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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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1次リーグ3巡目がスタート。ここまで来ると強いとこ、弱いとこ、可能性を残すとこ、背水のチーム、突破したチーム、残念なチームの分かれ目。ワールドカップは負けたら終わりの決勝トーナメントよりも、他力本願が絡むグループリーグ終盤の方が、ある意味で面白い。だから強いところや突破したチームはまた決勝トーナメントで見られるから右に置いておいても構わないが、それよりも3巡目のひとつの注目点は、早くも2巡目で1次リーグ敗退が決まった弱いとこ、残念なチームが、如何に最後くらいは意地を見せられるかという部分・・・なんだけど、その渦中にあったオージーもカメルーンも、また期待に反して派手にやられてくれたなぁ・・・。この2チームはグループの組み合わせに運が無かったとはいえ、それにしても、もう少し意地を見せる事は出来なかったのか。まあそれが無理だからここまでボロボロ終了になった訳だけど。
カメルーンは前回大会に引き続いて不屈のライオンの面目を全く保てない大会になってしまったが(というか”不屈”とか”ライオン”の称号は一旦捨て去るべきだろう)、でも最後はブラジル相手に一度は追い付く1点を取って一矢を報いただけでも褒めてあげるべきか。逆にスペインなんてここまで目を覆うばかりの散々だったのに、何も最後だけ本領を発揮しなくても良いじゃないか。2度の海戦で大敗した無敵ではない艦隊が、帰投中に護衛艦が少ない敵輸送船団を発見し、残っている砲弾をぶちまけるだけぶちまけて去っていくようなもの。これでは完全に鬱憤晴らしの弱い者イジメではないか!この餌食となってしまったオージー船団もたまったものではないな。スピラには良い経験になっただろうけど。でもしつこいのを承知で何度も言うが、ワールドカップで指揮を執るオジェックを見たかった。

しかしまあ、ここまでスペイン以外は順当な成績を収めているので、まだ極端に狂うような出来事は起こっていないかな。しいて言うなら大物喰いを続けてやってしまったコスタリカが不気味なんだけど、それはそれで良いとして、今回は意表を突くカウンター戦術を敢行したオランダに破れたチリだが、今回は単純にオランダが強かっただけとして、チリは決勝トーナメントでの戦いが気になるところ。かつて一世を風靡したサ・サコンビの時代が終わっても、ここまで地味に攻撃力を維持しながら南米2強の間に割って入ろうとしているチリが、ここから先どこまで勝ち上がれるかによって南米サッカーの底上げ度が見えてくる。南米勢に細かい守備は期待出来ないんだけど、その分を攻撃力で何処まで補えるかのサッカーを見る場合は、世界的な守備的選手をも要するブラジルやアルゼンチンよりも、地味なチリの方を基準に見た方が面白いと言える。もちろんこれはエクアドルやコロンビアにも同じ事が言える訳だが。そんなコロンビアと日本の試合が迫って来たな。


試合結果/1次リーグ24日
グループB オーストラリア0-3スペイン
グループB オランダ2-0チリ
グループA カメルーン1-4ブラジル
グループA クロアチア1-3メキシコ

明日の試合/1次リーグ25日
グループD ◆コスタリカ-イングランド ~ミネイラン競技場/ベロオリゾンテ1:00
グループD ◆イタリア-ウルグアイ ~ドゥナス競技場/ナタール1:00
グループC ◆日本-コロンビア ~パンタナル・アリーナ/クイアバ5:00
グループC ◆ギリシャ-コートジボワール ~カステラン競技場/フォルタレーザ5:00




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ポルトガルもアメリカも後半は白熱の展開だったな。これも好試合として記憶に残るものになるはず。ただひとつ思うに、いくらロスタイムにアメリカに追い付いたとはいえ、ポルトガルは力で押したというよりは、アメリカの守備のミスから棚ボタで先制したのと、1度はアメリカに逆転を許している訳で、ドイツ戦でも(ペペの1発退場劇含めて)ボロボロの失態を演じた事を含めて、一体ポルトガルの真の力は何処にあるのだろう?良くも悪くもCロナウドばかりが目立ち過ぎて、何となく中身が見えないチームになっている気がする。
アメリカは年を増す事に力を付けて来ている。単純に見ても強くなって来ている事に加えて、長くアメリカに住んでこの国の何もかもを隅から隅まで熟知していたクリンスマンが、監督就任3年間で目の見張るような組織力と攻撃力が融合するチームを作り上げた。これとは対照的に・・・ポルトガルは前回大会から差ほどレベルアップしていないかそのままか、もしかすると弱くなった感じもありで、そしてアメリカは明らかに強くなった。それが今大会にモロに現れているようだ。

