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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

年明けからマイナス報道やネガティヴ発表からブログをスタートさせたくなかったから、あえてスコルジャ新体制の始動日を待ってから初記事という事にした。

ちなみに結局スコルツァじゃなくて、公式にスコルジャに訂正したね。ポーランド大使館からも直々にご指摘を受けては、そうせざるを得ないだろうて。
そのスコルジャの会見を見た限りでは、東欧人らしいというか至極冷静な振る舞い、落ち着いた中にも鋭さが感じられる人に感じたが、前任のリカルドが西欧人らしく情熱的だったから、それとは真逆のお国柄のスコルジャが、余計に隙が無いように見えるだけか?
このスコルジャから感じるものとして、割り切りが明確で、ある意味で冷徹な部分も含まれている風も受けた。この何を考えているかわからない不気味さが、なにやら良い緊張感を醸し出している。髭の無いジョン・カビラとか冗談を言っていると、痛い目に会うかもしれない。
選手も去年までの仲良しゴッコなんぞしていないで、気を引き締めてライバルを蹴落とす気概で必死にアピールしないと、少し手を抜いただけで一瞬でふるい落とされるかも。なんていう厳しさを期待してしまう。

新体制だから当然と言えば当然だが、それにしてもコーチ陣も含めて、結構な人数を連れて来たな。成功する指揮官には優秀な参謀が居るのが法則だが、そういうコーチ陣にも期待するのは勿論だが、去年スペ状態を連発した状況から鑑みて、フィジコが本当に優秀な人である事を切に願うよ。
しかしこのコーチの中に、池田伸がトップ人事入りしたのが意外だったが、ややお硬いイメージで未知なる部分が含まれている東欧人内閣に於いては、伸康のようなお笑いキャラを1人置くのは、クッションを作る必要性からも良い考えかもしれない。但し伸康自体が行き過ぎる性格を孕んでいるから、やり過ぎてスコルジャや他のポーランド人コーチにウザったがられなければ良いが(苦笑)

同時に来季の背番号が発表されたが、これまでJリーグでは50番までだった番号の限界が、今季から一気に99番まで解放されたから、もっと幅広い付け方に期待したが、51番以降は今のところ大畑の66番だけか。ダミアン一歩手前だな。あと誰か99番を着ければ良かったのに。99番は売れそうに思うんだけどな。

って、あれ?アル・サッド行きが報道されていた岩波は、普通に居るじゃん。これは残留と見て良いのか?いやいや背番号が発表されてから移籍とか、過去に幾らでも例があるから、まだまだ油断は出来んか?

とすると、ホイブロテンは本当に来るのだろうか?報道ではクラブ間合意に続き、本人とも3年契約合意報道が流れたから、ホイブロテンは決定だとは思いたいけれど。だとしたら本当ならば今日の指導日に公式発表が間に合ってほしかったが、そうも行かないところがヤキモキさせる。

30番に興梠の名前が復活したのが嬉しい反面で、うーん、やはりここに去年までの7番が抜けているのがさびしいというか、辛いというか、発表が昨日だっただけに、尚更ポッカリ穴が空いたようだ。それだけの失った大きな存在感と、そして今のところは、明らかな戦力ダウンを感じている。

そこで一応書いておくと、ユンカーの名古屋移籍は、覚悟していたから今更感もあるが、新体制会見の前日に、やっつけ仕事のように発表されるレベルの放出劇ではないのは、本来ならば確かな話だ。
ただ移籍の経緯を探ると、ユンカー本人は来季もレッズでのプレーを望んでいたが、昨年の起用方から度々不満な態度を見せていた部分をクラブが重く見て、秩序を乱しかねない選手を自ら放出した感じ。
戦力より規律を優先するのは、マトモな会社ならば当たり前なところ、昔はそういう部分に甘さがあったレッズからすると、振り替えれば柏木放出以来、度々シビアな姿勢を見せるクラブの本気度は年々上がっている。これを繰り返す事で緊張感が生まれ、規律の重要性の自覚と競争力が増し、これで組織が成長して行く。そこは変革のポジティヴな部分として捉えたい。

