忍者ブログ
浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
[1538]  [1537]  [1536]  [1535]  [1534]  [1533]  [1532]  [1531]  [1530]  [1529]  [1528
2022年  阿部勇樹 引退試合
URAWA  ASIAN  KINGS8―2JEFJAPAN  FRIENDS
〜埼玉スタジアム2002

221112阿部引退試合 11時から和光で伯父の3回忌の法事があって、15時に中座して猛ダッシュで駆け付けたから、試合前から既に疲れたが、それだけに法事の後が公式戦ではなくて良かった。

阿部の引退試合と思いきや、闘莉王の引退試合か?というくらいに闘莉王が大ハッスルしていたが、それに輪をかけて岡野がズッコケちゃん状態を連発と、闘莉王と岡野が揃うと、とんでもない凄い事になるんだな、やっぱり。
前半のこの2人のインパクトが強烈過ぎて、本来ならばお祭り男になりたい筈の後半から出て来た槙野の存在感が、もう完全に掻き消されていたもんな。闘莉王と岡野、やはり恐るべし。相手チームながら播戸もちょっと闘莉王と岡野の同類グループになりかけていたけれど。
ここに仮に森脇が居たら、もはや収拾がつかなくなっていただろうから、今回は森脇が不参加で逆に良かったな(苦笑)

レッズの選手はもちろんだが、相手側も参加している選手が豪華過ぎたり、松井なんて当日J3公式戦にスタメン出場してから駆け付けて阿部の引退試合にも出場しているんだから、それだけに阿部がどれだけ多くの選手に慕われていたかを再認識した試合だったが、それでも控えめな阿部らしく、自分より周り全員を目立たせようとしている姿が阿部の人柄を表していて、そこがとても良かった。
それに華を添えるかのような、イェティーの演出もナイス過ぎるほどナイスだったし。

それにしても、オーロラビジョンに度々映されるオジェック、当たり前と言えば当たり前なんだが、もう完全にお爺ちゃんになってしまったな。あのかつての強面な表情がすっかり消え、選手をまるで孫を見るような優しい顔付きになっていたのが印象的だった。それだけオジェックも歳を取ったという事だが、それでもよく遥々ドイツから駆け付けてくれたもんだ。
もしかしたら、オジェックを日本で生で見られるのは、今回が最後になるかもしれない・・・と、ちょっと寂しさも感じてしまったが、それだけ今回のオジェックの姿には、さすがに年月を感じさせてくれたよ。
一方でゲルトの方は、相変わらずというかますますの満月を感じさせてくれたが(笑)

自分の子供2人にしっかりプレーをさせて、そして最後の最後でしっかり綺麗な有終のゴールを決める阿部。欲を言えばフリーキックを決める姿も見たかったが、でも考えたら、素直に決めないで、あの場面でクロスバーを叩く方が逆に難しいじゃん!と思ったが、まあ蹴ったのは阿部莉王という選手だったからな・・・。

221112阿部引退試合2 221112阿部引退試合3
ロスタイムが本当にあと22分あれば良いのに、と思いながら、名残惜しい足跡を残して、楽しい時間がアッという間に過ぎてしまった。
試合後に阿部のレッズ時代を振り返る映像が流れたが、ミスチルの曲とコピーと映像の3つが妙にマッチしていて、感動して、つい我を忘れて見入ってしまったよ・・・。

レッズ時代の振り返りと言えば、最後に阿部の現役時代の振り返りを自分もひとつ。
阿部が移籍して来てレッズデビューした試合で、先ず驚いたのは、阿部のボールトラップの完璧さ。パスを受けるにしてもボールをカットするにしても、足元でボールが吸い付くように完璧にピタッと止めるのだ。
サッカーでは何気ない至極基本的な技術なのだが、それでも日本人選手でここまでトラップが巧くて上手な選手が居るのかというくらいに完璧だったのだ。
裏を返せば、それまでのレッズで、如何にトラップすら満足に出来ない選手が少なくなかったかという事にもなってしまうが、もちろんレッズとて過去に福田や伸二のように基本技術がしっかりしている選手は居たが、それを含めて阿部を観た時に、こういう基本的な部分を高次元でこなせる選手だからこそ、プロとして代表として大成できるものなのだと、改めて感心したのを覚えている。

唯一の心残りは、阿部のリーグ優勝のシャーレを掲げた姿を見るのが叶わなかった事だが、それでも2度のACL優勝を含めた数々のタイトルを獲得できたのも、確実に阿部の力が大きかったのは間違いないし、最後は古巣のジェフに戻るかもしれないと言われながら、最後までレッズの選手として終えてくれた事、また指導者としての第2のサッカー人生を引き続きレッズでスタートしてくれている事、つまり現役は終えても阿部がレッズの一員であり続けている事が、頼もしい。

そんな阿部に感謝し、引き続きのサッカー人生を応援しつつ、ジェフでもレスターでもレッズでも代表でも、そしてキャプテンとしても、大車輪の働きだった長い現役生活、本当にお疲れ様。