しかしこれでグループGは混戦模様・・・な筈が、ところが3巡目でドイツとアメリカが当たる事から、この両者がドロー試合を演じてしまえば、どちらも決勝トーナメントに勝ち進められる。元師弟関係のクリンスマンとレーヴが口裏を合わせて・・・なーんて事はしないだろうし、絶対にあってはならない事だからやらないだろうけど、真面目な話これでドイツとアメリカの試合は、色々な角度から注目を浴びる試合になる。というか、冗談とはいえそういう事を考えてしまう自分も何だかなぁ。ドイツファンでありクリンスマンファンとして大反省。
まあドイツは初戦で叩き出した4得点で得失点差の貯金があるから、守備が崩れなければ大丈夫だろう。問題は勝ち点は4だけど得失点差ではガーナとは安全圏ではないアメリカ。最後は得失点差が命運を分ける事になるかもしれない。グループGは最後まで目が離せない。

しっかし一方のグループHでは、絶体絶命の韓国のサポーターが、また相手国選手にレーザーポインター攻撃疑惑か。日韓大会での反省が完全に消滅か。この国は懲りないなぁ・・・。


試合結果/1次リーグ23日
グループH ベルギー1-0ロシア
グループH 韓国2-4アルジェリア
グループG アメリカ2-2ポルトガル

明日の試合/1次リーグ24日
グループB ◆オーストラリア-スペイン ~バイシャダ・アリーナ/クリティーバ1:00
グループB ◆オランダ-チリ ~サンパウロ・アリーナ/サンパウロ1:00
グループA ◆カメルーン-ブラジル ~ブラジリア国立競技場/ブラジリア5:00
グループA ◆クロアチア-メキシコ ~ペルナンプコ・アリーナ/レシフェ5:00
 



ワールドカップの最中、山岸へレンタル移籍の山形が・・・もとい、山形へレンタル移籍の山岸が早速J2デビュー。讃岐が相手とはいえ完封勝利に貢献。おめでとう。しかし夢の祭典の最中もお構いなしのJ2、厳しい現実だなぁ・・・。

その夢の祭典。早朝の目を覚まさせる、もの凄い高レベルの試合。というが自分の目が覚めたのは無理にブラック珈琲を飲んだせいだという話はどっかに置いておいて、真面目な話、大会ここまでベストマッチかもしれない。元主従国同士の白熱した戦いは、全体会でもそうだったように、今大会も素晴らしい戦いを披露してくれた。見所は満載。先ず両チームとも実にクリーンで、激しい展開でありながら汚いファールが限りなく少なかった。試合が佳境に入って行くに連れて集中力も少なくなって行く後半はファールが目立って来たものの、それでも特に前半から後半途中までの良い意味での潔癖感は特筆ものだった。その上で両チームとも高い組織力を保持しながらのシーソーゲーム。無駄に手数をかけない速い攻撃。得点が入った割には要所で崩れない守備のゲームだったからこそのシーソーゲーム。
それを踏まえた上でのドイツは・・・んー、前半だけでボアティング弟を下げるより、後半からボアティング弟を出してフィジカルで圧した方が良かったんじゃないかな。高温多湿の中では、疲労が影響する後半にこそ居て欲しい選手だった。それと執拗に狭いところで鋭く縦パスを入れようとしていたが、ガーナの守備が予想以上に集中していたから殆ど成功していなかった。これでミュラーが前線で孤立していた。効果的なシュートが少なかった。決定力で言えば、要のギャンを起点に少ないチャンスをモノにしたガーナが上だった。ドイツはフィニッシュ手前でのプレーが1歩遅かった。この辺はポルトガル戦でも見えたドイツらしくないポジショニングの乱れも影響しているのかもしれない。守備ラインを無理に上げて後手を踏む場面も少なくなかった。ノイアーの1人芝居発生もその影響か(苦笑)
しかしクローゼは歳を取っても相変わらず良い仕事をするものだな。途中出場からすぐに足1本でセットプレーを押し込む決定率。これでロナウドが持つワールドカップ最多15得点に並んだ。ここまで長い道程だったが、自身4大会目でついに達成。本当におめでとう。でももう歳なんだから、今回失敗したようにバク宙はやめた方が良い・・・。
さてドイツは、このドローがどう影響するか。アメリカはそうは乱れないだろうから、ここはポルトガルが乱れるかどうかによるかもしれない。明日の試合結果次第で、高レベルでの混戦模様に発展するかどうかが決まる。ドイツにとってはアメリカ戦までヤキモキする状態が続く・・・。