ユンカーそのものの放出は痛いが、グロインペインや火種を抱える選手を保有し続けるリスクを考えたら、今回の放出劇も已む無しと捉えるしかない。
ただレッズが損をしてはならない。ホームゲームだけ出場不可とか歪な条件が不可解だが、金銭面にしても、買い取りオプションの有無はともかく、名古屋が1年分のレンタル料を、年俸の満額払ってくれなければ納得が行かない。そこだけが気掛かりだ。
尤もユンカーと名古屋とレッズの関係を考えると、2年前に元々名古屋が先にユンカーに接触して、そこで破綻してからレッズが獲得に動いた経緯があるから、名古屋からしたら、2年越しで元々の狙いの鞘に収まっただけの話か・・・。

しかしFWは現時点で、1番計算できる選手が抜けた。去年いきなりの肉離れが響き殆ど使われなかったリンセンが新戦力みたいなものだが、いくらフェイエの実績はあっても、日本での実績が無い以上は、使い続けてみないとわからない。
興梠は存在感はあるが、年齢を考えたらフル稼働は無理。髙橋はJ1未知数。シャルクはFWというよりアタッカーに近く、点取り役として見るには厳しい(というか移籍の可能性も残る)。

これで本当に噂されているギアクマキスの獲得を狙っているのだとしたら、是が非でも来てもらいたいが、しかしそう簡単に獲れるレベルの選手ではない。というかとんでもない金額を要する。
金額面からしたら、ユンカーで名古屋からキチンと高額で満額のレンタル料を獲得した可能性が高いが、問題はオランダで得点王、翌セルティックでもトップスコアラーと、いくら遅咲きとはいえ、このワールドクラスを獲得できるだけの力がレッズにあるのか?
去年も話題になったブリントの件が事実だったとしたら、引き続き大物狙いを続けているのもわかるが、果たして?

江坂やユンカー放出ショックの穴を埋めるかのように、景気の良い話も続いているのは良いが、こうなると駄目だった時のショックもデカいから、先ずはホイブロテン、早く公式発表が来てくれ・・・!!
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ワールドカップが終わったら、堰を切ったように嬉しい公式発表があるかと期待していたのだが、それに反してここまで、クリスマスプレゼント発表も無く、強烈に目が覚めるようなレベルの選手獲得に関する公式発表が無いまま、ついにあと数日で今年も1年が暮れようとしている。

吉田や髙橋の獲得や、興梠や荻原のレンタルバックの発表はあったものの、これらは戦力が大幅にアップされるレベルではなく、それどころか江坂の移籍も発表されてしまうし、これに報道通りだとしたら、岩波やユンカーやシャルク放出の可能性も残されているのだから、現状は例年に比べたら、実に良くないストーブリーグが続いている。今のところ大きな希望は、ホイブロテン報道くらいか。
司令塔タイプの江坂を放出して、武田も大宮から水戸へレンタル延長だから、こうなると同タイプが小泉しか居なくなってしまう。このポジションをこんなに層を薄くして大丈夫なのだろうか?
尤も、スコルジャは縦に速いサッカーを志向するから、変わりにポゼッションの必要性は下がるだろうし、下手したらチャンス時にブレーキや各駅停車になる弊害も含む司令塔タイプは、そう必要ないという考えなのか?
だとしたら、そういうサッカーに絶対に反発する江坂と、縦に速い荻原や髙橋、最前線でボールが収まる興梠と、ここまで全て府に落ちる。

本当かガセかは、時間が経過して真実は藪の中かもしれんが、ワールドカップ前の10月に、オランダA代表デイリー・ブリントと本人乗り気の合意寸前だったという、驚愕の話が出て来て今朝から大騒ぎ。
ちょっと嘘っぽい気がするが、まあ仮に本当だったとしても、結局は破綻したとの事だから、今更これに驚いたところで無意味なんだけどさ。
CBであり左の上がり目も可能なレフティだから、補強ポイントとしては合致するが、しかしこの選手、カタール大会の代表に選出されるオランダの現役代表であり、しかも同代表のスタメンレギュラーである。こんな大物を本気で獲れる可能性があったとは、にわかに信じ難い。
過去から三菱とは親密だったアヤックス所属だから、三菱が獲得資金を調達して熱烈に口利きしたという可能性は捨てきれないが、現実的に考えたら、今の日本では余程の事がなければ手が出ない欧州6大サッカー強国の現役A代表、それも主力クラス選手に、単体の高額年俸が払える資金力が、果たして今のレッズあるのかどうかは疑わしい。
その前にピークを過ぎた30代後半の選手なら無くはないが、32歳とまだまだ現役ワールドクラスの選手が、今の日本に来るメリットは何かを考えると、やはり信じられん。

