いチーム???

うちじゃねーか!

だからサイドをボカッと崩されては、相手にエアポケットに走り込まれて、ああもアッサリ蹴り込まてしまうんだ。あのさ、左右の違いはあれど、先週F東戦でサイドから崩されて松木に中央獲られた、あの時と同じようなやられ方をしたのに、全然学習してないやんけ!
しかも同じ木族(そんな一族いるかは知らんが)でも、今度は木下にやられたじゃないか!

あのさー、うちでたった2試合途中出場で見切ってアッサリ水戸に放出した木下に、数年を経てアッサリやられるの、本当に勘弁してくれよ。
そりゃ確かに木下は水戸で活躍して、それが認められて京都でJ1に返り咲き、そして柏でも好調なのはわかるし、だからこそ警戒しては嫌な予感もしていたのは事実だが、その通りに素直に放出した選手に恩返しされるパターン、そりゃこういう例はサッカーはおろか、プロスポーツに於いて枚挙にいとまが無いとはいえ、しかしうちの場合、ちょっとこのパターンが有り過ぎじゃないの?もう笑っちゃうくらいに昔からの名物ではないか。
しかも去年大怪我から復帰もポジションが無くなり、柏に放出された犬飼にも、今回しっかり守られて完封されちまうし。
これで武藤にまでやられたら最悪だったが、武藤はベンチ外だっただけ、マシか。というか木下に決められ犬飼に完封されただけで、これだけで十二分に最悪の最悪だけどさ。

渡邊凌磨も慣れない左サイドバックで孤軍奮闘していても何時かは無理が来るし、佐藤も縦パスとセーフティな守備は悪くないんだけど、受けに回ると回りが見えなくなり、相手に簡単にポジショニングを許してしまう。
マリウスもプレスに曝されると、決まったように窮屈になって横パス一辺倒になるから、後ろからビルドアップしようにも、渡邊凌磨に預けるだけになる。
守備が不安定な最終ラインに唯一、酒井離脱で先発を得たここ2試合で石原が予想以上に攻守に渡り良いパフォーマンスが出来ているのが救いだが、しかし石原は空中戦で、どんな相手にもほぼ競り勝っているのには驚き。穏やかな顔付きからしても見た目とは裏腹に、かなりフィジカルも強いのが意外である。これで湘南時代から唯一の弱点とされる得点力ゼロが克服されれば、いよいよ酒井の後継者として第一候補の存在になるか?

で、いよいよショルツが復帰して来て、ベンチには入ったから、さて不安定な最終ライン、次からどうするのか?
大畑を安定的に使えないのであれば、過去にも何度かやって効果的な実績があるショルツの左サイドバックという、あの贅沢な使い方を再びやるしかないと思っている。そうなれば渡邊凌磨も再び左ウイングで使える訳だし。ぶっちゃけショルツならば、キーパー以外ならば、何処でも普通にこなせてしまう筈である。

いや骨折明けの大久保をいきなりスタメンで使ってしまうヘグモンだけに、守備だけを考えたら不安定なマリウスや佐藤に比べたら、今回からショルツがスタメンでも良かったんじゃないか?
とは結果論になってしまうが、仮に失点シーンでショルツが居たら、木下の侵入を許さなかったんじゃないかと思ってしまう。それだけ守備に関しては、まだまだ佐藤への信頼度は完璧ではないというのは個人的な考え。

まあこうして、仮の話をしている時点で、良くない試合と負け方をしてしまったという事になる訳で、やはり柏は鳥栖とは違ったし、細谷が五輪代表で不在でも、代役には勿体ない存在になった木下にやられてしまう訳だし、今季初の連勝を目指しておきながら、引き続き勝ったり負けたりの繰り返しにのママ。つまり、まだまだ、という事である。

ちなみに前節鳥栖戦の朝から痛み出して、試合後には歩くのも一苦労の激痛レベルだった例の左足アキレス腱部分は、今朝までに、まだ負担をかけ過ぎたり歩き方によってはズキッとした痛みは出るものの、鳥栖戦後の地獄状態だった頃に比べたら、かなりマシになったので、何とか応援できるだろうレベルまで復活途上中と判断して今日も「気合いと根性だ!」で跳び跳ねてはいたが、左足は良いとして、ここ数日その左足の痛みを庇って右足に過度な負担を掛けていたせいで、実は火曜日辺りから今度は右足ふくらはぎまで痛めてしまっていたという悪循環。ああ左足も右足も、もうボロボロや・・・。

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J1リーグ第8節 柏1-0浦和
得点/72分・木下(柏)
主審=福島孝一郎
観衆:14,201人
          
2024年  J1リーグ第7節
浦和レッズ3―0サガン鳥栖
〜埼玉スタジアム2002

240407埼スタ桜満開 埼スタの桜は、こうして今年も満開になりました。

さーて、では肝心の、我らがチームの咲き具合は?