そんな中で地味地味同好会のボスニアが1次リーグ敗退。ジェコのゴールがオフサイド誤審判定。これが無ければどうなっていたか。しかしジェコは終了間際2度の決定機を決めきれなかった事の方が悔しいかもしれない。特に最後のポストのは、ジェコの身体の入れ方からして巧すぎる反転シュートも凄かったし、その上でキーパーの反応が神懸かりだった。それに見られるように、この試合は両チームともキーパー勝負で見応えあった内容で、エニェアマとベゴビッチ、さすがアフリカ最強、方や欧州ビッグクラブから注目されるキーパーだけある活躍。どこかのスタジアムだったら、何回某シヤッターが降りたかわからない。ただボスニアは最後尾と最前線は良いが、真ん中がタレント不足だった。この辺が4年後にどうなっているか。今回は本大会初出場という実績だけでも許されるけど、問題はこれを4年後に繋げられるかどうか・・・。


試合結果/1次リーグ22日
グループF アルゼンチン1-0イラン
グループG ドイツ2-2ガーナ
グループF ナイジェリア1-0ボスニア・ヘルツェゴビナ

明日の試合/1次リーグ23日

グループH ◆ベルギー-ロシア ~マラカナン競技場/リオデジャネイロ1:00
グループH ◆韓国-アルジェリア ~ベイラリオ競技場/ポルトアレグレ4:00
グループG ◆アメリカ-ポルトガル ~アマゾニア・アリーナ/マナウス7:00




地味なクラブが大好きな皆さん、こんにちは。今日も地味好きによる地味好きのための地味好きな地味地味同好会の、地味地味アワーの時間がやってまいり・・・なんて事にコスタリカを当てはまてしまって良いのだうか?本来なら地味な部類に入るであろうコスタリカが、初戦でウルグアイを破ったと思ったら、今度はイタリアにも勝ってしまったという・・・おーい。コスタリカってワンチョペブームが去って以来(何時の話だよ)すっかり国際舞台から目立たなくなっていたし、特別凄いと思う選手も居なかったから全く気にもしていなかったんだけど、今のコスタリカってこんなに強いんかい?死のグループにおいて、他チームにとってはまさに死神的な存在になってしまったぞ、これは。

この煽りを喰った訳ではないが、これでイングランドは1次リーグでサヨナラ決定だ。イングランドは毎回死のグループやら何やらでワールドカップ=運に見離される大会になっているから、いっそのこと次のロシア大会では、本大会出場どころかヨーロッパ予選敗退でも良いんじゃないか?それ位追い込まれればイングランドサッカー協会も大焦りして、国内リーグの在り方を見直すかもしれない。プレミアに世界中から有力外国人選手が過剰に集まり過ぎて、肝心の自国選手が著しく出場機会を奪われて育たないという問題を昔から抱えている訳だから(というのを勝てない口実にしている節もある)、そういう注目度優先のプレミアリーグを見直して、ブンデスリーガみたいに自国選手の比率が高い地道なリーグに戻せば良いんじゃないかな。まあそれには相当の改革が必要だけど。でもこれはサッカーの母国としての在り方そのものを問われている問題だぞ。

スイスとフランスは大量得点の展開だった割には面白味に欠けるから、ここは独断と偏見で華麗にスルーだな。というか自分はフランス代表は個人的に好きではない。それよりも地味地味同好会としては、やっぱりホンジュラスとエクアドルになってしまう。しかもホンジュラスは、同じどっかの中央アメリカ・カリブ地区のチームと違って、派手な大番狂わせを演じない真面目な地味地味チームだから好きだ。
恐いベルナルデス ・・・真面目な話、ロシアと韓国の試合がそうだったように、テクニックや組織で華麗に見せるサッカーよりも、泥臭くてもフィジカルで圧すような試合の方が、ある意味で見ていて迫力がある訳さ。やっているサッカーも実にシンプルで分かり易いから、見ている方も余り難しいことを考えないで普通に観戦気分で楽しめる。大将が”ラグビー選手みたい”と表現したホンジュラスの巨漢DF(ベルナルデスだっけ?)のズシリとしたFKシーンなんて大迫力ものさ。ってかあの選手、体格も凄いが、顔が凄く恐い。自分がFWだったら絶対に対峙したくない・・・。
エクアドルはFIFA公認世界最速ドリブラーのアントニオ・バレンシアの速さが余り見受けられなかったのは物足りなかったが、まあレッズも全盛期の平川が走るだけなら実はエメルソンより速かったのに、それが実際には余り目立たなかったように、足の速さにも色々と種類があるという事だろう。しかし選手の足の速さをFIFAが公認で記録しているのは初めて知った。ひとつ勉強になったぞ。というかアントニオ・バレンシアがマンUで大活躍しているように、プレミアはこういう凄い選手を地味な国からも遠慮無く沢山集め過ぎているから、イングランド代表がますますが弱くなるんだっちゅーの。