これ現選手のデイリー・ブリントじゃなくて、実はデイリーの父ちゃん、つまりアヤックスやオランダ代表で監督を務めたダニー・ブリントにオファーしたのを、記者か誰かが勘違いして、デイリー・ブリントと報じてしまっただけの話なんじゃないのかい?
だって破綻した時期が10月なんだから、だとしたらレッズフロントが新監督を探していた時期とも被り、しかもダニーが志向するサッカーは、レッズフロントが求めるスピードを伴う攻撃的サッカーである。更にレッズにはオランダ人選手が2人所属中。一応だが結構合致する部分が様々ある。もしそこでダニーと破綻して、そこからスコルジャなら、これならば辻褄が合う。

そうだ、そういう事にしよう。だってオランダ現役代表を獲得寸前だったのが事実ならば、本人は乗り気だったのに寸前破綻したとか、勿体なさ過ぎて悔しいじゃないか。
過去にグリマンディと契約直前まで行って、大原の当時ショボいクラブハウスを見たグリマンディから「私にもプライドがある」と言われて、一転向こうから断られたトラウマがあるから、大物を狙って合意寸前で破綻という話は、正直あんまり聞きたくないのだ。
しかもこれで照準をホイブロテンに切り替えたのだとしたら、ホイブロテンが決して良くないという話ではないのは前提だが、それでもブリントと比べてしまうというか、これで脳裏にブリントの存在が残ってしまい、暫くモヤモヤ感が続いてしまうだろう・・・。

しっかし師走になると、こう変な話が出て来るのも世の常だから、それにいちいち一喜一憂していたら身が保たないが、今年のレッズのストーブリーグは、例年に比べてイライラヤキモキさせられているのは事実。
嗚呼もう少しスッキリした形で年越を迎えたかったが、大晦日までに何か景気の良い発表が有れば良いが、しかしここから未だ未だ波乱が続く覚悟をしておかないと。

という事で、今年はこれで書き納めとします。
コロナ禍のACLとワールドカップイヤー。その余波でJリーグも実に慌ただしいシーズンでしたが、だからこそ来年は落ち着いてレッズを応援できるよう願いつつ、皆様今年もお疲れ様でした。

良い年をお迎えください。
それでは。
例の報道されていたポーランド人の監督、本当に来た・・・。

◆マシエイ スコルツァ監督就任のお知らせ(レッズオフィシャル)

公式のマシエイ・スコルツァの顔を見た時、一瞬髭の無いジョン・カビラか?と錯覚したが、もちろんジョン・カビラではなくて、どうやら本物のマシエイ・スコルツァのようだ。

その前に、バイアーロルツァーやマッシモの報道は一体何だったんだ?という話だが、まあこの両者は、結局は単なるリストアップか、良くて水面下でスコルツァと同時の交渉相手だっただけだろう。

それよか、新監督就任の公式発表は、本当の意味で今年の最終戦となるフランクフルト戦の終了後すぐだと予想していたが、まあ公式戦が終了した後だから理に敵っているとはいえ、それでもこの早いタイミングでの公式発表は、少しだけ予想外だった。
クラブが例年はダラダラ先延ばししてサポーターの気持ちが落ち着いた頃に掲載していたマニュアル的1年振り返り作文を、意外にもやたら早目に掲載したのも、スコルツァの監督就任をこのタイミングで発表したかったからかと、府に落ちた感がある。

チームとしては、リーグ戦の前にACL決勝が控えている以上、早く体制作りをしてチームを固める必要はあった筈だから、とにかく一刻でも早く来季に向けた新監督就任を決めて、チーム体制を整える必要があったのは、理解できる。

ただサポーター目線というか、個人的にこのスコルツァという人物は、今回報道されてからが初耳で、自分かなり昔からドイツ好きのブンデスリーガは良く見て来ているから、比較的ドイツサッカーは得意分野なんだけど、それから外れていきなりポーランド人で、プロ選手としては同国で2年間しかプレーしていない上に、指導者キャリアでは率いたクラブは多い割に、殆どがポーランド国内での指導歴で、少し中東に出た事があるという人だから、未だに「誰?」という感情が大半で、本当にどういう人物かまるでわからないから、何と言って良いやら、まるでチンプンカンプンである。

何か本国ポーランドでは、監督としてかなりの高実績の経歴みたいだから、そこを考えると期待値が高いのだが、そもそも自分ポーランドリーグは全く馴染みが無いから、本当に全くわからんし、井の中の蛙にならなければ良いが・・・。

まあ肝心なのは国籍ではなく、指導者としての力量と、どういうサッカーを志向し指導しているのか?という事だが、そこも今は全くわからんから、何をどう言って良いやら・・・?