・・・なんて事だけに集中できれば良かった筈が、自宅を出撃した直後から何故か左足のアキレス腱辺りが痛みはじめ、それでも美園に到着する頃までは普通じゃないけど歩けていたのが、イオンからスタジアムに歩いている頃には結構な痛みが出て来て、キックオフ1時間前には階段の上り下りすら一苦労する痛みのレベルに。
それでも我ながらお馬鹿だから、仲間の前では「気合いと根性だ!」とか強がりまくり、試合中はお構い無しに跳び跳ねていたら、試合が終了してウイダイを唄い終える頃には、痛みが地獄レベルに到達。
つまり試合中は目の前の試合と応援に集中していたから痛みは感じなかった、というか正確には痛かったものの、まさに気合いと根性で痛みを誤魔化し誤魔化し半減させていただけで、試合が終わって、しかも勝ったものだからホッとして尚更気が抜けて激痛レベルになり、跳び跳ねた代償で帰りは歩くのも一苦労になった。お陰様で帰宅に要する時間が普段の倍以上かかったじゃないか!

と、誰に怒りをぶつけて良いやら意味不明な上に、そもそも足をぶつけてもいないし、捻ってもいないのに、朝から突如この痛みの原因が全くもって不明という不気味さ。出撃前に視た某心霊番組のせいで祟られたか?それとも今絶賛話題中の殺人バクテリアにでも感染したか?なんて悪い冗談を言えるのも、勝ったからだから、まああれだ、勝ったから良いか。(良いのか?)

この左足の痛みを我慢して応援した甲斐があったかどうかは知らんが、おいおいスゲーな、うちってコーナーキックから1クッション置かずに得点できたのか。このストレートなコーナーキックの形のゴール、果たして何時以来だ?それだけ久しい形である。
この形、キッカーと向きは違えど、開幕戦の広島戦の冒頭からいきなりサンタナが、ドンピシャでヘディングシュートまでは完璧にやっていたからな。あの時は惜しくも決まらなかったが、今回は本当の意味でドンピシャのゴールだ。今季はセットプレーもしっかりデザインしているから、開幕戦の例も含めての、納得のゴールである。

何だかんだ言って、最初は微妙だったサンタナも、2年前のJ1得点王らしく、チームに慣れて来れば、しっかりゴールを決め出すものなんだな。気付けば3試合連続ゴールではないか。しかもPK→技ありロングシュート→セットプレー直と、さすが点取り屋らしく、多種多様な形でしっかり決めるものである。

ここで畳み掛けるように、引き続き決定的チャンスは作っていながら、前半の内に追加点とは行けないところ、ややフィニッシュのタイミングも遅くてブロックされるところは、攻撃サッカーと言っている割にはまだまだ課題部分であるが、今回は前節F東戦と同じ轍は踏まなかった上に、後半の数字を考えたら、先ずは意識の面からして気を引き締めてプレー出来ていたという事か?

240407文化シヤッター 240407ホーム鳥栖戦
今季初の文化シヤッターが降りた通り、後半は先ずは失点しなかった事が第一だが、まあうちの攻撃力に対して、鳥栖は6試合で11失点と守備がひでー事になっているから、そのまま落ち着いて攻め立てれば、追加点はそう難しくないと思っていた。
なんて事からしてよく考えたら、うちはうちで6試合10失点だから、あんま鳥栖の守備の事を馬鹿には出来ないが、だからこそ後半に失点せずに、追加点を奪っての完封勝利が、余計に価値のあるものに感じてしまうのである。しかも得点数は7試合で広島の12点とタイトップになったし。これぞ段々と攻撃のサッカーになって来たと言える訳で、そこに守備も無失点ならば、もう今回は誉めるところしかない。

まあぶっちゃけ言えば、鳥栖は、昔は必ず見られたハングリー精神剥き出しの(良い意味での)粗さが最近は減って、そのせいかはわからないが低下した守備力と同じく、攻撃面でもビルドアップの酷い質や、全く機能していない新戦力(特に外国人)の存在に助けらた面は否めないが、取り敢えず去年からの天敵となった長沼にもやられなかったのは、鳥栖に対しては好材料のひとつでもあった。