試合結果/1次リーグ21日
グループD イタリア0-1コスタリカ
グループE スイス2-5フランス
グループE ホンジュラス1-2エクアドル

明日の試合/1次リーグ22日
グループF ◆アルゼンチン-イラン ~ミネイラン競技場/ベロオリゾンテ1:00
グループG ◆ドイツ-ガーナ ~カステラン競技場/フォルタレーザ4:00
グループF ◆ナイジェリア-ボスニア・ヘルツェゴビナ ~パンタナル・アリーナ/クイアバ7:00
 



攻撃的パスサッカー主体のチームが、堅守速攻型チームを攻め立てる。徐々に我慢が出来なくなる守る堅守速攻型チームはファール連発で退場者が出る。堅守速攻型チームはこれで勝ち目が無いと見るや、ますます引いて守りに入る。ただでさえ守りの堅い堅守速攻型チームが更にドン引きに入ったものだから、ますますスペースが無くなった攻撃的パスサッカー主体のチームは、攻めるものの結局ドン引きを崩せないまま終了。
しかも日本はギリシャに対して高さとパワーでは勝てないから、ドン引きするギリシャの堅守をますます崩せなかった。スピードはドン引きには通用しないから。
どこかで何度も何度も見た光景・・・これ、どっかの日本のクラブチームが良くやってしまうパターンだよな・・・。

完全結果論だけど、日本は数的優位にならない方が、意外と点が取れていたかもしれない。その理由は冒頭の通りだが、カツラニス退場で、逆にギリシャに明確な戦略を与えてしまった時点で、こうなる事は決まっていたのかもしれない。もうそれだけ単純な話。良くあるパターンで勝てなかった。それだけ。

で、先立って行われた試合で、コロンビアがコートジボワールに勝って1次リーグ突破を決めた。次にコロンビアと当たる日本にとって、これが吉と出るか凶と出るか。
これでいくらかメンバーを落として来るかもしれないコロンビアだったら、日本はそこに付け込む隙はある。
が、日本に勝ち点で上回っているコートジボワールと次に当たるのはギリシャ。ご存知の通りギリシャはチームの要カツラニスが出場停止な上、他の主力にも怪我人が出た。これで確率的にはコートジボワールが断然有利。つまり日本は今回の試合内容で、皮肉にもコートジボワールに塩を贈る形になってしまったのだ。
日本はせっかく1次リーグの組み合わせが比較的楽なグループに入ったと言われていたのに、その組み合わせと試合順と内容が皮肉な悪戯をしている。まあ世の中こんなものだろう。後は天運次第という事で。

イングランドは皮肉にも、連敗で1次リーグ敗退が濃厚な時にやっとルーニーがゴールを記録するという・・・イングランドもルーニーも間が悪いというか、ワールドカップはいつもついていないなぁ。


試合結果/1次リーグ20日
グループC コロンビア2-1コートジボワール
グループD ウルグアイ2-1イングランド
グループC 日本0-0ギリシャ

明日の試合/1次リーグ21日
グループD ◆イタリア-コスタリカ ~ペルナンブコ・アリーナ/レシフェ1:00
グループE ◆スイス-フランス ~フォンチノバ・アリーナ/サルバドール4:00
グループE ◆ホンジュラス-エクアドル ~バイシャダ・アリーナ/クリティーバ7:00
 