尤もフロントというか今の強化部が継続したいコンセプト、求めるサッカーは3年前からだいたいはわかっているから、スコルツァは、つまりそういうサッカーを指導できる、リカルドより期待できる指導者だからこそ招聘したのは確かだろう。
今は、もうそういう部分しか見えて来ないのが実状であり、この監督の人物像は、おいおい調べて行きながら、見て、ゆっくり順々に評価して行くしかない。

何れにしてもレッズにとって、日本が初で未知数の監督はフィンケ以来であり、個人的にフィンケはフライブルク時代から、同クラブを16年間支配した監督としと知っていたが(だから自分は大反対したんだけど)、スコルツァは個人的に全く知らない人。だから賛成も反対も、どちらも選べない。
それだけに、何もかもがわからない人だけに、本当の意味で、楽しみ半分、不安半分な監督になる。

とりあえず、顔がジョン・カビラに似ているという部分だけ親しみを持ちながら、本国ポーランドでの実績がそのままレッズでの成功になるよう、期待しよう。

先ずは、ジョン・カ、じゃなかった、スコルツァさん、浦和へようこそ。
公式戦日程が終了した途端に選手の動向が堰を切ったように流れ出すのは毎年の事だが、その中でも興梠の復帰報道にはぶったまげた。

興梠が自ら希望しての札幌へのレンタル移籍が決まった時に、ショックとともに、年齢的な事やミシャの存在を考えると、恐らくは片道切符になるだろうと思っていたから、この復帰報道にはストレートに驚いている。

この報道が本当だとしたら・・・、

ローストチキンこおろぎの存在が興梠復帰の原動力だな。
・・・というのは冗談だが(あながち冗談でもない部分はあるだろうけど)、自分は過去ここでリカルド就任時点で書いた通り、リカルド体制以前はフリーマンとして遊撃的な選手を自覚していた興梠にとって、プレーエリアの積極的な確保と全体的な連動性を高次元で求められるポジショナルサッカーに於いて、タイプが全く違う興梠は合わないと危惧し指摘した。
そしてその通りに、リカルド下では全くと言って良いほど興梠は機能せず、それまで記録を達成するまでに前年まで2桁得点を維持して来た興梠の得点力は、リカルド下ではいきなり深刻な大幅レベルで激減してしまった。

やはりリカルドのサッカーと自身のプレースタイルは絶対に合わないと改めて自覚した興梠は、高年俸契約が来季も存在するにも拘わらず、慰留するクラブに背を向ける形で、自ら希望して自分を生かせ慕うミシャの指揮する北海道の地へ旅立ってしまった。

札幌としても伸二に続き、興梠という日本サッカー界のレジェンドを確保する事は、ブランド価値を著しく高めるから、高年俸を肩替わりしてでもレンタル獲得したのであろうし、このレジェンドを近い将来スタッフ入閣を見据えての、そのまま興梠を札幌の選手として残したかった部分はあるだろうが、ところが意外にも、興梠とは合わないサッカーをするリカルドが今季限りで契約解除となった事で、興梠自身がレッズに戻る大義名分が出来てしまった。

凄い流れである。野球で言えばカープへまさかの補償奪取された長野が巨人に電撃復帰するように、サッカー業界も、何が起こるかわからない。
完全に片道切符と予想した自分も、リカルドの3年目があるだろうと確信していたからこそ、それに合わない興梠のレッズ復帰は無いだろうと予想していたのだが、その予想が180度見事に外れては、ここに来てレッズ復帰報道である。
興梠が札幌残留を希望するならば、興梠を重宝しているミシャは手放す理由は無いし、資金面では決して潤沢とは言えない札幌が来季の興梠の給料を払えないから、というのはあるかもしれないが、何れにしても興梠からしたら、リカルドが去るレッズに復帰するには、渡りに船だろう。

興梠が復帰するならば、素直に嬉しい。
ただ、問題はここから。

一番肝心な部分である、戦力として機能するのか?という点である。
いくら毎年2桁得点をキープしていた点取り屋であっても、それはあくまで3年前までの話。札幌でもいぶし銀のプレーで魅せる部分はあったとはいえ、点取り屋としての存在感は眼に見えて衰えているのは確かだし、そして何より明らかなキャリアの最終盤を迎えている年齢に於いて、果たして何処まで動けるのか、活躍できるのか、その懸念材料を消すだけの限りあるA契約保有枠1つを使ってまで復帰させるだけの価値があるのか、という当然の見方は発生する。