今のうちはね、というか今季のレッズは、本当に縦に速いサッカーをやりたいならば、四の五の理屈を言っているより、やはり追加点のような縦パス1本から、高速FWを抜け出させる、こういう形で良いのよ。
別にビルドアップを疎かにしている訳ではなくて、基盤となる形は距離感も大切にしながら、しっかり後ろから組み立てている訳だから、ややギャンブル性のあるサッカーではあるが、松尾のも大久保のも、速いサッカーをやる上では理想的な形である。だから佐藤の縦パスも生きた訳だし。
ただこれも、グスタフソンの広範囲に渡るプレーエリアの制圧から、相手の攻撃の芽をしっかり摘んでいたり、今季はポジションが1列前に上がった事による、攻撃面にベクトルを傾けては生き生きと前を向いて大人のプレーが出来ている岩尾のような存在があればこそだろうけれど。
つまり2列目以降が前から厚みを保ち、前を向いてプレー可能になれば、攻守の切り替えは勿論、それ以前に判断からして速いものになるのだから。ヘグモンがインサイドハーフに、下手に下がるなと言っているのは、そういう事である。
「ゴール前20メートルで人間に戻る」と揶揄された大久保が、ゴールを奪えたのが、その証拠である。インサイドハーフが前を向ければ、ウイングは即座に抜け出しにかかる。遅い速いの違いで、ここに一瞬の違いが発生する。
ちなみに大久保はこの後に、もう1本惜しいのがあったが、あそこも決めておけば、人間に戻るどころか、妖怪にレベルアップだったかもしれないのに。勿体なかったな。

惜しいといえば、大久保は結果を出したかわりに、小泉がなかなか目覚めてくれない。何時まで寝ているんだ?スタメンを外されてから2試合ベンチを暖め続けて、今回は途中から投入され、途中出場ながら決して悪くはなかったが、かといって特別良かった訳でもなく、味方へのスルーパスは全く息が合っていなかったし(その後に悔しがるどころか「あ〜」みたいな感じで後ろ向いて投げ槍な姿を見せるのやめてくれ)、何よりキーパーと1対1の超決定機を決められなかったのは実に痛い。あそこで決めるか決めないかで、今回はかなり印象が変わったと思うが・・・。
岩尾がインサイドハーフで水を得た魚のように更なる華を咲かせていたり、短い時間ながら中島が目を見張るようなプレーで天才的な部分を見せて今回はアシストも記録した中で、ついに安居も出て来てはフィニッシュまで繋げたし、こうなると小泉のポジションは可も無く不可も無くでは不可に等しくなるから、このまま取り残されないように、本当に奮起してくれないと立場がますます悪くなる。ただメンタルに難がある選手だけに、このままスタメンを外れていると更に深みに嵌まりそうで、ちょっと心配というか、とにかく不味いな。

後は、今回は相手の事情もあり無失点だったものの、やはりまだまだ不安定と思う守備面だな。
興梠が何かのインタビューで、最近のチームは守備練習しかしていないような事を言っていたが、ヘグモンが、攻撃練習に7割以上を割くと公言しているチームで、本当かぁ?と疑ってしまう。守備が不安定だから、本当に守備練習にテコ入れした可能性もあるが、一方で情報戦かもしれないと個人的には思ってしまう。
あと守備面といえば、調子を上げて来た大畑が居るのに、今回また渡邊凌磨を左サイドバックに戻したのが、 大変に不満であり、序盤はそこを完全に相手に狙われていたからな。それでも凌いでしまう渡邊凌磨には頭が下がる思いであるが、本人からしたら、でもやっぱり同じ左ならばウイングに入って、攻撃を楽しみたい筈だろうに。自分もやはり攻撃的位置で暴れている渡邊凌磨を観たいよ。
左がやや危うい分、負傷気味の酒井に代わりレッズ移籍後初スタメンの石原は、さすがというか本職だからというか、右サイドバックとして、ほぼ完璧だったな。必死さもしっかり見えた。やや幼い顔に似合わずガツンと行ったイエローの喰らい方もド派手だったし。こりゃ酒井も、おちおち休んでいられんぞ。

で、応援中と同じく、このブログを書いている最中は、これに集中しているから例の左足の痛みをやや忘れていたが、書き終えた直後から、集中力が切れて、また痛みが襲って来やがった。こりゃザ・美酒の力で痛みを麻痺させるしかないな。

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J1リーグ第7節 浦和3-0鳥栖
得点/5分・サンタナ(浦)、53分・松尾(浦)、83分・大久保(浦)
主審=笠原寛貴
観衆:28,576人
2024年  J1リーグ第6節
FC東京2―1浦和レッズ
〜国立競技場

240403アウェーF東京戦 240403アウェーF東京戦2
くそう、雨の国立は、嫌いだ!雨の国立はロクな思い出が無い!それは新国立に建て替えても、同じだ!
・・・と、思ったけど、過去の国立の試合を思い返してみたら、本当にそうだったか定かではないし、初タイトルはナビスコ決勝の雨の国立だし。
でも、こんな負け方をした直後だから、そう思うんだろうな。本当に負けると、ロクな事を思わない悪い性である。