敗退決定で天を仰ぐイニエスタ スペインは、何か呪われているのか?前回大会王者が1次リーグで敗退するパターンは、前回のフランスもそうだったから特別驚かないものの、でもあの時のフランス代表は内外で重大なゴタゴタを抱えたまま本大会に臨んで、選手も監督もスタッフもサッカーどころではなくなっていたからこその敗退劇だった。しかし今回のスペインは?
自分はスペイン代表には興味薄だからその辺の事情は良く知らないものの、たいした問題もなく本大会に臨んでのこれだったのだとしたら、もう失態中の失態と言わざるを得ない。
ただスペインが前回大会で優勝した理由は、驚異的な守備力だった。表向きは当時のバルセロナの美しいパスサッカーブームそのままに、代表でも華麗なパスサッカーで世界を席巻したように思われているが、それは大きな間違いで、実は華麗と思われているパスサッカーは余程の攻撃力を持たない限りは得点力に乏しく、それが例外ではなかった当時のスペイン代表が勝ち進めた理由は、強固な守備力を誇っていたからこそだった。それはスペインが前回大会において大半の試合が1-0勝利だったという、数字の現実が表している。しかし・・・今回その守備が崩壊しているところを見ると、敗退の理由はそれ一本だろう。まあ自分はスペインサッカーに詳しくないので、では4年を経てどうしてここまで著しく守備力が低下したのかの明確な理由はわからない。でもやはり、攻撃だけのチームでは長続きせず、どこかでボロが出るものなのだろう。それは全世界における現代サッカー事情が素直に表している。近年明確なパスサッカーに移行しているバイエルンとて、その影では強固な守備力に支えられているからこそであり、そして現にアジアの東の外れの小さな島国の何とかというチームがそうだったように、明確な守備力を持たないチームは、やはり限界が来るのも早い。皮肉にもそれを前回大会王者が証明してしまった。

しかし同グループで守備の調子が良くない同士なら、まだ2戦とも点は取れているオーストラリアの方がいくらかマシだろうな。スペインは前回大会王者だから相手が何処だろうと言い訳は効かないが、オーストラリアは明かな格上相手に1度は追い付いたり接戦だったりの、意地を見せた上での連敗だから、仕方がない面が大いにある。元レッズのスピラがレギュラーを勝ち取って守っているから贔屓する訳ではないが、意地すら見せられないまま敗退が決定したスペインと比べたら、遙かに頑張っている方だろう。
とはいえ、オージー協会は守備に不安がある理由でオジェックを解任しやがったのに、後任が不安要素を全く解消できないまま来て、結局は本大会であっさり1次リーグ敗退となった以上、オジェック解任は間違っていたという事になる。まあ結果論だけど。でもプロは結果が全てなのだ。

カメルーンもあっさりと1次リーグ敗退が決定。タレント軍団のクロアチア相手では仕方がない面はあるが、そもそもソングの乱暴行為による一発退場が引き金の大敗劇な訳だから、もう何をやっているんだという感じ。そりゃ負けるに決まっている。
でも過去を振り返ると、エムボマと全盛期のエトーが共に代表で居た頃のカメルーンは、”怖さ”が伴う強さがあった。しかしこの2戦、カメルーンに怖さは全く見られなかった。2戦とも相手が悪かった事実はあるが、それにしても何がやりたいのかさっぱりわからないサッカーで、すっかり迫力が無くなってしまった。4年前から続く崩壊気味だったチームのまま、エトーの後継者も現れない不運はあるが、アフリカサッカーを熟知しているはずのフィンケが、一体全体このチームをどういう方法で育てようとしたのか、カメルーンにはそれだけ首を傾げる部分が多い。この試合の終了間際に起きた仲間割れと暴力行為は、良くないチーム状態を表す極めつけだろう。
まあ元々カメルーンは常日頃から問題事が絶えないチームなのだから、結局フィンケでは荷が重過ぎたのだ。その証拠にエトーとフィンケの確執が取り沙汰されたり、選手が本大会行きボイコットの騒ぎまで引き起こしていたのだから、これでは前回大会のフランス同様、サッカーどころの話ではなかったのかもしれないが。
でもこれでフィンケはレッズでもケルンでもカメルーンでも、評判は落とすが実績は作れないままになってしまった。この人はやはり、フライブルクのような地方の目立たない小クラブで、言う事を聞く選手だけを集めて、自分のやりたいように、コツコツ地味に静かに働いているべきだったんだよ、悲しいけれど・・・。


試合結果/1次リーグ19日
グループB オーストラリア2-3オランダ
グループB スペイン0-2チリ
グループA カメルーン0-4クロアチア

明日の試合/1次リーグ20日
グループC ◆コロンビア-コートジボワール ~ブラジリア国立競技場/ブラジリア1:00
グループD ◆ウルグアイ-イングランド ~サンパウロ・アリーナ/サンパウロ4:00
グループC ◆日本-ギリシャ ~ドゥナス競技場/ナタール7:00




ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第9節 浦和0-1ガ大阪 得点/78分・坂本(ガ大) ・・・次の試合/YBCルヴァンカップ2回戦 鳥取-浦和(Axisバードスタジアム=4月24日19:30キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
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