またサポーター目線では次の監督が報道だけで、未だ正式にわかっていない現状、そもそも新監督がどういうサッカーをするのか、そのサッカーに合うのか?という不安も。
尤も水面下で次期監督は内定済であろうし、復帰が事実ならば、興梠もその中身を聞かされた上での復帰であろうし、いくらクラブがレジェンドの存在を強く感じて、最後はレッズの選手として引退させる為に復帰させたくとも、何より新監督自身が、行うサッカーから端から構想外のタイプの大ベテラン選手の復帰を、わざわざ受け入れてまで契約するリスクを負う訳もないだろうから、次の監督の志向するサッカーが、少なくとも興梠が取りつく島も無いほど全く合わないサッカーではないだろうという逆算予想は出来る。

こう色々と考えると、興梠復帰の準備は整っていると言えるから、後は札幌とのレンタル契約期間が満了した上での、正式なレッズ復帰の発表を待つだけという事になる。

それが実に待ち遠しいが、だからこそ早く、「おかえり慎三」と言いたいソワソワした自分が居る。
噂され報道されていた通り、リカルドが契約解除となった。

◆リカルド・ロドリゲス監督との契約について(レッズオフィシャル)

しかし本来ならば、フロントが継続性を掲げていた以上、余程に成績が落ち込まない以上、そしてACL決勝が存在している以上は、個人的には続投と思っていた。
だから、ここでの打ち切りは個人的に残念でたまらないし、これでまたフロントに対して疑問符が。

ただフロントとしては、3年計画が失敗した以上、仕切り直す方の道を選んだのであろうし、リカルドとて求められた結果を達成できなかった責任を負う形で、契約解除を受け入れたのかもしれない。またもしかしたら、契約内にリーグ優勝ノルマが存在していた可能性もある。

一方でリカルド続投で来季リーグ優勝するようなチームになるのかと問われれば、そこは今季途中からのリカルドのチーム運営を見ていると、自信を持って来季に期待を持てるとは言えない部分はあるのだが、しかし一方で責任を蜥蜴の尻尾切りのようにリカルドだけに負わせたような気がして、納得が行かない部分はある。

もちろんプロの世界だから、情に流されてはいけないのは理解しているが、リカルドは人間性は凄い良い人だし、指導者としても脂が乗って行く年齢だけに、まだまだ来季に向けて希望と期待の要素も多く含みながらのお別れとなるのは、後ろ髪を引かれる思いである。
しかし・・・こうなってしまっては・・・もはや、どうにもならない。

今はただ々々、リカルドに対しては、天皇杯優勝のタイトルと富士フィルムカップ優勝、そしてACL決勝進出をもたらしてくれた事に感謝するだけだ。
不様な敗戦をきしても、遠いアウェーでも、最後の選手挨拶時に本当に申し訳なさそうにサポーターの前に来て頭を下げるリカルドの真摯な姿、その誠実性を永遠に忘れないよ・・・。

221029ザ・ヤケ酒 ちなみに先日のマリノス戦の敗戦後に、画像通り新横浜でザ・ヤケ酒になった訳だが、ここでもリカルドの去就はだいたい判明していたから、ある意味でリカルドに対する惜別の思いを込めたヤケ酒になった訳だ。

で、

後任は、アヒム・バイアーロルツァー?

ただこの人、知名度は高い割に継続性ある監督成功歴が少ないから、監督と言うよりマネージャー的な方が向いている気がするのだが、つまり昔からブンデスリーガを見ている自分からすると、レッズに関係するならばフィンケ以来、再び「なんじゃそれ」的な人選になるのだが、今の事情からしたら、ちょっとわからくもない人選でもあるし。
ただどういう経緯でこの人に行き当たったのかわからんが、フランクフルトと提携を開始したのも、この含みかな?と思うところはある。ドイツ繋がりでフランクフルトから紹介されたのであろうか?バインも絡んでいたら更に面白いけど。
そういや昔、提携先のバイエルンからトーマス・ドルを紹介されたのに、それをスルーしてフィンケを選んで、せっかく斡旋してくれていたバイエルンや、フィンケに大反対したアドバイザー契約していたギドを怒らせた失敗があるからな。もし今回フランクフルトから紹介されたとしたら、この過去の過ちを繰り返したくない故の素直な受け入れか?とも穿ってしまうが、ちょっと考え過ぎか?