だいたい相手のホームゲームだから無理に文句は言いたくないが、試合前からライトを点けたり消したり・・・あのなぁ、今は昔に比べたら電力もエコ化されているとはいえ、それでも超大量のライトを点けたり消したり、電灯ってのはそれが一番無駄に金かかるんだぞ!電子ちゃんも「女を大切にね」じゃなかった、「電気を大切にね」ってやってるじゃないか!ただでさえウクライナ戦争で光熱費が大変な世の中になっているんだから、馬鹿デカいスタジアムで大量の電力を無駄遣いすんな!花火も何回かに分けるな!うるさいだけだし、試合前に煙たくなっただろ!
あとハーフタイムで出て来た何かのアイドル、キンキン声な上に何を言ってるのかわからねーし。もっと滑舌良く唄え!耳が痛いだけだ!だからタダ券を2万枚も乱発しておきながら、うちらビジター席も沢山買ってあげたのに、それでも4万9千人しか入らないんだ。タダ券2万枚が無かったら、ホーム側どんだけスカスカだったんだ?

と、敗けた腹いせに、喧嘩上等の非難を承知で、相手チームのイベントやらJリーグの運営に、片っ端から滅茶苦茶に文句をつけてやるのであった。ふっ。

えーとだな、真面目な話に戻るが、始めから言わせてもらうと、このチームは前半が悪いと後半が良くて、前半が良いと後半が悪いのか?
これも最近の試合と比較して、今回が最近の試合と真逆の前後半だったから、そう思えてしまうのであるが、つまり未だそれだけチームが不安定な状態にあると言ったところだ。

とはいうものの、立ち上がりから簡単に相手に押し込まれ続けていたし、相手のファールからVARに救われたとはいえ、相手にバイタルを散々のように崩されての幻の先制点を献上していた訳で、そこまででじゅうぶんに怪しかったが、サンタナの鬼のようなボール奪取から、ブランドン飛び出し中のゴールマウスに超ロングキックで綺麗に決めるサンタナという、こりゃシュート精度も弾道もさすがブラジル人だなぁ、という見事なものだった訳で、あれが並の外国人だったら単に蹴っ飛ばして枠を外して、あー、だっただろうに。

ただねサンちゃんよ、これはこれで見事だったのは認めるし、一応前節PKの次は今節が(完全に個人技っぽいけど)一応流れのゴールとして捉えたいが、それよかもっと、至近距離から枠内にぶち込む決定的チャンスがあっただろうに。そこは外すんかい。サンタナはゴールマウスが遠いと見事に決めるくせに、至近距離だと枠外が多い気がするのは、気のせいか?

ついに頭から左ウイングに入った渡邊凌磨も、古巣相手にお構い無しに左の深い位置からバイタルにかけて引っ掻き回しての、これでお主もワルよのうな人になるまで、あと1歩だったのに。

このサンタナの先制点を皮切りに、勢いがあった前半の内に、勝負を決めるようなチャンスは連発していた筈なんだが、サンタナの先制時に調子に乗り過ぎて、思わず「ブランドンばっかで〜!」と暴言を口走ってしまったのが良くなかったな。サッカーの神様は良く見ていやがる。いや、見ている。
ブランドンは、前節の波多野のレッド退場で出番が回って来たとはいえ、既に代表キャップは持っているし、U23代表では彩艶がA代表に行っている時はレギュラー格だしな。だから決して侮っていた訳ではないのだが、それどころか序盤から最後までビッグセーブを連発しやがって。本当に「ばっかで〜」発言が仇となった。

対してうちの高齢Jベストイレブンキーパーは、今季は何をやっているんだよ。尺稼ぎのような、ゴールキックをなかなか蹴らない無意味なキープからのフィード失敗も例年に増して目立つが、今回もそうだったように、ちょっとシュートを決められ過ぎではないか。
百歩譲って松木にやられたような形は、守備が何をしているんだ?って事になるが、開幕の最初から怪しかった上に、前節にしても今節にしても、特にニアへのミドルを止められないのは・・・。
まあ西川のパフォーマンスも、年齢的な衰えと平行して目に見えて落ちているのも原因だが、ミドルシュートを撃たれ過ぎる緩い守備も問題だし、ここは開幕から全く改善されていない課題であり、尤も攻撃練習7割以上のヘグモンが、ここを改善する気があるのかは果たして怪しい部分だが、それでも守備時はシュートをニアに限定させて撃たせていると考えれば、現代サッカーでは一応マニュアル通りではあるんだけど。これ、どうなん?