さて、今年の「試合」は残すところ来週のさいたまシティカップ・フランクフルト戦のみとなってしまった。平日水曜開催の親善試合が年内最終戦というのも違和感ありありだが、それだけに今年のラストマッチを、とにかく心の底から楽しんで終わりたいと思う。

ーーーーーー
阿部勇樹引退試合 URAWA  ASIAN  KINGS8―2JEF・JAPAN  FRIENDS
得点/20分・阿部(J)、36分・闘莉王(U)、38分・闘莉王(U)、41分・阿部PK(J)、55分・武藤(U)、67分・梅崎(U)、73分・興梠(U)、81分・阿部湧(U)、89分・阿部涼(U)、90+1分・阿部(U)
主審=家本政明(前半)、村上伸次(後半)
観衆:24,714人
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
おはようございます。
昨日は、お疲れ様でした。
阿部選手としても最後の勇姿を見る事が出来て、最高のひと時を過ごせました。
2人の息子も将来を期待させるものを持っていたし、いつかプロの選手として埼スタにピッチに立てる日が来る事を願っています。

フランクフルト戦は現地に行けませんが、リカルド監督最後の試合になるので、有終の美を飾れたらと思っています。
FREE TIME URL 2022/11/13(Sun)07:39:03 編集
コメントありがとうございます
FREE TIMEさん
おはようございます。
昨日はお疲れ様でした。阿部の第2のサッカー人生へ向けた花道を飾るに相応しい、素晴らしい引退試合になりましたね。
子供2人の動きも凄かったですが、あのプレー内容、父のスキルを存分に受け継いでいるのが明確に見えた、間違いなくプロを目指せる力を披露していましたね。将来が期待出来ます。
フランクフルト戦は、親善試合とはいえ、本当の意味でリカルドのレッズでの最後の指揮になりますね。その姿をしっかり眼に焼き付けてお別れしたいと思います。
うえ URL 2022/11/13(Sun)07:57:01 編集
無題
おはようございます。
昨日は法事と引退試合、お疲れ様でした
前半は2人に笑わされ後半は2人のご子息に和まされ、まぁ楽しめましたが仰る通り多くのの選手サポーターに慕われていたのがしっかり伝わります。派手さはあまり感じませんでしたが背中で引っ張るような頼りになる好きな選手でした。
色々な演出効果で飽きさせませんでしたし後半なんか結構プレーのスピード感もありましたね。
最後ゴール裏に引きずりこまれての凱歌、胴上げ、そしてWEAREREDSコールは如何に愛されてたか。本当にお疲れ様でした。
16日のラストマッチ、楽しみましょう!
欅通りのサポ 2022/11/13(Sun)10:55:55 編集
コメントありがとうございます
欅通りのサポさん
おはようございます。
昨日はお疲れ様でした。引退試合の域に留まらず、最初から最後までエンタメ性が満載の、現役時代も周りを活かしてくれた阿部らしい、サービス精神が溢れる内容でしたね。
阿部って本来はキャプテンタイプではない寡黙な性格なのに、多くを語らずとも何かに付けて頼りになり、普段は派手さを見せないと思うと、一瞬パッと大輪の華を咲かせるようなプレーを魅せてくれたりと、内に凄いものを秘めた選手でした。
ジェフ時代からレッズ時代まで、また代表でも、多くのファン・サポーター、選手、スタッフ、そしてレフェリーからも慕われていた阿部の人柄を表す、そして最後はスタンドでのスピーチと、花道を飾るに相応しい試合になったと思います。
さて水曜日、いよいよ今年のラストマッチ、国際親善試合ではありますが、最後に目一杯楽しんで、温かい雰囲気で終わりたいですね。
うえ URL 2022/11/13(Sun)11:40:03 編集
無題
お疲れさまです。
阿部選手お疲れさまでした。近年の日本サッカー界を彩った名選手が、ほとんど揃ったといえる、超豪華な引退試合。仰る通り、阿部選手の人脈のすごさですね。
この場に、森脇選手もいたらなーと(平川選手引退試合の時もケガでピッチ外だっただけに)、本当にそう思いましたけど、確かにいたらいたで、よけい誰が主役かわからなくなっていたかも…
浦和帰還を果たした興梠選手も、行く行くは、こういう形で送り出してあげたいと思いました。
マウファン 2022/11/13(Sun)15:38:26 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんにちはです。
森脇は遠い愛媛で試合だったので仕方ないですが、確かに平川の時も怪我で試合前のMC限定だっただけに、今回こそ出場選手として、豪華メンバーの中で浮きまくりスベりまくる森脇も観たかったですね(笑)
興梠も公式発表が未だなのに、既にレッズ復帰を果たしたかのような存在感を見せていましたが、その興梠が引退試合をやる時は、やはりレッズ対鹿島になるんでしょうねぇ。
うえ URL 2022/11/13(Sun)16:23:05 編集
無題
ご無沙汰しております。引退試合は仕事で見ることが出来ませんでしたが、前半はタイからの後半阿部が入った URAWA ASIAN KINGSがゴールラッシュ。見たかったですね。