肝心なのは、バイアーロルツァーが志向するサッカーだな。今や世界的にも広まったゲーゲンプレス、つまりユルゲン・クロップが作った戦術哲学で、バイアーロルツァーも志向する彼が指導者キャリアをスタートさせたRBライプツィヒで継続される、つまりゲーゲンプレスと同様の戦術で、レッドブルグループクラブで一時代を築いたラルフ・ラングニックが吟味し確立した戦術は、ある意味でレッズの強化部が求めるサッカーと一部で合う部分はあるのだが。このサッカーを機能させるには運動量が絶対的に求められるという点に於いても、今季開幕前に若い選手を揃えているのは、良い状況ではある。
しかし、中身は、細かい部分から見ると、リカルドがやって来た極端なポゼッション重視と、ラングニックスタイルによるアンチポゼッションとは、真逆な部分がある。
合致しているのは、前からのハイプレスとショートカウンターだが、手数を掛け過ぎるポゼッション重視のリカルドのポジショナルサッカーと、手数を掛けない強引なまでの速攻がメインのラングニックスタイルは、表面上は全くの別物である。
中盤に局地的な厚みとポジショニングを保たせて中央突破を封じながら守備面の内面的な支配率を高め、つまり守備も高い意識の下で組織的という点と、そこから速い攻撃を求めたいという点はリカルドの行った戦略と戦術と同じであり、強い攻撃ありきの意識を保つ意味では、強化部の求めるサッカーとしては、一応わかるのだが・・・。
まあ後任が未だバイアーロルツァーと公式発表された訳ではないので、これだけは今騒いでも何とも言えないのだが。

更に言うと、マッシモ・フィッカンディーの名前が出るのも何故なのかわからん。それこそ日本では何れのチームも「結果は出すが守備を重視しまくりでつまらないサッカー」とのレッテルで、毎回良いところまで来ると契約を打ち切られる、不運な人として個人的には思っている。
ただ守備から入る監督は、ここで昔から一貫して書いている通り、個人的には嫌いじゃないんだけどね。
・・・あれ?そういう意味では ゲーゲンプレスとラングニックスタイルを持つバイアーロルツァーは、自分にとっては悪くないのかな・・・?もっと言うとマッシモでも?・・・何か自分がよくわからなくなって来た。

まあ次の事は追々発表されるから、今からどうこう考えて悩んでいても仕方がない。

それよりも、とにかく志半ばであったであろうリカルドの契約解除は、その期待値から言っても不完全燃焼と無念さが強いものになったのは間違いない。
野心を持っていたリカルド本人も、本当ならばレッズで真の意味で成功させて、満を持してヨーロッパに戻る事こそが狙いだったのだから。

レッズもリカルドも、本当に不完全燃焼で別れる形になってしまった。しかし過去を振り替えれば、成績上はもちろん、選手やフロントやスタッフとの確執が問題視されながら監督交代を繰り返している歴史を思ったら、その点に於いては内部事情も極端に表に出ずと、誠実なリカルドらしく立つ鳥跡を濁さずで、過去に比べて表面上は穏便な別れ方とも言えるが、しかし腑に落ちない部分と腑に落ちる部分が行ったり来たりしている別れ方になる。

こういう別れ方は、奥歯に何かモノが刺さったママというか、何かシックリ行かず、そしてやはり、さびしい・・・。

最終節、どんな結果になろうとも、自分はリカルドに、最高の拍手を贈ってサヨナラを言おう。
シャルクきたー!

◆アレックス シャルク選手 完全移籍加入クラブ間合意のお知らせ
(レッズオフィシャル)

相変わらずオフィシャルの顔写真、濃く見せるよな。それはともかくメディカルチェックが今日だったから、問題なければ今日中にオフィシャルから発表があるとは思っていたけど、その通りに無事に発表になって良かった良かった。
・・・は、良いんだけど、あえてプロ野球の開幕時間に発表しとるところ、絶対わざとだろ。これで今日の巨人戦の中継がどうでもよくなったじゃないか、どうしてくれるんだフロントよ。