マリウスも今季はパフォーマンスが激減レベルで落ちているし、酒井は年々守備がかなりいい加減になっているし、アンカー1人だと両側に穴が出来るし、そこに来て西川はあれだし、大畑は先発は射止めたが90分フルは保たないし・・・。
ようするに守備はショルツが居ないと引き締めが無くなり、一気にガタガタになるという単純な話か?佐藤が試合毎にチームに慣れてフィットして来ているのが唯一の救いだが、その佐藤は守備はシンプルかつセーフティで悪くないのだから、今回は松木を掴まえられなかったのが悔やまれる。

とにかく守備そのものに穴があるのだから、ショルツが離脱中の今は無い物ねだりは出来ないから、攻撃面で前節の後半や、今節の先制点から続いた前半のみの形、これをやり続けるしかない。
幸いにして開幕当初は最悪レベルだった選手間の距離感は試合毎に目に見えて良くなっているし、去年は1点すら遠かったものが、攻撃サッカーをやっているなりに点は獲れるようになったから、これを1点のみに留めないように成長させるしかないか。
そこで代わりに守備が犠牲になる、という話をすると堂々巡りになるから、今回はそこを指摘しないでおこう・・・あれ?指摘しちゃっているか?

あと試合前日に、西野氏のシティグループ引き抜きとか報道しちゃうスポーツ紙が悪い!という話にしておこうか、今回は。

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J1リーグ第6節 F東京2-1浦和
得点/24分・サンタナ(浦)、50分・荒木(F東)、58分・松木(F東)
主審=池内明彦
観衆:49,005人
          
2024年  J1リーグ第5節
浦和レッズ2―1アビスパ福岡
〜埼玉スタジアム2002

240330ホーム福岡戦 だから渡邊凌磨はサイドバックに置いておかないで、ゴール射程内の前目の攻撃的なポジションで使えと言っておいたのである。
・・・という、誰しもが思っていた事を、今更自分が偉そうに言うもんでもないが、でもほらほらほら、渡邊凌磨をそこに移した途端に、どうよ後半の大活躍っぷりは。まさに水を得た魚のように、突如として躍動しまくってくれちゃったじゃないの。
だから左サイドバックは渡邊凌磨では役不足であり、そこで使っていては、前目の選手を下がらせない故に、前のポジションが後ろに対して蓋をしてしまい、前後が入れ替わり難いヘグモンのサッカーでは機能しないのである。
それでも左サイドバックの役割をそれなりにこなしている姿には、さすが頭の良い選手だけあるとは感じているけどね。
でも繰り返すけれど、渡邊凌磨に守備的なポジションをやらせるには、本当に役不足である。ここまで開幕から数節、本当に勿体ない使い方をして来ては、渡邊凌磨のストロングポイントをかき消してしまっていた。

まあそうなったのも、本来左サイドバックをやる荻原と明本をダブル海外移籍で失った上に、本来ならば渡邊凌磨より本職の大畑が、なかなかヘグモンの信頼を得られないで来ていたのが原因だから、渡邊凌磨が悪かった訳では決してないけどさ。
しかし大畑は年代別代表での活躍からして、少しはヘグモンからの信頼度は上がったようだから、ならば次から左サイドバックは大畑がスタメンで良いじゃん!という単純な話に持って行って良いのかは知らんが、大畑をスタメンにして、渡邊凌磨も左ウイングでスタメンにしちゃうと、左サイドバックの控えが居な・・・あ、居るか、宇賀神という御大が。今季ここまで控えどころか、そのベンチすら入ってないけど。

でも今回の大久保みたいに、骨折明けでヘグモン体制ではようやく初の戦列復帰が、何といきなりスタメンに起用されちゃう例もあるからな。最初スタメン確認した時は眼を疑ったが、先ずベンチスタートで様子見させるのが普通のところ、こんな思いきった使い方、ぶっちゃけヘグモン頭がおか・・・あ、いや、その、なんでもありません。
しかしそういう使い方をしなきゃならん程、そこまでウイングって枯渇していないだろうに。前節はスタメン落ちしながらハーフタイム投入でゴールを決めた松尾なんて、怪我は抱えていたとはいえベンチには入ったのに、今回ベンチウォーマーのままだった扱いには不満に思っているだろうし。確かに開幕から使われた関根はウイングは微妙だし、ソルバッケンなんて待てど暮らせどリハビリ状態で、かなり怪しい事にはなっているのは事実だけど。
だから渡邊凌磨で良いじゃん!という話に戻ってしまうのだが、つまりだな、いくら渡邊凌磨が頭が良くて前から後ろまで様々なポジションをこなせるからといって、やはり選手には一番得意なポジション、一番輝くポジション、適材適所というものがあるのである。去年開幕戦でF東の渡邊凌磨に、今回のゴールと殆ど同じエリアから被弾しているでしょ。つまりそういう事である。