私の近況としては、6日にVJC大阪大会チームの部に参加し、31チーム中7位という成績を残して参りました。この大会は、同じチームのメンバーは同時にスタートする形式のため、前を走る仲間のあとを付いて行ったり、仲間を先導して引っ張ったりといったチームワークも重要な要素となりましたね。私は序盤は後方から付いて行き、チームのメンバーのペースが落ちると前に出て今度は自らがチームを引っ張る形となりました。

サッカーで言えば・・・プレイでチームを引っ張る選手と、それに付いて行くことでパフォーマンスが上がる選手みたいな感じですかね。阿部勇樹はプレイでも精神面でもチームをよく引っ張ってくれたと思います。

余談ですがVJC大阪大会の個人種目には森脇健児やエリック・ワイナイナも出場しておりました。自慢になってしまいますが、私の個人としてのタイム、この2人を上回ってるんですよね。長距離走では絶対に勝てない相手に勝ててしまう。長距離走とはいかに勝手が違うかがよく分かります。エリック・ワイナイナは、フルマラソンよりきついと感じたそうですが、私には到底理解できないですね。私だったら、多分フルマラソンは完走すら出来ないと思います。
つむじおさむ URL 2022/11/13(Sun)19:18:18 編集
コメントありがとうございます
つむじおさむさん
おはようございます。
前半は、阿部が入っているジェフ&日本代表連合組側に華を持たせながら、レッズ側は岡野と闘莉王を主に会場を盛り上げるという構図にしたかったのだと思います。阿部がレッズ側に入った後半は阿部は本来の下がり気味のポジションで動きながら、息子2人にも盛り上げ役になってもらい、最後の最後で阿部が決めるという、まあ控え目の阿部らしい試合になったと思います。欲を言えば自分も、レッズ側での阿部のゴールをもっと観たかったですけどね。
ちなみにマラソンのチーム競技というと、素人目からすると、日本ではチーム内で1人々々がタスキを繋いで行く駅伝という独特のものをどうしてもイメージしてしまうのですが、そうではなくチーム全員が同時に走るマラソン競技もあったのですね。
確かにマラソン選手でも単に走る訳ではなくて、先行型や逃げきり型、スピード型にスタミナ型と、様々なタイプの選手が存在しますから、それら色々なタイプの選手がチームとして同時に走る場合、選手間でお互いをフォローしながらというのは、逆に自分のペースが崩れたり、またチームに引っ張られて気持ちが鼓舞されたりと、楽しい面と難しい面が混在したマラソン競技になりそうですね。
そういう意味では、後述されている、どんなに長距離走が強い選手でも、駅伝も含めて走る時はあくまで1人である普通のマラソンと違い、チームとして複数人で走るのは、勝手が違い難しいというのは、わかる気がします。
常に複数人でプレーするサッカーは、タイプや役割の中での連動性が求められますから、そのマラソン競技で言えば、舵取り役である阿部は、チームを陰で支えながら味方を押して走って行くタイプですかね。
しかし森脇健児って、懐かしい名前が出て来ましたが、もう結構な年齢になっている筈ですが、まだマラソンを走っていたんですねぇ・・・。
うえ URL 2022/11/14(Mon)10:12:38 編集
無題
船橋在住の者です。
アベちゃんの試合で、初めて埼スタにおじゃましました。大きく見易くで素晴らしいスタですね。

JEFサポにも、もっと来てほしかったなー
記事にも書かれている振り返り映像、最後JEFのユニ着たアベちゃんで締めて頂き、感動、嬉しかった。浦和さんに感謝です。
J1で対戦したい!!
名無しさん 2022/11/14(Mon)15:51:39 編集
コメントありがとうございます
名無しさん
初めまして。
ジェフサポの方ですね。土曜は埼スタまで来て引退試合を盛り上げていただき、ありがとうございました。
阿部はジェフの存在無しに語れないので、その阿部の力を得たレッズとして、とても感謝しています。
オリテン同士、ジェフがJ2に埋もれている現状は淋しいです。本当に早くJ1で再戦したいですね。
ちなみに船橋ですが、母方の親戚が居るので、親近感があります(笑)
うえ URL 2022/11/14(Mon)16:58:13 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第4節 平塚4-4浦和 得点/11分・興梠(浦)、23分・ルキアン(湘)、32分・鈴木章(湘)、46分・鈴木章(湘)、55分・松尾(浦)、64分・前田(浦)、74分・ルキアン(湘)、81分・グスタフソン(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第5節 浦和-福岡(埼玉スタジアム2002=3月30日15:00キックオフ)


★みんなのなんでも掲示板★
掲示板利用規約

☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。

ツイッター↓
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新トラックバック
リンク

にほんブログ村 サッカーブログへ



にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
リンク

【相互リンク大歓迎受付中!!】
プロフィール
HN:
うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
ブログ内検索
アクセスカウンター
アクセスカウンター
メールフォーム
バーコード
携帯からも閲覧できますよ。
忍者ブログ [PR]