で、ポジション的には取り敢えずのラストピースという事になるのかな。
彼の経歴を見ると結構地味な選手生活を送って来ているみたいで、まあオランダ人はネイハイスやオフトやヤンセンが居たから馴染みが薄い訳ではないが、シャルク自体はスイスリーグからってとこが、また最近のうちの強化部らしい獲り方だ。
性格が少々やんちゃらしいが、まあ人格者ばかりバラバラ並べるより、たまにはワイルド系を混ぜるのも、変化を生ませる意味では悪くないかもしれない。ただ多少の暴発は覚悟しておいた方が良いかも?喧嘩っ早い岩波と明本とカード上等トリオとして組ませるか。

これで補強は一段落か。西野TDも公言していたように、今回の補強に関しては苦戦していた部分が否めなかったが、ソリティウ、ゴイギンガーと深い交渉はしていたであろう獲得の期待を大いに抱かせる選手や、ネットでは願望のようにしつこくエリキが登場したり、中にはファン・デン・フルクとか一瞬で噂が消えたような選手など、ここ2ケ月で世界各地を旅したかのように、目まぐるしく色々な選手やリーグの名前が上がっては消えていた。
4月1日の移籍市場の閉め切りが押し迫って来た中でのシャルクは、完全に獲得が決定的とされての先の報道だったから、こうなると正式発表も早いものである。

中にはモーベルグみたいに、全く報道されぬまま、いきなり正式発表という例もサプライズもサプライズ過ぎて、良い意味でビックリさせられるのも時には良いのだが、やはり事前に報道されてから「本当に来るのかな?」「どんな選手なのだろう?」「来たら良いな」と色々期待や想像を膨らましつつ、その選手を調べながらワクワクして待つのも、サポーターとしての大きな楽しみ方なのだ。ただ獲得確実報道されると、1時間置きに公式を覗く必要性に迫られる大変面倒な事態に陥るが(苦笑)
まあ報道されても実際には来なかっらガッカリするし、来ないならまだしも実は他のJチーム行きだったとか(最近ではダミアンやジョン・マリが悪い例)の場合、受けるショックは半端無いけれど。

強化部が現体制に変わって実のある組織に成長してから、外国人はユンカーに始まり、ショルツ、モーベルグ、そして今回のシャルクと、よくここまで未知なる欧州人助っ人を連れて来られるまでになったものだ。
Jリーグの他クラブから引っ張って来るのも悪くはないが、J経験がある外国人だと既に他からも研究済というマイナス要素があるし、やはり他のJクラブの垢が付いていない初輸入の新外国人の方が、自力で見付けて来たという新鮮味がある。

海外とのパイプを失って、テオの言いなりで大枚叩いたり、ロビー頼みになっていたダラシナイ頃のアナログ強化部に比べたら、現在は情報処理の最先端目線を持つ西野TDのもと、ワイスカウトなどグローバルスカウティングツールを効果的に活用可能な人材を確保しつつ、代理人やエージェント会社と密に信頼関係を構築して、常に海外にも効果的なアンテナを張れる状態になった強化部の成果である。

獲得する選手や獲得元がちょっとマニアックな方向に偏っている部分は否めないが、ある意味で玄人好みとも言えるし、現実的には欧州主要リーグから引き抜くのはコロナ赤字下では金銭面からして困難だが、財政難の中で泣く泣くベテランをリストラしたり、営業努力でスポンサー資金を集めては、獲得可能な範囲内で、ここまでは明確に助っ人と言える外国人を連れて来ているフロントの苦労が忍ばれる。
他クラブを見ていると、最近は特に「あれ?獲得した外国人は何処に行っちゃったの?」って例が多い気がする。コロナ禍で日本に来たがる選手が少なくなって選り好みしている場合ではない面があるのかもしれないが、それだけ「紛い物」を掴まされている例も少なくないという事だ。

さてこれで北欧トリオのユンモーショルに、更にシャルクが加わり欧州カルテットへ。こうなるとユンシャルモーショルだな。
・・・響きがイングリモングリみたいになっとるが、ユンシャル・モーショルにすると、何処かに実際に居そうな名前になる。試しに名前検索してみたら、何か一部でエロいサイトや画像が出て来た(汗)

・・・あれ?シャルクの背番号は?オフィシャルに載っていないんだけど???
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第9節 浦和0-1ガ大阪 得点/78分・坂本(柏) ・・・次の試合/YBCルヴァンカップ2回戦 鳥取-浦和(Axisバードスタジアム=4月24日19:30キックオフ)


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