い、いかん、渡邊凌磨のゴールと活躍っぷりが嬉し過ぎて、このままでは渡邊凌磨の話で終わってしまう。違う話に切り替えなければ。

240330チアゴ・サンタナ ヒーローインタビュー だからといって同じくレッズ移籍後初ゴールのチアゴ・サンタナは、PKだからな。いやPKが悪い訳ではないが、それよか序盤の決定的なクロスからのヘッドを決めてほしかった。まあ跳躍力が足りなかったのか、そもそもクロスの問題かはわからんが、あれ恐らく全盛期の興梠だったら、恐ろしい跳躍力を発揮してヘッドで枠内に叩き込んでいたと思う。
決勝ゴールがサンタナのPKだからヒーローインタビューはサンタナはわかるが、渡邊凌磨もヒーローインタビューやってくれよ!とはスタンドのレッズサポ全員が思った筈である。とりあえずサンタナはレッズ初ゴールおめでとう(サンタナを褒めてんのか貶してるのかわからん文章だな)。

まあしかし、やはり前田だな。ここまで出れば必ず結果を出しているじゃん。名古屋ってよくこんな良い選手を手放したよな。名古屋時代に豊スタでうちから1試合4ゴールやってくれちゃった屈辱対象が、数年を経て前田の快感に変わるのだから、時代の変化というものは皮肉である。・・・ってか前田の快感って、何だ?前田が素晴らし過ぎて、書いている自分が訳がわからなくなって来た。
とにかく前田の驚異的なスプリントや思い切りの良いプレースタイルが、全て良い方向に転んでいる。今回だって何処に蹴っ飛ばしているのかヤケクソみたいな爆弾シュートが、結果的に相手のエリア内ハンドを誘発したのだから。ノリに乗っている選手って、何をやっても全てが良い方向に動くものだ。しかも開幕前は大怪我明けの影響から、まともに稼働するのか危ぶまれた前田が、ついに90分フルで使えたのも大きな材料。そして前田の北ゴル裏に向けた煽り、最高だったな。

ま、またしてもいかん。このままだと今度は前田の話で文章が埋まってしまう。渡邊凌磨と前田の話だけでご飯37杯くらい行けるが、いやしかし、他の話をしよう。

えーと、他に何の話をすれば良いんだ?ついにスタメンを外された上に出場すらなかった小泉とか。せっかく仲良しの渡邊凌磨が大活躍したのに。そういう時に限って同じピッチに立てなかった小泉の不運さといったらもう・・・。
あーそれと、勝ったから気分良くて忘れるとこだったけど、ぶっちゃけ前半はひでーサッカーやっていたのは確かで、確かに福岡は基本ガチガチに守っているから出しどころキツいし、だからこそバックパスだけみたいになっていたんだけど、これで佐藤が後ろから例の縦パスを送っていなかったら、本当に動かないサッカーになっていたぞ。
まだグスタフソンが広くプレーエリアを制圧したり、小泉とスタメンを入れ替わった岩尾が、しっかりボールを散らしていたから何とかなっていたけど。あ、グスタフソンはボールを持ち過ぎて、1回とんでもない奪われ方をしてピンチになったな。なかなかボールを失わないのは理解しているから、危ないプレーはやめてくれグスタフソン。せっかく今回からブラーボの称号を得たのだから。

しっかし問題は失点シーンだな。左サイドの高い位置でパスカットに失敗し、それで暴れたボールを拾われた自爆ロストが原因だが、いくらドフリーで持ち込まれたとはいえ、あんな高い位置からシュートを決められてしまうものなのか。西川、あそこはせめて弾けなかったかな。それともザヘディのシュートを誉めるべきなのか。さすがイラン代表ってか?
このザヘディって選手、3週間位前に電撃加入しては、すぐF東京戦で突貫的に使われて、そこから2週間経ち福岡のチームに慣れていなきゃ良いなと、嫌な予感はしていたが、その嫌な予感が、あんなシュートとゴールで現実のものとなってしまった。
ただ西川は、そこで被弾したかわりに、後半ロスタイムの横っ飛びビッグセーブで防いで名誉挽回したから、プラスマイナス良しとしておこう。最後のシュート、本当にやばかったな。心臓が止まるかと思った。

しかしまあ、すっかり苦手癖が付いてしまっていた福岡に、ようやく久々に勝った。福岡からは21年以来の勝利とか?相手のキーパーもビッグセーブを連発してくれちゃったから、それが無ければもう2点くらいは入っていたし、渡邊凌磨なんて1点に留まらず、後半だけでハットトリックしていたかもしれない内容だったろうに。まあそれだけ相手キーパーも調子が良かったという事だから仕方ないか。サンタナのPKを真反対に飛んでくれた事に感謝しよう。

あ、PKで思い出したけど、ぶっちゃけ言うと、サンタナがレフティだったの、PKで知った。それまで清水時代のサンタナの利き脚なんて、全く気にしていなかったから。
ここ数シーズン、PKはショルツの右足からばかり見慣れているから、左利きのPKキッカーって、何だか新鮮に思えた。ブラジル人らしく、何も考えないで思いっきり蹴り込んだだけのようなPKだったが。尤もPKなんざ、それくらい余計な事を考えないでボールぶち込んだ方が、意外と成功するものか。とか言いながら、しっかり相手キーパーをも読んでは冷静に蹴り込むショルツが凄いんだろうけれど。

ーーーーーー
J1リーグ第5節 浦和2-1福岡
得点/28分・ザヘディ(福)、65分・渡邊(浦)、73分・サンタナPK(浦)
主審=荒木友輔
観衆:37,826人
2024年  J1リーグ第4節
湘南ベルマーレ4―4浦和レッズ
〜レモンガススタジアム平塚

240317アウェー湘南戦 一体全体、何だこりゃ。
一昔前はF東京とは馬鹿試合が名物だったけど、それを湘南相手にやるなんて、聞いてないぞ。

それだけチームの性質が、去年とはガラリと変わってしまったという事にもなるのかもしれないが、去年が去年だけに、こういう試合をされると、良くも悪くも今のチームには、諸刃の剣を感じてしまうんだよな・・・。

試合開始から暫くの勢いは、アウェー開幕戦の開始15分を取り戻したかのような圧倒感があり、その勢いと、裏へのパスも狙い通りで、ようやくヘグモンの言うサッカーの片鱗が出来てきたか?とも思わせてくれて、そして狙い通りの形から、なんと興梠の今季初ゴール炸裂である。
もうゲームの入り方から先制点奪取まで、気持ち的には百点満点の言う事なしの立ち上がりだった。しかもその勢い更に強く、追加点も時間の問題だった・・・だったんだけど・・・。

そういう勢いがある時に追加点を奪えず、逆にポロッと失点してしまうと、途端にメンタルからして意気消沈というか、すぐ流れを相手に渡してしまうものである。
そもそも失点のシーンも、緩いボックス内を左から右まで平気で横パスを流されては、「あららららら〜?」なんて内に真ん中に振られるマニュアルみたいなやられ方で、オフサイド判定がVARで覆ってしまった不満は別として、去年はこんなダラシナイ失点は少なかった筈なんだけどな。少なくとも去年は相手をサイドに誘導している内に、真ん中ではしっかりブロックを敷いていたから、簡単に相手の横パスを通過させるようなシーンも少なかった筈なのに。
更に言うと、前半の内からアッサリ逆転されるような形も・・・去年までのリーグ最小失点の守備がまるで嘘のよう。

まあそれもその筈で、確かに攻撃の比重を上げては、恐らく守備練習は最低限度なのだろうし、グスタフソンの両脇がスカスカで、相変わらずそこをケアしないから、そこを突かれて走り込まれては、相手には余裕を保って狙い済まして鋭く強烈なシュートを撃たれるのである。
守備ラインも外に吊り出されると、スライドが追い付かないのか守備の受け渡しの約束事が無いのか、ポカッと中央が空いて、当然そこを突かれるのだから、失点するのも当然である。

そこをショルツが驚異的な個人能力で、毎試合のようにガッツリと守っていてくれたのだが、その難攻不落の要塞である大重鎮が離脱した途端の大量失点は、果たして偶然か?
いや3失点目の場合は、偶然よか昔からよくやらかす西川から棒立ち守備陣への自爆パスロストだから、ここは体制がいくら変わろうと、キーパーが西川な限りは、全くもって変わらんな。またまだやらかしてくれた。
今回の西川のやらかしコンビは佐藤とだったが、マリウスも最近は微妙になって来たんだけど、レッズ2試合目の佐藤は・・・ショルツの穴埋め以上のアピールをしようと意気込んでいた筈だったし、要所での守備は今回も決して悪くなかったし、球離れ良く縦パスも連発しては、このパスが結構効いていた。悪くなかった。悪くなかった。が、ひとつのミスが悪夢のような失点に繋がった。
あそこがショルツだったら、絶対に奪われていなかったかもしれない、と思ってしまうのは当然だから許してほしい。だから西川もショルツの時と同じ感覚で、味方に不用意なパスを出してはイカン!ショルツが良い意味で異常であって、佐藤はあくまで佐藤であり、佐藤はショルツではないんだぞ。佐藤も去年まで敵として見ていたこの西川絡みの自爆失点が、まさか自分の身に降りかかる時がやって来ようとは!と、今頃思っている事だろう。

こうやって、前半で逆転されようとも、まだ1点差だし、さあ後半、しっかりサッカーをして先ずは追い付こう!・・・って思った僅か1分後に自爆失点されると本当にガッカリするんだけど、そこから馬鹿試合化が始まってしまう辺りは、ここもチームの性質がガラリと変わったからか?

ハーフタイムで興梠を下げて、サンタナじゃなくて先ずは松尾を投入したから、これCFどうすんの?と思ったが、前節同様コーナーキック絡みから再び得点が生まれたのは(しかもぶちこんだの松尾だし)、去年セットプレー時に中で選手が棒立ちしていたのとは違い、ボールと選手をしっかり動かしている時点で納得。
圧巻だったのは前田で、カウンターからの抜け出しからドリブル運び、エリア内侵入からフィニッシュまで、身震いするレベルであった。前節札幌戦で同様に決定的シーンに持ち込みながら惜しくもシュートを外したが、今回はしっかり枠内に突き刺した。前田は2試合連続で同じ失敗はしない男だ。

こうやって2点差を追い付いておいて、また相手にケア不足の位置から枠内シュートを許しては、せっかく一度は防いだそれを叩き込まれるのであるから、後半だけで2回もガッカリパターンは勘弁してくれと言いたい。

そこを再び追い付かれる湘南も湘南でバタバタっぷりだったが、本来の戦力差を比較した上で、ある程度の守備は犠牲にしてでもの攻撃サッカーを指標しているのだから、いくら失点しようが、やられたらやり返す気概で、今回のように執拗に攻め立てなければいけない試合があるのである。
後はサンタナのポスト直撃が、もう少し内側だったら・・・。

逆転して2点差を追い付かれながら更に勝ち越しておきながら、また追い付かれた形の湘南より、得点の順番だけを考えたら、うちは負け試合から意地で勝ち点を1もぎ取った形と考えておくべきなのか?
いやそもそも失点のパターンからしたら、去年ならば有り得ない形が何度もあったのだから、やはり守備からベクトルを明確に攻撃に傾けると、こんな試合内容になってしまうというというのは、至極当然と考えておかないといけない。
ここまで開幕から3試合はどん詰まっていた攻撃が、4試合目で堰を切ったように大爆発した攻撃陣。対して守備の重鎮が離脱した途端に大崩壊した守備陣。
・・・なーんかわかり易いというか、単純というか、守備に神経を尖らせる自分のようなタイプだと、このアンバランスな部分に、やはり危険を感じるんだよな。どっかの北の大地の監督のやるようなサッカーにだけは逆戻りしないでほしいと切に願っているのであるが、攻撃練習7割のヘグモンは、残りの3割のどの割合で守備の練習をしてくれているのだろう?と思ってしまう今日この頃。

240317アウェー湘南戦2 ここで試合が2週間空くのは、果たして良い事なのか?それとも?次の相手は、去年ですっかり苦手意識が芽生えた福岡が相手だしな。まだホームってのだけは幸いと思いたいけれど。
肉離れのショルツは、驚異的な回復力を見せてもらい、なんと2週間後には、埼スタのピッチに立っていてくれないだろうか?全治3週間の噂だから、まだ無理か・・・?
でも4試合消化で未だ1勝のみの勝ち点5で2週間を待つのは、モヤモヤするなぁ・・・。

240317平塚・大陸 特大ラーメン おまけ

平塚の試合前の昼飯は、いつもの「大陸」で、今回は「特大ラーメン」・・・なんだが、自分より先客のオッサンが、幸せの黄色いハンカチの高倉健ばりにラーメンとカツ丼を1人で注文して喰っていて、よく腹に入るよなぁと思ってしまったが、今から思えば自分も験を担いで、ここはカツ丼にしておけば良かったかな。さすがに高倉健ばりのラーメンとカツ丼は同時には喰えないが・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第4節 平塚4-4浦和
得点/11分・興梠(浦)、23分・ルキアン(湘)、32分・鈴木章(湘)、46分・鈴木章(湘)、55分・松尾(浦)、64分・前田(浦)、74分・ルキアン(湘)、81分・グスタフソン(浦)
主審=スミス・ルイス・ディーン
観衆:12,628人
          
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試合終了/J1リーグ第9節 浦和0-1ガ大阪 得点/78分・坂本(柏) ・・・次の試合/YBCルヴァンカップ2回戦 鳥取-浦和(Axisバードスタジアム=4月24日19:30キックオフ)


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